JP3116075B2 - 撚線形成装置及び原料混合装置 - Google Patents

撚線形成装置及び原料混合装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は撚線形成装置及び原料混合装置に関し、特
にその回転機構部にこれと一体にモータを組み込んだも
のに関するものである。
〔従来の技術〕 従来から機械装置に用いられているモ
ータは、単に動力を発生するだけのものであり、これだ
けでは目的とする仕事を行うことができず、このため従
来は第13図に示すようにその仕事用の機械装置40を駆動
軸60を介してモータ50により駆動するというのが一般的
であった。しかるにこの場合はモータ50と機械装置40と
の間に駆動軸60等の機械的伝達機構を別途設ける必要が
あり、またこの伝達機構でのパワーロスも生ずることと
なり、これは仕事の効率や装置の小型化等の点で好まし
いものではなかった。
また一般にモータは界磁により形成される磁束の中に
電機子を配置し、電機子に電流を流すことによって生ず
る磁束と、上記界磁による磁束との相互作用によって電
機子を回転させ、動力を得るものであるが、従来のモー
タの電機子コイルは第11図に示すように円筒形鉄芯に対
し、ある円筒の軸方向に走る巻線51と次の同じく軸方向
に走る巻線52とが円筒の中心軸から見て、所定角離れた
位置になければならないため、これらの巻線51,52の両
端間をつなぐ部分51′,52′は円筒体の側面でかなりの
長さを有することとなり、これに流れる電流による磁束
の動力の発生に寄与しないため無駄となり、効率を悪化
させる原因となるという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、目的とする仕事を行う機械装置の一部をモ
ータとして機能させることができ、大幅な仕事効率の向
上,装置の小型化を図ることができ、しかもこの際その
モータ部を、電機子巻線あるいは界磁巻線の無駄な部分
がなく、軽くて空気抵抗が少なく効率のよいものとでき
る撚線形成装置及び原料混合装置を得ることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかる撚線形成装置は、複数の線状体の一
端を支持する支持具と、該線状体の他端を保持し、各部
の回転運動により上記複数の線状体を撚り合わせる回転
撚線機構とを有する装置であって、上記回転撚線機構
は、強磁性体からなる円筒体の内周に複数個の円筒体の
軸方向の溝を形成し、この各溝内に1本または多数本の
直線導体を挿入し、隣接する溝内の該直線導体の一端同
士を、上記円筒体の両側面の順次反対側となる面で接続
し、上記円筒体の全周でもって1本または多数本の導体
接続体を構成するとともに、上記円筒体の内周面をこれ
が他の歯車と噛合可能となるよう構成してなり、かつ上
記導体接続体に交流電圧が通電されることにより上記円
筒体の各溝間の凸部にN極及びS極を順次形成する固定
子歯車体と、上記固定子歯車体の円筒体内に挿入され、
強磁性体からなる円筒体の外周に上記固定子歯車体の溝
と同一方向の溝をこれと同一回転角ピッチで形成すると
ともに、円筒体の外周面をこれが他の歯車と噛合可能と
なるよう構成してなり、かつ永久磁石または電磁石によ
り溝間の凸部にN極及びS極を順次形成する回転子歯車
体と、上記固定子歯車体と回転子歯車体との間に均等な
回転角ピッチで配設され、回転子歯車体の内周面及び回
転子歯車体の外周面と噛合する複数の遊星歯車体とから
構成し、該遊星歯車体及び回転子歯車体に上記複数の線
状体の他端を固定していることを特徴としている。
この発明に係る原料混合装置は、各種の原材料を供給
する原料供給機構と、該供給された原材料を受け、各部
の回転により上記各種の原材料を混合する回転混合機構
とを有する装置であって、上記回転混合機構は、強磁性
体からなる円筒体の内周に複数個の円筒体の軸方向の溝
を形成し、この各溝内に1本または多数本の直線導体を
挿入し、隣接する溝内の該直線導体の一端同士を、上記
円筒体の両側面の順次反対側となる面で接続し、上記円
筒体の全周でもって1本または多数本の導体接続体を構
成するとともに、上記円筒体の内周面をこれが他の歯車
と噛合可能となるよう構成してなり、かつ上記導体接続
体に交流電圧が通電されることにより上記円筒体の各溝
間の凸部にN極及びS極を順次形成する固定子歯車体
と、上記固定子歯車体の円筒体内に挿入され、強磁性体
からなる円筒体の外周に上記固定子歯車体の溝と同一方
向の溝をこれと同一回転角ピッチで形成するとともに、
円筒体の外周面をこれが他の歯車と噛合可能となるよう
構成してなり、かつ永久磁石または電磁石により溝間の
凸部にN極及びS極を順次形成する回転子歯車体と、上
記固定子歯車体と回転子歯車体との間に均等な回転角ピ
ッチで配設され、回転子歯車体の内周面及び回転子歯車
体の外周面と噛合する複数の遊星歯車体と、該遊星歯車
体の円筒体の一端にこれと回転摺動可能に接続された複
数の枝状管部と、これらの枝状管部を1つにまとめた幹
状管部とからなり、上記遊星歯車体の公転力により回転
する管状体とを備え、上記原料供給機構からの各種原材
料をそれぞれ各遊星歯車体を通して上記管状体に供給
し、該管状体の幹状管部にて混合することを特徴として
いる。
〔作用〕
この発明においては、撚線の形成あるいは原料の混合
を行う回転機構部あるいはその一部を、円筒体からなり
その内周面にN,S極を順次形成する固定子歯車体と、そ
の外周面にN,S極が順次形成され、固定子歯車体との磁
気相互作用により回転する回転子歯車体と、これらの間
で両歯車体と噛合し、該回転子歯車体の回転とともにそ
の周りを公転する遊星歯車体とから構成したから、回転
機構部またはその一部をモータとして機能させることが
でき、大幅な仕事効率の向上,装置の小型化を図ること
ができる。また上記回転機構部の固定子歯車体は、上記
のような巻線構造としたので、巻線の動力発生に寄与し
ない無駄な部分が少なく、効率が極めてよいため、仕事
効力をより一層向上することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図(a)はこの発明の一実施例による撚線形成装
置の全体構成図、第1図(b)はその回転撚線機構の側
面図である。図において、100は撚線形成装置、a,b,cは
3相交流電源端子、101は複数の線状体10の一端を支持
する支持具、200は線状体の他端を保持し、各部の回転
運動により複数の線状体10を撚り合わせる回転撚線機構
で、装置基部に固定された固定子歯車体210,その内部に
配設された回転子歯車体230,及び該両歯車体間に位置す
る遊星歯車体250から構成されている。
また第2図(a)は回転撚線機構の斜視図、第2図
(b)はその固定子歯車体の内周面の展開図であり、上
記固定子歯車体210は同図(a),(b)に示すように
2つ歯車211,212と、これらに挾持された固定子220とか
ら構成されている。この固定子220は、第2図(c)に
示すように強磁性体からなる円筒体により構成され、こ
の円筒体1の内周にはその軸方向に複数個の溝2が形成
されている。この溝2の各々には3本の平板状の直線導
体5,6,7が挿入され、隣接する溝2内の直線導体の一端
同士は、上記円筒体1の両側面の順次反対側となる面で
側面導体部8,9を介して接続され、上記円筒体1の全周
を周回すると、その両端が位相制御回路4を介して3相
交流電源端子a,b,cに接続されるべき3本の導体接続体
を構成している。そして、上記固定子220の各溝2間の
凸部10a,10b…には、上記導体接続体に位相制御回路4
で制御された3相交流が通電されるとき、該電流の作る
磁束により順次N極及びS極が形成される。
また上記歯車211,212は円筒体の内周面に上記溝2の
ピッチとは異なるピッチで歯車の歯が形成されており、
他の歯車,つまり後述する遊星歯車体と噛合可能な構造
となっている(第2図(b)参照)。
230は上記固定子歯車体210の円筒体内に挿入された回
転子歯車体で、これは強磁性体からなり、その表面に上
記固定子220の溝2と同一方向の溝232をこれと同一回転
角ピッチで形成してあり、またこの溝間の凸部231のピ
ッチは上記歯車211,212の歯車の歯221のピッチと一致し
ている。これによって円筒体の外周面が後述する遊星歯
車体と噛合可能であり、かつ溝間の凸部には順次形成さ
れるN極及びS極を有する構成となっている。なお、こ
のN極,S極は永久磁石または電磁石のいずれにより形成
してもよい。また233はこの回転子歯車体230の周縁に沿
って均等な回転角ピッチで配設され、上記線状体10の一
端を挿通して固定するための複数の貫通口、234は該貫
通口233の出口部で上記線状体10の一端を係止するため
の係止具である。
250は歯車211の内周面及び回転子歯車体230の外周面
と噛合する複数の遊星歯車体で、上記固定子歯車体210
と回転子歯車体230との間に均等な回転角ピッチで配設
されている。251は該遊星歯車250の中央に形成された上
記と同様の貫通口、252は、線状体10の係止具である。
そいてこの遊星歯車体250及び回転子歯車体230には上
記複数の線状体10の他端を固定している。
また第3図(a)は上記位相制御回路4の詳細を示
し、図中21a,21b,21cはサイリスタ、23は3相交流の各
相の正弦波の零クロス点を検出する零クロス点検出器、
22a,22b,22cは該クロス点検出器23の出力を受け、各相
のサイリスタ21a,21b,21cの点弧角を調整する位相調整
器である。
また第3図(b),(c)は位相制御回路4により得
られる3相交流の出力波形を示す。
第4図は上記固定子と回転子歯車体の関係及び発生す
る磁束の向きを説明する図である。
次に動作について説明する。
端子a,b,cからの3相交流電源は第3図(a)に示す
位相制御回路4により各相の交流正弦波形の位相点弧角
が第3図(b)に示すように、120゜〜180゜の範囲とな
るように制御され、これが固定子100の溝2内に挿入さ
れた相互に接続された直線導体5,6,7に供給される。こ
のとき、各相の電流は各相の正負の半波の位相角120゜
〜180゜の範囲のみ流れるので、各溝内の3つの導体5,
6,7のうち常に1つの導体のみに電流が流れていること
となる。しかもこの電流は第3図(c)の波形図からわ
かるように、3相交流の3倍周波となっており、しかも
急峻に立上ったのち、急速に降下する垂下特性を持つも
のとなっている。このような波形の電流が導体接続体に
流れると、固定子220と固定子歯車体230間の磁界の関係
は第4図に示すようになり、ある溝内の導体5−1とこ
れに隣接する溝内の導体5−2に流れる電流の向きは逆
となるため、それらの電流が作る磁束の向きは各溝間で
同一方向となり、その結果、図の場合溝間には左端から
S,N,S,N,S,Nの磁石が形成されることとなる。
一方、回転子歯車体230が第4図図示の位置にあると
すると、図示上側の左端のと下側の左端のとが引き
合い、かつ上側の左から2番目のと下側の1番左の
とが反発しあう等によって、回転子歯車体230は図示矢
印Aの方向に回転することとなり、上側の,極が図
示の状態と反対となったときには、回転子歯車体230が
丁度,の一極分に相当する角度だけ回転しているこ
とによって、固定子220と回転子歯車体230間には同様に
回転子歯車体230をA方向に回転させる力が働き、これ
が順次継続することによって回転子は連続的に回転する
こととなり、この時上記回転子歯車体230とともに遊星
歯車体250も回転することなる。このような該回転子歯
車体230と遊星歯車体250の回転運動によりこれらの歯車
体に一端が係止された線状体10はひねりが加えられ、磁
束ね部材102の矢印A方向の動きに合わせて撚線103が形
成される。
このようにして本発明により撚線形成装置を構成でき
ることがわかるが、本装置では、回転撚線機構200をモ
ータとして機能させることができ、大幅な仕事効率の向
上,装置の小型化を図ることができる。また本装置では
固定子220の溝内の導体と他の溝内の導体とをつなぐ導
体部分8,9が従来のモータと異なり、最短距離のものと
なっているので、この部分を流れる電流のロスによる電
力ロスが最小限に抑えられ、力率を大きく向上できる。
しかもこれら導体部分8,9に流れる電流が作る磁束は第1
0図(b)に示すように相互に逆向きとなり、互いに打
ち消し合うこととなる。従って第10図(a)に示す従来
の亀の子コイルの場合に相当するつなぎ部分51′,52′
に流れる電流が作る磁束が同じ向きとなってかなりの磁
界を生じ、モータ部の動作に悪影響を与えるということ
がない。
また固定子220の溝2内には3相の各相に対応して直
線導体を3本のみ挿入すればよいので、従来のモータの
ように巻線を何回も何回も巻いていた亀の子コイルが不
用となり、このため従来大であった電機抵抗を小さくで
き、また従来大であった重量を小さくでき、かつ従来大
であった空気抵抗をも小さくできる効果が得られ、しか
もモータ部分の製造作業も極めて容易となる。またこの
モータ部分の固定子巻線に印加する電流は3相交流の3
倍周波、すなわち60サイクルに対し180サイクルであ
り、かつ鋸歯状波のものであるので効率が極めてよく、
小型,軽量化を達成できるものである。
なお、上記実施例では、遊星歯車体250として、中央
に貫通口234を1つ有するものを示したが、これは遊星
歯車体の周縁に沿って均等な回転角ピッチで配設された
複数の貫通口を有するものでもよく、この場合、遊星歯
車体により形成される複数の撚線同士をさらに撚り合わ
せて太い撚線を形成することが可能となる。
また、上記実施例装置における固定子の直線導体は、
平板状のものを用いるので、相互間でコンデンサを構成
することとなり、本電動機の等価回路は第12図に示すよ
うになり、各巻線のインダクタンス成分が該コンデンサ
Cによって打ち消され、いわゆるコンデンサによる信相
効果が得られる。従ってモータ部分の動作上ロスが少な
くなり、効率が良くなる効果がある。
また、上記説明では固定子220の溝内に3本の直線導
体を配設した場合を示したが、直線導体は1本でも多数
本でもよい。また直線導体を多数本を重ね合わせて溝内
に配設した場合には、コンデンサの進相効果をより増大
することができる。また直線導体の形状は平板状のもの
に限らず、丸棒状のものでもよい。
さらに上記説明では、電源が3相入力で駆動電流が単
相3倍周波鋸歯状出力である場合について示したが、電
源が駆動電流はこれらに限られるものではなく、単相交
流でもよいことは勿論である。
次に本発明の第2の実施例による原料混合装置を説明
する。
第5図〜第9図は上記原料混合装置を説明するための
図であり、第5図は全体構成図である。
図において、第1図及び第2図と同一符号は同一また
は相当部分を示し、300は原料混合装置で、各種の原材
料を供給する原料供給機構310と、該供給された原材料
を受け、各部の回転により上記各種の原材料を混合する
回転混合機構350とから構成されている。そして上記原
料供給機構310は固定部320、回転部330、及び回転部330
が固定部320に対して回転自在となるようこれらを接続
する接続部材340から、また上記回転混合機構350は回転
駆動部360、回転管体部370、及びこれらを接続する接続
部材380から構成されている。
以下上記各部の構成を詳しく説明する。
上記固定部320は、第8図に示すように外形ハット形
状の中空体321に、その第1の底面321a側からこれを貫
通し第2の底面321b側にその一端の開口する4つのパイ
プ322a〜322dを取り付けてなるもので、固定具323によ
り装置基部に固定されている。また上記各パイプの第2
の底面での開口位置は、パイプ322a〜322dの順に底面32
1bの中心から遠い位置に設定されている。
上記回転部330は第6図(a),(b),(c)及び
第8図に示すように上記中空体321と同一形状の中空体3
31の内部に、その第1,第2の底面331a,331bにそれぞれ
の両端が開口する4つのパイプ332a〜332dを配設してな
るもので、接合部材340によって上記固定部320の中空体
321に、これに対し回転自在となるよう接合保持されて
いる。ここで上記各パイプ332a〜332dの第1の底面331a
での開口位置は、それぞれ上記固定側中空体321の第2
の底面321bでの開口位置と一致するよう設定されてお
り、第2の底面331bでの開口位置は1つの円周上に配置
されている。そして該各開口位置には上記回転駆動部36
0との接続のための接続カバー部材334a〜334dが取り付
けられている。
上記回転駆動部360は、装置基部に固定された固定子
歯車体410,その内部に配設された回転子歯車体430,及び
該両歯車体間に位置する遊星歯車体450から構成されて
おり、上記固定子歯車体410は上述の撚線形成装置の固
定子歯車体210と同一構造となっており、つまり歯車41
1,412と、これらに挾持された固定子420とから構成され
ている。
また回転子歯車430は、線状体の貫通口を有していな
い点以外は上記撚線形成装置の回転子歯車230と同一構
造となっている。
そしてここでは、固定子420の内周面及び回転子歯車
体430の外周面と噛合する遊星歯車体450は、円筒体451
の中間部分の外周面に固定子歯車体410の歯車411,412と
同一ピッチの歯を形成し、第2図と同様上記固定子歯車
体410と回転子歯車体430との間に均等な回転角ピッチで
配設したものとしている。また円筒体451の両端には前
後段の装置との接続のためのフランジ451a,451bを形成
している。
上記回転駆動部360の後段には、原料の混合を行うた
めの管状体370が配設されており、この管状体370は、上
記各遊星歯車体の円筒体451の一端に、接合部材390によ
りこれと回転摺動可能に接続された複数の枝状管部371
と、これらの枝状管部371を1つにまとめた幹状管部372
とからなっており、この幹状管部372は軸受部材380によ
り回転可能に支持されている。
次に動作について説明する。
ここでは4種類の原材料A〜Dを混合する場合につい
て説明する。
原材料タンク(図示せず)から、例えば粉体状製品や
練り製品の原材料A〜Dを上記固定側中空体321の4本
のパイプ322a〜322dに送るとともに、固定子歯車体360
の導体接続体に第3図(c)に示すような駆動電流を供
給する。すると上記撚線形成装置の場合と同様磁気相互
作用によって回転子歯車体430は回転し、その回転に伴
って遊星歯車体450が自転及び公転することとなる。こ
の時該遊星歯車体450の公転力により原料供給機構310の
回転側中空体331及び配管体370も回転することとなる。
そして回転側中空体331が回転してその第1の底面331
aの各パイプ開口と、固定中空体321の第2の底面321bの
各パイプ開口とが一致する位置にくると、原材料A〜D
が固定側中空体321から回転側中空体331のパイプ331a〜
331dに入り、回転駆動部360の4つの遊星歯車体450内を
通過し、さらに環状体370の枝状管部371に入り、その幹
状管部372において各原材料A〜Dが合流し、混合され
ることとなる。
このような本実施例の原料混合装置においても、上記
実施例の撚線形成装置と同様、回転混合機構350の回転
駆動部360をモータとして機能させることができ、大幅
な仕事効率の向上,装置の小型化を図ることができると
いう効果がある。
またこの実施例においても回転駆動部の固定子420
は、上記実施例装置の巻線構造と同様に構成しているの
で、巻線の動力発生に寄与しない無駄な部分が少なく、
効率が極めてよいため、仕事効率をより一層向上するこ
とができる効果もある。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、撚線の形成あるいは
原料の混合を行う回転機構部またはその一部を、円筒体
からなりその内周面にN,S極を順次形成する固定子歯車
体と、その外周面にN,S極が順次形成され、固定子歯車
体との磁気相互作用により回転する回転子歯車体と、こ
れらの間で両歯車体と噛合し、該回転子歯車体の回転と
ともにその周りを公転する遊星歯車体とから構成したの
で、回転機構部をモータとして機能させることができ、
大幅な仕事効率の向上,装置の小型化を図ることができ
る。
また上記固定子歯車体における巻線構造を、円筒体の
内周に複数個の円筒体の軸方向の溝を形成し、この各溝
内に1本または多数本の直線導体を挿入し、隣接する溝
内の該直線導体の一端同志を、上記円筒体の両側面の順
次反応側となる面で接続し、上記円筒体の全周でもって
1本または多数本の導体接続体を構成する構造としたの
で、円筒体の側面での巻線の配線長を極めて短くするこ
とができて非常に効率の良い機械装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例による撚線形成装置を
示す図、第2図はその回転撚線機構を説明するための
図、第3図は回転撚線機構への駆動電流の位相制御回路
置及び該駆動電流の出力波形を示す図、第4図は上記回
転撚線機構の固定子,回転子歯車体及び遊星歯車体の関
係、及び磁界を示す図、第5図は本発明の第2の実施例
による原料混合装置の全体構成を示す図、第6図はその
原料供給機構の回転部の中空体を示す図、第7図は原料
混合機構の回転駆動部を示す斜視図、第8図は上記原料
供給機構の固定側中空体と回転側中空体を示す斜視図、
第9図は上記原料混合機構の配管体を示す斜視図、第10
図は従来及び上記第1,第2実施例装置の固定子側面の巻
線(亀の子コイル)の電流が作る磁界を示す図、第11図
は従来の電機子巻線の斜視図、第12図は上記各実施例装
置のモータ部分の等価回路図、第13図は従来の機械装置
とその駆動用モータとの関係を示す図である。 図において、2は溝、3は直線導体、4は位相制御回
路、20aはN極、20bはS極、100は撚線形成装置、10は
線状体、103は撚線、200は回転撚線機構、210は固定子
歯車体、211,211は歯車、220は固定子、230は回転子歯
車体、250は遊星歯車体、300は原料混合装置、310は原
料供給機構、320は固定部、330は回転部、350は原料混
合機構、360は回転駆動部、370は配管体である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の線状体の一端を支持する支持具と、
    該線状体の他端を保持し、各部の回転運動により上記複
    数の線状体を撚り合わせる回転撚線機構とを有する撚線
    形成装置において、 上記回転撚線機構は、 強磁性体からなる円筒体の内周に複数個の円筒体の軸方
    向の溝を形成し、この各溝内に1本または多数本の直線
    導体を挿入し、隣接する溝内の該直線導体の一端同士
    を、上記円筒体の両側面の順次反対側となる面で接続
    し、上記円筒体の全周でもって1本または多数本の導体
    接続体を構成するとともに、上記円筒体の内周面をこれ
    が他の歯車と噛合可能となるよう構成してなり、かつ上
    記導体接続体に交流電圧が通電されることにより上記円
    筒体の各溝間の凸部にN極及びS極を順次形成する固定
    子歯車体と、 上記固定子歯車体の円筒体内に挿入され、強磁性体から
    なる円筒体の外周に上記固定子歯車体の溝と同一方向の
    溝をこれと同一回転角ピッチで形成するとともに、円筒
    体の外周面をこれが他の歯車と噛合可能となるよう構成
    してなり、かつ永久磁石または電磁石により溝間の凸部
    にN極及びS極を順次形成する回転子歯車体と、 上記固定子歯車体と回転子歯車体との間に均等な回転角
    ピッチで配設され、回転子歯車体の内周面及び回転子歯
    車体の外周面と噛合する複数の遊星歯車体とから構成
    し、 該遊星歯車体及び回転子歯車体に上記複数の線状体の他
    端を固定していることを特徴とする撚線形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の撚線形成装置において、 上記遊星歯車体は、その周縁に沿って均等な回転角ピッ
    チで配設され、上記線状体の一端を挿通して固定するた
    めの複数の貫通口を有していることを特徴とする撚線形
    成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の撚線形成装置において、 上記回転子歯車体は、その周縁に沿って均等な回転角ピ
    ッチで配設され、上記線状体の一端を挿通して固定する
    ための複数の貫通口を有していることを特徴とする撚線
    形成装置。
  4. 【請求項4】各種の原材料を供給する原料供給機構と、
    該供給された原材料を受け、各部の回転により上記各種
    の原材料を混合する回転混合機構とを有する原料混合装
    置において、 上記回転混合機構は、 強磁性体からなる円筒体の内周に複数個の円筒体の軸方
    向の溝を形成し、この各溝内に1本または多数本の直線
    導体を挿入し、隣接する溝内の該直線導体の一端同士
    を、上記円筒体の両側面の順次反対側となる面で接続
    し、上記円筒体の全周でもって1本または多数本の導体
    接続体を構成するとともに、上記円筒体の内周面をこれ
    が他の歯車と噛合可能となるよう構成してなり、かつ上
    記導体接続体に交流電圧が通電されることにより上記円
    筒体の各溝間の凸部にN極及びS極を順次形成する固定
    子歯車体と、 上記固定子歯車体の円筒体内に挿入され、強磁性体から
    なる円筒体の外周に上記固定子歯車体の溝と同一方向の
    溝をこれと同一回転角ピッチで形成するとともに、円筒
    体の外周面をこれが他の歯車と噛合可能となるよう構成
    してなり、かつ永久磁石または電磁石により溝間の凸部
    にN極及びS極を順次形成する回転子歯車体と、 上記固定子歯車体と回転子歯車体との間に均等な回転角
    ピッチで配設され、回転子歯車体の内周面及び回転子歯
    車体の外周面と噛合する複数の遊星歯車体と、 該遊星歯車体の円筒体の一端にこれと回転摺動可能に接
    続された複数の枝状管部と、これらの枝状管部を1つに
    まとめた幹状管部とからなり、上記遊星歯車体の公転力
    により回転する管状体とを備え、 上記原料供給機構からの各種原材料をそれぞれ各遊星歯
    車体を通して上記管状体に供給し、該管状体の幹状管部
    にて混合することを特徴とする原料混合装置。
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