JP3112825U7 - - Google Patents

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遊技機
本考案は、遊技機の技術分野に属する。
従来の遊技機においては、例えば特開2003−126417号公報(特許文献1)の段落0031に記載のように、羽根部材を備える電動役物は、遊技球が作動口に入球すると直ちに開放作動する構成が一般的であった。
一方、特開2001−79194号公報(特許文献2)及び特開2001−79195号公報(特許文献3)には、作動口への入球から開放作動までに遅延期間を設ける技術が開示されている。
この遅延期間は、遊技球が作動口に入球して作動した電動役物が作動を停止後でも、電動役物内に残存している遊技球が電動役物内の特定領域を通過する可能性があり、そのような残存球が特定領域を通過した場合でも、これを有効として電動役物を連続作動させる(大当たりを発生させる)ための有効期間を前提として設定されていた。
つまり、電動役物が作動を停止した直後に遊技球が作動口に入球して電動役物が新たに作動し、それへ入球した遊技球が有効期間中に特定領域を通過した場合、前回作動時の残存球と区別できないので、遅延期間を設けていた。 特開2003−126417号公報 特開2001−79194号公報 特開2001−79195号公報 特開2004−136024号公報
特許文献2、3のように、作動停止後の特定領域の通過を有効にする有効期間と次の電動役物の作動との重複を避けるために遅延期間を設けて、作動口に入球してから例えば2〜3秒の遅延期間を経過後に電動役物を作動させる構成を採用すると、遊技球が作動口に入球したことを見逃すおそれがある。このような場合、電動役物が突然開放されることになるので、遊技者が心構えする余裕がなく、開放した電動役物に入球させるのは困難である。また、作動口に入球したことを見逃さなくても、電動役物が直ちに開放されるわけではないので、遊技者にしてみれば電動役物に入球させるタイミングが判りにくいという問題もある。
請求項1記載の遊技機は、
遊技球を入球させるための開口部が羽根部材によって開閉される電動役物と、
遊技球が作動口に入球したことを必須条件として前記電動役物を前記開口部が開放される状態に作動させ、遊技球が前記電動役物内に設けた特定領域を通過したことを必須条件として前記電動役物を前記開口部が開放される状態に連続作動させる制御手段とを備え、
前記連続作動が実行されていない通常時に遊技球が前記作動口に入球して前記作動し、該作動を停止したときの前記電動役物内の残存球が前記電動役物内の特定領域を通過し得るに十分な期間が、前記特定領域の通過を有効とする有効期間として設定され、
前記連続作動が実行されていない通常時における前記作動口への入球による前記電動役物の前記作動が、当該入球から前記有効期間に対応して予め定められた遅延期間を経過後に開始される
遊技機において、
遊技球が前記作動口に入球して前記遅延期間を開始すると、該遅延期間中は前記電動役物に備えられた電飾部材又は前記開口部に対応して配置された電飾部材を発光させるが、該遅延期間が予め定められた所定時間以上であれば、前記遅延期間が終了するまでの時間経過に応じて前記電飾部材の発光状態又は発光位置を変化させ、該遅延期間が予め定められた所定時間未満であれば、前記電動役物が前記作動を開始するまで前記電飾部材を継続して発光させ、
前記遅延期間中に前記作動口に入球しても前記電動役物を前記作動させないことを特徴とする。
この遊技機は、遊技球が作動口に入球して遅延期間を開始すると、その遅延期間中は電動役物に備えられた電飾部材又は開口部に対応して配置された電飾部材を発光させるので、遊技球が作動口に入球したことを見逃したとしても、遊技者は、電飾部材の発光に基づいて、電動役物が作動して開口部が開放されることを予め認識でき、また電動役物が開放するタイミングも予測できる。そのため、開放前から開口部を狙って遊技球を発射することができ、あわてて開口部を狙うような事態にはならない。また、効率的に開口部を狙えるので無駄球の発射も少なくできる。
しかも、遊技球が作動口に入球して開始された遅延期間が予め定められた所定時間以上であれば、その遅延期間が終了するまでの時間経過に応じて電飾部材の発光状態又は発光位置を変化させ、その遅延期間が予め定められた所定時間未満であれば、電動役物が作動を開始するまで電飾部材を継続して発光させる。
電飾部材の発光状態又は発光位置を変化させる場合は、遊技球が作動口に入球してから遅延期間が終了するまでの時間経過に応じて、電飾部材の例えば発光色、輝度、明度等の発光状態を変化させるか、発光位置を変化させるので、その変化を観察すれば遅延期間が終了して電動役物が作動するタイミングを正確に判別できる。
一方、電動役物が作動を開始するまで電飾部材を継続して発光させる場合は、遊技球が作動口に入球してから電動役物が作動を開始するまで電飾部材が継続して発光するから、この発光中に発射すれば電動役物が作動するタイミングを狙った発射になる。
電飾部材の発光状態又は発光位置を変化させるのは、遅延期間が比較的長い場合に適しており、電飾部材を継続して発光させるのは、遅延期間が比較的短い場合に適しているが、具体的に所定時間を何秒とするような確定的な基準は無いが、遅延期間が3秒以上なら前者2の採用が推奨される。
なお、電動役物等の入球口に遊技球が入球した場合に、入球があったことを遊技者に知らせるために、当該入球口に付属するランプ等を点灯制御することは一般的であり、いわば周知である。しかしながら、入球する以前に当該入球口のランプ等を点灯制御することは、従来技術を基準にする限りは常識外である。
ところで、遅延期間は、電動役物が作動を停止した直後に遊技球が作動口に入球して電動役物が新たに作動した場合に、前回作動時の有効期間が残存している期間に今回の作動時に入球した遊技球が特定領域を通過できないように設定される必要がある。
しかし、具体的な遅延期間の長さ(時間)は電動役物が作動を停止した後の有効期間、開放された開口部から入球した遊技球が特定領域に到達するまでの所要時間等の電動役物の仕様に応じて一律ではなく、これらを考慮して設定することになる。また、有効期間自体も、開放された開口部から入球した遊技球が特定領域に到達するまでの所要時間を考慮して設定される。よって、遅延期間は、有効期間に対応して設定されればよいわけで、有効期間以上の長さにする必要はない。
作動口への入球の発生を報知するための電飾部材は、電動役物に備えてもよいし、開口部に対応して電動役物の付近に配置されてもよい。
電飾部材を電動役物に備える場合、電動役物の内部でもよいし、外面部分に設置してもよい。また、開口部に設けたり、羽根部材に設けることもできる。
電飾部材を開口部に対応して配置する場合、羽根部材の移動範囲の背後になる領域が好ましい。この場合、開放された羽根部材で隠されてもよい。
電飾部材は電動役物に備えられるか開口部に対応して配置されるが、開口部に対応して配置する場合は、開口部又は閉鎖されている羽根部材の付近になるように電動役物に隣接して配置してもよい。
また、請求項1記載の遊技機は、前記遅延期間中に前記作動口に入球しても前記電動役物を前記作動させない構成になっている。
つまり、遅延期間中における作動口への入球は、電動役物の作動に関しては無効となるので、電動役物が連続的に作動して、複数回の有効期間が連続するのを防止できる。そして、電飾部材の発光により、その期間中の作動口への入球が電動役物の作動に関しては無効となることを容易に認識できる。
しかも、電飾部材の発光により遅延期間中であることが報知されている間は、作動口に入球しても電動役物が開放することがないので、遊技者は電動役物の開放タイミングに合わせて遊技球を発射することだけに専念でき、無駄球の消費を一層少なくできる。
なお、特許文献3(段落0080)や特許文献4(段落0142)には、電動役物が開放する前にランプ点灯等により報知する技術が開示されているが、この報知は、作動口への入球により実行されるものではなく、普通図柄が揃う等の当たり状態の発生が原因となっているので、本願考案とは異なる。
また、特許文献3、4の技術では、電動役物の開放報知するための電飾部材は開放作動する電動役物の近辺に位置しないので、報知されても遊技者には遊技球を発射する際に狙う位置が正確には判りにくい。
更には、特許文献3、4の技術では、請求項1記載の構成による効果、具体的には遊技球を発射する際に狙う位置が正確に判るという効果、及び電飾部材の発光により遅延期間中であることが報知されている間は、遊技者は電動役物の開放タイミングに合わせて遊技球を発射することだけに専念でき、無駄球の消費を一層少なくできるという効果も期待できない。
次に、本考案の実施例等により考案の実施の形態を説明する。なお、本考案は下記の実施例等に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例]
図1に示すように、遊技機の一種であるパチンコ機(全体的な構成は公知技術に従っているので図示と説明を省略)の遊技盤10には、ガイドレール11、12により略円形の遊技領域13が形成されている。
この遊技領域13のほぼ中央部には、電動役物である可変入賞装置14が装着されている。可変入賞装置14は、一般に「羽根もの」とか第2種特別電動役物と呼ばれる入賞装置の一種である。
可変入賞装置14の左右には一般入賞口15が配置されている。可変入賞装置14の左右斜め下方には第1羽根作動口34が、中央下方には第2羽根作動口35が配置されている。第1羽根作動口34及び第2羽根作動口35は作動口に該当する。
図2に拡大して示すとおり、可変入賞装置14の頂部には一般入賞口15が設けられているが、可変入賞装置14と一般入賞口15とは相互に独立した存在であり、一般入賞口15の入賞球は可変入賞装置14と無関係に処理される。また、一般入賞口15の下には表示装置19が取り付けられている。
一般入賞口15を頂点とする庇部16は山状であり、その下端部には可変入賞装置14の入賞口(開口部に該当)17が設けられている。
入賞口17は羽根部材である可動翼片18によって開閉され、閉鎖時には入賞不可能であるが開放時には斜め上向きに倒れた可動翼片18が遊技球を入賞口17に誘導するので入賞容易となる。可動翼片18の開放は第1羽根作動口34、第2羽根作動口35への入賞に応じて行われ、第1羽根作動口34に入賞すれば可動翼片18は0.35秒×1回、第2羽根作動口35に入賞すれば可動翼片18は0.65秒×2回開放される。
入賞口17の側壁部分には、遊技者に対面する開口部電飾(開口部に対応して配置された電飾部材に該当)20が設置されている。各開口部電飾20は、上から順に赤LED、赤LED、緑LEDの順に配置された3つのLEDを備えている。
入賞口17を通過した遊技球(入賞球)は上段振分区域21に流入するが、その中央部には回転体22が配されている。回転体22は中空のドーム状で、側面部には120度ピッチで配された開口23が設けられている。また、回転体22に底は無く、第1落下口24が開口している。その回転体22の左右の奥には第2落下口25が設けられている。
回転体22は、図3に示すように回転して開口23の位置を変化させる。このため、図3(a)、(b)に例示するように開口23が入賞球Bに対してどのような向きになっているかに応じて第1落下口24に入りやすくなったり、第1落下口24に入りにくく(第2落下口25に入りやすく)なったりする。
上段振分区域21に流入した入賞球は、開口23から第1落下口24に流入するか2つの第2落下口25のいずれかに流入する。なお、上段振分区域21の床26(回転体22の手前)には、入賞球の進路を変化させるために3角形の突起27が設けられている。
図2に示すように、上段振分区域21の床下に相当する部分には下段振分区域28が設けられている。下段振分区域28の最奥部には第2流出口29、第1流出口30、第2流出口29が横に並んで配置されている。第1落下口24に流した入賞球は中央の第1流出口30から下段振分区域28の床31に流出し、左の第2落下口25に流入した入賞球は左の第2流出口29から、右の第2落下口25に流入した入賞球は右の第2流出口29から、それぞれ床31に流出する。
下段振分区域28の床31には、第1流出口30から前方に向かう方向に沿って一対の補助板32が配されている。補助板32は床31に埋没した状態と床31から立ち上がった状態とに可変である。これら補助板32の間隔は遊技球の直径を上回っており、立ち上がった補助板32間を遊技球が通過できる。
下段振分区域28の床31は奥から手前に向かって緩やかに傾斜しているので、第2流出口29又は第1流出口30から床31に流出した遊技球は床31上を転動して床31の手前縁から落下する。その床31の手前には特定領域となる特別入球口33が配されている。床31から落下した入賞球は特別入球口33に入球するか、これを外れて落下するかどちらかである。また、特別入球口33には、内部電飾(電動役物に備えられた電飾部材に該当)37が設置されている。
パチンコ機の制御系は図4に示す通り、主制御装置40を中心にして構成されている。詳細の図示は省略するが、主制御装置40、賞球制御装置42、発射制御装置44、統合基板46は、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。
主制御装置40には、下皿の満タンスイッチ、球タンクの補給スイッチ、発射ハンドルのタッチスイッチ、第1羽根作動口34の入賞球を検出する第1始動口スイッチ34a、第2羽根作動口35の入賞球を検出する第2始動口スイッチ35a、特別入球口33の通過球を検出するVスイッチ33a、一般入賞口15の入賞球を検出する賞球払い出しスイッチ15a等の検出信号が入力される。
主制御装置40は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して賞球制御装置42、発射制御装置44、統合基板46に出力する。
また主制御装置40は、可変入賞装置14の動作も制御する。まず大入賞口ソレノイド18aを制御することで可動翼片18の開閉を制御し、回転体モータ22aを制御することで回転体22の回転を制御し、補助板ソレノイド32aを制御することで補助板32の昇降位置を制御する。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力され、また図柄変動や大当たり等の管理用の信号が盤用外部接続端子に出力されてホールメインコンピュータに送られる。
賞球制御装置42は、主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて球切モータを稼働させて賞球を払い出させる。また、パチンコ機にプリペイドカードユニット(CRユニット)が付属する場合、賞球制御装置42は、CRユニット及びCR精算表示装置と通信して貸球の払い出しも行う。
発射制御装置44は、主制御装置40から送られてくるコマンド、タッチスイッチのタッチ信号、発射ハンドルの回動量信号及び発射停止スイッチの信号に基づいて発射モータを制御することで遊技球の発射を制御する。
統合基板46は、主制御装置40から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、各制御部位(表示制御装置、音制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、表示制御装置としての機能部は、表示制御用のデータに基づいて、LCDパネルユニットと付属ユニットとで構成されている表示装置19の表示を制御し、音制御装置としての機能部は、音制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカからの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LEDや各種ランプを制御する。なお、開口部電飾20及び内部電飾37は各種LEDの一種として点灯制御される。このように統合基板46によって統括的に制御する構成とすることで、音、ランプ、表示装置19の演出タイミングの同調を図ることができる。
主制御装置40による可変入賞装置14の開放制御は図5に示すとおりに行われる。この処理では、第1羽根作動口34又は第2羽根作動口35に入賞すると(S1:YES)、遅延期間中であるか否か(遅延期間が開始されているか否か)を判断する(S2)。
S2で否定判断であれば遅延期間を開始し、開口部電飾20を点灯させる(S3)。
なお、遅延期間を開始するというのは、実際には遅延期間としての経過時間の計測を開始することである。遅延期間の長さは、予め設定されている。
また、開口部電飾20の点灯は、主制御装置40が統合基板46に対して電飾点灯コマンドを送信すると、このコマンドを受信した統合基板46が開口部電飾20を点灯制御することで実現される。統合基板46は、コマンドを受信したなら直ちに、開口部電飾20を構成している3つのLEDの一番上の赤LEDを点灯させ、遅延期間の1/3を経過した時点で次の赤LEDを点灯させ、遅延期間の2/3を経過した時点で緑LEDを点灯させる。つまり、赤LED、赤LED、緑LEDを上から順に点灯させる。
S2で肯定判断ならS3をジャンプする。
次に、遅延期間の終了を待つ(S4)。なお、実際にはS4で否定判断のときは、一旦この処理から抜けて他の処理を行ってからS4に戻る。
遅延期間としての経過時間が予め設定されている時間に達して遅延期間が終了したなら(S4:YES)、開口部電飾20を消灯させて(点灯時と同様に統合基板46に対して電飾消灯コマンドを送信し)、可変入賞装置14を開放作動させる(S5)。
また、始動開放の開始に伴って、有効期間を開始する(S6)。なお、有効期間を開始するというのは、遅延期間の場合と同様に、有効期間としての経過時間の計測を開始することである。有効期間の長さは、予め設定されている。
S5の開放作動は、いわゆる始動開放であり、S1で遊技球が入賞したのが第1羽根作動口34であれば可動翼片18を0.35秒×1回、第2羽根作動口35なら可動翼片18を0.65秒×2回開放する。
その開放作動が終了すれば(S6)、有効期間の終了を待つ(S7)。なお、実際にはS7で否定判断のときは、一旦この処理から抜けて他の処理を行ってからS7に戻る。
有効期間としての経過時間が予め設定されている時間に達して有効期間が終了したなら(S7:YES)、上述の始動開放による入賞球が特別入球口33に入球したか否かを判断する(S8)。入賞球が特別入球口33に入球していれば(S8:YES)、大当たりフラグをセットする等、大当たり発生処理を行う(S9)。
大当たりフラグがセットされていると、主制御装置40が図示省略の大当たり遊技処理を実行し、それによって可変入賞装置14が連続作動させられる。つまり大当たり遊技が実行される。この大当たり遊技処理による可変入賞装置14の制御(可動翼片18の開閉、入賞球が特別入球口33に入球したなら大当たり遊技を継続、規定のラウンド数に達したら大当たり遊技を終了する等)は公知の第2種パチンコ機における第2種特別電動役物の制御(大当たり遊技)と同様であるから、説明は省略する。なお、大当たり遊技で可変入賞装置14が連続作動するときは、内部電飾37が点灯されて特別入球口33を目立たせる。
上述の可変入賞装置14の始動開放における各動作を図示すると、図6のタイミングチャートのようになる。
第1羽根作動口34又は第2羽根作動口35に入賞すると遅延期間が開始され、開口部電飾20が点灯される。その遅延期間中にさらに第1羽根作動口34又第2羽根作動口は35に入賞しても、可変入賞装置14の作動に関しては無効とされる(賞球はある)。
遅延期間が終了すると、可変入賞装置14が始動開放する。また、始動開放の開始に伴って有効期間を開始する。
このように、遊技球が第1羽根作動口34又は第2羽根作動口35に入球すると、可変入賞装置14が作動を開始するまでの遅延期間に開口部電飾20を点灯させて、この入球の発生を報知するので、この入球を見逃したとしても、遊技者は、開口部電飾20の発光に基づいて、可変入賞装置14が作動して入賞口17が開放されることを予め認識でき、また可変入賞装置14物が開放するタイミングも予測できる。そのため、開放前から入賞口17を狙って遊技球を発射することができ、あわてて入賞口17を狙うような事態にはならない。また、効率的に入賞口17を狙えるので無駄球の発射も少なくできる。
また遅延期間は、可変入賞装置14が作動を停止した直後に遊技球が第1羽根作動口34又は第2羽根作動口35に入球して可変入賞装置14が新たに作動した場合に、前回作動時の有効期間が残存している期間に今回の作動時に入球した遊技球が特別入球口33を通過できないように設定されているので、前回作動時の有効期間が残存している期間に今回の作動時に入球した遊技球が特別入球口33を通過することはない。
遅延期間には、開口部電飾20を点灯させるだけでなく、内部電飾37も合わせて点灯してもよい。
遅延期間における開口部電飾20は、遅延期間が終了するまでの時間経過に応じて、赤LED、赤LED、緑LEDの順に上から点灯するので、その点灯状態の変化を観察すれば遅延期間が終了して可変入賞装置14が作動するタイミングを正確に判別できる。
そうした遅延期間中にさらに第1羽根作動口34又第2羽根作動口は35に入賞しても、可変入賞装置14の作動に関しては無効とされるので、可変入賞装置14が連続的に始動開放して、複数回の有効期間が連続するのを防止できる。そして、開口部電飾20の発光により、その遅延期間中の第1羽根作動口34又第2羽根作動口は35への入球が可変入賞装置14の作動に関しては無効となることを容易に認識できる。
しかも、開口部電飾20の発光により遅延期間中であることが報知されている間は、第1羽根作動口34又第2羽根作動口は35へ入球しても可変入賞装置14が開放することがないので、遊技者は可変入賞装置14の開放タイミングに合わせて遊技球を発射することだけに専念でき、無駄球の消費を一層少なくできる。
また、この実施例のパチンコ機は、遅延期間には開口部電飾20を発光させ、大当たり遊技における可変入賞装置14の連続作動中には内部電飾37を発光させるので、遅延期間と大当たり状態とを電飾の発光で区別できる。
なお、大当たり遊技における可変入賞装置14の連続作動中には、開口部電飾20及び内部電飾37の発光態様を遅延期間中とは異ならせても、同様に、遅延期間と大当たり状態とを電飾の発光で区別できる。
また、実施例ではそのようになってはいないが、遅延期間の時間経過に応じて発光状態又は発光位置を変化させる電飾部材を、可変入賞装置14に隣接して、例えば入賞口17又は閉鎖されている可動翼片18の付近に配置してもよい。このようにすれば、この電飾部材の発光によって開口部電飾20の順次点灯と同様の効果が得られる。このような入賞口17又は閉鎖されている可動翼片18の付近に電飾部材を配置した場合、開口部電飾20を撤廃することもできる。
或いは、遅延期間中に継続して発光する電飾部材を、可変入賞装置14に隣接して、例えば入賞口17又は閉鎖されている可動翼片18の付近に配置してもよい。このようにすれば、この電飾部材の発光によって開口部電飾20の継続的な点灯と同様の効果が得られる。このような電飾部材を採用した場合も、開口部電飾20を撤廃することができる。
上述の遅延期間の時間経過に応じて発光状態又は発光位置を変化させる電飾部材は、遅延期間が比較的長い場合に適しており、遅延期間中に継続して発光する電飾部材は、遅延期間が比較的短い場合に適している。例えば、遅延期間が3秒以上なら前者の電飾部材の採用が、1〜3秒なら後者の電飾部材の採用が推奨される。
実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図。 実施例の可変入賞装置の正面図。 可変入賞装置の回転体の説明図。 実施例のパチンコ機の電気ブロック図。 実施例で主制御基板が実行する可変入賞口開放制御のフローチャート。 図5の制御を説明するためのタイミングチャート。
符号の説明
10・・・遊技盤、
13・・・遊技領域、
14・・・可変入賞装置、
17・・・入賞口(開口部)、
18・・・可動翼片(羽根部材)、
20・・・開口部電飾、
33・・・特別入球口(特定領域)、
34・・・第1羽根作動口(作動口)、
35・・・第2羽根作動口(作動口)、
37・・・内部電飾、
40・・・主制御装置、
46・・・統合基板。

Claims (1)

  1. 遊技球を入球させるための開口部が羽根部材によって開閉される電動役物と、
    遊技球が作動口に入球したことを必須条件として前記電動役物を前記開口部が開放される状態に作動させ、遊技球が前記電動役物内に設けた特定領域を通過したことを必須条件として前記電動役物を前記開口部が開放される状態に連続作動させる制御手段とを備え、
    前記連続作動が実行されていない通常時に遊技球が前記作動口に入球して前記作動し、該作動を停止したときの前記電動役物内の残存球が前記電動役物内の特定領域を通過し得るに十分な期間が、前記特定領域の通過を有効とする有効期間として設定され、
    前記連続作動が実行されていない通常時における前記作動口への入球による前記電動役物の前記作動が、当該入球から前記有効期間に対応して予め定められた遅延期間を経過後に開始される
    遊技機において、
    遊技球が前記作動口に入球して前記遅延期間を開始すると、該遅延期間中は前記電動役物に備えられた電飾部材又は前記開口部に対応して配置された電飾部材を発光させるが、該遅延期間が予め定められた所定時間以上であれば、前記遅延期間が終了するまでの時間経過に応じて前記電飾部材の発光状態又は発光位置を変化させ、該遅延期間が予め定められた所定時間未満であれば、前記電動役物が前記作動を開始するまで前記電飾部材を継続して発光させ、
    前記遅延期間中に前記作動口に入球しても前記電動役物を前記作動させないことを特徴とする遊技機。
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