JP3110736U - 薬管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一般に普及しているカレンダーを有効に利用できるとともに、部品点数も少なく低コストで製造でき、さらには、使い勝手が良い薬管理装置を提供する。
【解決手段】 日表示102が互いに離隔され、複数の日表示102を同時に表わして縦横整列表示されているカレンダー100の表面側に装着される薬管理装置であって、カレンダー100の日表示102間の所要の間隙位置に配置される枠部材16を含むフレーム体12と、フレーム体12の枠部材16に脱着及び/又はスライド移動自在に接続されてカレンダーの任意の日表示102と対応する位置に配置される薬を収納する容器14と、を有し、カレンダーの日表示102を利用して投薬管理を行うことを特徴とする薬管理装置10から構成される。
【選択図】図1

Description

本考案は、薬の飲み忘れや飲み間違いを防止するのに好適な薬管理装置に関する。
病院等で処方された薬は処方通りに服用しなければ十分な治療効果を得られないが、飲み忘れや飲み間違いをするおそれがあった。例えば、特許文献1には、薬の飲み忘れを防止するのに着目した薬入れ付きカレンダーが提案されている。特許文献1に開示されている薬入れ付き万年カレンダーは、ボード本体に6行7列の薬入れボックスを固定し、月別プレート及び日別プレートをボード本体に差込むものであった。
特開2002−123173号公報
しかしながら、特許文献1記載の薬入れ付きカレンダーでは、暦が表示されているボード本体に数十個の薬入れボックスや数十枚のプレートを取り付ける必要があるので、部品点数も多く、製造工程にも手間がかかり、製造コストが高いものであった。また、装置が大型化し、設置するスペースが限られていた。さらに、月が変わるごとに、約30枚のプレートを入れ替える必要があるとともに、当月に使用しない月別プレートや日別プレートの管理も必要であり、煩雑で使い勝手が悪いものであった。また、カレンダー表示が常に同じような表示で決まりきっており、絵、デザインや写真等が記載されている一般的なカレンダーに比べて趣がほとんどなく、利用者の好みを反映できなかった。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、一般に普及しているカレンダーを有効に利用できるとともに、部品点数も少なく低コストで製造でき、さらには、使い勝手が良い薬管理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、日表示102が互いに離隔され、複数の日表示102を同時に表わして縦横整列表示されているカレンダー100の表面側に装着される薬管理装置であって、カレンダー100の日表示102間の所要の間隙位置に配置される枠部材16(16a,16b)を含むフレーム体12と、フレーム体12の枠部材16に脱着及び/又はスライド移動自在に接続されてカレンダーの任意の日表示102と対応する位置に配置される薬を収納する容器14と、を有し、カレンダーの日表示102を利用して投薬管理を行うことを特徴とする薬管理装置10から構成される。カレンダー100は、例えば、企業や銀行等が配布する宣伝用品、ノベルティーのものや商品として市販されているもの等任意のものが利用できる。例えば、容器にフックを取り付けて枠部材に脱着自在またはスライド自在に係合させる構成等その他任意の構成でもよい。なお、横枠部材16は、日表示102と重ならないように設定するのが好ましいが、日表示の数字が確認できる程度であれば日表示に一部分が重なっても利用できる。
また、フレーム体12は、縦横に組みつけられる複数の横枠部材16,16a,16bと複数の縦枠部材18を有し、横枠部材16(16a,16b)と縦枠部材18とは、カレンダー100の日表示102間の間隙に対応して互いの連結位置を自在に変更できるように組み付けられたこととしてもよい。
また、横枠部材16及び/又は縦枠部材18には、それぞれそれらの長手方向に沿うように線状長孔22(22a,22b),24が設けられ、それぞれの枠部材の交差位置を固定、離脱自在に固定する固定手段26により連結固定されることとしてもよい。例えば、フレーム体の組み付け構成としては、横枠部材と縦枠部材とにそれぞれ複数個の孔を穿孔し、任意の孔でボルト連結する構成でもよいが、枠部材に線状長孔22(22a,22b),24を設けた構成とすることにより、例えば、数mm単位でスライド移動させて設定することができる。線状長孔は、例えば、枠部材の全体に連続していてもよいし、間欠的に複数設けられていても良い。
また、枠部材16には、接続用孔(22)が設けられ、容器14には、弾性的に圧縮、復帰し、圧縮時に接続用孔(22)に挿通されて、復帰時に枠部材16の枠壁に係着する係着部材32を取り付けたこととしてもよい。
また、接続用孔は、横枠部材16の長手方向に沿うように設けられた線状長孔22からなることとしてもよい。
また、枠部材16a(16)と容器14には、それぞれに磁力吸着部材(16a),40が設けられ、それぞれに面ファスナ部材が設けられ、これらを介して容器を枠部材に脱着自在に接続させることを特徴とすることとしてもよい。
また、枠部材16bと容器14には、それぞれに面ファスナ部材42,44が設けられ、それぞれに面ファスナ部材が設けられ、これらを介して容器を枠部材に脱着自在に接続させることを特徴とすることとしてもよい。
また、フレーム体12を吊支してカレンダー100の所定位置に配置させる吊支手段20を有することとしてもよい。吊支手段20は、例えば、壁掛けカレンダー等の場合には、該カレンダーを吊支しているフック等を利用することができ、簡単に構成できる。
本考案によれば、日表示が互いに離隔され、複数の日表示を同時に表わして縦横整列表示されているカレンダーの表面側に装着される薬管理装置であって、カレンダーの日表示間の所要の間隙位置に配置される枠部材を含むフレーム体と、フレーム体の枠部材に脱着及び/又はスライド移動自在に接続されてカレンダーの任意の日表示と対応する位置に配置される薬を収納する容器と、を有し、カレンダーの日表示を利用して投薬管理を行う薬管理装置の構成であるから、一般に普及しているカレンダーを有効に利用しつつ、容器を脱着またはスライド移動させながら少ない数の容器でも全ての日表示に対応させて良好に管理することができ、少ない部品点数で、低コストで製造できる。さらに、装置全体も軽量化して製造できる。特に、容器を脱着自在に接続させることにより、小さな錠剤やカプセル状の薬を容器に出し入れする際の作業を確実かつ手際よく行える。さらには、外出する際には容器ごと離脱させて、薬を携帯することができる。
また、フレーム体は、縦横に組みつけられる複数の横枠部材と複数の縦枠部材を有し、横枠部材と縦枠部材とは、カレンダーの日表示間の間隙に対応して互いの連結位置を自在に変更できるように組み付けられた構成とすることにより、例えば、大きさや、日表示間の間隔等が異なる種々のカレンダーに対応するように枠部材を良好に設定して装着できる。
また、横枠部材及び/又は縦枠部材には、それぞれそれらの長手方向に沿うように線状長孔が設けられ、それぞれの枠部材の交差位置を固定、離脱自在に固定する固定手段により連結固定される構成とすることにより、例えば、数mm程度の微小単位で枠部材の位置を調整することでき、装置の一般のカレンダーへの適用範囲を広め、より実用性を向上させることができる。
また、枠部材には、接続用孔が設けられ、容器には、弾性的に圧縮、復帰し、圧縮時に接続用孔に挿通されて、復帰時に枠部材の枠壁に係着する係着部材を取り付けた構成とすることにより、簡単な構成で容器の脱着自在な接続構成を実現できる。また、容器の接続状態を良好に保持でき、容器が自然に落下するのを防止できる。さらに、容器の脱着操作を簡便に行なえる。
また、接続用孔は、横枠部材の長手方向に沿うように設けられた線状長孔からなる構成とすることにより、容器をスライド移動して、簡便な操作で容器をカレンダーの日付表示と対応した位置に確実に設定できる。また、横枠部材と縦枠部材との連結用の線状長孔と兼用させると、横枠部材の構成を簡単にでき、低コストで製造することができる。
また、枠部材と容器には、それぞれに磁力吸着部材が設けられ、これらを介して容器を枠部材に脱着自在に接続させる構成とすることにより、簡単な構成で、より簡便な操作で容器を枠部材に脱着させることができる。
また、枠部材と容器には、それぞれに面ファスナ部材が設けられ、これらを介して容器を枠部材に脱着自在に接続させる構成とすることにより、簡単な構成で、より簡便な操作で容器を枠部材に脱着させることができる。
また、フレーム体を吊支してカレンダーの所定位置に配置させる吊支手段を有する構成とすることにより、フレーム体のカレンダーへの装着構成を簡単、低コストな構造で実現できる。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の実施の形態について説明する。本考案の薬管理装置は、一般に普及している複数の日表示を同時に表して縦横整列表示されているカレンダーに装着されて、該カレンダーの日表示を利用して毎日の薬の服用を管理でき、薬の飲み忘れや飲み間違いを防止するのに利用できる。
図1ないし図4は、本考案の薬管理装置の第1の実施形態を示している。本実施形態において、薬管理装置10は、図1、図2に示すように、カレンダー100の表面側に配置されるフレーム体12と、フレーム体12に接続される容器14と、を有している。図1に示すように、本実施形態において、薬管理装置10が装着されるカレンダー100としては、例えば、ひと月分を示す複数の日表示102が同時に表示された、いわゆる月めくり式の壁掛けカレンダーからなる。カレンダー100は、例えば、1〜12月分12枚を上端側でまとめられて、壁から室内側に突出するように固定したフック110や釘等の固定部材を介して吊支される。本実施形態では、カレンダー100は、例えば、日表示102を表わす数字が横方向に一週間ごとに並べられて各曜日ごとに縦割りされて縦横整列表示されている。さらに、各日表示102の下には、例えば、メモ欄等に利用できるような空白部Sが形成されており、上下の日表示どうしが互いに離隔されている。すなわち、各週の日表示の下方側には空白部分Sが横方向に連続した間隙が形成されている。なお、カレンダーは、日表示の上下左右の少なくともいずれか一方にある程度の間隙を形成するように、日表示どうしが互いに離隔されて整列表示されているものであれば良い。また、例えば、日表示の数字の大きさや、日表示の配列態様等は任意のもので良く、また、日表示以外の部分に絵、デザイン、写真等が印刷されたカレンダーも利用できる。
フレーム体12は、図1、図4に示すように、フレーム体12は、カレンダーの日表示102間の所要の間隙位置、本実施形態では、例えば、日表示の下方側に設けられる空白部Sの位置に配置される横枠部材16を含み、容器14をカレンダー100の日表示102に対応した位置に配置させるように接続させて容器を保持する。本実施形態では、フレーム体12は、例えば索条などの吊支手段20を介して、カレンダー100の前面側の所定位置に着脱自在に装着される。本実施形態では、フレーム体12は、縦横に組み付けられる複数の横枠部材16と、複数の縦枠部材18と、を有している。本実施形態では、例えば、6個の横枠部材16と、2個の縦枠部材18と、をはしご状に組み付けられている。横枠部材16と縦枠部材18とは、互いの連結位置を自在に変更できるようになっており、それぞれの枠部材の交差位置を固定、離脱自在に固定する固定手段26により連結固定されている。
本実施形態では、各横枠部材16は、図1に示すように、例えば、プラスチック等の硬質で比較的軽量な合成樹脂または薄い鉄板等からなり、全体的に一定の幅で細長く直線状に延びた帯板状部材から設けられている。横枠部材16は、例えば、その縦幅が日表示間の空白部Sよりも幅狭く設定されており、日表示102に重ならないようになっている。本実施形態では、横枠部材16は、互いに一定の離隔幅H1で離隔しつつ、それぞれカレンダーの各週ごとに横並びされている日表示102の下方側の空白部分Sを横切るような位置に配置されている。なお、一番下側に配置される横枠部材16は、上側の5個の枠部材と異なり、カレンダーの位置には配置されていないが、例えば、図1上、カレンダーの左下に示されている日表示102aのように、一箇所の表示部分に2つの日表示(例えば、24日と31日)が示されている場合に、それぞれの日表示に対応して容器14を接続するのに利用できる。本実施形態では、横枠部材16には、カレンダー面に向かって垂直方向に貫通しつつ、横枠部材の長手方向に沿って略全体に連続した線状長孔22が設けられている。
各縦枠部材18は、横枠部材同様に、例えば、プラスチック等の硬質で比較的軽量な合成樹脂または薄い鉄板等からなり、全体的に一定の幅で細長い帯板状に設けられて、その長手方向に沿って略全体に連続した線状長孔24が設けられている。縦枠部材18は、カレンダーの複数の日表示群の左右両外側に、離隔幅H2で略平行に離隔しながら配置されている。なお、例えば、横枠部材16と縦枠部材18とを形状、長さ等を含めて全く同一に設計すると、フレーム体の構造が単純化し、また量産しやすく低コスト化を図れる。
本実施形態において、横枠部材16と縦枠部材18とを連結固定する固定手段26は、例えば、ボルト28と、ナット30と、を含み、ボルト28を各枠部材16,18の交差部分における線状長孔22,24に挿入させた状態で締め込んで固定する。各ボルト28、ナット30には、枠部材の枠壁に当着する円板座金状の当着部28a、30aが形成されており、ボルト締め込み時に枠部材の交差部分を両外側から挟み込み固定するようになっている。なお、ボルト、ナットには、手操作で締め付け、緩め操作できるようなつまみが設けられているとよい。本実施形態では、横枠部材16または縦枠部材18は、線状長孔22,24に沿って互いにスライド状に移動させながら固定手段26の連結位置を自在に変更できる。よって、横枠部材16どうしの離隔幅H1または縦枠部材18の離隔幅H2を、例えば、数mm程度の微小単位で自在に位置変更して設定させて、種々のカレンダーの大きさ又は日表示群の表示間隔等に対応して配置させることができる。
容器14は、図1ないし図4に示すように、薬Mを収納する容器であり、本実施形態では、フレーム体12の横枠部材16に脱着自在及びスライド移動自在に接続されてカレンダーの任意の日表示と対応する位置に配置される。これにより、例えば、病院、薬局等で処方された薬を日ごとに分別して管理でき、飲み忘れや飲み間違いを防止できる。本実施形態では、容器14は、横枠部材の線状長孔22を接続用孔とし、該接続用孔を介して脱着自在に係着する係着部材32を有している。図1において、容器14は、例えば、10個用いられており、10日分の日表示に対応した位置にそれぞれ配置されている。なお、容器の個数は、例えば、5個、7個、14個等でもよく、1個から任意の複数個の容器を用いることとしてもよい。容器14は、フレーム体に対して脱着自在に設けられていることから、日表示よりも少ない容器個数でも、適宜脱着させて全ての日表示に対応して配置させることができ、良好に投薬管理できる。また、本実施形態のカレンダーのように、月ごとに日表示の数字配列が異なる場合でも、任意の日表示に対応して配置させることができる。また、容器内に小さな錠剤やカプセル状の薬を収納したり、取り出したりする際に扱いやすいとともに、外出する際には、当日分の容器ごと持ち運びできる。
本実施形態では、容器14は、例えば、高さが横枠部材の縦幅と同程度の大きさの略直方体状の中空箱体からなり、カレンダー表面側に少なくとも正面視で日表示を妨げないように室内R側に突出するように配置されている。本実施形態では、容器14は、例えば、外から見て中に薬Mが入っているか否かを確認できるような透明のプラスチックから形成されている。容器14は、例えば、内部空間を3つに仕切って、朝、昼、夜と分けて薬Mを収容できるようになっている。容器14は、例えば、上面側に各内部空間をそれぞれ開閉自在に閉鎖する蓋が設けられている。なお容器の蓋は、例えば、容器本体側に薄肉部を介して一体的に接合されて、横開き自在に設けられている。なお、図2に示すように、例えば、容器14の蓋、又は側壁、底壁のいずれかに、朝、昼、夜を区別させるような、図形、文字、記号、色等その他任意の識別記号を表示したり、ラベルを貼付したりしておくと好適である。また、本実施形態では、容器の内部を3つに仕切ったがこれに限らず、1つ、または2つ、或いは4個以上の複数に仕切ることとしてもよい。また、容器の大きさは任意でよく、例えば、容器内部を仕切る数や薬のタイプに応じた大きさで設計するようにしてもよい。
係着部材32は、本実施形態では、弾性的に圧縮、復帰し、圧縮時に接続用孔となる横枠部材の線状長孔22に挿通されて、復帰時に横枠部材の枠壁に係着することにより、容器を横枠部材に接続する。図3、図4に示すように、本実施形態では、係着部材32は、容器14の端面側に一体的に固定されて横枠部材16の厚さよりも長い長さで突出された横長ブロック状部材からなり、容器側に充実硬質部34と、先端側に内部を中空に設けた弾性薄肉部36とが、形成されている。さらに、弾性薄肉部36の中空内部の略中間位置には、例えば硬質樹脂から形成されたリング状の弾性部材38が配置されている。弾性部材38を内装した部分の弾性薄肉部36の縦幅は、横枠部材16の線状長孔22の縦幅より若干大きく設定されている。係着部32のリング部分が、弾性的に圧縮、復帰することにより、簡単な押圧操作、引抜き操作で横枠部材の接続用孔へ挿脱させて容器を脱着できるとともに、容器の装着時には横枠部材への接続状態を保持できる。さらに、係着部32は、容器を横枠部材の線状長孔に沿って数mm程度の微小幅でスライド移動させてその位置を調整することができ、任意の日表示に正確に位置設定できる。なお、例えば、板状磁石を容器の係着部周囲に取り付けて、横枠部材を鉄板等から形成した構成としてもよい。この場合、係着部32による接続と磁力吸着による接続とが協働して、容器の横枠部材に対する接続状態をより強固に保持できる。
図1に示すように、吊支手段20は、本実施形態では、索条からなり、両端側をフレーム体12の縦枠部材18の上端側に接続され、中間位置をカレンダーを吊支しているフック110に掛止させて、フレーム体12を吊支している。これにより、カレンダーに細工することなく、簡単に脱着自在に装着することができる。本実施形態において、吊支手段としての索条としては、ある程度強度のある紐、合成樹脂性紐、鎖、針金等その他任意のものでよい。なお、吊支手段は、索条に限らず、例えば、縦枠部材の上端側や、横枠部材の中間位置等をフックで吊支するような態様や、フック吊支用の孔を備えた他の枠部材等をフレーム体に取り付ける構成等、その他任意の態様でもよい。
次に、本実施形態に係る薬管理装置の作用について説明する。図1に示すように、例えば、壁掛けカレンダー100の複数の日表示に合わせてフレーム体12の横枠部材と縦枠部材とをスライド移動させながら連結位置を調整し、連結手段で連結位置を固定する。索条手段を介してフレーム体をカレンダーの前面側に装着させる。例えば、10個の容器にそれぞれ薬Mを分別収容して、10日分の容器を横枠部材16に接続させて、例えば、1〜10日の日表示に対応させた位置に配置させる。このように、カレンダーの日表示対応させて、薬を収容した容器を管理することにより、当日の薬の飲み忘れや飲み間違いを防止できる。この際、容器が横枠部材に対して脱着自在でしかもスライド移動自在であるので、薬を収納する際の操作を行ないやすく、しかも、日表示に対応して正確に配置することができる。また、外出する際には容器ごと取り外して携帯することができ、小さな薬でも携帯しやすく、ばらけたり紛失したりするのを防止できる。当日分(1日)の薬を服用した後は、フレーム部材から取り外し、再び薬を収容して、次の11日を表す日表示に対応した位置に接続させる。このような操作を繰り返して、容器を脱着していきながら、少ない個数の容器で、全ての日表示に対応するように薬の服用を管理できる。例えば、月が変わった場合には、一端、薬管理装置を取り外して、カレンダーをめくり、再び薬管理装置を装着して、上記同様に、薬を入れた容器を1日〜10日まで等適宜所要の日表示に対応して接続させて、利用できる。なお、薬管理装置を使用しない際には、例えば、幼児の遊具としても利用できる。例えば、親が1〜31までの任意の数字を言って、幼児がその数字に対応する場所に空の容器を接続する、というようなカレンダーの日表示を利用した数字当てゲーム等として利用できる。また、フレーム体を簡単に取り外して通常通りカレンダーを利用できる。
次に、図5を参照しつつ本考案の薬管理装置の第2の実施形態について説明するが、第1実施形態と同一部材には同一符号を付しその詳細な説明を省略する。本実施形態においても第1実施形態同様に、横枠部材16aと縦枠部材18とが組みつけられたフレーム体12aと、容器14と、を有している。本実施形態では、フレーム体12aの横枠部材16aに対する容器14の脱着自在な接続構成が異なっており、横枠部材16aと容器14とは、それぞれに磁力吸着部材が設けられ、これらを介して脱着自在に接続させるようになっている。本実施形態では、容器14の端部側には一つの磁力吸着部材としての磁石部材40が設けられるとともに、横枠部材16aは薄い鉄板から形成されて横枠部材自身を他の磁力吸着部材とし、該磁石14を介して脱着自在に接続できるようになっている。本実施形態では、横枠部材16aの線状長孔22aは横枠部材全体ではなく縦枠部材18と接続される左右両端部側部分に設けられている。横枠部材16aの中間基部は面状に形成されており、容器14が横枠部材に対して脱着自在及びスライド移動自在に接続される。本実施形態においても第1実施形態と略同様の作用効果を奏しうる。加えて、第1実施形態に比較して、より簡便に容器の脱着操作を行なえる。なお、紙を一枚挟んだ状態で設置して、容器を脱着することもできる。
次に、図6に参照しつつ本考案の薬管理装置の第3の実施形態について説明するが、第1実施形態と同一部材には同一符号を付しその詳細な説明を省略する。本実施形態でも第1実施形態同様に、横枠部材16bと縦枠部材18とが組みつけられたフレーム体12bと、容器14と、を有している。本実施形態では、フレーム体12bの横枠部材16bに対する容器14の脱着自在な接続構成が異なっており、横枠部材と容器には、それぞれに設けられた面ファスナにより脱着自在に接続されるようになっている。例えば、横枠部材16bには、その長手方向に沿って連続して雌(または雄)の面ファスナ部材42が固定されるとともに、容器14の端部には雄(または雌)の面ファスナ部材44が固定されている。なお、本実施形態では、横枠部材16bの線状長孔22bは枠部材全体ではなく縦枠部材18と接続される左右両端部側部分に設けられている。本実施形態では、容器14は横枠部材16bに対してスライド移動はできないが横枠部材の長手方向の任意の位置に接続できるのでカレンダーの日表示に対応した位置に簡便に設定でき、第1実施形態と略同様の作用効果を奏しうる。また、第1実施形態に比較して、より簡便に容器の脱着操作を行なえる。
以上説明した本考案の薬管理装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の薬管理装置は、例えば、一般に普及している種々のカレンダーに装着して、薬の服用を管理するのに利用して、薬の飲み忘れ防止や飲み間違い防止を図ることができる。また、薬に限らず、例えば、錠剤やカプセル入りのビタミン剤等の栄養補助食品を飲食する際の管理装置としても適用できる。
第1の実施形態に係る薬管理装置の一部切り欠き正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面の一部拡大説明図である。 図1の薬管理装置の一部分解した状態での一部拡大斜視図である。 第2の実施形態に係る薬管理装置の形態の一部拡大斜視図である。 第3の実施形態に係る薬管理装置の形態の一部拡大斜視図である。
符号の説明
10 薬管理装置
12,12a,12b フレーム体
14 容器
16,16a,16b 横枠部材
18 縦枠部材
20 吊支手段
22,22a,22b 線状長孔
24 線状長孔
26 固定手段
32 係着部材

Claims (8)

  1. 日表示が互いに離隔され、複数の日表示を同時に表わして縦横整列表示されているカレンダーの表面側に装着される薬管理装置であって、
    カレンダーの日表示間の所要の間隙位置に配置される枠部材を含むフレーム体と、
    フレーム体の枠部材に脱着及び/又はスライド移動自在に接続されてカレンダーの任意の日表示と対応する位置に配置される薬を収納する容器と、を有し、
    カレンダーの日表示を利用して投薬管理を行うことを特徴とする薬管理装置。
  2. フレーム体は、縦横に組みつけられる複数の横枠部材と複数の縦枠部材を有し、
    横枠部材と縦枠部材とは、カレンダーの日表示間の間隙に対応して互いの連結位置を自在に変更できるように組み付けられたことを特徴とする請求項1記載の薬管理装置。
  3. 横枠部材及び/又は縦枠部材には、それぞれそれらの長手方向に沿うように線状長孔が設けられ、
    それぞれの枠部材の交差位置を固定、離脱自在に固定する固定手段により連結固定されることを特徴とする請求項2記載の薬管理装置。
  4. 枠部材には、接続用孔が設けられ、
    容器には、弾性的に圧縮、復帰し、圧縮時に接続用孔に挿通されて、復帰時に枠部材の枠壁に係着する係着部材を取り付けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の薬管理装置。
  5. 接続用孔は、横枠部材の長手方向に沿うように設けられた線状長孔からなることを特徴とする請求項4記載の薬管理装置。
  6. 枠部材と容器には、それぞれに磁力吸着部材が設けられ、これらを介して容器を枠部材に脱着自在に接続させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の薬管理装置。
  7. 枠部材と容器には、それぞれに面ファスナ部材が設けられ、これらを介して容器を枠部材に脱着自在に接続させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の薬管理装置。
  8. フレーム体を吊支してカレンダーの所定位置に配置させる吊支手段を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の薬管理装置。
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JP2006326235A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Yasha Unno 携帯薬入れ
JP2013220240A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Kuniaki Tatsumi 飲み忘れ防止具
JP2013248236A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Kerun:Kk 与薬管理具及び与薬管理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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