JP3110542B2 - カラー受像管 - Google Patents
カラー受像管Info
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- JP3110542B2 JP3110542B2 JP04047444A JP4744492A JP3110542B2 JP 3110542 B2 JP3110542 B2 JP 3110542B2 JP 04047444 A JP04047444 A JP 04047444A JP 4744492 A JP4744492 A JP 4744492A JP 3110542 B2 JP3110542 B2 JP 3110542B2
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- Japan
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- electrode
- electron beam
- sides
- beam passage
- focusing electrode
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、両サイドのプリフォー
カスレンズ電界によって両サイドの電子ビームを内側へ
振らせるコンバーゼンス構成のインライン型カラー受像
管に関するものである。
カスレンズ電界によって両サイドの電子ビームを内側へ
振らせるコンバーゼンス構成のインライン型カラー受像
管に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】両サイドの電子ビームを両サイドのプリ
フォーカスレンズ電界で内側へ振らせるコンバーゼンス
構成のカラー受像管は、特公平１−２９２９９号公報等
に開示されている。このように構成されたカラー受像管
では、両サイドの電子ビームを両サイドのメインレンズ
電界で内側へ振らせる在来構成（特公昭５２−４９０５
号公報）のものと異なり、センターおよび両サイドの３
つのメインレンズ電界を軸対称ならしめ得、とくにメイ
ンレンズ電界生成部における電極の組立精度を高めるこ
とができる。
フォーカスレンズ電界で内側へ振らせるコンバーゼンス
構成のカラー受像管は、特公平１−２９２９９号公報等
に開示されている。このように構成されたカラー受像管
では、両サイドの電子ビームを両サイドのメインレンズ
電界で内側へ振らせる在来構成（特公昭５２−４９０５
号公報）のものと異なり、センターおよび両サイドの３
つのメインレンズ電界を軸対称ならしめ得、とくにメイ
ンレンズ電界生成部における電極の組立精度を高めるこ
とができる。
【０００３】集束電極の加速電極側端面における３個の
電子ビーム通過孔のうち、両サイドのものを水平方向に
長軸を置く横長形状にすると、とくにプリフォーカスレ
ンズ電界生成部における電極の組立精度をも高めること
ができる。この場合、図３に示すように加速電極１の３
個の電子ビーム通過孔２ａ，２ｂ，２ｃが円形であるの
に対し、集束電極３の加速電極側端面４における両サイ
ドの電子ビーム通過孔５ａ，５ｃが水平方向に長軸を置
く横長形状となされ、かつ、その中心軸相互間隔Ａが加
速電極１の両サイドの電子ビーム通過孔２ａ，２ｃの中
心軸相互間隔Ｂよりも大きく設定される。このため、電
子銃組立治具の一対の円柱状ピン６ａ，６ｂを集束電極
３の両サイドの電子ビーム通過孔５ａ，５ｃおよび加速
電極１の両サイドの電子ビーム通過孔２ａ，２ｃに挿通
でき、精度よく電極組立ができる。
電子ビーム通過孔のうち、両サイドのものを水平方向に
長軸を置く横長形状にすると、とくにプリフォーカスレ
ンズ電界生成部における電極の組立精度をも高めること
ができる。この場合、図３に示すように加速電極１の３
個の電子ビーム通過孔２ａ，２ｂ，２ｃが円形であるの
に対し、集束電極３の加速電極側端面４における両サイ
ドの電子ビーム通過孔５ａ，５ｃが水平方向に長軸を置
く横長形状となされ、かつ、その中心軸相互間隔Ａが加
速電極１の両サイドの電子ビーム通過孔２ａ，２ｃの中
心軸相互間隔Ｂよりも大きく設定される。このため、電
子銃組立治具の一対の円柱状ピン６ａ，６ｂを集束電極
３の両サイドの電子ビーム通過孔５ａ，５ｃおよび加速
電極１の両サイドの電子ビーム通過孔２ａ，２ｃに挿通
でき、精度よく電極組立ができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、加速電極１の
両サイドの電子ビーム通過孔２ａ，２ｃが円形であるの
に対し、集束電極３の加速電極側端面４における両サイ
ドの電子ビーム通過孔５ａ，５ｃが横長形状であると、
両サイドのメインレンズ電界を通過する電子ビームの垂
直径が、センターのメインレンズ電界を通過する電子ビ
ームの垂直径よりも大きくなってしまい、蛍光面のとく
に周辺部に生成されるビームスポットが径大化して解像
度に低下をきたす。
両サイドの電子ビーム通過孔２ａ，２ｃが円形であるの
に対し、集束電極３の加速電極側端面４における両サイ
ドの電子ビーム通過孔５ａ，５ｃが横長形状であると、
両サイドのメインレンズ電界を通過する電子ビームの垂
直径が、センターのメインレンズ電界を通過する電子ビ
ームの垂直径よりも大きくなってしまい、蛍光面のとく
に周辺部に生成されるビームスポットが径大化して解像
度に低下をきたす。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、前述のよう
に構成されたカラー受像管において、集束電極の加速電
極側端面に設けられるセンターの電子ビーム通過孔を、
同端面における両サイドの電子ビーム通過孔と実質的に
同一の形状および大きさを有する横長形状ならしめる。
に構成されたカラー受像管において、集束電極の加速電
極側端面に設けられるセンターの電子ビーム通過孔を、
同端面における両サイドの電子ビーム通過孔と実質的に
同一の形状および大きさを有する横長形状ならしめる。
【０００６】
【作用】このように構成すると、センターのプリフォー
カスレンズ電界によるビーム集束作用が、両サイドのプ
リフォーカスレンズ電界によるビーム集束作用と同様と
なり、３つのメインレンズを通過するセンターおよび両
サイドの電子ビームの垂直径が揃えられる。もっとも、
３電子ビームの各垂直径が当該水平径よりも大きくなる
ものの、これは、たとえば加速電極の集束電極側端面に
重ね合わせた補助電極板に、加速電極の３個の電子ビー
ム通過孔を望見できる比較的大きい３個の縦長形状の通
孔を有せしめることによる四極電界の生成で解決でき
る。また、偏向磁界分布を調整することによっても解決
できる。
カスレンズ電界によるビーム集束作用が、両サイドのプ
リフォーカスレンズ電界によるビーム集束作用と同様と
なり、３つのメインレンズを通過するセンターおよび両
サイドの電子ビームの垂直径が揃えられる。もっとも、
３電子ビームの各垂直径が当該水平径よりも大きくなる
ものの、これは、たとえば加速電極の集束電極側端面に
重ね合わせた補助電極板に、加速電極の３個の電子ビー
ム通過孔を望見できる比較的大きい３個の縦長形状の通
孔を有せしめることによる四極電界の生成で解決でき
る。また、偏向磁界分布を調整することによっても解決
できる。
【０００７】
【実施例】つぎに、本発明を図示した実施例とともに説
明する。図１に示すインライン型電子銃は、水平方向へ
インライン配列された３個の陰極７ａ，７ｂ，７ｃと、
制御格子電極８と、加速電極９と、この加速電極９とと
もに３つのプリフォーカスレンズ電界１０ａ，１０ｂ，
１０ｃを生成する箱型の集束電極１１と、この集束電極
１１とともにメインレンズ電界１２ａ，１２ｂ，１２ｃ
を生成する陽極１３とを備える。図２に示すように、集
束電極１１の加速電極側端面１４における両サイドおよ
びセンターの電子ビーム通過孔１５ａ，１５ｂ，１５ｃ
は、いずれも水平方向に長軸を置く長円形となされ、相
互に実質的に同一の形状および大きさを有している。た
だし、両サイドの電子ビーム通過孔１５ａ，１５ｃの中
心軸相互間隔Ａは、加速電極９の両サイドの電子ビーム
通過孔１６ａ，１６ｃの中心軸相互間隔Ｂよりも大きく
設定されている。なお、図中のＥは電子ビームを示す。
明する。図１に示すインライン型電子銃は、水平方向へ
インライン配列された３個の陰極７ａ，７ｂ，７ｃと、
制御格子電極８と、加速電極９と、この加速電極９とと
もに３つのプリフォーカスレンズ電界１０ａ，１０ｂ，
１０ｃを生成する箱型の集束電極１１と、この集束電極
１１とともにメインレンズ電界１２ａ，１２ｂ，１２ｃ
を生成する陽極１３とを備える。図２に示すように、集
束電極１１の加速電極側端面１４における両サイドおよ
びセンターの電子ビーム通過孔１５ａ，１５ｂ，１５ｃ
は、いずれも水平方向に長軸を置く長円形となされ、相
互に実質的に同一の形状および大きさを有している。た
だし、両サイドの電子ビーム通過孔１５ａ，１５ｃの中
心軸相互間隔Ａは、加速電極９の両サイドの電子ビーム
通過孔１６ａ，１６ｃの中心軸相互間隔Ｂよりも大きく
設定されている。なお、図中のＥは電子ビームを示す。
【０００８】集束電極１１の加速電極側端面に設けられ
た３個の電子ビーム通過孔１５ａ〜１５ｃのすべてが横
長形状となるので、加速電極との間に生成されるセンタ
ーおよび両サイドのプリフォーカスレンズ電界での電子
ビームの発散角はほぼ同等となり、センターのメインレ
ンズ電界を通過する電子ビームの垂直径は、両サイドの
メインレンズ電界を通過する電子ビームの各垂直径とほ
ぼ同一に揃えられる。このため、蛍光面の周辺領域にお
いても色ずれの少ない高解像度画像を映出せしめ得る。
た３個の電子ビーム通過孔１５ａ〜１５ｃのすべてが横
長形状となるので、加速電極との間に生成されるセンタ
ーおよび両サイドのプリフォーカスレンズ電界での電子
ビームの発散角はほぼ同等となり、センターのメインレ
ンズ電界を通過する電子ビームの垂直径は、両サイドの
メインレンズ電界を通過する電子ビームの各垂直径とほ
ぼ同一に揃えられる。このため、蛍光面の周辺領域にお
いても色ずれの少ない高解像度画像を映出せしめ得る。
【０００９】上述の実施例での集束電極は単一のもので
あったが、本発明は特公平３−６０１４７号公報や特開
平３−９５８３５号公報等に開示されている２段構成ま
たは４段構成の集束電極を備えるものにも適用できる。
ただしこの場合は、加速電極にもっとも近い初段集束電
極の加速電極側端面に設けられるセンターの電子ビーム
通過孔が、同端面の両サイドの電子ビーム通過孔と実質
的に同一の形状および大きさを有する横長形状に形成さ
れる。また、陽極にもっとも近い集束電極と陽極との間
に、メインレンズ電界が生成される。
あったが、本発明は特公平３−６０１４７号公報や特開
平３−９５８３５号公報等に開示されている２段構成ま
たは４段構成の集束電極を備えるものにも適用できる。
ただしこの場合は、加速電極にもっとも近い初段集束電
極の加速電極側端面に設けられるセンターの電子ビーム
通過孔が、同端面の両サイドの電子ビーム通過孔と実質
的に同一の形状および大きさを有する横長形状に形成さ
れる。また、陽極にもっとも近い集束電極と陽極との間
に、メインレンズ電界が生成される。
【００１０】
【発明の効果】以上のように本発明によると、メインレ
ンズ電界生成部における電極組立精度およびプリフォー
カスレンズ電界生成部における電極組立精度をともに高
め得るのみならず、センターの電子ビームの垂直径を両
サイドの電子ビームの垂直径とほぼ同一ならしめ得て、
蛍光面の全域において色ずれの少ない高解像度画像を映
出させることができる。
ンズ電界生成部における電極組立精度およびプリフォー
カスレンズ電界生成部における電極組立精度をともに高
め得るのみならず、センターの電子ビームの垂直径を両
サイドの電子ビームの垂直径とほぼ同一ならしめ得て、
蛍光面の全域において色ずれの少ない高解像度画像を映
出させることができる。
【図１】本発明を実施したカラー受像管の電子銃の側断
面図
面図
【図２】同電子銃の要部の斜視図
【図３】従来のカラー受像管の電子銃電極と組立治具と
の関係を示す斜視図
の関係を示す斜視図
７ａ〜７ｃ 陰極 ８ 制御格子電極 ９ 加速電極 １１ 集束電極 １３ 陽極 １５ａ〜１５ｃ 電子ビーム通過孔 １６ａ〜１６ｃ 電子ビーム通過孔
Claims (2)
- 【請求項１】水平方向にインライン配列された３個の陰
極と、制御格子電極と、加速電極と、この加速電極とと
もにプリフォーカスレンズ電界を生成する箱型の集束電
極と、この集束電極とともにメインレンズ電界を生成す
る陽極とを備え、前記集束電極の加速電極側端面におけ
る両サイドの電子ビーム通過孔が水平方向に長軸を置く
横長形状となされ、その中心軸相互間隔が前記加速電極
の両サイドの電子ビーム通過孔の中心軸相互間隔よりも
大きく設定されてなるカラー受像管において、前記集束
電極の前記加速電極側端面に設けられるセンターの電子
ビーム通過孔を、同端面の両サイドの電子ビーム通過孔
と実質的に同一の形状および大きさを有する横長形状な
らしめたことを特徴とするカラー受像管。 - 【請求項２】水平方向にインライン配列された３個の陰
極と、制御格子電極と、加速電極と、この加速電極とと
もにプリフォーカスレンズ電界を生成する初段集束電極
と、箱型の終段集束電極と、この終段集束電極とともに
メインレンズ電界を生成する陽極とを備え、前記初段集
束電極の加速電極側端面における両サイドの電子ビーム
通過孔が水平方向に長軸を置く横長形状となされ、その
中心軸相互間隔が前記加速電極の両サイドの電子ビーム
通過孔の中心軸相互間隔よりも大きく設定されてなるカ
ラー受像管において、前記初段集束電極の加速電極側端
面に設けられるセンターの電子ビーム通過孔を、同端面
の両サイドの電子ビーム通過孔と実質的に同一の形状お
よび大きさを有する横長形状ならしめたことを特徴とす
るカラー受像管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04047444A JP3110542B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | カラー受像管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04047444A JP3110542B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | カラー受像管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05251012A JPH05251012A (ja) | 1993-09-28 |
| JP3110542B2 true JP3110542B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=12775318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04047444A Expired - Fee Related JP3110542B2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | カラー受像管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3110542B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP04047444A patent/JP3110542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05251012A (ja) | 1993-09-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |