JP3110589U - アルミニウム金属成型品 - Google Patents
アルミニウム金属成型品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3110589U JP3110589U JP2005000860U JP2005000860U JP3110589U JP 3110589 U JP3110589 U JP 3110589U JP 2005000860 U JP2005000860 U JP 2005000860U JP 2005000860 U JP2005000860 U JP 2005000860U JP 3110589 U JP3110589 U JP 3110589U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key cylinder
- silicon rubber
- aluminum metal
- aluminum
- cylinder part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】自動車のエンジンを制御する頭脳部とキーインタロック部を、エンジンキーシリンダー部分にコンパクトに収められ、且つ熱影響に強く、複雑な形状部分でも一体物で作り、金属で作るという課題を掲げ、樹脂類を注入してのプラスチック成型方法によるアルミニウム金属成型製品を提供する。
【解決手段】形成し構成された全体を、原型のマスターモデル(9)として、シリコンゴム注型(10)の内部にこれをセットする、そしてこのシリコンゴム注型(10)にアルミニウム・エポキシ樹脂混合液材(11)と硬化剤(12)を真空槽(13)の中で注入し、さらにこれをオーブ槽(14)に入れて熱を加えて硬化させて、全体をアルミニウム金属の材質に設ける、このように構成し一体にして形成する。
【選択図】図2
【解決手段】形成し構成された全体を、原型のマスターモデル(9)として、シリコンゴム注型(10)の内部にこれをセットする、そしてこのシリコンゴム注型(10)にアルミニウム・エポキシ樹脂混合液材(11)と硬化剤(12)を真空槽(13)の中で注入し、さらにこれをオーブ槽(14)に入れて熱を加えて硬化させて、全体をアルミニウム金属の材質に設ける、このように構成し一体にして形成する。
【選択図】図2
Description
本考案は、自動車のエンジンを制御する頭脳部とキーインタロック部を、エンジンキーシリンダー部分にコンパクトに収められ、且つ熱影響に強く、また複雑な形状部分でも一体物で作れる、樹脂成型の方法を取り入れて、堅牢な金属材料で形成する技術に関するものである。
従来、エンジン制御装置やキーインタロック装置はミニコンピュータにより制御するが、熱の影響を回避するためにエンジン部分から遠い場所に配設する。また、この部分は樹脂ケース等に収められている。
現在、このエンジン制御装置およびキーインタロック装置は、当然熱に弱く熱源をさけて遠くに配設され、ワイヤーハーネス等の配線を長く離れた位置まで取り回すことになり、そのレイアウトが大変であり、コスト高になっている。またこれらの装置を収めるものは、樹脂ケース等が多く、熱や衝撃に極めて弱い事が上げられる。またこれらの装置を金属で作るとなれば、機械加工や板金加工になるが、軽量化を求められている現在、これは不適格であり複雑形状の一体物は、なおさら困難である。通常では、アルミニウム金属で装置の収納部を一体物に、形成することが提案されているが、現状は金属類の製品は、溶かした鉄、アルミニウム等を砂型やダイキャスト型に流し込んで生産されており、複雑な形状で且つ、高い精度物を作ることはなかなか難しい事である。
最近は、シリコンゴム型および樹脂型等にプラスチックを注入して成型する技術が進んでおり、この樹脂製品は非常に精密で複雑な形状のものまで出来るに至っている。しかしながらこれは、あくまで樹脂製品として形成されている。
現時点では金属製品、金属部品と云えば、すべて高温の熔解金属を鋳型に注入して作られており、その膨張と収縮率に悩まされ、また形状の複雑なものは出来ず、肉厚の極薄いものや、厚いものと混在するもの等は製作困難であり、さらに内部の気泡による、巣の発生による欠点もあり、バリの仕上げも大変であった。とくに、試作品はおのずから最先端の精密精度、複雑形状をクリアする事は必要条件である。樹脂による成型の試作品はかなりの品質まで出来ているが、現時点では金属の成型品は皆無であった。
本考案は、このような問題を改善する為になされたものである。
本考案は、このような問題を改善する為になされたものである。
キーシリンダ部(1)に、エンジンキー差込回転体(2)を挿入するための、回転体取付中空孔(3)を設ける。そしてまた、キーシリンダ部(1)の適当なる側面にミニコンピュータを収めるコンピュータボックス(4)を固定して設ける。次にキーシリンダ部(1)の後端上部には、ハンドルロック部(5)を挿入する、ロック挿入孔部(6)を設ける。そしてさらにこのロック挿入孔部(6)とキーシリンダ部(1)の後端に固着して、熱遮蔽板(7)を設ける。また、キーシリンダ部(1)の後端下部にハーネス配線用クランプ(8)を設ける。
これで、エンジン制御装置とキーインタロック装置の収納体が構成され形成する。このように構成した収納体は、樹脂やその他の材料で構成され形成されているので、次に、継ぎ目無しの全体が一体ものとして、金属材料に変える仕上加工を施す。
本考案によれば、再軽量のアルミニウム金属で形成する。この収納体を原型のマスターモデル(9)にして、シリコンゴム注型(10)の内部にセットする。そしてこのシリコンゴム注型(10)にエポキシ樹脂・アルミニウム混合液材(11)と、硬化剤(12)を真空槽(13)の中で注入する。この前記混合液材にはプラスチック等の真空成型に使われる注型金型そのものの主材料を使用していることが、特徴である。
本考案によれば、再軽量のアルミニウム金属で形成する。この収納体を原型のマスターモデル(9)にして、シリコンゴム注型(10)の内部にセットする。そしてこのシリコンゴム注型(10)にエポキシ樹脂・アルミニウム混合液材(11)と、硬化剤(12)を真空槽(13)の中で注入する。この前記混合液材にはプラスチック等の真空成型に使われる注型金型そのものの主材料を使用していることが、特徴である。
次に、これらを注入したシリコンゴム注型(10)をオーブン槽(14)に入れて熱を加えて硬化させる。これで全体がアルミニウム金属の材質になって設けられる。最後に、オーブン槽(14)より出した、シリコンゴム注型(10)をメス型とオス型に分離して取り出すと、全体が一体に形成されたことを特徴とする収納体としての、アルミニウム金属成型品になる。
1.金属であるので、特有の滑らかさ、重厚感、仕上り性など大幅に上がり、しかも堅牢になり、樹脂にはとうてい得られない美麗な部品に変身した。また、金属特有の鏡面仕上げが容易に出来る。
2.肉厚の、極薄い部分(0.5mm以下)〜厚い部分迄が混在する、とくに試作品等が簡単に出来さらに複雑極まる構造のものまで作る事が出来る。
3.寸法精度が非常に高く、機械加工品以上の最高品質が得られる。
4.全部一体に出来、超軽量に出来る事と、さらに不良品はまったく皆無である。
5.製作工程が少なくて、作業も簡単であり、また数量もいくらでも簡単に増やせる。ローコスト品として展開できる。(従来の1/5コストダウン)
6.熱に強く(耐熱300℃)、堅牢であるので制御装置等の、収納体であってもエンジン部分に近く設置出来る。従来のように、ワイヤーハーネスで配線を長くして遠くに配設する必要が無くなった。
2.肉厚の、極薄い部分(0.5mm以下)〜厚い部分迄が混在する、とくに試作品等が簡単に出来さらに複雑極まる構造のものまで作る事が出来る。
3.寸法精度が非常に高く、機械加工品以上の最高品質が得られる。
4.全部一体に出来、超軽量に出来る事と、さらに不良品はまったく皆無である。
5.製作工程が少なくて、作業も簡単であり、また数量もいくらでも簡単に増やせる。ローコスト品として展開できる。(従来の1/5コストダウン)
6.熱に強く(耐熱300℃)、堅牢であるので制御装置等の、収納体であってもエンジン部分に近く設置出来る。従来のように、ワイヤーハーネスで配線を長くして遠くに配設する必要が無くなった。
樹脂等の材料で構成したキーシリンダ部(1)に、エンジンキー差込回転体(2)を挿入するための、回転体取付中空孔(3)を設ける。そしてまたキーシリンダ部(1)の側面に、エンジン等を制御する、ミニコンピュータを収めるコンピュータボックス(4)を最終加工で一体になるように固定して設ける。次にキーシリンダ部(1)の後端上部には、ハンドルロック部(5)を挿入する、ロック挿入孔部(6)をこれも最終加工で一体になるように設ける。そしてさらにこのロック挿入孔部(6)とキーシリンダ部(1)の後端と、やはり一体になるように固着した、最終加工で鏡面加工を施す、熱遮蔽板(7)を設ける。この鏡面加工は、エンジン側から発生する遠赤外線等の熱線を遮蔽するものである。これで制御頭脳部への悪影響を防ぐのである。またキーシリンダ部(1)の後端下部にハーネス配線用クランプ(8)を設ける。
これで、エンジン制御装置とキーインタロック装置の制御頭脳部として、キーシリンダ部(1)が収納体に構成され形成する。このように構成した収納体は、樹脂やその他の材料で構成され形成されている。次に、これを金属に変える仕上加工を施す。まず材料として、再軽量のアルミニウム金属で形成するのがベストであるから、まずこの収納体を原型として、マスターモデル(9)として、シリコンゴム注型(10)の内部にセットする。そしてこのシリコンゴム注型(10)にエポキシ樹脂・アルミニウム混合液材(11)と、硬化剤(12)を真空槽(13)の中で注入する。本考案によれば、前記混合液材の、エポキシ樹脂の詳しくは多官能アミノエポキシ樹脂と云う化学名であり、これにアルミニウムを55〜65%含有させた混合液材である。つまり、本来、プラスチック等の真空成型に使われる、注型金型の主材料である。
次に、これらを注入したシリコンゴム注型(10)をオーブン槽(14)に入れて、熱を加えて硬化させて、全体をアルミニウム金属の材質に設ける。最後にオーブン槽(14)より出した、シリコンゴム注型(10)をメス型とオス型に分離して、取り出す。このように構成して全体が一体に形成されたことを特徴とする収納体になり、アルミニウム金属成型品として完成する。
本考案は以上のような構成であり、これを使用せんとするときには、
本考案は以上のような構成であり、これを使用せんとするときには、
通常の金属部品として、取り扱いが出来き、また軽量、堅牢、且つ高精密、高精度に出来ているので、位置決めも苦労せずに、そのまま簡単に組みつけるだけで良い。
1 キーシリンダ部
2 エンジンキー差込回転体
3 回転体取付中空孔
4 コンピュータボックス
5 ハンドルロック部
6 ロック挿入孔部
7 熱遮蔽板
8 ハーネス配線用クランプ
9 マスターモデル
10 シリコンゴム注型
11 エポキシ樹脂・アルミニウム混合液材
12 硬化剤
13 真空槽
14 オーブン槽
2 エンジンキー差込回転体
3 回転体取付中空孔
4 コンピュータボックス
5 ハンドルロック部
6 ロック挿入孔部
7 熱遮蔽板
8 ハーネス配線用クランプ
9 マスターモデル
10 シリコンゴム注型
11 エポキシ樹脂・アルミニウム混合液材
12 硬化剤
13 真空槽
14 オーブン槽
Claims (1)
- キーシリンダ部(1)に、エンジンキー差込回転体(2)を挿入する回転体取付中空孔(3)を設け、さらにキーシリンダ部(1)の適当なる側面に、コンピュータボックス(4)をこれと一体に設ける、またキーシリンダ部(1)の後端上部にハンドルロック部(5)を挿入するロック挿入孔部(6)をこれと一体に設け、そしてこのロック挿入孔部(6)とキーシリンダ部(1)とを一体にして、固着した熱遮蔽板(7)を設け、さらにキーシリンダ部(1)の後端下部にハーネス配線用クランプ(8)を一体に設ける、次にこのように形成し構成された全体を、原型のマスターモデル(9)として、シリコンゴム注型(10)の内部にこれをセットする、そしてこのシリコンゴム注型(10)にアルミニウム・エポキシ樹脂混合液材(11)と硬化剤(12)を真空槽(13)の中で注入し、さらにこれをオーブ槽(14)に入れて熱を加えて硬化させて、全体をアルミニウム金属の材質に設ける、このように構成し一体に形成させたことを特徴とする、アルミニウム金属成型品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000860U JP3110589U (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | アルミニウム金属成型品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000860U JP3110589U (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | アルミニウム金属成型品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3110589U true JP3110589U (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=43273123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005000860U Expired - Fee Related JP3110589U (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | アルミニウム金属成型品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3110589U (ja) |
-
2005
- 2005-01-25 JP JP2005000860U patent/JP3110589U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Udroiu et al. | Polyjet technology applications for rapid tooling | |
CN105382206B (zh) | 一种齿轮箱箱体铸型及其成型方法 | |
US6279425B1 (en) | Method of producing tools and dies | |
US10639705B2 (en) | Combined technology investment casting process | |
JP3110589U (ja) | アルミニウム金属成型品 | |
CN105599178A (zh) | 一种光固化注塑模具模芯及其制造方法 | |
KR101518568B1 (ko) | 핫 프레스포밍용 금형 제작방법 | |
JP4262742B2 (ja) | 鋳型 | |
JP2009050917A (ja) | 石膏鋳型 | |
JP2019195989A (ja) | 模型自動車ボディを製造する方法およびプラスチック製模型自動車ボディ | |
JP5747298B2 (ja) | 射出成形金型の製造方法 | |
JP2699048B2 (ja) | 成形型の製造方法 | |
JP3127134U (ja) | 真空成型による金属成型製品 | |
JP6135869B2 (ja) | 鋳造樹脂成形用金型殻及びその製造方法 | |
CN113165055A (zh) | 生产轴的方法以及铸模组件 | |
JPH03182313A (ja) | 成形金型の製造方法 | |
JPS5825942A (ja) | 射出成形プラスチック製品の製造方法 | |
CN105619699A (zh) | 一种产品内部预埋件嵌入方法 | |
Singh | Comparison of Polyjet Printing and Silicon Moulding as Rapid Plastic Moulding Solution | |
EP4037850B1 (en) | Method for producing flexible tooling for casting a ceramic core | |
CN101970153A (zh) | 一种铸型及其制造方法 | |
JP2005335087A (ja) | バリ発生を抑制した成形品の製造方法および装置 | |
KR100240581B1 (ko) | 파워 스티어링 오일펌프 하우징 제조방법 | |
CN108748909A (zh) | 一种注射成形模具的排气方法 | |
TWM635471U (zh) | 可調式崁件定位結構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |