JP3131879U - ペットの歩行介助・運搬用胴輪 - Google Patents

ペットの歩行介助・運搬用胴輪 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のペットの首輪、胴輪等は、リードを取付けて犬を繋ぎ、引き廻すことだけを目的とし、よって、老齢、病気等のため歩行が困難なペットの散歩・治療通院等にペットを持上げて脚にかかる負担を軽減し、或いはペットの全身を運搬できるような、ペットの歩行介助・運搬用、胴輪を提供する。
【解決手段】ペット1に装着する胴輪部3と首輪部5を連結部6で一体に形成し、胴輪部3、首輪部5に介助・運搬用バンド10を着脱自在に連結して備えたペットの歩行介助・運搬用胴輪Aであり、飼主等が介助用バンド10を持ちペット1を持ち上げるようにして歩行を介助し、若しくは介助・運搬用バンド10でペット1の全身を持ち上げて運搬できるように備えた、ペットの歩行介助・運搬用胴輪Aによって課題を解決した。
【選択図】図6

Description

近時、ペット、主として犬(以下単にペットと記す。)を、家族同様に扱って飼育する人が増えてきている。
一方、ペットの飼育年数が長くなるに従って、老齢、病気、怪我、幼弱等の理由で、散歩等の際に、歩行が困難なペットが極めて多くなり、散歩・運動時等に飼主等がペットの歩行を介助しなければならぬ場合が多くなっており、その他、歩行が困難なため、飼主等がペットの全身を持上げ抱きかかえて介助・運搬することが必要な場合も増えているため、それらに合わせてペットの歩行介助・運搬等の対策が飼主等の間で大きな緊急の課題になってきている。
本考案は、上記課題の有効な対策として、歩行困難なペットの歩行を飼主等が介助・介護するために開発提供する、ペットの歩行介助・運搬等を容易に行なえるように備えたことを特徴とするペットの歩行介助・運搬用胴輪に係るものである。
従来一般的に使用されている首輪、胴輪等は、飼主等がペットに装着した首輪、胴輪等にリード(引き綱、繋ぎ綱等)を取付けて犬を繋ぎ、引き廻し、犬が勝手に歩き回るのをリードするためだけのものであって、当然、ペットの歩行を介助するためにペットの身体を持上げるようにしたり支えたりすることを目的として作成されていないため、強引にペットの身体を持上げ、或いは支えようとすれば、その首輪、胴輪等がペットの首や胴体に喰い込んで返ってペットに苦痛を与えてしまい、また、該首輪、胴輪等がペットの首や胴体等でずれ動いてしまうため、ペットの歩行介助・運搬用としては全く役に立たない課題があった。
よって、老齢、病気、怪我、幼弱等の理由で歩行が困難なペットの散歩・治療通院等の際に、飼主等がペットが楽に歩き易いようにペットの身体を持上げるように支持してその体重が脚にかかる負担を軽減することができ、或いは、飼主等がペットの全身を持上げ抱きかかえて介助・運搬したりすることが容易にできるような、ペットの歩行介助具・運搬用具の提供が課題とされてきた。
実用新案登録第3116464号公報 実願2006−008474号
そこで、本考案は、老齢、病気、怪我、幼弱等の理由で歩行が困難なペットの散歩・治療通院等の際に、飼主等がペットが楽に歩き易いようにペットの身体を持上げるように支持してその体重が脚にかかる負担を軽減するように歩行介助し、或いは、飼主等がペットの全身を持上げ抱きかかえて介助・運搬したりすることが容易にできる、ペットの歩行介助・運搬用胴輪を提供して、上記従来の課題を有効に解決したものである。
即ち、本考案は、ペットの胴体に内面中央部を腹部側から巻付けると共に両端部を背中側で布テープファスナー等で胴体の太さに合せて調節自在に留めるようにした略長方形の胴輪部と、ペットの首にその下側から巻付けて背中側で布テープファスナー等で首の太さに合せて調節自在に留めるようにした幅広な首輪状の首輪部を、該首輪部の後辺中央と胴輪部の前辺中央を帯状の連結部で連続形成して首輪部と胴輪部を一体に備え、
胴輪部の外面側の長手方向に、両端に連結用の金属環を取付けた少なくも1本の補強ベルトを縫着等により固着すると共に、首輪部の外面側の長手方向に、両端に連結用の金属環を取付けた補強ベルトを縫着等により固着し、
また、上記金属環に連結する連結金具を両端に取付けた長さ調節自在な介助・運搬用バンドを備えてなる、ペットの歩行介助・運搬用胴輪であり、
ペットの全身を歩行介助・運搬するときは、介助・運搬用バンドの両端の連結金具を胴輪部と首輪部の各補強ベルトの金属環に着脱自在に連結した状態で、飼主等が介助・運搬用バンドを持ちペットの全身を持上げるように支持してペットの歩行を介助し、若しくは、介助・運搬用バンドを肩掛けする等でペットの全身を持上げて運搬するように備え、
主として、ペットの後脚の歩行介助をするときは、介助・運搬用バンドの両端の連結金具を胴輪部の補強ベルトの金属環に着脱自在に連結した状態で、飼主等が介助・運搬用バンドを持ちペットの胴部・後脚を持上げるように支持してペットの歩行を介助するように備え、
また、首輪・胴輪に連結して使用する通常のリードと同様に使用するときは、介助・運搬用バンドの両端の連結金具を首輪部の補強ベルトの金属環に着脱自在に連結した状態で、飼主等が介助・運搬用バンドを持ちペットを繋ぎ、引き廻して、ペットが勝手に歩き回るのをリードするように備えたものである、ペットの歩行介助・運搬用胴輪によって課題を解決したものである。
本考案は、老齢、病気、怪我、幼弱等の理由で歩行が困難なペットの散歩・治療通院等の際に、飼主等が介助・運搬用バンドを持ってペットの全身若しくは後脚・胴部を持上げるように支持し、その体重が脚にかかる負担を軽減してペットの歩行を介助することができ、
若しくは、介助・運搬用バンドを短く調節して手提げして、または長く調節し肩掛けし胴部を横抱きに抱く等によって、ペットの全身を持上げて容易に運搬することができ、
また、通常のリードと同様に、飼主等が介助・運搬用バンドを持って、ペットを繋ぎ、引き廻して、ペットが勝手に歩き回るのをリードすることができる等、複数通りに使用できる優れた効果がある。
特に、胴輪部と首輪部を連結部を介して一体に構成し、それに補強ベルトを固着して備えて、ペットの身体に優しくフィットすると共に強固安定的に装着できるようにし、またペットの首に首輪部が装着されているためそれと一体の胴輪部がずれ動くことがないようにしたので、飼主等が歩行介助のため介助・運搬用バンドを持ってペットを持上げ支えるようにしたとき、或いは、運搬のため介助・運搬用バンドを肩に掛けする等によってペットの全身を持上げ抱きかかえたときに、ペットに身体的苦痛・負担を与えること無しに、極めて安定的に持上げ支持して歩行介助・運搬できる優れた特徴がある。
以下、図面により、本考案の実施例につき説明する。
図1は本考案実施例の正面図、図2は背面図、図3は図1の介助・運搬用バンドを外した平面図、図4は図3を展開した状態の外面図、
図5は介助・運搬用バンドの展開平面図、図6は胴輪部と首輪部に連結した介助・運搬用バンドを肩に掛けてペットを運搬する場合の使用説明図、図7は胴輪部に連結した介助・運搬用バンドを持上げてペットの後脚を介助する場合の使用説明図、図8は首輪部に連結した介助・運搬用バンドを通常のリードと同様に使用する場合の説明図である。
符号、Aは本考案実施例、1はペット(犬)、2は布テープファスナー(胴輪部)、3は胴輪部、4は布テープファスナー(首輪部)、5は首輪部、6は連結部、7aは胴輪部の補強ベルト、7bは首輪部の補強ベルト、8は各補強ベルトの両端の金属環、9は各補強ベルトの両端の金属環を結束する結束バンド、10は介助・運搬用バンド、11は介助・運搬用バンドの両端の連結金具である。
ペット1の胴体に中央部内面を腹部側から巻付けると共に両端部を背中側で布テープファスナー2等で胴体の太さに合せて調節自在に留めるようにした略長方形の胴輪部3と、ペット1の首にその下側から巻付けて背中側で布テープファスナー4等で首の太さに合せて調節自在に留めるようにした幅広な首輪状の首輪部5を、該首輪部5の後辺中央と胴輪部3の前辺中央を帯状の連結部6で連続形成して首輪部5と胴輪部3を一体に備え、
胴輪部3の外面側の長手方向に、両端に連結用の金属環8、8を取付けた少なくも1本の補強ベルト7aを縫着等により固着すると共に、首輪部5の外面側の長手方向に、両端に連結用の金属環8、8を取付けた補強ベルト7bを縫着等により固着し、
また、上記金属環8に連結する連結金具11、11を両端に取付けた長さ調節自在な介助・運搬用バンド10を備えてなる、ペットの歩行介助・運搬用胴輪Aであり、
ペット1の全身を歩行介助・運搬するときは、介助・運搬用バンド10の両端の連結金具11、11を胴輪部3と首輪部5の各補強ベルト7a、7bの金属環8に着脱自在に連結した状態で、飼主等が介助・運搬用バンド10を持ちペット1の全身を持上げるように支持してペット1の歩行を介助し、若しくは、介助・運搬用バンド10を短く調節して手提げして、または長く調節し肩掛けし胴部を横抱きに抱く等によって、ペット1の全身を持上げて容易に運搬することができるように備え、
主として、ペット1の後脚の歩行介助をするときは、介助・運搬用バンド10の両端の連結金具11、11を胴輪部3の補強ベルト7aの金属環8に着脱自在に連結した状態で、飼主等が介助・運搬用バンド10を持ちペット1の胴部・後脚を持上げるように支持してペット1の歩行を介助するように備え、
また、首輪・胴輪に連結して使用する通常のリードと同様に使用するときは、介助・運搬用バンド10の両端の連結金具11、11を首輪部5の補強ベルト7bの金属環8に着脱自在に連結した状態で、飼主等が介助・運搬用バンド10を持ちペット1を繋ぎ、引き廻して、ペット1が勝手に歩き回るのをリードするように備えたものである、ペット1の歩行介助・運搬用胴輪Aである。
符号9は補強ベルト7a、7bの各両端の金属環8と8を結束する結束バンドである。
本考案ペットの歩行介助・運搬用胴輪は、最も一般的なペットである犬用としてに限らず、四足歩行するペットの歩行・運搬介助用具として極めて広い利用可能性がある。
また、介助・運搬用バンドの連結部位を適宜変更・選択し、長さを調節することによって、複数の用途・使用態様に即応し得る利便性がある。
本考案実施例の正面図。 背面図。 図1の介助・運搬用バンドを外した平面図。 図3を展開した状態の外面図。 介助・運搬用バンドの展開平面図。 胴輪部と首輪部に連結した介助・運搬用バンドを肩に掛けてペットを運搬する場合の使用説明図。 胴輪部に連結した介助・運搬用バンドを持上げてペットの後脚を介助する場合の使用説明図。 首輪部に連結した介助・運搬用バンドを通常のリードと同様に使用する場合の説明図。
符号の説明
A 本考案実施例
1 ペット(犬)
2 布テープファスナー(胴輪部)
3 胴輪部
4 布テープファスナー(首輪部)
5 首輪部
6 連結部
7a 補強ベルト(胴輪部)
7b 補強ベルト(首輪部)
8 金属環(各補強ベルトの両端)
9 結束バンド
10 介助・運搬用バンド
11 連結金具(介助・運搬用バンドの両端)

Claims (1)

  1. ペットの胴体に内面中央部を腹部側から巻付けると共に両端部を背中側で布テープファスナー等で胴体の太さに合せて調節自在に留めるようにした略長方形の胴輪部と、ペットの首にその下側から巻付けて背中側で布テープファスナー等で首の太さに合せて調節自在に留めるようにした幅広な首輪状の首輪部を、該首輪部の後辺中央と胴輪部の前辺中央を帯状の連結部で連続形成して首輪部と胴輪部を一体に備え、
    胴輪部の外面側の長手方向に、両端に連結用の金属環を取付けた少なくも1本の補強ベルトを縫着等により固着すると共に、首輪部の外面側の長手方向に、両端に連結用の金属環を取付けた補強ベルトを縫着等により固着し、
    また、上記金属環に連結する連結金具を両端に取付けた長さ調節自在な介助・運搬用バンドを備えてなる、ペットの歩行介助・運搬用胴輪であり、
    ペットの全身を歩行介助・運搬するときは、介助・運搬用バンドの両端の連結金具を胴輪部と首輪部の各補強ベルトの金属環に着脱自在に連結した状態で、飼主等が介助・運搬用バンドを持ちペットの全身を持上げるように支持してペットの歩行を介助し、若しくは、介助・運搬用バンドを肩掛けする等でペットの全身を持上げて運搬するように備え、
    主として、ペットの後脚の歩行介助をするときは、介助・運搬用バンドの両端の連結金具を胴輪部の補強ベルトの金属環に着脱自在に連結した状態で、飼主等が介助・運搬用バンドを持ちペットの胴部・後脚を持上げるように支持してペットの歩行を介助するように備え、
    また、首輪・胴輪に連結して使用する通常のリードと同様に使用するときは、介助・運搬用バンドの両端の連結金具を首輪部の補強ベルトの金属環に着脱自在に連結した状態で、飼主等が介助・運搬用バンドを持ちペットを繋ぎ、引き廻して、ペットが勝手に歩き回るのをリードするように備えたものである、
    ペットの歩行介助・運搬用胴輪。
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