JP3112529U - パルプモールド製の収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の装置からなる製品を一体的に且つコンパクトに収容でき、製品の梱包が容易な収容容器を提供する。
【解決手段】 パルプモールド製の収容容器10であって、上面が開口し、第1の被収容物の形状に合わせて成形された収容凹部20と、収容凹部20の前記開口の縁部20aに連結され収容凹部20側へ折り返されて、収容凹部20の縁部20a上の少なくとも一部に載置されると同時に、第2の被収容物を載せる台となる仕切部30と、第2の被収容物の形状に合わせて成形されるとともに、収容凹部20の縁部20aに連結され、収容凹部20側へ折り返されて、前記仕切部30を上方から覆う蓋部40とを含むことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本考案はパルプモールド製の収容容器に関し、特に複数の装置からなる製品をコンパクトに収容できる収容容器に関する。
比較的軽量の電気製品(例えば、携帯用ゲーム装置や携帯用音楽再生装置)などを搬送用の外箱内に梱包して消費者に提供する際に、これらの電気製品は、搬送時に外部から受ける衝撃を緩衝するために、厚紙や発砲スチロール等からなる収容容器に収容されて外箱内に支持されている場合が多い。
しかし、消費者に提供される製品が複数の装置からなる場合において、厚紙を使用してこれらの装置を一つの外箱内に支持し、且つ緩衝効果を有するには、厚紙の形状を複雑にする必要がある。つまり、例えば製品が製品本体と付属装置からなる場合、厚紙を製品本体と付属装置の形状に合わせて多数の個所で折り曲げ、製品本体と付属装置とを包容する必要がある。さらに緩衝効果をもたらすために、厚紙をさらに複数の箇所で折り、複数の突部を設けて、該突部を外箱に当接させる必要がある。そのため、煩雑な梱包作業を要し、また消費者が外箱から厚紙とともに製品本体と付属装置とを取り出し、一旦厚紙を開けると、再び厚紙を元の形状に戻して利用することが困難であった。また、発砲スチロールを用いる場合には、厚紙のように折ることができないため、各装置の形状に合わせて成形した発砲スチロールを複数用いる必要があり、発砲スチロールの点数が多く、梱包作業の効率性が良くないという問題があった。
この点、製品の収容容器としてパルプモールドを使用した場合には、収容容器の形状を予め各装置に合わせると共に、緩衝効果を有するように成形することができ、厚紙に比べその形状を簡素化することができる。また、発砲スチロールに比べ、その点数も少なくすることができる。
しかしながら、パルプモールドを使用した従来の収容容器においては、例えば、卵や果物等の食材に用いられる収容容器に見られるように、複数の収容物は縦横に並んで配置され、それぞれ保持されている。そのため、収容容器の縦横のサイズが大きくなり、搬送や製品の陳列には不便であった。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数の装置からなる製品を一体的に且つコンパクトに収容でき、製品の梱包が容易な収容容器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係るパルプモールド製収容容器は、上面が開口し、第1の被収容物の形状に合わせて成形された収容凹部と、前記収容凹部の前記開口の周縁部の一部に設けられた第1の折り曲げ縁部を介して連結し、該第1の折り曲げ縁部において前記収容凹部側へ折り返されて、該収容凹部の周縁部上の少なくとも一部に載置されると同時に、第2の被収容物を載せる台となる仕切部と、前記第2の被収容物の形状に合わせて成形され、前記収容凹部の周縁部の他の一部に設けられた第2の折り曲げ縁部を介して連結し、該第2の折り曲げ縁部において前記収容凹部側へ折り返されて、前記仕切部を上方から覆う蓋部と、を含むことを特徴とする。
本考案によれば、収容凹部に第1の被収容物を収容し、その上方に第2の被収容物を仕切部の上に載せて収容できるので、複数の装置からなる製品をコンパクトに収容することができる。なお、第1の被収容物や第2の被収容物は製品本体やその付属装置であり、例えば製品本体は、ゲーム装置や音楽再生装置、カメラ、携帯電話などの各種電気製品であり、付属装置は、バッテリやアダプタ、情報記憶媒体等の製品本体に付随して使用される装置である。この製品本体や付属装置は各々1つの装置からなるものに限られず、各々が2つ以上の装置からなるものであってもよい。仕切部は、板状のものや、第1の被収容物あるいは第2の被収容物の形状に合わせて凹凸を有するものである。この仕切部の収容凹部への取り付け位置は、第1の折り曲げ縁部において収容凹部側へ折り返すことができる位置であれば、収容凹部の縁部のいずれの位置であってもよい。また、蓋部の収容凹部への取り付け位置は、第2の折り曲げ縁部において収容凹部側へ折り返すことができる位置であって、仕切部の連結位置とは異なる位置であれば、収容凹部の縁部のいずれの位置であってもよい。
また、本考案の一態様では、前記収容凹部と前記蓋部は、該蓋部が該収容凹部側へ折り返される前の状態において、各々の縁部から同一方向に凹んでいることを特徴とする。この態様では、収容凹部及び蓋部の凹み方向が同一であるため、プレス加工などの製造工程が容易になる。
また、本考案の一態様では、前記仕切部は、前記第2の被収容物の端面形状に合わせて成形されていることを特徴とする。この態様によれば、製品の搬送時等において、仕切部上で第2の被収容物が揺動することが抑制され、収容容器内での第2の被収容物の保持強度を増すことができる。また、仕切部上において第2の被収容物を載置すべき位置が予め決められていることになり、梱包作業が容易になる。
また、本考案の一態様では、前記収容凹部と前記蓋部と前記仕切部は、該収容容器が展開されている状態において、各々の縁部から同一方向に凹んでいることを特徴とする。この態様によれば、収容凹部、蓋部及び仕切部の凹み方向が同一であるため、収容容器の製造がより容易になる。なお、ここで収容容器が展開されている状態とは、仕切部及び蓋部を収容凹部側へ折り返していないために各部が未だ重なり合っていない状態、すなわち収容容器の組立て前の状態である。
また、本考案の一態様では、前記収容凹部と前記仕切部と前記蓋部は、一体的に成形されることを特徴とする。この態様によれば、収容容器が一体的に成形されているので、収容容器の部材点数が1つしかなく、製造が簡易であり、また第1の被収容物及び第2の被収容物の梱包作業が容易である。
また、本考案の一態様では、前記収容凹部の縁部は、外方に広がるフランジ状であることを特徴とする。この態様によれば、パルプモールドが元来備えている緩衝作用のみならず、フランジ状に成形された収容凹部の縁部が、収容容器を納める外箱の内側に当接するので、収容容器の緩衝効果を増すことができる。
また、本考案の一態様では、前記収容凹部の周縁部と前記仕切部の周縁部と前記蓋部の周縁部は同一平面上にあることを特徴とする。この態様によれば、仕切部及び蓋部を収容凹部側へ折り返した際に、収容凹部の周縁部と仕切部の周縁部とが間隙なく当接するとともに、仕切部の周縁部と蓋部の周縁部も間隙なく当接する。これにより、第1の被収容物及び第2の被収容物を収容した後の収容容器の外観が良く、また収容容器内におけるこれらの被収容物の支持がより確実なものとなる。
また、本考案の一態様では、前記仕切部の縁部には、該仕切部が前記収容凹部側へ折り返された状態で、上方に突出する凸状の下側係合部を有し、前記蓋部の縁部には、該蓋部が前記収容凹部側へ折り返された状態で、前記仕切部の前記下側係合部に対向する位置に、該下側係合部と係合する上側係合部を有することを特徴とする。この態様によれば、上側係合部と下側係合部とが係合し、蓋部が仕切部に固定されるので、収容容器内における被収容物の支持がより確実なものとなる。
また、本考案の一態様では、前記上側係合部は、前記蓋部が前記収容凹部側へ折り返された状態で、上方に突出する凸状であり、前記収容凹部と、前記蓋部と、該蓋部の縁部に形成される前記上側係合部と、前記仕切部と、該仕切部の縁部に形成される前記下側係合部は、該収容容器が展開されている状態において、各々の縁部から同一方向に凹んでいる、ことを特徴とする。この態様によれば、収容容器の各部の凹み方向が、その縁部から同一方向に凹んでいるので、収容容器の製造が容易になる。
また、本考案の一態様では、前記仕切部の縁部に設けられる第3の折り曲げ縁部を介して該仕切部に連結し、該仕切部が前記収容凹部側へ折り返される前に、前記第3の折り曲げ縁部において前記仕切部側へ折り返された後、前記仕切部と一体的に前記収容凹部側へ折り返される保持仕切部をさらに含むことを特徴とする。この態様によれば、保持仕切部が仕切部と一体的に収容凹部側に折り返されて収容凹部上に載置されるので、側方からの外力に対して強い収容容器が実現される。
また、本考案の一態様では、前記保持仕切部は、前記第1の被収容物の端面形状に合わせて成形されていることを特徴とする。この態様によれば、収容容器内における第1の被収容物の揺動を抑制することができる。
また、本考案の一態様では、前記収容凹部と前記仕切部と前記蓋部と前記保持仕切部は、該収容容器が展開されている状態において、同一方向に凹んでいることを特徴とする。この態様によれば、収容凹部、蓋部、仕切部及び保持仕切部の凹み方向が同一であるため、収容容器の製造がより容易になる。
以下、本考案の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は本考案の一実施形態に係る収容容器の展開している状態、すなわち収容容器の組立て前の状態を示す斜視図であり、図2は本実施形態に係る収容容器の平面図であり、図3は図2のIII−III線断面図であり、図4は図2のIV−IV線断面図であり、図5は図2のV−V線断面図であり、図6は図2のVI−VI線断面図であり、図7は本実施形態に係る収容容器に被収容物を収容し、該収容容器を組立てた状態の断面図である。
本実施形態において、収容容器10は、図1及び図2、図7に示すように、アダプタやバッテリなどの複数の付属装置と、携帯用ゲーム装置や携帯用音楽再生装置、携帯電話などの製品本体とを積層して収容し、搬送用等の外箱に納められて外箱内にて製品本体等を保持しつつ、緩衝材として機能する容器である。収容容器10は、複数の付属装置を収容する収容凹部20と、該収容凹部20に連結され付属装置を収容した後には収容凹部20の上に載置され、製品本体を載せる台となる仕切部30と、同じく収容凹部20に連結され、仕切部30上に製品本体を載せた後、製品本体を上方から覆う蓋部40とを備えており、これらはパルプモールド材で一体的に成形されている。
収容凹部20は、図1乃至図3に示すように、収容容器10を展開している状態で、上面が開口した概略箱状の形状をなし、平面視で矩形の一角が四角く切除され、外方へ向かって開口する開口部22を有している。収容凹部20内は第1の付属装置50a(例えば、アダプタなど)を収容する第1収容室24と、第2の付属装置50b(例えば、バッテリなど)を収容する第2収容室25とに区画されている。
第1の収容室24は、緩衝材としての機能を有するように第1の付属装置50aの形状に合わせて成形されている(図7参照)。具体的には、第1の収容室24は、平面視において概略矩形の底壁24aと、該底壁24aの周縁から立設される側壁24bとによって囲まれている。底壁24aの長手方向の中央近傍には、側壁24bの一方側から他方側に亘って断面台形状に起立する起立部24gが成形されている(図3参照)。起立部24gは、底壁24aの最下面から起立する高起立部24g’と、高起立部24g’より高さの低い低起立部24g”と有し、段差を設けて成形されている。この起立部24gは、高起立部24g’において第1の付属装置50aを支持し、より効果的な緩衝機能を有すると共に、段差を設けて成形されることにより、平面状の底壁部分を少なくして、収容容器10の強度を増している。また、第1の付属装置50aの形状に合わせて、第1の収容室24の隅下部に多段に第1の収容室24内側に張り出す階段状凸部24eが成形されおり(図5参照)、この階段状凸部24eも収容容器10の緩衝機能及び強度を増している。
第1の収容室24の側壁24bにはその一部に上述した開口部22が設けられている。第1の収容室24には、上述したように、例えばアダプタなどの付属装置が収容されるようになっている。電源プラグを有するアダプタの様に、多くのタイプが存在する部品を備える付属装置を第1の収容室24に収容する場合には、該部品のみが開口部22から収容容器10の外側に配置されるようになっている。これにより、部品のタイプごとに収容容器10を成形する必要を無くすことができ、生産性において優れた収容容器10が実現されている。
第2の収容室25は、緩衝材としての機能を有するように第2の付属装置の形状に合わせて成形されている(図7参照)。具体的には、第2の収容室25は、収容凹部20の縁部20aから第2の収容室25の底壁25aに向けて左右両側から階段状に絞り込まれる形状を有し、底壁25aより高い位置に保持底壁25cを有している(図6参照)。第2の付属装置50bはこの保持底壁25cに載置され、第2の収容室25にて保持されている。
第2の収容室25には、底壁25aから側壁25dに沿って凸設される凸片部25fが成形さされている。また、第1の収容室24には、底壁24aから側壁24cに沿って凸設される凸片部24fが成形されている。この凸片部24f、25fは、収容容器10が複数重ねられた場合に、それらが強固に嵌合し合い、各収容容器10ごとに分離できなくなることを防止している。
収容凹部20の上方に向かって開く開口の縁部20aは、外方に広がるフランジ状に成形されている。収容容器10が組立てられて外箱内に収められると、該縁部20aが外箱の内面に当接されて、収容容器10が緩衝材としての機能を増すようになっている。
仕切部30は、概略板状をなし、その縁部30bにおいて収容凹部20に連結されている。具体的には、図1又は図2に示すように、収容凹部20の長手方向の縁部20b’には直線状の折り曲げ縁部20eが設けられており、仕切部30は該折り曲げ縁部20eを介して収容凹部20に連結されている。折り曲げ縁部20eは、仕切部30が収容凹部20側へ折り返しが可能となるように、僅かに下方に膨らむ断面半円弧状に成形されている(図5参照)。仕切部30には、仕切部30上において製品本体51を置く位置を案内するために、製品本体の下面の形状に合わせて、収容容器10を展開した状態で下方に膨らむガイド30aが成形されている(図1、図5、図7参照)。仕切部30は、折り曲げ縁部20eにおいて収容凹部20側(図1、図5、図6においてαの示す方向)に折り返されると、収容凹部20の縁部20a上に載置され、収容凹部20の上面の開口を閉鎖する。このとき、収容容器10を展開した状態では下方に膨らんでいたガイド30aが上方に膨らむようになり、このガイド30aに合わせて製品本体を仕切部30上に載置できるようになっている(図7参照)。
収容凹部20の長手方向の縁部20aのうち、仕切部30が連結される側とは反対側の縁部20b”にも直線状の折り曲げ縁部20fが設けられており、蓋部40は該折り曲げ縁部20fを介して収容凹部20に連結されている(図1又は図2参照)。蓋部40の収容凹部20側への折り返しが可能となるように、この折り曲げ縁部20fも断面半円弧状に成形されている(図5参照)。蓋部40は概ね製品本体の形状に合わせて成形されている。仕切部30が収容凹部20側に折り返された後に、蓋部40は折り曲げ縁部20fにおいて収容凹部20側(図1、図5、図6においてβの示す方向)へ折り返されると、その縁部40cを仕切部30の縁部30bに当接し、製品本体51を上方から覆うようになっている(図7参照)。
なお、蓋部40の縁部40cには、収容容器10を展開した状態で下方に向いて凸設される補強用リブ40dが複数成形されている(図1又は図4参照)。また、蓋部40の底壁40aには、側壁40bに沿って凸設される凸片部40e、40fが成形されている(図2参照)。この凸片部40e、40fも、収容凹部20の凸片部24f、25fと同様に、収容容器10が複数重ねられた場合に、それらが強固に嵌合し合い、各収容容器10ごとに分離できなくなることを防止している。
収容凹部20と蓋部40と仕切部30は、収容容器10を展開した状態において、いずれも各部の縁部から同一方向に凹むように成形されている。すなわち、上述したように、収容凹部20は付属装置の形状に合わせて下方に凹んでいる。蓋部40は、収容容器10が展開されている状態で、製品本体の形状に合わせて下方に凹むように成形され、その縁部40cには、下方に向いて凸設される補強リブ40dが成形されている。仕切部30には、収容容器10を展開している状態において、下方に凹んで製品本体50の載置位置を案内するガイド30aが成形されている。この収容凹部20及び蓋部40の凹みと、該蓋部40の補強リブ40gと、仕切部30のガイド30aは、それぞれの縁部20a、40c、30dから下方に向いて凹んでいる。収容容器10をこのように成形することにより、製造が容易になっている。
仕切部30の縁部30b及び蓋部40の縁部40cは、収容凹部20の縁部20aと同様に、外方に広がるフランジ状に成形されている。仕切部30の縁部30bと蓋部40の縁部40cと収容凹部20の縁部20aは、同一平面上に成形されている。このため、仕切部30が収容凹部20側へ折り返された後、蓋部40が収容凹部20側へ折り返されると、各縁部は間隙なく当接する。これにより、製品本体51及び付属装置50a、50bを収容した後の収容容器10の外観が良く、また収容容器10内におけるこれらの被収容物の支持がより確実なものとなっている。
図1及び図2に示すように、仕切部30の縁部30bと収容凹部20の長手方向の縁部20b’には、折り曲げ縁部20eを跨ぐ円状の孔20gが設けられている。また、蓋部40の縁部40cにおける、蓋部40を収容凹部20側へ折り返した際に孔20gに対向する位置には、半円状の切り欠き部40hが設けられている。この孔20gと切り欠き部40hの縁は、仕切部30及び蓋部40を収容凹部20側に折り返し、収容容器10を組立てると平面視半円形に凹んだ凹部となる。同様に、蓋部40の縁部cと収容凹部20の長手方向の縁部20b”にも、折り曲げ縁部20fを跨ぐ円状の孔20hが設けられており、この孔20hも仕切部30及び蓋部40を収容凹部20側に折り返し収容容器10を組立てると平面視半円形に凹んだ凹部となる。これらの凹部は、収容容器10を搬送用の外箱に収容する際や外箱から取り出す際に、梱包作業者あるいは消費者により指で挟持され、取り出し作業や梱包作業を容易にしている
仕切部30の縁部30bには、収容容器10を展開した状態で、下方に向かって凸設する平面円形の下側係合部30cが成形されている。一方、蓋部40の縁部40cにおける下側係合部30cに対向する位置には、収容容器10を展開した状態で、下方に向かって凸設する平面視正方形の上側係合部40gが成形されている。仕切部30が収容凹部20側へ折り返された後、蓋部40が収容凹部20側へ折り返されると、下側係合部30cが上側係合部40gに嵌入されて、蓋部40が仕切部30に固定され、収容容器10内における製品本体51の支持がより確実なものとなっている。なお、この下側係合部30cと上側係合部40gは、収容容器10を展開している状態において、各々下方に向かって凸設されており、収容容器10における各部の凹み方向は、収容容器10の縁部から同一方向に統一されている。すなわち、収容凹部20と、仕切部30と、該仕切部30に形成される下側係合部30cと、蓋部40と、該蓋部に形成される上側係合部40gは、収容容器10を展開している状態においては、各々の縁部から下方に凹んでいる。これにより、収容容器10の製造が容易になっている。
本実施形態に係る収容容器10によれば、製品本体51と付属装置50a、50bとを積層して収容するので、コンパクトな収容容器10が実現されている。また、付属装置50a、50bと製品本体51との間には仕切部30が設けられているので、搬送中にこれらの装置が収容容器10内で混在することを防止できている。
なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、以上説明した収容容器10では、蓋部40は収容凹部20を挟んで仕切部30と反対側の長手方向の縁部20b”に連結されていたが、蓋部40や仕切部30の位置はこれに限れない。図8に示す収容容器10aのように、蓋部40を収容凹部20の長手方向の縁部20b”に連結すると共に、仕切部30を収容凹部20の短手方向の縁部20cに連結するようにしてもよい。なお、同図においては、上述した収容容器10と同一箇所については同一番号を付し、収容容器の主要な構成のみを示している。また、この収容容器10aにおいても、収容容器10と同様に、収容容器20と、仕切部30と、蓋部40は、該収容容器10aを展開している状態において、いずれも各々の縁部から同一方向に凹んでいる。
また上記実施形態では、蓋部40の縁部40cに設けられる上側係合部40gは、収容容器10を展開している状態で下方に凸設しているが、上側係合部40gは凸設されるものに限られず、例えば、下側係合部30cと概ね同径の孔であってもよい。この場合、上側係合部40gに下側係合部30cが嵌入されて、蓋部40は仕切部30に固定される。
また、収容容器10に2つの仕切部を設けるようにして、側方からの外力に対しての強度を増すと共に、この2つの仕切部の間に薄型の付属品(例えば、薄型の装置や製品に関する説明書など)を収容するようにしてもよい。図9は、この形態に係る収容容器11を展開している状態の平面図であり、図10は図9のX−X線断面図である。これらの図において、上述した収容容器10と同一箇所については同一番号を付し、収容容器の主要な構成のみを示している。
図9に示すように、この形態に係る収容容器11では、以上説明した製品本体51の位置を案内するガイドが成形される仕切部30のほかに、付属装置50a、50bの上面形状に合わせて下方に凹むガイド31aが成形され、収容容器11内での付属装置50a、50bの揺動を抑制する保持仕切部31が設けられる。図10に示すように、収容容器11が展開されている状態において、この保持仕切部31のガイド31aは、収容容器11の各部の凹み方向と同一方向に凹んで成形されている。こうすることにより、収容容器11の製造がより容易になっている。
仕切部30は収容凹部20の長手方向の縁部20b’に連結され、保持仕切部31は、仕切部30における収容凹部20とは反対側の長手方向の縁部30b’に折り曲げ縁部30eを介して連結される。蓋部40は、収容凹部40における仕切部30とは反対側の縁部20”に連結される。
収容容器11は、各折り曲げ縁部において、保持仕切部31と、仕切部30と、蓋部40とを順次収容凹部20側へ折り返すことにより組立てられる。具体的には、仕切部30の上に上述した薄型の付属品を載置し、保持仕切部31を折り曲げ縁部30eにおいて仕切部30側に折り返す。そして、仕切部30と保持仕切部31と、これらの間に挟持された薄型の付属品とを一体的に収容凹部20側へ折り返す。このとき、仕切部30は、仕切部30のガイドが上方に膨らんだ状態で、保持仕切部31と薄型の付属品とともに収容凹部20上に載置されている。一方、保持仕切部31のガイド31aは、収容凹部20に収容されている付属装置50a、50b側に向かって凸設される状態となり、これらの揺動を抑制するようになる。そして、仕切部30の上に製品本体51を載置して、蓋部40を収容凹部20側へ折り返すと、製品本体51は蓋部40にて上方から覆われて収容容器11が組立てられる。なお、以上説明した収容容器11においては、保持仕切部31がガイド31aを有しているが、このガイド31aが成形されることなく板状であっても、側方からの外力に対して強度を増すことができ、また、仕切部30と保持仕切部31との間で薄型の装置等を保持することができる。
図11(a)乃至(c)は、保持仕切部31を有する収容容器の他の例の平面図である。図11(a)に示す収容容器11aでは、仕切部30は収容凹部31の長手方向の縁部20b’に連結され、保持仕切部31は仕切部30の短手方向の縁部30b”に連結される。蓋部40は、収容凹部20の短手方向の縁部20cであって、保持仕切部31が設けられている側と同じ側の縁部に連結される。また、図11(b)に示す収容容器11bでは、仕切部30は収容凹部20の長手方向の縁部20b’に連結され、保持仕切部31は仕切部30の短手方向の縁部30b”に連結されている。蓋部40は、収容凹部20の短手方向の縁部20cであって、保持仕切部31が設けられている側とは反対側の縁部に連結されている。図11(c)に示す収容容器11cにおいて、仕切部30は収容凹部20の長手方向の縁部20b’に連結され、保持仕切部31は仕切部30の長手方向の縁部30b’であって、収容凹部20が設けられている側とは反対側の縁部に連結されている。蓋部40は、収容凹部20の短手方向の縁部20cに連結されている。なお、以上説明した収容容器11a、11b、11cにおいても、これらの収容容器を展開している状態において、収容容器20と、仕切部30と、蓋部40と、保持仕切部31は、各々の縁部から同一方向に凹んでおり、これにより、収容容器の製造が容易になっている。
図11(a)乃至(c)に示される収容容器11a、11b、11cの組立ては、上述した図9に示した収容容器11の場合と同様に、まず保持仕切部31を仕切部30側に折り返し、次に保持仕切部31と仕切部30とを一体的に収容凹部20側に折り返し、最後に蓋部40を収容凹部20側に折り返して行われる。
以上説明した保持仕切部31を有する収容容器によれば、第1の被収容物と第2の被収容物の他に第3の被収容物を収容する場合であっても、これらを積層して収容することができ、コンパクトな収容容器が実現される。また、側方から受ける外力に対して強い収容容器が実現される。
なお、以上説明した収容容器はいずれも、該収容容器を展開している状態で、各部の凹み方向が全て下方であるように成形されていたが、例えば、仕切部30に成形されるガイド30aや、保持仕切部31に成形されるガイド31a、補強リブ40dなどにおいて、収容容器が部分的にその縁部から上方に膨らむようにしてもよい。
本考案の実施形態に係る収容容器の斜視図である。 上記収容容器の平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図2のV−V線断面図である。 図2のVI−VI線断面図である。 被収容物を収容した上記収容容器の断面図である。 本考案の他の実施形態に係る収容容器の平面図である。 本考案の他の実施形態に係る収容容器の平面図である。 図9のX−X線断面図である。 本考案の他の実施形態に係る収容容器の平面図である。
符号の説明
10 収容容器、20 収容凹部、22 開口部、23 仕切凸部、24 第1の収容室、25 第2の収容室、30 仕切部、31 保持仕切部、40 蓋部。

Claims (12)

  1. 上面が開口し、第1の被収容物の形状に合わせて成形された収容凹部と、
    前記収容凹部の前記開口の縁部の一部に設けられた第1の折り曲げ縁部を介して該収容凹部に連結され、前記第1の折り曲げ縁部において前記収容凹部側へ折り返されて、前記収容凹部の縁部上の少なくとも一部に載置されると同時に、第2の被収容物を載せる台となる仕切部と、
    前記第2の被収容物の形状に合わせて成形され、前記収容凹部の縁部の他の一部に設けられた第2の折り曲げ縁部を介して該収容凹部に連結され、前記第2の折り曲げ縁部において前記収容凹部側へ折り返されて、前記仕切部を上方から覆う蓋部と、
    を含むことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  2. 請求項1に記載の収容容器において、
    前記収容凹部と前記蓋部は、該蓋部が該収容凹部側へ折り返される前の状態において、各々の縁部から同一方向に凹んでいる、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  3. 請求項1又は2に記載の収容容器において、
    前記仕切部は、前記第2の被収容物の端面形状に合わせて成形されている、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  4. 請求項3に記載の収容容器において、
    前記収容凹部と前記蓋部と前記仕切部は、該収容容器が展開されている状態において、各々の縁部から同一方向に凹んでいる、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の収容容器において、
    前記収容凹部と前記仕切部と前記蓋部は、一体的に成形される、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の収容容器において、
    前記収容凹部の縁部は、外方に広がるフランジ状である、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の収容容器において、
    前記収容凹部の周縁部と前記仕切部の周縁部と前記蓋部の周縁部は、同一平面上に成形される、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の収容容器において、
    前記仕切部の縁部には、該仕切部が前記収容凹部側へ折り返された状態で、上方に突出する凸状の下側係合部を有し、
    前記蓋部の縁部には、該蓋部が前記収容凹部側へ折り返された状態で、前記仕切部の前記下側係合部に対向する位置に、該下側係合部と係合する上側係合部を有する、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  9. 請求項8に記載の収容容器において、
    前記上側係合部は、前記蓋部が前記収容凹部側へ折り返された状態で、上方に突出する凸状であり、
    前記収容凹部と、前記蓋部と、該蓋部の縁部に形成される前記上側係合部と、前記仕切部と、該仕切部の縁部に形成される前記下側係合部は、該収容容器が展開されている状態において、各々の縁部から同一方向に凹んでいる、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の収容容器において、
    前記仕切部の縁部に設けられる第3の折り曲げ縁部を介して該仕切部に連結し、該仕切部が前記収容凹部側へ折り返される前に、前記第3の折り曲げ縁部において前記仕切部側へ折り返された後、該仕切部と一体的に前記収容凹部側へ折り返される保持仕切部をさらに含む、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  11. 請求項10に記載の収容容器において、
    前記保持仕切部は、前記第1の被収容物の端面形状に合わせて成形されている、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
  12. 請求項11に記載の収容容器において、
    前記収容凹部と前記仕切部と前記蓋部と前記保持仕切部は、該収容容器が展開されている状態において、各々の縁部から同一方向に凹んでいる、
    ことを特徴とするパルプモールド製収容容器。
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