JP3111263U - 光学式マウス用パッド - Google Patents
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Abstract
【課題】 比較的簡単かつ安価に製造でき、しかも、一般の光反射式の光学式マウスに対して応答性のよい光学式マウス用パッドを提供する。
【解決手段】 基材シート11と、基材シート11上に前後左右方向に広がって形成され、隣り合う凸部のピッチが1.5mm以下の金属製の凹凸反射皮膜又は一辺が1.5mm以下の光沢性を有する光反射片からなる乱反射部材12と、この乱反射部材12の上にコーティングされ、表面は実質的に平面状に形成された硬質の合成樹脂等からなる透明皮膜13とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 基材シート11と、基材シート11上に前後左右方向に広がって形成され、隣り合う凸部のピッチが1.5mm以下の金属製の凹凸反射皮膜又は一辺が1.5mm以下の光沢性を有する光反射片からなる乱反射部材12と、この乱反射部材12の上にコーティングされ、表面は実質的に平面状に形成された硬質の合成樹脂等からなる透明皮膜13とを有する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、パソコン等に接続される光学読み取り式のマウス(以下、単に「光学式マウス」という)を動かす場合に使用するマウスパッドに関する。
例えば、従来の光学式マウスとしてはXラインパターンを検出するためのXライン検出部とYラインパターンを検出するためのYライン検出部とを有し、マウス内に配置された発光ダイオードから可視光線又は赤外光線をマウスパッドに照射し、その反射光をXライン検出部とYライン検出部に当てて、マウスの水平方向の前後(Y方向)と左右(X方向)の移動量を検知し、これをパソコンに入力するものであった。
このような光学式マウスに使用するパッドとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られており、透明なガラス基体の表裏にそれぞれX方向及びY方向のラインを規定するラインパターンを形成し、最上部には耐摩耗性のハードコート膜が形成されたものが提案されている。
このような光学式マウスに使用するパッドとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られており、透明なガラス基体の表裏にそれぞれX方向及びY方向のラインを規定するラインパターンを形成し、最上部には耐摩耗性のハードコート膜が形成されたものが提案されている。
しかしながら、前記特許文献1に記載のマウスパッドはその構造が複雑で製造原価も上昇し、しかも中間部にガラスを用いているので、その厚みも大きくなって、例えば、通常作業机等の上に載せている透明なビニールシートの下に敷くことはできないという問題がある。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、比較的簡単かつ安価に製造でき、しかも、一般の光反射式の光学式マウスに対して応答性のよい光学式マウス用パッドを提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の考案に係る光学式マウス用パッドは、基材シートと、前記基材シート上に前後左右方向に広がって形成され、隣り合う凸部のピッチが1.5mm以下の金属製の凹凸反射皮膜と、前記凹凸反射皮膜の上にコーティングされ、表面は実質的に平面状に形成された透明皮膜とを有する。ここで、金属製の凹凸反射皮膜は、アルミニウムの蒸着膜からなるのがよい。また、第1の考案の光学式マウス用パッドにおいて、前記凹凸反射皮膜は、前記基材シートに粘着剤を介して接合されているのが好ましく、従来から使用されているメタリックフィルム、ホログラムフィルム等をそのまま使用することもできる。そして、更に好ましくは、前記凹凸反射皮膜には特定の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様が記載されているのがよい。
また、前記目的に沿う第2の考案に係る光学式マウス用パッドは、基材シートと、前記基材シート上に万遍なく散布して固定された一辺が1.5mm以下の光沢性を有する光反射片と、前記光反射片の上にコーティングされて、表面は実質的に平面状に形成された透明皮膜とを有する。ここで、前記光反射片は金属箔小片、又は表面が着色された合成樹脂シート小片からなるものを使用するのがよい。この光学式マウス用パッドに、従来から使用されているグリッターフィルム(製品名)等をそのまま使用できる。また、前記基材シート上に散布されている光反射片によって、例えば、特定の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様を形成することもできる。この場合、光反射片の色彩や反射率を変えて模様を形成することになる。
なお、第1の考案に係る光学式マウス用パッドにおいては、金属性の凹凸反射皮膜が、第2の考案に係る光学式マウス用パッドにおいては、基材シート上に万遍なく散布された光反射片の集合が乱反射部材となって、光学式マウス用パッドから照射された光を効率よく反射する。
そして、第1、第2の考案に係る光学式マウス用パッドにおいて、前記基材シートの裏面には、該光学式マウス用パッドを載せる対象物に剥離可能に接合する接合部が形成されているのがより好ましい。この場合、対象物に剥離可能に接合する接合部は、基材シートの裏面側に接着剤を塗布して形成してもよいし、場合によって裏面に予め剥離可能な接合性を有する処理が行われている基材シートを使用してもよい。
そして、第1、第2の考案に係る光学式マウス用パッドにおいて、前記基材シートの裏面には、該光学式マウス用パッドを載せる対象物に剥離可能に接合する接合部が形成されているのがより好ましい。この場合、対象物に剥離可能に接合する接合部は、基材シートの裏面側に接着剤を塗布して形成してもよいし、場合によって裏面に予め剥離可能な接合性を有する処理が行われている基材シートを使用してもよい。
請求項1〜5記載の光学式マウス用パッドは、基材シート上に前後左右方向に広がって形成され、隣り合う凸部のピッチが1.5mm以下の金属製の凹凸反射皮膜を有しているので、光学式マウスから照射される光がこの凹凸反射皮膜に反射するが、この場合、凹凸状況によって反射する光の量が異なる、即ち乱反射となるので、これに光学式マウスが反応する。この場合、凹凸反射皮膜は金属からなっているので、その角度によって大きく反射率が異なりより感度のよいマウスパッドとなる。また、表面は実質的に平面状に形成された透明皮膜によって覆われているので、マウス操作時に雑音等がなく、円滑なマウス操作が可能となる。
特に、請求項2記載の光学式マウス用パッドにおいては、凹凸反射皮膜はアルミニウムの蒸着膜からなるので、光反射率がよく、更には凹凸が光の光軸から外れる場合には反射光は無くなり、実質的に凹凸部分によってマウスへの受光度合いが大きく変化するので、より高感度なマウスパッドとなる。
特に、請求項2記載の光学式マウス用パッドにおいては、凹凸反射皮膜はアルミニウムの蒸着膜からなるので、光反射率がよく、更には凹凸が光の光軸から外れる場合には反射光は無くなり、実質的に凹凸部分によってマウスへの受光度合いが大きく変化するので、より高感度なマウスパッドとなる。
請求項3記載の光学式マウス用パッドにおいては、凹凸反射皮膜は、基材シートに粘着剤を介して接合されているので、接合性がよく基材シートを曲げても凹凸反射皮膜が剥離する恐れがない。
請求項4記載の光学式マウス用パッドは、基材シートの裏面には、光学式マウス用パッドを載せる対象物に剥離可能に接合する接合部が形成されているので、この光学式マウス用パッドを所定の場所に固定することができ、これによってマウス操作が容易になると共に、容易に剥がして他の場所に移動することもできる。
請求項5記載の光学式マウス用パッドにおいて、凹凸反射皮膜には特定の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様が記載されているので、装飾美を醸し出しマウスパッドの購買意欲を高めることができる。
請求項4記載の光学式マウス用パッドは、基材シートの裏面には、光学式マウス用パッドを載せる対象物に剥離可能に接合する接合部が形成されているので、この光学式マウス用パッドを所定の場所に固定することができ、これによってマウス操作が容易になると共に、容易に剥がして他の場所に移動することもできる。
請求項5記載の光学式マウス用パッドにおいて、凹凸反射皮膜には特定の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様が記載されているので、装飾美を醸し出しマウスパッドの購買意欲を高めることができる。
請求項6〜9記載の光学式マウス用パッドは、基材シートと、基材シート上に万遍なく散布して固定された一辺が1.5mm以下の光沢性を有する光反射片と、光反射片の上にコーティングされて、表面は実質的に平面状に形成された透明皮膜とを有するので、光学式マウスから照射される光が光反射片に反射し、この光反射片の不均一な傾き等によって反射光が乱反射となるので、これに光学式マウスが反応する。また、表面は実質的に平面状に形成された透明皮膜によって覆われているので、マウス操作時に雑音等がなく、円滑なマウス操作が可能となる。
請求項7記載の光学式マウス用パッドは、光反射片が金属箔小片、又は表面が光沢着色された合成樹脂シート小片からなるので、通常の非金属性物質(例えば、紙、プラスチック、ゴム)等に比較して反射率が高くなり、光学式マウス用パッドの反応性が向上する。
請求項8記載の光学式マウス用パッドは、基材シートの裏面には、光学式マウス用パッドを載せる対象物に剥離可能に接合する接合部が形成されているので、この光学式マウス用パッドを所定の場所に固定することができ、これによってマウス操作が容易になると共に、容易に剥がして他の場所に移動することもできる。
請求項8記載の光学式マウス用パッドは、基材シートの裏面には、光学式マウス用パッドを載せる対象物に剥離可能に接合する接合部が形成されているので、この光学式マウス用パッドを所定の場所に固定することができ、これによってマウス操作が容易になると共に、容易に剥がして他の場所に移動することもできる。
請求項9記載の光学式マウス用パッドは、基材シート上に散布されている光反射片によって、特定の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様が形成されているので、マウスパッドの商品価値が向上し、更には複数の異なる模様の商品を造ることによって、商品の購買意欲が向上する。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
ここで、図1(A)は本考案の第1の実施の形態に係る光学式マウス用パッドの平面図、(B)は同断面図、図2、図3は本考案の他の実施の形態に係る光学式マウス用パッドの断面図である。図4(A)は本考案の第2の実施の形態に係る光学式マウス用パッドの平面図、(B)は同断面図である。
なお、図1(A)、(B)、図2、図3、図4(A)、(B)はその構成を明確にするため拡大表示している。
ここで、図1(A)は本考案の第1の実施の形態に係る光学式マウス用パッドの平面図、(B)は同断面図、図2、図3は本考案の他の実施の形態に係る光学式マウス用パッドの断面図である。図4(A)は本考案の第2の実施の形態に係る光学式マウス用パッドの平面図、(B)は同断面図である。
なお、図1(A)、(B)、図2、図3、図4(A)、(B)はその構成を明確にするため拡大表示している。
図1に示すように、本考案の第1の実施の形態に係る光学式マウス用パッド10は、折り曲げ可能な材質からなる基材シート11と、基材シート11上に前後左右方向に広がって形成されたアルミニウム製の凹凸反射皮膜12と、凹凸反射皮膜12の上に形成された透明皮膜13を有している。以下、これらについて詳しく説明する。
基材シート11は厚みが、例えば0.05〜0.1mm程度の十分な強度を有する紙又は合成樹脂シート(例えば、合成紙、天然紙、ナイロン、ゴム、ウレタン)からなっている。この上に熱硬化性又は熱可塑性の粘着剤層14を介して凹凸反射皮膜12が形成されている。この凹凸反射皮膜12はこの実施の形態においては、アルミニウムの蒸着によって形成されている。
基材シート11は厚みが、例えば0.05〜0.1mm程度の十分な強度を有する紙又は合成樹脂シート(例えば、合成紙、天然紙、ナイロン、ゴム、ウレタン)からなっている。この上に熱硬化性又は熱可塑性の粘着剤層14を介して凹凸反射皮膜12が形成されている。この凹凸反射皮膜12はこの実施の形態においては、アルミニウムの蒸着によって形成されている。
そして、アルミニウムが蒸着されることによって表面に凹凸が前後左右に広がって形成されるが、隣り合う凸部の距離Pは1.5mm以下、例えば、0.02〜0.5mm程度となっている。これによって上方の光学式マウスからの光は、凹凸反射皮膜12に当たって反射する。しかし、マウスから照射される光に対して凹凸反射皮膜12の一部(即ち、水平になっている面)からの反射はマウスに届くが、他の傾斜面から反射する光は周囲に発散するので、マウスに届かない。従って、マウスを動かした場合には、凹凸反射皮膜12に形成された凹凸によって反射光の強さを大きく増減させて、X及びY方向のセンサーから信号として取り出すことができる。
なお、凹凸反射皮膜12の隣合う凸部の距離が1.5mmを超えると、マウスからの出力信号が粗くなって、実用上好ましくない。更に、隣り合う凸部の距離Pは1mm以下、0.5mm以下(更には、0.1mm以下)にすると更に好ましい。
また、この蒸着によって形成された凹凸反射皮膜12をプレス等で押圧して表面に、特定の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様を記載することもできる。この場合でも、一旦凹凸が形成されたアルミ蒸着膜はこのようなプレス加工を行っても表面が鏡面となることはない。
なお、凹凸反射皮膜12の隣合う凸部の距離が1.5mmを超えると、マウスからの出力信号が粗くなって、実用上好ましくない。更に、隣り合う凸部の距離Pは1mm以下、0.5mm以下(更には、0.1mm以下)にすると更に好ましい。
また、この蒸着によって形成された凹凸反射皮膜12をプレス等で押圧して表面に、特定の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様を記載することもできる。この場合でも、一旦凹凸が形成されたアルミ蒸着膜はこのようなプレス加工を行っても表面が鏡面となることはない。
この凹凸反射皮膜12の上には、表面が平面状に形成された比較的摩耗に強いPP(ポリプロピレン)フィルム、PVCフィルムあるいはOPPフィルム等の透明皮膜13をコーティングする。このようにして、全体の厚みが0.1〜0.6mm程度の光学式マウス用パッド10を形成する。なお、光学式マウス用パッド10の全体の厚みは用途に応じて例えば0.6mmを超える厚み、具体的には1〜3mmとすることもできる。
この場合、基材シート11の裏面には再剥離可能な、即ち繰り返し接着及び剥離が可能な接着剤(粘着剤)16を塗布した接合部を形成する。なお、必要な場合にはこの接着剤16の裏面側に離形紙(接着防止用シート)を貼着しておいてもよく、必要な場合にのみ離形紙を剥がしてこの光学式マウス用パッド10を所定の場所(対象物)に貼着する。なお、この光学式マウス用パッド10の構造は一般に販売されているホログラムフィルムと同一の構造としてもよい。
この場合、基材シート11の裏面には再剥離可能な、即ち繰り返し接着及び剥離が可能な接着剤(粘着剤)16を塗布した接合部を形成する。なお、必要な場合にはこの接着剤16の裏面側に離形紙(接着防止用シート)を貼着しておいてもよく、必要な場合にのみ離形紙を剥がしてこの光学式マウス用パッド10を所定の場所(対象物)に貼着する。なお、この光学式マウス用パッド10の構造は一般に販売されているホログラムフィルムと同一の構造としてもよい。
従って、本考案の第1の実施の形態に係る光学式マウス用パッド10を使用する場合には、机の上にこの光学式マウス用パッド10を置き、その上に光学式マウスを置いて移動させると、光学式マウスから照射される光が明るくなったり暗くなったりするので、これをXY方向に分けて電気信号として取り出す。なお、この光学式マウス用パッド10を固定して使用する場合には、例えば、裏面の離形紙を剥がして所定の場所に、この光学式マウス用パッド10を貼り付けることになる。
図2、図3に示す本考案の他の実施の形態に係る光学式マウス用パッド18、19について説明するが、光学式マウス用パッド18は、紙、合成樹脂シート等からなる薄い基材シート20の上に粘着剤21を介してアルミ蒸着層(凹凸反射皮膜)22が形成され、その上を透明樹脂からなるコーティング層23及び透明のPETフィルム24によって覆われている。この場合、表面が平坦となったPETフィルム24が硬質透明(透明皮膜)層を構成するので、マウスを当てても傷が付きにくいという利点がある。
また、図3に示す光学式マウス用パッド19については、薄い基材シート25の上に粘着剤26を介してアルミ蒸着層27(凹凸反射皮膜)が形成され、その上にPVCアクリル共重合体からなる表面が平坦となった透明皮膜層28が形成されている。このような複合シートは一般にメタリックフィルムとして販売されているので、それを転用することもでき、結果として安価に光学式マウス用パッドを提供できる。
続いて、図4(A)、(B)に示す本考案の第2の実施の形態に係る光学式マウス用パッド30について説明する。
図4(A)に示すように、本考案の第2の実施の形態に係る光学式マウス用パッド30は、折り曲げ可能な材質からなる基材シート31と、基材シート31上に前後左右方向に広がって散布固定された一辺が1.5mm以下の光沢性を有する光反射片32と、この多数の光反射片32の上にコーティング状態で形成された透明皮膜33を有している。以下、これらについて詳しく説明する。
基材シート31は、前記基材シート11と実質同一物でよく、例えば厚みが0.05〜0.5mm程度の十分な強度を有する紙又は合成樹脂シートからなっている。この上に熱硬化性又は熱可塑性の接着剤34を介して光反射片32が接合されている。
図4(A)に示すように、本考案の第2の実施の形態に係る光学式マウス用パッド30は、折り曲げ可能な材質からなる基材シート31と、基材シート31上に前後左右方向に広がって散布固定された一辺が1.5mm以下の光沢性を有する光反射片32と、この多数の光反射片32の上にコーティング状態で形成された透明皮膜33を有している。以下、これらについて詳しく説明する。
基材シート31は、前記基材シート11と実質同一物でよく、例えば厚みが0.05〜0.5mm程度の十分な強度を有する紙又は合成樹脂シートからなっている。この上に熱硬化性又は熱可塑性の接着剤34を介して光反射片32が接合されている。
この光反射片32は、アルミニウム薄片(金属箔小片の一例)を細かく裁断したものであってもよいし、薄い合成樹脂フィルム(例えば、ポリエステルシート、塩化ビニール等)の両面に光沢性を有する塗装(色は自由であるが、例えば、金、銀、白、黄色、薄青、薄緑、薄ピンク等)を施し、これを、例えば、三角形、四角形、六角形等に裁断した合成樹脂シート小片であってよい。裁断する片の大きさは前述のように最大寸法が1.5mm以下、例えば、0.2〜1mm程度に裁断するのがよい。この場合、接着材34は透明なものを使用するのがよい。
光反射片32は隙間無く散布、即ち散りばめられた状態で、基材シート31の上に接合されている。この基材シート31の上には、表面が平面状に形成された比較的摩耗に強いPP(ポリプロピレン)フィルム、PVCフィルムあるいはOPPフィルム等の透明皮膜33がコーティングされている。これによって、全体の厚みが例えば、0.2〜1mm程度の光学式マウス用パッド30が形成されている。なお、光学式マウス用パッド30の全体の厚みは用途に応じて例えば1mmを超える厚み、具体的には1〜3mmとすることもできる。この場合は、基材シート31の厚みを厚くするのが製造が簡単であり、取扱い等も容易となる。
基材シート31の裏面には、第1の実施の形態に係る光学式マウス用パッド10と同様に、再剥離可能な、即ち繰り返し接着及び剥離が可能な接着剤(粘着剤)35を塗布した接合部を形成しておく。
光反射片32は隙間無く散布、即ち散りばめられた状態で、基材シート31の上に接合されている。この基材シート31の上には、表面が平面状に形成された比較的摩耗に強いPP(ポリプロピレン)フィルム、PVCフィルムあるいはOPPフィルム等の透明皮膜33がコーティングされている。これによって、全体の厚みが例えば、0.2〜1mm程度の光学式マウス用パッド30が形成されている。なお、光学式マウス用パッド30の全体の厚みは用途に応じて例えば1mmを超える厚み、具体的には1〜3mmとすることもできる。この場合は、基材シート31の厚みを厚くするのが製造が簡単であり、取扱い等も容易となる。
基材シート31の裏面には、第1の実施の形態に係る光学式マウス用パッド10と同様に、再剥離可能な、即ち繰り返し接着及び剥離が可能な接着剤(粘着剤)35を塗布した接合部を形成しておく。
この光学式マウス用パッド30の使用にあっては、光反射片32によて形成される凹凸が前後左右に広がっているので、光学式マウス(以下、単に「マウス」ともいう)から照射される光に対して乱反射し、マウスの移動に応じて光学式マウス用パッドに入光する反射光の強さが変わることになる。従って、マウスを動かすと、そのX軸とY軸の移動成分から、X及びY方向の移動信号を取り出すことができる。
なお、光反射片32の大きさが1.5mmを超えると、マウスからの出力信号が粗くなって、実用上好ましくない。この場合、光反射片32の大きさは小さい程好ましいことになるが、例えば、0.05mm未満にすると、マウスの少しの移動距離に対して多数の凹凸信号が発生することになるので、0.05mm以上とするのがよい。
この光反射片32は接着材34で基材シート31に接合するために、又は接合した後に、平板によって押圧し、表面を滑らかにしてもよく、その上から透明の合成樹脂からなる透明皮膜を形成してもよい。なお、光反射片によって、特定(例えば、アニメのキャラクター)の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様を形成することもできる。
なお、光学式マウス用パッド30(詳細には、基材シート31)の裏面には、即ち繰り返し接着及び剥離が可能な接着剤(粘着剤)35が塗布されているので、机等の表面に簡単に接合し、また、剥がして別の場所に移動することができる。
なお、光反射片32の大きさが1.5mmを超えると、マウスからの出力信号が粗くなって、実用上好ましくない。この場合、光反射片32の大きさは小さい程好ましいことになるが、例えば、0.05mm未満にすると、マウスの少しの移動距離に対して多数の凹凸信号が発生することになるので、0.05mm以上とするのがよい。
この光反射片32は接着材34で基材シート31に接合するために、又は接合した後に、平板によって押圧し、表面を滑らかにしてもよく、その上から透明の合成樹脂からなる透明皮膜を形成してもよい。なお、光反射片によって、特定(例えば、アニメのキャラクター)の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様を形成することもできる。
なお、光学式マウス用パッド30(詳細には、基材シート31)の裏面には、即ち繰り返し接着及び剥離が可能な接着剤(粘着剤)35が塗布されているので、机等の表面に簡単に接合し、また、剥がして別の場所に移動することができる。
第1の実施の形態においては、凹凸反射皮膜をアルミ蒸着層によって形成した例を示したが、その他の金属蒸着層によって形成してもよく、更には、最初に凹凸加工(エンボス加工)をした金属フィルム(例えば、アルミフィルム)を用意し、これを基材シートに貼着してもよい。
また、第1の実施の形態では凹凸反射皮膜は蒸着によっているので、極めてランダムな凹凸に形成されているが、薄い金属皮膜にレーザー加工を行って規則正しい凹凸又はランダムな凹凸をその模様と共に形成した場合も本考案は適用される。
また、前記第1、第2の実施の形態における光学式マウス用パッドは、4隅を円弧状に加工した矩形形状であったが、好みに応じて菱形、円、楕円等に形成する場合も本考案は適用される。
また、第1の実施の形態では凹凸反射皮膜は蒸着によっているので、極めてランダムな凹凸に形成されているが、薄い金属皮膜にレーザー加工を行って規則正しい凹凸又はランダムな凹凸をその模様と共に形成した場合も本考案は適用される。
また、前記第1、第2の実施の形態における光学式マウス用パッドは、4隅を円弧状に加工した矩形形状であったが、好みに応じて菱形、円、楕円等に形成する場合も本考案は適用される。
10:光学式マウス用パッド、11:基材シート、12:凹凸反射皮膜、13:透明皮膜、14:粘着剤層、16:接着剤、18、19:光学式マウス用パッド、20:基材シート、21:粘着剤、22:アルミ蒸着層、23:コーティング層、24:PETフィルム、25:基材シート、26:粘着剤、27:アルミ蒸着層、28:透明皮膜層、30:光学式マウス用パッド、31:基材シート、32:光反射片、33:透明皮膜、34、35:接着剤
Claims (9)
- 基材シートと、
前記基材シート上に前後左右方向に広がって形成され、隣り合う凸部のピッチが1.5mm以下の金属製の凹凸反射皮膜と、
前記凹凸反射皮膜の上にコーティングされ、表面は実質的に平面状に形成された透明皮膜とを有することを特徴とする光学式マウス用パッド。 - 請求項1記載の光学式マウス用パッドにおいて、前記凹凸反射皮膜はアルミニウムの蒸着膜からなることを特徴とする光学式マウス用パッド。
- 請求項1及び2のいずれか1項に記載の光学式マウス用パッドにおいて、前記凹凸反射皮膜は、前記基材シートに粘着剤を介して接合されていることを特徴とする光学式マウス用パッド。
- 請求項3記載の光学式マウス用パッドにおいて、前記基材シートの裏面には、該光学式マウス用パッドを載せる対象物に剥離可能に接合する接合部が形成されていることを特徴とする光学式マウス用パッド。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学式マウス用パッドにおいて、前記凹凸反射皮膜には特定の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様が記載されていることを特徴とする光学式マウス用パッド。
- 基材シートと、
前記基材シート上に万遍なく散布して固定された一辺が1.5mm以下の光沢性を有する光反射片と、
前記光反射片の上にコーティングされて、表面は実質的に平面状に形成された透明皮膜とを有することを特徴とする光学式マウス用パッド。 - 請求項6記載の光学式マウス用パッドにおいて、前記光反射片は金属箔小片、又は表面が着色された合成樹脂シート小片からなることを特徴とする光学式マウス用パッド。
- 請求項7記載の光学式マウス用パッドにおいて、前記基材シートの裏面には、該光学式マウス用パッドを載せる対象物に剥離可能に接合する接合部が形成されていることを特徴とする光学式マウス用パッド。
- 請求項6〜8のいずれか1項に記載の光学式マウス用パッドにおいては、前記基材シート上に散布されている光反射片によって、特定の写実模様、幾何学模様、及び文字の1又は2以上からなる模様が形成されていることを特徴とする光学式マウス用パッド。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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