JP3113572B2 - 回転指紋検出方法及び装置 - Google Patents

回転指紋検出方法及び装置

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JP3113572B2
JP3113572B2 JP08006717A JP671796A JP3113572B2 JP 3113572 B2 JP3113572 B2 JP 3113572B2 JP 08006717 A JP08006717 A JP 08006717A JP 671796 A JP671796 A JP 671796A JP 3113572 B2 JP3113572 B2 JP 3113572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指を回転して得ら
れる回転指紋を自動採取する回転指紋検出方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に光学プリズムを有する回転指紋入
力装置の光学系ブロックを示す。ここで回転指紋とは、
指を回転させることで得られる指の囲りの指紋を云う。
指がまるく、且つ単なる1回の指の押圧ではその指の周
りの指紋が得られないことから、回転指紋の検出が必要
となる。そして、この回転指紋を自動検出するのが回転
指紋検出装置であり、その際の入力を行うのが回転指紋
入力装置である。本図は全反射光をセンサに入射するや
り方をとり、光学プリズム1上に指が置かれていない場
合は光源4より出た光6はプリズムの光学面2で全反射
され2次元センサ5に入射するよう光源4、プリズム
1、2次元センサ5が配置されている。図4に全反射光
による入力方法について示す。プリズム上の光学面2に
指3が置かれると指紋の隆線部分は光学面2に接触し、
この部分では光の散乱が起こるため一部の光だけセンサ
に入射する。この様子を光線6Aにより示す。一方指紋
の谷線部分は光学面2に接触しないため光線6Bは全反
射しセンサ5にほとんどすべての光が入射する。このよ
うにして指紋をコントラストよくセンサ5に入力するこ
とができる。また散乱光をセンサに入射する方法もあ
る。この場合は光源の全反射光はセンサに入射しないよ
うに配置されており、指がプリズムに置かれたとき、隆
線による散乱光をセンサにより検出するようになってい
る。
【0003】図5及び図6によりセンサ5で検出した回
転指紋画像からの回転指紋の合成方法を示す。図5にお
いて、指は光学面2上を滑らかに回転していく。ある時
間T=t1、T=t2、T=t3における指の位置を指3
a、3b、3cで示す。これに対応する2次元センサ5
の出力はそれぞれ指3aの指紋像、指3bの指紋像、指
3cの指紋像となる。このような時間的に継続した指紋
像を合成し図6にあるような回転指紋の合成像を得る。
尚、図5の指3a、3b、3cの位置は説明のために互
いに離れているが、実際上は互いにもっと近接してい
る。
【0004】このような光学面上で指を回転し回転画像
を得る方法としては特開平2−171881の「指紋画
像入力装置」、特開平5−101168の「指紋識別装
置」、特開平6−500654「皮膚痕跡画像を補足す
るための方法と装置」に開示されている。特開平2−1
71881の「指紋画像入力装置」では予め回転画像の
領域を短冊形に領域分割し、その領域に指紋が入力され
たことを判断し入力されたある時点の指紋から対応する
短冊部分を切り出して合成していく方法である。特開平
5−101168の「指紋識別装置」ではある時点に入
力された指紋画像の中心もしくは回転方向と直交する中
心線のまわりの垂直カラムを合成していく旨記載がある
が、具体的な合成方法についての記載はない。特開平6
−500654「皮膚痕跡画像を補足するための方法と
装置」では画像の強度により画素毎の置換を行ってい
る。即ちすでに入力されている指紋像よりも明るさの強
度が高ければ画素毎に置換していく方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に対し、
さらに指の回転によるダイナミックな歪みに関しての対
策を行うため実験を行った。実験した結果ある時点ti
の指紋像を解析すると不鮮明な領域が存在することが分
かった。図7により指紋像の各領域について説明する。
領域E1は指が離れかかっていく領域であり、いままで
押し付けられていた部分が離れるため不鮮明かつ歪みが
大きい領域である。領域E2はまさに押し付けられてい
る領域であり鮮明な領域である。領域E3はこれから押
し付けられる部分であり不鮮明領域である。指紋像の回
転方向と直交する中心線C(中心線とは、図7の領域E
1、E2、E3より成る指紋画像における画像重心位置を
通り、且つ回転方向と直交する方向の直線。又は、この
指紋画像の左右の端部に対してその中心位置を通る直
線、例えば左右の端部位置を回転方向の座標値でa1
2とすると、中心線はa1+(a1+a2)/2の位置を
通る直線。)をひくと、領域E2は中心線Cに対し回転
方向にずれる。即ち、中心線Cの左側よりは右側に広が
りを持つ。従って各指紋像を合成していく場合はこうし
た回転方向へのずれを意識して合成していく必要があ
る。
【0006】一方、指を回転させる場合に、この回転そ
のものに歪み(ダイナミックな歪み)が発生することが
あるが、従来例では解決策の提案はない。指の回転によ
るダイナミックな歪みに関して図8、図9を用いて説明
する。図8と図9とは、画像G1に対してd1〜d2なる
任意の区間で切り出し、画像G2に対してd2〜d3なる
任意の区間で切り出しを行い、これを並べて合成した例
である。d1、d2を画像G1、G2の中心線とすれば、こ
の合成は後述の第2の実施の形態に係るものであり、そ
の課題を提供したものとなる。図8は回転中に指紋が回
転方向と直交する方向にずれた場合を示す。図8には、
ある時間T=tiにサンプルした指紋像G1に対し、T=
i+1で指に回転と同時に長軸方向のずれがある指紋像
2を示す。この両者を合成すると図8の右側に示すよ
うに、本来1本の同一であるべき隆線10が隆線10a
と隆線10bのように不連続となってしまう。図9は回
転中に指が光学面と直交する軸のまわりにずれた場合の
合成像を示す。この場合は図の右側に示すように、合成
像には本来分岐していない隆線10a、10bが分岐す
るように誤合成されてしまう。
【0007】本発明の目的は、回転方向を考慮しての画
像合成をはかって鮮明な回転指紋の検出を可能にする回
転指紋検出装置を提供するものである。更に本発明の目
的は、回転歪みによる誤合成の解消を可能にする回転指
紋検出装置を提供するものである。更に本発明の目的
は、回転歪みの補正を可能にする回転指紋検出装置を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、光学面上で指
を回転させ、これを測定して回転指紋全体像を検出する
回転指紋検出方法において、光学面上の回転指紋像を画
像として測定する第1のステップと、かくして得た各画
像について、その画像の回転方向に直交する中心線を検
出する第2のステップと、この中心線から回転方向に向
う所定幅の画像を短冊状に切り出す第3のステップと、
この切り出した画像を合成して回転指紋全体像を得る第
4のステップと、を有する回転指紋検出方法を開示す
る。
【0009】更に本発明は、光学面上で指を回転させ、
これを測定して回転指紋全体画像を検出する回転指紋検
出方法において、光学面上の回転指紋像を画像として測
定する第1のステップと、かくして得た各画像につい
て、その画像の回転方向に直交する中心線位置を検出す
る第2のステップと、この中心線位置から回転方向に沿
う次の画像の中心線位置までの区間の、画像を短冊状に
切り出す第3のステップと、この切り出した画像を合成
して回転指紋全体像を得る第4のステップと、を有する
回転指紋検出方法を開示する。
【0010】更に本発明は、光学面上で指を回転させ、
これを測定して回転指紋全体像を検出する回転指紋検出
方法において、光学面上の回転指紋像を画像として測定
する第1のステップと、かくして得た各画像について、
その画像の回転方向に直交する中心線を検出する第2の
ステップと、この中心線から最大サンプル幅(Wm)の
画像を短冊状に切り出す第3のステップと、この切り出
した画像を合成して回転指紋全体像を得る第4のステッ
プと、を有する回転指紋検出方法を開示する。
【0011】更に本発明は、検出方法において、第2の
ステップと第3のステップとの間に、開始画像か否かを
判定し、開始画像であればその中心線よりも手前側の画
像の切り出しを行い、開始画像でなければ第3のステッ
プへ処理を移す第5のステップを有する回転指紋検出方
法を開示する。
【0012】更に本発明は、回転指紋検出方法におい
て、切り出し区間が予め定めた第1の基準値(W0)よ
りも大きい場合にはその切り出しは欠陥として報知する
ステップを有する回転指紋検出方法を開示する。
【0013】更には本発明は、回転指紋検出方法におい
て、最大サンプル幅Wmが、隣合う次の画像の中心線位
置に達しない場合にはその切り出しは欠陥として報知す
る第5のステップを有する回転指紋検出方法を開示す
る。
【0014】更に本発明は、光学面上で指を回転させ、
これを測定して回転指紋全体像を検出する回転指紋検出
装置において、光学面の回転指紋像を撮像する第1の手
段と、かくして得た各画面について、その画像の回転方
向に直交する中心線を検出する第2の手段と、この中心
線から回転方向に向う、所定幅の画像を短冊状に切り出
す第3の手段と、この切り出した画像を合成して回転指
紋全体像を検出する第4の手段と、より成る回転指紋検
出装置を開示する。
【0015】更に本発明は、光学面上で指を回転させ、
これを測定して回転指紋全体像を検出する回転指紋検出
装置において、光学面の回転指紋像を撮像する第1の手
段と、かくして得た各画面について、その画像の回転方
向に直交する中心線を検出する第2の手段と、この中心
線位置から回転方向に沿う次の画像の中心線位置までの
区間の、画像を短冊状に切り出す第3の手段と、この切
り出した画像を合成して回転指紋全体像を検出する第4
の手段と、より成る回転指紋検出装置を開示する。
【0016】更には本発明、光学面上で指を回転させ、
これを測定して回転指紋全体像を検出する回転指紋検出
装置において、光学面の回転指紋像を撮像する第1の手
段と、かくして得た各画面について、その画像の回転方
向に直交する中心線を検出する第2の手段と、この中心
線から回転方向に向う、最大サンプル幅(Wm)の画像
を短冊状に切り出す第3の手段と、この切り出した画像
を合成して回転指紋全体像を検出する第4の手段と、よ
り成る回転指紋検出装置を開示する。
【0017】更に本発明は、検出装置において、第2の
手段と第3の手段との間に、開始画像か否かを判定し、
開始画像であればその中心線よりも手前側の画像の切り
出しを行い、開始画像でなければ第3の手段を動作させ
る第5の手段を有する回転指紋検出装置を開示する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て説明する。図7に示したように、鮮明領域E2は回転
方向に広がるような特徴となる。そこで、指紋画像から
短冊状に切り出して回転指紋画像として合成する場合
に、各指紋画像の短冊状の切り出し方は、中心線Cを基
準とし、中心線Cよりも回転方向に存在する指紋画像の
一部を切り出すやり方をとる。各指紋画像毎に切り取っ
た短冊状の画像を合成(つなぐこと)することで、回転
指紋画像を得る。
【0019】第2の実施の形態を説明する。第1の実施
の形態では、中心線Cよりも回転方向に存在する領域を
切り出すものとしたが、その切り出し幅は特に限定して
いない。鮮明領域E2を含む任意の位置であれば特に限
定されない。そこで、第2の実施の形態では、その切り
出し幅を限定するものとした。以下詳細に述べる。
【0020】図10(イ)、(ロ)には指を右回転させ
た時の、隣合うサンプル時間ti、ti+1で得た指紋画像
1、G2を示す。図10(イ)は、画像G1の中心線C1
よりも右側の鮮明領域中に、画像G2の中心線C2が存在
する場合である。図10(ロ)は、画像G2の中心線C2
が、画像G1の鮮明領域よりも離れた右側の位置に存在
する場合である。図10(イ)の如き場合では、合成用
の切り出しは画像G1に関しては中心線C1〜中心線C2
とする。かくして切り出した画像の合成例を図10
(ハ)に示す。ここで、C3はti+1の右隣りのti+2
指紋画像の中心線、C4はti+3の指紋画像の中心線であ
る。このように、中心線間隔W1が鮮明領域内に存在す
れば、各サンプル時間で得た指紋画像の切り出しは、隣
合う中心線間隔を切り出し幅とする。一方、図10
(ロ)では、画像G1からの切り出し幅を、中心線C1
2までの幅(W2)とし、画像G2についても画像G3
の間で中心線間隔が幅(W2)程度であるとする。そこ
でこうした中心線間隔幅(W2)で切り出しを行って合
成(配置)した結果を図10(ニ)に示す。図10
(ハ)の合成画像は、鮮明画像のみの切り出しが行われ
た合成画像であり、理想的な回転指紋画像となる。一
方、図10(ニ)の合成画像は不鮮明領域を含むと共
に、回転指紋として途中で途切れた(不連続)ものとな
り、回転指紋画像として扱うことができない欠陥画像で
ある。
【0021】そこで、隣合う中心線間隔Wに基準値W0
を設け、基準値W0よりも中心線間隔Wが小さければ
(W≦W0)、画像の切り出しは、中心線間隔Wで行う
ものとし、W>W0であれば、画像の切り出しは行わな
いものとした。尚、図10(イ)と図10(ロ)とは、
指の回転速度の大きさによって出現する。回転速度が予
想以上に大きい時が図10(ロ)であり、回転速度が小
さくなることによって、W2よりも小さいWへと移行す
る。図10(イ)は適正回転速度の時である。基準値W
0は、中心線間隔の中で鮮明領域を含んで切り出しが可
能なような値であり、事前に定めておく。
【0022】図11には、指の右回転に伴ってサンプル
した、指紋画像のメモリM上での配置例を示す。各サン
プル点ごとに1つのメモリMiを割り当てる。メモリMi
は、x、yの座標系から成る2次元メモリであり、x、
yの座標系は、光学面上2の2次元平面の座標系x、y
と対応する。従って、光学面上の(x、y)座標はメモ
リMiの(x、y)座標と対応する。かくして、光学面
上に出現した指紋画像は、その光学面上の位置に対応し
たメモリMi上の位置に格納がなされる。
【0023】図11のメモリMiを利用して切り出しを
行う。先ずサンプル時刻t1で得たメモリM1の画像G1
について中心線C1のx位置を算出する。隣合うサンプ
ル時刻t2についてメモリM2の画像G2を得た後に、画
像G2の中心線C2のx位置を算出する。そして、C1
x位置とC2のx位置との差分(間隔)Wを求め、これ
が基準値W0よりも大きいか小さいか判定する。W≦W0
であれば、画像G1について、中心線C1のx位置を始点
として間隔Wで画像切り出しを行う。以下、サンプル時
刻tが更新されて同様の処理がなされる。そしてそれら
の切り出し画像を連続的に配置すればそれが合成であ
り、合成画像(回転指紋全体像)が得られる。この連続
的な配置による合成例が図10(ハ)である。
【0024】尚、図11は、サンプル数だけのメモリM
iが必要となる。しかし、図11から分かるように、サ
ンプル時刻毎のメモリMiにあっては空白エリアを多く
持ち、メモリを余りに多く使いすぎる。そこで実際に
は、1指紋画像の最大容量と思われるメモリMiとして
おき、ソフト処理で中心線C1、C2及び間隔Wを求め、
W≦W0の条件で間隔Wでの切り出しを行う。また、1
個のメモリのみでも可能である。
【0025】本発明の第3の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態では、切り出しは隣合う中心線間
隔としたが、許容最大サンプル間隔値Wmで切り出すよ
うにしたのが、この第3の実施の形態である。許容最大
サンプル間隔値Wmとは、切り出しが不連続とならず、
且つ鮮明画像を切り出しうる最大許容値である。そし
て、中心線を基準に、この中心線から右方向にWmの幅
の画像を切り出すようにした。一方、このような一定間
隔値Wmで切り出しを行っていくと、指の回転速度が予
想以上に速いと切り出し画像が不連続になることがあ
る。そこで、現在の取り込み画像G1に対して中心線C1
からWmの幅で切り出しを行っておき、隣合う次の画像
2の中心線C2を求めた後でこの中心線C2の位置と、
前回の画像G1の(中心線C1+Wm)とを比較し、(中
心線C1+Wm)が中心線C2を越えるか否かを判定す
る。そしてC2を越えていれば不連続な切り出しではな
いとみて、前回の切り出しを許す。C2を越えていなけ
れば前回の切り出しと今回の切り出しとの間に不連続な
部分が存在するとしてアラームを出し、指紋の取り込み
を中心とし、始めからの指回転を再度行わせて、再取り
込みをはかる。
【0026】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。この実施の形態は、回転歪み是正を目的とす
る。前記課題中に述べた歪みには、回転方向に直交する
方向での歪みと、回転方向に直交する方向の軸まわりの
回転歪みとがある例を述べたが、これらは、指先の曲率
が大きいことに主たる原因がある。これを図12に示し
た。図12の領域Eが曲率半径の大きい個所を示す。こ
うした曲率の大きい指先を含めて指の回転を行うと、回
転は左から右へ直線的に行われるが、指先はその直線通
りには動かずに曲率に沿った動きをする。これが回転歪
みを生む。勿論、それ以外の指の動かし方や指形状の相
異等によっても若干発生する。そこで、合成境界線であ
る中心線Cの前後で、その中心線に沿う前後の画像を比
較してずれが発生しているか否かを検出することにし
た。更にずれ発生の検出があれば、曲率が大きいための
ずれが主原因であるため、アフィン変換もしくはその他
の方法により2次元画像をリニアもしくは非線形に形状
変換してずれの補正を行わしめた。
【0027】次に、かかるずれ検出とずれ補正の実施の
形態を図13、図14に示す。図13はずれ検出の概念
図である。t1時刻でサンプルした画像をG1(図10
(イ))、t1に隣合うt2時刻でサンプルした画像をG
2(図10(ロ))とする。画像G1の中心線C1のx座
標位置をx1、画像C2の中心線C2のx座標位置をx2
する。画像G1において、x1〜x2の区間の斜線画像、
画像G2において、x2〜x3の区間の斜線画像が切り出
し画像となり、これを連続配置することで、図10
(ハ)の合成画像が得られる。そこで、ずれの検出のた
めに、画像G1についてのx座標x2の±ΔWの近傍(x
2−ΔW〜x2+ΔWの区間)と、画像G2についてのx
座標x2の±ΔWの近傍(x2−ΔW〜x2+ΔWの区
間)との間で互いのずれ量を算出する。ずれがなければ
両者は一致する。ずれがあるとずれ量対応の不一致が現
れる。これを、y軸−ずれ量との関係で示したのが、図
13(ニ)である。図11に示した曲率半径の大きい指
先で比較的大きいずれが発生していることが示されてい
る。
【0028】図14にはずれ補正方法を示す。そのため
に、図13(ニ)から、ずれの開始点P2、指紋像G1
任意の点P3、P3に対応する指紋像G2の点P4、及び位
置x2での指紋像G1の上側の端点P1を求める。そし
て、点P1から指紋像G1の上側に接する接線を求め、こ
れと、画像G2の位置x2の直線C2との交点P5を求め
る。ずれの補正は点P1からP2、P5で囲まれる三角形
を、点P1、P2を固定し点P3とP4とが同一点になるよ
うに2次元の形状変換を行うことで達成する。
【0029】図1は本発明の回転指紋検出装置の一実施
の形態を示す。本実施例は、光源4、光学プリズム1、
2次元センサ5より成る光学系の他に、2次元センサ5
で検出された撮像指紋画像の合成を行う合成処理部1
5、及び表示手段としてのモニタ14を持つ。合成処理
部15は、AD変換器7、遅延回路8、中心検出回路
9、合成用メモリ10、書き込み制御回路11、DA変
換器12、歪補正回路13より成る。動作を説明する。
2次元センサ5より入力された指紋像はA/D変換器7
により多階調のディジタルデータに変換される。変換さ
れたデータは中心検出回路9に送付される。中心検出回
路9は各サンプル指紋像の中心線Cの位置xを求める。
中心位置xを求める方法は指紋像のx方向の重心を中心
としてもよいし、あるいは元の指紋像を2値化しその重
心を求めてもよい。さらには指紋エリアのある帯状の範
囲での中心を求めてもよい。中心を求める方法はいかな
る方法を用いてもよい。
【0030】中心検出回路9は求まった中心線Cの座標
を書き込み制御回路11に送る。中心検出回路9及び書
き込み制御回路11では、ある時間(一般的には画像の
1フレーム時間)の処理時間が必要なためA/D変換器
7よりのディジタルデータは遅延回路8により時間調整
され合成用メモリ10に送られる。合成用メモリ10は
書き込み制御回路11の指令により合成を行う。合成後
は、DA変換器12を介してモニタ14に回転指紋とし
て表示される。また歪補正の必要があれば歪補正回路1
3で歪検出の補正を行う。必要ならこの補正結果をモニ
タに表示する。尚、遅延回路8を取り去り、代わりにバ
ッファメモリを設けてもよい。この場合は、バッファメ
モリからの読み出し・書き込みのタイミングを調整する
ことで遅延回路8の機能を達成する。このバッファメモ
リは例えば図11の如きメモリMiである。さらに、図
11のメモリMiは合成用メモリ10とみてよい。
【0031】書き込み制御回路11を中心にして実行さ
れる合成処理フローを図2に示す。回転指紋入力が開始
されるとフロー100で内部のレジスタが初期化され、
また合成メモリも初期化する。次のフロー101は取り
込み終了か否かを判断する部分であり取り込みが右回り
であれば右側の指紋像まで入力し且つ送られてきた中心
線がある期間ほとんど進まないことを検出し、これが検
出されれば、回転中止で指紋採取作業は終了したとみ
て、取り込み終了する。
【0032】フロー102では、取り込み画像Giの中
心位置xiを算出し、これをラッチする。フロー103
では、取り込み画像Giが回転指紋の開始画像か否かを
チェックする。開始画像であれば、フロー104へ移
り、フロー102で求めた中心位置xiよりも左側の画
像の全てを合成メモリ10に書き込む。書き込み位置は
左側の画像対応位置(0〜xi)である。
【0033】開始画像でなければ、フロー105へ移
り、前回の取り込み画像Gi-1について、そのラッチ中
の中心位置xi-1から、Giの中心位置xiまでの間隔に
わたって画像切り出しを行い、それを合成メモリにx
i-1〜xiの位置に書き込む。フレーム106では、中心
位置間隔W=xi−xi-1を求め、それが基準値W0以内
か否かをチェックする。W>W0であればアラームをフ
ロー107でアラームを発生して指紋採取を中止し、最
初からの採取を行わせる。このフロー107はフロー1
03と105との間に設けてもよい。W≦W0であれ
ば、次の画像Gi+1の取り込みを行うべくステップ10
1へ飛ぶ。また、フロー104の開始画像の時も、ステ
ップ101へ飛ぶ。
【0034】図15には、第3の実施の形態を実現する
合成処理フローを示す。この合成処理は、最大許容間隔
Wmを定めておき、取り込んだ画像Giに対して、中心
位置xi〜(xi+Wm)までの区間の画像を自動的に切
り出すものとした。そして、(xi+Wm)が次の取り込
み画像Gi+1の中心位置xi+1と比較して、(xi+Wm
≧xi+1であれば、xi〜(xi+Wm)までのGiからの
切り出しは有効なものと見なして以降の合成処理を続け
る。(xi+Wm)<xi+1であれば、切り出し画像は不
連続なものとなるため不適切な切り出しと見なして合成
処理を中断し、アラームを鳴らして、再採取を行わせ
る。
【0035】以上の考え方のもとに図15の処理を説明
する。回転指紋入力が開始されるとフロー100で内部
のレジスタが初期化され、また合成メモリも初期化す
る。次のフロー101は取り込み終了か否かを判断する
部分であり取り込みが右回りであれば右側の指紋像まで
入力し且つ送られてきた中心線がある期間ほとんど進ま
ないことを検出し取り込み終了と判断する。次にフロー
108では前回の指紋像の切り取り範囲を退避し、今回
の送られてきた中心線を切り取り開始場所として保存す
る。また切り取り終了点は切り取り開始点に最大サンプ
ル間隔Wmを加算して保存する。フロー109で回転指
紋入力開始後初めての指紋像か否かを判断する。初めて
の指紋像の場合はフロー110で中心線の回転方向と反
対の部分も書き込むため回転開始側の座標0より幅Wm
までを合成メモリ10に書き込む。また途中の指紋像で
あればフロー111で取り込み画像Giの中心位置xi
り座標(xi+Wm)までを合成メモリに配置し合成す
る。次にフロー112で前回の書き込み終了座標と今回
の書き込み開始座標を比較し(xi-1+Wm)がxiより
小さい場合は許容サンプル間隔以上にサンプル間隔が広
いケースであり、フロー107によりアラームを出力す
る。書き込み制御回路10は本フロー以外に、歪み補正
回路12に対し各指紋像の中心線の座標及び歪み検出の
ための中心線の前後の座標を出力する。
【0036】フロー111での書き込みは、図16のよ
うに隣合う画像Gi、Gi+1間でx座標の一部で重複す
る。即ち、図16で0〜Wmの区間が前回の切り出し画
像G11、x1〜(x1+Wm)の区間が今回の切り出しが
21である。そしてx1〜Wmの区間は、画像G21の書き
込みに際して、既書き込み画像G11の上に上書きするの
で、この重複による問題はない。尚、図2の合成処理で
はx座標の重複はない。
【0037】図1において合成用メモリ10で合成が完
了すると、その結果は歪補正回路13に送付され歪検出
や補正が行われる。また合成途中及び合成結果はD/A
変換器12を通してモニタ14に送られ随時モニタリン
グが可能である。歪補正回路13は一般的にはCPUと
メモリより構成され、合成用メモリ10の合成出力と、
書き込み制御回路11からの各指紋像の中心線、歪み検
出のための中心線の前後の座標、及び歪み検出のための
中心線の前後の座標により範囲指定された遅延回路8よ
りの中心線前後の指紋データを入力し歪みの補正、及び
誤合成の補正を行う。このようにして鮮明且つ誤合成の
ない回転指紋の入力が可能となる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、鮮明で且つ誤合成が起
こらない回転指紋検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転指紋検出装置の一実施の形態を示
す図である。
【図2】本発明の合成処理のフローチャート例を示す図
である。
【図3】従来の回転指紋入力系を示す図である。
【図4】従来の回転指紋の反射を示す図である。
【図5】従来の回転指紋の合成の説明図である。
【図6】従来の回転指紋の合成図である。
【図7】回転指紋の検出に伴う問題の説明図である。
【図8】回転歪みの説明図である。
【図9】回転歪みの説明図である。
【図10】本発明の合成処理の説明図である。
【図11】本発明の合成処理のメモリ上での説明図であ
る。
【図12】指の回転歪みの説明図である。
【図13】本発明の回転歪み検出の説明図である。
【図14】本発明の回転歪み補正の説明図である。
【図15】本発明の回転指紋の合成処理のフローチャー
ト例を示す図である。
【図16】図13の処理フローでのメモリ上での一部重
複を示す図である。
【符号の説明】
1 プリズム 2 光学面 3 指 4 光源 5 2次元センサ 7 AD変換器 8 遅延回路 9 中心検出回路 10 合成用メモリ 11 書き込み制御回路 12 DA変換器 13 歪補正回路 14 モニタ 15 合成処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒村 孝之 茨城県日立市幸町3丁目2番1号 日立 エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−101168(JP,A) 特開 平2−171881(JP,A) 特表 平6−500654(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 400

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学面上で指を回転させ、これを測定し
    て回転指紋全体像を検出する回転指紋検出方法におい
    て、 光学面上の回転指紋像を画像として測定する第1のステ
    ップと、 かくして得た各画像について、その画像の回転方向に直
    交する中心線を検出する第2のステップと、 この中心線から回転方向に向う所定幅の画像を短冊状に
    切り出す第3のステップと、 この切り出した画像を合成して回転指紋全体像を得る第
    4のステップと、を有する回転指紋検出方法。
  2. 【請求項2】 光学面上で指を回転させ、これを測定し
    て回転指紋全体画像を検出する回転指紋検出方法におい
    て、 光学面上の回転指紋像を画像として測定する第1のステ
    ップと、 かくして得た各画像について、その画像の回転方向に直
    交する中心線位置を検出する第2のステップと、 この中心線位置から回転方向に沿う次の画像の中心線位
    置までの区間の、画像を短冊状に切り出す第3のステッ
    プと、 この切り出した画像を合成して回転指紋全体像を得る第
    4のステップと、を有する回転指紋検出方法。
  3. 【請求項3】 光学面上で指を回転させ、これを測定し
    て回転指紋全体像を検出する回転指紋検出方法におい
    て、 光学面上の回転指紋像を画像として測定する第1のステ
    ップと、 かくして得た各画像について、その画像の回転方向に直
    交する中心線を検出する第2のステップと、 この中心線から最大サンプル幅(Wm)の画像を短冊状
    に切り出す第3のステップと、 この切り出した画像を合成して回転指紋全体像を得る第
    4のステップと、を有する回転指紋検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの検出方法にお
    いて、 第2のステップと第3のステップとの間に、開始画像か
    否かを判定し、開始画像であればその中心線よりも手前
    側の画像の切り出しを行い、開始画像でなければ第3の
    ステップへ処理を移す第5のステップを有する回転指紋
    検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項2の回転指紋検出方法において、
    切り出し区間が予め定めた第1の基準値(W0)よりも
    大きい場合にはその切り出しは欠陥として報知する第5
    のステップを有する回転指紋検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項3の回転指紋検出方法において、
    最大サンプル幅Wmが、隣合う次の画像の中心線位置に
    達しない場合にはその切り出しは欠陥として報知する第
    5のステップを有する回転指紋検出方法。
  7. 【請求項7】 光学面上で指を回転させ、これを測定し
    て回転指紋全体像を検出する回転指紋検出装置におい
    て、 光学面の回転指紋像を撮像する第1の手段と、 かくして得た各画面について、その画像の回転方向に直
    交する中心線を検出する第2の手段と、 この中心線から回転方向に向う、所定幅の画像を短冊状
    に切り出す第3の手段と、 この切り出した画像を合成して回転指紋全体像を検出す
    る第4の手段と、 より成る回転指紋検出装置。
  8. 【請求項8】 光学面上で指を回転させ、これを測定し
    て回転指紋全体像を検出する回転指紋検出装置におい
    て、 光学面の回転指紋像を撮像する第1の手段と、 かくして得た各画面について、その画像の回転方向に直
    交する中心線を検出する第2の手段と、 この中心線位置から回転方向に沿う次の画像の中心線位
    置までの区間の、画像を短冊状に切り出す第3の手段
    と、 この切り出した画像を合成して回転指紋全体像を検出す
    る第4の手段と、 より成る回転指紋検出装置。
  9. 【請求項9】 光学面上で指を回転させ、これを測定し
    て回転指紋全体像を検出する回転指紋検出装置におい
    て、 光学面の回転指紋像を撮像する第1の手段と、 かくして得た各画面について、その画像の回転方向に直
    交する中心線を検出する第2の手段と、 この中心線から回転方向に向う、最大サンプル幅
    (Wm)の画像を短冊状に切り出す第3の手段と、 この切り出した画像を合成して回転指紋全体像を検出す
    る第4の手段と、 より成る回転指紋検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかの検出装置に
    おいて、 第2の手段と第3の手段との間に、開始画像か否かを判
    定し、開始画像であればその中心線よりも手前側の画像
    の切り出しを行い、開始画像でなければ第3の手段を動
    作させる第5の手段を有する回転指紋検出装置。
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