JP3114892B2 - 恒温恒湿装置における発熱負荷冷却方法とその恒温恒湿装置 - Google Patents

恒温恒湿装置における発熱負荷冷却方法とその恒温恒湿装置

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JP3114892B2 JP04031910A JP3191092A JP3114892B2 JP 3114892 B2 JP3114892 B2 JP 3114892B2 JP 04031910 A JP04031910 A JP 04031910A JP 3191092 A JP3191092 A JP 3191092A JP 3114892 B2 JP3114892 B2 JP 3114892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、恒温恒湿槽内に発熱量
大の発熱負荷が置かれる場合でも、その発熱負荷を効率
的に冷却し得る恒温恒湿装置における発熱負荷冷却方
法、更には既存の冷凍能力を以て発熱量大の発熱負荷を
効率的に冷却し得る恒温恒湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、恒温恒湿装置においては、その
恒温恒湿槽内部に置かれた被試験対象(各種電気機器や
半導体素子等)に対しては、周囲雰囲気状態が所望に制
御された状態で各種の試験が行われるようになっている
が、その被試験対象を高温雰囲気状態から低温雰囲気状
態に置くに際しては、被試験対象自体での内部発熱が小
さい場合は、恒温恒湿装置での冷凍能力上、特に不具合
は生じないものとなっている。しかしながら、被試験対
象如何によってはその内部発熱が大きくその冷凍能力
上、無視し得ない場合には、冷凍能力が大とされた冷凍
機を具備せしめる必要があるものとなっている。このよ
うに、被試験対象での内部発熱が大である場合に対処す
べく、冷凍能力が大とされた冷凍機を前以て具備せしめ
るにしても、恒温恒湿槽内部は冷凍機のみによって冷却
され、したがって、冷凍機吸込み冷媒ガス温度の上昇は
避けられないことから、冷凍機にはその冷媒ガス温度の
上昇を抑えるべくサクションクーラを備えさせることも
考えられているのが実情である。なお、サクションクー
ラを具備してなる冷凍サイクルに関する文献としては、
例えば特開平1ー23061号公報が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、これま
でにあっては、恒温恒湿装置には、被試験対象(以下、
発熱負荷と称す)での内部発熱が大である場合に対処す
べく、冷凍能力が大とされた冷凍機が前以て具備せしめ
られているわけであるが、この結果として、恒温恒湿装
置自体の大形化は避けられないばかりか、消費電力上、
ランニングコストも無視し得ないものとなっているのが
実情である。
【0004】本発明の第1の目的は、冷凍能力を徒に増
大せしめることなく、恒温恒湿槽内に発熱量大の発熱負
荷が置かれる場合でも、既存の冷凍能力を以てその発熱
負荷を効率的に冷却し得る、恒温恒湿装置における発熱
負荷冷却方法を供するにある。本発明の第2の目的は、
そのような発熱負荷冷却方法を実施する上で好適とされ
た構成の恒温恒湿装置を供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、恒温
恒湿槽内部に置かれた発熱負荷を高温状態より設定低温
温度状態の雰囲気に置くに際しては、既存の冷凍能力を
以て十分冷却し得るまでの間、外部からの加圧されたド
ライエアが補助冷却媒体として、恒温恒湿槽内部に導入
せしめられることで達成される。上記第2の目的はま
た、外部に設けられた加圧ドライエア発生供給手段と、
該加圧ドライエア発生供給手段からの加圧ドライエアを
恒温恒湿槽内部に導入せしめるドライエア供給管と、該
ドライエア供給管の外部側途中に設けられ、かつ全体一
括制御手段による制御下に開閉状態が制御される電磁
弁、あるいは流量制御弁と、を既存の恒温恒湿装置に具
備せしめることで達成される。
【0006】
【作用】恒温恒湿装置一般においては、断熱材からなる
恒温恒湿槽の内部圧力が均圧管により外部大気圧力と等
しくされた状態で、恒温恒湿槽内部での温度、湿度各々
が直接間接に検出された上、これら温度、湿度にもとづ
く全体一括制御手段による制御下に、内部雰囲気状態が
むらなく設定温度および湿度となるべく制御可とされて
いるが、恒温恒湿槽内部に置かれた発熱負荷を高温状態
より設定低温温度状態の雰囲気に置くに際しては、既存
の冷凍能力を以て十分冷却し得るまでの間、全体一括制
御手段による制御下に、外部から加圧されたドライエア
が補助冷却媒体として供給される場合には、その発熱負
荷は既存の冷凍能力を以て十分設定低温温度状態まで冷
却され得るというものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図1により説明する。先ず本
発明による恒温恒湿装置の構成について説明すれば、図
1はその一例での要部構成を示したものである。これに
よる場合、恒温恒湿槽8内部での温度および湿度は、そ
の内部に設けられている温度センサ(乾球温度センサお
よび湿球温度センサ)5からのセンサ信号を全体一括制
御手段としてのマイクロコンピュータ4で処理すること
により直接間接に検出可とされているが、マイクロコン
ピュータ4ではそれら検出温度、湿度にもとづき調温・
調湿プログラムを実行した上、調温器7および加湿器
(図示せず)を制御することによって、恒温恒湿槽8内
部での温度および湿度は設定温度および設定湿度となる
べく制御されるものとなっている。その際、恒温恒湿槽
8内部は送風機6によって攪拌されるべく循環せしめら
れることで、恒温恒湿槽8内部での温度および湿度の雰
囲気状態にはむらが生じないようにされているものであ
る。
【0008】さて、以上のようにしてなる恒温恒湿槽8
に対しては、本発明による発熱負荷冷却方法を実施する
関係上、加圧ドライエア供給手段が外部に設けられるよ
うになっている。本例での加圧ドライエア供給手段は、
図示のように、圧縮機1および水分離器(減圧機能を具
備)2より構成されたものとなっている。圧縮機1から
の加圧エアは水分離器2で水分が除去された上、ドライ
エア供給管9を介し恒温恒湿槽8内部に供給可とされて
いるが、その供給/供給停止はドライエア供給管9途中
に設けられている電磁弁3での開閉状態によるものとな
っている。マイクロコンピュータ4が恒温恒湿槽8内部
での熱負荷が以上に大きいと判断した場合には、必要な
期間に亘って電磁弁3が開状態におかれるべく制御され
ているものである。電磁弁3はまた、場合によっては減
圧機能をもった流量制御弁に置換され得るものとなって
いる。
【0009】ここで、湿度制御はさておき、恒温恒湿槽
8内部にそれ自体での発熱量が大とされた発熱負荷が置
かれた上、その発熱負荷が高温状態より設定低温温度状
態まで冷却される場合に、その一例での温度制御動作に
ついて説明すれば以下のようである。即ち、マイクロコ
ンピュータ4に対し外部から設定温度が設定された状態
で、発熱負荷はその恒温恒湿装置に既存の冷凍能力で以
て冷却されるが、その際での恒温恒湿槽8内部の温度の
変化はマイクロコンピュータ4によって監視されるもの
となっている。この監視で、もしも、熱負荷が大きく既
存の冷凍能力を以てしても十分な速度で冷却し得なく、
冷凍機が過負荷状態であると判断した場合には、既存の
冷凍能力を以て十分冷却し得るまでの間、冷凍機による
冷却に並行して、電磁弁3を開状態におくことによっ
て、外部から加圧されたドライエアを補助冷却媒体とし
て、恒温恒湿槽内部に導入せしめようというものであ
る。この結果、恒温恒湿槽8の内部温度は徐々に低下さ
れるが、やがて、設定低温温度近くとなった場合は、電
磁弁3は閉状態におかれ冷凍機による冷却のみが設定低
温温度に達するまで行われるものである。なお、ドライ
エアの導入に際しては、ドライエアは調温器7よりも手
前側に供給されることから、きめ細かな温度は制御され
得る一方では、ドライエア自体からは水分が除去されて
いるので、調温器7への霜付による冷却能力の低下は防
止されるものとなっている。
【0010】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1による
場合は、冷凍能力を徒に増大せしめることなく、恒温恒
湿槽内に発熱量大の発熱負荷が置かれる場合でも、既存
の冷凍能力を以てその発熱負荷を効率的に冷却し得る発
熱負荷冷却方法が、また、請求項2による場合には、そ
のような発熱負荷冷却方法を実施する上で好適とされた
構成の恒温恒湿装置が得られるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による恒温恒湿装置の一例での
要部構成を示す図
【符号の説明】
1…圧縮機、2…水分離器、3…電磁弁、4…マイクロ
コンピュータ、5…温度センサ、6…送風機、7…調温
器、8…恒温恒湿槽、9…ドライエア供給管
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−107147(JP,A) 実公 平3−7800(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱材からなる恒温恒湿槽の内部圧力が
    均圧管により外部大気圧力と等しくされた状態で、該恒
    温恒湿槽内部での温度、湿度各々が直接間接に検出され
    た上、該温度、湿度にもとづく全体一括制御手段による
    制御下に、内部雰囲気状態がむらなく設定温度および湿
    度となるべく制御可とされてなる恒温恒湿装置における
    発熱負荷冷却方法であって、恒温恒湿槽内部に置かれた
    発熱負荷を高温状態より設定低温温度状態の雰囲気に置
    くに際しては、既存の冷凍能力を以て十分冷却し得るま
    での間、外部からの加圧されたドライエアが補助冷却媒
    体として、恒温恒湿槽内部に導入せしめられるようにし
    た、恒温恒湿装置における発熱負荷冷却方法。
  2. 【請求項2】 断熱材からなる恒温恒湿槽の内部圧力が
    均圧管により外部大気圧力と等しくされた状態で、該恒
    温恒湿槽内部での温度、湿度各々が直接間接に検出され
    た上、該温度、湿度にもとづく全体一括制御手段による
    制御下に、内部雰囲気状態がむらなく設定温度および湿
    度となるべく制御可とされてなる恒温恒湿装置であっ
    て、外部に設けられた加圧ドライエア発生供給手段と、
    該加圧ドライエア供給手段からの加圧ドライエアを恒温
    恒湿槽内部に導入せしめるドライエア供給管と、該ドラ
    イエア供給管の外部側途中に設けられ、かつ全体一括制
    御手段による制御下に開閉状態が制御される電磁弁、あ
    るいは流量制御弁と、が具備せしめられてなる恒温恒湿
    装置。
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