JP3111700B2 - ドアクローザ装置 - Google Patents

ドアクローザ装置

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JP3111700B2
JP3111700B2 JP28905292A JP28905292A JP3111700B2 JP 3111700 B2 JP3111700 B2 JP 3111700B2 JP 28905292 A JP28905292 A JP 28905292A JP 28905292 A JP28905292 A JP 28905292A JP 3111700 B2 JP3111700 B2 JP 3111700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ラゲージドア等の閉鎖
機構として利用され、駆動機構によりストライカを駆動
しドアを車体に対して完全閉状態とするドアクローザ装
置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のドアクローザ装置として
は、特開平1−163386号公報に示される如く、ス
トライカを駆動機構によつて直接摺動動作させることに
よりストライカと係合したラツチを引き込み、これによ
り、ドアが車体に対して完全に閉じられていない状態か
らドアが車体に対して完全に閉じられる状態までドアを
自動的に閉動作させ、ドアを軽く操作してもドア側と車
体側との間をシールするウエザーストリツプの反力に抗
して確実にドアが完全閉状態とされる操作性及びシール
性の相反する性能を向上させたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、ストライカと駆動機構とが直結されてい
るため、ドアの閉動作によつてストライカとラツチとが
係合する際、その間で両者の衝突による衝突音が発生し
やすく、又、この時の負荷がそのまま駆動機構に伝わり
やすく、駆動機構が破損したりする恐れがあつた。
【0005】故に、本発明は、ストライカとラツチとが
係合する際の衝突を緩和し得るドアクローザ装置を提供
することを、その技術的課題とするものである。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ベース
と、該ベースに摺動自在に支持され摺動動作によつて係
合したラツチを引き込むストライカと、前記ベースに回
動自在に支持され前記ストライカと係脱するレバーと、
該レバーに連結された駆動機構とを有したことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段によれば、ストライカとラツチ
とが係合する際、両者の衝突の大きさに応じてストライ
カとレバーとの係合が解除されてストライカのみが単独
でベースに対して摺動する。よつて、ストライカとラツ
チとが係合する際の衝突が有効に緩和され得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1に示されるように、車両の後部にはラ
ゲージルーム1が形成されている。
【0011】このラゲージルーム1は車体2にヒンジ3
により回動自在に支持されたラゲージドア4を人が直接
回動操作することによつて開閉される。又、ラゲージル
ーム1の開口縁にはシール部材5が固着されており、ラ
ゲージルーム1の閉状態において車体2とラゲージドア
4との間をシールしている。車体2には後述するクロー
ザ機構6が配設されており、ラゲージドア5には後述す
るラツチ機構7が配設されている。このクローザ機構6
のストライカ62とラツチ機構7のラツチ72との係合
によつてラゲージドア4がラゲージルーム1を閉状態と
するように車体2に保持される。
【0012】次にクローザ機構6について説明する。
【0013】図2ないし図5に示されるように、クロー
ザ機構6は、ベース61,ストライカ62,レバー6
3,ラチエツト64,駆動機構65,ストライカ位置検
出スイツチ68とから構成されている。
【0014】ベース61は2枚のプレート61a,61
bを両者間に空間61cを構成するように重ね合わせて
構成されており、車体2に固定される。
【0015】ストライカ62は支持部材62a,支持部
材62a上に固定された逆U字状の係合部材62b及び
支持部材62a上に立設された係合ピン62cとから構
成されており、支持部材62aが空間61c内に配置さ
れてプレート61a,61bに挟持された形で摺動自在
に支持されることにより、ストライカ62が図9示状態
の係合位置A,図14示状態の引き込み位置B及び図1
3示状態のオーバトラベル位置Cを取り得るようにベー
ス61に摺動自在に支持される。プレート61aにはス
トライカ62の摺動方向に沿う切欠61d及び長穴61
eが夫々形成されており、この切欠61dには係合部材
62bが挿通されてストライカ62の摺動による係合部
材62bの摺動を許容していると共に長穴61eには係
合ピン62cが挿通されてストライカ62の摺動による
係合ピン62cの摺動を許容している。プレート61
a,61bと支持部材62aとの間にはプレート61
a,61bに一体固着された樹脂製のスペーサ61fが
配置されており、このスペーサ61fによつて支持部材
62aとプレート61a,61bとの間の摩擦を小さく
してストライカ62の摺動を円滑なものとしている。こ
のスペーサ61fには長穴61e内に配置されたストツ
パ61gが一体に形成されており、このストツパ61g
によつてストライカ62の係合位置Aでの係合ピン62
cとプレート61aとの衝突を緩和している。又、支持
部材62aには後述するラチエツト64の爪部64cと
係合してストライカ62の摺動を規制する爪部62e及
び爪部64cと当接してラチエツト64の回動を規制す
る規制面62fが夫々形成されている。このように構成
されたストライカ62はスプリング66によつて係合位
置A方向に摺動するように常時付勢されている。このス
プリング66はプレート61a,61bに挟まれた形で
空間61c内に配置されており、プレート61a,61
bに支持されたピン66aに巻回部分が支持されてベー
ス61に支持されると共に一端が支持部材62aの端面
に係合されてストライカ62を前述の如く摺動付勢し他
端がカム部62dが形成された支持部材62aの側面に
摺接させている。
【0016】ラチエツト64はプレート61a,61b
に挟まれた形で空間61c内に配置されプレート61
a,61bに支持されたピン64aによりベース61に
回動自在に支持される。このラチエツト64には係合ピ
ン64bが立設されており、プレート61aに形成され
たピン64aを中心とする円弧状の長穴61h内に挿通
されてラチエツト64の回動を許容している。ラチエツ
ト64にはストライカ62の爪部62eと係脱すると共
に規制面62fと当接及び当接解除する爪部64cが形
成されている。又、ラチエツト64にはそれの回動動作
によつて後述するストライカ位置検出スイツチ68の接
点68aと係脱してストライカ位置検出スイツチ68を
オンオフ作動させるカム面64dが形成されている。こ
のように構成されたラチエツト64はスプリング67に
よつて爪部64cが爪部62eと係合又は規制面62f
と当接する方向に回動するように常時付勢されている。
このスプリング67はプレート61a,61bに挟まれ
た形で空間61c内に配置されており、プレート61
a,61bに支持されたピン67aに巻回部分が支持さ
れてベース61に支持されると共に一端がプレート61
aに係止され且つ他端が爪部64cに係止されてラチエ
ツト64を前述の如く回動付勢している。
【0017】レバー63はプレート61a上にストライ
カ62の係合ピン62cとラチエツト64の係合ピン6
4bとの間に位置するように配置されてプレート61a
に支持されたピン63aによりベース61に回動自在に
支持される。このレバー63には係合ピン62cと係合
する第1係合面63b及び係合ピン64bと係合する第
2係合面63cが夫々形成されている。
【0018】駆動機構65はプレート61bに固定され
てベース61に支持されており、図7に示される制御回
路8のCPU81の出力ポートP1,P2にモータ駆動
回路82を介して接続されるモータ65a,モータ65
aの出力軸にギヤ機構(図示せず)を介して連結された
ナツト部材(図示せず)及びナツト部材に螺合されたス
クリユ65bとから構成されている(この駆動機構65
の構成は周知である)。このスクリユ65bはレバー6
3に形成された長穴63dを介してピン65cによつて
結合されている。
【0019】ストライカ位置検出スイツチ68は、オン
オフ作動するリミツトスイツチであつて、図7に示され
る制御回路8のCPU81に入力ポートP3に接続され
ている。このストライカ位置検出スイツチ68はプレー
ト61bに固定されてベース61に支持されており、接
点68aが前述したようにラチエツト64のカム面64
dと係脱自在とされている。
【0020】次にラツチ機構7について説明する。
【0021】図6に示されるように、ラツチ機構7は、
ベース71,ラツチ72,ポール73及びラツチ位置検
出スイツチ74とから構成されている。
【0022】ベース71は、ストライカ62の係合部材
62bが挿通される溝部71aを有し、ラゲージドア4
に固定される。この溝部71aの底部分にはベース71
に固定されたクツシヨン体76が配置されており、係合
部分62bが溝部71aに挿通された際のベース71と
係合部分62bとの衝突を緩和している。
【0023】ラツチ72は、ベース71にピン72aに
よつて回転自在に支持されており、溝部71aを横切る
ように配置されストライカ62の係合部材62bが係合
される係合溝72b,後述するポール73の爪部73b
と係合してラツチ72の回転が規制される爪部73c及
びそれの回転動作によつて後述するラツチ位置検出スイ
ツチ74の接点74aと係脱してラツチ位置検出スイツ
チ74をオンオフ作動させるカム部74dが夫々形成さ
れている。ポール73は、ベース71にピン73aによ
つて回転自在に支持されており、ラツチ72の爪部72
bと係合する爪部73bが夫々形成されている。このよ
うに構成されたラツチ72とポール73との間にはスプ
リング75が張設されており、ラツチ72はこのスプリ
ング75によつて爪部72bと爪部73bとの係合が解
除される方向に常時付勢されており、ポール73はこの
スプリング75によつて爪部72bと爪部73bとが係
合する方向に常時付勢されている(これらの構成は周知
である)。
【0024】ラツチ位置検出スイツチ74はオンオフ作
動するリミツトスイツチであつて、図7に示される制御
回路8のCPU81に入力ポートP4に接続されてい
る。このラツチ位置検出スイツチ74はベース71に固
定されており、接点74aが前述したようにラツチ72
のカム部72dと係脱自在とされている。
【0025】次に作動について説明する。
【0026】図8はラゲージルーム1が開状態とされて
いる時のラツチ機構7の状態を示し、ラツチ72は係合
溝72bが溝部71a上に位置して係合部材62bを受
け入れられるように回転配置されており、ポール73は
爪部73bと爪部72cとの係合が解除されるように回
転配置されている。又、ラツチ位置検出スイツチ74は
接点74aとカム部72dとの係合が解除されているこ
とからオン状態とされている。図9はラゲージルーム1
が開状態とされている時のクローザ機構6の状態を示
し、ストライカ62は係合位置Aに位置するように摺動
配置されており、ラチエツト64は爪部64cと爪部6
2eとの係合が解除され且つ規制面62fと爪部64c
とが当接可能なように回動配置されている。又、ストラ
イカ位置検出スイツチ68は接点68aとカム面64d
とが係合していることからオン状態とされている。
【0027】この状態において、ラゲージルーム1を閉
状態とするためにラゲージドア4を人が直接回動操作さ
せると、このラゲージドア4の回動によつて係合部材6
2bが溝部71aに挿通されながら係合溝72b内に受
入られていき、ラツチ72がスプリング75の付勢力に
抗して図8示半時計方向に回転させられる。これによ
り、図6に示されるように、ポール73がスプリング7
5の付勢力により回転して爪部72cと爪部73bとが
係合してラツチ72の回転がポール73によつて規制さ
れ且つ係合溝72bと係合部材62bとが係合してスト
ライカ62とラツチ72とが係合される状態となると共
にラツチ位置検出スイツチ74がカム部72dと接点7
4aとの係合によつてオフ状態となる。この結果、ラゲ
ージルーム1はシール部材5の反力が働らいていない状
態つまりラゲージドア4と車体2との間が完全にシール
されていない状態でラゲージドア4が車体2に対して保
持された半閉状態となる。この際、ストライカ62はス
プリング66の付勢力を受けて図9に示される状態の係
合位置Aに配置されたままでラチエツト64は爪部64
cと爪部62eとの係合が解除され且つ規制面62fと
爪部64cとが当接可能なように配置されたままであ
り、ストライカ位置検出スイツチ68は接点68aとカ
ム面64dとが係合してオン状態とされたままである。
【0028】ラツチ位置検出スイツチ74がオフ状態さ
れると、その信号がCPU81のポートP4に入力さ
れ、その信号に基づいて出力ポートP1,P2よりモー
タ65aを正転駆動させる信号が出力され、その信号に
基づいてモータ駆動回路82によつてモータ65aが正
転駆動する。このモータ65aの正転駆動によつてギヤ
機構及びナツト部材を介してスクリユ65bが図9示D
方向に移動しレバー63が図9示半時計方向に回動す
る。このレバー63の回動によつて係合ピン62cと第
1係合面63bとが図10に示される状態の如く係合
し、この後スクリユ65bの移動及びレバー63の回動
に伴いストライカ62がスプリング66の付勢力に抗し
て図11及び図12の状態を順に経るようにラツチ引き
込み摺動させられる。この際、ラチエツト64は規制面
62fと爪部64cとの当接が維持されたままであるの
で、ラチエツト64はスプリング67の付勢力に抗して
回動規制され爪部64cと爪部62eとの係合解除及び
ストライカ位置検出スイツチ68のオン状態は維持され
たままである。又、スプリング66の他端はカム部62
dを乗り越えるように支持部材62aの側面と摺接して
いく。ストライカ62が図12の状態に至ると、規制面
62fと爪部64cとの当接が解除されてラチエツト6
4がスプリング67の付勢力によつて図12示半時計方
向に回動する。これにより、接点68aとカム面64d
とが係合してストライカ位置検出スイツチ68がオフ状
態となると共に爪部64cと爪部62eとが係合する。
ストライカ位置検出スイツチ68がオフ状態されると、
その信号がCPU81の入力ポートP3に入力され、そ
の信号に基づいて出力ポートP1,P2よりモータ65
aを停止させる信号が出力され、その信号に基づいてモ
ータ駆動回路82によつてモータ65aが停止する。こ
の際、モータ65aの構造からモータ65aは惰性で正
転駆動し続け図13に示されるストライカ62がオーバ
トラベル位置Cに配置された状態となる。出力ポートP
1,P2よりモータ65aを停止させる信号が出力され
た所定時間後(CPU81内で計られる)出力ポートP
1,P2よりモータ65aを逆転駆動させる信号が出力
され、その信号に基づいてモータ65aがモータ駆動回
路82によつて逆転駆動させられてレバー63が図13
示時計方向に回動し係合ピン62cと第1係合面63b
との係合が解除される。これにより、図14に示される
ように、ストライカ62がスプリング66の付勢力によ
りラツチ押し出し摺動させられ、爪部62eと爪部64
cとが係合されることによつてその係合された位置つま
り引き込み位置Bに爪部62eと爪部64cとの係合に
よつて摺動規制された状態で配置される。この結果、ラ
ゲージルーム1はシール部材5の反力が働いた状態つま
りラゲージドア4と車体2との間が完全にシールされた
状態でラゲージドア4が車体2に対して保持された完全
閉状態となる。
【0029】この時のラゲージドア4の車体2に対する
剛性は、爪部62eと爪部64cとの係合によつて確保
されることとなる。尚、モータ65aの前述した逆転駆
動は出力ポートP1,P2よりモータ65aを逆転駆動
させる信号が出力された所定時間後(CPU81内で計
られる)出力ポートP1,P2よりモータ65aを停止
させる信号が出力され、その信号に基づいてモータ65
aがモータ駆動回路82によつて停止させられる。又、
モータ65aの前述した逆転駆動の際に第2係合面63
cと係合ピン64bとが係合しないように図14に示さ
れるストライカ62が引き込み位置Bに配置させられた
状態において係合ピン64bと第2係合面63cとの間
には所定のスキEが形成されている。
【0030】図6及び図14に示される状態つまりラツ
チ72とストライカ62とが係合し且つポール73によ
つてラツチ72の回転が規制され更にストライカ62が
引き込み位置Bに配置され且つラチエツト64によつて
ストライカ62の摺動が規制されたラゲージルーム1の
完全閉状態において、車両室内のオープナー(図示せ
ず)を操作してポール73をスプリング75の付勢力に
抗して回転させて爪部72cと爪部73bとの係合を解
除させながらラゲージルーム1を開状態とするためにラ
ゲージドア4を人が直接回動操作させると、このラゲー
ジドア4の回動によつてラツチ72がストライカ62に
引きずられて且つスプリング75の付勢力によつて図6
示時計方向に回転し、係合部材62dと係合溝72bと
の係合が解除されると共にカム部72dと接点74aと
の係合が解除される。よつて、ラゲージルーム1が開状
態とされると共にラツチ位置検出スイツチ74がオン状
態となる。
【0031】ラツチ位置検出スイツチ74がオン状態さ
れると、その信号がCPU81のポートP4に入力さ
れ、その信号に基づいて出力ポートP1,P2よりモー
タ65aを逆転駆動させる信号が出力され、その信号に
基づいてモータ駆動回路82によつてモータ65aが逆
転駆動する。このモータ65aの逆転駆動によつてギヤ
機構及びナツト部材を介してスクリユ65bが図14示
F方向に移動しレバー63が図14示時計方向に回動す
る。このレバー63の回動によつて係合ピン64bと第
2係合面63cとが係合してラチエツト64がスプリン
グ67の付勢力に抗して回動させられ、図15に示され
る如く爪部62eと爪部64cとの係合が解除される。
この際、レバー63の回動に伴い係合ピン62cと第1
係合面63bとの係合が解除されるので、図9に示され
る如くストライカ62はスプリング66の付勢力を受け
て押し出し摺動させられ図9に示される如く係合位置A
に復帰・配置させられる。この時、第1係合面63bは
レバー63の回動によつてストツパ61g上に配置され
るので、前述したストライカ62の押し出し摺動によつ
て係合ピン62cと第1係合面63bとの係合は回避さ
れ、係合ピン62cの移動はストツパ61gによつて有
効に緩衝される。尚、モータ65aは、ラチエツト64
の回動に伴い接点68aとカム面64dとの係合が解除
されストライカ位置検出スイツチ74がオン状態となる
ことにより、CPU81の入力ポートP3にその信号が
入力され、その信号に基づいて出力ポートP1,P2よ
りモータ65aを停止させる信号が出力され、その信号
に基づいてモータ駆動回路82により停止させられる。
【0032】図8及び図9に示されるラゲージルーム1
の開状態において、人がラゲージドア4を勢い良く回動
操作した場合には、ラツチ72とストライカ62との衝
突・係合によつて図16に示される如くストライカ62
のみが係合位置Aからスプリング66の付勢力に抗して
単独でラツチ引き込み摺動する。これにより、ストライ
カ62とラツチ72との衝突が有効に緩和されることと
なる。尚、この際、レバー63aは回動動作されず、図
9の如く係合ピン64bと第2係合面63cとの係合が
維持されてラチエツト64の回動動作が規制されている
ので、ストライカ62の摺動に伴い爪部62eと爪部6
4cとが係合するようなことはない。この後は、ラツチ
72とストライカ62との衝突が解消されることによつ
てストライカ62はスプリング66の付勢力によつて再
び係合位置Aに復帰され、モータ65aの正転駆動によ
るストライカ62のラツチ引き込み摺動がなされる。
又、ストライカ62のラツチ引き込み摺動の際、スプリ
ング66の他端が支持部材62aの側面に摺接していく
ので、ストライカ62単独のラツチ引き込み摺動が行わ
れるだけのラツチ72とストライカ62との衝突・係合
は、スプリング66の他端がカム部62dを乗り越える
だけの大きさのものとされる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ストライカと駆動機構
との間にストライカと係脱するレバーが介在しているの
で、駆動機構の作動によるレバーを介したストライカの
ラツチ引き込み摺動及びストライカ単独のラツチ引き込
み摺動が可能となる。よつて、ストライカとラツチとが
係合する際に衝突が生じたとしても、ストライカの単独
摺動によつてその衝撃を有効に緩和することができ、駆
動機構をその衝撃から保護することがができる。又、そ
の時の衝撃音も有効に低減することができる。
【0034】更に、付勢部材とカム部との摺接によつて
ストライカのラツチ摺動初期時に負荷が付与されるの
で、ストライカの不用意な単独摺動が抑制され、ストラ
イカとラツチの確実な係合を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアクローザ装置を搭載した車両
の後方斜視図である。
【図2】本発明に係るドアクローザ装置のクローザ機構
の平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の正面図である。
【図5】図2のG−G線断面図である。
【図6】本発明に係るドアクローザ装置のラツチ機構の
平面図である。
【図7】本発明に係るドアクローザ装置の回路図であ
る。
【図8】図6の作動説明図である。
【図9】図2の作動説明図である。
【図10】図2の作動説明図である。
【図11】図2の作動説明図である。
【図12】図2の作動説明図である。
【図13】図2の作動説明図である。
【図14】図2の作動説明図である。
【図15】図2の作動説明図である。
【図16】図2の作動説明図である。
【符号の説明】
61 ベース 62 ストライカ 63 レバー 65 駆動機構 66 スプリング(付勢部材) 72 ラツチ 62d カム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/19 B60J 5/10 E05B 65/32 E05F 15/10 E05B 65/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、該ベースに摺動自在に支持さ
    れ摺動動作によつて係合したラツチを引き込むストライ
    カと、前記ベースに回動自在に支持され前記ストライカ
    と係脱するレバーと、該レバーに連結された駆動機構と
    を有するドアクローザ装置。
  2. 【請求項2】 前記ベースに支持された付勢部材と、前
    記ストライカに形成され前記ストライカのラツチ引き込
    み摺動初期時に前記付勢部材と摺接して前記ストライカ
    の摺動に負荷を付与するカム部とを有する請求項1記載
    のドアクローザ装置。
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