JP3110686U - 水路ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は水路ブロックに関し、例えば農業用水、灌漑用水等を導水するために使用され、水の流れに澱みを生ぜずに円滑に流水が流れ易く、地下水の涵養に優れ、また土砂等の体積物の滞留がなく、掃除も楽に行え、生態系に優しく、さらには、軽量化されて運搬、施工を容易にする。
【解決手段】コンクリートにより形成され、左右対向して設ける側壁部1,1′と、該側壁部1,1′の下部間に流水方向Iに開設部2,2を隔して結合する複数本の下梁材3,3,3とにより形成される水路ブロックAにおいて、前記側壁部1,1′に対して前記下梁材3,3,3の端部の流水路4に臨む接合個所を略直角αに形成した。
【選択図】図1

Description

本考案は水路ブロックに関し、例えば農業用水、灌漑用水等を導水するために使用され、水の流れに澱みを生ぜずに円滑に流水が流れ易く、また土砂等の体積物の滞留がなく、掃除も楽に行え、さらには、軽量化されて運搬、施工を容易にするものである。
従来、上水、排水や雨水等を流すための流水路を内部に有するコンクリート二次製品として例えば側溝、U字溝、ボックスカルバート、アーチカルバート等の土木構造物があるが、これらの土木構造物を構成する横部材として上面板または下底板と、該上面板または下面板が接合される縦部材としての左右の側壁板との内側接合部に厚肉のハンチを形成し、該ハンチの内部には配筋を施すことにより構造的な補強を施したものがあった(例えば特許文献1参照)。
また、河川水、農業用水、灌漑用水等を導水するための流水路を内部に有するコンクリート二次製品には比較的大形の水路ブロックが知られている。この水路ブロックは、左右の側壁板と、該側壁板の間に設けられる下底板とにより形成されて大形であるので、重量が大きくなり、運搬、施工が容易に行えなかった。
特開平10−46682号公報
しかしながら特許文献1に記載の上記従来のコンクリート二次製品は、上面板または下面板と、該上面板または下面板が接合される縦部材としての左右の側壁板との内側接合部に厚肉のハンチを形成して構造的に補強しているので、コンクリート二次製品内に設けられた流水路内を流れる水は流水路内に突出するハンチに邪魔されて流れに澱みを生ずることにより流水は円滑に流れにくくなる。しかも、ハンチにより土砂やゴミ等の体積物が滞留される。従って、掃除を行うのに例えばスコップにて土砂を掘り起こすのも作業が容易には行えずに大変な労作が必要になっていた。さらには、ハンチを設けることによりコンクリート二次製品としての重量が増大し、運搬、施工が容易には行えなかった。
本考案者は、大形の水路ブロックにおいて、左右の側壁板と該側壁板の間の下底板との接合個所における流水路に臨む内面にハンチを設けなくても構造的に堅牢であり、軽量化を果たすことができることを見出し、本考案を案出するのに到った。
そして、本考案は河川水、農業用水、灌漑用水等の流水を澱みを生ずることなく円滑に導水でき、しかも、地下水の涵養も可能であり、また、土砂やゴミ等の体積物が滞留の滞留が少なく、掃除も容易に行え、生態系に優しく、エコロジーな製品が得られ、さらには軽量化され、運搬、施工が容易になり作業能率の向上がはかれる水路ブロックを提供することを目的とする。
本考案の請求項1に記載の考案は、コンクリートにより形成され、左右対向して設ける側壁部と、該側壁部の下部間に流水方向に開設部を隔して結合する複数本の下梁材とにより形成される水路ブロックにおいて、前記側壁部に対して前記下梁材の端部の流水路に臨む接合個所を略直角に形成したことを特徴とする。
本考案は、河川水、農業用水、灌漑用水等の流水を澱みを生ずることなく円滑に導水でき、しかも、地下水の涵養も可能であり、また、土砂やゴミ等の体積物が滞留の滞留が少なく、掃除も容易に行え、生態系に優しく、エコロジーな製品が得られ、さらには軽量化され、運搬、施工が容易になり作業能率の向上がはかれる。
以下、図面に従って本考案を実施するための最良の形態ににつき、詳細に説明する。
図1は本考案の水路ブロックの実施形態1を示す斜視図、図2は同じく水路ブロックの正面図、図3は水路ブロックの平面図である。
本実施形態1は、コンクリートにより形成され、左右対向して設ける側壁部1,1′と、該側壁部1,1′の下部間に流水方向Iに開設部2,2を隔して結合する複数本の下梁材3,3,3とにより形成される水路ブロックAにおいて、前記側壁部1,1′に対して前記下梁材3,3,3の端部の流水路4に臨む接合個所を略直角αに形成したことを特徴とする。
本実施形態1の水路ブロックAにおいて、流水路4の幅Mは500〜3000mm、また、流水路4の高さHは500〜1500mmであり、また、水路ブロックAの長さLは2000mm程度である。なお、本実施形態1の水路ブロックAにおいて流水路4の幅M、高さHは代表的な例示であり、これに限るものではない。
また、前記開設部2,2は流水Wが前記開設部2,2を通じて敷設個所の地下に浸透するように開設した状態で使用することもできるし、また、環境に対する配備から、施工現場において開設部2,2に透水性コンクリートを充填、固化したり、または栗石を開設部2,2に詰め込むことにより透水性を発揮するように使用する。このように、開設部2,2を通じて流水Wを地下に浸透することができるので、地下水の水量を減ずることなく、地下水の涵養を果たすことができる。また、不透水性の下底部を形成する場合には、セメントモルタルを前記開設部2,2内に充填、固化して塞ぐとともに側壁部1,1′間の下底全面に打設することにより下底部を形成することにより流水Wを流がすようにしても良い。
本考案の実施形態1は以上の構成からなり、左右対向する側壁部1,1′に対する3本の下梁材3,3,3の流水路4に臨む接合個所を略直角αに形成したので、例えば側溝、U字溝、ボックスカルバート、アーチカルバート等の内部に流水路を有する特許文献1に記載のコンクリート二次製品のように下面板と、該下面板に接合される縦部材としての左右の側壁板との内側接合部に流水路に突出されたハンチが形成されないため、河川水、農業用水、灌漑用水等の流水Wはハンチに邪魔されずに澱みを生ずることなく円滑に流水路4内を導水される。従って、本実施形態1の水路ブロックAでは、底板部と潅水部分は水草や藻類を繁殖することができ、生態系に優しく、エコロジーな製品が得られる。また、側壁部1,1′と、下梁材3,3,3の接合個所は略直角αでありながら、引っ張り強度、厚縮強度は高く、構造的に堅牢になる。
また、前述のように側壁部1,1′に対して接合される下梁材3,3,3の流水路4に臨む接合個所が略直角αに形成されることにより従来とはハンチとして占める部分が無くなるので、流水Wが円滑に流水路4を流れるとともに土砂やゴミ等の体積物の滞留が少なくなる。しかも、ハンチが無くなるので、スコップ等を使用することにより掘り起こしも容易に行え、掃除も楽に行える。
さらには、側壁部1,1′に対して接合される下梁材3,3,3の流水路4に臨む接合個所が略直角αに形成されることによりハンチが無くなるので、軽量化される。仮にハンチが、下底部の長さが100mm、高さが100mmの断面三角形に形成される場合には、図示するように3本の下梁材3,3,3の左右端にハンチは形成されることになるので、本実施形態1では合計6個所にてハンチを設けないことにより、実に11.04kgもの軽量化がはかれる。従って、運搬、施工が容易になり、作業能率を向上することができる。
本考案は、河川水、農業用水、灌漑用水等の流水を澱みを生ずることなく円滑に導水でき、しかも、地下水の涵養も可能であり、また、土砂やゴミ等の体積物が滞留の滞留が少なく、掃除も容易に行え、生態系に優しく、エコロジーな製品が得られ、さらには軽量化され、運搬、施工が容易になり、作業能率の向上がはかれる分野・用途に適する。
図1は本考案の水路ブロックの実施形態1を示す斜視図である。 図2は同じくじく水路ブロックの正面図である。 図3は同じく水路ブロックの平面図である。
符号の説明
1 側壁部
1′ 側壁部
2 開設部
3 下梁材
4 流水路
W 流水

Claims (1)

  1. コンクリートにより形成され、左右対向して設ける側壁部と、該側壁部の下部間に流水方向に開設部を隔して結合する複数本の下梁材とにより形成される水路ブロックにおいて、前記側壁部に対して前記下梁材の端部の流水路に臨む接合個所を略直角に形成したことを特徴とする水路ブロック。
JP2005000980U 2005-02-28 2005-02-28 水路ブロック Expired - Lifetime JP3110686U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114808855A (zh) * 2022-05-13 2022-07-29 中国水利水电第九工程局有限公司 一种渠道混凝土衬砌用具有自清理功能的渠道铺设机

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