JP3111121B2 - パワーウインド装置のモータ制御方法 - Google Patents

パワーウインド装置のモータ制御方法

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JP3111121B2
JP3111121B2 JP05009432A JP943293A JP3111121B2 JP 3111121 B2 JP3111121 B2 JP 3111121B2 JP 05009432 A JP05009432 A JP 05009432A JP 943293 A JP943293 A JP 943293A JP 3111121 B2 JP3111121 B2 JP 3111121B2
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口 悟 関
藤 雄 伊
藤 勝 加
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自動車電機工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のウインドガ
ラスの現在位置を検出することによってウインドガラス
の動作を制御するパワーウインド装置に利用されるモー
タ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のウインドガラスの現在位
置を検出することによってウインドガラスの動作を制御
するパワーウインド装置のモータ制御方法としては、図
7に示すものが知られている。図7において、ウインド
スイッチ111がオンされると、アーマチュアシャフト
101が回転し、このアーマチュアシャフト101の回
転動力がウオームホイール102に伝達され、ウオーム
ホイール102の回転動力が衝撃吸収用ダンパ104を
介して出力軸105に伝達される。出力軸105には、
ガラス昇降機構106を介してウインドガラス107が
連結されており、出力軸105の回転動力はガラス昇降
機構106によってウインドガラス107の全閉側・全
開側移動に変換される。アーマチュアシャフト101に
は回転検出機構108が設けられており、アーマチュア
シャフト101の回転数は回転検出機構108によって
パルス信号に変換されて制御手段であるコントローラ1
09に転送され、コントローラ109は、ウインドガラ
ス107の全閉位置から全開位置までのストローク内の
現在位置データおよびアーマチュアシャフト101の回
転数を記憶している。そこで、ウインドガラス107が
全閉位置に到達する手前で移動を阻止された場合、コン
トローラ109は、回転検出機構108からのウインド
ガラス107の現在位置データが全閉位置に到達したも
のではないのにアーマチュアシャフト101の回転が停
止したことによって何かが挟まっていることを認識し、
モータ100への電流の供給を一旦カットしてからモー
タ100へ供給電流を反転させてウインドガラス107
を全開側に所定の量だけ移動させる制御を行うようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパワー
ウインド装置のモータ制御方法において、このパワーウ
インド装置の近傍に配置されるドアロック装置などの電
装部品の作動によって瞬間的な電圧変動や電波ノイズが
あった際、コントローラ109によるウインドガラス1
07のストローク内の現在位置データの記憶に狂いを生
じないとは言い難く、現在位置データの記憶に狂いを生
じると、ウインドガラス107の位置の判断がつかなく
なるため、ウインドガラス107が何かを挟み込んでい
たとしてもモータ100への電流の供給を反転させない
で電流供給をカットしてしまう可能性を有するため、挟
み込み等の緊急時にウインドガラス107を的確に作動
させることができなくなるという問題点があり、この問
題点を解決することが課題となっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるパワーウインド装置の
モータ制御方法は、ウインドガラスの現在位置の認識に
狂いを生じたとしても安全性を損なわないパワーウイン
ド装置のモータ制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるパワー
ウインド装置のモータ制御方法は、乗員の操作によりオ
ンされるオープンスイッチ・クローズスイッチと、ウイ
ンドガラスに出力軸を連結し且つオープンスイッチ・ク
ローズスイッチのオンにより正方向・逆方向の電流を供
給されて出力軸を介しウインドガラスを全閉位置から全
開位置のあいだでのストローク内で移動するモータと、
モータに電源を接続する駆動手段と、モータの出力軸の
回転数を検出してパルス信号を発生する回転検出手段
と、回転検出手段からのパルス信号によりウインドガラ
スの現在位置データをカウントする複数個の位置カウン
タを有するとともに回転検出手段からのパルス信号の現
在周期時間によりモータの回転状態を検出するパルス周
期タイマを有し且つモータに対し電流を間欠的に供給す
る間欠時間を設定する寸動タイマを有する随時設定メモ
リおよび前記ウインドガラスのストローク内で全閉位置
の近傍に位置基準値を予め設定された位置基準値記憶手
段を有するとともにモータの基準回転数に対応したパル
ス周期時間を設定された基準時間記憶手段を有し且つ前
記寸動タイマと比較される時間を設定した時間設定手段
を有する固定メモリを備えた制御手段をそなえ、制御手
段により、クローズスイッチのオンが認識され且つ位置
カウンタの夫々のカウント値がすべて一致したことの認
識がなされた際、パルス周期タイマの現在周期時間が基
準時間記憶手段の基準時間よりも短いときはモータに対
しウインド閉側の電流を供給し、パルス周期タイマの現
在周期時間が基準時間記憶手段の基準時間よりも長く且
つ位置カウンタのカウント値が位置基準値記憶手段の位
置基準値よりも大きいときはモータに対し反転したウイ
ンド開側の電流を供給し、パルス周期タイマの現在周期
時間が基準時間記憶手段の基準時間よりも長く且つ位置
カウンタのカウント値が位置基準値記憶手段の位置基準
値よりも小さいときはモータに対する電流供給を中止す
るとともに、クローズスイッチのオンが認識され且つ位
置カウンタの夫々のカウント値が1個でも不一致である
ことの認識がなされた際、前記寸動タイマのタイマ値を
前記時間設定手段の設定時間と比較し、寸動タイマのタ
イマ値が時間設定手段の設定時間を越えるまではのあい
だはモータに対し短い時間の電流供給を間欠的に行うこ
とを特徴としており、必要に応じて採用される実施態様
において時間設定手段に第1設定時間と前記第1設定時
間よりも長い第2設定時間を備え、クローズスイッチの
オンが認識され且つ位置カウンタのカウンタ値が1個で
も不一致であることの認識がなされた際、寸動タイマの
タイマ値が時間設定手段の第1設定時間を越えるまでは
パルス周期タイマの現在周期時間が基準時間記憶手段の
記憶時間よりも長いときにモータに対する電流供給を中
止するとともに、パルス周期タイマの現在周期時間が基
準時間記憶手段の記憶時間よりも短くなったときにモー
タに対しウインド閉側の電流を供給し、寸動タイマのタ
イマ値が時間設定手段の第1設定時間を越えてから寸動
タイマのタイマ値が時間設定手段の第2の設定時間を越
えるまではモータに対する電流供給を中止し、寸動タイ
マのタイマ値が時間設定手段の第2設定時間を越えたら
寸動タイマをリセットする制御を行うものとすることが
できる。
【0007】
【発明の作用】この発明に係わるパワーウインド装置の
モータ制御方法では、クローズスイッチのオンが検知さ
れ且つ位置カウンタの夫々のカウント値が1個でも不一
致であることの検知が行われると、位置カウンタの現在
位置データに狂いが生じていることの認識がなされ、寸
動タイマのタイマ値と時間設定手段の設定時間との比較
を行ってタイマ値が設定時間を越えるまでのあいだはモ
ータに対して短い時間の電流供給を間欠的に行う。それ
故、位置カウンタの現在位置データに狂いが生じている
ことによって、ウインドガラスが全閉位置に到達してい
るのか、全閉位置に到達する以前に挟み込みが発生して
いるのかの判別がつかないままでウインドガラスを全閉
位置に向けて連続的に移動させないこととなる。
【0008】
【実施例】図1ないし図6には、この発明に係わるパワ
ーウインド装置のモータ制御方法の一実施例が示されて
いる。
【0009】この発明に係わるパワーウインド装置のモ
ータ制御方法が用いられるパワーウインド装置1は図1
により明らかなように、主として、乗員の操作によりオ
ンされるオープンスイッチ2・クローズスイッチ3、ウ
インドガラス(図7参照)に出力軸4aを連結し且つオ
ープンスイッチ2・クローズスイッチ3のオンにより正
方向・逆方向の電流を供給されて出力軸4aを介しウイ
ンドガラスを全閉位置から全開位置のあいだでのストロ
ーク内で移動するモータ4、モータ4に電源を接続する
駆動手段5、モータ4の出力軸4aの回転数を検出して
パルス信号を発生する回転検出手段6、ウインドガラス
のストローク内で全閉位置の近傍に位置基準値を予め設
定された位置基準値記憶手段7aを有するとともにモー
タ4の駆動時間に対応した基準時間を設定された基準時
間記憶手段7bを有し且つ第1設定時間T1,第2設定
時間T2を予め定めた時間設定手段7cを有する固定値
メモリ7および回転検出手段6からのパルス信号数でウ
インドガラスの現在位置データを夫々カウントする位置
カウンタA,位置カウンタB,位置カウンタC,位置カ
ウンタDを有するとともにモータ4に対し電流を間欠的
に供給する間欠時間を設定する寸動タイマ8aを有し且
つ回転検出手段6からのパルス信号の周期によりモータ
の回転状態を検出するパルス周期タイマ8bを有する随
時設定メモリ8を備えた制御手段10から構成されてい
る。
【0010】オープンスイッチ2、クローズスイッチ3
は入力インターフェースaを介して制御手段10に接続
されており、オープンスイッチ2、クローズスイッチ3
のオン切換信号は制御手段10に転送される。
【0011】モータ4は、図2および図3により明らか
なように、モータケース4b内に回転自在に収容された
アーマチュアシャフト4cの一方がギヤケース4d側に
突出しており、このアーマチュアシャフト4cのギヤケ
ース4dへの突出部分にはウオーム4eが形成されてい
る。アーマチュアシャフト4cはモータケース4b内に
おいて図示しないアーマチュアに備えられており、この
アーマチュアは駆動手段5から電流を供給されて正回転
・逆回転する。
【0012】ギヤケース4d内のウオーム4eにはウオ
ームホイール4fが噛み合っている。ウオームホイール
4fは、中央孔4f1がギヤケース4dのほぼ中央に環
状をなすものとして設けられた出力軸支持部4d1によ
って回転自在に支持されているとともに、このウオーム
ホイール4fの上面に形成されたダンパ取付け孔4f2
内に衝撃吸収用ダンパ4hが回転不能に嵌入れられてい
る。ダンパ4hの中央に備えたダンパハブ4h1にはウ
オームホイール4fの同心円上に小判形状孔4h2が形
成されている。この小判形状孔4h2は出力軸4aに回
転不能に取付けられる。
【0013】ウオームホイール4fの上方側には磁気プ
レート4jが配置されている。この磁気プレート4j
は、ウオームホイール4fの外径寸法よりもわずかに小
さい外径を有する円板状をなし、中央に設けられたベー
ス4j1の外周にS極を着磁したS極着磁部4j2とこ
のS極着磁部4j2と相反する磁極であるN極を着磁し
たN極着磁部4j3とが円周上に交互に6対配置されて
いる。また、ベース4j1の中央にもダンパ4hと同様
に小判形状孔4j4が形成されており、この小判形状孔
4j4も出力軸4aに回転不能に取付けられる。単一の
S極着磁部4j2と単一のN極着磁部4j3とは、磁気
プレート4jの円周上で夫々同一の角度範囲になってい
る。
【0014】一方、ギヤケース4dに設けられた出力軸
支持部4d1には、出力軸4aが回転自在に挿通されて
おり、出力軸4aは、一方側がギヤケース4dの外側で
図示しないガラス昇降機構に連結されているとともに、
他方側がギヤケース4d内に突出している。出力軸4a
のギヤケース4d内への突出部分には、ダンパ4hのダ
ンパハブ4h1に形成された小判形状孔4h2に挿入さ
れる外形を有するものとして形成されたダンパ係止用小
判形状軸部4a1が設けられているとともに、このダン
パ係止用小判形状軸部4a1の上側に磁気プレート4j
のベース4j1に形成された小判形状孔4j4に挿入さ
れる外形を有するものとして形成された磁気プレート係
止用小判形状軸部4a2が設けられており、この磁気プ
レート係止用小判形状軸部4a2の上側にピン取付け用
溝4a3が設けられている。出力軸4aは、ウオームホ
イール4fの内周側でダンパ係止用小判形状軸部4a1
がダンパ4hの小判形状孔4h2に挿入され、ウオーム
ホイール4fの上側で磁気プレート係止用小判形状軸部
4a2が磁気プレート4jの小判形状孔4j4に挿入さ
れ、磁気プレート4jの上側でピン取付け用溝4a3に
抜け止め用のシー(C)形ピン4kが嵌め付けられてい
るため、ダンパ4hおよび磁気プレート4jに一体的に
係止されている。
【0015】他方、磁気プレート4j上にはホール素子
11が3個所に配置されている。ホール素子11は、図
3により明らかなように、輪形状をなし、テフロン樹脂
を素材として成形された摺接部材12に包まれた状態で
回路基板13の下側に固定されており、外部接続線11
a,11b,11cが回路基板13の上側で板ばね状接
続部材14,15,16の一端側に電気的に接続されて
いる。ホール素子11はギヤケース4d内に収容され、
ギヤケースカバー17によって覆われる。板ばね状接続
部材14,15,16の他端側はグロメット18に固定
されているとともに外部配線19,20,21に夫々接
続されている。外部配線19,20,21は図1に示す
制御手段10に夫々接続されている。板ばね状接続部材
14,15,16は、長さ方向に対して直交する方向で
ある磁気プレート4j側とこの磁気プレート4jとは反
対の側に向けて若干の弾性を有するため、摺接部材12
を磁気プレート4jに当接させた状態でホール素子11
を磁気プレート4jの磁界内でS極着磁部4j2,N極
着磁部4j3に接近させる側に付勢している。摺接部材
12が磁気プレート4jに当接するため、ホール素子1
1は磁気プレート4jに直接接触しない。
【0016】ホール素子11は、磁気プレート4jのS
極着磁部4j2,N極着磁部4j3に接近する側に付勢
されるため、磁気プレート4jが回転する際に生ずる回
転磁界によりホール電圧を誘導する。ホール電圧は磁気
プレート4jが回転することによって一対のS極着磁部
4j2,N極着磁部4j3が通過する毎にローレベル,
ハイレベルを繰り返す。ホール素子11および磁気プレ
ート4jとによって回転検出手段6が形成され、インタ
ーフェース回路aを介し外部配線19,20,21から
磁気プレート4jの回転数をパルス信号数で制御手段1
0に転送することによってウインドガラスの現在位置と
モータ4の回転状態とを制御手段10に認識させる。
【0017】駆動手段5は、リレー等の電源接続切換機
構であって、出力インターフェース回路bを介して制御
手段10に接続されており、制御手段10の出力段から
の信号によりモータ4に正方向または逆方向の電流を供
給する。
【0018】制御手段10には、固定メモリ7および随
時設定メモリ8を備えたマイクロコンピュータが内蔵さ
れている。固定メモリ7は読み出し専用メモリ(RO
M)であって、この固定メモリ7に備えられた位置基準
値記憶手段7aは、ウインドガラスの全閉位置から全開
位置のあいだでのストロークに対応した記憶エリア内で
全閉位置の近傍に位置基準値を予め設定している。位置
基準値記憶手段7aは後述する位置カウンタ8aからの
現在位置データと比較される。また、基準値メモリ7に
は基準時間記憶手段7bが備えられており、この基準時
間記憶手段7bは、モータ4が定常状態で回転すること
によって発生するパルスの周期時間をあらかじめ設定し
ており、設定された基準時間は後述するパルス周期タイ
マ8bからの現在周期時間と比較される。そして、基準
値メモリ7には時間設定手段7cも備えられており、こ
の時間設定手段7cは第1設定時間T1,第2設定時間
T2が予め設定されている。第1設定時間T1の設定値
は第2設定時間T2の設定値よりも小さい値になってお
り、クローズスイッチ3のオンが認識され且つ位置カウ
ンタA,B,C,Dのカウント値が1個でも不一致であ
ることの認識がなされると、後述する随時設定メモリ8
の寸動タイマ8aのカウント値に対して第1設定時間T
1、第2設定時間T2の順に比較されることによってモ
ータ4に対しての短い時間での電流供給を間欠的に行う
ための間欠時間を設定する。
【0019】随時設定メモリ8は随時書き込み読み出し
メモリ(RAM)であって、この随時設定メモリ8に備
えられた位置カウンタA,B,C,Dは、回転検出手段
6からのパルス信号を夫々のラムエリア内に随時記憶す
ることによってウインドガラスの現在位置データを得て
おり、位置カウンタA,B,C,Dに記憶された現在位
置データは位置基準値記憶手段7aの位置基準値と比較
されることによってウインドガラスの現在位置が全閉位
置の近傍かどうかを判別する。ここで、全閉位置の近傍
とは、ウインドガラスが全閉位置に向けて移動している
際に指等を挟み込んだ場合に生ずる隙間寸法よりも小さ
い寸法に相当する。
【0020】また、随時設定メモリ8には寸動タイマ8
aが備えられており、この寸動タイマ8はクローズスイ
ッチ3のオンが認識され且つ位置カウンタA,B,C,
Dのカウンタ値が1個でも不一致であることが認識され
た際にタイマスタートし、寸動タイマ8aのタイマ値は
前記時間設定手段7cが予め定めた第1設定時間T1、
第2設定時間T2の順に比較されることによってモータ
4に対しての供給電流を間欠的に行うための間欠時間を
設定する。
【0021】そして、随時設定メモリ8にはパルス周期
タイマ8bが備えられており、このパルス周期タイマ8
bは回転検出手段6からのパルス信号の現在周期時間を
随時記憶しており、パルス周期タイマ8bによって記憶
された現在周期時間は基準時間記憶手段7bの周期時間
と比較されることによってモータ4に過負荷がかかって
いるかどうかを判別する。随時設定メモリ8には位置バ
ッファ8cも備えられており、この位置バッファ8cは
回転検出手段6からのパルス信号数を一旦保存しておく
ための機能を有する。
【0022】制御手段10は、オープンスイッチ2のオ
ンが認識された際、パルス周期タイマ8bの現在周期時
間と基準時間記憶手段7bの基準時間とを比較してパル
ス周期タイマ8bの現在周期時間が基準時間記憶手段7
bの基準時間よりも短くなったときに駆動手段5を介し
モータ4に対しウインド開側の電流を供給するととも
に、パルス周期タイマ8bの現在周期時間が基準時間記
憶手段7bの基準時間よりも大きくなったときにモータ
4に対する電流の供給を中止する。
【0023】また、制御手段10は、クローズスイッチ
3のオンが認識され且つ位置カウンタA,B,C,Dの
夫々のカウント値がすべて一致したことの認識がなされ
た際、パルス周期タイマ8bの現在周期時間が基準時間
記憶手段7bの基準時間よりも短いときはモータ4に対
しウインド閉側の電流を供給し、パルス周期タイマ8b
の現在周期時間が基準時間記憶手段7bの基準時間より
も短く且つ位置カウンタA,B,C,Dの夫々のカウン
ト値が位置基準値記憶手段7aの位置基準値よりも大き
いときはモータ4に対し反転したウインド開側の電流を
供給し、パルス周期タイマ8bの現在周期時間が基準時
間記憶手段7bの基準時間よりも短く且つ位置カウンタ
A,B,C,Dのカウント値が位置基準値記憶手段7a
の位置基準値よりも小さいときはモータ4に対する電流
供給を中止するとともに、クローズスイッチ3のオンが
認識され且つ位置カウンタA,B,C,Dの夫々のカウ
ント値が1個でも不一致であることの認識がなされた
際、寸動タイマ8aのタイマ値を時間設定手段7cの第
1設定時間T1および第2設定時間T2と比較し、寸動
タイマ8aのタイマ値が時間設定手段7cの第1設定時
間T1よりも小さく且つパルス周期タイマ8bの現在周
期時間が基準時間記憶手段7bの基準時間よりも長けれ
ばモータ4に対する電流供給を中止し、寸動タイマ8a
のタイマ値が時間設定手段7cの第1設定時間T1より
も小さく且つパルス周期タイマ8bの現在周期時間が基
準時間記憶手段7bの基準時間よりも短ければモータ4
に対しウインド閉側の電流を供給し、寸動タイマ8aの
タイマ値が時間設定手段7cの第1設定時間T1よりも
大きくなり且つ寸動タイマ8aのタイマ値が時間設定手
段7cの第2設定時間T2よりも小さければモータ4に
対する電流供給を中止し、寸動タイマ8aのタイマ値が
時間設定手段7cの第2設定時間T2よりも大きくなっ
たら寸動タイマ8aがタイムアップする。これにより、
寸動タイマ8aがタイマスタートしてからタイムアップ
するまでのあいだはタイマ値の変動にともなってモータ
4に対し短い時間の電流供給および中止を繰り返すた
め、モータ4は短い時間の駆動をともなって間欠的に駆
動される。
【0024】このような構造を有するパワーウインド装
置1においてウインドガラスが全閉位置にあるときに、
オープンスイッチ2がオンされると同時に、図4,図
5,図6に示すプログラムが開始される。本プログラム
においてステップ30ないしステップ57はメインルー
チンであり、ステップ60ないしステップ64はモータ
4の回転によって発生するパルス信号が取り入れられる
とメインルーチンに優先して行われる割込ルーチンであ
る。
【0025】メインルーチンが実行され、ステップ30
においてリセット、ステップ31においてスイッチ信号
取込がなされ、ステップ32において位置バッファ8c
の値を位置カウンタA,B,C,Dに夫々ストアし、ス
テップ33,ステップ34,ステップ35において、位
置カウンタAのカウンタ値は位置カウンタBのカウンタ
値に等しいか否か,位置カウンタAのカウンタ値は位置
カウンタCのカウンタ値に等しいか否か,位置カウンタ
Aのカウンタ値は位置カウンタDのカウンタ値に等しい
か否かが判別される。ここで、瞬間的な電圧変動や電波
ノイズによって回転検出手段6からのパルス信号が位置
カウンタA,B,C,Dのラムエリアに夫々記憶される
際に位置カウンタA,B,C,Dのいずれかのカウント
値にエラーが発生すると不一致となるため、ステップ3
6においてフェイルフラグをセットし、位置カウンタ
A,B,C,Dのカウント値が一致すると、ステップ3
7においてフェイルフラグをリセットする。
【0026】オープンスイッチ2がオンされていると、
フェイルフラグがセットされていてもセットされていな
くてもステップ38においてノーとなるため、ステップ
39に移行し、モータ4に何らかの負荷がかかっていて
回転数が低下していると、ステップ40においてのパル
ス周期タイマ8bの現在周期時間が基準時間記憶手段7
bの基準時間よりも長いか否かがイエスとなってステッ
プ41においてモータ4への電流の供給を中止してステ
ップ30に復帰する。モータ4の回転数が低下していな
ければ、ステップ40においてノーとなるため、ステッ
プ42において駆動手段5を介しモータ4に対しウイン
ド開側の電流を供給する。
【0027】モータ4は、ウインド開側の電流が供給さ
れることによってアーマチュアシャフト4cが逆回転す
るため、このアーマチュアシャフト4cに噛み合うウオ
ームホイール4fが逆回転を始める。ウオームホイール
4fが逆回転することによってウオームホイール4fと
一体的にダンパ4hも逆回転するため、ウオームホイー
ル4fの回転動力はダンパ4hを介して出力軸4aに伝
達されるので、出力軸4aが逆回転する。出力軸4aが
逆回転することによってこの出力軸4aにギアケース4
dの外側で連結されたウインドガラスを開側に向けて移
動させる。
【0028】出力軸4aが逆回転を始めると同時に、こ
の出力軸4aと一体的に磁気プレート4jも回転を始め
るため、回転磁界が生じ、この回転磁界によって各ホー
ル素子11,11,11はホール電圧を誘導して制御手
段10にパルス信号の転送を始める。
【0029】回転検出手段6からパルス信号が転送され
ることにより割り込みルーチンが実行されると、ステッ
プ60においてのクローズスイッチ3はオンか否かがノ
ー、ステップ61においてのオープンスイッチ2はオン
か否かがイエスであるため、ステップ62において位置
バッファ8cをインクリメントし、ステップ63におい
て前回割込発生時からの経過時間をパルス周期タイマ8
bにストアしてから、メインルーチンが実行され、ステ
ップ30においてリセット、ステップ31においてスイ
ッチ信号取込、ステップ32において位置カウンタA〜
Dへのストアしてから、ステップ33,ステップ34,
ステップ35において位置カウンタAのカウンタ値は位
置カウンタBのカウンタ値に等しいか否か,位置カウン
タAのカウンタ値は位置カウンタCのカウンタ値に等し
いか否か,位置カウンタAのカウンタ値は位置カウンタ
Dのカウンタ値に等しいか否かが判別され、ステップ3
3,ステップ34,ステップ35においての判別結果に
よりステップ36においてフェイルフラグをセットする
か、または、ステップ37においてフェイルフラグをリ
セットする。
【0030】オープンスイッチ2がオンされていると、
フェイルフラグがセットされていてもセットされていな
くてもステップ38においてノーであるため、ステップ
39に移行し、モータ4に何らかの負荷がかかっていて
回転数が低下していると、ステップ40においてのパル
ス周期タイマ8bの現在周期時間が基準時間記憶手段7
bの基準時間よりも長いか否かがイエスとなってステッ
プ41においてモータ4への電流の供給を中止してステ
ップ30に復帰する。モータ4の回転数が低下していな
ければ、ステップ40においてノーとなるため、ステッ
プ42において駆動手段5を介しモータ4に対してウイ
ンド開側の電流を供給し続け、ウインドガラスを全開位
置に向けて移動する。
【0031】ウインドガラスを全開位置に向けて移動し
ているときに、オープンスイッチ2がオフされると、ス
テップ39でノーとなるため、ステップ43においてモ
ータ4に対する電流供給を中止するので、ウインドガラ
スはオープンスイッチ2がオフ切換えされたときの位置
で停止する。オープンスイッチ2が再びオン切換えさ
れ、モータ4に何らかの負荷がかかっていなければ、ス
テップ39においてイエス、ステップ40においてイエ
スとなるため、ステップ42でモータ4に対しウインド
開側の電流を供給するので、ウインドガラスは全開位置
まで移動する。
【0032】ウインドガラスが全開位置に到達したとこ
ろで、オープンスイッチ2をオフすると、回転検出手段
6からのパルス信号が制御手段10に転送されなくなっ
てメインルーチンのみが実行され、ステップ39でノー
となるため、モータ4への電流の供給は中止され、ウイ
ンドガラスは全開位置で停止する。
【0033】ウインドガラスが全開位置にある際に、ク
ローズスイッチ3がオン切換されると、駆動手段5を介
してモータ4に対しウインド閉側の電流が供給され、ウ
インドガラスを全閉位置に向けて移動し始めると同時
に、回転検出手段6からのパルス信号が制御手段10に
転送される。パルス信号が転送されることによって割込
ルーチンが実行され、ステップ60においてイエス、ス
テップ64において位置バッファ8cをデクリメント
し、ステップ63において前回割込発生時からの経過時
間をパルス周期タイマ8bにストアしてから、メインル
ーチンが実行される。
【0034】モータ4にウインド閉側の電流が供給さ
れ、位置カウンタA,B,C,Dのカウント値がいずれ
も一致していると、ステップ37においてフェイルフラ
グをリセット、ステップ38においてイエス、ステップ
44においてノーとなり、モータ4に何らかの負荷がか
かっていなければ、ステップ45においてノーとなるた
め、ステップ46においてモータ4にウインド閉側の電
流を供給し続け、ステップ30に復帰する。ここで、ウ
インドガラスが全閉位置から離れている位置にあってモ
ータ4に何らかの負荷がかかっていると、ステップ45
においてイエスとなり、ステップ47において位置カウ
ンタA,B,C,Dのカウント値と位置基準値記憶手段
7aの位置基準値との比較が行われ、ウインドガラスの
現在位置が全閉位置から離れているのでステップ47で
ノーとなり、ステップ48においてモータ4に対しウイ
ンド閉側の電流供給をウインド開側の電流供給に反転
し、ステップ31に復帰する。ここで、モータ4に何ら
かの負荷がかかっていることが検知され且つウインドガ
ラスが全閉位置にまだ到達していないことが検知される
ことによってウインドガラスが全閉位置に向けて移動中
に何かを挟み込んだことを認識するので、ウインドガラ
スを反転させて挟み込みを回避する。
【0035】モータ4に何らかの負荷がかかっていてウ
インドガラスの現在位置が全閉位置の近傍にあることが
検出されると、ステップ45でイエス、ステップ47で
イエスとなり、ステップ49においてモータ4に対して
の電流の供給を中止し、ステップ31に復帰する。モー
タ4は電流の供給が中止されてからもアーマチュアシャ
フト4cが慣性力で少しのあいだは回転を続けるので、
ウインドガラスを全閉位置において締め切る。
【0036】また、クローズスイッチ3がオンされ、モ
ータ4にウインド閉側の電流が供給されて、位置カウン
タA,B,C,Dのカウント値が不一致であることが検
知されると、ステップ36においてフェイルフラグがセ
ットされるため、ステップ38においてイエス、ステッ
プ44においてイエスとなるため、ステップ50におい
て随時設定メモリ8の寸動タイマ8aをインクリメント
する。寸動タイマ8aがタイマスタートすると、ステッ
プ51において寸動タイマ8aのタイマ値と時間設定手
段7cの第1設定時間T1との比較が行われ、寸動タイ
マ8aのタイマ値が第1設定時間T1を越えるまではノ
ーとなるため、モータ4に何らかの負荷がかかっている
ことが検知されると、ステップ52においてイエスとな
るため、ステップ53においてモータ4に対しての電流
の供給を中止し、ステップ31に復帰するので、ウイン
ドガラスを緊急停止する。モータ4に負荷がかかってい
なければ、ステップ54においてモータ4に対しウイン
ド閉側の電流を供給し続け、ステップ31に復帰するの
で、ウインドガラスを全閉位置に向けて移動し続ける。
【0037】寸動タイマ8aのタイマ値が設定時間T1
を過ぎると、ステップ55において寸動タイマ8aのタ
イマ値と時間設定手段7cの第2設定時間T2との比較
が行われ、寸動タイマ8aのタイマ値が第2設定時間T
2を越えるまではノーとなるため、ステップ56におい
てモータ4に対しての電流供給を中止し、ステップ31
に復帰する。寸動タイマ8aのタイマ値が第2設定時間
T2を越えるとイエスとなるため、ステップ57におい
て寸動タイマ8aはタイムアップしてカウンタ値をリセ
ットし、ステップ31に復帰する。
【0038】ここで、寸動タイマ8aのカウント値が設
定時間T1を越えるまではステップ51においてノー、
ステップ52においてノーとなるため、ステップ54で
モータ4をウインド閉側に駆動し、寸動タイマ8aのカ
ウント値が設定時間T1を越えて設定時間T2を越える
まではステップ51においてイエス、ステップ55にお
いてノーとなってステップ56でモータ4を停止するた
め、モータ4は、寸動タイマ8aがタイマスタートして
からタイムアップするまでのあいだで短い時間の電流供
給により間欠的に駆動され、モータ4の間欠的に駆動に
よってウインドガラスを全閉位置に向けて少しつづ移動
させて寸動を行うものとなる。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わるパワーウインド装置のモータ制御方法は、上記した
構成としたことから、クローズスイッチのオンが検知さ
れ且つ位置カウンタの夫々のカウント値が1個でも不一
致であることの検知が行われると、位置カウンタの現在
位置データに狂いが生じていることの認識がなされ、寸
動タイマのタイマ値と時間設定手段の設定時間との比較
を行ってタイマ値が設定時間を越えるまでのあいだはモ
ータに対して短い時間の電流供給を間欠的に行うため、
位置カウンタの現在位置データに狂いが生じていること
によって、ウインドガラスが全閉位置に到達しているの
か、全閉位置に到達する以前に挟み込みが発生している
のかの判別がつかないままでウインドガラスを全閉位置
に向けて連続的に移動させることがなく、結果的に確実
な作動を行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるパワーウインド装置のモータ
制御方法の一実施例を用いたパワーウインド装置のブロ
ックダイヤグラムである。
【図2】図1に示したパワーウインド装置においてのモ
ータの各部品の外観構成図である。
【図3】図2に示したモータにおいての回転検出手段ま
わりの縦断側面図である。
【図4】この発明に係わるパワーウインド装置のモータ
制御方法の動作を説明するフローチャートである。
【図5】この発明に係わるパワーウインド装置のモータ
制御方法の動作を説明するフローチャートである。
【図6】この発明に係わるパワーウインド装置のモータ
制御方法の動作を説明するフローチャートである。
【図7】従来のパワーウインド装置のモータ制御方法を
用いたパワーウインド装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 パワーウインド装置 2 オープンスイッチ 3 クローズスイッチ 4 モータ 4a 出力軸 5 駆動手段 6 回転検出手段 7 固定メモリ 7a 位置基準値記憶手段 7b 基準時間記憶手段 7c 時間設定手段 8 随時設定メモリ 8a 寸動タイマ 8b パルス周期タイマ 10 制御手段 A 位置カウンタ B 位置カウンタ C 位置カウンタ D 位置カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−225563(JP,A) 特開 平6−217572(JP,A) 特開 昭63−165682(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の操作によりオンされるオープンス
    イッチ・クローズスイッチと、 ウインドガラスに出力軸を連結し且つ前記オープンスイ
    ッチ・クローズスイッチのオンにより正方向・逆方向の
    電流を供給されて出力軸を介しウインドガラスを全閉位
    置から全開位置のあいだでのストローク内で移動するモ
    ータと、 前記モータに電源を接続する駆動手段と、 前記モータの出力軸の回転数を検出してパルス信号を発
    生する回転検出手段と、 前記回転検出手段からのパルス信号によりウインドガラ
    スの現在位置データをカウントする複数個の位置カウン
    タを有するとともに回転検出手段からのパルス信号の現
    在周期時間によりモータの回転状態を検出するパルス周
    期タイマを有し且つモータに対し電流を間欠的に供給す
    る間欠時間を設定する寸動タイマを有する随時設定メモ
    リおよび前記ウインドガラスのストローク内で全閉位置
    の近傍に位置基準値を予め設定された位置基準値記憶手
    段を有するとともにモータの基準回転数に対応したパル
    ス周期時間を設定された基準時間記憶手段を有し且つ前
    記寸動タイマと比較される時間を設定した時間設定手段
    を有する固定メモリを備えた制御手段をそなえ、 前記制御手段により、クローズスイッチのオンが認識さ
    れ且つ前記位置カウンタの夫々のカウント値がすべて一
    致したことの認識がなされた際、前記パルス周期タイマ
    の現在周期時間が基準時間記憶手段の基準時間よりも短
    いときはモータに対しウインド閉側の電流を供給し、パ
    ルス周期タイマの現在周期時間が基準時間記憶手段の基
    準時間よりも長く且つ位置カウンタのカウント値が位置
    基準値記憶手段の位置基準値よりも大きいときはモータ
    に対し反転したウインド開側の電流を供給し、パルス周
    期タイマの現在周期時間が基準時間記憶手段の基準時間
    よりも長く且つ位置カウンタのカウント値が位置基準値
    記憶手段の位置基準値よりも小さいときはモータに対す
    る電流供給を中止するとともに、クローズスイッチのオ
    ンが認識され且つ位置カウンタの夫々のカウント値が1
    個でも不一致であることの認識がなされた際、前記寸動
    タイマのタイマ値を前記時間設定手段の設定時間と比較
    し、寸動タイマのタイマ値が時間設定手段の設定時間を
    越えるまでのあいだはモータに対し短い時間の電流供給
    を間欠的に行うことを特徴とするパワーウインド装置の
    モータ制御方法。
  2. 【請求項2】 時間設定手段に第1設定時間と前記第1
    設定時間よりも長い第2設定時間を備え、クローズスイ
    ッチのオンが認識され且つ位置カウンタのカウンタ値が
    1個でも不一致であることの認識がなされた際、寸動タ
    イマのタイマ値が時間設定手段の第1設定時間を越える
    まではパルス周期タイマの現在周期時間が基準時間記憶
    手段の記憶時間よりも長いときにモータに対する電流供
    給を中止するとともに、パルス周期タイマの現在周期時
    間が基準時間記憶手段の記憶時間よりも短くなったとき
    にモータに対しウインド閉側の電流を供給し、寸動タイ
    マのタイマ値が時間設定手段の第1設定時間を越えてか
    ら寸動タイマのタイマ値が時間設定手段の第2の設定時
    間を越えるまではモータに対する電流供給を中止し、寸
    動タイマのタイマ値が時間設定手段の第2設定時間を越
    えたら寸動タイマをリセットする請求項1に記載のパワ
    ーウインド装置の制御方法。
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