JP3115986B2 - シングルレバー式湯水混合栓 - Google Patents

シングルレバー式湯水混合栓

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JP3115986B2 JP07212814A JP21281495A JP3115986B2 JP 3115986 B2 JP3115986 B2 JP 3115986B2 JP 07212814 A JP07212814 A JP 07212814A JP 21281495 A JP21281495 A JP 21281495A JP 3115986 B2 JP3115986 B2 JP 3115986B2
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明 西岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台所の流し台や洗面所
などに取り付けられる水栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シングルレバー式の湯水混合栓な
ど水量を急激に変化できるバルブを備えた装置が一般に
利用されるようになり、このバルブを操作して流水状態
から急に止水すると、配管を流れていた湯水が行き場を
なくして、瞬間的な圧力を生み出し、これが衝撃音や振
動となって配管へ伝達されるウォーターハンマーと呼ば
れる現象が生じていた。
【0003】また、最近では水道水の水圧が高くなって
いる上に、配管の補修および取り替え工事を容易に行う
ため、配管を壁内に埋め込むのでなく、壁内に形成され
た空間に配置したり、外部に露出することが多くなって
おり、このウォーターハンマーが生じる可能性はますま
す大きくなっている。
【0004】そこで従来より、例えば図7(A)に示す
実開平3−33272号公報の「シングルレバー式湯水
混合栓」のように、弁体11に設けられたシリンダ室1
2と、このシリンダ室12に摺動可能に嵌合されたピス
トン13と、少なくともレバー14を開操作したとき前
記シリンダ室12と、混合室15とを連通した状態とす
る通路面積の小さい連通孔16とを設けることによって
レバー14の閉動作時に抵抗力を発生させることによ
り、ウォーターハンマーの発生を防止する構成が考案さ
れている。
【0005】この湯水混合栓は閉栓状態〔図7(E)〕
から前記レバー14を開動作したときに、図7(B)に
示すように、弁体11の移動に伴ってピストン12がス
トッパ面17より離間し、混合室15内の水が前記連通
孔16を通じてシリンダ室12内に流入される。そし
て、図7(C)に示すように、ピストン13はシリンダ
室12から押し出されて前記ストッパ面17に当接す
る。その後、前記レバー14を閉動作するときには、図
7(D)に示すように、ピストン13がストッパ面17
への当接によってシリンダ室12内に押し込まれて、シ
リンダ室12内の水を前記連通孔16を介して混合室1
5に押し出すことになる。つまり、シリンダ室12の容
量の大きさと連通孔16の断面積の小ささによって、レ
バー14の閉動作に抵抗力を付与するようにしている。
【0006】すなわち、レバー14の閉動作時にレバー
14の動きに抵抗力を付与することによって、水流を急
激に止めることができないようにして、ウォーターハン
マの発生を防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
シングルレバー式湯水混合栓では前記レバー14の閉動
作における抵抗力の発生を弁体11に設けられたシリン
ダ室12と、このシリンダ室12に摺動可能に嵌合され
たピストン13と、少なくともレバー14を開操作した
とき前記シリンダ室12と、混合室15とを連通した状
態とする通路面積の小さい連通孔16よりなる抵抗機構
によって行っている。したがって、前記シリンダ室12
とピストン13とのシールが極めて重要な要素となるの
であるが、このシリンダ室12とピストン13とのシー
ルを確保することは極めて困難である。
【0008】つまり、一般的に前記弁体11は、弁座と
接する面にセラミックからなる弁座当接部材を接合した
合成樹脂である。したがって、前記シリンダ室12も合
成樹脂の型抜きによって形成されているために、合成樹
脂の特性上、正確な真円のシリンダ室12を形成するこ
とは極めて困難で高度な技術を要することであった。ま
た、必然的に型の形状が複雑になり、これが弁体11の
生産コストの引き上げの大きな原因となっていた。
【0009】さらに、前記シリンダ室12とピストン1
3による密封空間は、ピストン13の周囲に設けられた
Oリング18によってシールされるのであるが、このO
リング18は高い水圧(約10kg/cm2 )を直接受
けた状態で、シリンダ室12の内壁面と擦れ合わされる
ことになる。したがって、このOリング18の劣化が問
題となり、Oリング18の劣化に伴う水の漏出などの不
都合が発生する。
【0010】本発明は上記の点を考慮にいれてなされた
ものであって、シンプルで製作しやすく、しかも耐久性
に富む構造の緩衝器を備えて、ウォーターハンマーの発
生を効果的に防止できるシングルレバー式湯水混合栓を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、ガイドと可動弁体に、この可動弁体の摺動方向に
緩衝作用のある緩衝器の両端を固定し、レバーの開閉操
作時に抵抗力を発生してレバーの傾動速度を遅くするこ
とを特徴とするシングルレバー式湯水混合栓である。
【0012】また、請求項2または3の発明は、前記緩
衝器が、その一端が密封されるとともに前記ガイドに固
定される合成ゴムまたは合成樹脂からなるベローズまた
はダイヤフラムによって形成された伸縮室と、この伸縮
室の開放端を可動弁体の緩衝器取付け部に圧入すると共
に、前記伸縮室と前記内部流路とを連通するベローズま
たはダイヤフラムの固定部材とを有することを特徴とし
ている。
【0013】さらに、請求項4の発明では、前記固定部
材がその外周に軽いテーパ面を有する略円柱形状であっ
て、この固定部材の小径部の外周と前記緩衝器取付け部
との間に前記伸縮室を構成する合成ゴムまたは合成樹脂
が圧入されると共に、この固定部材の小径部の中心部に
は伸縮室に連通する凹入部を形成し、この凹入部に連通
される小孔およびこの小孔を含む周溝を固定部材の外周
に形成することを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、ガイドと可動弁体
に、この可動弁体の摺動方向に緩衝作用のある緩衝器の
両端を固定し、前記レバーの開閉操作時に抵抗力を発生
してレバーの傾動速度を遅くする構成にすることによ
り、緩衝器を弁体内に形成する必要がないので弁体の構
成がシンプルになり、その製作コストを引き下げること
ができる。そして、緩衝器を弁体とは全く別の材料で形
成することができるので、耐久性のよい部材でかつ耐圧
を考慮した構造によって緩衝器を形成でき、緩衝機能突
きのシングルレバー式湯水混合栓の信頼性を向上でき
る。
【0015】また、請求項2または3の発明によれば、
前記緩衝器が、その一端が密封されるとともに前記ガイ
ドに固定される合成ゴムまたは合成樹脂からなるベロー
ズまたはダイヤフラムによって形成された伸縮室と、こ
の伸縮室の開放端を可動弁体の緩衝器取付け部に圧入す
ると共に、前記伸縮室と前記内部流路とを連通するベロ
ーズまたはダイヤフラムの固定部材とを有する構成にす
ることにより、緩衝器の耐久性を向上しており、緩衝器
から混合水が漏れることがない。
【0016】さらに、請求項4の発明によれば、前記固
定部材がその外周に軽いテーパ面を有する略円柱形状で
あって、この固定部材の小径部の外周と前記緩衝器取付
け部との間に前記伸縮室を構成する合成ゴムまたは合成
樹脂が圧入されるので、耐久性に富む緩衝器を極めて容
易に形成できると共に、固定部材の小径部の中心部には
伸縮室に連通する凹入部を形成し、この凹入部に連通さ
れる小孔およびこの小孔を含む周溝を固定部材の外周に
形成することにより、この固定部材を前記緩衝器取付け
部に送入する際に、小孔の方向性を意識する必要がな
い。また、この固定部材は容易に形成できる構成である
ので、その製作コストを抑えることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1〜図5は、本発明の第1実施例のシング
ルレバー式湯水混合栓を示しており、図1はその縦断面
図、図2は要部分解斜視図、図3(A)は緩衝器を拡大
した分解斜視図、図3(B)はその縦断面図、図4
(A)、(B)はこの緩衝器の部分を一部拡大した湯水
混合栓1の動作説明図、図5(A)〜(D)は湯水混合
栓の動作と緩衝器の動きの関係を示す概略図である。
【0018】図1,2において、1はシングルレバー式
湯水混合栓であり、この湯水混合栓1は、下方の水流路
1a、湯流路1bおよび混合水流路1cと上方の弁室1
dとに区画されており、弁室1dにはカートリッジタイ
プの湯水混合弁2が取換え可能に設置される。また、流
路1a,1bには、図外の給湯管と水道管に連通連結さ
れており、両流路1a,1bから供給される熱湯bと冷
水wが湯水混合栓1内において適宜の割合で混合されて
混合水mとして混合水流路1cから吐出される。なお、
湯水混合栓1は混合水流路1cから冷水wまたは熱湯b
のみを吐出することも可能であるが、以下の説明では便
宜上混合水mとして説明する。
【0019】前記湯水混合弁2は、略円筒状のケース体
2a内にディスク状の固定弁体3と、この固定弁体3に
摺動自在に重合配列されるディスク状の可動弁体4を有
しており、この湯水混合弁2は、底部に設けられた固定
弁体3の水流入弁孔3a,湯流入弁孔3b,混合水流出
弁孔3cが、それぞれ水流路1a,湯流路1b,混合水
流路1cに水密状態で連通するように、前記弁室1d内
に装填される。
【0020】前記湯水混合弁2のケース体2a内部には
ガイド5が回動自在に挿入されており、このガイド5に
よって前記可動弁体4を回動自在に固定弁体3に押しつ
けている。また、このガイド5には金属材よりなるレバ
ー6が支点6aを中心に枢着されている。したがって、
レバー6は支点6aを中心に傾動自在であると共に、前
記ガイド5を介してケース体2a内に回動自在に支持さ
れる。また、前記レバー6の下端には略円筒状の操作片
6bが形成されて可動弁体4の上部に設けられた凹部4
aに係入され、レバー6の上端には操作用の操作レバー
7が取り付けられている。
【0021】つまり、前記操作レバー7を上下方向に回
動操作することにより、レバー6を支点6aを中心に傾
動させることができ、前記可動弁体4の下面に形成され
た略楕円形の内部流路4cを図1において左右方向に摺
動させて、たとえば図5(A)と図5(B)の状態、ま
たは図5(C)と図5(D)の状態の間の平行移動を行
い、湯水混合水mの流量を調節できる。また、この操作
レバー7を左右方向に回動操作することにより前記内部
流路4cを回動させて、この内部流路4cを前記水流入
弁孔3a,湯流入弁孔3bに適宜の面積比で連通させ
て、たとえば図5(A)と図6(C)の状態、または図
5(B)と図5(D)の状態の間の回動操作を行うこと
により、前記熱湯bと冷水wの混合比を調整できる。つ
まり、操作レバー7の左右方向の回動操作によって、混
合水mの温度を調節できる。
【0022】上述した湯水混合栓1の基本的な構成に加
えて、本発明のシングルレバー式湯水混合栓1では、前
記ガイド5と可動弁体4に、可動弁体4の摺動方向に緩
衝作用のある緩衝器8の両端を固定し、レバー6の開閉
操作時に抵抗力を発生するように構成している。
【0023】図3(A)、(B)において、緩衝器8は
合成ゴムからなるベローズ8aと、このベローズ8aの
密封端側に接着固定された合成樹脂からなるフランジ取
付け部分8bと、一端が前記ベローズ8aの開放端側に
内接してベローズ8aの開放端を前記可動弁体4の緩衝
器取付け部4bに圧入し、ベローズ8a内に伸縮室8c
を形成するベローズ固定部材9とからなっている。
【0024】そして、緩衝器8はフランジ取付け部分8
bが形成された端部を、可動弁体4に設けられた緩衝器
取付け用の孔4d(図2参照)に通して、緩衝器取付け
部4bの一端側に挿入され、このフランジ取付け部分8
bが緩衝器取付け部4bの他端側に突出するように取り
付けられる。
【0025】前記ベローズ固定部材9は例えば合成樹脂
からなり、その外周に軽いテーパ面9aを有する略円柱
形状である。そして、固定部材9の小径部9bの外径
は、前記ベローズ8aが緩衝器取付け部4bに挿入され
てベローズ8aの開放端が緩衝器取付け用の孔4dの他
端側の内周に内接する状態において、小径部9bの外周
と緩衝器取付け部4b他端側の内周との間でベローズ8
aの開放端を構成する合成ゴムを圧入し固定できる大き
さになっている。
【0026】また、固定部材9の小径部9bの中心部に
は伸縮室8cに連通する凹入部9cを穿設し、この凹入
部9cに連通される小孔9dおよびこの小孔9dを含む
周溝9eを固定部材9の外周に形成している。つまり、
ベローズ固定部材9の凹入部9cと,小孔9dと,周溝
9eとを介して、可動弁体4の内部流路4cに連通する
連通孔4eに連通連結されており、伸縮室8cと内部流
路4cとの間で小孔9dの大きさによって制限された流
量の水を連通できるようにしている。したがって、緩衝
器8は伸縮室8cの大きさと小孔9dの小ささによって
決まる抵抗力をその伸縮方向に与える。
【0027】前記ベローズ固定部材9は、極めて容易に
加工できる簡単な形状であり、このベローズ固定部材9
の製作コストが安い。また、このベローズ固定部材9は
小孔9dの周囲に周溝9eを形成しているので、小孔9
dの取付け位相を連通孔4eに合わせる必要がなく、組
付け作業を簡単にしている。
【0028】なお、前記連通孔4eには小型のストレー
ナ4fを螺合しており、前記伸縮室8cに出入りする混
合水mが汚染されることがなく衛生的である。
【0029】次に、本発明のシングルレバー式湯水混合
栓1の動作を、図4(A),(B)および図5(A)〜
(D)を参照しながら説明する。図4において、緩衝器
8の他端側に形成されたフランジ取付け部8bはガイド
5の下端に突出している逆U字状の係止部5aに係止さ
れている。
【0030】したがって、図4(A)に示すように、操
作レバー7を引き上げてレバー6を図において反時計廻
りに傾動させるとき〔例えば、図5(B)又は同図
(D)の状態から図5(A)又は同図(C)の状態への
変化をさせるとき〕には、その操作片6bによって凹部
4a(可動弁体4)を図示右側に移動する力が加わる。
そして、内部流路4cに流れる混合水mの一部がストレ
ーナ4fおよび小孔8dを介して伸縮室8cに流入さ
れ、緩衝器8は小孔8dの断面積と伸縮室8cの断面積
の大きさによって決まる抑制力が作用した状態で伸び動
作をする。
【0031】また、図4(B)に示すように、操作レバ
ー7を下ろしてレバー6を図において時計廻りに傾動さ
せるとき〔例えば、図5(A)又は同図(C)の状態か
ら図5(B)又は同図(D)の状態への変化をさせると
き〕も同様に、可動弁体4を図示右側に移動する力が加
わり、伸縮室8c内の水が小孔8dおよびストレーナ4
fを介して内部流路4cに流出され、抑制力が作用した
状態で縮み動作をする。
【0032】すなわち、この緩衝器8の両端をガイド5
と可動弁体4に固定することにより、レバー6の傾動動
作、ひいては、操作レバー7の上下傾動動作に抵抗力を
加えることができ、混合水mの流量の急激な変化を抑え
ることができ、ウォーターハンマーの発生を効果的に防
止できる。
【0033】なお、上記実施例では、緩衝器8の一例と
して合成ゴムによって形成されたベローズ8aを用いた
例を示しているのであるが、本発明の要旨は両端をガイ
ド5と可動弁体4とに固定した緩衝器8を設けたことで
あり、5mm程度の摺動範囲を持つ緩衝器8であればそ
の形状を限定するものではない。
【0034】図6(A),(B)は本発明の第2実施例
を示しており、図6(A)は緩衝器8をダイヤフラムシ
ールされた合成ゴムからなる伸縮自在の筒体8dによっ
て形成された緩衝器8を示す斜視図、図6(B)は縦断
面図である。本実施例において第1実施例と異なる点
は、伸縮室8cをベローズに代えて伸縮自在の筒体8d
によって形成したことにあり、上記第1実施例と同様の
作用および効果を有するので、その詳細な説明を省略す
る。
【0035】なお、上記各実施例においては、緩衝器8
と内部流路4cとの連通孔4eには小型のストレーナ4
fを螺合しているので、混合水mの汚染を防ぐことがで
き、より衛生的であるが、前記伸縮室8c内の水は湯水
混合栓の開閉の度に交換されるものであるから、このス
トレーナ4fを省略しても良いことはいうまでもない。
【0036】また、上記各実施例においては、緩衝器8
の伸縮室8cと内部流路4cとを小孔9dによって連通
連結し、伸縮室8c内に混合水mを流入しているのであ
るが、本発明はこれに限られるものではなく、内部流路
4cと連通することのない緩衝器8など、各種の緩衝器
8の両端をガイド5と可動弁体4とに固定するようにし
てもよい。この場合、混合水mを汚染することがないの
で、極めて衛生的である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
弁体の構成がシンプルになり、その製作コストを引き下
げることができると共に、緩衝器を弁体とは全く別の材
料で形成することにより、耐久性のよい部材でかつ耐圧
を考慮した構造によって緩衝器を形成でき、緩衝機能付
きのシングルレバー式湯水混合栓の信頼性を向上でき
る。
【0038】また、緩衝器を合成ゴムまたは合成樹脂か
らなるベローズまたはダイヤフラムによって形成した場
合には、緩衝器の耐久性を向上でき、緩衝器から混合水
が漏れることがない。加えて、前記ベローズまたはダイ
ヤフラムの固定部材を容易に形成できると共に、その取
付け方向を意識する必要がない構成とすることにより、
その製作コストを抑えるとともに、組付けの手間を少な
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシングルレバー式湯水混合栓の第1実
施例の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】前記湯水混合栓の要部分解斜視図である。
【図3】(A)は前記湯水混合栓の緩衝器の構成を示す
斜視図、(B)はその縦断面図である。
【図4】(A)は前記湯水混合栓の開栓時における動作
を示す一部拡大断面図、(B)は閉栓時における動作を
示す一部拡大断面図である。
【図5】(A)〜(D)は、前記湯水混合栓の各動作状
況における操作レバーと可動弁体と緩衝器の状態を示す
透視図である。
【図6】(A)は本発明の第2実施例の緩衝器の構成を
示す斜視図、(B)はその縦断面図である。
【図7】従来のウォーターハンマー防止機能付きのシン
グルレバー式湯水混合栓を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…シングルレバー式湯水混合栓、3…固定弁体、3a
…水流入弁孔、3b…湯流入弁孔、3c…混合水弁孔、
4…可動弁体、4c…内部流路、5…ガイド、6…レバ
ー、8…緩衝器、8a…ベローズ、8c…伸縮室、8d
…ダイヤフラム、9…固定部材、9a…テーパ面、9b
…小径部、9c…凹入部、9d…小孔、9e…周溝。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯流入弁孔、水流入弁孔、混合水流出弁
    孔が開設される固定弁体と、この固定弁体に摺動自在に
    重合配置されて前記両流入弁孔から流入された湯水を前
    記混合水流出弁孔に流出させるための内部流路を形成し
    た可動弁体と、上部に突出してこの可動弁体を操作可能
    とするレバーと、このレバーを枢着しレバーの傾動に伴
    って前記可動弁体を平行移動させると共にレバーの回動
    に伴って可動弁体を回動させるガイドとを備え、前記レ
    バーの傾動操作によって吐水量を調節可能とし、回動操
    作によって温度調節を可能とするシングルレバー式湯水
    混合栓において、前記ガイドと可動弁体に、この可動弁
    体の摺動方向に緩衝作用のある緩衝器の両端を固定し、
    前記レバーの開閉操作時に抵抗力を発生してレバーの傾
    動速度を遅くすることを特徴とするシングルレバー式湯
    水混合栓。
  2. 【請求項2】 前記緩衝器が、その一端が密封されると
    ともに前記ガイドに固定される合成ゴムまたは合成樹脂
    からなるベローズによって形成された伸縮室と、この伸
    縮室の開放端を可動弁体の緩衝器取付け部に圧入すると
    共に、前記伸縮室と前記内部流路とを連通するベローズ
    固定部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    シングルレバー式湯水混合栓。
  3. 【請求項3】 前記緩衝器が、その一端が密封されると
    ともに前記ガイドに固定される合成ゴムまたは合成樹脂
    からなるダイヤフラムによって形成された伸縮室と、こ
    の伸縮室の開放端を可動弁体の緩衝器取付け部に圧入す
    ると共に、前記伸縮室と前記内部流路とを連通するダイ
    ヤフラム固定部材とを有することを特徴とする請求項1
    に記載のシングルレバー式湯水混合栓。
  4. 【請求項4】 前記固定部材がその外周に軽いテーパ面
    を有する略円柱形状であって、この固定部材の小径部の
    外周と前記緩衝器取付け部との間に前記伸縮室を構成す
    る合成ゴムまたは合成樹脂が圧入されると共に、この固
    定部材の小径部の中心部には伸縮室に連通する凹入部を
    形成し、この凹入部に連通される小孔およびこの小孔を
    含む周溝を固定部材の外周に形成してなることを特徴と
    する請求項1〜3の何れかに記載のシングルレバー式湯
    水混合栓。
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