JP3113124U - 自転車用荷物保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】自転車の前かご中の荷物をひったくりなどから守るとともに、荷物の型くずれを防止することができる自転車用荷物保持具を提供する。
【解決手段】自転車用荷物保持具1は、自転車のハンドルH又は前かごCに取り付けられる本体部11と、前かごCの上方に突出する態様で本体部11に設けられた引掛部12とからなり、荷物Nが前かごCに収容された状態でその持ち手部分が引掛部12に引っ掛けられることを特徴とする。これによれば、自転車の前かごC中の荷物Nをひったくりなどから守るとともに、荷物Nの型くずれを防止することができる。
【選択図】図2
【解決手段】自転車用荷物保持具1は、自転車のハンドルH又は前かごCに取り付けられる本体部11と、前かごCの上方に突出する態様で本体部11に設けられた引掛部12とからなり、荷物Nが前かごCに収容された状態でその持ち手部分が引掛部12に引っ掛けられることを特徴とする。これによれば、自転車の前かごC中の荷物Nをひったくりなどから守るとともに、荷物Nの型くずれを防止することができる。
【選択図】図2
Description
本考案は、自転車の前かご中の荷物をひったくりなどから守るとともに、荷物の型くずれを防止するための自転車用荷物保持具に関するものである。
通勤や買い物に際して、かばんや買い物袋(スーパーの袋等)などの荷物を自転車の前かごに収容するが、一般に自転車の前かごは上部が開いた状態であり、前かご中の荷物がひったくられることが多発している。
そこで、前かご中の荷物をひったくりから守るために、種々の考案がなされている。例えば、前かごの中に沿って作った蓋つきの袋を入れ、前後左右のヒモを自転車の前かごの端にしっかりと結び、前部の三分の二は本体に二つを縫い付け、残りの蓋にはオンのマジックテープ(登録商標)、本体にはメンのマジックテープ(登録商標)を強力な接着剤で貼り付け、蓋はS字型の金具で網目に固定した防犯保護袋が提案されている(特許文献1参照)。また、円筒状で二重構造からなり、芯部の中空側部より折り畳み傘が出し入れでき、内筒と外筒の中空部に防犯シートを内筒の外部に巻き付けて収容するケースが提案されている(特許文献2参照)。さらに、バイクなどを利用して自転車を追い抜きざまに前かごからバッグなどがひったくられるのを防止したり、悪路を走る振動で自転車の前かごから荷物などが飛び出すのを防止した防犯ネットが提案されている(特許文献3参照)。
実開平6−27479号公報
特開2004−58766号公報
実開平7−20687号公報
しかしながら、いずれの考案も自転車の前かごの上部を覆った構造であるため、ひったくりなどの防犯には役立つが、前かご中の荷物の型くずれは依然として防止することができないという問題があった。また、特に袋状に形成されている防犯保護袋については、荷物の出し入れが面倒である上に、上面や底部に雨水が溜まることにより荷物が濡れる場合があるという問題もあった。
本考案は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、自転車の前かご中の荷物をひったくりなどから守るとともに、荷物の型くずれを防止することができる自転車用荷物保持具の提供を課題とする。
本考案は、上記課題を解決するために、自転車のハンドル又は前かごに取り付けられる本体部と、前記前かごの上方に突出する態様で前記本体部に設けられた引掛部とからなり、荷物が前かごに収容された状態でその持ち手部分が前記引掛部に引っ掛けられることを特徴とする。これによれば、自転車の前かご中の荷物をひったくりなどから守るとともに、荷物の型くずれを防止することができる。
また、前記本体部は、自転車のハンドルを上方から挟み込んだ状態でねじの締結力より固定されるものとなされてもよい。これによれば、本保持具を自転車のハンドルに簡単かつ確実に取り付けることができる。
また、前記本体部は、自転車のハンドルを上方から挟み込んだ状態でばねの付勢力により固定されるものとなされてもよい。これによれば、本保持具を自転車のハンドルに簡単かつ確実に取り付けることができる。
また、前記引掛部は、自転車の前後方向に延びる垂直部材と、該垂直部材の先端部に直角に設けられた水平部材とからなり、前記垂直部材は前記本体部に対して移動可能に挿着されているのが好ましい。これによれば、荷物の大きさや持ち手の長さに応じて、引掛部の位置を自由に調整することができ便利である。
また、前記本体部は、自転車の前かごに取り付けられるものであって、かごの網目に差し込まれる差込片が設けられていてもよい。これによれば、本保持具を自転車の前かごに簡単かつ確実に取り付けることができる。
鞄や袋などの荷物を自転車の前かごに収容した状態で、その持ち手を水平部に引っ掛けると、前かごに収容した荷物は、下部を前かごの底部などに支えられながら上方へ引っ張られた状態となり、鞄や袋の中身が安定し、型くずれや破損を防止できる。また、荷物の持ち手が引掛部に引っ掛けられているので、自転車の前かご中の荷物をひったくりなどから守ることができる。さらに、防犯保護袋とは異なり荷物の出し入れに障害がない上に、前かごに雨水が溜まることを防止できる。
(実施形態1)
次に本考案の第1の実施形態に係る自転車用荷物保持具(1)について説明する。
次に本考案の第1の実施形態に係る自転車用荷物保持具(1)について説明する。
この自転車用荷物保持具(1)は、図1ないし図3に示すように、自転車のハンドル(H)に取り付けられる本体部(11)と、自転車の前かご(C)の上方に突出する態様で本体部(11)に設けられた引掛部(12)とを備えてなる。
前記本体部(11)は、下方に延びる4本の足部(11a)が設けられており、前後に対向する足部(11a)の間に自転車のハンドル(H)の中央部が挟持されるものとなされている。また、後方の各足部(11a)には、上下に並ぶ2個のねじ孔(11b)が穿設されており、それらねじ孔(11b)にねじを螺着することにより本体部(11)をハンドル(H)に固定するようになっている。なお、本実施形態ではねじにより本体部(11)をハンドル(H)に固定するものとしたが、足部(11a)自体の挟持力により本体部(11)をハンドル(H)に固定するものとしてもよい。
前記本体部(11)の頂上部には、略立方体状の取付部(11c)が設けられており、該取付部(11c)にはねじ(11d)が設けられている。
前記引掛部(12)は、自転車の前後方向に延びる垂直部(12a)と、該垂直部(12a)の先端部に直角に設けられた水平部(12b)とからなる。この水平部(12b)は本体部(11)における取付部(11c)に対して前後に移動可能に挿着されており、水平部(12b)が自転車の前かご(C)の上方に位置するものとなされている。
この保持具(1)の使用に際しては、引掛部(12)の垂直部(12a)を適度な位置まで前後に移動させたあと、取付部(11c)のねじ(11d)を螺着することにより垂直部(12a)を固定し、引掛部(12)の水平部(12b)を自転車の前かご(C)の上方の適当な箇所に配置する。そして、鞄や袋などの荷物(N)を自転車の前かご(C)に収容した状態で、その持ち手を引掛部(12)の水平部(12b)に引っ掛ける。すると、前かご(C)に収容した荷物(N)は、下部を前かご(C)の底部などに支えられながら上方へ引っ張られた状態となり、鞄や袋の中身が安定し、型くずれや破損を防止できる。また、荷物(N)の持ち手が引掛部(12)に引っ掛けられているので、自転車の前かご(C)中の荷物(N)をひったくりなどから守ることができる。
なお、前記引掛部(12)は本体部(11)に対して前後方向に移動可能なものとしたが、さらに上下方向に移動可能な構成としてもよい。
(実施形態2)
次に本考案の第2の実施形態に係る自転車用荷物保持具(2)について説明する。
次に本考案の第2の実施形態に係る自転車用荷物保持具(2)について説明する。
この自転車用荷物保持具(2)は、図4および図5に示すように、自転車のハンドル(H)に取り付けられる本体部(21)と、前かご(C)の上方に突出する態様で本体部(21)に設けられた引掛部(22)とを備えてなる。
前記本体部(21)は、いわゆる洗濯ばさみと同様の構造であり、前後に対称な2個の係止片(21a)(21b)からなり、それらの上部は摘みやすいように平板状に形成されるとともに、下部はそれぞれ2本の足部からなる。そして、両係止片(21a)(21b)は、略中央部のくぼみ付近において回転可能に軸支されており、バネ(21c)により接近方向に付勢されている。この本体部(21)は、前後に対向する係止片(21a)(21b)の足部間に自転車のハンドル(H)が挟持され、バネの付勢力により挟持力が増すようになっている。なお、本体部(21)を自転車のハンドル(H)により一層確実に取り付けるために、係止片(21a)(21b)の足部の下端部をねじ(21d)により固定するものとしてもよい。
前記引掛部(22)は、実施形態1に係る保持具(1)の引掛部(12)と同様の構造であり、垂直部(22a)が本体部(21)の平板状上部において前後方向に移動可能に挿着されており、水平部(22b)が自転車の前かご(C)の上方に位置するものとなされている。
(実施形態3)
次に本考案の第3の実施形態に係る自転車用荷物保持具(3)について説明する。
次に本考案の第3の実施形態に係る自転車用荷物保持具(3)について説明する。
この自転車用荷物保持具(3)は、図6に示すように、正面視逆U字形状に形成された本体部(31)と、該本体部(31)の上部に水平に設けられた棒状の引掛部(32)とを備えてなる。
前記本体部(31)は、前面には2個の側面視逆U字形状の第1取付部材(31a)が設けられており、その第1取付部材(31a)を自転車のハンドル(H)に上方から掛けるようになっている。また、本体部(31)の下部には第2取付部材(31b)が架設されており、その第2取付部材(31b)を自転車のハンドル(H)軸に固定するようになっている。これにより本体部(31)は自転車のハンドル(H)後方にて鉛直に立設した状態で確実に固定され、引掛部(32)は前かご(C)の後面部の上方に突出する態様で配置される。
なお、引掛部(32)から荷物(N)の持ち手が滑り落ちるのを防止するために、引掛部(32)の両端部がやや型大となるようなリブなどが形成されているのが好ましい。
(実施形態4)
次に本考案の第4の実施形態に係る自転車用荷物保持具(4)ついて説明する。
次に本考案の第4の実施形態に係る自転車用荷物保持具(4)ついて説明する。
この自転車用荷物保持具(4)は、図7に示すように、自転車の前かご(C)の後面部に取り付けられるものであり、正面視矩形状に形成された本体部(41)と、該本体部(41)の上部に水平に設けられた棒状の引掛部(42)とを備えてなる。
前記本体部(41)は、裏面の上端部に逆L字形状の取付部材(41a)が設けられており、その取付部材(41a)を前かご(C)の後面部に上方から掛けるようになっている。また、本体部(41)の裏面の下部には差込片(41b)が設けられており、その差込片(41b)が前かご(C)の後面部の網目に差し込まれるようになっている。これにより本体部(41)は自転車の前かご(C)の後面部にて鉛直に立設した状態で固定され、引掛部(42)は前かご(C)の後面部の上方に突出する態様で配置される。
(実施形態5)
次に本考案の第5の実施形態に係る自転車用荷物保持具(5)ついて説明する。
次に本考案の第5の実施形態に係る自転車用荷物保持具(5)ついて説明する。
この自転車用荷物保持具(5)は、図8に示すように、第4の実施形態と同様に自転車の前かご(C)に取り付けられるものであり、正面視矩形状に形成された本体部(51)と、該本体部(51)の前面上部に設けられた側面視コ字状の引掛部(52)とを備えてなる。
前記本体部(51)は、第4の実施形態のものと基本的構成は同一であるが、下部に4個のねじ孔(51b)が穿設されており、ねじ(51c)が各ねじ孔(51b)から前かご(C)を貫通して螺着されるようになっている。これにより本体部(51)の取付部材(51a)を前かご(C)の後面部に上方から掛けることにより自転車の前かご(C)の後面部にて鉛直に立設した状態で固定すれば、引掛部(52)は前かご(C)の上方に突出する態様で配置される。
(実施形態6)
次に本考案の第6の実施形態に係る自転車用荷物保持具(6)ついて説明する。
次に本考案の第6の実施形態に係る自転車用荷物保持具(6)ついて説明する。
この自転車用荷物保持具(6)は、図9に示すように、実施形態5のものと基本的構成が同一であるが、引掛部(62)が波形に形成されている。これにより荷物(N)の大きさや持ち手の長さに応じて引掛部(6)の適度な位置に持ち手を引っ掛けることができる。なお、(61)は本体部、(61a)は前かご(C)に取り付けるための取付部、(61b)はねじ孔である。
なお、いずれの実施形態において、本体部の挟持力、ねじの締結力、あるいはばねの付勢力により本保持具をハンドル(H)や前かご(C)に固定したが、これらに限定されるものではない。例えば、ねじの代わりに紐で縛ることにより固定してもよいし、あるいは既存の合成樹脂製の固定部材により固定してもよい。
また、本保持具は、合成樹脂からなるもの、金属からなるもの、あるいはそれらを組み合わせたものであってもよい。
また、本保持具は、上述の各実施形態の構成に限定されるものではなく、その他の構成であってもよい。要は、自転車のハンドル又は前かごに取り付けられる本体部と、前記前かごの上方に突出する態様で前記本体部に設けられた引掛部とからなり、荷物が前かごに収容された状態でその持ち手部分が前記引掛部に引っ掛けられるものであれば、どのような構成であってもよい。
1・・・自転車用荷物保持具
11・・・本体部
12・・・引掛部
12a・・・垂直部
12b・・・水平部
11・・・本体部
12・・・引掛部
12a・・・垂直部
12b・・・水平部
Claims (5)
- 自転車のハンドル又は前かごに取り付けられる本体部と、前記前かごの上方に突出する態様で前記本体部に設けられた引掛部とからなり、荷物が前かごに収容された状態でその持ち手部分が前記引掛部に引っ掛けられることを特徴とする自転車用荷物保持具。
- 前記本体部は、自転車のハンドルを上方から挟み込んだ状態でねじの締結力により固定されるものとなされている請求項1に記載の自転車用荷物保持具。
- 前記本体部は、自転車のハンドルを上方から挟み込んだ状態でばねの付勢力により固定されるものとなされている請求項1に記載の自転車用荷物保持具。
- 前記引掛部は、自転車の前後方向に延びる垂直部材と、該垂直部材の先端部に直角に設けられた水平部材とからなり、前記垂直部材は前記本体部に対して移動可能に挿着されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の自転車用荷物保持具。
- 前記本体部は、自転車の前かごに取り付けられるものであって、かごの網目に差し込まれる差込片が設けられている請求項1に記載の自転車用荷物保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003485U JP3113124U (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 自転車用荷物保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005003485U JP3113124U (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 自転車用荷物保持具 |
Publications (1)
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JP3113124U true JP3113124U (ja) | 2005-09-02 |
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JP (1) | JP3113124U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6413050B1 (ja) * | 2018-03-08 | 2018-10-24 | 陸 黒木 | 自転車用衣類干し具 |
-
2005
- 2005-05-20 JP JP2005003485U patent/JP3113124U/ja not_active Expired - Fee Related
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