JP3114554B2 - 内燃機関のロッカカバー構造 - Google Patents

内燃機関のロッカカバー構造

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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings

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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油から分離してロ
ッカカバー内のブローバイガスを外部へ導出させる内燃
機関のロッカカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】多弁式(例えば4弁)のディーゼルエン
ジン(内燃機関)は、シリンダヘッドの上部に動弁系部
品を取り囲むように、高さ寸法の低い周壁からなるケー
スを設け、このケースの上端部に同ケースを塞ぐように
ロッカカバーを取付けるロッカカバー構造が採用されて
いる。
【0003】そして、このケースを通じ、噴射管を外部
からロッカカバー内へ導いて、動弁系部品と干渉せず
に、シリンダの所定位置に噴射管を取り付けられるよう
にしてある。
【0004】こうしたディーゼルエンジンにおいて、据
付場所の制約などから、エンジンの側部からブローバイ
ガスを導出させることが考えられている。ところで、ブ
ローバイガスの導出には、ロッカカバー内に飛散してい
るオイル(潤滑油)が混じらずに、ブローバイガスだけ
を吸気系へ導くことが必要である。
【0005】そこで、ガソリンエンジンでは、実開平2
−10245号公報に開示されているようなオイル分離
構造を用いて、エンジンの側部からブローバイガスをロ
ッカカバー内から導出させることが提案されている。
【0006】この構造は、図6に示されるようにロッカ
ーカバーaの側壁にブローバイ通路用開口部bを設け、
このブローバイ通路用開口部bの入口側に、上端部にお
いてのみ狭い隙間cが形成されるように入口開口を遮蔽
するようにカバーdを設けた構造である。なお、eはシ
リンダヘッドを示す。
【0007】同構造によると、入口開口を覆うカバ−d
にて、ロッカーカバーa内で飛散するオイルがブローバ
イ通路用開口部bへ侵入するのを規制し、上方に開口し
た狭い隙間cから、ブローバイガスを導出させようとし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この構造で
は、ディーゼルエンジンに採用したとしても、十分な分
離機能を期待できない。すなわち、上端に在る隙間c
は、狭くなればなる程、オイルはブローバイガス通路用
開口部bへ侵入しずらくなると思われるものの、隙間c
が狭くなると、ブローバイガスの導出に伴い、同隙間c
には流速の速い気流が生じ、逆に飛散したオイルが同気
流に乗って、ブローバイガス通路用開口部bへ吸い込ま
れてしまうという挙動が生じる。このため、十分な分離
機能が発揮できない。
【0009】そこで、実開平2−10245号公報で
は、図6に示されるようにカバーdが在る部位を隔壁f
で周囲から隔てて、飛散したオイルが侵入しないように
する構造を別途に用いているが、これでは構造が複雑に
なるだけで、よい改善策とはいえない。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な構造で、かつ十分
なオイル分離機能を有しつつ、エンジンの側部からブロ
ーバイガスを導出させることができる内燃機関のロッカ
カバー構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した発明は、内燃機関のシリンダヘッ
ドの上部に動弁系部品を取り囲むように設けた、ロッカ
カバーと組合うケースの側壁に、開口が同ケース内に臨
むように、ブローバイガス通路用開口部を設け、かつこ
の通路用開口部の開口を覆うようにケースの側壁内面
に、側壁内面との間において上下端が開放ならびにブロ
ーバイガス通路用開口部と連通する通路を構成する上下
端の上側の開口面積が上下端の下側の開口面積より小さ
く設定されたオイル分離用カバー部材を設けて、オイル
分離用カバー部材の上下端の双方からロッカカバー内の
ブローバイガスを導出させることにある。
【0012】
【0013】請求項2に記載した発明は、上記目的に加
え、シリンダヘッドの上部の動弁系部品回りの変更から
シリンダヘッド高さが変わったとしても、ロッカカバー
ならびにオイル分離構造はそのまま流用できるようにす
るために、請求項1に記載のケースを、内燃機関のシリ
ンダへッドの上部に動弁系部品を取り囲むように設けた
上面が開放した下部ケースと、この下部ケースの上端部
に取り付けた上面と下面とが開口し下部ケースの上端部
と同一形状の上端部を有する枠状の上部ケースとから構
成し、この下部ケースにブローバイガス通路用開口部を
設けたことにある。
【0014】請求項3に記載した発明は、エンジンブレ
ーキ補助手段が搭載されたシリンダへッドに好適なロッ
カカバー構造を得るために、請求項2に記載のシリンダ
ヘッドを、動弁系部品の上方側にシリンダ内の圧力を開
放してエンジンブレーキ作用を補助するエンジンブレー
キ補助手段が搭載されたシリンダヘッド構造としたうえ
で、上部ケースをエンジンブレーキ手段を取り囲むよう
に配置させたことにある。
【0015】
【作用】請求項1に記載した発明によると、ロッカカバ
ー内のブローバイガスは、オイル分離用カバー部材で構
成された通路の開放している各上下端からそれぞれ導入
されて、通路、ブローバイガス通路用開口部を通じ、エ
ンジンの側部から吸気系へ導出される。
【0016】このとき、ブローバイガス通路用開口部の
開口は、オイル分離用カバー部材による遮蔽によって、
同開口に向かう飛散したオイルの侵入を抑制している。
と同時に、オイル分離用カバー部材にて構成される通路
は、二つの入口により大きな入口開口の面積が確保し
て、入口周辺に流速の速い気流が生じないようにしてい
る。
【0017】さらに同通路の入口は、上側と下側の各方
向にそれぞれ向いて、無用のオイルの侵入を抑制してい
る。加えて、通路の上側の開口面積が小さい分、飛散し
ているオイルがブローバイガス通路開口部に吸込まれに
くくなる。それ故、十分なオイル分離機能を発揮させな
がら、ブローバイガスはエンジンの側部から導出され
る。
【0018】これは、オイル分離用カバー部材で上下端
が開放した通路を構成するだけの構造ですむから、構造
的にも簡単である。
【0019】請求項2に記載した発明によると、シリン
ダヘッドの上部の動弁系部品回りの変更からシリンダヘ
ッド高さが変わっても、中間の上部ケース重ね方を変
更するだけで、下部ケースおよびロッカカバー、さらに
はオイル分離構造をそのまま流用して、ブローバイガス
を導出させることが可能となる。
【0020】請求項3に記載した発明によると、エンジ
ンブレーキ補助手段が付いたシリンダヘッドであるとき
は、同エンジンブレーキ補助手段を取り囲むように上部
ケースが配置されて、上記同様、下部ケース、ロッカカ
バー、さらにはオイル分離構造をそのまま流用したブロ
ーバイの導出が可能となる。つまり、エンジンブレーキ
補助手段が付いたシリンダヘッドに好適なロッカカバー
構造となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図3に示す第1の
実施例にもとづいて説明する。図1は、本発明を適用し
た内燃機関、例えばディーゼルエンジンの上部分の断面
を示し、図中1はシリンダヘッドである。
【0022】図中2はシリンダヘッド1の上部に搭載さ
れた動弁機構である。動弁機構2は、例えばプッシュロ
ッド(図示しない)を伝わるカムシャフト(図示しな
い)の変位をロッカアーム3、ロッカレバー4を通じ
て、吸・排気バルブ5へ伝えるオーバヘッドバルブ方式
の構造が採用してある。これら動弁系部品にて、例えば
シリンダ当り、吸気側に二本のバルブを有し、排気側に
二本のバルブを有する動弁系6を構成している。
【0023】またシリンダヘッド1の上端外周部には、
枠状のケース7がボルト止めによって立設してある。ケ
ース7は、シリンダヘッド1の周方向に沿って連続する
高さ寸法の低い金属部材、例えばアルミ製の周壁から構
成してあり、シリンダヘッド1上の動弁系2を周囲から
取り囲んでいる。なお、ケース7には、二点鎖線に示さ
れるように噴射管8aが貫通されていて、外部からケー
ス7を通じて内部へ噴射管8aを配管させてある。
【0024】ケース7の上端部には、例えば樹脂製のロ
ッカカバー8が取付けられている。ロッカカバー8は、
ケース7の上部開口を閉塞する箱状に成形されていて、
ケース7で囲んだ動弁系2を密閉させてある。なお、9
はロッカカバー8をケース7に固定するためのボルトを
示す。
【0025】またケース7の左右両側を構成する周壁の
一部には、図2(a),(b)にも示されるようにブロ
ーバイガス通路用開口部10(以下、単に開口部10と
称す)が設けられている。
【0026】開口部10は、周壁を貫通する円形の通孔
で構成されている。開口部10の外部に向く通孔端は、
ケース7の周壁外面に形成してある接続台11aに開口
されている。さらに同通孔端は、接続台11aに据付け
てあるブローバイガス導出口体11b、チューブ(図示
しない)などを介して、ディーゼルエンジンの吸気系
(図示しない)に接続してある。
【0027】またケース7の内面には、同ケース7内に
臨む開口部10の開口を覆うようにオイル分離用カバー
部材12(以下、単にカバー部材12と称す)が一体に
設けられている。
【0028】カバー部材12は、開口部10の開口端と
向き合う部位に壁部13aを有し、同開口端の両側の部
位に上記壁部13aと連続する壁部13b,13bを有
し、同開口端の上部の部位に上記壁部13a,13bと
連続する壁部13cを有した箱形をなしている。つま
り、カバー部材12は、下端を残して開口部10の周囲
を囲むような箱形に形成されていて、ケース7,ロッカ
カバー8内で飛散しているオイル14(潤滑油)が不用
意に開口部10へ侵入しないようにしている。
【0029】そして、下方向(飛散したオイル14が侵
入がしにくい方向)に向いて開口しているカバー部材1
2の下端開口をそのまま利用して、ブローバイガス導入
用の下側の入口16を形成してある。
【0030】またカバー部材12の壁部13cの一部、
例えば片側部分は、例えば三角形状に小さく切欠されて
いて、同切欠部分を用いて、カバー部材12の上端部に
上側となるブローバイガス導入用の入口16を形成して
いる。この開口面積を小さくした入口16(入口15の
開口面積より小)にて、飛散したオイル14が極力、開
口部10へ侵入しない構造にしてある。
【0031】こうした構造により、ケース7の内面とカ
バー部材12の内面との間には、開放した上下端と開口
部10とが連通する通路17を形成している。そして、
二つの入口15,16を合わせた大きな開口面積にて、
入口周辺に流速の速い気流を発生させずに、ブローバイ
ガスをオイル14から分離して開口部10へ導ける構造
にしてある。
【0032】つぎに、このように構成されたロッカカバ
ー構造の作用について説明する。ケース7,ロッカカバ
ー8内に充満しているブローバイガスは、カバー部材1
2の上端に在る入口15、下端に在る入口16からそれ
ぞれ導入されて、図1中の矢印で示されるように通路1
7、開口部10を通じ、エンジンの側部からブローバイ
ガス導出口体11b、チューブなどを経て吸気系へ吸い
込まれる。
【0033】このとき、カバー部材12によって、高い
オイル分離機能が発揮される。すなわち、ケース7の内
面にある開口部10の開口は、カバー部材12の遮蔽に
よって、同開口に向かって飛散するオイル14の侵入が
抑制されている。
【0034】しかも、カバー部材12にて構成される通
路17は、二つの入口15,16により大きな入口の開
口面積が確保されているから、入口周辺には流速の速い
気流が生じない。
【0035】さらに通路17の各入口15,16は、上
側と下側の各方向にそれぞれ向いて、無用のオイルの侵
入を抑制している。それ故、十分なオイル分離機能を発
揮させながら、ブローバイガスはエンジンの側部から導
出されることとなり、飛散したオイル14がブローバイ
ガスに混じって吸気系に導かれるのを防ぐことができ
る。
【0036】しかも、上側と下側との双方に入口15,
16を設ける構造は、図3に示されるように、たとえ、
万一、オイル15の量が増加して、下側の入口16を塞
ぐようなことが起きたとしても、上側の入口15を通じ
て、ブローバイガスを吸い込むから、ブローバイガスに
よりロッカカバー8の内圧が上昇することによって、オ
イル15が強制的にエンジンの吸気系へ導かれてしまう
ような挙動は生じることはない。
【0037】こうした効果は、カバー部材12で上下端
が開放した通路17を構成するだけで得られるものなの
で、構造的にも簡単である。しかも、上側の入口15の
開口面積が小さいと、飛散しているオイル15が開口部
10に吸い込まれにくくなるから、できるだけカバー部
材12の上端からオイル15が吸い込まれるのを抑制で
き、その分、高いオイル分離機能をもたらすことができ
る。
【0038】図4および図5は、本発明の第2の実施例
を示す。本実施例は、ケース7を、シリンダヘッド1に
取付く同ケース7に相当する下部ケース7aと、この下
部ケース7aとロッカカバー8との間に設けられる上部
ケース7bとの二部品から構成して、ロッカカバー8を
含めた三つの部品の組み合わせからロッカカバー構造を
成立させ、シリンダヘッド1の動弁系部品回りの変更か
らシリンダヘッド高さが変わったとしても、オイル分離
構造をそのままに流用できるようにしたものである。
【0039】具体的には、下部ケース7aは、上面が開
放していて、シリンダヘッド1の上部に動弁系2の各部
品を取り囲むように設けてある。そして、この下部ケー
ス7aに第1の実施例と同じ構造で、開口部10、接続
台11、カバー部材12、入口15,16、通路17を
設けている。
【0040】また上部ケース7bは、上面と下面とが開
口した枠状に形成されていて、下部ケース7aの上端部
に積み重なっている。この上部ケース7bは、ロッカカ
バー8の下端部の形状、すなわち下部ケース7aの上端
部と同一形状の上端部を有していて、この上部ケース7
bにロッカカバー8が積み重なっている。
【0041】これら三層に重なる下部ケース7a、上部
ケース7b、ロッカカバー8の相互がボルト18にて脱
着可能に締結されて、シリンダヘッド1の動弁系6の周
囲を密閉にしてある。
【0042】こうした構造にすると、例えば動弁系部品
だけが搭載されている第1の実施例に示したシリンダヘ
ッド1の仕様から、図4に示されるような動弁系2の上
方側にシリンダ内の圧力を開放してエンジンブレーキ作
用を補助する圧縮開放ブレーキ機構20(エンジンブレ
ーキ補助手段に相当)が搭載されたシリンダヘッド1の
仕様に変わり、シリンダヘッド高さが変わったときで
も、中間の上部ケース7bの重ね方を変更するだけで、
第1の実施例のロッカカバー8、オイル分離構造をその
ままに用いて、ロッカカバー8を組み付けることができ
る。
【0043】すなわち、ロッカカバー8を組み付けると
きは、図5に示されるようにシリンダヘッド1に在る下
部ケース7aの上端部に上部ケース7b、ロッカカバー
8を順に積み重なるように載せて、上側から螺挿される
ボルト18で、ロッカカバー8、上部ケース7bを下部
ケース7aに締結すればよく。
【0044】このようにすれば、ロッカカバー8、下部
ケース7bを流用して、動弁系部品、圧縮開放ブレーキ
機構20の回りを密閉にできる上、下部ケース7bに在
る開口部10、カバー部材12、通路17(オイル分離
構造)をそのまま流用して、ブローバイガスだけをエン
ジンの側部から導出させることができる。
【0045】特に、第2の実施例のように圧縮開放ブレ
ーキ機構20を取り囲むように上部ケース7bを配置す
る構造は、圧縮開放ブレーキ機構20が搭載されたシリ
ンダヘッド1に好適なロッカカバー構造となる。
【0046】むろん、こうした複数段に積み重ねるロッ
カカバー構造は、圧縮開放ブレーキ機構20に限らず、
他の機構,手段がシリンダヘッド1の上部に搭載され
て、シリンダヘッド1の高さ寸法が高くなったときにも
適用できることはいうまでもない。なお、図4および図
5において、第1の実施例で説明したのと同じ部品には
同一符号を付してその説明を省略した。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、簡単な構造で、かつ十分なオイル分離機能
を有し、さらにできるだけオイル分離用カバー部材の上
端からオイルが吸込まれるのを抑制して、エンジンの側
部からブローバイガスを導出させることができる。
【0048】
【0049】請求項2に記載の発明によれば、上記請求
1の発明の効果に加え、シリンダヘッドの上部の動弁
系部品回りの変更からシリンダヘッド高さが変わったと
しても、ロッカカバーならびにオイル分離構造をそのま
ま流用することができるという効果をもたらす。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、上記請求
項2の発明の効果に加え、エンジンブレーキ補助手段が
搭載されたシリンダヘッドに好適なロッカカバー構造を
得るころができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のロッカカバー構造を説
明するための断面図。
【図2】(a)は、図1中のA−A線に沿う、ブローバ
イガス通路用開口部の方向から見たオイル分離用のカバ
ー部材を示す図。(b)は、図1(a)中のB−B線に
沿う、オイル分離用のカバー部材を上側から見た図。
【図3】オイルがオイル分離用のカバー部材の下端開口
を塞ぐまで溜まったときにおけるブローバイガスの導出
を説明するための断面図。
【図4】本発明の第2の実施例のロッカカバー構造を説
明するための断面図。
【図5】同ロッカカバー構造を分解した断面図。
【図6】従来、ガソリンエンジンで採用されていたブロ
ーバイガス導出構造を説明するための断面図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド 6…動弁系
7…ケース 7a…下部ケース 7b…上部ケース
8…ロッカカバー 10…ブローバイガス通路用開口部 12…オイル分離
用カバー部材 15,16…上下の入口 17…通路 20…圧縮開放ブレーキ機構(エンジンブレーキ補助手
段)。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 13/04 F01M 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドの上部に動弁
    系部品を取り囲むように設けられた、上面が開放されて
    なるケースと、 このケースの上端部に同ケースを閉塞するように取り付
    けられたロッカカバーと、 前記ケースの側壁に開口が同ケース内に臨むように設け
    られたブローバイガス通路用開口部と、 前記ケースの側壁内面に前記ブローバイガス通路用開口
    部の開口を覆うように設けられ、前記側壁内面との間
    に、前記ブローバイガス通路用開口部と連通ならびに上
    下端が開放する通路を構成し、前記上下端の上側の開口
    面積が前記上下端の下側の開口面積より小さく設定され
    オイル分離用カバー部材と、 を具備したことを特徴とする内燃機関のロッカカバー構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ケースが、内燃機関のシリンダへッ
    ドの上部に動弁系部品を取り囲むように設けられ上面が
    開放された下部ケースと、この下部ケースの上端部に取
    り付けられ上面と下面とが開口した前記下部ケースの上
    端部と同一形状の上端部を有する枠状の上部ケースとを
    有して構成され、 前記ブローバイガス通路用開口部が前記下部ケースに設
    けられている ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機
    関のロッカカバー構造。
  3. 【請求項3】 前記シリンダヘッドは前記動弁系部品の
    上方側にシリンダ内の圧力を開放してエンジンブレーキ
    作用を補助するエンジンブレーキ補助手段が搭載されて
    なり、 このエンジンブレーキ補助手段を取り囲むように前記上
    部ケースが配置されている ことを特徴とする請求項2に
    記載の内燃機関のロッカカバー構造。
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