JP3115471B2 - ハニカムコアおよびその製造方法 - Google Patents

ハニカムコアおよびその製造方法

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JP3115471B2 JP06034159A JP3415994A JP3115471B2 JP 3115471 B2 JP3115471 B2 JP 3115471B2 JP 06034159 A JP06034159 A JP 06034159A JP 3415994 A JP3415994 A JP 3415994A JP 3115471 B2 JP3115471 B2 JP 3115471B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハニカムコアおよびそ
の製造方法に関する。すなわち、主にポリイミド樹脂を
用いた繊維強化プラスチックのプリプレグシートを母材
としたハニカムコア、およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のハニカムコアは、耐熱性に優れ
ることが知られているが、従来一般的に、次の工程を辿
って製造されていた。すなわち、母材たる主にポリイミ
ド樹脂を用いた繊維強化プラスチックのプリプレグシー
トを、まずギヤやラックにて加熱加圧することにより波
板に連続的に折曲加工し、次に、この波板を一定寸法毎
に切断すると共に、条線状に塗布した接着剤を介し上下
で谷部と頂部とを合わせつつ積層ブロック状に重積し、
それから、このように条線状に介裝された接着剤の融点
温度にて加熱加圧して波板間を接着することにより、ハ
ニカムコアが製造されていた。つまり、このような各工
程を辿ることにより、主にポリイミド樹脂を用いた繊維
強化プラスチックのプリプレグシートを母材とし、その
波板にてセル壁が形成され、セル壁により各々独立空間
に区画された中空柱状のセルの平面的集合体である、ハ
ニカムコアが製造されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、重積された波板を介裝された接着剤の融点温度にて
加熱加圧して条線接着する工程において、プリプレグシ
ートを折曲加工して重積された波板は、接着のため上下
から挟み込まれて加圧されると、その圧により変形,変
位しやすかった。もって、波板にて形成された各セル壁
そしてセルが変形,変位し、それらの不揃い,並びの乱
れ,ずれ,潰れ,壊れ等が発生し、特に、接着剤による
条線接着位置が不正確で、いわゆる目ずれが生じる等、
ハニカムコアの精度,品質面に大きな問題が生じてい
た。
【0004】第2に、なおハニカムコアの製造方法とし
ては、一般に、上述したいわゆるコルゲート方式のほか
に展張方式もあるが、展張方式は、母材を重積,条線接
着,展張するので、主にポリイミド樹脂を用いた繊維強
化プラスチックのプリプレグシートを母材とした場合に
は、次の問題が指摘されていた。すなわち、接着剤を溶
融硬化させて条線接着する工程において、加熱加圧によ
りプリプレグシートが硬化しやすい等、プリプレグシー
トのフレキシブル性の低下や剛性の高さにより、展張工
程に支障が生じることが多かった。又、このような問題
を解決するためには、専用の製造ライン・設備の開発を
要すると共に非常に手間がかかる等、従来の展張方式
は、プリプレグシートを母材とした場合、製造コスト面
にも難点があり問題が多かった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、主に
ポリイミド樹脂を用いた繊維強化プラスチックのプリプ
レグシートを、重積,条線接着,展張する展張方式を採
用すると共に、低温硬化型接着剤を用いて条線接着する
ようにしたことにより、第1に、セル壁やセルの変形,
変位が防止されると共に、第2に、製造コスト面にも優
れた、主にポリイミド樹脂を用いた繊維強化プラスチッ
ク製のハニカムコア、およびその製造方法を提案するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。まず請求項1に
ついては、次のとおり。すなわちこのハニカムコアは、
中空柱状のセルの平面的集合体であって、該セルを形成
するセル壁の母材として、主にポリイミド樹脂を用いた
繊維強化プラスチックのプリプレグシートが用いられる
と共に、該プリプレグシートを重積,条線接着,展張し
てなり、該セル壁間は、該プリプレグシートのポリイミ
ド樹脂よりは低温で硬化する低温硬化型接着剤にて条線
接着されている。
【0007】次に請求項2については、次のとおり。す
なわち、このハニカムコアの製造方法では、まず、母材
たる主にポリイミド樹脂を用いた繊維強化プラスチック
のプリプレグシートの表面に、一定の方向,幅,ピッチ
で、該ポリイミド樹脂よりは低温で硬化する低温硬化型
接着剤を条線状に付設し、次に、該プリプレグシート
を、条線状の接着剤が半ピッチずつずれた位置関係で上
下に重積する。それから、該低温硬化型接着剤を低温加
熱,加圧により溶融硬化させて、該プリプレグシート間
を条線接着し、しかる後、重積方向に引張力を加えて展
張してから、高温加熱により該プリプレグシートを完全
硬化させ、もって中空柱状のセルの平面的集合体である
ハニカムコアを得る。
【0008】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。本発明において、主にポリイミド樹脂
を用いた繊維強化プラスチックのプリプレグシートは、
低温硬化型接着剤を条線状に付設して重積した後、低温
加熱,加圧により条線接着され、重積方向に展張され、
高温加熱により完全硬化される。
【0009】そこで第1に、このプリプレグシートは、
まず、平坦なシート状態のまま重積され、低温加熱,加
圧により条線接着された後、展張により折曲加工されて
高温加熱される。このように、展張され折曲加工された
後は加圧されないので、セル壁やセルの変形,変位は防
止される。第2に、低温硬化型接着剤の低温加熱による
プリプレグシートの接着と、プリプレグシートの高温加
熱による完全硬化とを分けたことにより、展張がスムー
スに行え、又、プリプレグシートを母材とするものの、
他のアルミやアラミド系の母材を用いた製造ライン・設
備をそのまま使用でき、製造に手間取ることもない。こ
のように製造工程が簡略化され、この種のハニカムコア
が簡単容易に製造される。
【0010】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図面は本発明の実施例の説明に
供し、図1および図2は斜視図、図3および図4は正面
説明図である。そして図1の(1)図は、接着剤の塗布
工程を、図1の(2)図は、重積した後に低温加熱,加
圧して条線接着する工程を示し、図2の(1)図は切断
工程を、図2の(2)図は展張工程を示す。図3は完全
硬化工程を示し、図4の(1)図は含浸剤の浸漬工程
を、図4の(2)図は乾燥,硬化工程を示す。
【0011】この製造方法では、まず、図1の(1)図
に示したように、主にポリイミド樹脂を用いた母材たる
繊維強化プラスチックのプリプレグシート1の表面に、
離型剤2と、ポリイミド樹脂よりは低温で硬化する低温
硬化型接着剤Aとが、交互に、一定の方向,幅,ピッチ
で条線状に塗布される。
【0012】これらについて詳述すると、繊維強化プラ
スチック(FRP)としては、ガラス繊維,ケブラー繊
維,カーボン繊維,その他の基材繊維に、主にポリイミ
ド樹脂を付着,含浸等により組み合わせたものが用いら
れる。この主にポリイミド樹脂を用いた繊維強化プラス
チックのプリプレグシート1は、加熱されて軟化し粘性
を備え半硬化状態にあると共に、極薄で平坦な帯状のシ
ート状をなす。離型剤2としては、非粘性で離型性を備
えた例えばフッ素樹脂,ポリエステル樹脂,ポリエチレ
ン樹脂,その他の樹脂や金属等が用いられ、これらのシ
ート状,合成フィルム状等のものが適宜選択使用され
る。そして、このような離型剤2がプリプレグシート1
上に、図示例では短手方向に向け広い幅とピッチで、順
次配されると共に、このような各離型剤2間の細い間隔
に、それぞれ低温硬化型接着剤Aが、例えばロール3に
て塗布され乾燥されることにより、細い幅とピッチで条
線状に付設される。このような低温硬化型接着剤Aとし
ては、プリプレグシート1のポリイミド樹脂よりは低温
で溶融硬化する物質が用いられ、例えば、接着強度に特
に優れた2液エポキシ系接着剤や、耐熱性に特に優れた
低温硬化型のポリイミド系接着剤が使用される。
【0013】この製造方法では次に、図1の(2)図に
示したように、このようなプリプレグシート1を、条線
状の接着剤Aが半ピッチずつずれた位置関係で重積す
る。すなわち、上述により離型剤2を介し接着剤Aが条
線状に塗布されたプリプレグシート1は、一定長さ毎に
切断された後、条線状の接着剤Aが上下でそれぞれ半ピ
ッチずつずれた位置関係となるように、多数枚が、1枚
おきに左右にずらしながらブロック状に重積される。
【0014】しかる後この製造方法では、同じく図1の
(2)図に示したように、低温硬化型接着剤Aのみを低
温加熱,加圧して溶融硬化させ、もって重積されたプリ
プレグシート1間を条線接着する。すなわち、上述によ
り低温硬化型接着剤Aや離型剤2を介裝しつつブロック
状に重積された各プリプレグシート1は、炉(図示せ
ず)内等で、そのポリイミド樹脂が完全硬化しないと共
に低温硬化型接着剤Aは硬化する温度と時間で、加熱し
つつ加圧され、もって若干硬化が進行して粘性が低下
し、かなりフレキシブル性を有した状態となる。このよ
うにして、上下に重積されたこのプリプレグシート1間
は、低温硬化型接着剤Aの溶融硬化により条線接着され
ると共に、低温硬化型接着剤A以外の箇所では介裝され
た離型剤2にて分離され、次工程の展張に必要な程度に
条線接着されると共に、展張に必要なフレキシブル性を
有してなる。
【0015】次にこの製造方法では、図2の(1)図に
示したように、上述により重積され条線接着された各プ
リプレグシート1は、必要に応じカッター4にて切断さ
れ、必要幅のブロック状とされる。しかる後この製造方
法では、図2の(2)図に示したように、重積方向に引
張力を加え展張が実施される。すなわち、上述により重
積,条線接着されブロック状をなすプリプレグシート1
は、常温環境下において、重積方向を展張方向として引
張力を加えることにより展張されるが、その際、どうし
ても剛性が高くフレキシブル性が不足して展張しにくい
場合は、短時間加熱してから展張を実施する。このよう
にして、中空柱状のセル5の平面的集合体であるハニカ
ムコア6が成形され、その形状に保持される。
【0016】そして、この製造方法では図3に示したよ
うに、このように成形されたハニカムコア6は、高温加
熱により完全硬化される。すなわち、前述により展張成
形され形状保持されたハニカムコア6は、後工程とし
て、炉7中で熱源8にて前述した条線接着時より高い温
度で高温加熱され、もって主にポリイミド樹脂を用いた
繊維強化プラスチックのプリプレグシート1を母材とし
たセル壁9が、最終的に完全硬化されて、全体的に所定
の剛性・強度を備えるに至る。なお離型剤2は、適宜必
要に応じ除去される。
【0017】さて、このような各工程を辿ることによ
り、ハニカムコア6が製造される。すなわち、この主に
ポリイミド樹脂を用いた繊維強化プラスチック製のハニ
カムコア6は、各々独立空間に区画された中空柱状のセ
ル5の平面的集合体であって、セル5を形成するセル壁
9の母材として、主にポリイミド樹脂を用いた繊維強化
プラスチックのプリプレグシート1が用いられると共
に、このプリプレグシート1を重積,条線接着,展張し
てなり、セル壁9間は、プリプレグシート1のポリイミ
ド樹脂よりは低温で硬化する低温硬化型接着剤Aにて条
線接着されている。なお、セル5そしてセル壁9の断面
形状は、図示の六角形のもののほか、三角形,四角形,
台形,その他各種形状のものが可能である。そして、ハ
ニカムコア6は一般的に、重量比強度に優れ、軽量であ
ると共に高い剛性・強度を備え、又、整流効果,平面精
度,保温性,遮音性にも優れ、単位容積当りの表面積が
大である、等々の特性が知られている。又このハニカム
コア6は、主にポリイミド樹脂を用いた繊維強化プラス
チック製よりなるので、特に耐熱性に優れると共に重量
比強度に優れている。
【0018】なお、製造されたハニカムコア6につい
て、より高い剛性・強度や重量が要求される場合には、
更に後処理として、次の工程が付加的に実施される。す
なわち、この場合にはハニカムコア6は、図4の(1)
図に示したように、フェノール樹脂等の重合体結合物質
よりなる、浴槽11中の含浸剤10溶液に浸漬され、上
述によりプリプレグシート1を母材としたセル壁9に、
補強用の含浸剤10が付着,含浸される。それから、図
4の(2)図に示したように、このように含浸剤10が
付着,含浸されたハニカムコア6は、浴槽11から取り
出された後、処理室12にて熱源13にて加熱,乾燥さ
れ、もって含浸剤10がセル壁9の表面をコートした状
態で硬化する。又、離型剤2がこのような含浸剤10の
付着,含浸を阻害する場合には、適宜除去される。な
お、このような補強用の含浸剤10の付着,含浸は、そ
のハニカムコア6について要求される剛性・強度や重量
に達するまで、繰り返して実施される場合もある。
【0019】本発明は、以上のようになっている。そこ
で以下のようになる。本発明において、まず、主にポリ
イミド樹脂を用いた繊維強化プラスチックのプリプレグ
シート1は、図1の(1)図,(2)図に示したよう
に、低温硬化型接着剤Aが条線状に塗布されると共に、
重積される。しかる後、図2の(1)図,(2)図に示
したように、適宜切断された後、低温加熱,加圧により
低温硬化型接着剤Aの溶融硬化により条線接着され、重
積方向に引張力を加えて展張されると共に、図3に示し
たように、高温加熱により完全硬化されハニカムコア6
とされる。そこで、このハニカムコア6およびその製造
方法によると、次の第1,第2のようになる。
【0020】第1に、主にポリイミド樹脂を用いた繊維
強化プラスチックのプリプレグシート1は、前述したコ
ルゲート方式のこの種従来例のように、まず波板に折曲
加工され、次に重積されて加熱加圧により接着されるの
ではなく、展張方式により、まずシート状態のまま重積
されて加熱加圧により条線接着され、次に展張により折
曲加工され高温加熱される。このように、まず平坦なシ
ート状態で重積されて加圧され、次に展張され折曲加工
され、展張による折曲加工後は加圧されないので、セル
壁9やセル5の変形,変位は確実に防止される。
【0021】第2に、低温硬化型接着剤Aの低温加熱に
よるプリプレグシート1の接着と、プリプレグシート1
の高温加熱による完全硬化とを分けたことにより、プリ
プレグシート1はフレキシブル性を有しつつスムースに
展張されるようになる。又、プリプレグシート1を母材
として用いるものの、他のアルミやアラミド系の母材を
用いた展張方式の製造ライン・設備を、加熱温度のみの
設定変更によりそのまま使用することができる。このよ
うに、前述した展張方式のこの種従来例に比し、専用の
製造ライン・設備を要しないと共に製造に手間取ること
もなく、製造工程が簡略化され、ハニカムコア6が簡単
容易に製造される。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るハニカムコアおよびその製
造方法は、以上説明したように、主にポリイミド樹脂を
用いた繊維強化プラスチックのプリプレグシートを、重
積,条線接着,展張する展張方式を採用すると共に、低
温硬化型接着剤を用いて条線接着するようにしたことに
より、次の効果を発揮する。
【0023】第1に、セル壁やセルの変形,変位が防止
される。すなわち、この主にポリイミド樹脂を用いた繊
維強化プラスチック製のハニカムコアにあっては、前述
したこの種従来例にて指摘されていた、セル壁やセルの
不揃い,並びの乱れ,ずれ,潰れ,壊れ等が解消され、
特に条線接着位置が正確で、いわゆる目ずれも生じな
い。このように、精度,品質面に優れたハニカムコアが
得られる。
【0024】第2に、製造工程が簡略化され、製造コス
ト面にも優れている。すなわち、展張もスムースに行
え、プリプレグシートを母材とするものの、他のアルミ
やアラミド系の母材を用いた製造ライン・設備を、その
まま使用でき、特に製造に手間取ることもない等、ハニ
カムコアが簡単容易に製造でき、製造コスト面にも優れ
ている。このように、この種従来例に存した問題点が一
掃される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大な
るものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハニカムコアおよびその製造方法
の実施例の説明に供する斜視図であり、(1)図は、接
着剤の塗布工程を、(2)図は、重積した後に低温加
熱,加圧して条線接着する工程を示す。
【図2】同実施例の説明に供する斜視図であり、(1)
図は切断工程を、(2)図は展張工程を示す。
【図3】同実施例の説明に供する正面説明図であり、完
全硬化工程を示す。
【図4】同実施例の説明に供する正面説明図であり、
(1)図は、含浸剤の浸漬工程を、(2)図は、乾燥,
硬化工程を示す。
【符号の説明】
1 プリプレグシート 2 離型剤 3 ロール 4 カッター 5 セル 6 ハニカムコア 7 炉 8 熱源 9 セル壁 10 含浸剤 11 浴槽 12 処理室 13 熱源 A 低温硬化型接着剤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空柱状のセルの平面的集合体であっ
    て、該セルを形成するセル壁の母材として、主にポリイ
    ミド樹脂を用いた繊維強化プラスチックのプリプレグシ
    ートが用いられると共に、該プリプレグシートを重積,
    条線接着,展張してなり、該セル壁間は、該プリプレグ
    シートのポリイミド樹脂よりは低温で硬化する低温硬化
    型接着剤にて条線接着されていること、を特徴とするハ
    ニカムコア。
  2. 【請求項2】 まず、母材たる主にポリイミド樹脂を用
    いた繊維強化プラスチックのプリプレグシートの表面
    に、一定の方向,幅,ピッチで、該ポリイミド樹脂より
    は低温で硬化する低温硬化型接着剤を条線状に付設し、
    次に、該プリプレグシートを条線状の該接着剤が半ピッ
    チずつずれた位置関係で上下に重積してから、 該低温硬化型接着剤を低温加熱,加圧により溶融硬化さ
    せて、該プリプレグシート間を条線接着し、しかる後、
    重積方向に引張力を加えて展張してから、高温加熱によ
    り該プリプレグシートを完全硬化させ、もって中空柱状
    のセルの平面的集合体であるハニカムコアを得ること、
    を特徴とするハニカムコアの製造方法。
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