JP3114592U - 鉗子カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性に優れ、縫合糸等が鉗子の後端側から外れてしまう危険性がない鉗子カバーを提供する。
【解決手段】縫合糸や血管を遮断するための糸又はテープ等を押さえるための把持部21と、この把持部21よりも太い筒状部22と、から構成され、把持部21と筒状部22には、鉗子の先端部を受け入れるための貫通孔が設けられる。ここで、把持部21は、先細又は縁取りの形状を成す。
【選択図】図1

Description

本考案は、外科手術等に用いられる止血鉗子の先端部を覆い、縫合糸若しくは血管遮断のための血管テープ等を確実に把持するために用いられる外科手術用鉗子カバーに関する。
外科手術に用いられる挟みのような形状をした鉗子は、例えば筋肉、血管若しくは臓器等の組織を縫合したり吻合するための糸(以下、総称して「縫合糸」という)を操作把持したり、血管を遮断する際に用いられるナイロン糸や血管テープ等を把持するために用いられる。
図4及び図5は、このような鉗子の利用状態を示す。
図4は、第1の血管5の側壁の一部に第2の血管6を縫合する外科手術の例を示す。鉗子1は、両端に縫合針4が設けられた縫合糸3を把持した状態のまま創外に垂らされ、その重みによって縫合糸に適当な張力を保ちつつ血管6を血管5に対して縫合する。
図5は、血管8内の血行を遮断する場合の例である。血管8の遮断箇所9にナイロン糸又は血管テープ等7を巻き付け、その巻付けの端部を鉗子1が挟んだ状態で創外に垂らし、鉗子1の重みで血管テープ7が締まり、血管が遮断される。
このように、鉗子1は、外科手術の際に縫合糸4や血管テープ7等を損傷させず、且つ確実に把持する必要があり、このために通常、その鉗子の先端部には、カバー2を被せて使用する。従来技術としては、このような鉗子の先端カバーとして、多くの場合、プラスチックチューブを所定の長さに切断したものや、押し出し成形された袋状部材を用いていた。また、登録実用新案公報第3053924号は、図6に示すような専用の鉗子カバーを提案している。
登録実用新案公報第3053924号
しかし、プラスチックチューブを切断したカバー部材は、挟み等を用いて適当な長さに切断して使用するが、長さ及び切断面の不均一さにより縫合の際の取り扱いが煩雑であった。さらに、プラスチックチューブはチューブの内径が一定であるため、縫合糸が、操作中に鉗子の先端部から後方にズレてしまうことがあった。また、押し出し成形された袋状部材の場合は、消毒の際に先端部が閉じているので消毒液が通りにくく、確実な滅菌処理が困難であった。
また、図6に示す鉗子カバー2は、その先端側から後端側の形状がずん胴であったために、操作中に縫合糸等が後端側にズレてしまったり、外れてしまうことがあった。また、ずん胴であるがゆえに縫合糸の操作性に問題があった。
本考案は、上記した従来の鉗子カバーの課題に鑑みて考案されたものであり、鉗子の把持部に挿嵌される鉗子カバーであって、縫合糸や血管を遮断するための糸又はテープ等を把持する把持部と、前記把持部よりも太い筒状部と、とから構成され、前記把持部と前記筒状部には、鉗子の先端部を受け入れるための貫通孔が設けられたことを特徴とする鉗子カバーを提供するものである。ここで、前記把持部は、先細又は縁取りの形状を成す。これにより、操作中に縫合糸等が後端側から外れてしまう危険性を排除すると共に、鉗子の操作性を著しく向上させたのである。
ところで、本鉗子カバーにおいては、その使用目的に応じて、前記把持部と前記筒状部の接続部分には段差を設けるようにしてもよく、段差が生じないようにテーパー形状を成すようにしてもよい。この部分に段差を設けたり、又はテーパー状にすることにより、縫合糸が後方側にズレないようにすることができる。
そして、前記把持部の断面形状は、円形、楕円、半円又は多角形状である。これにより、鉗子の使用目的に応じて、鉗子の利用性を向上させたのである。
また、本考案に係る鉗子カバーにおいては、鉗子カバーの把持部が筒状部を通して、把持部内の貫通孔に至るように形成される。これにより、本鉗子カバーは、鉗子の先端部にしっかり固定され、グラつくことがないようにしている。
本鉗子カバーにおいては、さらに、前記貫通孔の径は、前記筒状部から前記把持部に至るにしたがって先細の形状を成すようにしている。これにより、本鉗子カバーに鉗子の先端部を挿入し易くすると共に、通常その先端部がテーパー状になっている鉗子との装着整合性を向上させたのである。また、前記把持部の先端における前記貫通孔の出口は、さらにその径が狭まる形状を成すことにより、把持部の弾性を一定以上に保持すると共に、この貫通孔の消毒液を通し、滅菌処理を確実なものとした。
ところで、前記把持部と前記筒状部は一体的に形成され、可撓性プラスチック、シリコン、合成ゴム又は天然ゴム、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリエステルの1又は複数を含む可撓性素材から成る。そして、前記把持部の先端面又は外周面には、複数の細い線や溝、又はシボ状の凹凸が設けられることにより、縫合糸との接触摩擦を大きくしたのである。
本考案に係る鉗子カバーは、鉗子の操作中に縫合糸等が後端側から外れてしまう危険性を排除すると共に、鉗子の操作性を著しく向上させた。
以下、図面に基づいて、本考案に係る鉗子カバーの詳細を説明する。図1は、本考案に係る鉗子カバーの第1の例を示し、図2は、本考案に係る鉗子カバーの第2の例を示す。また、図3は、本考案に係る鉗子カバーを装着した鉗子の例を示す。
図1に示すとおり、鉗子カバー2は、縫合糸や血管を遮断するための糸又はテープ等を押さえるための把持部21と、把持部21よりも太い筒状部22と、から構成され、把持部21と筒状部22には、鉗子1の先端部を受け入れるための貫通孔23、24が設けられている。ここで、筒状部22の内部には、鉗子1(図3)の先端を受け入れるためにその径が比較的に大きい貫通孔23を有している。また、把持部21には、その径が比較的に小さい貫通孔24を有している。把持部21内の貫通孔は、図1(a)に示すように一定であっても、図1(b)に示すようにテーパー状にしてもよい。
鉗子カバー2は、その後端側27から鉗子1(図3)の把持部を受け入れる。そして、鉗子カバー2の把持部25は、先細形状を成し、先端孔28を有する。鉗子カバー2の把持部25が先細形状を有することから、縫合糸の操作性を向上させている。
ところで、本鉗子カバー2においては、その使用目的に応じて、把持部21と筒状部22の接続部分には、図1(a)に示すように段差26を設けるようにしてもよく、図1(b)に示すように段差が生じないようにテーパー形状を成すようにしてもよい。この部分に段差を設けたり又はテーパー状にすることにより、縫合糸が後方側にズレないようにすることができる。
そして、把持部21の断面形状は、後に説明するように、円形、楕円、半円又は多角形状である。これにより、鉗子の使用目的に応じて、鉗子の利用性を向上させるのである。
また、本考案に係る鉗子カバー2においては、鉗子カバー2の把持部21が筒状部22を通して把持部内の貫通孔23、24に至るように形成される。これにより、本鉗子カバー2は、鉗子の把持部21にしっかりを固定され、グラつくことがないようにしている。
本鉗子カバー2においては、さらに、貫通孔23、24の径は、筒状部22から把持部21に至るにしたがって先細の形状を成すようにしている。これにより、本鉗子カバー2に鉗子1の先端部を挿入し易くすると共に、通常その先端部がテーパー状になっている鉗子1との装着整合性を向上させたのである。また、把持部21の先端における貫通孔24の出口は、さらにその径が狭まる形状を成すことにより、把持部21の弾性を一定以上に保持すると共に、この貫通孔23、24の消毒液を通し、滅菌処理を確実なものとした。
このように、本鉗子カバー2においては、筒状部22が、把持部21よりも太くなっているために、鉗子1(図3)の操作中に縫合糸等が筒状部22の後端側から外れないようにしている。
また、本鉗子カバー2の把持部21の内部に設けられた貫通孔24の径は、筒状部22内に設けられた鉗子1(図3)の先端を受け入れる貫通孔23の径よりも細くなっているので、鉗子1の先端部が鉗子カバー2を通り抜けて突き出ることはない。
そして、鉗子カバー2の把持部21内の貫通孔24は、その出口が抜けているので、消毒液が内部の空洞を容易に通過するので、消毒処理が確実となる。さらに、貫通孔23、24は、鉗子1を挿嵌する際に内部の空気抜けの働きもあり、本鉗子カバー2の鉗子先端部への挿嵌操作を手早く容易にしている。
本考案の鉗子カバー2は、種々の先端形状を有する鉗子1(図3)と共に用いられ、縫合糸等への損傷を防止する必要があるために可撓性を有する素材によって作られる。このような素材の例としては、可撓性プラスチック、シリコン、合成ゴム又は天然ゴム、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリエステル等の可撓性素材を含む材料により形成される。
また、鉗子カバー2は、上記のように縫合糸や血管遮断用テープ等とのスリップを防止し確実に把持する必要がある。このため、縫合糸やテープ等との摩擦性を向上させるべくその外周面に複数の細い線や溝、若しくはシボ状の凹凸を設けても良い。
図2は、本考案の鉗子カバー2の断面形状の例を示すものである。図2(a)乃至(d)に示すように本考案の鉗子化カバー2は、その横方向断面が必ずしも円形でなくとも良く、楕円や多角形であっても良い。
以上詳しく説明したように、本考案に係る鉗子カバー2は、縫合糸や血管を遮断するための糸又はテープ等を押さえるための把持部21と、この把持部21よりも太い筒状部22と、から構成され、把持部21と筒状部22には、鉗子1の先端部を受け入れるための貫通孔23、24が設けられている。これにより、鉗子1の操作中に縫合糸3等が鉗子カバー2の後端側27から外れてしまう危険性を排除したのである。また、把持部21は、先細又は縁取りの形状を成す。これにより、縫合糸の操作性を向上させた。なお、本考案の鉗子カバー2は、先端が鋭利なマイクロ手術器具の先端保護にも特に有用である。
本考案は、外科手術等に用いられる止血鉗子の先端部を覆い、縫合糸若しくは血管遮断のための血管テープ等を確実に把持するために用いられる外科手術用鉗子カバーに関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
本考案に係る鉗子カバーの第1の例(a)と第2の例(b)を示す。 本考案の鉗子カバー2の断面形状の例を示す。 本考案に係る鉗子カバーを装着した鉗子の例を示す。 鉗子の利用形態の一の例を示す。 鉗子の利用形態の他の例を示す。 従来の鉗子カバーの例を示す。
符号の説明
1:鉗子
2:鉗子カバー
3:縫合糸
9:血管遮断用テープ
21:鉗子カバーの把持部
22:鉗子カバーの筒状部
23:筒状部内の貫通孔
24:把持部内の貫通孔
25:鉗子カバーの把持部の先細部(縁取り部)
27:貫通孔の後端(鉗子受入口)
28:貫通孔の先端(出口)

Claims (10)

  1. 鉗子の先端部に挿嵌される鉗子カバーであって、
    縫合糸や血管を遮断するための糸又はテープ等を把持する把持部と、
    前記把持部よりも太い筒状部と、とから構成され、
    前記把持部と前記筒状部には、鉗子の先端部を受け入れるための貫通孔が設けられたことを特徴とする鉗子カバー。
  2. 前記把持部は、先細又は縁取りの形状を成す請求項1に記載の鉗子カバー。
  3. 前記把持部と前記筒状部の接続部分には段差が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鉗子カバー。
  4. 前記把持部と前記筒状部の接続部分は段差が生じないようにテーパー形状を成すことを特徴とする請求項1に記載の鉗子カバー。
  5. 前記把持部の断面形状は、円形、楕円、半円又は多角形状である請求項2乃至4の何れかの項に記載の鉗子カバー。
  6. 鉗子の先端部は、前記筒状部を通して前記把持部内の貫通孔に至るように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の鉗子カバー。
  7. 前記貫通孔の径は、前記筒状部から前記把持部に至るにしたがって先細の形状を成すことを特徴とする請求項6に記載の鉗子カバー。
  8. 前記把持部の先端における前記貫通孔の出口は、さらにその径が狭まる形状を成すことを特徴とする請求項7に記載の鉗子カバー。
  9. 前記把持部と前記筒状部は一体的に形成され、可撓性プラスチック、シリコン、合成ゴム又は天然ゴム、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリエステルの1又は複数を含む可撓性素材から成る請求項1に記載の鉗子カバー。
  10. 前記把持部の先端面又は外周面には、複数の細い線や溝、又はシボ状の凹凸が設けられた請求項9に記載の鉗子カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019090262A1 (en) * 2017-11-03 2019-05-09 Livingston Joseph Andrew Sleeve assembly

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