JP3111201U - 麺状魚肉練り食品並びにその成形器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】新規な食感を呈し、食卓において人々に親しまれ独特の美味を楽しむことができる、これまでに全く存在しない新規な魚肉練り食品の提供を図る。
【解決手段】魚肉練り食品の形状が麺形状に成形されてなる麺状魚肉練り食品。また、かかる麺状魚肉練り食品の表面に、複数の凸部が形成されている構成を採用する。さらに、麺状成形される魚肉練り食品として、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、つみれ等。そして、上記各麺状魚肉練り食品を押出成形するための調理器具として、先端に複数の孔を備えた魚肉練り食品排出部を有する中空筒状体と、該中空筒状体の後端に取り付けられ魚肉練り食品に押圧を加える押圧器とからなる麺状魚肉練り食品成形器具。
【選択図】図1
【解決手段】魚肉練り食品の形状が麺形状に成形されてなる麺状魚肉練り食品。また、かかる麺状魚肉練り食品の表面に、複数の凸部が形成されている構成を採用する。さらに、麺状成形される魚肉練り食品として、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、つみれ等。そして、上記各麺状魚肉練り食品を押出成形するための調理器具として、先端に複数の孔を備えた魚肉練り食品排出部を有する中空筒状体と、該中空筒状体の後端に取り付けられ魚肉練り食品に押圧を加える押圧器とからなる麺状魚肉練り食品成形器具。
【選択図】図1
Description
本発明は、魚肉練り食品に関し、詳しくは、麺状に成形された魚肉練り食品並びにその成形器具に関するものである。
従来より、魚肉練り食品として、魚肉ソーセージやかまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、つみれ等、多種多様のものが存在する。これらはそのまま食することができたり、あるいは調理が簡単かつ短時間で調理することが可能であることから、人々に大変親しまれ、多くの人に食されている。
しかしながら、かかる魚肉練り食品は、現在製品として出尽くした感があり、需要者は何ら新たな期待感を抱くことなく、ただ必要に応じて既存の魚肉練り食品を購入しているのが現状である。すなわち、魚肉練り食品は、多くの人に親しまれているからこそ、今までの魚肉練り食品とは異なる新たな魚肉練り食品を人々は欲するようになるのである。そして、その魚肉練り食品を麺形状とした食品は、未だ存在しない。
特開2000−300164号公報
特開平10−4924号公報
実開昭63−186277号公報
登録実用新案第3032677号公報
上記問題点に鑑み、本考案は、新規な食感を呈し、食卓において人々に親しまれ独特の美味を楽しむことができる、これまでに全く存在しない新規な魚肉練り食品を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案は、魚肉練り食品であって、該魚肉練り食品の形状が麺形状に成形されてなる麺状魚肉練り食品である。
また、本考案は、前記麺状魚肉練り食品の表面に、複数の凸部が形成されている構成を採用することができる。
さらに、本考案は、前記魚肉練り食品が、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、つみれ、のいずれかまたはそのいずれかの組合せである構成とすることができる。
そしてまた、本考案は、上記各麺状魚肉練り食品を押出成形するための調理器具であって、先端に複数の孔を備えた魚肉練り食品排出部を有する中空筒状体と、該中空筒状体の後端に取り付けられ魚肉練り食品に押圧を加える押圧器とからなる麺状魚肉練り食品成形器具である。
本考案にかかる麺状魚肉練り食品によれば、昔から人々に親しまれている魚肉練り食品について、新規な食感及び独特の美味を呈して人々の嗜好性を喚起することが可能な、今までにない新規な魚肉練り食品を提供することができる。
また、本考案にかかる麺状魚肉練り食品成形器具によれば、上記麺状魚肉練り食品を誰でも簡単に作ることができ、普段の食卓において人々に親しまれている魚肉練り食品について、新規な食べ物としてその食生活の幅を広げる効果も奏する。
本考案は、魚肉練り食品を麺形状に成形したこと、並びに、本考案にかかる成形器具によって簡単に魚肉練り食品を麺形状に成形することを可能としたことを最大の特徴とする。以下、本考案にかかる麺状魚肉練り食品並びにその成形器具の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案にかかる麺状魚肉練り食品1の第一の実施形態を示す斜視図である。すなわち、該麺状魚肉練り食品1は、常法により製造された魚肉練り食品Fを、麺形状に裁断あるいは押出成形することにより成形される。
麺状に成形される魚肉練り食品Fとしては、特に限定するものではないが、一般に魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、つみれ等が考えられる。そして、これらを単独で麺形状とすることもでき、あるいは、これらを組合せて麺形状とすることも可能である。
上記第一の実施形態にかかる麺状魚肉練り製品1は、その完成食品の調理方法等について限定するものではない。そのまま食することが可能なものについては、何も調理をせずに食したり、あるいは、焼く・揚げる・茹でる等によって様々な味の変化を楽しむことも可能であって、その調理方法を変化させることにより、独特の風味が醸し出され、人々の嗜好性の向上を図ることができる。
図2は、本考案にかかる麺状魚肉練り製品1の第二の実施形態を示す斜視図である。すなわち、麺状魚肉練り製品1の表面に、規則的あるいは不規則に凸部2を形成して成る。該麺状魚肉練り製品1は、常法により製造された魚肉練り食品Fを第一の実施形態と同様に麺形状とする際に、裁断による場合は該凸部2を形成させつつ裁断することで規則的に凸部2が形成され、また、押出成形による場合は押出される孔の径を変化させるとともに押圧を可変することで自然と不規則な凸部2が形成されることとなる。
上記第二の実施形態にかかる麺状魚肉練り製品1についても、第一の実施形態と同様、その完成食品の調理方法等について限定するものではない。ただし、表面に凸部2が形成されている構成上、第一の実施形態とは違ったさらに独特の食感を呈するとともに、焼いて食する場合には、該凸部2にのみ焦げ目がついてカリッとした食感と魚肉練り製品Fそのものが持つ食感とが相俟って、独特の風味が醸し出され、人々の嗜好性のさらなる向上を図ることが可能である。
図3及び図4は、本考案にかかる麺状魚肉練り食品成形器具3を示しており、図3は分解斜視図、図4は部分断面図である。該麺状魚肉練り食品成形器具3は、先端に複数の孔4を備えた魚肉練り食品排出部5を有する中空筒状体6と、該中空筒状体6の後端に取り付けられ魚肉練り食品Fに押圧を加える押圧器7とから構成されている。なお、食品排出部5と中空筒状体6は一体とすることも可能であるし、洗浄等を容易にするため、図に示すように取外し可能とすることもできる。
中空筒状体6は内部に中空部6aを有し、その内径は成形すべき魚肉練り製品Fが挿入可能な径とすればよい。また、該中空筒状体6の先端にある食品排出部5に備える孔4の径について特に限定するものではないが、麺形状とする趣旨からすればあまり大きい径にすることは好ましくなく、2mm〜5mm程度とするのが好ましい。そしてまた、該孔4の数についても特に限定するものではないが、少なくとも二以上有することが好ましく、中空筒状体6内に挿入した魚肉練り食品Fの排出効率等を考慮して決定すればよい。
尚、食品排出部5に備えられた孔4における中空部6a側に、刃等の裁断作用を備えれば、魚肉練り食品Fを該孔4から排出する際、裁断するように該魚肉練り食品Fをスムーズに排出することができ、成形された麺状魚肉練り食品1の表面も裁断されたようにきれいなものとなる。逆に、かかる裁断作用を備えなければ、魚肉練り食品Fを該孔4から排出する際、該魚肉練り食品Fをスムーズに排出することはできないが、成形された麺状魚肉練り食品1の表面に複数の凸部2を形成することが可能となる。
押圧器7は、押圧軸7bとそれを動かす操作ハンドル7dとから構成される。該押圧軸7bは、先端に押圧部7aを備えるとともに、その後端に位置決め用握り7cを備えている。また、操作ハンドル7dは、手で握ったり緩めたりを繰り返すことで、押圧板7eを介して押圧軸7bを先端へ向けて徐々に移動させる構造となっており、押圧部7aがその前方に位置する物を押圧することとなる。手を緩める際に握った操作ハンドル7dを元の位置に戻すために、バネ8aが使用され、操作前の状態に戻すための解除レバー9及びバネ8bを備えている。
上記構成からなる麺状魚肉練り食品成形器具3を使って実際に麺状魚肉練り食品1を成形する場合、図4に示す通り、まず始めに中空筒状体6の中空部6a内に材料となる魚肉練り食品Fを挿入する。次いで該中空部6a内に押圧軸7b並びにその先端に備える押圧部7aを挿入しつつ、中空筒状体6の後端に押圧器7を取り付ける。その後、押圧軸7b後端に備える位置決め用握り7cによって、押圧開始位置を合わせる。そして、操作ハンドル7dを繰り返し動かして内容物である魚肉練り食品Fを押圧することにより、孔4から該魚肉練り食品Fが押し出されて、麺状魚肉練り食品1の成形が行われる。
1 麺状魚肉練り食品
2 凸部
3 麺状魚肉練り食品成形器具
4 孔
5 魚肉練り食品排出部
6 中空筒状体
6a 中空部
7 押圧器
7a 押圧部
7b 押圧軸
7c 位置決め用握り
7d 操作ハンドル
7e 押圧板
8a バネ
8b バネ
9 解除レバー
F 魚肉練り食品
2 凸部
3 麺状魚肉練り食品成形器具
4 孔
5 魚肉練り食品排出部
6 中空筒状体
6a 中空部
7 押圧器
7a 押圧部
7b 押圧軸
7c 位置決め用握り
7d 操作ハンドル
7e 押圧板
8a バネ
8b バネ
9 解除レバー
F 魚肉練り食品
Claims (4)
- 魚肉練り食品であって、該魚肉練り食品の形状が麺形状に成形されてなることを特徴とする麺状魚肉練り食品。
- 前記麺状魚肉練り食品の表面に、複数の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の麺状魚肉練り食品。
- 前記魚肉練り食品が、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、つみれ、のいずれかまたはそのいずれかの組合せであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の麺状魚肉練り食品。
- 請求項1乃至請求項3に記載の麺状魚肉練り食品を押出成形するための調理器具であって、先端に複数の孔を備えた魚肉練り食品排出部を有する中空筒状体と、該中空筒状体の後端に取り付けられ魚肉練り食品に押圧を加える押圧器とからなることを特徴とする麺状魚肉練り食品成形器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005001211U JP3111201U (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 麺状魚肉練り食品並びにその成形器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005001211U JP3111201U (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 麺状魚肉練り食品並びにその成形器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3111201U true JP3111201U (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=43273702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005001211U Expired - Fee Related JP3111201U (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 麺状魚肉練り食品並びにその成形器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3111201U (ja) |
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2005
- 2005-03-09 JP JP2005001211U patent/JP3111201U/ja not_active Expired - Fee Related
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