JP3110439U - メガホン - Google Patents

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佐藤純一
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株式会社サンリオファーイースト
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Abstract

【課題】他物との衝突に対して安全であり、製作も容易でかつ機能性と装飾性に富み、汚れを少なく使用できるメガホンを提供する。
【解決手段】人物、動物、キャラクターなどの外観形状をなしクッション材を内装したぬいぐるみ部体を、基端に口あて部を有し、これから拡径し先端に音声放出口を開口したメガホン本体の外周に、しかも前記口あて部を含む所要長さの基端部分を突出させて取付けている。
【選択図】図1

Description

本考案はメガホンに関する。
スポーツや各種競技の応援のための拡声用具としてメガホンが汎用されている。かかるメガホンは一般に拡声機能を持たせるべく後部を径小にし、先端側を拡大した径にした筒状体であったので、他物と衝突したときに不必要にカタカタとうるさい音が出たり、首などからぶら下げているときに転んだりすると潰れたりしやすかった。また、使用が終わったときにいかにも拡声器然としているので、体裁が芳しくないという難点があった。
従来、メガホンの全体を人物、動物、キャラクターなどをあしらった形状にしたものもあるが、他物と衝突したときに不必要にカタカタとうるさい音が出たり、傷のある部分から潰れたり破壊したりする危険性を解消できず、しかも形状が特定されてしまうので、異なる人物、動物、キャラクターをあしらったメガホンを得る場合には、いちいちその形状の成形金型を必要とし、コストが高価となる問題があった。
実用新案登録第2559167号公報
本考案は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、他物との衝突に対して安全であり、製作も容易でかつ機能性と装飾性に富み、汚れを少なく使用できるメガホンを提供することにある。
上記目的を達成するため本考案は、人物、動物、キャラクターなどの外観形状をなしクッション材を内装したぬいぐるみ部体を、基端に口あて部を有し、これから拡径し先端に音声放出口を開口したメガホン本体の外周にしかも前記口あて部を含む所要長さの基端部分を突出させて取付けていることを特徴としている。
本考案によるときには、メガホン本体の大部分がぬいぐるみ部体で覆われているので、あたかもぬいぐるみのような印象を与え、携行に体裁がよく、しかもクッション効果により衝撃がメガホン本体に直接伝達されないので、不使用時にカタカタとうるさい音を生じたり、つぶれたり、割れたりすることが防止される。
また、口あて部を含む所要長さの基端部分がぬいぐるみ部体から突出しているので、使用時に唇がぬいぐるみ部体に接触せず、唾液による汚れが回避されるとともに、突出部分を持ってピックアップすることができるので、ぬいぐるみ部体への手からの汚れ付着を軽減できる。
また、メガホン本体がぬいぐるみ部体で外周を覆われ、外観上ぬいぐるみを呈するので、室内飾り装飾品として楽しむことができるなどのすぐれた効果が得られる。
ぬいぐるみ部体が半部にメガホン本体に密接する薄肉部を有している。
これによれば、人物、動物、キャラクターなどの胴部を効果的に表しつつ重量増加を抑えることができ、かつ、叩くことにより抑制された音響の打撃音を発生させることができる。
以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図1ないし図4は本考案によるメガホンの一実施例を示しており、1は硬質なプラスチック、厚紙などにより作られたメガホン本体であり、2は前記メガホン本体1の外周に固定されたぬいぐるみ部体である。3は吊り下げ紐である。
前記メガホン本体1は、末広がりに拡径した基端部分1aと、これの先端から漸次拡径した主部1bを有し、基端部分1aの端には口あて部10が開口している。また、主部1bの端には音声放出口11が開口している。
前記ぬいぐるみ部体2は、人物、動物、キャラクターなど所望の外観形状をなした頭部2aと胴部2bを有しており、頭部2aの頂端200が基端部分1aの口あて部10よりも10〜30mm程度下方に位置するようにメガホン本体1に密着固定されている。
ぬいぐるみ部体2は、全体が主部1bの傾斜角度に対応したテーパー角度に作られた可縮性あるテーパー筒状の基材20の外周にクッション材22を装てんした外装材21を縫製しており、基材の20の伸縮性により主部1bの外周に密接し、接着剤などで固定されている。 なお、この例では、胴部2bにはクッション材22が装てんされておらず、基材20またはこれに外装材21を重合したものが張られているが、もちろんクッション材が装てんされていてもよい。
吊り下げ紐3は、首から吊るして持ち運びできるようにするためのもので、紐体3aの両端はぬいぐるみ部体2の上端開口23から内部に進出し、基材20に縫着あるいは接着されている。
なお、場合によっては、ぬいぐるみ部体2から突出している基端部分1aに帽子などをあしらった布製などのキャップを着脱可能に外装してもよい。
本考案は前記のような構成からなるので、図1のようにぬいぐるみの形態をなし、したがって、室内のテーブル、壁際などに置いておけば、人物、動物、キャラクターなどの形態をなした可愛らしい「飾り」として楽しむことができる。また、吊り下げ紐3を首にかけることにより図4のようにアクセサリーとして楽しむことができる。
メガホン本体1がぬいぐるみ部体2で覆われているのでこれによる緩衝材として機能で、本物品をぶら下げて歩いたり、飛び跳ねたりしても衣類の一部の硬質な物品との衝突でカタカタと異音が生じたりせず、振り回して他物と衝突しても、それを傷つけたりせず、メガホン本体1を傷つけたり、へこませたりしない。
応援時には口あて部10に口を押し当てて通常のメガホンと同じように拡声することができ、このときに口あて部10がぬいぐるみ部体2の天端から離間しているので、ぬいぐるみ部体2の頭部2aを唾液などで汚すことが防止される。
また、基端部分1aが所要長さぬいぐるみ部体2から突出しているので、この部分をつまんでピックアップすることができ、汚れた手がぬいぐるみ部体2に直接触れて、汚してしまうことも回避される。
また、メガホン同士をたたいて応援したい場合にも、基端部分1aが所要長さぬいぐるみ部体2から突出しているので、基端部分1aを持って行なうことができ、したがって、ぬいぐるみ部体2の汚れを相当に少なくすることができる。
実施例のように、ぬいぐるみ部体2の下半部に詰め物を装填しないでおいた場合には、この部分を叩くことにより、抑制された音質の打撃音を得ることができので、騒音の程度を低減できる。
また、本考案は、人物、動物、キャラクターなどを異にするぬいぐるみ部体2を用意しておくことで、一種類のメガホン本体1を共通部品として異なるメガホンを得ることができるので、経済的である。
本考案にかかるメガホンの一実施例を示す正面図である。 実施例の部分切欠正面図である。 実施例の平面図である。 使用状態の斜視図である。
符号の説明
1 メガホン本体
1a 基端部分
2 ぬいぐるみ部体

Claims (2)

  1. 人物、動物、キャラクターなどの外観形状をなしクッション材を内装したぬいぐるみ部体を、基端に口あて部を有し、これから拡径し先端に音声放出口を開口したメガホン本体の外周にしかも前記口あて部を含む所要長さの基端部分を突出させて取付けていることを特徴とするメガホン。
  2. ぬいぐるみ部体が半部にメガホン本体に密接する薄肉部を有している請求項1に記載のメガホン。
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