JP3111893U - 電気コネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】良好な信号を伝送し、且つ挿入体が絶縁本体から脱け出すことを防止できる薄い電気コネクタを提供する。
【解決手段】回路基板を収容する収容スペースと、複数の槽を有する絶縁本体と、絶縁本体の槽に固定され、接触部を含む複数の導電端子と、端子の接触部に接触する基板を有する挿入体と、を備える。前記絶縁本体と挿入体には、交差するように配列される第１、第２導入槽と、該第１、第２導入槽に係合する第１、第２導入塊を有する導入装置が設けられる。
【選択図】図１

Description

本考案は電気コネクタに関し、特に回路基板に電気的に接続される電気コネクタに関する。

電子工業における回路基板は、コンピュータ、携帯電話、ファックスなどの電子装置に用いる。前記回路基板は、電気コネクタによって、母回路基板に接続されるために、該電気コネクタに挿入される挿入力が小さいならば、良好な効果が得られる。回路基板が挿入される電気コネクタは、通常、回路基板が収容される絶縁本体と、該絶縁本体に挿入される複数の導電端子と、該回路基板と導電端子を電気接続する操作体と、を備える。

一種の電気コネクタは、絶縁本体と、該絶縁本体に収容される複数の導電端子と、該絶縁本体に移動可能な挿入体と、を備える。前記絶縁本体には、回路基板と、挿入体が部分的に収容される収容槽が開設される。挿入体には、一対のアーム部が設けられる。回路基板が挿入される挿入力が小さいために、前記収容槽は、大きいことが必要である。前記絶縁本体の両側には、アーム部を収容するＵ形の框体が設けられる。前記框体は、対向するように設置される一対の導入壁と、該導入壁の間に設置される導入槽と、を有する。そのようなスイッチの構造は特許文献１に記載されている。

ところが、電子元体が、小型化に発展している。電子元体に用いる回路基板は、高さを低めることが必要である。電気コネクタの挿入体が折れないために、挿入体のアーム部の厚さが減少できない。そして、導入壁の厚さを減少することが必要である。それから、導入壁が弱すぎたら、該電気コネクタを破損し易い。

従って、本考案は前記の欠点を克服するために一種の新たな電気コネクタを設計する。
米国特許文献第５、８１６、８４５号明細書

本考案の目的は、このような従来の問題点を解決した電気コネクタを提供することである。すなわち、従来の技術と違って、良好な信号を伝送し、且つ挿入体が絶縁本体から脱け出すことを防止できる薄い電気コネクタが得られるようにする。

本考案は回路基板に電気接続される電気コネクタに関し、電気コネクタは、回路基板を収容する収容スペースと、複数の槽を有する絶縁本体と、絶縁本体の槽道に固定され、接触部を含む複数の導電端子と、端子の接触部に接触する基板を有する挿入体と、を備える。前記絶縁本体と挿入体には、交差するように配列される第１、第２導入槽と、該第１、第２導入槽に係合する第１、第２導入塊を有する導入装置が設けられる。

従来の技術に比べると、本考案は以下の長所がある。前記絶縁本体と挿入体には、交差するように配列される第１、第２導入槽と、該第１、第２導入槽に係合する第１、第２導入塊を有する導入装置が設けられることによって、前記絶縁本体が挿入体に緊密に係合される。そして、挿入体が、絶縁本体に対して、運動して、導電端子の接触部を破損することを防止できる。又、挿入体が、絶縁本体から脱け出すことを防止できる。

図１及び図２に示すように、本考案の電気コネクタ１００は、絶縁本体１と、該絶縁本体１に挿入される複数の導電端子２と、該絶縁本体１に保持される一対の保持体３と、絶縁本体１に移動可能な挿入体４と、を備える。

絶縁本体１は、第１側面１４を有する矩形の基部１１と、該基部１１から同じ方向に延伸し、第１導入面１２５を含む舌板１２と、該舌板１２の両側に設置される一対のアーム部１３と、を備える。該絶縁本体１には、導電端子２を収容する収容槽１４２と、舌板１２に開設され、アーム部１３と平行に延伸する複数のスロット１２４と、を含む。基部１１の後側面１１１には、舌板１２と垂直に配列される凹槽１４１が開設される。該収容槽１４２と、スロット１２４と、凹槽１４１とが互いに貫通され、通槽１４が形成される。該基部１１の後側面１１１に対向する側面には、基部１１を貫通する通孔１１２が開設される。舌板１２には、基部１１と一対になる阻止塊１２２が設けられる。舌板１２の上部には、阻止塊１２２とアーム部１３によって、収容スペース（標号が示せず）が開設される。アーム部１３の外側には、第３導入面１３１が設置される。アーム部１３の前端には、係合部１３３が設けられる。アーム部１３の内側には、第１導入塊１３５と、第２導入塊１２３と、両者の間に開設されるカード槽１３２と、を配列する。前記アーム部１３と舌板１２の間には、空隙を有する。

図２において、導電端子２は、片状部２１と、該片状部２１から伸びる弾力アーム２２と、を有する。片状部２１の下端には、第１半田面２３１を含む半田脚２３と係合塊２１１が設けられる。片状部２１の上端には、凸塊２４が突出する。弾力アーム２２の前端には、接触部２２１が設けられる。

保持体３は、第２半田面３１１が設けられる弓状の保持部３１と、該保持部３１から延設し、鉤部３２１が設けられるピン３２と、を有する。該第１、第２半田面２３１、３１１によって、組合面が形成される。

ほぼＴ状の挿入体４は、第２導入面４１１を含む基板４１と、該基板４１から上向きに伸びる一対の延伸部４２と、突出部４３と、を有する。延伸部４２の内側には、収容槽４４が開設される。各延伸部４２の外側には、端部に設置される作動塊４２３と、該作動部４２３に隣接する突出部４２４が設けられる。且つ、作動塊４２３と、突出部４２４と、延伸部４２が、同じ高さを有する。作動塊４２３と、突出部４２４の底部には、第１導入槽４２１が開設される。各延伸部４２の内側には、突出部４３と垂直に配列される第２導入槽４２２が開設される。

ところが、前記第１、第２導入槽４２１、４２２と、作動塊４２３と、突出部４２４とが、絶縁本体１に設置されることができる。同時に、第１、第２導入塊１３１、１２３と、阻止塊１２２が、挿入体４に設けられることができる。

図５、図６において、電気コネクタ１００が取り付けられる時、まず、導電端子２を、絶縁本体１に組み合わせる。片状部２１は、係合塊２１１が、収容槽１４２に係合されることによって、収容槽１４２に固着される。凸塊２４が、基部１１の凹槽１４１に挿入される。弾力アーム２２は、舌板１２のスロット１２４に収容される。そして、接触部２２１が、回路基板５０に接触し易い。

前記ピン３２が、基部１１の通孔１１２に挿入し、鉤部３２１によって、固着される。絶縁本体１は、前記組合面によって、母回路基板（示せず）に半田付けされる。

図３、図５において、挿入体４が、絶縁本体１に取り付けられる始めの状態である。作動塊４２３が、絶縁本体1の係合部１３３を引き越え、対応するカード槽１３２に収容される。アーム部１３の第１導入塊１３５が、第１導入槽４２１に係合する。係合部１３３は、作動塊４２３と突出部４２４の間に位置する。舌板１２の第２導入塊１２３の前端が、第２導入槽４２２に位置する。又、舌板１２の第１導入面１２５が、基板４１の第２導入面４１１に対向するように設置されることによって、導入槽は形成される。回路基板５０が、絶縁本体１の収容スペースに挿入され易い。

図４、図６において、挿入体４が、絶縁本体１に取り付けられる最終の状態である。回路基板５０は、絶縁本体１の収容スペースに挿入され、阻止塊１２２に阻止される。次に、挿入体４が、絶縁本体１向きに移動し、作動塊４２３が、カード槽１３２に移動し、カード槽１３２の末端に固定される。回路基板５０は、挿入体４が絶縁本体１に取り付けられるのに従って、基板４１によって、上向きに移動し、導電端子２の接触部２２１に接触する。そして、該基板４１と、回路基板５０は、絶縁本体１の収容スペースに収容される。

挿入体４が、絶縁本体１に取り付けられる過程で、挿入体４の作動塊４２３の下表面は、絶縁本体1の第１導入塊１３５の上表面に保持され、挿入体４が下向きに移動することを防止する。舌板１２の第２導入塊１２３の下表面が、挿入体４の第２導入槽４２２の上表面に保持され、挿入体４が上向きに移動することを防止する。そして、挿入体４が、回復するように上向きに或いは下向きに移動したら、導電端子２の接触部２２１が破損することを防止できる。又、第１、第２導入塊１３５、１２３が、第１、第２導入槽４２１、４２２に係合することによって、電気コネクタ１００の高さを低める。

総じて、本考案の多数の特徴及び長所など、その構造及び機能が共に前述の記載により掲げられている。また前記の説明は、本考案に基づきなしうる細部の修正或は変更など、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。

本考案は電気コネクタに関し、特に、良好な信号を伝送し、且つ挿入体が絶縁本体から脱け出すことを防止できる薄い電気コネクタに関する。

本考案の電気コネクタの立体分解図である。 本考案の電気コネクタの他の立体分解図である。 本考案の電気コネクタが取り付けられる始めの状態の立体組合図である。 本考案の電気コネクタが取り付けられる最終の状態の立体組合図である。 本考案の電気コネクタの図３のＡ−Ａの方向に沿った断面図である。 本考案の電気コネクタの図４のＢ−Ｂの方向に沿った断面図である。

符号の説明

１ 絶縁本体
２ 導電端子
３ 保持体
４ 挿入体
１１ 基部
１２ 舌板
１３ アーム部
１４ 通槽
２１ 片状部
２２ 弾力アーム
２３ 半田脚
２４ 凸塊
３１ 保持部
３２ ピン
４１ 基板
４２ 延伸部
４３ 突出部
４４ 収容槽
４６ 底面
５０ 回路基板
１１１ 後側面
１１２ 通孔
１２２ 阻止塊
１２３ 第２導入塊
１２４ スロット
１２５ 第１導入面
１３１ 第３導入面
１３２ カード槽
１３３ 係合部
１３５ 第１導入塊
１４１ 凹槽
１４２ 収容槽
２１１ 係合塊
２２１ 接触部
２３１ 第１半田面
３１１ 第２半田面
３２１ 鉤部
４１１ 第２導入面
４２１ 第１導入槽
４２２ 第２導入槽
４２３ 作動塊
４２４ 突出部

Claims (10)

1. 回路基板に電気接続される電気コネクタにおいて、該電気コネクタは、
   回路基板を収容する収容スペースと、複数の槽を有する絶縁本体と、
   絶縁本体の槽に固定され、接触部を含む複数の導電端子と、
   端子の接触部に接触する基板を有する挿入体と、を備え、
   前記絶縁本体と挿入体には、交差するように配列される第１、第２導入槽と、該第１、第２導入槽に係合する第１、第２導入塊と、を有する導入装置が設けられることを特徴とする電気コネクタ。
2. 前記電気コネクタは、絶縁本体の少なくとも一側に配列され、半田部が設けられる保持部を有し、端子には、半田面を含む半田脚が設けられ、該半田部と半田脚の半田面によって、組合面が形成されることを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタ。
3. 前記挿入体は、前記組合面と同じ平面になる底面を有することを特徴とする請求項２に記載の電気コネクタ。
4. 前記絶縁本体は、第１導入面を有し、挿入体は、第２導入面を含み、該第１、第２導入面から、回路基板が導入される導入槽が形成されることを特徴とする請求項１に記載の電気コネクタ。
5. 前記第１、第２導入塊が、絶縁本体に設置される特徴とする請求項１に記載の電気コネクタ。
6. 前記絶縁本体は、舌板と、舌板の両側に設置される一対のアーム部とが設けられ、前記挿入体には、前記舌板とアーム部の間に位置する一対の延伸部が設けられることを特徴とする請求項５に記載の電気コネクタ。
7. 前記第１導入塊が、絶縁本体のアーム部に設けられ、第１導入槽は、該第１導入塊と係合し、延伸部に開設され、該延伸部の底面を貫通することを特徴とする請求項６に記載の電気コネクタ。
8. 前記第２導入塊が、舌板に設けられ、前記第２導入槽が、第２導入塊に係合することを特徴とする請求項７に記載の電気コネクタ。
9. 前記電気コネクタは、係合部と、該係合部に係合する作動塊と、突出部と、を有する係合装置が設けられることを特徴とする請求項８に記載の電気コネクタ。
10. 前記係合部は、絶縁本体のアーム部に設けられ、作動塊と突出部が、挿入体の延伸部に設置されることを特徴とする請求項９に記載の電気コネクタ。
    

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