JP3114828U - レスキューシート - Google Patents
レスキューシート Download PDFInfo
- Publication number
- JP3114828U JP3114828U JP2005005133U JP2005005133U JP3114828U JP 3114828 U JP3114828 U JP 3114828U JP 2005005133 U JP2005005133 U JP 2005005133U JP 2005005133 U JP2005005133 U JP 2005005133U JP 3114828 U JP3114828 U JP 3114828U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- rescue
- composite
- sheets
- long
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
【課題】緊急避難時に多目的に使用できるレスキューシートを提案すること。
【解決手段】レスキューシート1は、同一構成の第1および第2の複合シート2、3を、四周縁部分のみを接合した状態で重ね合わせた構成となっており、第1の複合シート2には、当該第1の複合シートをその厚さ方向に切断している所定長さの切り込み4が形成されている。ここから足を入れて第1、2の複合シートの間に入り込むことにより寝袋などとして利用できる。四周縁部分5には、第1および第2の複合シート2、3をそれらの厚さ方向に切断している所定長さの持ち手用の切り込み6が複数箇所に形成されている。持ち手用の切り込み6を利用して、レスキューシート1を担架として用いて人を運ぶことができる。また、レスキューシート1を敷物として用いることもできる。
【選択図】図1
【解決手段】レスキューシート1は、同一構成の第1および第2の複合シート2、3を、四周縁部分のみを接合した状態で重ね合わせた構成となっており、第1の複合シート2には、当該第1の複合シートをその厚さ方向に切断している所定長さの切り込み4が形成されている。ここから足を入れて第1、2の複合シートの間に入り込むことにより寝袋などとして利用できる。四周縁部分5には、第1および第2の複合シート2、3をそれらの厚さ方向に切断している所定長さの持ち手用の切り込み6が複数箇所に形成されている。持ち手用の切り込み6を利用して、レスキューシート1を担架として用いて人を運ぶことができる。また、レスキューシート1を敷物として用いることもできる。
【選択図】図1
Description
本考案は、緊急避難時に、寝袋、物入れ、敷物、担架等として多目的に使用できるレスキューシートに関するものである。
阪神大震災や新潟中越地震などのような大災害時には、緊急避難のために持ち出して使用できるシートが必要となる。このようなシートはレスキューシートと呼ばれ、薄手のシート状のもの、寝袋として使用できるものなどが市販されている。
本考案の課題は、既存のレスキューシートに比べて、簡単に使用でき、また、多目的に使用できるレスキューシートを提案することにある。
上記課題を解決するために、本考案のレスキューシートは、長方形の第1の複合シートと、長方形の第2の複合シートと、前記第1の複合シートを厚さ方向に切断している所定長さの切り込みとを有し、前記第1および第2の複合シートのそれぞれは、防水性シートの片面に弾性シートが積層接合されており、これら第1および第2の複合シートは、前記弾性シートを向かい合わせた状態で、四周縁部分のみが相互に接合されており、前記切り込みは、前記第1の複合シートにおける一方の短辺縁に偏った位置において、前記第2の複合シートに接合されている左右の長辺縁部分の内側の部位に形成されていることを特徴としている。
ここで、本考案のレスキューシートは、2枚の複合シートを積層接着して構成する代わりに、1枚の複合シートを二つに折り畳むことにより構成することもできる。
本考案のレスキューシートは、第1の複合シートに形成されている切り込みに足から入れば寝袋として使用できる。第1および第2の複合シートは、防水性シートおよび弾性シートの複合体であるので、保温性およびクッション性を備え、寝心地がよい。
また、本考案のレスキューシートは、避難した場所において敷物として用いることができる。積層状態の第1および第2の複合シートの上に座るので、防水性、保温性およびクッション性があり、凹凸のある地面に敷いた場合においても座り心地が良い。
次に、本考案のレスキューシートは、前記第1および第2の複合シートが相互に接合されている四周縁部分に、これら第1および第2の複合シートを厚さ方向に切断している所定長さの持ち手用の切り込みが複数形成されていることを特徴としている。
レスキューシートの上にけが人などを乗せ、四周縁にある切り込みに手を入れて当該レスキューシートを持ち上げて運ぶことができる。したがって、レスキューシートを担架として利用することができる。
ここで、前記第1および第2の複合シートを長辺が短辺の2倍の長さの長方形とし、前記持ち手用の切り込みとして、短辺縁部分に沿って一定間隔で形成した2本の短辺側切り込みと、長辺縁部分に沿って一定間隔で形成した4本の長辺側切り込みとを形成しておくことが望ましい。
また、この場合に、短辺縁部分の両端から各短辺側切り込みまでの距離と、長辺縁部分の両端から両側の長辺側切り込みまでの距離とを同一とすることが望ましい。
この構成のレスキューシートを用いれば、多数枚のレスキューシートを平面状に敷き詰めた場合に、隣接するレスキューシートの持ち手用の切り込みが隣接して位置した状態になる。したがって、持ち手用の切り込みを利用して、隣接するレスキューシートがずれないように、相互に連結することが可能である。したがって、避難した多数の人を臨時に休憩させることのできる広い敷物を簡単に構成できるので便利である。
ここで、連結具としては、持ち手用の切り込みに差し通すことのできる連結バンドと、当該連結バンドの両端部分を着脱可能に連結するための面状ファスナなどからなる連結部とを備えた構成のものを用いればよい。
以上説明したように、本考案のレスキューシートは、保温性およびクッション性のある寝袋および敷物として用いることができ、物や水を入れる袋、浮き袋の代用品などとしても用いることができる。また、四周縁部分に持ち手用の切り込みを形成した場合には、持ち運びが便利な担架として用いることができる。
以下に、図面を参照して、本考案を適用したレスキューシートの一例を説明する。
図1(a)は本考案を適用したレスキューシートを示す平面図であり、図1(b)はその断面図である。レスキューシート1は、長辺と短辺の比が2:1の長方形をしており、同一構成の第1の複合シート2および第2の複合シート3から構成されている。また、第1の複合シート2には、当該第1の複合シート2をその厚さ方向に切断している所定長さの切り込み4が形成されている。さらに、図において網掛け状態で示す四周縁部分5には、各短辺において2本、各長辺において4本の持ち手用の切り込み61a〜66a、61b〜66bが形成されている。これらの切り込みは、第1および第2の複合シート2、3をそれらの厚さ方向に切断している所定長さの切り込みである。なお、以下の説明においては、これらの切り込みを総称して、あるいは、そのうちの一つを切り込み6と呼ぶ場合がある。
第1および第2の複合シート2、3のそれぞれは、長方形の防水性シート11と、当該防水性シート11の表面に積層接着した長方形の弾性シート12からなる積層シートである。防水性シート11は、例えば、ポリエチレン製の不織布であり、弾性シート12は、例えば、発泡ポリエチレン製のシートである。これらの複合シート2、3は、弾性シート12を相互に向かい合わせた状態で重ね合わせて、それらの四周縁部分5のみが相互に、接着接合、熱融着などの方法により強固に接合された接合部7とされている。
第1の複合シート2に形成されている切り込み4は、当該第1の複合シート2における一方の短辺縁11aに偏った位置において、左右の長辺縁部分12a、12bの内側の部位に形成されている。本例では短辺方向(シート幅方向)に直線状に延びている。短辺方向に傾斜した方向に延びる切り込みとすることもでき、また、湾曲状の切り込みとすることもできる。
四周縁部分に形成されている持ち手用の切り込み6には、前後の短辺縁部分11a、11bに沿って一定間隔で形成した2本の短辺側切り込み61a、62a、61b、62bと、左右の長辺縁部分12a、12bに沿って短辺側と同一間隔で形成した4本の長辺側切り込み63a〜66a、63b〜66bとが含まれている。ここで、短辺縁部分11a、11bの両端から各短辺側切り込み61a、62a、61b、62bまでの距離と、長辺縁部分12a、12bの両端から両側の長辺側切り込み63a、66a、63b、66bまでの距離とが同一となっている。
本例のレスキューシート1は寝袋として用いることができる。すなわち、切り込み4に足から入ると、図2に示すように、第1および第2の複合シート2、3の間に入り込むことができ、寝袋として用いることができる。また、日中などにおいては、物入れとして用いることができる。さらには、川などを渡る場合には浮き袋として代用することも可能である。
次に、けが人などを乗せるための担架として用いることができる。この場合には、レスキューシート1に人を乗せ、例えば、左右から二人の人が、長辺縁部分12a、12bに形成されている持ち手用の切り込み63a〜66a、63b〜66bに手を差し込み、当該部分を握ることにより、簡単に、人を乗せたレスキューシート1を持ち上げて運ぶことができる。勿論、荷物を乗せて運ぶことも可能である。
また、担架などとして用いる場合には、持ち手用の切り込みを利用して、ロープなどを通して、レスキューシート1に乗せた患者の身体を固定することもできる。
一方、本例のレスキューシート1は敷物として用いることができる。この場合には、例えば、図3に示すように、多数枚のレスキューシートを縦横に敷き詰めればよい。敷き詰めたレスキューシートがずれないようにするためには、これらを相互に連結することが望ましい。
本例のレスキューシート1は、敷き詰めた状態においては、隣接するレスキューシート1の持ち手用切り込み61a〜66a、61b〜66bの位置が一致するようになっている。したがって、隣接するレスキューシート1を、持ち手用切り込みを利用して簡単に連結して固定できる。
例えば、図4に示すような連結具8を用いることができる。この連結具8は、持ち手用の切り込み6に差し通すことのできる幅の連結バンド81と、当該連結バンド81の両端部分を着脱可能に連結するために、一方の端部分に取り付けた雄側面状ファスナ82および、他方の端部分に取り付けた雌側面状ファスナ83とを備えている。図に示すように、連結バンド81の両端部分を、レスキューシート1の一方の側から持ち手用の切り込み6に通して反対側に出し、これらを折り畳むことにより、雄側面状ファスナ82に雌側面状ファスナ83を重ね合わせて連結すればよい。
なお、レスキューシート1の長辺と短辺の比が2:1の場合について説明したが、この比は2:1以外であっても構わないことは勿論である。標準体形の大人を想定した場合には、長辺200cmおよび短辺100cmのサイズとすればよいが、例えば、180cm以上の身長の人を想定すると、長辺を220cm程度にすることが望ましく、この場合には、長辺と短辺の比が必ずしも2:1にはならない。
次に、上記構成のレスキューシートの実施例を説明する。図5に示すように、本例のレスキューシート1の大きさを、内部に何も収容していない状態における長辺の長さ2000mm、短辺の長さ1000mm、厚さ約40mmとした。また、切り込み4は、前側の短辺縁から約300mmの位置において、短辺と平行に約800mmの長さで形成した。さらに、第1および第2の複合シート2、3の四周縁部分5の接合部7の幅を約30mmとした。四周縁部分5には、長さが120mmの持ち手用の切り込み6を形成した。
1 レスキューシート
2 第1の複合シート
3 第2の複合シート
4 切り込み
5 四周縁部分
6(61a〜66a、61b〜66b) 持ち手用の切り込み
7 接合部
8 連結具
11 防水性シート
12 弾性シート
81 連結ベルト
82、83 面状ファスナ
2 第1の複合シート
3 第2の複合シート
4 切り込み
5 四周縁部分
6(61a〜66a、61b〜66b) 持ち手用の切り込み
7 接合部
8 連結具
11 防水性シート
12 弾性シート
81 連結ベルト
82、83 面状ファスナ
Claims (6)
- 長方形の第1の複合シートと、
長方形の第2の複合シートと、
前記第1の複合シートを厚さ方向に切断している所定長さの切り込みとを有し、
前記第1および第2の複合シートのそれぞれは、防水性シートの片面に弾性シートが積層接合されており、
これら第1および第2の複合シートは、前記弾性シートを向かい合わせた状態で、四周縁部分のみが相互に接合されており、
前記切り込みは、前記第1の複合シートにおける一方の短辺縁に偏った位置において、前記第2の複合シートに接合されている左右の長辺縁部分の内側の部位に形成されていることを特徴とするレスキューシート。 - 請求項1において、
長方形の1枚の複合シートが二つに折り畳まれ、折り畳み線を挟み、一方の側が前記第1の複合シートとされ、他方の側が前記第2の複合シートとされていることを特徴とするレスキューシート。 - 請求項1または2において、
前記第1および第2の複合シートが相互に接合されている四周縁部分には、これら第1および第2の複合シートを厚さ方向に切断している所定長さの持ち手用の切り込みが複数形成されていることを特徴とするレスキューシート。 - 請求項3において、
前記第1および第2の複合シートは長辺が短辺の2倍の長さの長方形であり、
前記持ち手用の切り込みとして、短辺縁部分に沿って一定間隔で形成した2本の短辺側切り込みと、長辺縁部分に沿って一定間隔で形成した4本の長辺側切り込みとが形成されていることを特徴とするレスキューシート。 - 請求項4において、
短辺縁部分の両端から各短辺側切り込みまでの距離と、長辺縁部分の両端から両側の長辺側切り込みまでの距離とが同一であることを特徴とするレスキューシート。 - 複数枚のレスキューシートと、
各レスキューシートを平面方向に連結するための連結具とを有し、
前記レスキューシートは請求項5に記載のものであり、
前記連結具は、前記持ち手用の切り込みに差し通すことのできる連結バンドと、当該連結バンドの両端部分を着脱可能に連結するための面状ファスナなどからなる連結部とを備えていることを特徴とするレスキューシートセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005133U JP3114828U (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | レスキューシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005133U JP3114828U (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | レスキューシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3114828U true JP3114828U (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=43277116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005005133U Expired - Fee Related JP3114828U (ja) | 2005-07-01 | 2005-07-01 | レスキューシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114828U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017153906A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 医療用保温具及び医療用保温キット |
-
2005
- 2005-07-01 JP JP2005005133U patent/JP3114828U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017153906A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 医療用保温具及び医療用保温キット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3829402B1 (en) | Blanket | |
US6058535A (en) | Universal sport seat | |
US20130017372A1 (en) | Flexible mat with multiple foam layers | |
WO1986007253A1 (en) | Evacuation mattress | |
JP3114828U (ja) | レスキューシート | |
CN104413575A (zh) | 多用途包巾 | |
US11518159B2 (en) | Laminate foam and methods of making laminate foam | |
JP4728780B2 (ja) | 遮音床材用裏打材 | |
JP4897257B2 (ja) | 吸収性物品包装体 | |
KR20160001638U (ko) | 접이식 매트 | |
JP4486626B2 (ja) | 積層シート及び積層シートの製造方法 | |
JP3944977B2 (ja) | シートへの線状物の取付方法及びマットもしくはシート類 | |
JP2010279640A (ja) | 簡易担架及びその製造方法 | |
JP2761627B2 (ja) | 羽毛布団 | |
JP2652437B2 (ja) | 粘着テープ | |
JP2007117647A (ja) | 敷設具 | |
BRPI1010192B1 (pt) | Métodos para preparação de múltiplos artigos absorventes | |
JP3116068U (ja) | レジャーシート | |
TWI636814B (zh) | 摺疊軟墊 | |
KR101664475B1 (ko) | 부목이 가능한 안전등산 방석 | |
TWM526492U (zh) | 複合成形體、地墊以及防寒服 | |
JP2726996B2 (ja) | ユニット畳 | |
JP2501875Y2 (ja) | 難燃性を有する防水シ―ト | |
JP2020068984A (ja) | カバーシート | |
JPH0532563U (ja) | 簡易畳 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |