JP3114735U - 熱可塑性樹脂の発泡体からなるメガホン - Google Patents
熱可塑性樹脂の発泡体からなるメガホン Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 剛性を有しながらも弾性を有して変形可能で、変形状態で搬送できるメガホンで、メガホン自体を叩いても音が吸収されて大音で騒音となることなく、メガホンで相手を叩いても弾性があるので相手に衝撃を与えない応援用グッズを提供する。
【解決手段】 熱可塑性合成樹脂の発泡体、例えばポリエチレン系樹脂やポリオレフィン系樹脂又はスチレン系樹脂の発泡体で弾性及び剛性を有する厚さ1.5〜6.0mmの板状の扇面体4を素材とし、先細の短小筒体の口当部2と、先拡がりの長大筒体の拡声部3とからなるメガホン1で、これらの板状の扇面体4から形成の先細の口当部2と先拡がりの長大筒体の拡声部3は、板状の扇面体4から、径小部8で接続され、さらに筒状体に縫糸5で接続されてメガホン1に形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 熱可塑性合成樹脂の発泡体、例えばポリエチレン系樹脂やポリオレフィン系樹脂又はスチレン系樹脂の発泡体で弾性及び剛性を有する厚さ1.5〜6.0mmの板状の扇面体4を素材とし、先細の短小筒体の口当部2と、先拡がりの長大筒体の拡声部3とからなるメガホン1で、これらの板状の扇面体4から形成の先細の口当部2と先拡がりの長大筒体の拡声部3は、板状の扇面体4から、径小部8で接続され、さらに筒状体に縫糸5で接続されてメガホン1に形成されている。
【選択図】 図1
Description
この考案は、野球の応援その他の運動の応援あるいは商品の販売促進用の呼び込みなどに使用するメガホンに関し、特に、軽くて、人に当たっても怪我させることが無く、容易に割れることなく、また、メガホン自体を叩いても音が響かない環境に優しいメガホンに関する。
通常のメガホンは、硬い厚板紙や硬質プラスチック板などの硬質の板状体から形成されている。このため、これらのメガホンは嵩張っており、搬送あるいは収納に場所をとる。さらに、素材が硬質であるためにメガホンを野球などの応援グッズとして球場やサッカー場に持って行き、応援時にその胴体を叩いて応援すると硬質の大きな甲高い音を生じることとなり、時には球場やサッカー場の場外にも響く騒音の要因となる。また、この硬いメガホンを振り上げたり、スタンドから他のスタンドに投げたりあるいはグラウンドに投げ入れると、凶器に変貌して怪我を負わせることもある。このために、球場やサッカー場によっては、応援グッズとしてメガホンを観客席に持ち込むことを禁止しているところもある。
従来のメガホンとして、注入口より空気を吹き込んだ状態でメガホンと座布団の両機能を持ち、持ち歩くときは空気を出して小さく折りたたむことができ、携帯に便利な応援グッズとしてのメガホンが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、このものは、現実には座って応援している場合には、メガホンとすると座布団として使用できないので、結局は両機能を持たせても何の働きもしないものとなる。さらに拍子木のように叩いて音を発して応援するための用具として、メガホンを縦に2分割し得るものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。しかし、このものは上記したように騒音の要因となるに過ぎないものである。
本考案が解決しようとする課題は、従来のメガホンは、上記のように硬い厚板紙や硬質プラスチック板などの硬質の板状体から形成されており、変形できないので搬送に大きな場所を必要とし、また、使用時に本体を叩くと大きな騒音を発し、さらに、硬質であるので興奮して振り回したり、放り投げると凶器となっていた。また、2つの機能を持たせて各局は虻蜂取らずになっていた。そこで、本考案のメガホンは、機能を明確に1つにしぼり、ある程度の剛性を有しながらも柔軟性で弾性を有して変形可能で変形した状態で搬送を容易とし、メガホンの胴体を叩いても音を吸収して大音を発して騒音となることなく、メガホンの胴体を叩いても柔軟性があるので相手に衝撃を与えることのないメガホン応援用グッズを提供することである。
上記の課題を解決するための本考案の手段は、請求項1の考案では、熱可塑性合成樹脂系の発泡体、例えばポリエチレン系樹脂やオレフィン系樹脂又はスチレン系樹脂の発泡体で発泡倍率が3〜15倍に発泡した弾性及び剛性を有する厚さ1.5〜6.0mmにスライスした板状の扇面体4から形成の先細の短小筒体の口当部2と先拡がりの長大筒体の拡声部3とからなることを特徴とするメガホン1である。
さらに請求項2の考案では、板状の扇面体4から形成の先細の口当部2と先拡がりの長大筒体の拡声部3は、板状の扇面体4から筒状体に縫製により縫糸5で接続されてそれぞれ筒体6に形成され、かつ、両者は径小部8で接続されてメガホン1に形成されていることを特徴とする請求項1の手段の記載のメガホン1である。
さらに、また、請求項3の発明では、板状の扇面体4から形成の先拡がりの長大筒体の拡声部3は、その筒体6の径小部8の側の対向する筒壁7の2箇所の小孔9にメガホン吊り下げ用のリング状の吊り下げ紐10の紐端を係止していることを特徴とする請求項1または2の手段のメガホン1である。
本考案のメガホンは、弾性のある柔軟性、及び、形状を維持する剛性の両方を持ち合わせた熱可塑性合成樹脂系の発泡体の成型体からなるので、変形可能で、変形した状態で持ち運びできでき、さらにメガホンの胴体を叩いても音を吸収して大音を発して騒音となることなく、メガホンの胴体を叩いても柔軟性があるので相手に衝撃を与えることのないなど、応援グッズとして安全な小道具となりうる、従来に無い優れた効果を有する。
図面を参照して、本考案のメガホン1について説明する。請求項1に係る考案の実施の形態では、例えば図1に示すメガホン1は、熱可塑性合成樹脂系の発泡体、例えばポリエチレン系樹脂の発泡体で弾性及び剛性を有する成形体からスライスして得た厚さ1.5〜6.0mmの板状の扇面体4、上記の図1のメガホン1の例では厚さ3.0mmの板状の図2に示す扇面体4、から形成されている。すなわち、この図2に示す板状の扇面体4から、先細の短小筒体の口当部2と先拡がりの長大筒体の拡声部3とをそれぞれの最少径小部8でつないでメガホン1としている。この場合、この拡声部3の外側の直径は11cmで、口当部2の外側の直径は6.5cmであり、それぞれの繋ぎ目である最小径部の直径は2.5cmで、全体の長さは29cmであり、拡声部3の長さは25cmで、口当部2の長さは4cmである。
したがって、このメガホン1は、拡声部3を形成する扇面体4の大きさが拡声部の外側の弧4aの長さで35cm、拡声部の内側の弧4bの長さが8cm、拡声部の外側の弧4aと拡声部の内側の弧4b間である拡声部の扇面体の径4cの長さが25cmから先拡がりの長大筒体に形成されている。一方、口当部2を形成する扇面体4の大きさが口当部の外側の弧4dの長さで20cm、口当部の内側の弧4eの長さが8cm、口当部の外側の弧4dと口当部の内側の弧4e間の口当部の扇面体の径4fの長さは4.5cmから先細の短小筒体に形成されている。
さらに、請求項2に係る考案の実施の形態では、板状の扇面体4から形成の先細の口当部2と先拡がりの長大筒体の拡声部3は、板状の扇面体4から端部突き合わせして筒状体に縫糸5で、例えば2点千鳥縫いにより、接続されてそれぞれ筒体6に形成され、かつ、両者は径小部8で、同じく2点千鳥縫いにより、接続されて形成された請求項1の手段のメガホン1である。
この場合、径小部8となるそれぞれの板状の扇面体4の内側の弧4bの部分を先ず2点千鳥縫いにより接続し、次いで、板状の扇面体4から端部突き合わせした部分を2点千鳥縫いにより接続してメガホン1に完成している。
さらに請求項3の考案の実施の形態では、板状の扇面体4から形成の先拡がりの長大筒体の拡声部3は、拡声部3の径小部8に近い部分の筒体6の対向する筒壁7の2箇所に小孔9を開口し、この小孔9にメガホン吊り下げ用のリング状とした吊り下げ紐10の両端である各紐端を通し、この通した各紐端の先端を結んで小孔9の孔径より径の大きなこぶ状として小孔9から抜けないように係止している請求項1または2の手段のメガホン1である。
上記のメガホン1は、素材が弾性のある発泡体であるので変形させても元に戻る復元力を有し、さらに叩いても衝撃が吸収されるので痛くなく、また大きな音を響かせることがない。さらに、素材の発泡体の製造時に明るい例えば橙色などの任意の色に着色する色素を混入することでカラフルなものとでき、さらに応援グッズとするときは、ひいきチームのチーム名やシンボルマークを他の色で筒体に描くことができる。
1 メガホン
2 口当部
3 拡声部
4 扇面体
4a 拡声部の外側の弧
4b 拡声部の内側の弧
4c 拡声部の扇面体の径
4d 口当部の外側の弧
4e 口当部の内側の弧
4f 口当部の扇面体の径
5 縫糸
6 筒体
7 筒壁
8 径小部
9 小孔
10 吊り下げ紐
2 口当部
3 拡声部
4 扇面体
4a 拡声部の外側の弧
4b 拡声部の内側の弧
4c 拡声部の扇面体の径
4d 口当部の外側の弧
4e 口当部の内側の弧
4f 口当部の扇面体の径
5 縫糸
6 筒体
7 筒壁
8 径小部
9 小孔
10 吊り下げ紐
Claims (3)
- 熱可塑性合成樹脂の発泡体で発泡倍率が3〜15倍の弾性及び剛性を有する発泡体からスライスした厚さ1.5〜6.0mmの板状の扇面体4から形成の先細の短小筒体の口当部2と先拡がりの長大筒体の拡声部3とからなることを特徴とするメガホン1。
- 板状の扇面体4から形成の先細の口当部2と先拡がりの長大筒体の拡声部3は板状の扇面体4から立体的に縫製により縫糸5で接続されてそれぞれ筒体6に形成され、かつ、両者は径小部8で接続されてメガホン1に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のメガホン1。
- 板状の扇面体4から形成の先拡がりの長大筒体の拡声部3は、その筒体6の径小部8の側の対向する筒壁7の2箇所の小孔9にメガホン吊り下げ用のリング状の吊り下げ紐10の紐端を係止していることを特徴とする請求項1または2に記載のメガホン1。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005588U JP3114735U (ja) | 2005-07-14 | 2005-07-14 | 熱可塑性樹脂の発泡体からなるメガホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005005588U JP3114735U (ja) | 2005-07-14 | 2005-07-14 | 熱可塑性樹脂の発泡体からなるメガホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3114735U true JP3114735U (ja) | 2005-10-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005005588U Expired - Fee Related JP3114735U (ja) | 2005-07-14 | 2005-07-14 | 熱可塑性樹脂の発泡体からなるメガホン |
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2005
- 2005-07-14 JP JP2005005588U patent/JP3114735U/ja not_active Expired - Fee Related
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