JP3113246U

JP3113246U - 電力車の風力発電動力装置

Info

Publication number: JP3113246U
Application number: JP2005003994U
Authority: JP
Inventors: 張功正
Original assignee: 張功正
Priority date: 2005-06-02
Filing date: 2005-06-02
Publication date: 2005-09-02
Anticipated expiration: 2015-06-02

Abstract

【課題】電力車が長時間使用しても度々充電する必要がなく、電力の供給が充分可能であるため、最高速度を上げることができるので、スピードアップの目的を果たすと同時に、環境を汚染しないという目的も果たす風力発電動力装置を提供する。
【解決手段】本考案の動力装置は、電力車に扁平型の外ケースの風力発電モジュールを取り付け、その風力発電モジュールには複数の空気の通り道があって、空気の通り道の内部には複数の小型風力発電機がある。電力車が走行する時、空気の通り道内に進入した気流が複数の小型風力発電機を作動させて、発生した電力は整流器及び電子切換装置を経て電力車の電力エンジンモジュールに供給される。さらに、風力発電モジュールが供給する電量が不足の時は、電力車の蓄電池ユニットを使用して必要な電力を補う。また、風力発電モジュールは供給する電量が過剰の時は、余分な電力を蓄電池ユニットに蓄える。
【選択図】図２

Description

本考案は電力車の風力発電動力装置に関する。本考案の風力発電動力装置は、電力車が走行する時に発生する気流の風力を利用して、本考案の風力発電モジュールを経て、電力を発生させて電力車の電力エンジンモジュールを動かすものである。

一般の車両は、炭化水素を燃焼させて動力を発生させてエンジンを駆動するようになっている。しかしながら、このタイプの燃料を動力とする車両は地球の資源を消費するだけでなく、その排気ガスもまた環境汚染を引き起こすという欠点がある。
現在、まだ実用化されていない燃料の車両は太陽エネルギー車と蓄電池型電気自動車の二種である。そのうち、太陽エネルギー車は太陽光の強度が不安定であることから、太陽エネルギー発電パネルが大きくなりすぎるという問題があって、いまだ実用化には至っていない。また、蓄電池方電気自動車は時速６０〜８０キロで走行することが可能であるが、電池の蓄電量に限度があるため走行時間に制限があって、たびたび充電する必要があるため、まだ実用化には至っていない。

本考案の課題は、いかにして電力車の走行中に電力を発生させ、電力車の走行が蓄電池の電力量の制限を受けずに長時間走行を続けることができ、度々充電する必要がないようにするかという点にある。

本考案の動力装置は、電力車に扁平型の外ケースの風力発電モジュールを取り付け、その風力発電モジュールには複数の空気の通り道があって、空気の通り道の内部には複数の小型風力発電機がある。電力車が走行する時、空気の通り道内に進入した気流が複数の小型風力発電機を作動させて、発生した電力は整流器及び電子切換装置を経て電力車の電力エンジンモジュールに供給される。さらに、風力発電モジュールが供給する電量が不足の時は、電力車の蓄電池ユニットを使用して必要な電力を補う。また、風力発電モジュールは供給する電量が過剰の時は、余分な電力を蓄電池ユニットに蓄える。したがって、本考案の風力発電動力装置は、電力車が長時間使用しても度々充電する必要がない。さらに、電力の供給が充分可能であるため、最高速度を上げることができので、スピードアップの目的を果たすと同時に、環境を汚染しないという目的も果たすという効果がある。

本考案の風力発電動力装置は、整流器と電子エンジンモジュールユニットの間に電子切換装置があり、この電子切替え装置の回路は電力車の蓄電池ユニットに接続していて、風力発電モジュールユニットの発電量が不足の時、蓄電池ユニットを使用して電力を補い、風力発電モジュールユニットの電量が過剰の時はその過剰電力を蓄電池に戻すという特長を持つため、電力車が長時間使用しても度々充電する必要がない。さらに、電力の供給が充分可能であるため、最高速度を上げることができので、スピードアップの目的を果たすと同時に、環境を汚染しないという目的も果たすという効果がある。

図１を参照いただきたい。本考案の風力発電動力装置は、風力発電モジュールユニット１、整流器２、電子切換装置３からなる。風力発電モジュールユニット１によって発生した電気エネルギーは、整流器２を経て電圧が安定し、さらに、電子切換装置３を経て、電子エンジンモジュールユニット４に供給される。この電子切替え装置３の回路は電力車の蓄電池ユニット５に接続しているため、風力発電モジュールユニット１によって発生した電気エネルギーが過剰の時は、電子切換装置３を経て、蓄電池ユニット５に供給されて、蓄電池ユニット５に充電される。

電力車を始動させると、蓄電池ユニット５から電子エンジンモジュールユニット４に始動に必要とする電力を供給する。電力車を走行させると、車の速度が臨界風力時速に達しない（時速約３０〜４０キロ）段階では、風力発電モジュールユニット１によって発生した電力は電力車の電子エンジンモジュールユニット４が必要とする電力を供給することはできない。この時、蓄電池ユニット５を利用して不足分の電力を補う。しかしながら、電力車の時速が上述の臨界風力時速を超えると、風力発電モジュールユニット１によって発生した電力は電子エンジンモジュールユニット４が必要とする電力を供給するに充分である。この時、蓄電池ユニット５は電力を供給する必要がない。風力発電モジュールユニット１は電子エンジンモジュールユニット４に必要な電力を供給する外に、過剰の電力を、電子切換装置３を経て蓄電池ユニット５に充電することが可能である。蓄電池ユニット５の蓄電池量はフルになるまで充電し続ける。したがって、本考案の風力発電モジュールユニット１は蓄電池ユニット５と交互に連動して、電子エンジンモジュールユニット４に必要な電力を提供して、電力車の速度を上げると同時に、走行時間を延ばし、従来の電力車のように度々充電しなければならないという問題がない。

図２〜図４を参照いただきたい。本考案の風力発電モジュールユニット１は、電力車の車体に取り付けるようになっている。図２の実施例は、車体のルーフに取り付けてある。図４の実施例はボンネットの上に取り付けてある。この2つの実施例はあくまでも実施例の一部である。風力発電モジュールユニット１は電力車の、車体の両側やシャーシ等のその他の位置に取り付けることも可能である。

図２〜図４を参照いただきたい。本考案の風力発電モジュールユニット１は、扁平型の外ケース１１及び複数の空気の通り道１２及び空気の通り道の内部に取り付けた複数の小型風力発電装置１３からなる。上述の複数の空気の通り道１２の風の進入口１２１は電力車のヘッドの方向に向いている。複数の空気の通り道１２の風の出口１２２は電力車のテイルの方向に向いている。電力車が走行する時に発生する風力気流は、上述の複数の空気の通り道１２の風の進入口１２１から進入し、内部の複数の小型風力発電装置１３を作動して発電する。

図１を参照いただきたい。上述の風力発電モジュールユニット１によって発生した電気エネルギーは、整流器２を経て電圧が安定し、さらに、電子切換装置３を経て電子エンジンモジュールユニット４に供給される。そした、過剰の電力は電子切換装置３を経て、蓄電池ユニット５に充電される。電力車が始動する時、及び、時速が臨界風力時速に達しない時は、蓄電池ユニット５の電力が電子切替え装置３を経て電子エンジンモジュールユニット４に供給される。

図５を参照いただきたい。これはオートバイを電力車とした実施例である。本考案の風力発電モジュールユニット１は風除けのフードに取り付けてある。同様に、オートバイが走行中に発生する風力気流によって電流を発生させ、電力車走行時に必要な電気エネルギーとする。この実施例では、図２及び図４の自動車の実施例をオートバイに応用して取り付けたに過ぎない。その作動方式及び効果は上述の内容と同様である。

本考案の構造を示したフローチャートである。本考案の動力装置を自動車に使用した実施例の立体図である。本考案の風力発電モジュール内部構造の見取り図である。本考案の動力装置を自動車の別の位置に使用した実施例の立体図である。本考案の動力装置をオートバイに使用した実施例の立体図である。

符号の説明

１風力発電モジュール
１１扁平型外ケース
１２空気の通り道
１２１風の進入口
１２２風の出口
１３小型風力発電機
２整流器
３電子切換装置
４電子エンジンモジュール
５蓄電池ユニット

Claims

風力発電モジュールユニット及び整流器からなり、風力発電モジュールユニットは電力車の車体に取り付け、扁平型の外ケース、複数の空気の通り道及び空気の通り道の内部の複数の小型風力発電装置からなり、上述の複数の空気の通り道の風の進入口は電力車のヘッドの方向を向いていて、複数の空気の通り道の風の出口は電力車のテイルの方向を向いていて、電力車が走行すると、空気が上述の複数の空気の通り道の風の進入口から進入し、気流が内部の複数の小型風力発電装置を作動させて発電し、発生した電力が整流器を経て、電力車の電子エンジンモジュールユニットに供給されるという特長を持つ、電力車の風力発電動力装置。
整流器と電子エンジンモジュールユニットの間に電子切換装置があり、この電子切替え装置の回路は電力車の蓄電池ユニットに接続していて、風力発電モジュールユニットの発電量が不足の時、蓄電池ユニットを使用して電力を補い、風力発電モジュールユニットの電量が過剰の時はその過剰電力を蓄電池に戻すという特長を持つ、請求項１に記載の電力車の風力発電動力装置。