JP3111727U - 記録媒体用ディスク収納ケース及びラベルクリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 薄型化した記録媒体用ディスクの収納ケース背面部に付すラベルの添着及び着脱・交換を容易にすることである。
【解決手段】 記録媒体用ディスクの収納ケース背面部を構成するケース蓋体側壁をラベルと共に透明な合成樹脂製のクリップで挟み込み、収納ケース背面部にラベルを添着、保持する。あるいは、合成樹脂又は金属で形成したクリップそのものに視認可能な識別標識を付して、記録媒体用ディスクの収納ケース蓋体側壁に装着し、ラベルとして使用する。特に、クリップそのものに視認可能な識別標識を付す場合には、予め文字等を付した複数のクリップを組み合わせて同時に収納ケース背面部に装着することによってラベル作成の労力をも軽減し得る。
【選択図】図11
【解決手段】 記録媒体用ディスクの収納ケース背面部を構成するケース蓋体側壁をラベルと共に透明な合成樹脂製のクリップで挟み込み、収納ケース背面部にラベルを添着、保持する。あるいは、合成樹脂又は金属で形成したクリップそのものに視認可能な識別標識を付して、記録媒体用ディスクの収納ケース蓋体側壁に装着し、ラベルとして使用する。特に、クリップそのものに視認可能な識別標識を付す場合には、予め文字等を付した複数のクリップを組み合わせて同時に収納ケース背面部に装着することによってラベル作成の労力をも軽減し得る。
【選択図】図11
Description
本考案は、記録媒体用ディスクを収納するための収納ケースに用いる、ラベルを保持するクリップ、又はラベルとして用いるクリップに関する。
CD、DVDなどの記録媒体用ディスクは、一枚ずつ記録媒体用ディスク収納ケース(以下単に「収納ケース」という。)に収められた状態で販売されている場合が多いため、ディスクを収納ケースに収めた状態で整理、保管及び管理が行われている。そして、記録媒体用ディスクを整理、保管及び管理する手段として、個々のディスクを識別するためのラベル及びディスクに記録した内容を表示するためのインデックスが用いられる。これらのラベル又はインデックスは一般的に、ディスク本体に貼着する、ディスク本体に印刷する、ディスク収納ケース内に挟み込み保持する、収納ケースに貼着する、といった方法で用いられる。
しかし、そうしたCD、DVDなどの収納ケースは一般に扁平な直方体形状であるため、収納ケースを厚さ方向に重ねて保管するのが通常であり、そのように収納ケースを厚さ方向に重ねて保管する場合には、その中から収納ケースを抜き出さなければディスク本体に貼着又は印刷したラベルや収納ケースに挟み込んだインデックス、収納ケースの蓋体盤面又は収納ケース本体盤面に貼着したインデックスを見ることはできない。そのため、収納ケース背面部に貼着したラベルによって記録媒体用ディスクを識別・特定する必要がある。そこで、収納ケース背面部に貼着されるラベルは、記録媒体用ディスクの整理、保管及び管理において重要な役割を果たすものである。
従来のCD、DVD等の収納ケースは、透明な外装ケース底部と、外装ケース底部に装着するディスク保持部と、透明な外装ケース蓋体とで構成されるのが一般的であったため、透明な外装ケース底部とディスク保持部の間に背面部ラベルと一体となったインデックスを挟みこむことが可能であった。また、収納ケースの厚さも10mm程度を有するのが通常であったため、収納ケースの背面部にラベルを貼着するにもさしたる不便はなかった。
しかし、収納ケースは薄型化してきており、その厚さが5mm以下となってきている。そのように薄型化した収納ケースの背面部に細長いラベルを貼着する場合には、ラベルを所定の位置に貼着し難いという欠点が生じている。
また、薄型化した収納ケースは、従来は別々の部品として構成していたディスク保持部と外装ケース底面を一体形成して収納ケース本体とし、これと収納ケース本体に軸支され回動開閉が可能な透明の収納ケース蓋体としたものにより構成されるものが用いられようになってきたため、収納ケースの背面部ラベルを外装ケースとディスク保持部との間に挟みこみ、保持することができないものとなっている。
さらに、CD、DVDなどの記録媒体用ディスクは書き換え可能なものが多く用いられるようになったことに伴い、ラベルやインデックスを貼着した後にディスクに記録した情報を書き換えた場合にはラベルやインデックスを交換する必要が生じるが、粘着材又は接着剤を用いて貼着した場合には張り替えが面倒である。
また、薄型化した収納ケースは、従来は別々の部品として構成していたディスク保持部と外装ケース底面を一体形成して収納ケース本体とし、これと収納ケース本体に軸支され回動開閉が可能な透明の収納ケース蓋体としたものにより構成されるものが用いられようになってきたため、収納ケースの背面部ラベルを外装ケースとディスク保持部との間に挟みこみ、保持することができないものとなっている。
さらに、CD、DVDなどの記録媒体用ディスクは書き換え可能なものが多く用いられるようになったことに伴い、ラベルやインデックスを貼着した後にディスクに記録した情報を書き換えた場合にはラベルやインデックスを交換する必要が生じるが、粘着材又は接着剤を用いて貼着した場合には張り替えが面倒である。
これらの改善策として、収納ケース蓋体盤面と収納ケース蓋体側壁とのなす角度を特定の角度に設定した構造とし、ケースの厚さに相対してケース背面部の側壁の幅を大きく形成した収納ケースを用いて、収納ケース背面部を構成する収納ケース蓋体側壁相当部分の幅を広くすることで、より大きなラベルを適用できるようにしたものがある(特許文献1)。しかし、見る角度によってラベルの視認性が異なり、また、収納ケースの形状が特殊な形状となるため、従来形状の収納ケースと一緒に保管するには不便である。
また、不織布と透明なフィルム体を重ねて袋状としたものにディスクを収納し、この袋の周縁にインデックスラベルを接着して記録媒体ディスク収納袋セットとしたものがある(特許文献2)。一定枚数の記録媒体ディスクをまとめて保管するには便利・安価であっても、一枚ごとに利用、携帯、保管する場合に不便である。
さらに、記録媒体用ディスクは収納ケースに収納した状態で販売されることが通常であるが、これらの改善形状の収納ケースや収納袋を用いようとした場合には、一般に市販され広く普及している既存の収納ケースを有効に活用することができない。
特開2001−106281号公報
特開2002−104566号公報
また、不織布と透明なフィルム体を重ねて袋状としたものにディスクを収納し、この袋の周縁にインデックスラベルを接着して記録媒体ディスク収納袋セットとしたものがある(特許文献2)。一定枚数の記録媒体ディスクをまとめて保管するには便利・安価であっても、一枚ごとに利用、携帯、保管する場合に不便である。
さらに、記録媒体用ディスクは収納ケースに収納した状態で販売されることが通常であるが、これらの改善形状の収納ケースや収納袋を用いようとした場合には、一般に市販され広く普及している既存の収納ケースを有効に活用することができない。
解決しようとする問題点は、収納ケース背面部に付すラベルを粘着材又は接着剤を使用せずに容易に添着させられるようにすることであり、また、ディスクに記録した情報を書き換えた場合に収納ケース背面部に付したラベルの交換を容易にすることである。
特に、記録媒体用ディスクの使用者が既に保有している一般的な形状の収納ケースにも適用できるようにすることが望ましい。
本考案は、収納ケース背面部に付すラベルの添着及び交換を容易にするため、透明な合成樹脂製のクリップでラベルを保持し、又は、金属製若しくは合成樹脂製のクリップそのものに文字、数字若しくは記号その他の視認可能な標識又は色彩若しくは色彩と前記標識との結合(以下単に「文字等」という。)を付してこれをラベルとして使用することを可能にすることを最も主要な特徴とする。
記録媒体用ディスクを収納するための収納ケースに用いる、本考案に係るラベルを保持するクリップ又はラベルとして用いるクリップは、収納ケース背面部を構成する蓋体側壁を挟み込むことによって収納ケースに装着させるものであるため、粘着材若しくは接着剤を使用せずにラベルを容易に収納ケースに添着・保持することができ、又はクリップ自体をラベルとして容易に収納ケースに装着して使用できるものである。そこで、収納ケース背面部の細長い矩形部分にも容易にラベルを付すことができ、また、ラベルの交換も容易になるという利点がある。
以下、本考案の実施の形態を図2〜図7に基づいて説明する。
図2、図3は、記録媒体用ディスク収納ケースに適用する、本考案に係るラベルクリップ(以下単に「クリップ」という。)の正面図及び底面図であり、図4、図5は、以下の記述で用いる本考案クリップの形状に関する寸法符号を示す図である。
図6は、本考案クリップを収納ケース(2、3)に適用・装着した図であり、収納ケースを開いた状態を示す。ディスク保持部を有する収納ケース本体(3)に軸支され回動開閉が可能な収納ケース蓋体(2)の側壁(2a)に本考案に係るクリップ(1)が装着されている。
図7は、図6のA−A線の断面拡大図である。4はクリップと収納ケース蓋体側壁との間に挟みこむラベルである。
図7は、図6のA−A線の断面拡大図である。4はクリップと収納ケース蓋体側壁との間に挟みこむラベルである。
本考案は、透明の合成樹脂により形成されたクリップ(1)を用いることにより、収納ケースの背面部にラベルを保持するものである。
具体的には、長方形平板に形成された表示面部(1a)と、長方形平板に形成された背面部(1c及び1d)と、前記表示面部と前記背面部の接続部を構成する側面部(以下単に「クリップ側面部」という。)(1b)とからなり、表示面部と背面部の間にラベル(4)及び収納ケース背面部を構成する収納ケース蓋体側壁(2a)を挟み込むクリップ(1)を用いてラベルを収納ケース背面部に装着・保持する。
クリップは透明であるから、クリップによって挟み込み、保持したラベルに付された文字等を読むことが可能である。
クリップは透明であるから、クリップによって挟み込み、保持したラベルに付された文字等を読むことが可能である。
後述の実施例に示すように、クリップに直接に文字等を付することにより、別途にラベルを挟み込み保持することなく収納ケースに装着し、クリップそのものをラベルとして利用することも可能である。この場合には、クリップは透明素材によって形成されたものである必要はなく、不透明な合成樹脂又は金属によって形成されたものでもよい。
一般に市販され市場に流通している収納ケースでは、収納ケース蓋体(2)はディスク保持部を有する収納ケース本体(3)に軸支され回動開閉が可能となっている。
しかし、収納ケース蓋体(2)の側壁(2a)及びラベル(4)を挟み込んで本考案に係るクリップ(1)が装着されるので、この結果、収納ケース本体(3)のディスク保持部を有する収納ケース本体盤面(3b)の側壁(3a)の外端部(3d)と、クリップ(1)の表示面部分(1a)と側面部分(1b)の中間部の外側壁部(1e)との間に十分な間隙を確保できなくなれば、収納ケース蓋体(2)は回動開閉が不可能となる。
しかし、収納ケース蓋体(2)の側壁(2a)及びラベル(4)を挟み込んで本考案に係るクリップ(1)が装着されるので、この結果、収納ケース本体(3)のディスク保持部を有する収納ケース本体盤面(3b)の側壁(3a)の外端部(3d)と、クリップ(1)の表示面部分(1a)と側面部分(1b)の中間部の外側壁部(1e)との間に十分な間隙を確保できなくなれば、収納ケース蓋体(2)は回動開閉が不可能となる。
ここで、クリップ(1)の外側壁部(1e)は、収納ケース蓋体(2)の盤面(2b)及び収納ケース蓋体側壁(2a)に垂直な側壁に形成された円孔(2c)と、これに嵌め込まれる収納ケース本体(3)に形成された円柱状突起(3c)とによって軸支されているので、収納ケース蓋体は、前記の円孔(2c)並びに円柱状突起(3c)の軸心を中心に回動開閉し、回動に伴いクリップ(1)の外端部(1e)は図7の円(C1)上を移動する。
図7における円(C1)は実際には円柱面の断面を示すものであるが、この円柱面と収納ケース本体外端部(3d)との最小離隔距離がクリップ外側壁部(1e)のクリップ厚さの最大値tmaxを与える。
したがって、図7におけるクリップ外側壁部(1e)に相当する部分のクリップ厚さは、前記クリップ厚さの最大値tmax以下でなければならない。
図7における円(C1)は実際には円柱面の断面を示すものであるが、この円柱面と収納ケース本体外端部(3d)との最小離隔距離がクリップ外側壁部(1e)のクリップ厚さの最大値tmaxを与える。
したがって、図7におけるクリップ外側壁部(1e)に相当する部分のクリップ厚さは、前記クリップ厚さの最大値tmax以下でなければならない。
一般に市販され市場に流通している直径12cmの記録媒体用ディスクの収納ケースに本考案クリップを適用する場合、前記クリップ厚さの最大値tmaxは、約0.8mmであるので、クリップ外側壁部(1e)のクリップ厚さは0.8mm以下とする必要がある。
そこで、一般的な収納ケースに本考案を適用する場合には、クリップの厚さ(t1又はt2)は合成樹脂又は金属を用いて0.1mm〜0.8mmの厚さとなるように形成するものであるが、特に、合成樹脂の場合には0.4mmから0.8mmの厚さに、金属の場合には0.1mmから0.3mmの厚さに形成するのが適当である。
ただし、クリップの厚さを前記数値に限定する趣旨ではない。収納ケース本体盤面側壁外端部(3d)と、クリップ外側壁部(1e)との間に十分な間隙を確保するため、また、収納ケースに装着したクリップの側面部(1b)の収納ケース外形輪郭からの突出を低減するため、クリップの厚さ(t1、t2)は、ラベルを保持して収納ケースに装着させられるだけの剛性を有するものである限り、より薄いものである方が望ましい。
そこで、一般的な収納ケースに本考案を適用する場合には、クリップの厚さ(t1又はt2)は合成樹脂又は金属を用いて0.1mm〜0.8mmの厚さとなるように形成するものであるが、特に、合成樹脂の場合には0.4mmから0.8mmの厚さに、金属の場合には0.1mmから0.3mmの厚さに形成するのが適当である。
ただし、クリップの厚さを前記数値に限定する趣旨ではない。収納ケース本体盤面側壁外端部(3d)と、クリップ外側壁部(1e)との間に十分な間隙を確保するため、また、収納ケースに装着したクリップの側面部(1b)の収納ケース外形輪郭からの突出を低減するため、クリップの厚さ(t1、t2)は、ラベルを保持して収納ケースに装着させられるだけの剛性を有するものである限り、より薄いものである方が望ましい。
クリップに収納ケース蓋体側壁及びラベルを挟み込んでいない状態にあっては、クリップ内側壁面において、クリップ開口部(1d端部)における表示面部(1a)と背面部(1c、1d)の間隙は、クリップ側面部側における表示面部と背面部の間隙よりも狭く形成されていることが望ましい。
そうした形状とすれば、クリップ内壁部に収納ケース蓋体側壁及びラベルを挟み込むことによってクリップ開口部(1d端部)が押し広げられ、クリップの弾性による復元力が生じ、この復元力によって、収納ケース蓋体側壁(2a)及びラベル(4)を押さえつける力が生じ、この押圧力によってクリップ内面壁とラベルの間、ラベルと収納ケース蓋体側壁の間、収納ケース蓋体側壁とクリップ内面壁との間に摩擦力が生じる。この摩擦力によって、クリップ及びラベルが収納ケース蓋体側壁に確実に装着、保持される。
ただし、そうした形状に限定する趣旨ではない。クリップ及びラベルを収納ケース蓋体側壁に確実に装着・保持し得る形状であればよく、例えば、クリップ全体の断面が単に「コ」の字状に形成されていてもよい。
そうした形状とすれば、クリップ内壁部に収納ケース蓋体側壁及びラベルを挟み込むことによってクリップ開口部(1d端部)が押し広げられ、クリップの弾性による復元力が生じ、この復元力によって、収納ケース蓋体側壁(2a)及びラベル(4)を押さえつける力が生じ、この押圧力によってクリップ内面壁とラベルの間、ラベルと収納ケース蓋体側壁の間、収納ケース蓋体側壁とクリップ内面壁との間に摩擦力が生じる。この摩擦力によって、クリップ及びラベルが収納ケース蓋体側壁に確実に装着、保持される。
ただし、そうした形状に限定する趣旨ではない。クリップ及びラベルを収納ケース蓋体側壁に確実に装着・保持し得る形状であればよく、例えば、クリップ全体の断面が単に「コ」の字状に形成されていてもよい。
クリップのクリップ表示面部内壁面の幅(L3)に関しては、収納ケースの背面部の幅とすることが望ましい。可能な限り幅の広いラベルを用いることで視認性を向上させ得るからである。
クリップの背面部内壁面の幅は図示していないが、少なくとも収納ケース蓋体盤面部(2b)の厚さ分だけクリップ表示面部内壁面の幅(L3)より短いものとする必要がある。
そして、クリップ内にラベル及び収納ケース蓋体側壁(2a)を挟み込み易くするため、背面部板に開口部(1d)を形成することが望ましい。
なお、クリップで収納ケース側壁(2a)を挟み込み易くする目的で形成する開口部1d部分は、1c部分と明確に区別できるように形成されなければならないとする趣旨ではなく、例えば、背面部(1c、1d)全体の内壁面及び外壁面を滑らかな曲面とした形状であってもよい。
そして、クリップ内にラベル及び収納ケース蓋体側壁(2a)を挟み込み易くするため、背面部板に開口部(1d)を形成することが望ましい。
なお、クリップで収納ケース側壁(2a)を挟み込み易くする目的で形成する開口部1d部分は、1c部分と明確に区別できるように形成されなければならないとする趣旨ではなく、例えば、背面部(1c、1d)全体の内壁面及び外壁面を滑らかな曲面とした形状であってもよい。
各図において、板状素材を曲面屈曲部で折り曲げた形状(1a〜1d)として記載しているが、それら各部が区別不能な程度に滑らかな曲面で構成されたものであってもよい。また、表示面部(1a)と背面部(1c及び1d)とは、正面図において長方形に現れる形状として図示しているが、正面図に他の形状として現れるものとすることも可能である。例えば1文字分の長さ(L2)のクリップの場合、正面図において側面部(1b)を半径とした半円形に投影される形状とすることも可能であり、また、背面部(1c、1d)を平板ではなくピン様の形状の係止部として構成することも可能である。
また、各図において、表示面部(1a)はその厚さ(t1)が均一の長方形平板として図示しているが、かかる形状に限定する趣旨ではなく、また背面部(1c、1d)の厚さ及び形状についても同様である。例えば、収納ケースの開閉に支障がない限りで、表示面部(1a)を特開平6−247485号公報のように表面の断面形状が外側に凸となった円筒凸レンズ様の形状とすることも可能である。
また、各図において、表示面部(1a)はその厚さ(t1)が均一の長方形平板として図示しているが、かかる形状に限定する趣旨ではなく、また背面部(1c、1d)の厚さ及び形状についても同様である。例えば、収納ケースの開閉に支障がない限りで、表示面部(1a)を特開平6−247485号公報のように表面の断面形状が外側に凸となった円筒凸レンズ様の形状とすることも可能である。
上記のように、薄型化した収納ケースの背面部ラベルの装着・変更を容易にするという目的を、既に広く普及している収納ケースの形状を変えることなく、かつ、既存の収納ケースにも適用可能に実現した。
なお、本考案を適用した場合に、クリップ表示面部分の幅(L1)は収納ケースの厚さよりもより長く、クリップ側面部分(1b)の厚さ(t2)分だけ凸部となって収納ケース外形輪郭から突出する。そのため、多数の収納ケースを厚さ方向に直接重ねて保管する場合に収納ケース間に不均一な隙間を生じる。そこで、クリップ側面部分(1b)が突出しないように、収納ケース蓋体側壁(2a)に収納ケース蓋体盤面(2b)からの高さを低減した凹部を形成した収納ケース蓋体形状とすることが考えられる。
また、収納ケース本体盤面側壁外端部(3d)とクリップ外側壁部(1e)との間に十分な間隙を確保するため、収納ケース蓋体側壁部分(2a)にクリップ装着面に垂直な方向に凹部を設けた収納ケース蓋体形状とすることも考えられる。
そして、収納ケース蓋体盤面(2b)からの高さを低減した凹部形状と、クリップ装着面に垂直な方向の凹部形状とを併せ持つ収納ケース蓋体側壁とすることも可能である。
また、収納ケース本体盤面側壁外端部(3d)とクリップ外側壁部(1e)との間に十分な間隙を確保するため、収納ケース蓋体側壁部分(2a)にクリップ装着面に垂直な方向に凹部を設けた収納ケース蓋体形状とすることも考えられる。
そして、収納ケース蓋体盤面(2b)からの高さを低減した凹部形状と、クリップ装着面に垂直な方向の凹部形状とを併せ持つ収納ケース蓋体側壁とすることも可能である。
以下、本考案の実施例1を図8〜図9に基づいて説明する。
図8は、請求項1に係る本考案の実施例を示す図であって、収納ケース背面部にクリップを装着し、蓋を閉じた状態の収納ケース全体の外観の斜視図である。1〜3は、図6と同様である。
図9は、図8のクリップ装着部分の部分拡大図である。1〜3は、図6と同様である。また、4はラベルクリップと収納ケース蓋体側壁との間に挟みこんだラベルである。
図9は、図8のクリップ装着部分の部分拡大図である。1〜3は、図6と同様である。また、4はラベルクリップと収納ケース蓋体側壁との間に挟みこんだラベルである。
本実施例は、クリップ(1)で3文字分の文字を記載したラベル(4)と収納ケース蓋体側壁(2a)とを挟み込み保持した実施例である。例として、ラベルに「DVD」なる文字を付したものを図示している。
本実施例においては、クリップの素材は透明な合成樹脂であるからクリップの表示面部を通してラベルの表面に付した文字等を読むことが可能である。
本実施例においては、クリップの素材は透明な合成樹脂であるからクリップの表示面部を通してラベルの表面に付した文字等を読むことが可能である。
ラベルは一般に紙を素材としたものが多く用いられるが、紙と同様に薄いシート状のものであって文字等を付することができるものであればプラスチックその他の合成樹脂を素材とするフィルム状のものであってもよい。
本実施例では、クリップの長さ(L2)は3文字分としたものであるが、クリップの長さ(L2)を限定する趣旨ではない。クリップの長さの最大値は収納ケースの大きさによって制限されるが、短いものでは1文字分でもよく、長いものでは収納ケース背面部のクリップ装着可能な部分の長さの最大値Lmaxとしたものでもよい。
クリップの長さ(L2)を最大値Lmaxとした場合、収納ケースを厚さ方向に直接重ねて保管した場合には、収納ケース背面部の厚さがクリップ側面部(1b)の厚さ(t2)の分だけ厚くなるのと同様の効果を生じるが、クリップ長さ(L2)方向には収納ケース背面部厚さ増加の不均一は生じないという利点がある。
クリップの長さ(L2)を最大値Lmaxとした場合、収納ケースを厚さ方向に直接重ねて保管した場合には、収納ケース背面部の厚さがクリップ側面部(1b)の厚さ(t2)の分だけ厚くなるのと同様の効果を生じるが、クリップ長さ(L2)方向には収納ケース背面部厚さ増加の不均一は生じないという利点がある。
なお、前記のクリップ長さ(L2)の最大値Lmaxは、例えば、一般に市販され市場に流通している直径12cmの記録媒体用ディスクの収納ケースの場合では約118mm程度となっている。
以下、本考案の実施例2を図10〜図11に基づいて説明する。
図10は、本考案1実施例であって、2及び3は、図8と同様である。
また、5は請求項2に記載した本考案にかかるラベルクリップであり、その断面形状は,
ラベルの厚さ分を除けば1として図示した既述のクリップと同様である。
図11は、図10のラベルクリップ装着部の部分拡大図である。
また、5は請求項2に記載した本考案にかかるラベルクリップであり、その断面形状は,
ラベルの厚さ分を除けば1として図示した既述のクリップと同様である。
図11は、図10のラベルクリップ装着部の部分拡大図である。
本実施例は、1文字分の文字を記載したクリップ(5)3個を組み合わせて使用した実施例である。3個のクリップ(5)には、それぞれ「C」、「D」、「1」の文字を付し、全体で「CD1」を表示するラベルとしてクリップを用いたものである。
本実施例に示すように、予め表示面部表面に1文字分の文字等を付したクリップとした場合には、異なる文字等を表示するクリップを複数用意しておけば、それらを組み合わせて同時に使用することで複数の文字等からなる語句その他の識別標識を表示するラベルとして使用することが可能である。組み合わせて装着する複数のクリップ自体がラベルの機能を発揮するため、従来のようにラベルに文字等を記載する必要がなくなり、その結果、文字等記載の労力を軽減することが可能となり、また、文字等の記載ミスによるラベル作成の失敗をなくすことが可能となる。
なお、本実施例においてはラベルの文字を横書きの欧文字としているが、予め表示面部分に1文字分の文字等を付したクリップとした場合であっても、クリップに付する文字等又はその付した態様についても限定する趣旨ではない。
また、クリップの長さ(L2)についても、必ずしも1文字分の長さに限定する趣旨ではない。
また、クリップの長さ(L2)についても、必ずしも1文字分の長さに限定する趣旨ではない。
合成樹脂又は金属を成型加工することにより、各図に図示した形状のクリップを容易に製造可能である
クリップの使用に際しては、収納ケースの背面部を構成する収納ケース蓋体側壁に装着するだけであり、ラベル貼着時のような注意力を必要とせず、容易に装着でき、また、着脱・交換も容易である。
また、クリップにラベルを貼着して一体として用い、容易に着脱・交換可能なラベルクリップとして使用することも可能である。
クリップの使用に際しては、収納ケースの背面部を構成する収納ケース蓋体側壁に装着するだけであり、ラベル貼着時のような注意力を必要とせず、容易に装着でき、また、着脱・交換も容易である。
また、クリップにラベルを貼着して一体として用い、容易に着脱・交換可能なラベルクリップとして使用することも可能である。
1,5 ラベルクリップ
2 収納ケース蓋体
2b 収納ケース蓋体盤面
3 収納ケース本体
3b 収納ケース本体盤面
4 ラベル
2 収納ケース蓋体
2b 収納ケース蓋体盤面
3 収納ケース本体
3b 収納ケース本体盤面
4 ラベル
Claims (2)
- 表示面部(1a)と、背面部(1c、1d)と、前記表示面部と前記背面部の接続部を構成する側面部(1b)とからなり、前記各部分が透明な合成樹脂によって一体に形成されたものであって、表示面部と背面部の間にラベル及び記録媒体用ディスク収納ケース背面部を構成する同ケースの蓋体側壁を挟み込むことによって前記ラベルを記録媒体用ディスク収納ケース背面部に保持し得る、記録媒体用ディスク収納ケース用ラベルクリップ。
- 表示面部(1a)と、背面部(1c、1d)と、前記表示面部と前記背面部の接続部を構成する側面部(1b)とからなり、前記各部分が一体に形成されたものであって、表示面部と背面部の間に記録媒体用ディスク収納ケース背面部を構成する同ケースの蓋体側壁を挟み込むことによって記録媒体用ディスク収納ケース背面部に装着可能であって、表示面部表面に文字、数字若しくは記号その他の視認可能な標識又は色彩若しくは色彩と前記標識との結合を付してラベルとして利用可能な、記録媒体用ディスク収納ケース用ラベルクリップ。
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |