JP3115694B2 - 電子銃支持構体 - Google Patents
電子銃支持構体Info
- Publication number
- JP3115694B2 JP3115694B2 JP04099210A JP9921092A JP3115694B2 JP 3115694 B2 JP3115694 B2 JP 3115694B2 JP 04099210 A JP04099210 A JP 04099210A JP 9921092 A JP9921092 A JP 9921092A JP 3115694 B2 JP3115694 B2 JP 3115694B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron gun
- lead wire
- stem
- metal
- curved portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管のガラス外囲
器のネック部内にあって電子ビームを発生する電子銃
を、前記ガラス外囲器のステム部に支持せしめる電子銃
支持構体に関する。
器のネック部内にあって電子ビームを発生する電子銃
を、前記ガラス外囲器のステム部に支持せしめる電子銃
支持構体に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、受像管や撮像管等の陰極線管に
おいては、そのガラス外囲器のネック部内に封入される
電子銃を、前記ガラス外囲器のステム部に支持せしめて
いる。この場合、電子銃を構成する電極に金属支柱の一
端縁を溶接し、この支柱の他端縁をステム部リード線に
溶接する構成となる。
おいては、そのガラス外囲器のネック部内に封入される
電子銃を、前記ガラス外囲器のステム部に支持せしめて
いる。この場合、電子銃を構成する電極に金属支柱の一
端縁を溶接し、この支柱の他端縁をステム部リード線に
溶接する構成となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子銃に対す
る機械的支持と電子銃電極の端子引き出しとが併せ得ら
れても、前記金属支柱と前記リード線とを溶接するため
には少なくとも一方に曲げ加工を施しておく必要が生じ
る。このため、金属支柱およびリード線に径大なものを
使用できず、電子銃を十分な機械的強度で支持させ難い
という課題があった。また、ステム部リード線の曲げ加
工時に、ステム部ガラス基板に割れを生じやすいという
課題もあった。
る機械的支持と電子銃電極の端子引き出しとが併せ得ら
れても、前記金属支柱と前記リード線とを溶接するため
には少なくとも一方に曲げ加工を施しておく必要が生じ
る。このため、金属支柱およびリード線に径大なものを
使用できず、電子銃を十分な機械的強度で支持させ難い
という課題があった。また、ステム部リード線の曲げ加
工時に、ステム部ガラス基板に割れを生じやすいという
課題もあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のような課
題を解決すべくなされたもので、電子銃電極から延び出
た金属支柱とステム部リード線とを金属バンドで橋絡す
る。前記金属バンドは前記金属支柱または前記リード線
を包囲する湾曲部を一端縁に有し、前記湾曲部は溶接用
電極棒を挿通させるための通孔を有する。
題を解決すべくなされたもので、電子銃電極から延び出
た金属支柱とステム部リード線とを金属バンドで橋絡す
る。前記金属バンドは前記金属支柱または前記リード線
を包囲する湾曲部を一端縁に有し、前記湾曲部は溶接用
電極棒を挿通させるための通孔を有する。
【０００５】
【作用】このように構成された電子銃支持構体において
は、電子銃電極から延び出た金属支柱とステム部リード
線とが金属バンドで橋絡されるので、前記金属支柱およ
び前記リード線に対する曲げ加工がほとんど不要とな
り、しかも、前記金属支柱および前記リード線の少なく
とも一方の材質および線径の選択性が増し、電子銃の支
持強度を高めることができる。また、リード線の曲げ加
工時に発生したステム部ガラス基板の割れをなくすこと
ができる。さらに、湾曲部に通孔を設けたので、溶接時
における被溶接体同士を密接させることができ、スパー
クに伴う導電性微粉の発生量を僅少ならしめ得る。
は、電子銃電極から延び出た金属支柱とステム部リード
線とが金属バンドで橋絡されるので、前記金属支柱およ
び前記リード線に対する曲げ加工がほとんど不要とな
り、しかも、前記金属支柱および前記リード線の少なく
とも一方の材質および線径の選択性が増し、電子銃の支
持強度を高めることができる。また、リード線の曲げ加
工時に発生したステム部ガラス基板の割れをなくすこと
ができる。さらに、湾曲部に通孔を設けたので、溶接時
における被溶接体同士を密接させることができ、スパー
クに伴う導電性微粉の発生量を僅少ならしめ得る。
【０００６】
【実施例】つぎに本発明を図示した実施例とともに説明
する。図１に示すように、電子銃電極たる制御格子電極
１の側壁に金属支柱２の一端縁が溶接され、金属支柱２
の他端縁がステム部リード線３に金属バンド４を介して
橋絡されている。金属バンド４は図２および図３にも示
すように一端縁に湾曲部５を有し、この湾曲部５はリー
ド線３の内端縁における線径よりも若干大きい内径を有
し、ここにリード線３の内端縁が挿し込まれる。湾曲部
５の正面側または背面側には通孔６が設けられており、
制御格子電極１は電子ビーム形成用の小孔７を頂面に有
している。図中の８はステム部ガラス基板、×印は溶接
点を示す。
する。図１に示すように、電子銃電極たる制御格子電極
１の側壁に金属支柱２の一端縁が溶接され、金属支柱２
の他端縁がステム部リード線３に金属バンド４を介して
橋絡されている。金属バンド４は図２および図３にも示
すように一端縁に湾曲部５を有し、この湾曲部５はリー
ド線３の内端縁における線径よりも若干大きい内径を有
し、ここにリード線３の内端縁が挿し込まれる。湾曲部
５の正面側または背面側には通孔６が設けられており、
制御格子電極１は電子ビーム形成用の小孔７を頂面に有
している。図中の８はステム部ガラス基板、×印は溶接
点を示す。
【０００７】リード線３と金属バンド４との溶接に際し
ては、図４に示すように通孔６に電気溶接機の一方の電
極棒９が挿通され、この電極棒９と他方の電極棒１０と
の間に大電流を流す。この通電によってリード線３と金
属バンド４とが溶接されるが、この電気溶接は湾曲部５
内で行われるので、溶接時に発生した導電性微粉が飛散
することはない。また、リード線３と湾曲部５とは１対
の電極棒９，１０による圧迫で密に接するので、スパー
クの発生量も僅少である。
ては、図４に示すように通孔６に電気溶接機の一方の電
極棒９が挿通され、この電極棒９と他方の電極棒１０と
の間に大電流を流す。この通電によってリード線３と金
属バンド４とが溶接されるが、この電気溶接は湾曲部５
内で行われるので、溶接時に発生した導電性微粉が飛散
することはない。また、リード線３と湾曲部５とは１対
の電極棒９，１０による圧迫で密に接するので、スパー
クの発生量も僅少である。
【０００８】前述の実施例では、湾曲部５にリード線３
の内端縁を挿通せしめたが、金属支柱２の他端縁を湾曲
部５に挿通せしめてもよい。金属バンド４の両端縁に湾
曲部を設け、各湾曲部に通孔を有せしめてもよい。ま
た、制御格子電極１はその他の電子銃電極であってもよ
い。
の内端縁を挿通せしめたが、金属支柱２の他端縁を湾曲
部５に挿通せしめてもよい。金属バンド４の両端縁に湾
曲部を設け、各湾曲部に通孔を有せしめてもよい。ま
た、制御格子電極１はその他の電子銃電極であってもよ
い。
【０００９】
【発明の効果】以上のように本発明によると、ステム部
リード線や金属支柱に曲げ加工を施すことがほとんど不
要となり、これらの材質および線径の選択性が増して電
子銃に対する支持強度を高め得る。また、ステム部リー
ド線の曲げ加工に伴うステム部ガラス基板の割れを防ぐ
ことができる。
リード線や金属支柱に曲げ加工を施すことがほとんど不
要となり、これらの材質および線径の選択性が増して電
子銃に対する支持強度を高め得る。また、ステム部リー
ド線の曲げ加工に伴うステム部ガラス基板の割れを防ぐ
ことができる。
【図１】本発明を実施した電子銃支持構体の斜視図
【図２】同構体の金属バンドの斜視図
【図３】同構体の金属バンドの斜視図
【図４】同構体の溶接工程における側断面図
１ 制御格子電極 ２ 金属支柱 ３ ステム部リード線 ４ 金属バンド ５ 湾曲部 ６ 通孔
Claims (1)
- 【請求項１】電子銃電極から延び出た金属支柱とステム
部リード線とを橋絡する金属バンドが、前記金属支柱ま
たは前記リード線を包囲する湾曲部を一端縁に有し、前
記湾曲部は溶接用電極棒を挿通させるための通孔を有し
ていることを特徴とする電子銃支持構体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04099210A JP3115694B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 電子銃支持構体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04099210A JP3115694B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 電子銃支持構体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05299030A JPH05299030A (ja) | 1993-11-12 |
| JP3115694B2 true JP3115694B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=14241296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04099210A Expired - Fee Related JP3115694B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 電子銃支持構体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3115694B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP04099210A patent/JP3115694B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05299030A (ja) | 1993-11-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3439053B2 (ja) | 引張マスク及び追従性支持フレーム組立体を有するカラー映像管 | |
| JP3115694B2 (ja) | 電子銃支持構体 | |
| JP3649744B2 (ja) | テンションマスクフレーム用ディテンションロッドアセンブリを有する陰極線管 | |
| US4990823A (en) | Electron gun and method of manufacturing an electron gun, and display tube comprising such an electron gun | |
| JP2001057161A (ja) | 陰極線管 | |
| JPH0610960B2 (ja) | 陰極線管の２電位電極構体 | |
| JPH11354041A (ja) | 陰極線管 | |
| KR950005108B1 (ko) | 개량된 섀도우 마스크 프레임 어셈블리 지지물을 가진 칼라 화상관 | |
| KR930005787Y1 (ko) | 음극선관용 전자총의 핀조립체 | |
| US3802855A (en) | Method of and apparatus for supporting cathode heaters | |
| JP3240555B2 (ja) | 多箔シール型放電灯 | |
| JPS6215727A (ja) | 電子管の陰極構体及びその製造方法 | |
| JP2851860B2 (ja) | マグネトロンのフィラメント支持構体の製造方法 | |
| KR940003924Y1 (ko) | 음극선관용 전자총 구조체 | |
| JPH0217906B2 (ja) | ||
| GB2295267A (en) | Getter spring and cathode-ray tube using getter spring | |
| NL8204366A (nl) | Kathodestraalbuis met getterinrichting en getterinrichting geschikt voor deze buis. | |
| JPH0364833A (ja) | カラー映像管 | |
| JPH0618110B2 (ja) | 電子銃構体 | |
| KR940002604Y1 (ko) | 음극선관용 전자총 | |
| JPH0210631A (ja) | マイクロ波管の電子銃構体 | |
| JP2834209B2 (ja) | 陰極線管用直熱型陰極構体の製造方法 | |
| KR940008090Y1 (ko) | 음극선관용 스템(Stem) | |
| JP2645067B2 (ja) | メッシュ後段加速形陰極線管 | |
| KR950005551Y1 (ko) | 전자총 히이터 지지체 벤딩장치 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |