JP3112422U - 可撓性補強ホース - Google Patents

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Abstract

【課題】 外管の透明性を長期に亘り維持しながら耐久性を向上させる。
【解決手段】 外管3を塩化ビニル樹脂に代えて耐光性と機械強度に優れた無黄変型又は難黄変型のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂で形成することにより、外管3の内部に水の分子が入り込んで白濁せず、しかも耐光性が向上して黄変しなくなると共に外管3の耐磨耗性が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばシャワーホースとして浴室などのような高温多湿な場所で使用され、しかも少なくとも外表面が透明な可撓性補強ホースに関する。
詳しくは、軟質合成樹脂製の内管の外側に、少なくとも表面が金属色に光る帯状材を有する硬質又は半硬質合成樹脂製の補強体を螺旋状に巻着し、この補強体の外側に透明な軟質合成樹脂製の外管を被着して、上記帯状材の金属色を外から透視可能にした可撓性補強ホースに関する。
従来、この種の可撓性補強ホースとして、内管及び外管が塩化ビニル樹脂で形成され、これらの間に所定ピッチで螺旋状に配置される補強体をポリプロピレンなどで形成すると共に、その外側面上に金属箔帯を積層するか、又は該補強体の内部に埋設し、その外表面を、上記内管及び外管との接着性が良好な塩化ビニル樹脂などからなる被膜で被覆することにより、補強体の内外面と内管及び外管との接着強度を高めながら、上記金属箔帯の金属色がホースの外から透視できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実公平3−34539号公報(第2頁、第3図)
しかし乍ら、このような従来の可撓性補強ホースでは、外管の成形材料が塩化ビニル樹脂であるため、特にホースが湯などの水分に触れると、塩化ビニル樹脂に添加された可塑剤により水の分子が外管の塩化ビニル樹脂中に入り込んで白く濁り、外管全体の透明性を失って商品価値が著しく低下するという問題があった。
しかも、外管の塩化ビニル樹脂は、耐光性に劣るため、紫外線に晒されると、黄色に変色(黄変)して透明性が低下するばかりでなく、商品価値も著しく低下すると共に、引張り強度、伸び、弾性、耐摩耗性などの物理的強度が低いため、特に耐磨耗性が要求されるシャワーホースなどに用いる場合には、摩耗し易くて耐久性に劣るという問題があった。
本考案のうち請求項1記載の考案は、外管の透明性を長期に亘り維持しながら耐久性を向上させることを目的としたものである。
請求項2記載の考案は、請求項1に記載の考案の目的に加えて、外観に最も影響する外管と補強体を簡素な構造で確実に接着固定することを目的としたものである。
請求項3記載の考案は、請求項1または2に記載の考案の目的に加えて、製造工程を簡素化して製造コストの低減を図ることを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本考案のうち請求項1記載の考案は、外管を無黄変型又は難黄変型のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂で形成したことを特徴とするものである。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の構成に、前記補強体の少なくとも外管側に、該外管と同材質のポリウレタン系接着剤からなる透明な接着層を積層した構成を加えたことを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項1または2記載の考案の構成に、前記補強体の外表面全体に、該外管と同材質のポリウレタン系接着剤からなる透明な接着層を被覆形成した構成を加えたことを特徴とする。
本考案のうち請求項1記載の考案は、外管を耐光性と機械強度に優れた無黄変型又は難黄変型のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂で形成することにより、外管の内部に水の分子が入り込んで白濁せず、しかも耐光性が向上して黄変しなくなると共に外管の耐磨耗性が向上する。
従って、外管の透明性を長期に亘り維持しながら耐久性を向上させることができる。
その結果、外管の成形材料が塩化ビニル樹脂である従来のものに比べ、長期に亘って商品価値を高く維持でき、特に浴室のタイルに擦れたりシャワーヘッドをハンガーに懸ける時にハンガーに擦れ易くて耐磨耗性が要求されるシャワーホースに最適である。
請求項2の考案は、請求項1の考案の効果に加えて、補強体の少なくとも外管側にポリウレタン系接着剤からなる透明な接着層を積層することにより、補強体の外管側と外管とがポリウレタン系接着剤にて接着され、両者の接着強度が高くなる。
従って、外観に最も影響する外管と補強体を簡素な構造で確実に接着固定することができる。
その結果、ホースの剥離を防止して可撓性補強ホースの耐久性を高めることができる。
請求項3の考案は、請求項1または2の考案の効果に加えて、補強体の外表面全体にポリウレタン系接着剤からなる透明な接着層を、浸漬ディップ処理などで被覆形成することにより、接着層が簡単な作業で均一に被覆形成される。
従って、製造工程を簡素化して製造コストの低減を図ることができる。
本考案の可撓性補強ホースHは、図1〜図2に示す如く、内管1と、その外側に螺旋状に巻着された補強体2と、この補強体2の外側に被着された透明な外管3とからなり、上記補強体2に少なくとも表面が金属色に光る帯状材2aを配設して、この帯状材2aが透明な外管3を通して外部から透視できるようにすると共に、該外管3を特定なウレタン系樹脂で形成することにより、耐光性と機械強度を向上させている。
上記内管1は、例えば塩化ビニル樹脂やそれと同種の軟質合成樹脂で円筒状に形成され、後述する帯状材2aの金属色が目立つようにするには、不透明な有色にすることが好ましい。
上記補強体2は、その表面が金属色に光る帯状材2aと、その径方向内側に積層されるか又は帯状材2aの周囲を囲むように成形される補強本体2bと、この補強本体2bの周囲に被覆形成される被膜2cとからなる。
上記帯状材2aは、例えばアルミニウム箔やステンレス箔などの金属箔帯か、或いはそれに類似する少なくとも表面が金属色に光る材料でフィルム状又は薄板状に形成される。
更に、上記補強本体2bは、例えばポリプロピレンやそれと同種の硬質又は半硬質合成樹脂で断面略矩形状に形成され、ホース全体の潰れや部分的な凹みを防止している。
また、上記被膜2cは、上記補強本体2bが前記内管1及び後述する外管3と非接触性の材質である場合にこれら両者を連結させるために、これら内管1及び外管3の材質と接着性が良好な合成樹脂材として、内管1と同じ例えば塩化ビニル樹脂やそれと同種の透明な軟質合成樹脂を、上記補強本体2bの周囲に被覆形成し、この被膜2cと内管1の外周面を接着させることで一体的に連結している。
それにより、これら補強本体2bと被膜2cが接着されないため、ホースの屈曲に伴い補強本体2bが位置ズレして可撓性が向上する。
尚、上記補強本体2bが内管1及び外管3と接触性の材質である場合は、該被膜2cを省いても構わない。
そして、前記外管3は、耐光性に優れてしかも塩化ビニル樹脂より機械強度に優れた無黄変型のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(ミラクトランXN−2001:日本ポリウレタン工業社製など)又は難黄変型のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂で円筒状に形成される。
それにより、外管3の成形材料が塩化ビニル樹脂でないから、特にホースが湯などの水分に触れても該外管3の内部に水の分子が入り込んで白濁せず、外管全体の透明性を維持できると共に、耐光性が向上するから、紫外線に晒されても黄変しなくなり、更に外管3の耐磨耗性も向上する。
その結果、外管3の透明性を長期に亘り維持しながら耐久性を向上できる。
更に、前記外管3の内周面3aと対向する上記補強体2の少なくとも外管側には、該外管3と同材質のポリウレタン系接着剤からなる透明な接着層4を積層して、これら両者の接着強度を高めている。
それにより、外観に最も影響する外管3と補強体2を簡素な構造で確実に接着固定できる。
以下、本考案の各実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1に示す如く、前記帯状材2aが例えばアルミニウム箔などからなる金属箔帯であり、この金属箔帯2aを補強本体2bの表面側に載せて、その周囲に被膜2cを被覆形成することにより、これらを補強体2として一体化し、この補強体2の外表面全体である被膜2cの外表面全周にポリウレタン系接着剤からなる透明な接着層4を被覆形成して外管3の内周面3aと接着された場合を示すものである。
このような接着層4の製造方法としては、予め成形された補強体2を浸漬ディップ処理すれば、該接着層4が簡単な作業で均一に被覆形成される。
それにより、図1に示す実施例1は、製造工程を簡素化して製造コストの低減が図れるという利点がある。
更に必要に応じて図示例の如く、内管1の外周面に沿って、ホース軸方向へ延びる複数本の補強糸5を周方向へ等間隔毎に配置することにより、ホース全体の軸方向への伸長と周方向への捻れを防止するようにすることも可能である。
また、前記補強体2の間に区画形成される螺旋状空隙S内に、例えばモノフィラメント(monofilament:単繊維)などからなる螺旋状の硬質な補強線材6を移動自在に配設することにより、内管1を通る流体圧力の上昇に伴い該内管1の一部が上記螺旋状空隙Sへ向け膨張変形するのを補強線材6が防止するようにして、可撓性を維持しながら耐圧性能を向上させるようにすることも可能である。
この実施例2は、図2に示す如く、前記補強本体2bの内部にアルミニウム箔などからなる帯状材2aを埋設して、この帯状材2aの金属色が透明な補強本体2b及び接着層4と外管3を通して外部から透視できるようにした構成が、前記図1に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1に示した実施例1と同じものである。
それにより、図2に示す実施例2は、上述した実施例1と同じ作用効果が得られる。
尚、前示実施例では、補強体2の外表面全体である被膜2cの外表面全周にポリウレタン系接着剤からなる透明な接着層4を被覆形成したが、これに限定されず、外管3の内周面3aと対向する補強体2の外管側に接着層4を積層して、内管1の外周面と対向する補強体2の少なくとも内管側は、被膜2cを露出させて一体的に連結させても良い。
本考案の可撓性補強ホースの実施例1を示す一部切欠正面図であり、要部を部分拡大して示している。 本考案の可撓性補強ホースの実施例2を示す一部切欠正面図であり、要部を部分拡大して示している。
符号の説明
H 可撓性補強ホース S 螺旋状空隙
1 内管 2 補強体
2a 帯状材 2b 補強本体
2c 被膜 3 外管
3a 内周面 4 接着層
5 補強糸 6 補強線材

Claims (3)

  1. 内管(1)の外側に、少なくとも表面が金属色に光る帯状材(2a)を有する補強体(2)を螺旋状に巻着し、この補強体(2)の外側に透明な外管(3)を被着して、上記帯状材(2a)の金属色を外から透視可能にした可撓性補強ホースにおいて、
    前記外管(3)を無黄変型又は難黄変型のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂で形成したことを特徴とする可撓性補強ホース。
  2. 前記補強体(2)の少なくとも外管側に、該外管(3)と同材質のポリウレタン系接着剤からなる透明な接着層(4)を積層した請求項1記載の可撓性補強ホース。
  3. 前記補強体(2)の外表面全体に、該外管(3)と同材質のポリウレタン系接着剤からなる透明な接着層(4)を被覆形成した請求項1または2記載の可撓性補強ホース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015045379A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 タイガースポリマー株式会社 可撓性ホース及び可撓性ホース用熱可塑性樹脂組成物

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