JP3114056B2 - 電力変換器のスナバ回路 - Google Patents

電力変換器のスナバ回路

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JP3114056B2
JP3114056B2 JP08177474A JP17747496A JP3114056B2 JP 3114056 B2 JP3114056 B2 JP 3114056B2 JP 08177474 A JP08177474 A JP 08177474A JP 17747496 A JP17747496 A JP 17747496A JP 3114056 B2 JP3114056 B2 JP 3114056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換器のスナ
バ回路、特に、スター形に接続されたスナバコンデンサ
を有する電力変換器のスナバ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】スナバ回路の従来例として、インバータ
に適用された例を図2に示す。図2において、インバー
タは、上下2つのアームのスイッチング素子1,3と、
それぞれ逆方向に並列接続されたダイオード2,4から
なり、2つのスイッチング素子1,3が交互にスイッチ
ングして、負荷51に交流電圧を出力する。また、スナ
バ回路は、スナバコンデンサがスター形に構成されたス
ナバ回路であり、スイッチング素子1の正側とスイッチ
ング素子3の負側にそれぞれ接続されたスナバダイオー
ド11,12と、スナバダイオード11,12の間に直
列接続されたスナバコンデンサ21,22と、2つのス
ナバコンデンサ21,22の接続点とスイッチング素子
1,3の接続点間に接続されたスナバコンデンサ23
と、スナバダイオード11,12と並列接続されたスナ
バ抵抗器31,32からなり、スイッチング素子1,3
のスイッチングに伴うスナバエネルギーをスナバダイオ
ード11,12を介してスナバコンデンサ21,22及
びスナバコンデンサ23が吸収し、この吸収したスナバ
エネルギーをスナバ抵抗器31,32により消費する。
ここで、スナバコンデンサ21,22の接続点間と電源
用コンデンサ41,42の接続点間を電線路により結
ぶ。この電線路は、コンデンサ21,22の正極から負
極へ漏れる漏れ電流のアンバランスに起因するスナバコ
ンデンサ21,22の分担電圧のアンバランスを補正す
るために設ける。また、特開平5−130780号
は、スナバ回路がスイッチング素子のスイッチングに伴
うスナバエネルギーを電源に回生可能な電力変換器の回
路として提案されている。この回路は、上下の半導体ス
イッチング素子のスイッチングに関与するスター形に構
成されたスナバコンデンサからスナバエネルギーを回生
するものである。次に、スター形に構成されたスナバコ
ンデンサを実装するにあたって、従来例では、図2に示
すように、スナバコンデンサ21,22,23の端子数
を合計6端子を必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例のスター形のス
ナバ回路においては、スナバ回路を構成する部品とし
て、上下2つのアームから構成される電力変換器の場
合、2つのスナバダイオードとそれらに並列に接続され
る2つのスナバ抵抗器及び電源に並列に接続される2つ
のスナバコンデンサと、スナバコンデンサの中点と上下
2つのスイッチング素子の接続点とを結ぶ1つのスナバ
コンデンサから構成されるため、スナバ回路の構成部品
として多数の部品を必要とする、という問題がある。。
また、スター形に構成されたスナバコンデンサを実装す
るにあたって、その端子数を合計6端子を必要とするた
め、組立作業が煩わしい、という問題がある。
【0004】本発明の課題は、スター形のスナバ回路の
構成部品を削減及び統合して、小形、組立て容易かつ経
済的な電力変換器のスナバ回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第一、第二の自己消弧形半導体スイッチング素子の
直列体の両端に夫々の一端を接続した第一及び第二の抵
抗器と、該第一及び第二の抵抗器と並列にはスナバダイ
オードを設けずに、この両抵抗器の他端間に接続した第
一及び第二の容量性素子の直列体と、第一及び第二の容
量性素子の直列体の中点と半導体スイッチング素子の直
列体の中点との間に接続した第三の容量性素子を有し、
第一の半導体スイッチング素子のターンオフ時にこれま
で該素子に流れていた電流を第一の抵抗器を通して少な
くとも第一、第三の容量性素子を充電し、また、第二の
半導体スイッチング素子のターンオフ時にこれまで該素
子に流れていた電流を第二の抵抗器を通して少なくとも
第二、第三の容量性素子を充電するようにした。
【0006】本発明は、スター形スナバ回路において、
自己消弧形半導体スイッチング素子が電流をオフする際
の自己消弧形半導体スイッチング素子に印加される電圧
を抑制する程度に、スナバ抵抗器の値を小さく設定する
ことによって、スナバダイオードを省略することがで
き、これにより、スナバ回路を構成する部品数を削減
し、コストを低減することが可能になる。また、スター
形スナバ回路を構成する3つのスナバコンデンサを一つ
のパッケージに収納することにより、コンデンサの端子
数を減らすことができ、組立作業の容易化が図れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明に基づく電力変換器の
スナバ回路の一実施形態を示す。図1において、インバ
ータは、2レベルインバータであり、上下2つのアーム
のスイッチング素子1,3と、それぞれ逆方向に並列接
続されたダイオード2,4からなり、また、スナバ回路
は、スイッチング素子1,3にそれぞれ並列に接続した
スナバ抵抗器31,32とスナバプコンデンサ21,2
2の直列回路と、2つのスナバコンデンサ21,22の
接続点とスイッチング素子1,3の接続点間に接続され
たスナバコンデンサ23からなる。ここで、スナバコン
デンサ21,22の接続点間と電源用コンデンサ41,
42の接続点間を電線路により結ぶ。
【0008】本実施形態は、図2の従来例と比べて、ス
ナバダイオード11,12を削減した点にある。以下、
本実施形態のスター形のスナバ回路において、スナバダ
イオード11,12を削減するにあたって、その根拠を
説明する。図3は、スイッチング素子1が電流をオフす
る際のスイッチング素子に印加される電圧を解析するた
めの等価回路である。図3 1)はスイッチング素子1
のオフモード,2)はダオード4の導通モードを示す。
図3 1)において、スイッチング素子1を介して図示
の方向に負荷電流ILが流れているものとする。この状
態からスイッチング素子1が瞬時にインピーダンスを回
復して、電流をオフする際の初期条件は、回路のイング
クタンス(L)70に流れる電流をIL、コンデンサ2
1,22,23の初期電圧v21,v22,v23を図示の極
性でE/2として表わせる。スイッチング素子1がオフ
することにより、これまでスイッチング素子1に流れて
いた電流がスナバ回路に流れ込む。解析のために、上ア
ームのスナバ回路に流れる電流をi1、下アームのスナ
バ回路に流れる電流をi2とし、図示の方向を正方向と
して微分方程式を作る。
【数1】
【数2】
【数3】 ここで、v1はスイッチング素子1に印加される電圧を
表わす。(数1)、(数2)、(数3)の微分方程式
は、ダイオード4が導通するまでの間成立する。ダイオ
ード4が導通する条件は、
【数4】 である。(数4)式の条件が成立すると、ダイオード4
が導通し、図3 2)のダオード4の導通モードとな
る。以降、(数4)式の条件は保持される。(数4)式
が成立した後の微分方程式は、C22容量>>C23容量の
条件からi2>>C23電流とし、C23に流れる電流を無
視して、次のようになる。
【数5】
【数6】 ここで、(数4)式が成立する時刻をTFとする。(数
1)、(数2)式からi1、i2を求めると、次式を得
る。
【数7】
【数8】 (数5)式を解く。
【数9】 ここで、I10=i1(TF)とする。(数7)式、(数9)
式において、
【数10】 のとき、cos→cosh、sin→sinhとなる。
【0009】ここで、(数3)及び(数6)式から、ス
イッチング素子1に印加される電圧v1は、右辺第一項
のR31×i1が加えられるため、R31を小さくすること
により、スイッチング素子1に印加される電圧v1を低
減できることは明かである。そこで、(数1)〜(数
9)式を用いて、IL=1000A、C21=C22=4μ
F、C23=0.2μF、L70=0.6μH、E=100
0Vとして、R31及びR32を変化させ、スイッチング素
子1の電圧v1を計算する。ここでは、R31及びR32
ついて、R31=R32=1Ω、0.5Ω、0.25Ω、及
び図3に示すスナバダイオード11、12が接続され、
31=R32=5Ωの4通りについて計算する。なお、ス
ナバダイオード11、12が接続される場合、t<TF
においては、R31=0Ω、R32=R32、t>TFにおい
ては、R31=R32=0Ωとして計算できる。これは、t
<TFにおいてi1>0、i2>0のためであり、t>TF
においてi1>0であるため、ダイオード12が導通し
ないt<TFにおいてのみ、R23=R23となる。
【0010】この計算のフローを図4に示す。先ず、計
算の初期条件を設定し、i1、i2を(数7)、(数8)
式から計算し、v1を(数3)式より求める。ダイオー
ド4の導通を判定し、不導通の場合(Yes)、再度i
1、i2、v1を計算する。ダイオード4の導通を判定
(No)した後は、I10、V21(TF)、V22(TF)などの初
期条件を計算し、(数9)式よりi1、(数6)式より
1を計算する。v1の計算結果が前回計算値の間で十分
安定したことを判定後、計算を終了する。
【0011】以上の条件により、先に示した4通りにつ
いて計算した結果を図5に示す。図中、縦軸はスイッチ
ング素子1に印加される電圧(v)、横軸は時間(t)
を表わす。図5から、R31=R32が大きくなる程、スイ
ッチング素子1に印加される電圧が高くなり、R1=R2
=0.25Ω程度とすると、図2のダイオード11,1
2を接続した場合とほぼ同程度にスイッチング素子1に
印加される電圧を抑制できることが分かる。なお、抵抗
器31,32に示す抵抗値を小さくすると、スイッチン
グ素子のターンオン時のラッシュ電流が大きくなるた
め、このラッシュ電流を抑制する下限値がある。ここ
で、ターンオン時のラッシュ電流は電源電圧/抵抗値と
なり、また、ラッシュ電流のピークは従来のGTOの経
験値から定格電流の2倍以内に抑制する。このことか
ら、本例では、ラッシュ電流のピークの最大は2000
Aとなり、電源電圧1000Vであることから、抵抗の
下限値は0.5Ωとなる。図10から、抵抗器31,3
2の下限値が0.5Ωの場合、スイッチング素子1に印
加されるピーク電圧は1800V程度になる。
【0012】以上のように、本実施形態は、抵抗器3
1,32に示す抵抗値を小さくすることにより、図2の
ダイオード11,12を接続した場合とほぼ同等のスイ
ッチング素子1の電圧に抑制でき、ダイオード11,1
2を省略することができる。これにより、スナバ回路を
小形かつ経済的に形成することができる。
【0013】なお、本実施形態は、2レベルインバータ
に適用する場合について説明したが、本発明は、中性点
クランプ形の3レベルインバータにも適用することがで
きる。図6は、本発明を中性点クランプ形の3レベルイ
ンバータに適用した適用例を示す。図6において、イン
バータは、上下2つのアームのスイッチング素子1及び
5,3及び7と、それぞれ逆方向に並列接続されたダイ
オード2及び6,4及び8と、スイッチング素子1及び
5の接続点とスイッチング素子3及び7の接続点に直列
接続された中性クランプ9,10からなり、また、スナ
バ回路は、スイッチング素子1,3にそれぞれ並列に接
続したスナバ抵抗器31,32とスナバプコンデンサ2
1,22の直列回路と、中性クランプ9,10にそれぞ
れ並列に接続したスナバ抵抗器33,34とスナバプコ
ンデンサ24,25の直列回路と、2つのスナバコンデ
ンサ21,24の接続点とスイッチング素子1及び5の
接続点間に接続されたスナバコンデンサ23と、2つの
スナバコンデンサ22,25の接続点とスイッチング素
子3及び75の接続点間に接続されたスナバコンデンサ
26からなる。電源として電源用コンデンサ41,4
2,43,44を有する。因に、従来公知の中性点クラ
ンプ形3レベルインバータのスナバ回路を図7に示す。
本実施形態においては、図7に示すスナバダイオード1
1,12,13,14を削減することができ、スナバ回
路をより一層小形かつ経済的に形成することができる。
【0014】図8は、本発明の他の実施形態を示し、図
1の実施形態を実装したときの摸式図である。27はス
ナバコンデンサ21,22,23を統合し、1つのパッ
ケージに収納したスナバコンデンサ、61,62は上下
2つのアームのスイッチング素子1,3及びそれぞれ逆
方向に並列接続されたダイオード2,4をそれぞれモジ
ュール形にしたスイッチング素子を表わす。本実施形態
では、スナバコンデンサ21,22,23を同一パッケ
ージに収納することにより、コンデンサは4端子コンデ
ンサとなる。ここで、図1の実施形態のスナバコンデン
サの端子数は6端子である。このように、本実施形態
は、個々のスナバコンデンサを同一パッケージに収納す
ることによって、端子数を2個減らすことができる。こ
れにより、スナバ回路の組立作業を容易に行うことがで
きる。
【0015】また、図1の実施形態のスナバコンデンサ
23を回路上のイングクタンス(L)分を考慮して、図
9のように、スナバコンデンサ23aと23bに等容量
に二分割することがある。この場合の実装の摸式図を本
発明の他の実施形態として図10に示す。図10におい
て、27はスナバコンデンサ21,23aを統合し、1
つのパッケージに収納したスナバコンデンサ、28はス
ナバコンデンサ22,23bを統合し、1つのパッケー
ジに収納したスナバコンデンサを表わす。本実施形態で
は、図9の実施形態のスナバコンデンサの端子数が8端
子であるのに比し、スナバコンデンサ28,29の端子
数は6端子である。このように、本実施形態において
も、スナバコンデンサとしての端子数を2個減らすこと
ができ、スナバ回路の組立作業を容易に行うことができ
る。また、スナバコンデンサ21,23aを同一パッケ
ージに収納することにより、スイッチング素子1の正
極、スナバ抵抗器31、スナバコンデンサ21、スナバ
コンデンサ23a、スイッチング素子1の負極に至るま
でのループインダクタンスを、図8に示す実装の摸式図
に比較して、小さくすることが可能となる。このため、
より大きな電流をスイッチングする際に、図10に示す
実施形態を採用することにより、スナバ回路のループイ
ンダクタンスに起因するスイッチング素子1へのサージ
電圧を抑制することができる。スナバコンデンサ22,
23bを同一パッケージに収納する場合についても同様
である。なお、図9の実施形態は、スナバコンデンサ2
3をスナバコンデンサ23aと23bに等容量に二分割
したが、図6の実施形態として示した中性点クランプ形
3レベルインバータのスナバコンデンサ23,26をそ
れぞれ等容量に二分割してもよい。また、図8、図10
の実施形態は、従来例として示した図2の2レベルイン
バータ及び図7の中性点クランプ形3レベルインバー
タ、また、図6の本発明の実施形態である中性点クラン
プ形3レベルインバータに適用できることは云うまでも
ない。
【0015】なお、図9の実施形態は、スナバコンデン
サ23をスナバコンデンサ23aと23bに等容量に二
分割したが、図6の実施形態として示した中性点クラン
プ形3レベルインバータのスナバコンデンサ23,26
をそれぞれ等容量に二分割してもよい。また、図8、図
10の実施形態は、従来例として示した図2の2レベル
インバータ及び図7の中性点クランプ形3レベルインバ
ータ、また、図6の本発明の実施形態である中性点クラ
ンプ形3レベルインバータに適用できることは云うまで
もない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スター形スナバ回路において、スナバダイオードを省略
することができ、スナバ回路を構成する部品数を削減
し、コストを低減することが可能になる。また、スター
形スナバ回路を構成する3つのスナバコンデンサを一つ
のパッケージに収納することにより、コンデンサの端子
数を減らすことができ、組立作業の容易化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく電力変換器のスナバ回路の一実
施形態
【図2】従来のスター形スナバ回路
【図3】スター形スナバ回路の動作を解析するための等
価回路
【図4】スイッチング素子の印加電圧解析フローチャー
【図5】スナバ抵抗値を変えた時のスイッチング素子の
印加電圧の解析結果図
【図6】本発明を中性クランプ形の3レベルインバータ
に適用した適用例
【図7】従来の中性クランプ形の3レベルインバータの
スナバ回路
【図8】本発明の実施形態を実装したときの摸式図
【図9】本発明によるスナバコンデンサを等容量に二分
割したスナバ回路
【図10】本発明の実施形態を実装したときの他の摸式
【符号の説明】
1、3、5、7 自己消弧形スイッチング素子 2、4、6、8 ダイオード 11、12、13、14 スナバダイオード 21、22、23、24、25、26、27、28、2
9 スナバコンデンサ 31、32、33、34 スナバ抵抗器 41、42、43、44 電源用コンデンサ 51 負荷 61、62 モジュール形スイッチング素子 70 回路のインダクタンス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 1/00 H02M 7/48 H02M 7/5387

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイオードが逆並列接続された自己消弧
    形半導体スイッチング素子を直列接続した直列体の両端
    に直流電源を接続し、前記直列接続の第一、第二の自己
    消弧形半導体スイッチング素子を相補的にオン、オフし
    て該直列体の中点から交流出力を得る電力変換器におい
    て、 前記第一、第二の自己消弧形半導体スイッチング素子の
    直列体の両端に夫々の一端を接続した第一及び第二の抵
    抗器と、該第一及び第二の抵抗器と並列にはスナバダイ
    オードを設けずに、この両抵抗器の他端間に接続した第
    一及び第二の容量性素子の直列体と、前記第一及び第二
    の容量性素子の直列体の中点と前記半導体スイッチング
    素子の直列体の中点との間に接続した第三の容量性素子
    を有し、 前記第一の半導体スイッチング素子のターンオフ時にこ
    れまで該素子に流れていた電流を前記第一の抵抗器を通
    して少なくとも前記第一、第三の容量性素子を充電し、
    また、前記第二の半導体スイッチング素子のターンオフ
    時にこれまで該素子に流れていた電流を前記第二の抵抗
    器を通して少なくとも前記第二、第三の容量性素子を充
    電するようにしたことを特徴とする電力変換器のスナバ
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第一及び第二の
    抵抗器の抵抗値は、その上限値を前記スイッチング素子
    のターンオフ時における跳上り電圧として該素子の許容
    する電圧から決定され、また、その下限値を前記スイッ
    チング素子のターンオン時のラッシュ電流として該素子
    の許容する電流から決定されることを特徴とする電力変
    換器のスナバ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、第三の容量性素子を
    二分割して、第一の容量性素子と第三の容量性素子の一
    方及び第二の容量性素子と第三の容量性素子の他方をそ
    れぞれ一つのパッケージに収納したことを特徴とする電
    力変換器のスナバ回路。
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