JP3113051B2 - 衝突判定装置 - Google Patents
衝突判定装置Info
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- JP3113051B2 JP3113051B2 JP04072192A JP7219292A JP3113051B2 JP 3113051 B2 JP3113051 B2 JP 3113051B2 JP 04072192 A JP04072192 A JP 04072192A JP 7219292 A JP7219292 A JP 7219292A JP 3113051 B2 JP3113051 B2 JP 3113051B2
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Description
に関し、特に、衝突の種類と強さを判定することができ
る衝突判定装置に関する。
輌等の乗員保護装置(SRS)は、車輌等の加速度を検
出する加速度センサと、該センサの出力信号を用いて当
該車輌等の衝突判定を行う衝突検出手段と、該衝突検出
手段の出力信号により起動されるエアバッグ装置等を備
えている。
は、例えば特開平3−214531号公報に記載されて
いる。
ムの衝突判定は、上記の公報にも説明されているよう
に、マイクロコンピュータが加速度センサから電圧信号
を受け、これを積分し、積分値が所定のしきい値を越え
た時に衝突と判定するものであった。しかしながら、車
輌の衝突にはさまざまな様態があり、車輌の速度変化だ
けで衝突の認識をするためには、複数の加速度センサを
使用したり、加速度センサをできるだけ車輌の前方に置
くことが必要であったりして、システムが複雑になった
り、製造コストが高くなったりするという問題があっ
た。
し、簡単なシステムで実現できる高信頼性の衝突判定装
置を提供することにある。
に、本発明は、加速度センサにより検知された加速度信
号の波形により、乗員を保護すべき衝突か否かを判定す
るようにした衝突判定装置において、衝突の種類と強さ
別に用意された複数個の規範衝突波形を記憶する記憶部
と、前記加速度信号の波形と該規範衝突波形の所定時間
間隔毎の類似度を求める類似度演算部と、該類似度演算
部で求められた所定時間間隔毎の類似度と予め定められ
た非類似度のしきい値とを比べ、該所定時間間隔毎の類
似度が該非類似度のしきい値以下となる割合が所定の割
合以上であれば衝突と判定する衝突判定部とを具備した
点に特徴がある。
の類似度により、衝突の種類と強さを求めることができ
る。この結果、簡単なシステムの衝突判定装置を提供す
ることができる。
明する。図2は、本発明のハード構成の一例の概要を示
すブロック図である。
マイクロコンピュータを構成するCPU1、ROM2、
RAM3を備えている。このROM2には、本発明の要
旨である衝突判定のための手順、該手順等を実行するの
に必要とされる諸々のデータ、例えば複数個の規範衝突
波形が記憶されている。また、前記CPU1は、前記R
OM2から提供される手順に基づいて衝突判定処理を実
行し、前記RAM3はこの実行に必要なワーク領域を提
供したり、CPU1に入力してくる種々のデータを記憶
したりする機能を行う。車輌に搭載された加速度センサ
4は、加速度を検出してg信号を出力する、このg信号
は、入力回路5をへて、前記CPU1に取り込まれる。
エアバッグ装置6は、CPU1から出力される衝突検知
信号が入力してくると起動する。
て詳細に説明する。図1は、前記CPU1を中心とする
動作の機能ブロック図を示す。図において、12は衝突
時の規範となるg信号波形を記憶している規範衝突波形
記憶部であり、この記憶部としては前記ROM2を用い
ることができる。この規範衝突波形は、例えば、衝突の
種類と強さ別に、複数個用意されている。
g信号と前記規範衝突波形記憶部12に記憶されている
規範衝突波形との類似度を演算する。14は衝突判定部
であり、前記g信号が、乗員を保護する必要のある種類
と強さの規範衝突波形と類似している時に、スクイブ起
動信号を出力する。
法のうちの少なくとも一つを用いることにより、類似度
を求めることができる。
較、(3) レベルの比較、次に、上記(1) の面積の比較に
よる類似性判定について説明する。今、図3に示されて
いるように、規範衝突波形が同図(a) の波形aで、入力
してくるg信号が波形gであったとすると、まず、信号
が入力してからある時間t1 までの規範衝突波形aの面
積S2 と前記g信号の面積S1 との比を取って、面積相
対比K(=S2 /S1 )を求める。
記g信号に前記面積相対比Kを乗じて、補正g信号g´
を求める。そして、所定の時間毎に、規範衝突波形aの
面積と前記g´信号の面積との差の絶対値をとる。
3 、……の、規範衝突波形aの面積と前記g´信号の面
積との差の絶対値をとる。この演算は、規範衝突波形a
の終りまで行う。
……毎の面積の差の絶対値を、それぞれΔS1 、ΔS2
、ΔS3 、ΔS4 、……とすると、該絶対値を求める
毎に類似値を求める。この類似値は、前記規範衝突波形
aの各時間間隔t1 〜t2 、t2 〜t3 、……毎の面積
を、それぞれ、X1 、X2 、X3 、……とすると、前記
各時間間隔の類似度R1 、R2 、R3 、……は、次のよ
うになる。
、R3 =ΔS3 /X3 、…… 次に、前記類似度R1 、R2 、R3 、……が、図3(c)
に示されているように、非類似度のあるしきい値α、例
えば0.1(10%)より大きいか否かの判断が行われ
る。そして、全部の類似度R1 、R2 、R3 、……の例
えば90%以上が、該しきい値αより小さければ、入力
信号である前記g信号は規範衝突波形aと一致すると判
定する。
速のフロント衝突を示す波形であれば、前記衝突判定部
14は直ちにスクイブ起動信号を出力する。一方、前記
g信号が例えば悪路の走行時のg信号波形と類似してい
ると判定された時には、衝突判定部14はスクイブ起動
信号を出力することなく処理を終了する。
対比Kを乗じるようにしたのは、g信号のレベルが車輌
の種類、メーカ等により異なるためである。
する手順の説明であったが、前記の(2) 傾き(勾配)の
比較、(3) レベルの比較による類似度についても、前記
の手順を少々変更することにより求めることができ、こ
のことは当業者には容易に想到することができるので、
詳細な説明は省略する。
たが、本発明はこれに限定されず、ハード構成によって
も実現することができる。
21は衝突の開始を検知する検知部、23は規範衝突波
形を記憶しているROMである。また、24はD/A変
換器、25は面積相対比(=K)演算器、26は補正回
路、27は加算部、28は積分回路、29はしきい値、
30は比較器である。
くると、ROM23から規範衝突波形が読み出される。
この規範衝突波形は、D/A変換器24でアナログ信号
に変換される。面積相対比(=K)演算器25は、g信
号入力後のある期間の前記規範衝突波形とg信号の面積
の比を取り、面積相対比Kを求める。補正部26はこの
Kをセットされ、入力してくるg信号をK倍して加算回
路27に出力する。
記規範衝突波形のアナログ信号との差をとり、積分回路
28に入力する。積分回路28の出力は規範衝突波形の
終了時に比較器30に出力される。ここに、前記積分回
路28の出力は、g信号の規範衝突波形に対する類似度
を表していることは明らかであろう。
い値29とを比較し、該出力が該しきい値以上である
と、スクイブ起動信号を出力する。
センサの出力であるg信号と規範衝突波形とを比較する
ことにより、衝突の種類と強さを判定することができ
る。
形とを比較することにより、衝突の種類と強さを判定す
ることができるので、簡単なシステムの衝突判定装置を
提供することができる。
ある。
示すブロック図である。
ある。
…衝突判定部
Claims (2)
- 【請求項1】加速度センサにより検知された加速度信号
の波形により、乗員を保護すべき衝突か否かを判定する
ようにした衝突判定装置において、 衝突の種類と強さ別に用意された複数個の規範衝突波形
を記憶する記憶部と、 前記加速度信号の波形と該規範衝突波形の所定時間間隔
毎の類似度を求める類似度演算部と、 該類似度演算部で求められた所定時間間隔毎の類似度と
予め定められた非類似度のしきい値とを比べ、該所定時
間間隔毎の類似度が該非類似度のしきい値以下となる割
合が所定の割合以上であれば衝突と判定する衝突判定部
とを具備したことを特徴とする衝突判定装置。 - 【請求項2】前記類似度演算部は、衝突発生後の予定の
期間の、前記加速度信号と前記規範衝突波形の面積比か
ら面積相対比Kを求め、次いで前記加速度信号に該面積
相対比Kに基づく補正をするようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の衝突判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04072192A JP3113051B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 衝突判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04072192A JP3113051B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 衝突判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05229398A JPH05229398A (ja) | 1993-09-07 |
JP3113051B2 true JP3113051B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=13482109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04072192A Expired - Lifetime JP3113051B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 衝突判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3113051B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP04072192A patent/JP3113051B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05229398A (ja) | 1993-09-07 |
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