JP3110503U - 音盤組み替え式打楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の調の音階を簡単に得ることができる音盤組み替え式打楽器を提供する。
【解決手段】ドレミファソラシドと嬰又は変のドレミファソラシドを含む音盤から成る打楽器について、ドレミファソラシドと嬰又は変のドレミファソラシドを含む音を発する音盤12を、それよりも大形の基盤に1個ずつ取り付け、特定音を発する独立した音盤体11を形成し、音盤体11を所定の位置に並べて任意の調の音階を形成するために、必要な全ての音盤体11をスペーサー22、23とともに固定手段25により所定の配列に固定する。
【選択図】図1

Description

本考案は、ドレミファソラシドと嬰又は変のドレミファソラシドを含む音盤から成る打楽器に関するものである。
シロホン或いはグロッケンなどとも呼ばれる木琴類は、台枠上に音盤を音階にしたがって取り付けた構造を有する。このため、音階の種類すなわち調は個々の楽器個有のものであり、調を変えることは演奏技術的に容易ではない。調の異なる楽器も存在しないわけではないが、その楽器を用いて他の調に変えるときには同じように技術的な困難が伴なう。調の異なる楽器を製作するとなると、イロハニホヘト及び嬰変のイロハニホヘトを主音とする長調、短調各24種を用意する必要があり、厖大な数の楽器が必要となる。
特開平11−38964号
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、任意の調の音階を簡単に得ることができる音盤組み替え式打楽器を提供することである。また本考案の他の課題は、任意の調の音階を得るため音盤の移動と固定を簡単かつ確実に行えるようにすることである。
前記の課題を解決するため本考案は、ドレミファソラシドと嬰又は変のドレミファソラシドを含む音盤から成る打楽器について、ドレミファソラシドと嬰又は変のドレミファソラシドを含む音を発する音盤を、それよりも大形の基盤に1個ずつ取り付け、特定音を発する独立した音盤体を形成し、音盤体を所定の位置に並べて任意の調の音階を形成するために、必要な全ての音盤体をスペーサーとともに固定手段により所定の配列に固定した構成とするという手段を講じたものである。
本考案における、一つの特徴は、1個の音盤を1個の基盤に取り付け、特定音を発する1個ずつ独立した音盤体を形成するという構成にある。音盤体は、1オクターブについてドレミファソラシドの8個と、嬰又は変のドレミファソラシドとから成るが、或る音の半音高い音が或る音の次の音よりも半音低い音に一致している場合もあるので、嬰又は変の音についは鍵盤楽器における黒鍵の5個を必要とするのみである。よって、黒鍵群と黒鍵群との間と同様の空所があるので、この空所を埋めるためにスペーサーを配置する。スペーサーは基盤1個と同形同大のもの、及び幅のみ2分の1のものから成り、それらを必要数使用する。
1個の音盤は1個の基盤に1個だけ取り付けられるが、基盤の方が音盤よりも大形である必要がある。基盤は隣り同士で接触しても差し支えないが、音盤は接触させると目的の音が出ず、そのために音盤の周囲に隙間を必要とするからである。この音盤間の隙間は、音盤体を移動のために摘む指先の差し込み場所としての役割も持っている。
本考案におけるもう一つの特徴は、音盤体とスペーサーを含む所定の配列を固定手段により固定するという構成にある。固定手段は、全ての音盤体とスペーサーの集合体を一体として扱えるようにするもので、囲み枠や箱などが該当する。固定手段としての箱は、必要な全ての音盤体と、スペーサーを嵌め込んで所定の位置関係を保持するものである。そのような箱は、基盤の幅の整数倍プラス2分の1の間口幅と長さの整数倍の奥行きから成る内寸を有するものであることが望ましい。
本考案における音盤体は1個ずつ独立しており、1個の音盤をマレットにより叩いたときに発生する音の共鳴空間を基盤に設けることが望ましい。音盤は両端近くの2箇所で、止め具により、基盤に木琴又は鉄琴と同様に取り付けられる。音盤は金属製でも良いし、また木製でも良い。
本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるからドレミファソラシドと嬰又は変のドレミファソラシドを含む音盤と基盤より成る音盤体の集合体であるので、これらの音盤体の配列を変更し、任意の調の音階を簡単に得ることができるものであり、音盤体が1個1個独立しており、自由に摘み上げて配列を変えることができるので、取り扱いも簡単かつ確実に行えるという効果を奏する。
以下図示の実施形態を参照して本考案をより詳細に説明する。図1、図2は本考案に係る打楽器10の全体図を示しており、個々の音盤体11は図3、図4に示してあり、図5以下には音盤組み替えにより得られる各種の調を記載している。
音盤体11は、音盤12とそれを取り付ける台である基盤13とから成り、音盤11
は、ドレミファソラシドと嬰又は変のドレミファソラシドを含む音の中の1音を発するものである。例示の基盤13は両端に支持部14、15が立ち上がり、それらの間に共鳴空間16を設けてあるもので、音盤12は両端近くの2箇所で、止め具17により支持部
14、15に支持片18を介して取り付けられている。止め具17は軟弾性材料により成る緩衝材19を介して音盤12を固定している。
音盤12は音程によって定まる所定の長さを有する金属板より成り、2オクターブプラス1音分の全音の16枚と、半音の11枚分とが用意されている。これに対して基盤13は音盤12(の内の最大のもの)の平面形よりも大形に形成され、それによって、並列時に音盤同士の接触を防止するとともに、音盤体11を摘むときの隙間21を得ている。スペーサー22、23は基盤と外寸が同じか、或いは長さが同じで幅のみ2分の1の外寸を持つ2種類のものから成り、どちらのものもブロック状に形成されている。スペーサー22、23は木製又はプラスチックによって形成されている。
これらの音盤体11とスペーサー22、23の集合体24を一体として扱えるようにするために固定手段が組み合わされる。例示の固定手段は、必要な音盤体11とスペーサー22、23の全てを嵌め込んで収める箱25であり、この箱25は、基盤13の幅の整数倍プラス2分の1の間口幅Wと、基盤13の長さの整数倍の奥行きBから成る内寸を有している。従って、全ての音盤体11をスペーサー22、23とともに所定の位置に配置することにより、本考案に係る打楽器10となる(図2参照)。
このような構成を有する本考案の音盤組み替え式打楽器10を使用して特定の調を形成し、また変更することができるのであり、以下にその例を示す。図5は、白丸を付けてあるC=ドを主音とし、主音と第3音との間が長三度をなし、第3、4音と第7、8音の間が半音の他は全音程の構成を持つC調(ハ長調)の組み合わせを示す。これはAm(エーマイナー)イ短調と主音は異なるが同じ配列でもある。図6は、D=レを主音とするニ長調の構成を持つ組み合わせであり、主音と第3音との間の長三度、第3、4音と第7、8音の間が半音の点、長調であるから図5の例と同じである。しかし、ニ長調の音盤の配置はハ長調に対して長一度だけ高い方にずれているので、それに伴い黒鍵に相当する音盤体も高い方にずれて行く。そして、ミの半音高(ミ♯)はファと名を変え、またシの半音高(シ♯)はドと名を変えることが理解されることになる。なおニ長調はBm(ビーマイナー)ロ短調と同じ配列でもあり、1オクターブ上のGは使わない。
以下同様に、図7はホ長調(或いはC♯m=嬰ハ短調)、図8はヘ長調(或いはD♯m=ニ短調)、図9はト長調(或いはEm=ホ短調)、図10はイ長調(或いはFm=嬰ヘ短調)、図11はロ長調(或いはG♯m=嬰ト短調)を示しており、これらの規則性によって音盤体11を主音とともに移動させて行けば、目的とする調の音階を構成できることが分かる。さらに、図12は変ニ長調(或いはG♯m=嬰ハ長調=B♭m=変ロ短調)、図13は変ホ長調(或いはCm=ハ短調)、図14は変イ長調(或いはFm=へ短調)、図15は変ロ長調(或いはGm=ト短調)、図16は嬰へ長調(或いはD♯m=嬰ニ短調=G♭=変ト長調)の各配列を示している。各図共、白丸が主音である。
このように本考案によれば、最少限12音で1オクターブの全ての音程を構成し得ることが一目瞭然理解できるのみならず、全ての調は12音の並べ変えを基本とすることが明瞭に理解される。かつまた、本考案に係る打楽器10を使用して、目的の調の曲目を演奏することができるので、ハ長調の楽器を使用して楽譜の指示に従って半音上げ下げする技術を用いなくても、図5以下に示した配列の中から目的の調を選択し、マレット26により音盤12を叩くだけで、シャープ或いはフラットの記号数のとおりの調の曲目の演奏をたやすく実行することができる。
本考案に係る音盤組替え式打楽器の1実施形態を示す分解斜視図。 同上の平面図。 本考案に使用する音盤体とスペーサー2種を示す斜視図。 同じく音盤体の縦断面図。 本考案によるハ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案によるニ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案によるホ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案によるヘ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案によるト長調の音盤配列を示す説明図。 本考案によるイ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案によるロ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案による変ニ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案による変ホ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案による変イ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案による変ロ長調の音盤配列を示す説明図。 本考案による嬰ヘ長調の音盤配列を示す説明図。
符号の説明
10 音盤組み替え式打楽器
11 音盤体
12 音盤
13 基盤
14、15 支持部
17 共鳴空間
21 隙間
22、23 スペーサー
24 集合体
25 箱

Claims (3)

  1. ドレミファソラシドと嬰又は変のドレミファソラシドを含む音盤から成る打楽器であっ
    て、ドレミファソラシドと嬰又は変のドレミファソラシドを含む音を発する音盤を、それよりも大形の基盤に1個ずつ取り付け、特定音を発する独立した音盤体を形成し、音盤体を所定の位置に並べて任意の調の音階を形成するために、必要な全ての音盤体をスペーサーとともに固定手段により所定の配列に固定した構成を有する音盤組み替え式打楽器。
  2. 必要な全ての音盤体とスペーサーを固定する手段が、それらを嵌め込む箱である請求項1記載の音盤組み替え式打楽器。
  3. 箱は、基盤の幅の整数倍プラス2分の1の間口幅と、長さの整数倍の奥行きから成る内寸を有する請求項2記載の音盤組み替え式打楽器。
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