JP3154644U - 履物底及びサンダル - Google Patents

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保清 米田
保清 米田
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Abstract

【課題】歩行の際に、刺激部材によって足裏に適度な刺激を与えるようにするとともに、使用者が履物を安全に使用できる履物底及びサンダルを提供する。【解決手段】アウトソール1上に設けた中底2に、球状体を平面で切断した略半球状の刺激部材3を、その後端部4でもって固定する。この刺激部材3a等は、アウトソール1及び中底2のいずれよりも軟質の発泡ゴムで形成されている。このため、刺激部材3に荷重が負荷された場合に、刺激部材3が中底2及びアウトソール1にほとんど沈み込まず、中底2によって支持された状態のまま扁平形状に変形する。このように、荷重の大きさに対応して刺激部材3が適切に変形することによって、足裏に適度の刺激を与えて、使用時の疲労感を極力低減することができる。また、表面部材7の劣化により刺激部材3が表面に露出し、この刺激部材3が直接足裏に当接した場合でも、足裏を傷付けることはない。【選択図】図1

Description

この考案は、サンダル等の履物の履物底に関し、特に、足裏を刺激する刺激部材を設けた履物底、及びこの履物底を採用したサンダルに関する。
足裏のツボに刺激を与えて血行促進を図ったり、歩行時の快適性を得たりする目的で、刺激部材(突起等)を形成した履物底を採用したサンダル等の履物が広く用いられている。この刺激部材は、製造コストを抑制するため、樹脂材等を金型に流し込んで、履物底全体と一体成形されるのが一般的である。そして、この履物底は、足裏との摩擦による破損を防止して、履物の耐久性を確保するために、比較的硬質の樹脂材を用いて製造されることが多い。このため、一体成形された刺激部材も硬質で変形し難く、足裏に過度の刺激を与えて使用者が痛みを感じたり、この痛みを感じたまま我慢して履き続けて、足裏を傷めたりするという問題がしばしば生じている。
この問題を解決する構成として、図3に示すように、底体1(アウトソール)に上向きに開口した有底穴9を形成し、この有底穴9の底に支持座体10を設け、この支持座体10に圧縮コイルバネ11の下端を固定するとともに、この圧縮コイルバネ11の上端に刺激体12を設け、使用者の足裏にこの刺激体12が当接するようにしたものが開示されている(下記特許文献1及び図3を参照)。
この構成によると、使用者の体重による荷重がこの刺激体12に負荷された際に圧縮コイルバネ11が縮み、前記荷重の大きさに対応して、底体1上面からの刺激体12の突出量が調節される。すなわち、刺激体12に大きな荷重が負荷された時には、圧縮コイルバネ11が大きく縮み、刺激体12の突出量が小さくなって、足裏に過度な刺激が加わるのが防止される。
登録実用新案3020040号公報
前記特許文献1に示す構成は、圧縮コイルバネ11を収納する有底穴9を形成する必要があり、この有底穴9の形成に伴い加工コストを要する。また、この有底穴9は、この圧縮コイルバネ11が十分に伸縮できるように、ある程度の深さを必要とするが、底体1の厚みが小さい履物では、十分な深さの有底穴9を形成できない。このため、この構成を適用できる履物の種類が限定されることが多い。
また、使用者が履物を履いて歩行する際には、足の踵側から地面に接地し、次第に前方側に体重移動して、最後につま先が地面から離れる、という一連の動作がなされる。この一連の動作において、図3に示すように、刺激体12には、その真上からではなく、後方側から斜め下方向の前方(同図の左方)に荷重が負荷される(同図中の白抜き矢印Fを参照)。このとき、刺激体12は、有底穴9の内壁面前方側に押し付けられて、この有底穴9内で引っ掛かった状態となり、圧縮コイルバネ11がスムーズに縮まないことがある。
この場合、刺激体12が底体1の上面側に大きく突出したままの状態となって、この刺激体12による足裏への刺激が過度となり、足裏に不快感や痛みを生じることがある。
さらに、履物の使用に伴う劣化によって、刺激体12や足裏に直接接する足裏支持底13が破損して、圧縮コイルバネ11がこの足裏支持底13の上面側に突出することもあり得る。この場合、突出した圧縮コイルバネ11によって、使用者の足裏を傷める恐れがある。
そこで、この考案は、歩行の際に、刺激部材によって足裏に適度な刺激を与えるようにするとともに、使用者が履物を安全に使用できるようにすることを課題とする。
上記の課題を解決するため、この考案は、アウトソール上に、このアウトソールとは別部材からなる刺激部材を設け、この刺激部材に使用者の体重が負荷された際に、この荷重によって刺激部材が扁平形状に変形しつつ足裏に当接して、この足裏に刺激を与えるように履物底を構成した。
このようにアウトソールと刺激部材とを別部材とすることにより、アウトソールを汎用品としつつ、使用者の要望に応じて、このアウトソール上の好みの位置に刺激部材を配置することができる。このため、上述したようにアウトソールと刺激部材を金型を用いて一体成形する場合と異なり、製造コストの上昇を抑制しつつ、刺激部材の配置の自由度を大幅に高めることができる。
また、前記構成においては、前記刺激部材をアウトソールよりも軟質の素材で構成するのがより好ましい。
このようにすると、この刺激部材に荷重が負荷された際に、アウトソールに比べて刺激部材の方が大きく変形しやすい。このため、刺激部材がアウトソールにあまり沈み込むことなく、この荷重の大きさに対応して変形し得る。そして、この変形により、使用者の足裏への刺激が過度となるのが防止されるとともに、良好な使用感を得ることができる。
また、この構成では、アウトソールに有底穴を形成することなく、このアウトソール上に直接刺激部材を設けることができる。このため、有底穴を形成するための加工コストを削減することができる。また、有底穴を形成する場合と異なり、アウトソールの厚みに関わらず刺激部材を設けることができる。このため、サンダル、スニーカー、ビジネス用革靴等、靴の種類を限定することなく適用することが可能である。
しかも、アウトソールの上に刺激部材を設けることにより、この刺激部材が受ける荷重の方向に関わらずその圧縮がスムーズになされる。すなわち、歩行の際に刺激部材の後方側から荷重を受けた場合でも、刺激部材が前方側にたわみつつ扁平状に変形する。この変形に際しては、従来技術において説明した刺激体と異なり、周辺の部材(前記従来技術においては、有底穴の内壁)に当接しないので、その変形がスムーズになされる。そして、この変形により、刺激部材と足裏との接触面積が増えるため、この刺激部材から受ける刺激が適度な大きさとなって、良好な使用感を得ることができる。
また、前記構成においては、前記刺激部材が、砲弾形状であって、その砲弾後端部で前記アウトソール上に固定されるようにすることもできる。
この砲弾形状の頭部は球面状となっているため、真上からだけではなく、傾斜した方向から刺激部材に荷重がかかった場合でも、前記頭部によってその荷重を安定的に支えることができる。また、砲弾後端部で固定すると、前記アウトソール上における刺激部材の座りが安定するため、この刺激部材による荷重の支持状態が一層安定したものとなる。
前記各構成に示す履物底は、サンダルに採用することができる。
このサンダルは、一般的な靴と比較して足先の締め付けが小さく、長時間の立ち仕事が多い看護師等の日常業務において使用されている。そして、このサンダルに前記刺激部材を設けることにより、足裏のツボを刺激して血行を促進し、立ち仕事における疲労を最小限に抑制することができる。
この考案によると、刺激部材をアウトソールよりも軟質の素材で形成するとともに、このアウトソール上に設けたので、使用者の体重による荷重が負荷された際に、この刺激部材がアウトソールに大きくめり込むことなく、その荷重に対応して変形する。このため、足裏への刺激が過度となるのを防止して、良好な使用感を得ることができる。
この考案に係る履物底を採用したサンダルの要部を示す正面断面図 この考案に係るサンダルの斜視図 従来技術に係る履物底の作用を示す正面断面図
この考案に係る履物底を採用したサンダルの実施形態を図1及び2に示す。
この履物底は、アウトソール1上に重ねて設けた中底2に、砲弾形状の刺激部材3を、頭部が上になるようにその後端部4でもって固定したものである。この中底2は、アウトソール1の上面のほぼ全体を覆っている。この刺激部材3は発泡ゴムからなり、アウトソール1及び中底2のいずれよりも軟質である。このため、この刺激部材3に荷重が負荷された際に、刺激部材3が中底2及びアウトソール1にほとんど沈み込まず、中底2によって支持された状態のまま扁平形状に変形する。このように、荷重の大きさに対応して刺激部材3が適度に変形することによって、足裏に過度の刺激が加わるのを防止している。
この刺激部材3はサイズの異なる大小2つの形状のものが用いられていて、大きい方の刺激部材3a(高さ約20mm、直径約30mm)は土踏まずの位置に、小さい方の刺激部材3b(高さ約10mm、直径約15mm)は踵の位置にそれぞれ設けられている。
そして、この刺激部材3を設けた状態で、中底2の上に、発泡ウレタンからなるクッション層5を形成する。このクッション層5の厚みは約3mmであって、その上面側から刺激部材3の頭部が十分突出した状態となっている。このようにクッション層5を形成することで、足裏が接する面の弾力性を確保して履き心地をさらに向上しつつ、このクッション層5から突出した刺激部材3による刺激作用も得ることができる。
また、このアウトソール1の踵側は、空気を封入した空気袋6が埋め込まれたエアーソールとなっており、この空気袋6の弾性力により、接地時の衝撃の緩和を図っている。そして、このエアーソールによる衝撃緩和作用と、刺激部材3による足裏の刺激作用により、使用時の疲労感を極力低減することができる。
さらに、刺激部材3及びクッション層5の全体に表面部材7を被せて、この表面部材7をアウトソール1に縫い付け、この刺激部材3及びクッション層5を保護するとともに、サンダルをつま先及び足首に固定するための紐体8をこの表面部材7に縫い付けている。
このサンダルを履いて歩行すると、刺激部材3に体重による荷重がかかり、扁平形状に変形する。すると、足裏を支持する支持面積が増えるため、それに反比例して足裏への刺激の大きさが小さくなる。前記変形の度合いは荷重の大きさによって変わり、荷重が大きいほどその変形が大きい。このため、歩行の際に足裏に過度の刺激が加わって、使用者が痛みを感じる等の不具合を生じる恐れが低い。
また、上述したように刺激部材3は発泡ゴム等の軟質部材からなるため、履物の使用に伴う劣化によって、表面部材7が破損して刺激部材3が表面に露出し、この刺激部材3が直接足裏に当接した場合でも、足裏を傷めることはない。
この実施形態では、砲弾形状の刺激部材3を土踏まずと踵の2箇所に設けたが、足裏のツボの位置や、足裏の凹凸形状に対応して、その位置、大きさ、形状及び個数を適宜変更することができる。また、その素材も適宜選択することができる。
また、この実施形態では、アウトソール1の上に設けた中底2の上に刺激部材3を設けたが、アウトソール1の上に、この刺激部材3を直接設けてもよい。この場合も、刺激部材3がアウトソール1よりも軟質であるため、このアウトソール1上で刺激部材3が変形して、足裏に適切な大きさの刺激を与えることができる。
1 アウトソール
2 中底
3 刺激部材
4 (刺激部材の)後端部
5 クッション層
6 空気袋
7 表面部材
8 紐体
9 有底穴
10 支持座体
11 圧縮コイルバネ
12 刺激体
13 足裏支持底

Claims (4)

  1. アウトソール(1)上に、このアウトソール(1)とは別部材からなる刺激部材(3)を設け、この刺激部材(3)に使用者の体重が負荷された際に、この荷重によって刺激部材(3)が扁平形状に変形しつつ足裏に当接して、この足裏に刺激を与えるようにした履物底。
  2. 前記刺激部材(3)が、アウトソール(1)よりも軟質の素材で構成されている請求項1に記載の履物底。
  3. 前記刺激部材(3)が、砲弾形状であって、その砲弾後端部で前記アウトソール(1)上に固定されている請求項1又は2に記載の履物底。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の履物底を採用したサンダル。
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