JP3113924B2 - 空缶回収機 - Google Patents
空缶回収機Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空缶回収機に関するも
のである。
のである。
【０００２】
【従来の技術】近年、省資源の観点から各種飲料の容器
として用いられる鉄製あるいはアルミニウム製の空缶を
回収する空缶回収機が用いられている。このような空缶
回収機は、投入された空缶をプレスしてハウジング内の
回収箱に回収するようにしている。
として用いられる鉄製あるいはアルミニウム製の空缶を
回収する空缶回収機が用いられている。このような空缶
回収機は、投入された空缶をプレスしてハウジング内の
回収箱に回収するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一方、各種スプレ−缶
も空缶として廃棄されるが、このスプレ−缶には内容物
として可燃性ガスが用いられている場合があり、また他
の内容物の噴射用として可燃性ガスが用いられる場合が
ある。このため、誤ってスプレ−缶が投入されたときに
プレスを行うと危険であり、投入された空缶が飲料物に
用いられた空缶であるか、それとも前記スプレ−缶であ
るかを選別する機能が要求されている。
も空缶として廃棄されるが、このスプレ−缶には内容物
として可燃性ガスが用いられている場合があり、また他
の内容物の噴射用として可燃性ガスが用いられる場合が
ある。このため、誤ってスプレ−缶が投入されたときに
プレスを行うと危険であり、投入された空缶が飲料物に
用いられた空缶であるか、それとも前記スプレ−缶であ
るかを選別する機能が要求されている。
【０００４】本発明の目的は、上述の技術的課題を解決
し、投入された空缶が、飲料に用いられる空缶である
か、あるいは回収してプレスすると危険なスプレ−缶で
あるかの選別を高精度に行うことができる空缶回収機を
提供することである。
し、投入された空缶が、飲料に用いられる空缶である
か、あるいは回収してプレスすると危険なスプレ−缶で
あるかの選別を高精度に行うことができる空缶回収機を
提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定める長
さおよび太さ以下であって、かつ予め定める重量以下の
空缶を選別して回収する空缶回収機において、ハウジン
グの前面部に設けられる空缶の投入口は、空缶の前記予
め定める長さおよび太さに対応する寸法以下に形成さ
れ、前記投入口の背後側に設けられ、投入された空缶を
下方から支持すると共に内部に向けて下方に傾斜する支
持部材には重量検出手段が設けられ、さらに、前記支持
部材の傾斜方向側には、駆動源からの動力で開閉駆動さ
れ、支持部材上の空缶の進行を阻止あるいは解放する開
閉部材が設けられ、前記支持部材近傍には支持部材上の
空缶が予め定める第２の太さ以下であることを検出する
外径検出手段が設けられ、前記外径検出手段によって支
持部材上の空缶が前記第２の太さ以下であることを検出
すると前記開閉部材は閉止状態を維持し、外径検出手段
によって前記第２の太さを超えていることを検出すると
前記開閉部材は開放駆動されるようにしたことを特徴と
する空缶回収機である。
さおよび太さ以下であって、かつ予め定める重量以下の
空缶を選別して回収する空缶回収機において、ハウジン
グの前面部に設けられる空缶の投入口は、空缶の前記予
め定める長さおよび太さに対応する寸法以下に形成さ
れ、前記投入口の背後側に設けられ、投入された空缶を
下方から支持すると共に内部に向けて下方に傾斜する支
持部材には重量検出手段が設けられ、さらに、前記支持
部材の傾斜方向側には、駆動源からの動力で開閉駆動さ
れ、支持部材上の空缶の進行を阻止あるいは解放する開
閉部材が設けられ、前記支持部材近傍には支持部材上の
空缶が予め定める第２の太さ以下であることを検出する
外径検出手段が設けられ、前記外径検出手段によって支
持部材上の空缶が前記第２の太さ以下であることを検出
すると前記開閉部材は閉止状態を維持し、外径検出手段
によって前記第２の太さを超えていることを検出すると
前記開閉部材は開放駆動されるようにしたことを特徴と
する空缶回収機である。
【０００６】
【作用】本発明に従う空缶回収機では、投入された空缶
が、飲料に用いられる空缶であるか、あるいは回収して
プレスすると危険なスプレ−缶であるかの選別を高精度
に行うものであり、空缶を投入する際に、ハウジングの
前面部に設けられる空缶の投入口は、空缶の前記予め定
める長さおよび太さに対応する寸法以下に形成されてい
るので、例としてカセット式ガスボンベなどの通常飲料
に用いられる缶よりも長くかつ太い空缶の投入が防がれ
る。
が、飲料に用いられる空缶であるか、あるいは回収して
プレスすると危険なスプレ−缶であるかの選別を高精度
に行うものであり、空缶を投入する際に、ハウジングの
前面部に設けられる空缶の投入口は、空缶の前記予め定
める長さおよび太さに対応する寸法以下に形成されてい
るので、例としてカセット式ガスボンベなどの通常飲料
に用いられる缶よりも長くかつ太い空缶の投入が防がれ
る。
【０００７】前記予め定める長さおよび太さ以下のスプ
レ−缶が投入されたとき、スプレ−缶の内部に可燃性ガ
スが液体状で比較的多く残留していれば、前記投入口の
背後側で投入された空缶を下方から支持する支持部材に
設けられた重量検出手段によってその重量が検出され、
例としてプレスすることなく内部に収納される。
レ−缶が投入されたとき、スプレ−缶の内部に可燃性ガ
スが液体状で比較的多く残留していれば、前記投入口の
背後側で投入された空缶を下方から支持する支持部材に
設けられた重量検出手段によってその重量が検出され、
例としてプレスすることなく内部に収納される。
【０００８】投入された空缶が前記予め定める長さおよ
び太さ以下のスプレ−缶であり、かつ重量検出手段でも
多きな重量が検出されない場合でも、前記支持部材の傾
斜方向側には、駆動源からの動力で開閉駆動され、支持
部材上の空缶の進行を阻止あるいは解放する開閉部材が
設けられ、空缶の進行を一旦阻止する。前記支持部材近
傍に設けられた外径検出手段によって、支持部材上の空
缶が予め定める第２の太さ以下であることを検出する
と、前記開閉部材は閉止状態を維持し、空缶の回収を阻
止し、例としてプレスが行われないようにする。空缶が
外径検出手段によって前記第２の太さを超えていること
を検出すると、適正な空缶であると判断され、前記開閉
部材は開放駆動され、空缶が内部に収納されプレス処理
などが行われる。これにより、飲料物に用いられていて
プレスすべき空缶を、スプレ−缶と誤選別する事態が防
止される。
び太さ以下のスプレ−缶であり、かつ重量検出手段でも
多きな重量が検出されない場合でも、前記支持部材の傾
斜方向側には、駆動源からの動力で開閉駆動され、支持
部材上の空缶の進行を阻止あるいは解放する開閉部材が
設けられ、空缶の進行を一旦阻止する。前記支持部材近
傍に設けられた外径検出手段によって、支持部材上の空
缶が予め定める第２の太さ以下であることを検出する
と、前記開閉部材は閉止状態を維持し、空缶の回収を阻
止し、例としてプレスが行われないようにする。空缶が
外径検出手段によって前記第２の太さを超えていること
を検出すると、適正な空缶であると判断され、前記開閉
部材は開放駆動され、空缶が内部に収納されプレス処理
などが行われる。これにより、飲料物に用いられていて
プレスすべき空缶を、スプレ−缶と誤選別する事態が防
止される。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例の空缶回収機１１の
断面図であり、図２は空缶回収機１１の正面図であり、
図３は空缶回収機１１のハウジング１２の前面部を開放
した状態の正面図である。本実施例の空缶回収機１１の
ハウジング１２の前面部は前面扉１５として構成され、
例として飲料に用いられるいわゆる３５０〜５００ｍｌ
缶の外径および長さをわずかに超える程度に、カバ−２
９開放時の幅Ｗ１および投入口１３の長さＬ１が定めら
れる。
断面図であり、図２は空缶回収機１１の正面図であり、
図３は空缶回収機１１のハウジング１２の前面部を開放
した状態の正面図である。本実施例の空缶回収機１１の
ハウジング１２の前面部は前面扉１５として構成され、
例として飲料に用いられるいわゆる３５０〜５００ｍｌ
缶の外径および長さをわずかに超える程度に、カバ−２
９開放時の幅Ｗ１および投入口１３の長さＬ１が定めら
れる。
【００１０】前面扉１５の投入口１３の裏面には、投入
された空缶１６の選別装置１７が配置される。この選別
装置１７には、投入された空缶１６を下方から支持し、
ハウジング１２の内部に向かうに従い下方に傾斜する支
持板３１が配置され、この支持板３１には空缶１６の投
入を検出する空缶センサ３２が設けられる。支持板３１
の背後側には、空缶１６の支持板３１に沿う移動を阻止
あるいは許容する開閉板３３が上下方向に延びて設けら
れる。開閉板３３の上端には軸受３４を介して支持軸３
５が設けられ、支持軸３５は駆動レバ−３６の一端に固
定される。駆動レバ−３６の他端は、モ−タ３７の回転
軸３８に固定された接続部材３９に固定される。ここ
で、例として前記駆動レバ−３６が接続部材３９の図１
における上端で接続されているとき、駆動レバ−３６の
図１における下端に前記支持軸３５が接続される。
された空缶１６の選別装置１７が配置される。この選別
装置１７には、投入された空缶１６を下方から支持し、
ハウジング１２の内部に向かうに従い下方に傾斜する支
持板３１が配置され、この支持板３１には空缶１６の投
入を検出する空缶センサ３２が設けられる。支持板３１
の背後側には、空缶１６の支持板３１に沿う移動を阻止
あるいは許容する開閉板３３が上下方向に延びて設けら
れる。開閉板３３の上端には軸受３４を介して支持軸３
５が設けられ、支持軸３５は駆動レバ−３６の一端に固
定される。駆動レバ−３６の他端は、モ−タ３７の回転
軸３８に固定された接続部材３９に固定される。ここ
で、例として前記駆動レバ−３６が接続部材３９の図１
における上端で接続されているとき、駆動レバ−３６の
図１における下端に前記支持軸３５が接続される。
【００１１】また選別装置１７には、投入された缶がプ
レスすべき飲料容器としての空缶か、あるいは化粧品や
殺虫剤などに用いられるスプレ−缶かを判別する選別セ
ンサ３０を有している。この選別センサ３０は、例とし
て投入された空缶１６の長手方向の両端側に配置される
発光素子と受光素子とからなり、通常の飲料に用いられ
る前記１３５〜２５０ｍｌ缶の外径や３５０〜５００ｍ
ｌ缶の外径の最小値Ｗ２よりもさらに小さく、かつ化粧
品のスプレ−缶などとして用いられる細缶１６ａの外径
Ｗ３よりも大きな値の高さＨ１だけ、前記支持板３１か
ら上方に離間した位置に設けられる。
レスすべき飲料容器としての空缶か、あるいは化粧品や
殺虫剤などに用いられるスプレ−缶かを判別する選別セ
ンサ３０を有している。この選別センサ３０は、例とし
て投入された空缶１６の長手方向の両端側に配置される
発光素子と受光素子とからなり、通常の飲料に用いられ
る前記１３５〜２５０ｍｌ缶の外径や３５０〜５００ｍ
ｌ缶の外径の最小値Ｗ２よりもさらに小さく、かつ化粧
品のスプレ−缶などとして用いられる細缶１６ａの外径
Ｗ３よりも大きな値の高さＨ１だけ、前記支持板３１か
ら上方に離間した位置に設けられる。
【００１２】ハウジング１２内には投入口１３から投入
された空缶をプレスするプレス装置１８が配置される。
プレス装置１８には重量センサが備えられ、投入された
空缶１６の重量が空缶のみの場合よりも格段に大きいと
きには、内容物が比較的多く残留しているものとして、
プレス処理を行わず、そのまま後述する回収箱２１，２
２に回収する。プレス装置１８の下方にはプレスされた
空缶を、アルミニウム缶と鉄缶とに分別する振分装置１
９が配置される。この振分装置１９の振分板２０は、通
常、鉄缶用の回収箱２１側、すなわち図３においては右
斜め下方向に向けられており、アルミ缶が投入された場
合のみ、振分板２０はアルミ缶用の回収箱２２側、すな
わち図３においては左斜め下に傾斜し、アルミ缶を誘導
する。アルミ缶が回収箱２２へ落下すると、振分板２０
は鉄缶用の回収箱２１側へ向く方向へ復帰する。このよ
うな振分装置１９は、投入された空缶が磁性体であるか
あるいは非磁性体であるかを検出し、検出結果によって
前記振分板２０の傾斜方向を切換える構成を有してい
る。
された空缶をプレスするプレス装置１８が配置される。
プレス装置１８には重量センサが備えられ、投入された
空缶１６の重量が空缶のみの場合よりも格段に大きいと
きには、内容物が比較的多く残留しているものとして、
プレス処理を行わず、そのまま後述する回収箱２１，２
２に回収する。プレス装置１８の下方にはプレスされた
空缶を、アルミニウム缶と鉄缶とに分別する振分装置１
９が配置される。この振分装置１９の振分板２０は、通
常、鉄缶用の回収箱２１側、すなわち図３においては右
斜め下方向に向けられており、アルミ缶が投入された場
合のみ、振分板２０はアルミ缶用の回収箱２２側、すな
わち図３においては左斜め下に傾斜し、アルミ缶を誘導
する。アルミ缶が回収箱２２へ落下すると、振分板２０
は鉄缶用の回収箱２１側へ向く方向へ復帰する。このよ
うな振分装置１９は、投入された空缶が磁性体であるか
あるいは非磁性体であるかを検出し、検出結果によって
前記振分板２０の傾斜方向を切換える構成を有してい
る。
【００１３】またハウジング１２内には、後述するよう
な鉄缶とアルミ缶とをそれぞれ検出するセンサが配置さ
れており、投入された缶の数に対応して預り金を払出す
預り金返却装置２３が配置される。この預り金返却装置
２３は、空缶が１つ投入される度に一定の金額の預り金
（例として１０円）を前面扉１５に設けられたシュ−ト
２５を介して返却口２４から返却する。
な鉄缶とアルミ缶とをそれぞれ検出するセンサが配置さ
れており、投入された缶の数に対応して預り金を払出す
預り金返却装置２３が配置される。この預り金返却装置
２３は、空缶が１つ投入される度に一定の金額の預り金
（例として１０円）を前面扉１５に設けられたシュ−ト
２５を介して返却口２４から返却する。
【００１４】前記前面扉１５の投入口１３の裏面にはガ
イド２６が配置され、空缶１６の通過経路２７が構成さ
れる。前記投入口１３の裏面には、前面扉１５に水平方
向に設けられた支持軸２８の回りに角変位自在なカバ−
２９が配置される。
イド２６が配置され、空缶１６の通過経路２７が構成さ
れる。前記投入口１３の裏面には、前面扉１５に水平方
向に設けられた支持軸２８の回りに角変位自在なカバ−
２９が配置される。
【００１５】図４は、本実施例の空缶回収機１１の電気
的構成を示すブロック図である。空缶回収機１１は、た
とえばマイクロプロセッサなどとして実現される制御装
置３６を備え、この制御装置３６には前記振分装置１
９、プレス装置１８および預り金払出し装置２３が接続
されており、更に前記振分装置１９に備えられ、空缶の
材質がアルミ缶であるか鉄缶であるかを検出する缶種セ
ンサ４０と、前記振分け装置１９で振分けられた缶をア
ルミ缶および鉄缶毎にそれぞれ検出して制御装置３６
で、個々の投入数を計数するためのアルミ缶センサ４１
および鉄缶センサ４２とが設けられる。また、前述した
ように、プレス装置１９に備えられ投入された空缶１６
の重量を検出する重量センサ４３と、空缶１６が飲料容
器としての缶であるかスプレ−缶であるかを検出する前
記選別センサ３０と、選別センサ３０の出力に応答して
後述するように前記開閉板３３を開閉駆動するシャッタ
用モ−タ３７とが接続される。
的構成を示すブロック図である。空缶回収機１１は、た
とえばマイクロプロセッサなどとして実現される制御装
置３６を備え、この制御装置３６には前記振分装置１
９、プレス装置１８および預り金払出し装置２３が接続
されており、更に前記振分装置１９に備えられ、空缶の
材質がアルミ缶であるか鉄缶であるかを検出する缶種セ
ンサ４０と、前記振分け装置１９で振分けられた缶をア
ルミ缶および鉄缶毎にそれぞれ検出して制御装置３６
で、個々の投入数を計数するためのアルミ缶センサ４１
および鉄缶センサ４２とが設けられる。また、前述した
ように、プレス装置１９に備えられ投入された空缶１６
の重量を検出する重量センサ４３と、空缶１６が飲料容
器としての缶であるかスプレ−缶であるかを検出する前
記選別センサ３０と、選別センサ３０の出力に応答して
後述するように前記開閉板３３を開閉駆動するシャッタ
用モ−タ３７とが接続される。
【００１６】図５は本実施例の動作を説明するフロチャ
−トである。空缶１６を空缶回収機１１に投入する場
合、前記カバ−２９を開放して空缶１６を投入する。こ
のとき、投入口１３の寸法は、前述したように飲料とし
て用いられる最大の缶である５００ｍｌ缶の寸法より大
きい空缶１６の投入は不可能となるように構成されてい
る。このような飲料用としては過大な寸法の空缶１６
は、例としてカセット式コンロのガスボンベであり、そ
の投入が防止される。ステップａ１では、空缶１６の投
入が空缶センサ３２で検出されるのを待つ。ステップａ
１で空缶１６の投入が検出されると、ステップａ２で前
記選別センサ３０がオンするがどうか、すなわち前記選
別センサ３０の高さＨ１より小さい外径の空缶１６ａが
投入された状態であるかどうかを検出する。
−トである。空缶１６を空缶回収機１１に投入する場
合、前記カバ−２９を開放して空缶１６を投入する。こ
のとき、投入口１３の寸法は、前述したように飲料とし
て用いられる最大の缶である５００ｍｌ缶の寸法より大
きい空缶１６の投入は不可能となるように構成されてい
る。このような飲料用としては過大な寸法の空缶１６
は、例としてカセット式コンロのガスボンベであり、そ
の投入が防止される。ステップａ１では、空缶１６の投
入が空缶センサ３２で検出されるのを待つ。ステップａ
１で空缶１６の投入が検出されると、ステップａ２で前
記選別センサ３０がオンするがどうか、すなわち前記選
別センサ３０の高さＨ１より小さい外径の空缶１６ａが
投入された状態であるかどうかを検出する。
【００１７】ステップａ２が否定の場合、前記高さＨ１
よりも大きい外径の空缶１６、すなわち適正な大きさの
空缶１６が投入されたことになり、ステップａ３でモ−
タ３７が駆動されて開閉板３３が上昇し、支持板３１上
の空缶１６がプレス装置１９に落下する。ステップａ４
では、重量センサ４３によって、当該空缶１６が予め定
める重量を超えた過大な重量であるかどうかが検出され
る。ステップａ４の判断が否定であれば、ステップａ５
で空缶１６がプレス処理され、ステップａ６で振分処理
されて、回収箱２１，２２のいずれかに回収される。
よりも大きい外径の空缶１６、すなわち適正な大きさの
空缶１６が投入されたことになり、ステップａ３でモ−
タ３７が駆動されて開閉板３３が上昇し、支持板３１上
の空缶１６がプレス装置１９に落下する。ステップａ４
では、重量センサ４３によって、当該空缶１６が予め定
める重量を超えた過大な重量であるかどうかが検出され
る。ステップａ４の判断が否定であれば、ステップａ５
で空缶１６がプレス処理され、ステップａ６で振分処理
されて、回収箱２１，２２のいずれかに回収される。
【００１８】ステップａ２の判断が肯定であれば、支持
板３１上の空缶１６は前記外径Ｗ３程度の過小な種類で
あり、化粧品などのスプレ−缶と見なされる。このと
き、ステップａ７では、前記モ−タ３７は停止されたま
までステップａ１に戻る。すなわち空缶１６は支持板３
１上に残留したままとなり、取り出されるのを待機す
る。ステップａ４の判断が肯定ならば、内部に飲料など
が多く残留しているものと見なされ、ステップａ８でプ
レス処理が停止したままでステップａ６で振分処理が行
われる。
板３１上の空缶１６は前記外径Ｗ３程度の過小な種類で
あり、化粧品などのスプレ−缶と見なされる。このと
き、ステップａ７では、前記モ−タ３７は停止されたま
までステップａ１に戻る。すなわち空缶１６は支持板３
１上に残留したままとなり、取り出されるのを待機す
る。ステップａ４の判断が肯定ならば、内部に飲料など
が多く残留しているものと見なされ、ステップａ８でプ
レス処理が停止したままでステップａ６で振分処理が行
われる。
【００１９】このようにして本実施例では、投入口１３
の形状によって過大な寸法の空缶の投入が防止され、選
別センサ３０によって化粧品のスプレ−缶などの細い空
缶が検出され、内部に回収されることなく取り出され
る。また、過大な重量を有する空缶であれば重量センサ
４３検出され、プレスされることなく回収される。すな
わち、空缶回収機１１に可燃性ガスなどのガスボンベあ
るいは化粧品のスプレ−缶などが投入されようとする場
合、ガスボンベの投入が防止され、またスプレ−缶は投
入されてもプレス処理されることなく回収箱２１，２２
に回収される。これにより、可燃性ガスのボンベを誤っ
てプレスする危険性が防止される。
の形状によって過大な寸法の空缶の投入が防止され、選
別センサ３０によって化粧品のスプレ−缶などの細い空
缶が検出され、内部に回収されることなく取り出され
る。また、過大な重量を有する空缶であれば重量センサ
４３検出され、プレスされることなく回収される。すな
わち、空缶回収機１１に可燃性ガスなどのガスボンベあ
るいは化粧品のスプレ−缶などが投入されようとする場
合、ガスボンベの投入が防止され、またスプレ−缶は投
入されてもプレス処理されることなく回収箱２１，２２
に回収される。これにより、可燃性ガスのボンベを誤っ
てプレスする危険性が防止される。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、空缶を投
入する際に、ハウジングの前面部に設けられる空缶の投
入口は、空缶の前記予め定める長さおよび太さに対応す
る寸法以下に形成されているので、例としてカセット式
ガスボンベなどの通常飲料に用いられる缶よりも長くか
つ太い空缶の投入が防がれる。前記予め定める長さおよ
び太さ以下のスプレ−缶が投入されたとき、スプレ−缶
の内部に可燃性ガスが液体状で比較的多く残留していれ
ば、前記投入口の背後側で投入された空缶を下方から支
持する支持部材に設けられた重量検出手段によってその
重量が検出され、例としてプレスすることなく内部に収
納される。
入する際に、ハウジングの前面部に設けられる空缶の投
入口は、空缶の前記予め定める長さおよび太さに対応す
る寸法以下に形成されているので、例としてカセット式
ガスボンベなどの通常飲料に用いられる缶よりも長くか
つ太い空缶の投入が防がれる。前記予め定める長さおよ
び太さ以下のスプレ−缶が投入されたとき、スプレ−缶
の内部に可燃性ガスが液体状で比較的多く残留していれ
ば、前記投入口の背後側で投入された空缶を下方から支
持する支持部材に設けられた重量検出手段によってその
重量が検出され、例としてプレスすることなく内部に収
納される。
【００２１】投入された空缶が前記予め定める長さおよ
び太さ以下のスプレ−缶であり、かつ重量検出手段でも
多きな重量が検出されない場合でも、前記支持部材の傾
斜方向側には、駆動源からの動力で開閉駆動され、支持
部材上の空缶の進行を阻止あるいは解放する開閉部材が
設けられ、空缶の進行を一旦阻止する。前記支持部材近
傍に設けられた外径検出手段によって、支持部材上の空
缶が予め定める第２の太さ以下であることを検出する
と、前記開閉部材は閉止状態を維持し、空缶の回収を阻
止し、例としてプレスが行われないようにする。空缶が
外径検出手段によって前記第２の太さを超えていること
を検出すると、適正な空缶であると判断され、前記開閉
部材は開放駆動され、空缶が内部に収納されプレス処理
などが行われる。これにより、飲料物に用いられていて
プレスすべき空缶を、スプレ−缶と誤選別する事態が防
止される。
び太さ以下のスプレ−缶であり、かつ重量検出手段でも
多きな重量が検出されない場合でも、前記支持部材の傾
斜方向側には、駆動源からの動力で開閉駆動され、支持
部材上の空缶の進行を阻止あるいは解放する開閉部材が
設けられ、空缶の進行を一旦阻止する。前記支持部材近
傍に設けられた外径検出手段によって、支持部材上の空
缶が予め定める第２の太さ以下であることを検出する
と、前記開閉部材は閉止状態を維持し、空缶の回収を阻
止し、例としてプレスが行われないようにする。空缶が
外径検出手段によって前記第２の太さを超えていること
を検出すると、適正な空缶であると判断され、前記開閉
部材は開放駆動され、空缶が内部に収納されプレス処理
などが行われる。これにより、飲料物に用いられていて
プレスすべき空缶を、スプレ−缶と誤選別する事態が防
止される。
【図１】本発明の一実施例の空缶回収機１１の断面図で
ある。
ある。
【図２】空缶回収機１１の正面図である。
【図３】ハウジング１２の前面部１４を開放した状態の
正面図である。
正面図である。
【図４】本実施例の空缶回収機１１の電気的構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図５】本実施例の動作を説明するフロチャ−トであ
る。
る。
１１ 空缶回収機 １２ ハウジング １３ 投入口 １６ 空缶 １７ 選別装置 １８ プレス装置 ３０ 選別センサ ３１ 支持板 ３２ 空缶センサ ３３ 開閉板 ４３ 重量センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−321098（ＪＰ，Ａ) 実開 昭48−59076（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B30B 9/32 102
Claims (1)
- 【請求項１】予め定める長さおよび太さ以下であって、
かつ予め定める重量以下の空缶を選別して回収する空缶
回収機において、 ハウジングの前面部に設けられる空缶の投入口は、空缶
の前記予め定める長さおよび太さに対応する寸法以下に
形成され、 前記投入口の背後側に設けられ、投入された空缶を下方
から支持すると共に内部に向けて下方に傾斜する支持部
材には重量検出手段が設けられ、 さらに、前記支持部材の傾斜方向側には、駆動源からの
動力で開閉駆動され、支持部材上の空缶の進行を阻止あ
るいは解放する開閉部材が設けられ、 前記支持部材近傍には支持部材上の空缶が予め定める第
２の太さ以下であることを検出する外径検出手段が設け
られ、 前記外径検出手段によって支持部材上の空缶が前記第２
の太さ以下であることを検出すると前記開閉部材は閉止
状態を維持し、外径検出手段によって前記第２の太さを
超えていることを検出すると前記開閉部材は開放駆動さ
れるようにしたことを特徴とする空缶回収機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04017553A JP3113924B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 空缶回収機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04017553A JP3113924B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 空缶回収機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05212595A JPH05212595A (ja) | 1993-08-24 |
| JP3113924B2 true JP3113924B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=11947107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04017553A Expired - Fee Related JP3113924B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 空缶回収機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3113924B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8742317B2 (en) | 2009-11-18 | 2014-06-03 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Visible light receiver circuit |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107539673B (zh) * | 2017-10-10 | 2023-03-31 | 南京鼓楼医院 | 毒麻药空瓶自动回收器及其使用方法 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP04017553A patent/JP3113924B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8742317B2 (en) | 2009-11-18 | 2014-06-03 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Visible light receiver circuit |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05212595A (ja) | 1993-08-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |