JP3110912B2 - 射出成形機の材料計量方法 - Google Patents

射出成形機の材料計量方法

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JP3110912B2 JP05095151A JP9515193A JP3110912B2 JP 3110912 B2 JP3110912 B2 JP 3110912B2 JP 05095151 A JP05095151 A JP 05095151A JP 9515193 A JP9515193 A JP 9515193A JP 3110912 B2 JP3110912 B2 JP 3110912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機において、
粘度の小さい溶融成形材料をスクリュによつて押出し計
量する材料計量方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機の材料計量方法につい
て説明する。射出成形機において、油圧モータによつて
スクリュを回転駆動すれば、ホッパから供給される溶融
成形材料が混練溶融させながら、スクリュフライトによ
る推力を受けて押出され、スクリュヘッドとノズルとの
間の貯溜空間に次第に流入する。
【0003】そして、溶融成形材料が貯溜空間に貯溜さ
れるのに伴つて、スクリュの前端面及びスクリュフライ
トに後方への搬送圧力が加わり、スクリュが徐々に後退
して貯溜空間の溶融成形材料が増加し、所定量が計量さ
れる。すなわち、貯溜空間の容積の増大は、スクリュの
後退移動によつて生じるが、スクリュの後退移動は、搬
送圧力のみによつて与えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の射出成形機の材料計量方法にあつては、粘度
が小さく流動性の良好な溶融成形材料を押出し計量する
場合、スクリュヘッドの前端面及びスクリュフライトに
作用する搬送圧力が小さく、スクリュを後退させるに足
る押戻力が発生しないため、貯溜空間に溶融成形材料の
所定量を貯溜するという計量作業が実質的に不可能であ
るという技術的課題がある。このような粘度が小さく流
動性の良好な溶融成形材料としては、例えば低融点金
属、ガラス等がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、請求項1
の発明の構成は、スクリュ2のスクリュヘッド2bとノ
ズル6との間の溶融成形材料の貯溜空間4に向けて、粘
度の小さい溶融成形材料をスクリュ2の回転によつて押
出す際に、閉塞手段8により、ノズル6の流路9を密閉
状に閉塞し、か つ、スクリュ2の後退速度が、溶融成形
材料の搬送圧力によつて得られる該スクリュ2の後退速
度よりも高い状態で、溶融成形材料の押出し量に合わせ
てスクリュ2を強制的に後退させ、溶融成形材料を貯溜
空間4に貯蔵させることを特徴とする射出成形機の材料
計量方法である。請求項2の発明の構成は、スクリュ2
のスクリュヘッド2bとノズル6との間の溶融成形材料
の貯溜空間4に向けて、粘度の小さい溶融成形材料をス
クリュ2の回転によつて押出す際に、閉塞手段8によ
り、ノズル6の流路9を密閉状に閉塞し、かつ、溶融成
形材料の押出し量を越えてスクリュ2を強制的に後退さ
せて、貯溜空間の容積の増大を減圧状態で図りながら、
該貯溜空間4に溶融成形材料を貯蔵させることを特徴と
する射出成形機の材料計量方法である。また、請求項3
の発明の構成は、スクリュ2のスクリュヘッド2bとノ
ズル6との間の溶融成形材料の貯溜空間4に向けて、粘
度の小さい溶融成形材料をスクリュ2の回転によつて押
出す際に、閉塞手段8により、ノズル6の流路9を密閉
状に閉塞し、かつ、予め、スクリュ2を強制的に後退さ
せて計量すべき所定の容積の貯溜空間を減圧状態で確保
した後、該貯溜空間4に溶融成形材料を貯蔵させること
を特徴とする射出成形機の材料計量方法である。
【0006】
【作用】請求項1の発明によれば、先ず、スクリュ2を
最前進位置とする。この状態で、閉塞手段8により、ノ
ズル6の流路9を密閉状に閉塞すると共に、スクリュ2
を回転駆動すれば、ホッパから供給される溶融成形材料
が溶融混練される。ここに、溶融成形材料は、粘度が小
さく流動性の良好なものである。溶融混練された溶融成
形材料は、スクリュ2による推力を受けて前方部に移送
され、スクリュヘッド2bとノズル6との間の溶融成形
材料の貯溜空間4に向けて押出される。その際、溶融成
形材料の押出しと同時に、その押出し量に合わせてスク
リュ2を強制的に後退させて、所定量の溶融成形材料を
貯溜空間4に貯蔵させる。すなわち、スクリュ2の強制
的な後退移動によつて増大する貯溜空間4の容積と、ス
クリュ2によつて押出される溶融成形材料の量とが一致
するように、スクリュ2の回転数及び後退移動速度を制
御する。このスクリュ2の実際の後退速度は、スクリ
2の前端面及びスクリュフライトに作用する溶融成形材
料の搬送圧力によるスクリュ2の後退速度よりも高い状
態にある。
【0007】これにより、スクリュ2の前端面及びスク
リュフライトに作用する搬送圧力が、スクリュ2に適当
後退移動を与える上で不足する場合に、例えばスクリ
ュ2による推力に合わせて、溶融成形材料を正確に計量
して貯溜空間4に所定量を貯蔵させることが可能にな
る。
【0008】請求項2の発明によれば、閉塞手段8によ
り、ノズル6の流路9を密閉状に閉塞すると共に、スク
リュ2による溶融成形材料の押出し量の方を、スクリュ
2の後退移動によつて増大する貯溜空間4の容積よりも
若干小さく設定することにより、貯溜空間4に常時減圧
状態を与え、溶融成形材料が貯溜空間4に吸い込まれる
ようにする。これによつても、溶融成形材料を正確に計
量して貯溜空間4に所定量を貯蔵させることが可能にな
る。この材料計量方法は、溶融成形材料が粘度が小さく
流動性の良好な場合であつて、スクリュ2の前端面及び
スクリュフライトに作用する搬送圧力が、スクリュ2に
後退移動を与える上で不足するのみならず、スクリュフ
ライトによる推力も不足する場合に好適である。しかし
て、この材料計量方法は、請求項1の発明を計量の開始
初期に実施し、ノズル6の先端部に溶融成形材料を固化
させてコールドプラグを形成した後等に適用される。
【0009】請求項3の発明によれば、先ず、閉塞手段
8により、ノズル6の流路9を密閉状に閉塞すると共
に、スクリュ2を強制的に後退させて、所定の容積の貯
溜空間4を確保する。このスクリュ2の後退距離は、溶
融成形材料の計量すべき所定量が貯溜空間4に貯蔵され
るように設定させてある。次いで、スクリュ2を回転駆
動すると共に、ホッパから溶融成形材料を供給し、溶融
成形材料の溶融混練を行い、溶融成形材料を減圧状態の
貯溜空間4に押出させる。このようにして、スクリュ2
の前端面及びスクリュフライトに作用する搬送圧力が、
スクリュ2に後退移動を与える上で不足する場合におい
て、溶融成形材料を計量して所定量を貯溜空間4に貯蔵
させることが可能である。
【0010】そして、請求項1〜3の発明では、溶融成
形材料の計量作業を開始する前に、予め、閉塞手段
(8)によつてノズル6の流路9を密閉状に閉塞する。
これにより、いわゆるはなだれが防止されると共に、ス
クリュ2の前端面及びスクリュフライトに作用する搬送
圧力が、スクリュ2に後退移動を与える上で不足し、或
いは、スクリュフライトによる推力が、溶融成形材料を
移送する上で不足する場合において、貯溜空間4に減圧
状態与えることが可能になり、溶融成形材料が貯溜空
間4に吸い込まれるようになる。これによ、ノズル6
の先端開口からの空気の混入を防止しつつ、溶融成形材
料を正確に計量して貯溜空間4に所定量を貯蔵させるこ
とが可能になる。閉塞手段(8)としては、開閉弁の
他、ノズル6の先端部に、少量の溶融成形材料を固化さ
せて形成するコールドプラグであつてもよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図3は、本発明に係る射出成形機の
射出方法に使用する射出成形機の1実施例を示す。先
ず、図1を参照して射出成形機の概要について説明す
る。図1中において符号1はシリンダバレルを示し、シ
リンダバレル1の後方には射出シリンダ15が接続さ
れ、射出シリンダ15の内部には、射出ピストン16が
摺動自在に嵌合している。一方、射出ピストン16の前
側に接続する出力軸17が、シリンダバレル1に内挿し
たスクリュ2に接続されると共に、射出ピストン16の
後部に進退自在にスプライン結合する入力軸21が、油
圧モータ18に接続されて回転駆動されるようになつて
いる。
【0012】この射出ピストン16により、射出シリン
ダ15内を第1圧力室15aと第2圧力室15bとに区
画し、スクリュ2に進退駆動を与える射出機構23を構
成し、油圧モータ18、入力軸21、射出ピストン16
及び出力軸17が、スクリュ2に回転駆動を与える回転
機構22を構成している。
【0013】油圧モータ18は、第1切換え弁24を備
える油路40により、モータ38によつて回転駆動され
る油圧ポンプ39に接続されている。しかして、第1切
換え弁24にa位置を採らせることにより、油圧ポンプ
39からの圧油が油圧モータ18に供給され、油圧モー
タ18が回転駆動されて、ホッパ19から供給される溶
融成形材料が、図2に示すようにシリンダバレル1に付
属するヒータ14によつて加熱されつつスクリュ2によ
つて溶融混練が行われる。
【0014】射出シリンダ15の第1圧力室15aに
は、可変式の流量制御弁25を備える油路26及び第2
切換え弁27を介して、油路28によつて油圧ポンプ3
9が接続され、また、第2圧力室15bには、可変式の
流量制御弁30を備える油路31及び第2切換え弁27
を介して、油路28によつて油圧ポンプ39が接続され
ている。油路26には、第1圧力室15aを所定圧に保
持するリリーフ弁35が接続している。
【0015】しかして、第2切換え弁27にc位置を採
らせることにより、油圧ポンプ39からの圧油が第1圧
力室15aに供給され、第2圧力室15bがリザーバ4
2にドレインされ、射出ピストン16ひいてはスクリュ
2に前進移動を与えて、後記する貯溜空間4内の溶融成
形材料をスクリュ2によつて金型に射出することがで
き、第2切換え弁27に図1に示すd位置を採らせるこ
とにより、第2圧力室15bをリザーバ42にドレイン
させた状態で、第1圧力室15aを保圧することがで
き、また、第2切換え弁27にe位置を採らせることに
より、油圧ポンプ39からの圧油が第2圧力室15bに
供給され、第1圧力室15aがリザーバ42にドレイン
され、射出ピストン16ひいてはスクリュ2に後退移動
を与えることができる。このようなスクリュ2の前進移
動又は後退移動の速度は、可変式の流量制御弁25,3
0の流量調節により、増減調節することができる。
【0016】シリンダバレル1は、図2に示すようにシ
リンダバレル本体1aと、シリンダバレル本体1aの先
端部に接続するシリンダヘッド3とからなり、このシリ
ンダバレル本体1aとシリンダヘッド3とには、加熱用
のヒータ14が付属され、シリンダヘッド3の先端部に
ノズル6が接続している。また、シリンダヘッド3及び
ノズル6の内部には、シリンダバレル本体1a内とノズ
ル6の先端開口とを接続する流路9を形成している。ノ
ズル6の先端部には、流路9を開閉する開閉弁8を介在
させてある。開閉弁8は、回転式開閉弁、往復動式開閉
弁等であり、閉塞位置を採らせることにより、溶融成形
材料の流れを阻止すると共に、貯溜空間4の前端を気密
に閉塞することができる。
【0017】シリンダバレル1に内挿されるスクリュ2
は、スクリュフライト2cを形成したスクリュ本体2a
とスクリュヘッド2bとからなり、スクリュ本体2aと
スクリュヘッド2bとの間に逆流防止弁2dが介在して
いる。このスクリュヘッド2bとノズル6との間に、溶
融成形材料の貯溜空間4を形成する。
【0018】次に、射出成形機の第1の材料計量方法に
ついて説明する。先ず、射出機構23によつてスクリュ
2を図に示す最前進位置とする。次に、開閉弁8によ
つてノズル6の先端部を密閉状に閉塞する。この状態
で、回転機構22によつてスクリュ2を回転駆動すれ
ば、ホッパ19から供給される溶融成形材料が溶融混練
される。ここに、溶融成形材料は、粘度が小さく流動性
の良好なものであり、例えば低融点金属、ガラス等であ
り、その粘度は、一般に1ポアズ以下のものに対して有
効であり、鉛(400℃にて2.29×10−2ポア
ズ)にて代表される低融点金属にあつては、3×10
−2ポアズ以下にて特に有効である。溶融混練された溶
融成形材料は、スクリュフライト2cによる推力を受け
てスクリュ2の前方部に移送され、スクリュ2の先端部
の逆流防止弁2dを通過してスクリュヘッド2bとノズ
ル6との間の貯溜空間4に押出される。その際、溶融成
形材料の押出しと同時に、溶融成形材料の押出し量に合
わせてスクリュ2を強制的に後退させて、所定量の溶融
成形材料を貯溜空間4に貯蔵させる。すなわち、射出機
構23によるスクリュ2の強制的な後退移動によつて増
大する貯溜空間4の容積と、回転機構22にて回転され
るスクリュ2によつて押出される溶融成形材料の量とが
一致するように、スクリュ2の回転数及び後退移動速度
を制御する。
【0019】これにより、スクリュ2の前端面及びスク
リュフライト2cに作用する搬送圧力が、スクリュ2に
後退移動を与える上で不足する場合であつても、溶融成
形材料を正確に計量して貯溜空間4に所定量を貯蔵させ
ることが可能になる。
【0020】このような材料計量方法において、スクリ
ュ2による溶融成形材料の貯溜空間4への押出し量の方
を、スクリュ2の後退移動によつて増大する貯溜空間4
の容積よりも若干小さく設定すれば、貯溜空間4が常時
減圧状態となり、溶融成形材料が貯溜空間4に吸い込ま
れるようになる。これによつても、溶融成形材料を正確
に計量して貯溜空間4に所定量を貯蔵させることが可能
になる。この材料計量方法は、溶融成形材料が粘度が小
さく流動性の良好な場合であつて、スクリュ2の前端面
及びスクリュフライト2cに作用する搬送圧力が、スク
リュ2に後退移動を与える上で不足するのみならず、ス
クリュフライト2cによる推力も不足する場合に好適で
あり、開閉弁8によつてノズル6の流路9を密閉状に閉
塞し、計量工程の開始初期から貯溜空間4に減圧状態を
与える必要がある。以上により、射出成形機の第2の材
料計量方法を行うことができる。
【0021】勿論、上記の2方法を組み合わせることも
可能である。すなわち、計量の初期には、スクリュ2に
よる溶融成形材料の押出し量とスクリュ2の後退移動に
よつて増大する貯溜空間4の容積とを合致させ、ノズル
6の流路9が溶融成形材料の固化によつて密閉状に閉塞
された後は、スクリュ2による溶融成形材料の押出し量
を、スクリュ2の後退移動によつて増大する貯溜空間4
の容積よりも若干小さく設定し、貯溜空間4を常時減圧
状態として、溶融成形材料が貯溜空間4に吸い込まれる
ようにする。この場合には、開閉弁8によつてノズル6
の流路9を密閉状に閉塞する必要性は必ずしもない。
【0022】更に、開閉弁8を使用して、次のように材
料計量方法を実施することができる。すなわち、スクリ
ュ2を図2に示す最前進位置とし、回転機構22によつ
てスクリュ2を回転駆動すると共に、ホッパ19から溶
融成形材料を供給し、溶融成形材料の溶融混練を行い、
溶融成形材料によつてスクリュ2とシリンダバレル1と
の間を気密に閉塞させる。一方、開閉弁8によつてノズ
ル6の流路9を密閉状に閉塞する。この状態で、スクリ
ュ2を強制的に後退させて図3に示すように所定の容積
の貯溜空間4を確保する。このスクリュ2の後退距離
は、溶融成形材料の所定量が貯溜空間4に貯蔵されるよ
うに設定させてあり、貯溜空間4は減圧状態となつてい
る。
【0023】再度、回転機構22によつてスクリュ2を
回転駆動すれば、減圧状態の貯溜空間4に溶融成形材料
が吸い込まれるようになる。これによつても、溶融成形
材料を計量して所定量を貯溜空間4に貯蔵させることが
可能になる。この方法は、スクリュ2の前端面及びスク
リュフライト2cに作用する搬送圧力が、スクリュ2に
後退移動を与える上で不足し、かつ、スクリュフライト
2cによる推力が、溶融成形材料を移送する上で不足す
る場合に好適である。
【0024】溶融成形材料の所定量が計量されて貯溜空
間4に貯蔵されたなら、開閉弁8を開き、射出機構23
によつてスクリュ2に前進移動を与え、貯溜空間4内の
溶融成形材料をノズル6から金型に射出する。このよう
な溶融成形材料の射出に際し、スクリュ2の先端部の逆
流防止弁2dによつて溶融成形材料がスクリュ2側に逆
流することが防止される。なお、開閉弁8を備えないオ
ープンノズルの場合には、ノズル6の流路9の先端部
に、少量の溶融成形材料を固化させてコールドプラグを
形成し、ノズル6の先端部を気密に閉塞することが可能
である。このコールドプラグ又は開閉弁8が、ノズル6
の流路9を密閉状に閉塞する閉塞手段を構成する。ま
た、溶融混練された溶融成形材料がスクリュ2の前側に
送り出された際に自然に固化するように、スクリュ2の
先端部に冷却手段を付属させ、これによつてコールドプ
ラグを一連の計量工程の中で自動的に形成することも可
能である。コールドプラグは、射出に際して押出され
る。
【0025】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る射出成形機の材料計量方法によれば、溶融
粘度の低い材料、例えば低融点金属の射出成形、500
℃以下にて溶融する低融点ガラスの計量を正確に行うこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る射出成形機の材料計量
方法に使用される射出成形機を示す断面図。
【図2】 同じくシリンダバレルを示す一部断面図。
【図3】 同じくシリンダバレルを示す一部断面図。
【符号の説明】
1:シリンダバレル、1a:シリンダバレル本体、2:
スクリュ、2a:スクリュ本体、2b:スクリュヘッ
ド、2c:スクリュフライト、2d:逆流防止弁、3:
シリンダヘッド、4:貯溜空間、6:ノズル、8:開閉
弁(閉塞手段)、15:射出シリンダ、15a:第1圧
力室、15b:第2圧力室、16:射出ピストン、1
8:油圧モータ、19:ホッパ、22:回転機構、2
3:射出機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沖本 晋一 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1 号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 山崎 康政 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1 号 株式会社日本製鋼所内 (56)参考文献 特開 平1−97618(JP,A) 特開 平4−37517(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/17 B29C 45/46 - 45/63 B29C 45/76 - 45/84

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリュ(2)のスクリュヘッド(2
    b)とノズル(6)との間の溶融成形材料の貯溜空間
    (4)に向けて、粘度の小さい溶融成形材料をスクリュ
    (2)の回転によつて押出す際に、閉塞手段(8)によ
    り、ノズル(6)の流路(9)を密閉状に閉塞し、か
    つ、 スクリュ(2)の後退速度が、溶融成形材料の搬送圧力
    によつて得られる該スクリュ(2)の後退速度よりも高
    い状態で、 溶融成形材料の押出し量に合わせてスクリュ
    (2)を強制的に後退させ、溶融成形材料を貯溜空間
    (4)に貯蔵させることを特徴とする射出成形機の材料
    計量方法。
  2. 【請求項2】 スクリュ(2)のスクリュヘッド(2
    b)とノズル(6)との間の溶融成形材料の貯溜空間
    (4)に向けて、粘度の小さい溶融成形材料をスクリュ
    (2)の回転によつて押出す際に、閉塞手段(8)によ
    り、ノズル(6)の流路(9)を密閉状に閉塞し、か
    つ、 溶融成形材料の押出し量を越えてスクリュ(2)を強制
    的に後退させて、貯溜空間の容積の増大を減圧状態で
    りながら、該貯溜空間(4)に溶融成形材料を貯蔵させ
    ることを特徴とする射出成形機の材料計量方法。
  3. 【請求項3】 スクリュ(2)のスクリュヘッド(2
    b)とノズル(6)との間の溶融成形材料の貯溜空間
    (4)に向けて、粘度の小さい溶融成形材料をスクリュ
    (2)の回転によつて押出す際に、閉塞手段(8)によ
    り、ノズル(6)の流路(9)を密閉状に閉塞し、か
    つ、 予め、スクリュ(2)を強制的に後退させて計量すべき
    所定の容積の貯溜空間を減圧状態で確保した後、該貯溜
    空間(4)に溶融成形材料を貯蔵させることを特徴とす
    る射出成形機の材料計量方法。
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EP2078949A3 (de) * 2008-01-10 2011-08-03 JADO Extruvision GmbH Rheometer

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