JP3110875B2 - 同軸導波管変換器およびそれを備えた衛星放送用アンテナのコンバータ - Google Patents

同軸導波管変換器およびそれを備えた衛星放送用アンテナのコンバータ

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JP3110875B2
JP3110875B2 JP04175258A JP17525892A JP3110875B2 JP 3110875 B2 JP3110875 B2 JP 3110875B2 JP 04175258 A JP04175258 A JP 04175258A JP 17525892 A JP17525892 A JP 17525892A JP 3110875 B2 JP3110875 B2 JP 3110875B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/165Auxiliary devices for rotating the plane of polarisation
    • H01P1/17Auxiliary devices for rotating the plane of polarisation for producing a continuously rotating polarisation, e.g. circular polarisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/16Auxiliary devices for mode selection, e.g. mode suppression or mode promotion; for mode conversion
    • H01P1/161Auxiliary devices for mode selection, e.g. mode suppression or mode promotion; for mode conversion sustaining two independent orthogonal modes, e.g. orthomode transducer

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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、同軸導波管変換器に
関し、特に、互いに直交する第1と第2の直線偏波を受
信するための同軸導波管変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、互いに直交する2種類の独立した
直線偏波(水平偏波、垂直偏波)を受信するための屋外
アンテナに搭載される衛星放送受信用屋外コンバータが
知られている。
【0003】図20は、従来の衛星放送受信用屋外コン
バータに使用される同軸導波管変換器の内部構造を示し
た斜視図である。図20を参照して、従来の同軸導波管
変換器は、円形導波管101と、円形導波管の外周の所
定位置に取付けられた第1マイクロストリップ回路基板
102と、第1マイクロストリップ回路基板102上に
取付けられ、円形導波管101の開口部を介して内部に
まで突出して形成された第1プローブ105と、第1プ
ローブ105が取付けられる位置から下方に1/4波長
分の間隔を隔てて円形導波管101の内部に設けられた
短絡端末(ショート棒)104と、第1プローブ105
から下方に向かって半波長程度の間隔を隔てて円形導波
管101の内部に突出するように形成された第2プロー
ブ106と、第2プローブ106が円形導波管101の
開口部を介して設置され、円形導波管101の外周部に
取付けられた第2マイクロストリップ回路基板103
と、第2プローブ106から下方に向かって1/4波長
分の間隔を隔てて取付けられた短絡端末(ショート板)
107とを備えている。
【0004】第1プローブ105と短絡端末104とは
それらの延びる方向がほぼ同一になるように設置されて
いる。第1プローブ105と第2プローブ106とは、
それらの延びる方向が互いに直交するように設置されて
いる。第1プローブ105は水平偏波1を検出するため
のものであり、第2プローブ106は垂直偏波2を検出
するためのものである。短絡端末(ショート棒)104
は、水平偏波1を反射して第1プローブ105に検出さ
せるようにするためのものであり、短絡端末(ショート
板)107は、垂直偏波2を反射して第2プローブ10
6に検出させるためのものである。
【0005】一般に、単一の導波管により互いに直交す
る2種類の直線偏波を受信するためには、2つのプロー
ブを必要とする。それぞれのプローブは、プローブと平
行な偏波面を持つ信号を受信する。プローブと平行な偏
波面以外の偏波面を持つ信号の干渉を抑えて、交差偏波
特性(Cross polar discrimina
tion)を良好にするためには図20に示したよう
に、円形導波管101の第1のプローブ105と第2の
プローブ106とを互いに直交させるとともに、軸方向
に間隔を隔てる必要がある。また、導波管の入力VSW
R(voltage standing wave r
atio)を良好にし、第1のプローブ105と第2の
プローブ106との変換損失を広域帯で抑えるために
は、図20に示すように、第1プローブ105とショー
ト棒104との間隔、および第2プローブ106とショ
ート板107との間隔を、それぞれ1/4波長分の間隔
にする必要がある。
【0006】図21は、従来の他の同軸導波管変換器の
内部構造を示した斜視図である。図21を参照して、こ
の従来の他の同軸導波管変換器は、円形導波管201
と、円形導波管201の外周の所定位置に取付けられた
マイクロストリップ回路基板202と、マイクロストリ
ップ回路基板202上に取付けられ、円形導波管201
の内部に突出するように形成された第1プローブ203
と、マイクロストリップ回路基板202に取付けられ、
第1プローブ203と同一平面上で直交する方向に円形
導波管201内部に突出して形成された第2プローブ2
04と、第1プローブ203および第2プローブ204
から下方に向かって1/4波長分の間隔を隔てて取付け
られた短絡端末(ショート板)205とを備えている。
この従来の他の同軸導波管変換器では、第1プローブ2
03と第2プローブ204は同一平面上に形成されてい
る。このように同一平面上に第1プローブ203と第2
プローブ204とを取付けることにより、装置の小型化
を図ることが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、図20
に示した従来の同軸導波管変換器の構造では、第1プロ
ーブ105によって受信する信号と、第2プローブ10
6によって受信する信号との干渉を抑えることによって
交差偏波特性を良好にするため、第1プローブ105と
第2プローブ106とを半波長程度離した構造としてい
る。
【0008】しかしながら、このような構造では、第1
プローブ105と第2プローブ106とが同一平面上に
ないため、単一のマイクロストリップ回路基板に第1プ
ローブ105と第2プローブ106との両方を直接接続
するのは困難であった。この結果、図20に示したよう
に、第1マイクロストリップ回路基板102と第2マイ
クロストリップ回路基板103との2枚のマイクロスト
リップ回路基板が必要であった。これにより、部品点数
が増加するとともに、製造プロセスが複雑となるため、
コストを低減することができず、また量産性も向上する
ことができないという問題点があった。また、第1プロ
ーブ105と第2プローブ106との距離が長くなるた
め、構造上、円形導波管101が長くなる。この結果、
装置の小型化および軽量化を図ることが困難であるとい
う問題点があった。
【0009】また、図21に示した従来の他の同軸導波
管変換器では、前述したように、第1プローブ203と
第2プローブ204とは同一平面上にあるため、装置の
小型化を図ることは可能である。しかしながら、図21
に示した構造では、第1プローブ203と第2プローブ
204とは同一平面上にあるため、それぞれ受信しよう
とする偏波面以外の偏波面を持つ信号の干渉を受ける。
この結果、交差偏波特性が低下するという問題点があっ
た。
【0010】このように、従来では、良好な交差偏波特
性および入力VSWRを得るためには、装置の小型化を
犠牲にして形状を大きくしなければならなかった。ま
た、装置の小型化を図るために第1プローブ203と第
2プローブ204とを同一平面上に形成すると、交差偏
波特性が低下してしまうという問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、次のような目的を有する。
【0012】すなわち、この発明の1つの目的は、同軸
導波管変換器において、小型化を図るとともに、2つの
プローブがそれぞれ他方のプローブに影響を及ぼすのを
有効に防止することによって良好な交差偏波特性を得る
ことである。
【0013】この発明のさらにもう1つの目的は、同軸
導波管変換器において、2つの変換部のそれぞれのプロ
ーブの出力端を同一平面上に形成することである。
【0014】この発明のもう1つの目的は、同軸導波管
変換器において、装置のコストを低減し、かつ量産性を
向上させることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1〜12における
同軸導波管変換器は、互いに直交する第1と第2の直線
偏波を受信するための同軸導波管変換器であって、第1
の導波管と、第1の導波管に第1の直線偏波とほぼ平行
に設けられ、第1の直線偏波を検出するための第1のプ
ローブと、第1の導波管の管軸方向に対してほぼ直交す
ると共に第1のプローブに対してほぼ直交するように連
結された第2の導波管と、第2の導波管内に第2の直線
偏波とほぼ平行に設けられ、第2の直線偏波を検出する
ための第2のプローブと、第1の導波管と第2の導波管
との連結部に設けられ、第2の直線偏波を第2のプロー
ブとほぼ平行となるように第2の導波管に導くための整
合手段と、第1のプローブおよび前記第2のプローブが
ともに取付けられる、第2の導波管の管軸方向に対して
ほぼ平行に配置された基板とを備えている。
【0016】請求項13における同軸導波管変換器を備
えた衛星放送用アンテナのコンバータは、第1の導波管
と、第1の導波管内に第1の直線偏波とほぼ平行に設け
られ、第1の直線偏波を検出するための第1のプローブ
と、第1の導波管の管軸方向に対してほぼ直交するよう
に連結された第2の導波管と、第2の導波管内に第2の
直線偏波とほぼ平行に設けられ、第2の直線偏波を検出
するための第2のプローブと、第1の導波管と第2の導
波管との連結部に設けられ、第2の直線偏波を第2のプ
ローブとほぼ平行となるように第2の導波管に導くため
の整合手段と、第1のプローブおよび第2のプローブが
ともに取付けられる、第2の導波管の管軸方向に対して
ほぼ平行に配置された基板と、第1の導波管の第2の導
波管と連結されない側の端部に設けられ、第1および第
2の直線偏波を第1の導波管に導くためのホーンとを備
えている。
【0017】
【作用】請求項1〜12にかかる同軸導波管変換器で
は、第1の導波管内に第1の直線偏波を検出するための
第1のプローブが第1の直線偏波とほぼ平行に設けら
れ、第1の導波管の管軸方向に対してほぼ直交すると共
に第1のプローブに対してほぼ直交するように第2の導
波管が連結され、第2の導波管内に第2の直線偏波を検
出するための第2のプローブが第2の直線偏波とほぼ平
行に設けられ、さらに第1の導波管と第2の導波管との
連結部に、第2の直線偏波を第2のプローブとほぼ平行
となるように第2の導波管に導くための整合手段が設け
られ、第1のプローブおよび第2のプローブがともに取
付けられる、第2の導波管の管軸方向に対してほぼ平行
に配置された基板とを備えているので、装置を大型化せ
ずに第1のプローブと第2のプローブとの間隔が大きく
とられる。
【0018】請求項13にかかる同軸導波管変換器を備
えた衛星放送用アンテナのコンバータでは、同軸導波管
変換器が、第1の導波管と、第1の導波管内に第1の直
線偏波とほぼ平行に設けられ、第1の直線偏波を検出す
るための第1のプローブと、第1の導波管の管軸方向に
対してほぼ直交すると共に第1のプローブに対してほぼ
直交するように連結された第2の導波管と、第2の導波
管内に第2の直線偏波とほぼ平行に設けられ第2の直線
偏波を検出するための第2のプローブと、第1の導波管
と第2の導波管との連結部に設けられ、第2の直線偏波
を第2のプローブとほぼ平行となるように第2の導波管
に導くための整合手段と、第1のプローブおよび第2の
プローブがともに取付けられる、第2の導波管の管軸方
向に対してほぼ平行に配置された基板とから構成され、
その第1の導波管の第2の導波管と連結されない側の端
部には第1および第2の直線偏波を第1の導波管に導く
ためのホーンが設けられている。その結果、同軸導波管
変換器を大型化せずに第1のプローブと第2のプローブ
との間隔が大きくとられるので、そのような同軸導波管
変換器を備える衛星放送用アンテナのコンバータの小型
化が図られる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1は、本発明の一実施例による同軸導波
管変換器の内部構造を示した斜視図である。
【0021】図1を参照して、本実施例の同軸導波管変
換器は、1次放射器(ホーン)(図示せず)に連結され
る円形導波管5と、円形導波管5と一体的に連結され円
形導波管5に対してほぼ直交する方向に延びるように形
成された矩形導波管6と、円形導波管5の所定位置に円
形導波管5によって挟み込まれるように取付けられたテ
フロンからなる基体10と、基体10の上表面上に形成
されたマイクロストリップ回路基板8と、基体10の下
表面上に形成され、矩形導波管6の上面を構成するアー
ス面(ハンダレベラー面)9と、基体10とマイクロス
トリップ回路基板8とマイクロストリップライン13b
とから構成され、円形導波管5の内部に突出するように
形成された第1プローブ3と、マイクロストリップライ
ン13aに接続され、矩形導波管6の内部に突出して形
成された第2プローブ4と、円形導波管5と矩形導波管
6との連結部分の角部に形成された整合用反射リブ7
と、短絡端末A面11と、短絡端末B面12とを備えて
いる。
【0022】第1プローブ3は、水平偏波1を検出する
ためのものであり、第2プローブ4は垂直偏波2を検出
するためのものである。短絡端末A面11は、水平偏波
1を反射して第1プローブ3に検出させるためのもので
ある。第1プローブ3と短絡端末A面11とは、1/4
波長分の間隔を隔てて設置されている。整合用反射リブ
7は、垂直偏波2のみを第2プローブ4の方向へ90°
反射するためのものである。また、短絡端末B面は整合
用反射リブ7によって反射された垂直偏波2をさらに反
射して第2プローブ4に検出させるためのものである。
第2プローブ4と短絡端末B面12とは、1/4波長分
の間隔を有している。
【0023】次に本実施例の同軸導波管変換器の動作に
ついて簡単に説明する。
【0024】まず、1次放射器(ホーン)(図示せず)
により導入される互いに直交する2種類の直線偏波(水
平偏波1、垂直偏波2)は、円形導波管5内に伝送され
る。第1プローブ3と平行な水平偏波1は、第1プロー
ブ3と1/4波長分離れた短絡端末A面11によって反
射され、その結果反射されていない水平偏波1と反射さ
れた水平偏波1とが整合(matching)される。
この整合された水平偏波1が第1プローブ3によって検
出されマイクロストリップライン13bに伝送される。
【0025】また、垂直偏波2は、第1プローブ3によ
ってほとんど影響を受けることなく円形導波管5内を伝
送する。そして、垂直偏波2は、水平偏波1にほとんど
影響を与えない整合用反射リブ7によってその不整合と
通過損失が低減される。この状態で垂直偏波2は、矩形
導波管6内に90°曲げられて伝送される。垂直偏波2
は短絡端末B面12によって反射され、その結果、反射
されていない垂直偏波2と反射された垂直偏波2とが整
合される。この整合された垂直偏波2は第2プローブ4
によって検出され、マイクロストリップライン13aに
伝送される。
【0026】このように、本実施例では、円形導波管5
とそれに対して直交する矩形導波管6とを一体的に形成
した直交変換器形状を用いるとともに、円形導波管5と
矩形導波管6とにそれぞれ第1プローブ3および第2プ
ローブ4を設けるように構成する。このように構成する
ことにより、装置を従来のように大型化せずに第1プロ
ーブ3と第2プローブ4との間隔を広げることができ、
この結果、装置の小型化を図りながらかつ良好な交差偏
波特性を得ることができる。
【0027】また、本実施例では、第1プローブ3の出
力端と第2プローブ4の出力端とを同一平面上に配置す
ることにより、1つのマイクロストリップ回路基板8の
みの構成が可能になる。すなわち、マイクロストリップ
回路基板8上に形成されるマイクロストリップライン1
3aおよび13bがそれぞれ第2プローブ4および第1
プローブ3に接続されることにより、図20に示した従
来の同軸導波管変換器と異なり、1つのマイクロストリ
ップ回路基板8による構成が可能になる。この結果、部
品点数を削減することができ、装置のコストを低減する
ことができる。
【0028】さらに、矩形導波管6の上面部分を、マイ
クロストリップ回路基板8の基体10の裏面を構成する
アース面9によって構成することにより、部品形状の簡
素化および部品材料の削減などを図ることができる。こ
れにより、量産性を向上できるとともに、さらにコスト
を低減することができる。
【0029】図2は、図21に示した従来の同軸導波管
変換器と図1に示した第1実施例の同軸導波管変換器と
の第1プローブの変換損失特性を比較した特性図であ
る。図3は、図21に示した従来の同軸導波管変換器と
図1に示した第1実施例の同軸導波管変換器との第2プ
ローブの変換損失特性を比較した特性図である。図4
は、図21に示した従来の同軸導波管変換器と図1に示
した第1実施例の同軸導波管変換器の第1プローブの交
差偏波特性を比較した特性図である。図5は、図17に
示した従来の同軸導波管変換器と図1に示した第1実施
例の同軸導波管変換器との第2プローブの交差偏波特性
を比較した特性図である。
【0030】図2ないし図5を参照して、まず、変換損
失特性については図21に示した従来の同軸導波管変換
器と図1に示した第1実施例の同軸導波管変換器とでは
あまり差がみられない。これに対して、交差偏波特性に
関しては、図1に示した第1実施例の同軸導波管変換器
の方が、図21に示した従来の同軸導波管変換器よりも
優れていることがわかる。このように、図1に示した第
1実施例の同軸導波管変換器では、小型化と、交差偏波
特性などの性能の向上との両方を達成することができ
る。
【0031】図6は、本発明の第2実施例による同軸導
波管変換器の内部構造を示した斜視図である。図6を参
照して、この第2実施例では、図1に示した第1実施例
と異なり、整合用反射リブ17の円形導波管5側の端面
が、円形導波管5の内壁面から所定の間隔を隔てた位置
に設置されている。このように構成することによって
も、図1に示した第1実施例の同軸導波管変換器と同様
の入力VSWR特性および交差偏波特性を得ることがで
きる。なお、入力周波数によって、図1に示した第1実
施例と図6に示した第2実施例とで一方の性能のほうが
他方の性能より優れている場合がある。この場合には、
周波数帯域に応じて、性能の優れている同軸導波管変換
器を選択すればよい。
【0032】図7は、本発明の第3実施例による同軸導
波管変換器の内部構造を示した斜視図である。図7を参
照して、この第3実施例の同軸導波管変換器は、一次放
射器(ホーン)(図示せず)に連結される矩形導波管
(方形導波管)55と、矩形導波管55と一体的に連結
され、矩形導波管55の延びる方向に対してほぼ直交す
る方向に形成された矩形導波管(方形導波管)6と、矩
形導波管55の所定位置に矩形導波管55によって挟み
込まれるように取付けられたテフロンからなる基体10
と、基体10の上表面上に形成されたマイクロストリッ
プ回路基板8と、基体10の下表面上に形成され矩形導
波管6の上面を構成するアース面(ハンダレベラー面)
9と、基体10とマイクロストリップ回路基板8とマイ
クロストリップライン13bとから構成され、矩形導波
管55の内部に突出するように形成された第1プローブ
3と、マイクロストリップライン13aに接続され、矩
形導波管6の内部に突出して形成された第2プローブ4
と、矩形導波管55と矩形導波管6との連結部分の角部
に形成された整合用反射リブ7と、短絡端末A面11
と、短絡端末B面12とを備えている。第1プローブ3
は、第1の直線偏波301を受信するためのプローブで
あり、第2プローブ4は第2の直線偏波302を受信す
るためのプローブである。矩形導波管55は、第1の直
線偏波301と第2の直線偏波302とを通過させるた
めに、正方形またはほぼ正方形の形状を有している。整
合用反射リブ7は、矩形導波管55と矩形導波管6とを
インピーダンス整合させて第2の直線偏波302を第2
プローブ4の方へ90°反射させるためのものである。
短絡端末A面11は、第1の直線偏波301を反射して
第1プローブ3へ導く機能を有する。また、短絡端末B
面12は、第2の直線偏波302を反射し、第2プロー
ブ4へ導く機能を有する。
【0033】このようにこの第3の実施例では、第1実
施例および第2実施例と異なり、入力側の導波管にも、
矩形導波管55を採用している。このように構成するこ
とによっても、第1実施例および第2実施例の同軸導波
管変換器と同様の効果を得ることができる。すなわち、
矩形導波管55とそれに直交する矩形導波管6とによっ
て直交変換器形状を形成することにより、小型化を図り
ながら、第1プローブ3と第2プローブ4との距離を離
すことができる。これにより、第1プローブ3と第2プ
ローブ4とが相互に影響を与えないため、良好な交差偏
波特性と入力VSWR特性が得られる。
【0034】図8は、本発明の第4実施例による同軸導
波管変換器の内部構造を示した斜視図である。図8を参
照して、この第4実施例の同軸導波管変換器は、円形導
波管21と、円形導波管21と一体的に連結され、円形
導波管21の延びる方向に対して直交する方向に形成さ
れた矩形導波管22と、円形導波管21の空洞部に所定
の方向に突出するように設けられた第1プローブ23
と、矩形導波管内の空洞部に所定の方向に突出するよう
に設けられた第2プローブ26と、円形導波管21と矩
形導波管22との接合部に設けられた整合用反射面25
と、第1プローブ23と整合用反射面25との間に設け
られ、第1プローブ23と同じ方向になるように取付け
られた短絡器(ショート棒)24と、矩形導波管22の
端部に第2プローブ26から所定の間隔を隔てて設けら
れた短絡板27とを備えている。第1プローブ23と短
絡棒24とは1/4波長分の間隔を隔てて取付けられて
いる。短絡面27と第2プローブ26とは1/4波長分
の間隔を有している。
【0035】この第4実施例の同軸導波管変換器におい
ても、第1,第2および第3実施例の同軸導波管変換器
と同様の効果を得ることができる。すなわち、円形導波
管21とそれに直交する矩形導波管22とによって直交
変換器形状を形成することにより、小型化を図りなが
ら、第1プローブ23と第2プローブ26との距離を離
すことができる。これにより、第1プローブ23と第2
プローブ26とが相互に影響を与えないため、良好な交
差偏波特性と入力VSWR特性が得られる。なお、この
第4実施例では、第1,第2および第3実施例と異な
り、第1プローブ23の反射器として、棒状の短絡棒2
4を用いている。
【0036】動作としては、第1,第2および第3実施
例と同様に、水平偏波(図示せず)を短絡棒24と第1
プローブ23とを用いて受信し、垂直偏波(図示せず)
を整合用反射面25と短絡板27と第2プローブ26と
を用いて受信する。
【0037】図9は、本発明の第5実施例による同軸導
波管変換器の平面図であり、図10は図9に示した同軸
導波管変換器のX−Xにおける断面図である。この第5
実施例の同軸導波管変換器は、図8に示した第4実施例
の同軸導波管変換器の応用例である。
【0038】図9および図10を参照して、本実施例の
同軸導波管変換器は、円形導波管31と、円形導波管3
1と一体的に連結され、円形導波管31に対して直交す
る方向に延びるように形成された矩形導波管32と、円
形導波管31と矩形導波管32とによって挟み込むよう
に取付けられたマイクロストリップ回路基板38と、マ
イクロストリップ回路基板38上に形成されたマイクロ
ストリップライン39a、39bと、マイクロストリッ
プライン39bが円形導波管31の空洞部にそのまま延
びることによって形成された第1プローブ33と、マイ
クロストリップライン39aに接続され矩形導波管32
の空洞部に突出するように形成された第2プローブ36
と、円形導波管31と矩形導波管32とが直角に交わる
位置に形成された整合用反射面35と、矩形導波管32
の端面に形成され、第2プローブ36から1/4波長分
の間隔を隔てて形成された短絡板37と、第1プローブ
33と整合用反射面35との間に形成され、第1プロー
ブ33と同方向でかつ第1プローブ33から1/4波長
分の間隔を隔てて取付けられた短絡棒(ショート棒)3
4とを備えている。
【0039】このようにこの第5実施例では、第2プロ
ーブ36の出力端36aと第1プローブ33とを同一平
面上に形成することにより、1つのマイクロストリップ
回路基板38のみによる構成が可能となる。すなわち、
第1プローブ33と第2プローブ36の出力端36aと
が同一平面上にあるため、それらはそれぞれ同一マイク
ロストリップ回路基板38上に形成されたマイクロスト
リップライン39bおよび39aに接続することができ
る。この結果、単一のマイクロストリップ回路基板38
のみによって本実施例の同軸導波管変換器を構成するこ
とができる。これにより、従来に比べて部品点数を削減
することができ、この結果、量産性を向上できるととも
に装置のコストを低減することができる。
【0040】図11は、本発明の第6実施例による同軸
導波管変換器の内部構造を示した斜視図である。図11
を参照して、この第6実施例の同軸導波管変換器は、入
力側の矩形導波管(方形導波管)61と、矩形導波管6
1と一体的に連結され、矩形導波管61に対してほぼ直
交する方向に延びるように形成された円形導波管62
と、矩形導波管61と円形導波管62とによって挟み込
むように取付けられたマイクロストリップ回路基板38
と、マイクロストリップ回路基板38上に形成されたマ
イクロストリップライン39aおよび39bと、マイク
ロストリップライン39bが矩形導波管61の空洞部に
そのまま延びることによって形成された第1プローブ3
3と、マイクロストリップライン39aに接続され、円
形導波管62の空洞部に突出するように形成された第2
プローブ36と、矩形導波管61と円形導波管62とが
直角に交わる位置に形成された整合用反射面35と、円
形導波管62の端面に形成され、第2プローブ36から
1/4波長分の間隔を隔てて形成された短絡板37と、
第1プローブ33と整合用反射面35との間に形成さ
れ、第1プローブ33と同方向でかつ第1プローブ33
から1/4波長分の間隔を隔てて取付けられた短絡棒
(ショート棒)34とを備えている。矩形導波管61
は、第1の直線偏波301とその第1の直線偏波301
に直交する第2の直線偏波302とを通過させるために
正方形またはほぼ正方形の形状を有している。円形導波
管62は、第2の直線偏波302を通過させる機能を有
する。また、第1プローブ33は、第1の直線偏波30
1を受信するためのものであり、第2プローブ36は第
2の直線偏波302を受信するためのものである。短絡
棒34は、第1の直線偏波301を反射した第1プロー
ブ33に導く機能を有する。また、短絡板37は、第2
の直線偏波302を反射して第2プローブ36へ導く機
能を有する。整合用反射面35は、矩形導波管61と円
形導波管62とをインピーダンス整合させて第2の直線
偏波302を第2プローブ36の方向へ90°反射させ
るためのものである。
【0041】このようにこの第6実施例では、図9およ
び図10に示した第5実施例と異なり、入力側の導波管
として矩形導波管61を採用し、その矩形導波管61に
直交する導波管として円形導波管62を採用している。
また、この第6実施例では、第5実施例と同様に、第2
プローブ36の出力端36aと第1プローブ33とを同
一平面上に形成することにより、1つのマイクロストリ
ップ回路基板38のみによる構成が可能となる。すなわ
ち、第1プローブ33と第2プローブ36の出力端36
aとが同一平面上にあるため、それらはそれぞれ同一の
マイクロストリップ回路基板38上に形成されたマイク
ロストリップライン39bおよび39aに接続すること
ができる。これにより、単一のマイクロストリップ回路
基板38のみによってこの第6実施例の同軸導波管変換
器を構成することができる。この結果、従来に比べて部
品点数を削減することができ、これにより量産性を向上
できるとともに装置のコストを低減することも可能とな
る。
【0042】図12は、本発明の第7実施例による同軸
導波管変換器を示した平面図であり、図13は図12に
示した同軸導波管変換器のX−Xにおける断面図であ
る。この第7実施例も図8に示した第4実施例の応用例
である。
【0043】図12および図13を参照して、本実施例
の同軸導波管変換器は、円形導波管41と、円形導波管
41と一体的に連結され、円形導波管41に対して直交
する方向に延びるように形成された矩形導波管42と、
円形導波管41と矩形導波管42とによって挟み込むよ
うに取付けられたマイクロストリップ回路基板48と、
マイクロストリップ回路基板48上に形成されたマイク
ロストリップライン49aおよび49bと、マイクロス
トリップライン49bがそのまま円形導波管41内に空
洞部に突出して形成された第1プローブ43と、マイク
ロストリップライン49aがそのまま延びて形成された
第2プローブ46と、第2プローブ46の上方部分に所
定の空間を形成するように矩形導波管42と一体的に設
けられた短絡板47と、矩形導波管の空洞部の両側の端
部に設けられた整合用反射面45aおよび45bと、第
1プローブ43と整合用反射面45aとの間に設けら
れ、第1プローブ43と1/4波長分の間隔を隔てて第
1プローブ43と同方向に取付けられた短絡棒(ショー
ト棒)44とを備えている。
【0044】このように、この第7実施例では、その角
部に2つの整合用反射面45a、45bを有する矩形導
波管42(EコーナまたはEベンド)を用いることによ
って、第1プローブ43のみならず第2プローブ46を
もストリップラインによって形成することができる。こ
の結果、部品点数のさらなる削減および装置の簡素化を
図ることができる。これにより、量産性を有効に向上さ
せることができる。
【0045】図14は、図6に示した第2実施例の同軸
導波管変換器を備えた衛星放送用アンテナのコンバータ
(LNB(Low Noise Blockdownc
onverter))を示した斜視図である。図15
は、図14に示した衛星放送用アンテナのコンバータを
示した斜視図である。図15は、図14に示した衛生放
送の分解斜視図である。図14および図15を参照し
て、この衛星放送用アンテナのコンバータは、図6に示
した第2実施例の同軸導波管変換器を備えている。そし
て、その同軸導波管変換器を構成する円形導波管5の先
端部分には、反射鏡(図示せず)によって反射収束され
た第1および第2の直線偏波を円形導波管5に導くため
の一次放射器(ホーン)71が設けられている。そし
て、同軸導波管変換器は、シャーシ72と裏ブタ73と
によって覆われている。シャーシ72および裏ブタ73
は、マイクロストリップ回路基板8の対環境的な保護、
回路動作の安定化および不要輻射信号に対するシールド
のために設けられている。なお、マイクロストリップ回
路基板8は、第1プローブ3と第2プローブ4とによっ
て受信した信号を増幅するとともに周波数変換する機能
を有する。シャーシ72の側面部分には、LNBの信号
出力端子となるF接栓(Fコネクタ)74が設けられて
いる。また、図15に示すように、裏ブタ73とマイク
ロストリップ回路基板8との間には、マイクロストリッ
プ回路基板8の固定および回路動作の安定化を図るため
のアングル75が取付けられている。
【0046】このように、図14および図15に示した
LNBでは、図6に示した第2実施例の同軸導波管変換
器を備えることにより、同軸導波管変換器を1つのマイ
クロストリップ回路基板8によって構成することができ
る。この結果、部品点数を削減することができ、LNB
装置全体としてコストの低減を図ることができる。ま
た、矩形導波管6の上面部分を、マイクロストリップ回
路基板8の基体10の裏面を構成するアース面9によっ
て構成することにより、部品形状の簡素化および部品材
料の削減などを図ることができる。これにより、量産性
を向上できるとともに、さらにコストを低減することが
できる。さらに、図6に示した第2実施例の同軸導波管
変換器は、小型化と、交差偏波特性などの性能の向上と
の両方を達成することができるので、これを組込んだL
NBも同様の効果を有する。また、他の実施例の同軸導
波管変換器を組込んだLNBも同様の効果を有する。
【0047】図16は、図14および図15に示したL
NBの伝送線路スイッチ回路を説明するためのブロック
図である。図16を参照して、この伝送線路スイッチ回
路は、第1直線偏波を受信するための第1直線偏波入力
部(第1プローブ)81と、第1直線偏波入力部81に
接続された第1増幅回路83と、第2直線偏波を入力す
るための第2直線偏波入力部(第2プローブ)82と、
第2直線偏波入力部82に接続された第2増幅回路84
と、第1増幅回路83および第2増幅回路84のスイッ
チングバイアス制御回路85と、共通出力端子86とを
備えている。なお、第1増幅回路83と第2増幅回路8
4とは増幅素子として同等かつ同性能の電界効果型トラ
ンジスタ(FET)を有している。動作としては、第1
直線偏波の受信時には、第1増幅回路83がON状態と
なり、第2増幅回路84がOFF状態となる。また、第
2直線偏波の受信時には、第1増幅回路83がOFF状
態となり、第2増幅回路83がON状態となる。
【0048】図17は、図6に示した第2実施例の同軸
導波管変換器をさらに改良した第8実施例の同軸導波管
変換器を示した平面図である。図17を参照して、この
第8実施例の同軸導波管変換器では、図6に示した第2
実施例の同軸導波管変換器と異なり、第1プローブ93
を10°程度傾けて設置している。これは、以下のよう
な理由による。すなわち、第1プローブ93は理論的に
は偏波面に対して平行であることが望ましい。しかし、
本発明の導波管構造は、整合用反射リブ17などを導波
管内に設け、さらに矩形導波管6内に第2プローブ4を
有している。したがって、偏波面がいつも理想的な状態
とは限らない。これを実際の実験結果から考察する。図
18は、図6に示した第2実施例の同軸導波管変換器の
交差偏波特性および最大雑音指数(NFM A X . )と、
第1、第2入力偏波角度差との関係を示した特性図であ
る。図18を参照して、最大雑音指数(NFM A X .
が最もよい値を示す第1、第2入力偏波角度差と交差偏
波特性が最もよい値を示す第1、第2入力偏波角度差と
は異なった値である。さらに、それらの第1、第2入力
偏波角度差は90°より低い角度差である。実際の規格
値を考慮すると、NF=1.5dBmax、交差偏波特
性:20dBminであれば問題はない。しかし、アン
テナ取付け時の角度誤差などを考慮すると、最大雑音指
数(NFM A X . )と交差偏波特性とはともに90°の
第1、第2入力偏波角度差にあることが望ましい。この
ような点から図17に示した第8実施例では、第1プロ
ーブ93を時計方向に10°程度回転させている。これ
により、以下のような効果が得られる。図19は、図1
7に示した第8実施例の同軸導波管変換器の最大雑音指
数および交差偏波特性と、第1、第2入力偏波角度差と
の関係を示した特性図である。図19を参照して、最大
雑音指数と交差偏波特性との最良のポイントはともに9
0°の第1、第2入力偏波角度差に位置する。ここで、
第1、第2入力偏波角度差を90°にするのが好ましい
理由は、衛星からのダウンリンク信号は常に水平と垂直
つまり角度差が90°であることから、LNBに組み込
まれた同軸導波管変換器も入力偏波角度差が90°で最
適性能を示すことが望ましいからである。なお、動作と
しては、第1直線偏波はまず第1プローブ93で受信さ
れる。さらに、下部の短絡端末A面11によって反射さ
れた第1直線偏波が第1プローブ93によって受信され
る。なお、第1プローブ93と短絡端末A面11との距
離は、理論的にはλ/4である。しかし、第2直線偏波
は矩形導波管6へ導かれさらに第2プローブ4を介して
増幅器へと導かれるため、導波管内インピーダンスが理
想的な状態(導波管1個に対してプローブ1個)でない
状態になる。この結果、矩形導波管6の方向に偏波モー
ドが回転(時計方向)する傾向が生じる。これにより、
第1直線偏波の反射波が時計方向に回転することにな
る。このような現象を改善するため、第1プローブ93
を10°程度傾けて設置している。これにより、受信波
と反射波のミスマッチングを有効に解消することができ
る。また、第1プローブ93を傾けたことによるリアク
タンス成分の増加は、図16に示される第1増幅回路8
3に含まれる入力側整合回路のコンダクタンスを増大さ
せることにより増幅素子(FET)とのマッチングが図
れ、最大雑音指数(NFM A X . )の悪化を改善するこ
とができる。このように、本実施例では、第1プローブ
93と第2プローブ4とで受信する偏波角度差が90°
のときにNFM A X . および交差偏波特性が最良になる
ように第1プローブ93を10°程度傾けるように構成
する。それと同時に、第1プローブ93の第1増幅回路
83に含まれる入力整合回路のコンダクタンスが増大す
るように構成する。
【0049】
【発明の効果】このように、請求項1〜12に記載の発
明によれば、第1の導波管とその管軸方向にほぼ直交す
るように連結された第2の導波管とによる直交変換器形
状を採用し、第1の導波管と第2の導波管とのそれぞれ
に第1のプローブと第2のプローブを設け、さらに第2
の導波管は、第1のプローブとほぼ平行となるように第
1の導波管に連結した。さらに、第2の直線偏波を第2
のプローブとほぼ平行となるように第2の導波管に導く
ための整合手段を設け、第1のプローブと第2のプロー
ブとを、第2の導波管の管軸方向に対してほぼ平行に配
置された基板に取りつけた。このように構成することに
より、従来のように装置を大型化せずに交差偏波特性な
どの性能の悪化が防止され、この結果、小型化を図りな
がら、しかも、良好な交差偏波特性および入力VSWR
特性を得ることができる。また、第1プローブの出力端
と第2プローブの出力端とを同一平面上に形成すれば、
単一のマイクロストリップ回路基板による構成が可能と
なり、量産性を向上できるとともに装置のコストを低減
することができる。
【0050】また、請求項13に記載の発明によれば、
第1の導波管とその管軸方向に対してほぼ直交する第2
の導波管とによる直交変換器形状を採用し、第1の導波
管と第2の導波管のそれぞれに第1のプローブと第2の
プローブとを設け、第2の導波管は、第1のプローブと
ほぼ平行となるように第1の導波管に連結した。さらに
第2の直線偏波を第2のプローブとほぼ平行となるよう
に第2の導波管に導くための整合手段を設け、第1のプ
ローブと第2のプローブとを、第2の導波管の管軸方向
に対してほぼ平行に配置された基板に取りつけた。この
ように構成した同軸導波管変換器を備えることにより、
装置全体としての小型化を図るとともに良好な交差偏波
特性および入力VSWR特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による同軸導波管変換器の内
部構造を示した斜視図である。
【図2】図17に示した従来の同軸導波管変換器と図1
に示した第1実施例の同軸導波管変換器との第1プロー
ブの変換損失特性を比較した特性図である。
【図3】図17に示した従来の同軸導波管変換器と図1
に示した第1実施例の同軸導波管変換器との第2プロー
ブの変換損失特性を比較した特性図である。
【図4】図17に示した従来の同軸導波管変換器と図1
に示した第1実施例の同軸導波管変換器との第1プロー
ブの交差偏波特性を比較した特性図である。
【図5】図17に示した従来の同軸導波管変換器と図1
に示した第1実施例の同軸導波管変換器との第2プロー
ブの交差偏波特性を比較した特性図である。
【図6】本発明の第2実施例による同軸導波管変換器の
内部構造を示した斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例による同軸導波管変換器の
内部構造を示した斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例による同軸導波管変換器の
内部構造を示した斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例による同軸導波管変換器を
示した平面図である。
【図10】図9に示した第5実施例の同軸導波管変換器
のX−Xにおける断面図である。
【図11】本発明の第6実施例による同軸導波管変換器
の内部構造を示した斜視図である。
【図12】本発明の第7実施例による同軸導波管変換器
を示した平面図である。
【図13】図12に示した同軸導波管変換器のX−Xに
おける断面図である。
【図14】図6に示した第2実施例による同軸導波管変
換器を備えたLNBを示した斜視図である。
【図15】図14に示したLNBの分解斜視図である。
【図16】図14に示したLNBに含まれる異なった整
合回路を有する伝送線路スイッチ回路を示したブロック
図である。
【図17】図6に示した第2実施例の同軸導波管変換器
をさらに改良した第8実施例による同軸導波管変換器を
示した平面図である。
【図18】図6に示した第2実施例の交差偏波特性およ
び最大雑音指数と第1、第2入力偏波角度差との関係を
示した特性図である。
【図19】図17に示した第8実施例の同軸導波管変換
器の交差偏波特性および最大雑音指数と第1、第2入力
偏波角度差との関係を示した特性図である。
【図20】従来の同軸導波管変換器の内部構造を示した
斜視図である。
【図21】従来の他の同軸導波管変換器の内部構造を示
した斜視図である。
【符号の説明】
1:水平偏波 2:垂直偏波 3:第1プローブ 4:第2プローブ 5:円形導波管 6:矩形導波管 7:整合用反射リブ 8:マイクロストリップ回路基板 9:アース面(ハンダレベラー面) 10:基体 11:短絡端末A面 12:短絡端末B面 13a、13b:マイクロストリップライン 17:整合用反射リブ 21、31、41:円形導波管 22、32、42:矩形導波管 23、33、43:第1プローブ 24、34、44:短絡器(ショート棒) 25、35、45:整合用反射面 26、36、46:第2プローブ 27、37、47:短絡板 38、48:マイクロストリップ回路基板 39a、39b、49a、49b:マイクロストリップ
ライン なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−139901(JP,A) 特開 平3−209903(JP,A) 特開 昭62−186601(JP,A) 特開 平2−241201(JP,A) 実開 昭61−189603(JP,U) 米国特許4887346(US,A) 西独国特許出願公開3111106(DE, A1) 英国特許出願公開675118(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/161 H01P 1/16 H01P 5/107 H04B 1/18 JICSTファイル(JOIS) WPI/L(QUESTEL)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交する第1と第2の直線偏波を
    受信するための同軸導波管変換器であって、 第1の導波管と、 前記第1の導波管内に前記第1の直線偏波とほぼ平行に
    設けられ、前記第1の直線偏波を検出するための第1の
    プローブと、 前記第1の導波管の管軸方向に対してほぼ直交すると共
    に前記内に前記第1のプローブに対してほぼ直交するよ
    うに連結された第2の導波管と、 前記第2の導波管内に前記第2の直線偏波とほぼ平行に
    設けられ、前記第2の直線偏波を検出するための第2の
    プローブと、 前記第1の導波管と前記第2の導波管との連結部に設け
    られ、前記第2の直線偏波を前記第2のプローブとほぼ
    平行となるように前記第2の導波管に導くための整合手
    段と、 前記第1のプローブおよび前記第2のプローブがともに
    取付けられる、前記第2の導波管の管軸方向に対してほ
    ぼ平行に配置された基板とを備えた、同軸導波管変換
    器。
  2. 【請求項2】 互いに直交する第1と第2の直線偏波を
    受信するための同軸導波管変換器であって、 円形導波管と、前記円形導波管内に前記第1の直線偏波
    とほぼ平行に設けられ前記第1の直線偏波を検出するた
    めの第1のプローブと、前記第1のプローブと所定の間
    隔を隔ててほぼ平行に設けられた第1の短絡部とを有す
    る第1変換部と、 前記円形導波管と連結され、前記円形導波管の管軸方向
    に対してほぼ直交すると共に前記第1のプローブに対し
    てほぼ直交する矩形導波管と、前記矩形導波管内に前記
    第2の直線偏波とほぼ平行に設けられ前記第2の直線偏
    波を検出するための第2のプローブと、前記第2のプロ
    ーブと所定の間隔を隔ててほぼ平行に設けられた第2の
    短絡部とを有する第2変換部と、 前記円形導波管と前記矩形導波管との連結部に設けら
    れ、前記第2の直線偏波を前記第2のプローブとほぼ平
    行となるように前記矩形導波管に導くための整合手段
    と、 前記第1のプローブおよび前記第2のプローブがともに
    取付けられる、前記矩形導波管の管軸方向に対してほぼ
    平行に配置された基板とを備えた、同軸導波管変換器。
  3. 【請求項3】 互いに直交する第1と第2の直線偏波を
    受信するための同軸導波管変換器であって、 第1の矩形導波管と、前記第1の矩形導波管内に前記第
    1の直線偏波とほぼ平行に設けられ前記第1の直線偏波
    を検出するための第1のプローブと、前記第1のプロー
    ブと所定の間隔を隔ててほぼ平行に設けられた第1の短
    絡部とを有する第1変換部と、 前記第1の矩形導波管と連結され、前記第1の矩形導波
    管の管軸方向に対してほぼ直交すると共に前記第1のプ
    ローブに対してほぼ直交する第2の矩形導波管と、前記
    第2の矩形導波管内に前記第2の直線偏波とほぼ平行に
    設けられ前記第2の直線偏波を検出するための第2のプ
    ローブと、前記第2のプローブと所定の間隔を隔ててほ
    ぼ平行に設けられた第2の短絡部とを有する第2変換部
    と、 前記第1の矩形導波管と前記第2の矩形導波管との連結
    部に設けられ、前記第2の直線偏波を前記第2のプロー
    ブとほぼ平行となるように前記第2の矩形導波管に導く
    ための整合手段と、 前記第1のプローブおよび前記第2のプローブがともに
    取付けられる、前記第2の矩形導波管の管軸方向に対し
    てほぼ平行に配置された基板とを備えた、同軸導波管変
    換器。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記第1のプローブの出力端
    と前記第2のプローブの出力端とが同一平面上に形成さ
    れている、請求項1に記載の同軸導波管変換器。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のプローブは、それ
    ぞれ前記基板上に形成されたマイクロストリップライン
    に接続されている、請求項4に記載の同軸導波管変換
    器。
  6. 【請求項6】 前記第2の導波管は曲り導波管であり、 前記第1および第2のプローブは、同一平面上に形成さ
    れている、請求項4に記載の同軸導波管変換器。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2のプローブは、それ
    ぞれ前記基板上に設けられたマイクロストリップライン
    を前記第1の導波管および前記第2の導波管内部に延長
    することによって形成されている、請求項6に記載の同
    軸導波管変換器。
  8. 【請求項8】 前記整合手段は、細いリブ形状を有して
    いる、請求項1に記載の同軸導波管変換器。
  9. 【請求項9】 前記整合手段は、前記第1の導波管の内
    壁面から所定の間隔を隔てて形成されている、請求項1
    に記載の同軸導波管変換器。
  10. 【請求項10】 前記第1の短絡部は、棒状の短絡棒で
    ある、請求項3に記載の同軸導波管変換器。
  11. 【請求項11】 前記基板はマイクロストリップ回路が
    形成された表面と、アース面が形成された裏面とを有
    し、 前記第2の導波管の一辺は、前記アース面によって構成
    されている、請求項1に記載の同軸導波管変換器。
  12. 【請求項12】 前記整合手段は、さらに前記第2の導
    波管の空洞部の、前記第1の導波管と連結されない側の
    端部にも形成されている、請求項6に記載の同軸導波管
    変換器。
  13. 【請求項13】 互いに直交する第1と第2の直線偏波
    を受信するための同軸導波管変換器を備えた衛星放送用
    アンテナのコンバータであって、 第1の導波管と、 前記第1の導波管内に前記第1の直線偏波とほぼ平行に
    設けられ、前記第1の直線偏波を検出するための第1の
    プローブと、 前記第1の導波管の管軸方向に対してほぼ直交すると共
    に前記第1のプローブに対してほぼ直交するように連結
    された第2の導波管と、 前記第2の導波管内に前記第2の直線偏波とほぼ平行に
    設けられ、前記第2の直線偏波を検出するための第2の
    プローブと、 前記第1の導波管と前記第2の導波管との連結部に設け
    られ、前記第2の直線偏波を前記第2のプローブとほぼ
    平行となるように前記第2の導波管に導くための整合手
    段と、 前記第1のプローブおよび前記第2のプローブがともに
    取付けられる、前記第2の導波管の管軸方向に対してほ
    ぼ平行に配置された基板と、 前記第1の導波管の前記第2の導波管と連結されない側
    の端部に設けられ、前記第1および第2の直線偏波を前
    記第1の導波管に導くためのホーンとを含む、同軸導波
    管変換器を備えた衛星放送用アンテナのコンバータ。
  14. 【請求項14】 互いに直交する第1と第2の直線偏波
    を受信するための同軸導波管変換器を備えた衛星放送用
    アンテナのコンバータであって、 前記第1と第2の直線偏波の増幅手段として第1と第2
    の増幅回路を有する、前記基板上に形成された伝送線路
    スイッチを含み、 前記第1の増幅回路は、前記第1の直線偏波を受信する
    ための前記第1のプローブを含み、 前記第2の増幅回路は、前記第2の直線偏波を受信する
    ための前記第2のプローブを含み、 前記第1のプローブは、前記第1および第2の直線偏波
    受信時において雑音指数の最小値の受信偏波角度差と交
    差偏波特性の最大値の受信偏波角度差とがともにほぼ9
    0度になるように、前記第1の直線偏波と平行な方向か
    ら、前記第1の導波管の管軸方向と垂直な方向に所定の
    角度傾けられている、請求項13に記載の同軸導波管変
    換器を備えた衛星放送用アンテナのコンバータ。
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