JP3110686B2 - 多高度の衛星中継システム及び方法 - Google Patents

多高度の衛星中継システム及び方法

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JP3110686B2 JP08258378A JP25837896A JP3110686B2 JP 3110686 B2 JP3110686 B2 JP 3110686B2 JP 08258378 A JP08258378 A JP 08258378A JP 25837896 A JP25837896 A JP 25837896A JP 3110686 B2 JP3110686 B2 JP 3110686B2
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    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/10Artificial satellites; Systems of such satellites; Interplanetary vehicles
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    • B64G1/1085Swarms and constellations
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    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/24Guiding or controlling apparatus, e.g. for attitude control
    • B64G1/242Orbits and trajectories

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、衛星通信
に係る。より詳細には、本発明は、中間地球軌道の衛星
及び地球同期軌道の衛星のような異なる高度に配置され
た衛星間に連続的な非切断リンクを形成することのでき
る方法及び衛星システムに係る。
【0002】
【従来の技術】2つの位置間での情報の転送を容易にす
るために、通信及びデータ衛星中継が使用されている。
これらの位置は、衛星又は地上ステーションである。こ
れらの「ユーザ」は次の理由のいずれかにより中継方法
を使用することが必要となる。(1)ユーザと、ユーザ
が通信しようとする位置との間に地球がある。(2)ユ
ーザがその意図された位置の方向を向くことはできない
が、中継点は向くことができる。(3)ユーザが所望の
遠隔位置と直接通信するための電力も装置ももたない。
【0003】衛星中継について考えられる主たるファク
タは、次の通りである。(1)コスト、(2)有効性
(データ率、有効到達範囲、ユーザの数、等々)、
(3)複雑さ、(4)中継衛星と通信するためにユーザ
により必要とされる電力量及び特殊な装置についてのユ
ーザの負担、(5)古い中継システムから新しい中継シ
ステムへの移行、及び(6)融通性。
【0004】地球静止衛星は中継ステーションとして使
用することができる。というのは、これら静止衛星は地
球上で静止しており、従って、地上ステーションが固定
アンテナを使用できるからである。それらの利点は、地
上ユーザから静止中継衛星までの視線(LOS)の比較
的小さな変化がユーザに見えることである。又、静止衛
星は、妨害乗物及び長い警報時間に相当のエネルギーを
要するので敵対者がこれを破壊することは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地球静
止衛星は、通信中継の用途では欠点をもたなくはない。
これら衛星は、赤道上22,300マイル(35,90
0km)の高い静止高度に打ち上げるために大型のブー
スタロケットを必要とし、そして高い高度であるため
に、高周波(RF)信号の送受信に大きなアンテナを必
要とする。同様に、ユーザも、静止高度にある衛星と信
号を送受信するために大きなアンテナを支持する必要が
ある。
【0006】静止衛星中継に伴う他の欠点は、地球静止
軌道が赤道上に延びるために比較的混雑し、そしてほと
んどの地上ステーションをカバーするには少なくとも3
個の静止衛星を必要とすることである。又、予備は高価
であり、そして高い高度で地上にサービスするためには
傾斜軌道が必要となる。傾斜軌道を伴う地球同期衛星を
使用する場合は、静止した固定のユーザアンテナの利点
が実質上失われ、そして全ての高度を良好のカバーする
ために更に多くの衛星が必要となる。
【0007】一般に、いかなる形式の衛星リンクをもつ
地球静止衛星も、これらの欠点に悩まされている。本発
明の分野では、衛星リンクは、高周波、レーザ又は他の
適当な信号伝播技術により衛星と別のエンティティとの
間に単一方向性又は両方向性の情報送信を行うことを伴
う。上記他のエンティティは、別の衛星、地上ステーシ
ョン、又は空間を経て信号を送信又は受信することので
きる他の何らかのエンティティ、例えば、航空機や宇宙
ステーションである。
【0008】又、低地球軌道(LEO)、中間地球軌道
(MEO)又は高度な楕円軌道(HEO)のような低い
高度の中継衛星も考慮することができる。しかし、低い
高度の中継衛星は、連続的なサービスを与えるように地
球をカバーするのに多数の衛星を必要とする。地球をカ
バーするために2つ以上の中継衛星が整合して用いられ
るときは、多数の中継衛星を集合的に「コンステレーシ
ョン(星座)」と称する。
【0009】又、低い高度の中継衛星は、侵食を受け易
く、そして比較的高い角度のLOS率及びより頻繁な
「メーク/ブレーク」要求をもつ。HEO衛星は、ほと
んどの時間中地球同期高度の付近で動作し、地球同期衛
星と同じ多数の利点及び欠点をもつ。HEOリンクは、
LEO又はMEO高度ほど頻繁ではないが、メーク及び
ブレークされねばならない。更に、地上ステーションと
リンクするために、高度の低い中継衛星は、通常、それ
らのコンステレーションの他の中継衛星との通信リンク
を確立する必要がある。コンステレーション内の他の中
継衛星の間のこの交差リンクは、通信リンクの複雑な一
連のルート及びメーク/ブレークを生じさせる。
【0010】これらのシステムは、多くの衛星の間で、
各衛星に搭載のインテリジェントスイッチ及びルータで
ある交差リンクの使用を介して信号をルート指定する。
宇宙空間におけるこの「インテリジェントスイッチ/ル
ータ」は重大な欠点である。というのは、これらの衛星
システムが他の衛星に向かねばならず且つどれがメッセ
ージの受信衛星となるべきかを決定することが複雑なた
めである。選択された受信側衛星が他のデータ送信で過
負荷になっている場合には状態が一層複雑になる。この
ような状態は、送信側衛星がメッセージを別の衛星にル
ート指定し直すように強制する。
【0011】そこで、本発明の目的は、あまり複雑でな
く、融通性があり、潜在的に問題な状態に対して非常に
丈夫で、且つ中継機能を実行するためのユーザの負担を
低減するような衛星中継システムを提供することであ
る。
【0012】本発明の別の目的は、交差リンクが中断さ
れず、それ故、第2の衛星が第1の衛星に対して地球の
裏側に移動するときに第1の衛星が第2の衛星との通信
リンクを切断して第3の衛星との新たなリンクを確立す
る必要性を回避する衛星中継システムを提供することで
ある。
【0013】本発明の別の目的は、地球と決して交差し
ない水平線即ち視線又はその延長線上に常にある非遮断
交差リンクを提供することである。
【0014】本発明の更に別の目的は、RF又はレーザ
信号の中継衛星として働く小型衛星を必要とするだけで
あまり電力を消費しない衛星中継システムを提供するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つ以上の中
間地球軌道(MEO)の中継衛星と同期する1つ以上の
地球静止(geostationary) 又は地球同期(geosynchronou
s)(GEOS)中継衛星であって、これらの2組の中継
衛星間に連続的なリンクを形成するような中継衛星を提
供する。このような衛星の同期構成は、地球をベースと
するユーザがGEOS高度へ送信する必要がないので、
ユーザに要求される負担を減少するという利点を有す
る。この形式のハイブリッドシステム(即ち、1つ以上
のGEOS衛星と同期された1つ以上のMEO衛星)
は、信号をGEOS高度まで転送しそして地上へ返送す
る負担を受け入れる。又、このハイブリッドシステム
は、小さな打ち上げ乗物を必要とするだけであり、しか
も、非常に健全である。というのは、1つのMEO中継
通信リンクが中断しても、システムへの影響が、純粋な
GEOSベースの衛星中継システムの中断よりも少ない
からである。
【0016】更に、ハイブリッドシステムは、少数の
(1つ程度の)GEOS中継衛星しか使用しないが、G
EOSとMEO中継衛星との間に独特の同期があるため
に、地上との連続的なリンクを与えることができる。従
って、適当な用途において交差リンクを設けることはで
きるが、MEO中継衛星間に交差リンクは必要とされな
い。
【0017】又、本発明は、常に水平線より上の(above
-the-horizon) (ATH)通信リンクを与えるように構
成することもできる。このATH通信リンクは、次のよ
うな付加的な効果を有する。(1)地球上の光源又は高
周波ソースからGEOSへの方向の干渉或いはGEOS
から地上通信への放射干渉を回避し、そして(2)地上
の場所による信号傍受のおそれを減少する。
【0018】本発明は、多数の異なる形式の通信分野に
使用できる。例えば、軍事通信の場合には、分散された
ユーザセット(例えば、戦場の軍隊又は軍用サテライ
ト)が1つ以上の地上ステーションからの情報を必要と
するか、又は現場のユーザからの情報をこれら地上ステ
ーションへ送信することを必要とする。又、本発明は、
分散されたユーザがGEOS又はMEO−GEOS−M
EO中継衛星の視野内の1つ以上の指定の地上ステーシ
ョンと通信する必要がある場合に一般の商業的な目的に
使用することもできる。地上ステーションからMEO−
GEOS中継衛星チェーンを経て情報を中継することに
より地上のユーザへの及びユーザからの更に別の通信を
行うこともできる。通信データは、いかなる形式の通信
データでもよく、映像及び他の高データ率信号を含む
が、これに限定されるものではない。通信信号は、RF
信号、光をベースとする信号(レーザのような)又は他
の適当なLOS送信信号でよい。
【0019】多高度衛星システムの他の考えられるユー
ザは、MEO位置に配置された1組の衛星であって、G
EOS衛星と直接且つ連続的にリンクされるようにGE
OS衛星に同期された1組の衛星である。このとき、G
EOS衛星は、MEO衛星から地上へ直接的に情報を中
継する。その利点は、単一ホップの通信中継である。
又、GEOS衛星に対するほとんどの中継の場合のよう
に切断の後にリンクを再接続する必要性が排除される。
というのは、今や、ユーザ自体がGEOS衛星と同期さ
れるからである。
【0020】本発明の別の用途は、非地球同期軌道を回
る衛星のコンステレーション(例えばMEO衛星コンス
テレーション)が互いに交差リンクされ且つ1つ以上の
GEOS衛星と同期されたものに関する。MEO交差リ
ンクは、低いデータ率のために比較的小さなアンテナ又
はレーザ光学系サイズと低い電力しか要求されないこと
を利点とするハンドヘルド型音声通信目的のための低デ
ータ率情報転送に使用することができる。GEOS衛星
との衛星コンステレーションの同期リンクは、連続的な
リンクが重要である高いデータ率の情報転送に使用する
ことができる。
【0021】本発明の更に別の用途は、MEO衛星での
問題状態を検出するためにGEOS衛星がMEO衛星を
観察することに関する。本発明によりMEO衛星と同期
されたGEOS衛星は、2つの衛星間に存在する連続的
な視線によりMEO衛星を中断なしに観察することがで
きる。従って、本発明は、通信又はデータ中継が機能に
含まれない衛星に適用できることを理解されたい。ここ
では、「中継」という用語を繰り返し使用するが、本発
明は、主たる機能が情報の中継であるような衛星に限定
されるものではないことを理解されたい。
【0022】例えば、1つのGEOS衛星及び1つ以上
のMEO衛星のシステムは、太陽放射をサンプリングす
る機能をもつことができる。GEOS衛星のサンプリン
グされた太陽放射データと、MEO衛星のサンプリング
された太陽放射データと比較する目的で、MEO衛星
は、それらのサンプリングされた太陽放射データをGE
OS衛星に送信する。次いで、GEOS衛星は、サンプ
リングされた全ての放射データを処理し、そしてその結
果を地上へ送信する。この例では、本発明の特徴がデー
タの中継以上に使用される。
【0023】更に、本発明においては、地上をベースと
するユーザが必要とされないことも理解されたい。エン
ドユーザは、実際に、別のユーザ、宇宙ステーション、
又は移動ユーザであってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には、本発明による多高度衛
星システムの第1実施形態が示されている。特に、図1
は、1つのGEOS中継衛星(geos1 106)及
び2つのMEO中継衛星(meo1 108及びmeo
2 110)の構成を示している。geos1 106
は、meo1 108及びmeo2 110と常に視線
連絡の状態にある。
【0025】地球をベースとする離れたステーション1
22と直接的に通信できないユーザ120は、meol
108と通信することができ、このmeol 108
は、次いで中継衛星geos1 106に連続的にリン
クされる。このgeos1106は、これが地球をベー
スとするステーション122と連続的に連絡するので、
meo1 108からの通信を地球をベースとするステ
ーション122へ送ることができる。
【0026】MEO中継衛星は、GEOS中継衛星とリ
ンクするために空の大部分にわたりそのアンテナを指向
しなければならないが、そのリンクは切断されず、従っ
て、別の中継を得るための時間を費やす必要はない。
又、追跡経路は繰り返され、従って、追跡アルゴリズム
の複雑さが減少される。
【0027】MEO及びGEOS中継衛星の1つの同期
パラメータは、それらの周期の比である。MEO中継衛
星とGEOS中継衛星との間の連続的な視線は、24の
整数係数を表す多数の比に対して得ることができる。
【0028】好ましい実施形態では、GEOS中継衛星
の周期とMEO中継衛星の周期との間の周期比が24:
8であり、即ち3:1である。この3:1の周期比は、
GEOS中継衛星の周期がMEO中継衛星の周期の3倍
であるときに達成される。従って、24時間のGEOS
中継衛星の周期と、8時間のMEO中継衛星の周期が
3:1の周期比を形成する。本発明においてGEOS中
継衛星は、地球静止衛星と称するだけでなく、一般に地
球同期衛星と称することに注意されたい。2つの間の相
違は、地球静止軌道が傾斜度ゼロの地球同期軌道であ
り、即ち赤道上のみの軌道である点である。従って、地
球静止軌道は、地球同期軌道の特殊な形式である。更
に、MEO衛星の例として極軌道が使用され、そしてG
EOS衛星の例として赤道GEOS軌道が使用される。
MEO中継衛星もGEOS中継衛星も、これらの傾斜度
に限定されるものではない。
【0029】実際には、GEOS及びMEO中継衛星の
数を変えたり、GEOS及びMEO中継衛星の軌道平面
の数を変えたり、MEO中継衛星の軌道間及び軌道内位
相を変えたり、GEOS中継衛星の軌道間及び軌道内位
相を変えたりすることを含むGEOS及びMEO中継衛
星の多数の組み合わせが考えられる。例えば、GEOS
中継衛星は、極軌道にあってもよいし、又は地球と非同
期な軌道高度にあってもよいことを理解されたい。本発
明は、MEO又はGEOS中継衛星軌道が円形又は楕円
形である状態で実施することができる。又、本発明の多
数のMEO中継衛星構成においては、多数のGEOS中
継衛星を適切に配置することにより、各GEOS中継衛
星が、全てのMEO中継衛星を連続的に監視することが
できる。本発明のこの点についての例は、3個のGEO
S中継衛星が120°離間された状態で3、6、9又は
12個のMEO中継衛星より成るMEO中継衛星コンス
テレーションである。このような構成においては、各G
EOS中継衛星は、他のGEOS中継衛星の完全なバッ
クアップを与えることができる。図1は、meo1及び
meo2衛星に対して2つの軌道を示しているが、これ
ら両方の衛星が単一の軌道にあってもよいことを理解さ
れたい。同様に、本発明は、軌道の数を変更できる
(1、2、3、4、等々)ので、MEO軌道の数に依存
するものではないことに注意されたい。
【0030】これらの種々の構成は、(1)周期比が同
期されたとき、及び(2)地球からの視線の距離がGE
OS中継衛星の位置及びMEO中継衛星の傾斜角と同期
されたときに、連続的な視線を達成することができる。
地球からの視線の距離を伴う同期についての詳細な説明
を図2において始める。
【0031】図2は、極MEO軌道平面160及び赤道
GEOS軌道162を示している。この例において、M
EO中継衛星166の初期位置164は、赤道でスター
トして北極へと上昇するものと仮定する。GEOS中継
衛星170の初期位置168は、極MEO軌道平面16
0から角度「Mo」172でスタートするものと仮定す
る。MEO中継衛星166及びGEOS中継衛星170
がそれらの各々の軌道を進につれて、それらの間に線を
描くことができ、それが視線(LOS174)である。
【0032】LOS174は地球176により妨げられ
ない。地球176上のLOS174の高度は、タンジェ
ント高度178と称する。このタンジェント高度178
が負の場合には、LOS174が途切れる。1つのGE
OS中継衛星軌道に対する最小タンジェント高度がLO
S174に対して決定される。というのは、その数値
は、衛星中継システムがそのLOS174を見失うまで
いかに接近するかを示すからである。対応的に、最小タ
ンジェント高度が大きい場合には、タンジェント高度1
78がゼロまで減少されそしてLOS174を見失うま
でに、MEO中継衛星とGEOS中継衛星の相対的な位
置を大幅に変更することができる。
【0033】図3は、MEO平面からの初期GEOS赤
道角度「Mo」と、8時間MEO円形軌道のLOSの最
小タンジェント高度との間の関係を示している。これら
の関係は、MEO傾斜の範囲について示されている。図
2の軌道構成は、「90」°傾斜で示されるテント形状
の曲線に対応する。テント形状の90°曲線の下にある
いかなる点も、非中断LOSを生じる初期GEOS/M
EO中継衛星関係を表す。従って、GEOS中継衛星の
初期角度(Mo)は、330−30、90−150及び
210−270°の3つの範囲内に入り、依然として連
続的なLOSを維持することができる。これらの範囲
は、MEO中継衛星軌道が70°に傾斜する場合は若干
大きくなり、そしてMEO中継衛星の傾斜が50、40
又は28°のときは小さくなる。28°の最小傾斜は、
28°未満から90°までの傾斜において広い範囲のM
EO中継衛星軌道を許すという点で意義がある。大きな
範囲の考えられる構成は、あるクラスの楕円軌道に対し
て同様の連続的なLOS結果が得られることを指示す
る。
【0034】図4は、12時間MEO中継衛星軌道に対
する同様のデータを示す。図示されたMEO中継衛星傾
斜度については、最も大きな最小LOS値を与える傾斜
度が50及び70°である。これは、最も大きな値がそ
の範囲内にあることを示す。又、8時間MEO中継衛星
軌道グラフの場合の3つの「テント」に代わって、12
時間MEO中継衛星軌道は、各々約40°範囲の4つの
「テント」を有する。従って、図3及び4は、各々、8
時間及び12時間のMEO中継衛星軌道に対して連続的
なLOSを生じるMEO中継衛星位置及びGEOS中継
衛星位置を決定するのに使用することができる。
【0035】8時間又は12時間軌道という表現は、軌
道の周期が厳密に8時間又は12時間であることを示す
ものではない。この表現の周期は、繰り返し軌道を与え
る8時間又は12時間に最も近い周期である。従って、
地上の軌跡(衛星の真下の点の軌跡)は、24時間ごと
に地球上に同じ経路を厳密に繰り返し、この概念が図5
に示されている。
【0036】図5は、各々位置201ないし210にあ
る10個のMEO中継衛星の構成を示している。図5
は、24時間周期で地表面上の経路をたどる10個のM
EO中継衛星を示している。この図の10個のMEO中
継衛星は、次の構成をもつ。即ち、10個の軌道平面、
8時間周期、7501海里の高度、252°の軌道間位
相、36°のノード間隔、及び50°の傾斜角。
【0037】図6は、同じ中継衛星の構成を用いて、所
与の時点においてGEOS中継衛星に対する10個のM
EO中継衛星各々の視野からのLOS経路320を示し
ている。グラフ自体は極座標である。反時計方向の周囲
の値は、LOSのヨー220の値であり、ヨーは、衛星
の垂直軸の周りの回転角度である。従って、各MEO中
継衛星のヨー値は、垂線の周りのLOSの枢着運動とし
て見ることができる。
【0038】グラフの放射方向の尺度は、地球の中心に
対してアップ方向又はダウン方向にLOSが向くところ
の程度を示す。例えば、グラフの外縁222にポイント
が置かれた場合には、MEO中継衛星が地球の中心から
180°離れてGEOS中継衛星をアップ方向にまっす
ぐに「見る」ことを指示する。ポイントが中心224に
置かれた場合には、衛星が地球の中心に向かってダウン
方向にまっすぐに見ている。従って、グラフの中心22
4は、衛星の天底位置を表す。
【0039】図6は、各MEO中継衛星からGEOS中
継衛星までのLOSがLOSが24時間周期にわたって
変化することを示している。グラフの時間マークは、1
2分間隔である。位置301ないし310は、10個の
MEO中継衛星各々の各スタート点を示している。10
個のMEO中継衛星は異なる点でスタートするが、それ
らは、24時間周期にわたって同じ経路をたどる。10
個のMEO中継衛星はこのLOS経路320を24時間
ごとに繰り返す。
【0040】LOS経路320の歪んだ「8の字」形状
は、この構成に対し、MEO中継衛星が地球の中心をダ
ウン方向にまっすぐに見ないことを示す。これと対照的
に、MEO中継衛星が地球の中心をダウン方向にまっす
ぐに見る場合には、地球を通してGEOS中継衛星を見
なければならない。従って、LOSは途切れ、中継衛星
構成は、連続的なLOSを生じない。むしろ、天底から
のLOS角度は、地球の縁が約18°の天底角度にある
状態で地表面より高くLOSを「持ち上げる」に充分な
ほど大きい。
【0041】図7は、同じ中継衛星の構成を用いて、所
与の時点において10個のMEO中継衛星各々に対する
GEOS中継衛星の視野からのLOS経路380を示し
ている。このグラフにおいて、角度の進行はあまり大き
くない。この場合も、グラフの時間マークは、12分間
隔である。位置401ないし410は、10個のMEO
中継衛星各々の各スタート点を示す。図示されたLOS
経路380は、24時間周期に対するものであり、24
時間ごとに繰り返される。
【0042】図8は、図7に示したものと同じ10個の
MEO中継衛星構成(即ち、10個の軌道平面、8時間
周期、7501海里の高度、252°の軌道間位相、3
6°のノード間隔及び50°の傾斜角)からの地球の有
効到達範囲を示すグラフである。グラフの各バーは、特
定の緯度の位置における24時間有効到達範囲の程度を
示す。全てのバーが実線であるので、各位置ごとにME
O中継衛星への連続的なLOSが存在する。10個のM
EO中継衛星は、地表面上のLOSの最小地上仰角20
°で地表面を連続的に「見る」ことができる。図8は、
地球の1つの経度に対するものであるが、経度は、24
時間で約360°の地球の回転をスイープし、有効到達
範囲が全世界的であることを示している。図6及び7の
例は軌道平面当たり1つの衛星を使用していたが、1つ
以上の軌道平面に2つ以上の衛星を配することにより軌
道平面の数を減少できることを理解されたい。
【0043】又、本発明は、付加的な利点を有する別の
中継衛星構成も特徴とする。ある構成は、GEOS中継
衛星とMEO中継衛星との間に連続的なLOSを与える
のに加えて、GEOS−MEO中継衛星リンクに対し水
平線より上の(ATH)視野も与える。
【0044】図7に戻り、ATHの観点を説明する。図
7は、24時間の周期でMEO中継衛星を「見下ろす」
GEOS中継衛星の視野を示す。水平線より上の(AT
H)リンクは、24時間周期のいかなる時間にもMEO
中継衛星が地球500の前面に交差しないことを示す。
又、MEO中継衛星は、GEOS中継衛星に対し地球5
00の後方にも交差しない。8時間MEO中継の場合、
ある構成は、非ATHでもよい。従って、図7の軌跡
は、地球の前面に交差する。
【0045】ATH特徴について構成された多高度衛星
中継システムは、8時間MEO中継衛星軌道の同期パラ
メータとして更に限定された1組の範囲を生じさせる。
図9は、8時間ATHのMEO中継衛星構成のための有
効なGEOS中継衛星範囲を示している。ATHの「テ
ント」形状は、MEO衛星中継システムに対する初期G
EOS衛星中継角度の選択が更に限定されることを示し
ている。MEO中継衛星のコンステレーションについて
は、小さな角度範囲は、MEO中継衛星構成のオプショ
ンをある程度減少させ、おそらくは地上の有効到達範囲
を減少させる。
【0046】しかしながら、図10は、12時間ATH
のMEO中継衛星構成に付加的な制限がないことを示し
ている。付加的な制限を生じないのは、連続的なLOS
リンクを与えるいかなる12時間ATHのMEO中継衛
星構成も、連続的なATHリンクを与えるからである。
それ故、GEOS中継衛星周期とMEO中継衛星周期と
の比が2:1であるような構成は、図10に示す「テン
ト」範囲に入る場合にATH特徴を有することになる。
【0047】上記の構造で良好に機能する傾斜したME
O衛星のコンステレーションの一例は、ウオーカ・デル
タ・パターン(Walker Delta Pattern)の特殊な場合であ
る。ウオーカ・デルタ・パターンは、コンステレーショ
ンにおいて衛星の均一な分布を形成する(参照文献を参
照)。特殊なウオーカコンステレーションは、軌道平面
当たり1つの衛星を有し、衛星の全数は3より大きい。
ウオーカコンステレーションにおける角度測定の単位
は、衛星及び軌道平面の相対的な位置を記述するのに用
いられる「パターンユニット」である。このパターンユ
ニットは、衛星の数で360°を除算したものとして定
義され、例えば、コンステレーションが4つの衛星を含
む場合には、パターンユニットは90°となる。各衛星
は、西側の隣接平面の衛星よりもその軌道に沿って更に
1パターンユニット(この例では、90°)のところに
配置することができる。衛星は、2又は3のパターンユ
ニットで配置することもでき、依然として、ウオーカ軌
道を形成する。4つの衛星の例では、8時間繰り返し軌
道にある次々の衛星に対し1パターンユニットが使用さ
れる場合、全ての衛星は地上に同じ軌跡を形成し、即ち
地球上の全ての繰り返しパターン(図5)は同じにな
る。各MEO衛星に対するサブ衛星ポイントは、同じ軌
跡上の異なるポイントである。幾何学的な関係により、
各MEO衛星は、GEOS衛星にとって同じ経路を厳密
にたどるように見える。
【0048】衛星が正しい数のパターンユニットで配置
される場合には、衛星の数を増加することができそして
同じ重畳繰り返しパターンが形成される。衛星5個のコ
ンステレーションにおける次々の衛星は、2パターンユ
ニットで配置しなければならず、6個の衛星の場合に
は、3パターンユニットが必要とされ、等々となる。軌
道平面当たり1つの衛星をもつ8時間繰り返しのウオル
タ(Walter)コンステレーションは、パターンユニットの
数が衛星の数よりも3だけ少ないときに、重畳した地上
軌跡を形成する。GEOS衛星が図3のテントグラフの
境界内に配置される場合には、全てのMEO衛星を伴う
連続的なリンクが設けられ、GEOS衛星から見たME
O衛星の経路は同じである。
【0049】12時間の繰り返し軌道が使用されそして
パターンユニットの数が2から衛星の数を引いたもので
あるときは、同様の重畳した地上軌跡が形成され、GE
OS衛星から見たときにMEO衛星により同一の経路が
描かれる。
【0050】各軌道平面の多数の衛星は、多数のGEO
S衛星と共に受け入れることができる。1つのGEOS
衛星の状態では、衛星が図3又は4のテントの境界内に
配置される限り、軌道当たり多数のMEO衛星を使用す
ることができる。
【0051】本発明の好まし実施形態を以上に例示した
が、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の
精神及び範囲から逸脱せずに、本発明に対し多数の付加
的な変更や改善がなされ得ることが当業者に明らかであ
ろう。本発明の範囲は、特許請求の範囲のみによって限
定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの中間地球軌道中継衛星と1つのGEOS
中継衛星とを有する本発明による2−HOP多高度衛星
中継システムの3次元図である。
【図2】本発明による多高度衛星中継システムにより使
用される同期関係を示す3次元図である。
【図3】MEO中継衛星平面からの初期GEOS中継衛
星赤道角度と、75kmより高い最小タンジェント高度
とを、8時間MEO周期を用いた実施形態の有効GEO
S衛星中継範囲に対して示したグラフである。
【図4】MEO中継衛星平面からの初期GEOS中継衛
星赤道角度と、75kmより高い最小タンジェント高度
とを、12時間MEO周期を用いた実施形態の有効GE
OS衛星中継範囲に対して示したグラフである。
【図5】10個のMEO中継衛星の実施形態が地球上を
たどる経路を示したカルテシアン世界地図である。
【図6】10個のMEO中継衛星の実施形態から見たと
きの10個のMEO中継衛星の実施形態とGEOS中継
衛星との間の視線を示す極グラフである。
【図7】GEOS衛星から見たときの10個のMEO中
継衛星の実施形態とGEOS中継衛星との間の視線を示
す極グラフである。
【図8】所与の緯度及び経度位置に対し本発明による1
0個のMEO中継衛星の実施形態で達成できる有効到達
範囲を示すグラフである。
【図9】MEO中継衛星平面からの初期GEOS中継衛
星赤道角度と、75kmより高い最小タンジェント高度
とを、本発明による「水平線より上の」実施形態に対し
8時間MEO周期の有効GEOS衛星中継範囲について
示したグラフである。
【図10】MEO中継衛星平面からの初期GEOS中継
衛星赤道角度と、75kmより高い最小タンジェント高
度とを、本発明による「水平線より上の」実施形態に対
し12時間MEO周期の有効GEOS衛星中継範囲につ
いて示したグラフである。
【符号の説明】
106 GEOS中継衛星 108、110 MEO中継衛星 120 ユーザ 122 ベースステーション 160 極MEO軌道平面 162 赤道GEOS軌道 164 MEO中継衛星の初期位置 166 MEO中継衛星 168 GEOS中継衛星の初期位置 170 GEOS中継衛星 174 視線(LOS) 176 地球 178 タンジェント高度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター エイチ クレス アメリカ合衆国 カリフォルニア州 90266 マンハッタン ビーチ ナイン ス ストリート 932 (56)参考文献 ATR国際電気通信基礎技術研究所 編、光衛星間通信、第1版、日本国、オ ーム社、平成7年6月15日、第167頁〜 第170頁 下世古幸雄、飯田尚志著、世界の非静 止衛星通信、第1版、日本国、電波新聞 社、1994年5月10日発行、第56〜第58頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/14 - 7/22

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる高度に配置された衛星間に連続的
    な非切断リンクを維持することのできる多高度衛星シス
    テムにおいて、 中間地球軌道高度の第1衛星軌道を回る第1の衛星と、 地球同期軌道高度の第2衛星軌道を回る少なくとも1つ
    の第2の衛星とを備え、上記第2衛星軌道の軌道周期
    は、上記第1衛星軌道の軌道周期と同期し、上記第1と
    第2の衛星間に連続的な視線を維持するようにしたこと
    を特徴とする多高度衛星システム。
  2. 【請求項2】 上記第1衛星軌道の軌道周期に対する上
    記第2衛星の軌道周期は所定の比にある請求項1に記載
    の多高度衛星システム。
  3. 【請求項3】 上記視線は、常に、地球の水平線より上
    にある請求項1に記載の多高度衛星システム。
  4. 【請求項4】 地球より上の上記視線の距離は、上記第
    1衛星の位置に対する上記第2衛星の位置と、上記第1
    衛星の軌道平面の傾斜角とに基づく請求項1に記載の多
    高度衛星システム。
  5. 【請求項5】 上記第1衛星は、上記第2衛星とのリン
    クを形成する手段を含む請求項1に記載の多高度衛星シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 上記第1衛星と上記第2衛星との間の上
    記リンクは、無線リンクである請求項5に記載の多高度
    衛星システム。
  7. 【請求項7】 上記第1衛星と上記第2衛星との間の上
    記リンクは、レーザをベースとするリンクである請求項
    5に記載の多高度衛星システム。
  8. 【請求項8】 上記第1衛星は、地球をベースとするユ
    ーザとのリンクを形成する手段を含む請求項1に記載の
    多高度衛星システム。
  9. 【請求項9】 上記第1衛星は、地球をベースとする制
    御ステーションとのリンクを形成する手段を含む請求項
    1に記載の多高度衛星システム。
  10. 【請求項10】 上記第1衛星は、通信を中継する手段
    を含む請求項1に記載の多高度衛星システム。
  11. 【請求項11】 異なる高度に配置された衛星間に連続
    的な非切断リンクを維持することのできる多高度衛星シ
    ステムを形成する方法において、 第1の衛星を中間地球軌道高度の第1衛星軌道に設け、
    そして上記第1衛星軌道の軌道周期を、地球同期高度の
    軌道を回る少なくとも1つの通信衛星の第2衛星軌道の
    軌道周期と同期させて、上記第1衛星と第2衛星との間
    に連続的な視線を維持するという段階を備えたことを特
    徴とする方法。
  12. 【請求項12】 上記同期させることは、上記第1衛星
    軌道の軌道周期に対する上記第2衛星軌道の軌道周期が
    所定の比になるように同期させることから成る請求項1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記視線を常に地球の水平線より上に
    するように上記第1衛星を構成する段階を含む請求項1
    1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 地球より上の上記視線の距離が、上記
    第1衛星の位置に対する上記第2衛星の位置と、上記第
    1衛星の軌道平面の傾斜角とに基づくように上記第1衛
    星を構成する段階を含む請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 上記第1衛星は、データを発生する手
    段を含む請求項1に記載の多高度衛星システム。
  16. 【請求項16】 上記第2衛星は、データを発生する手
    段を含む請求項1に記載の多高度衛星システム。
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