JP3114855U - 履物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スリッパ等の履物の機能を向上させる。
【解決手段】 本考案は履物の底板部1に長さ方向の中央部を高くするように湾曲した弾性体11を介在させることにより、津市不磨図の部分を高くするようにした反りを有するものとなる。不使用時には甲被部3の開口端部が斜め上向きになり、足を入れやすくなるため履き易くなる。使用時には足圧により底板部は地面に密着状態となる。弾性体11は板ばねを湾曲状に屈成したものからなり、底板部1の中間層に敷くように設ける。
【選択図】 図2

Description

本考案は例えばスリッパや靴などの履物特に高齢者や身体障害者に適する履物に関するものである。
スリッパや靴などのうち高齢者や身体障害者用の履物や、簡易履物についてはその機能として履き易さと、歩行中の脱げにくさとが挙げられる。通常は、爪先の導入部である甲被部の開口端部をなるべく大きくして足を入れ易くすることが行われるが、そうするとこんどは歩行中に簡単に脱げてしまうという不都合は避けられない。そこで、このような背理を解決するために、底板の土踏まずの部分が載る部分を踵が載る部分よりも狭くし、それらの境界に段差部を設け、各段差部に、ゴムチューブ等を芯材とする開口端部用パット部材の両端部を取着することが提案されている。このパット部材は甲被の開口端周辺部の両面に沿って取着してあることにより、足の甲部が甲被へ密着することにより脱げにくくするとともに、保温性の向上を図っている。また、この提案においては、底板と中敷板との間に中芯板を設け、この中芯板の爪先端部寄りの位置に複数の貫通孔を前後方向と直交するように設け、これらの各貫通孔にゴムチューブ等の弾性部材を嵌め込んで、足底の前後への滑りを抑制可能としてある(特許文献1)。
また、別の提案として、踵の周囲を覆う部分を有しないスリッパ等の簡易履物において、本来の履き易さ、使い勝手の良さを損なうことなく、脱げにくくするとともに、パタ付き音の発生を防止し、加えて履き心地の良さを向上させるようにした履物が提案されている。この履物は、足載せ部とつまかけ部とからなり、これら両部をまたがるように上面層と下面層との間に、くの字状に屈曲された弾性部材を埋設することにより、踵部が上方に折り曲げられた状態となるようにしてある。この履物に足を入れて踵部を下方に押し下げると、土踏まず部に設けてある押上げ突起が相対的にせり上がって土踏まずを押し上げるようにして健康上の効果を期待できるようになっている(特許文献2)。
実登第3017040号 実登第3029630号
上記の特許文献1記載のスリッパは保温性に秀れ、履き心地の良いものとなることは肯ける。しかしながら、長時間履いたままの状態を継続する場合はともかく、家庭用サンダルや普段履きの靴などでは、頻繁に着脱することが多い。このような場合に体の不自由な高齢者や身体障害者にとって、つま先を甲被部の開口端に差し込むことがうまくできずにいらいらの原因となっていることがある。また、歩行中にも足が後方へ抜けてしまうことがある。このような人たちにとって、履き易さ、すなわち足を入れ易くしてあることが要求されるが、このスリッパではこの履き易さには難点がある。また、特許文献2記載の履物では、踵部が弾性部材により上方に折り曲げられており、これにより甲被開口部が狭くなっているため、履きにくくなっていることは否めない。
上記の課題を解決するために、本考案は底板部の略前半部に甲被部を有し、この底板部の後端部に踵の後退を防ぐように立ち上げてなる踵保持部を有する履物において、上記の底板部の土踏まず近傍を高くするように湾曲状に形成した弾性体が介在しているところに特徴がある。底板部への弾性体の介在により不使用時には前後に対する中央部が高くなる状態に反っていることにより、甲被部の開口端がやや上向きになるため、足を入れやすくなるので容易に履くことができる。開口端から足を甲被部に入れ、踵を底板部上面に載せることにより底板部の全面を押圧すると、底板部が地面又は床面に接し、これにより弾性体が変形して底板部全体が足底(足の平)になじんだ状態となる。
また、上記の弾性体を踵保持部まで延伸して立ち上げるようにすれば、上記の踵受け部が踵の後退している部分の上部に弾接するため、歩行中に踵が踵保持部から抜けにくくなる働きが向上する。
さらに、この履物は、上記した甲被部の踵寄りの両側面に、底板部が変形するときに甲被部の開口端の変形を減少させる伸縮手段が設けてある。底板部が湾曲しているときには甲被部の開口端が横に広がるとともに高さが減少するため、足の甲が僅かながら入りにくくなる現象が起きる。この対策として甲被部の踵寄りの両側面にゴム繊維などからなる伸縮手段を設けることにより上記の変形を少なくするようにしたものである。
本考案によれば、履物の底板部に湾曲した弾性体を介在させることにより履物を前後方向に反らせてあるため、甲被部の開口端部が水平よりも上向きになるので、足を入れやすくなるため履くときに容易に足先を入れ易くなる。また、上記の弾性体を踵保持部まで延伸させて立ち上げるようにすれば、一層脱げにくくなる。さらに甲被部の両側に伸縮手段を設ければ、底板部が湾曲した状態において開口端の変形が少なくなるので、履きやすさが向上する等の効果を奏する。
次に本考案の実施の最良の形態について図面を参照して説明する。本考案は履物の底板部に弾性体を介在させることにより湾曲させてあるところに特徴を有するものであり、甲被部を備えたあらゆる履物に適用可能であるが、ここでは実施例としてスリッパとカジュアルシューズを取り上げて説明する。
図1〜図4は、本考案に係る履物としてのスリッパを示しており、図1は平面図、図2は側面の断面図、図3はスリッパを履いたときの状態を示す側面の断面図、図4は図1のA−A線の拡大断面図である。
図1,図2に示すように、底板部1の前半部に甲被部3が足の前半部を挿入可能に設けてある。底板部1の後端部には後端部を立ち上げてなる踵保持部5が設けてある。踵保持部5は、踵の周囲を部分的に取り囲み可能な湾曲状になっており、その頂部には軟質ゴム又はフェルト製のふくらみ体からなる踵押さえ部17が設けてある。
底板部1は、最下層に厚さ3〜5mmの接地底板7が位置し、その上に底敷板9が接合してある。底敷板9の形状は、前端部から踵の部分までは、ほぼ接地底板7と一致するが、後端部は立ち上げて上述の踵保持部5を構成している。底敷板9の上面には、先端部からほぼ20mm程度を残して浅底の凹部9aが形成してある。この凹部9aには弾性体としての板ばね11が嵌め込んである。板ばね11は前後方向のほぼ中央部を高くする湾曲状に形成してあり、後端部は底敷板9とともに立ち上げて踵保持部の一部となっている。板ばね11の厚さは、使用していないときには底板部1を、図2に示すように湾曲状を維持し、使用中には体重によって図3に示すように、全面が底面に密着するような扁平体となるのに適するようにしてある。
図4に示すように、底敷板9の前半部周囲には、上述の甲被部3ののり付け部3a,3aが接合してある。甲被部3の材質は特に限定されないが、底板部1の変形に対応して変形可能とするために伸縮性に富んだものとすることが望ましい。甲被部3ののり付け部3a,板ばね11及び上記のり付け部3aと板ばね11とを除いた底敷板9の上面には、中敷板13が敷き詰めてある。中敷板13は交換可能とすることにより、生活に変化をもたせるようにしてもよい。また、上面の要所に複数の突起を設けて足底に刺激を与え、あるいは土踏まずの部分を盛り上げて疲労回復作用を生じさせるようにしてもよい。踵保持部5は、上述の底敷板9と板ばね11との立ち上げ部と、板ばね11側を覆うように接合してなる内張板15とからなり、図1に示すように湾曲状に形成してある。踵保持部5の上端部には軟質のゴムやフェルト材を略楕円形状断面となるように形成した上述の踵押さえ部17が踵保持部15の上端部を覆うように固着しある。踵押え部17は足首の後部に軟らかく接触することにより使用中は踵を快適に保持可能とする。
甲被部3は、伸縮性に秀れる素材を用いることが望ましいが、甲被部の両側部に伸縮手段19を設けるとさらに開口端Gの変形を少なくすることができる。伸縮手段19は例えばゴム糸を編んでなる伸縮布地などをその部分の甲被部素材を除去した部分に縫い込むようにしたものを採用してある。
図5,図6は本考案を靴(カジュアルシューズ)に適用したものを示している。底板部21は接地底板27にヒール部27aを備えていること以外は実施例1の場合と同様である。甲被板23の端部には側周部24が踵保持部25まで伸びて、これに結合している。靴の場合には板ばね31により反っている状態においては、特に甲被部23の開口端Gを平たく変形させる度合いが大きいので、甲被部23はなおさら伸縮性に優れた素材とすることが望ましい。また、伸縮手段39も取り付けることが望ましい。
この実施例は上述の実施例1の変形例であり、弾性体である板ばね51を底板部41の踵が位置する部分までとし、これを実施例1のように踵保持部45までは延長しないようにしたものである。すなわち、図7〜図10に示すように、板ばね51の全体を底敷板49の上面に形成された凹部49aに嵌め込んだものである。このようにすることにより、踵保持部45は底敷板49から立ち上げるだけでよく、かつ中敷板53も踵保持部45と一体に立ち上げなくともよいことになるため、製造が容易となる。その他の構成は実施例1に準じたものとなる。なお、このように板ばねを底板の部分だけにすることは実施例2の変形として採用することも可能である。
上記の弾性体としては、いずれもばね鋼板を打ち抜きしてなる板ばねを採用しているが、これらの弾性体はプラスチック成形品やその他の素材であってもよい。また、底板部の各構成材は変形容易なものであれば材質を制限されない。甲被部の形状や材質についても同様である。
本考案はスリッパ等の履物に関するものであり、本考案の実施により履物が製造され、販売に供され、これにより産業の発達に寄与するものである。
実施例1の平面図である。 実施例1の履物不使用時の状態を示す断面図である。 実施例1の履物使用時の状態を示す断面図である。 図1のA−A線の拡大断面図である。 実施例2の平面図である。 実施例2の履物不使用時における構成を示す断面図である。 実施例3の平面図である。 実施例3の履物不使用時の状態を示す断面図である。 図8A部の拡大図である。 実施例3の履物使用時の状態を示す断面図である。
符号の説明
1,21,41 底板部
3,23,43 甲被部
5,25,45 踵保持部
11,31,51 弾性体(板ばね)
13,33,53 中敷板
19,39,59 伸縮部材
F 足
G 開口端


Claims (3)

  1. 底板部の略前半部に甲被部を有し、該底板部の後端部に踵の後退を防ぐように立ち上げてなる踵保持部を有する履物において、
    上記底板部に土踏まず近傍を高くするように湾曲状に形成した弾性体が介在していることを特徴とする履物。
  2. 上記弾性体は上記踵保持部まで延伸して上記踵保持部と一体に立ち上げてあることを特徴とする請求項1に記載した履物。
  3. 上記甲被部の踵寄りの両側面には上記底板部が変形するときに上記甲被部の開口端の変形を減少させる伸縮手段が設けてあることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載した履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009077768A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Matsumoto Gishi Seisakusho:Kk スリッパ

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