JP3110495U - Mdfと天然木突板とを重合した耐水性を有する壁及び床材 - Google Patents

Mdfと天然木突板とを重合した耐水性を有する壁及び床材 Download PDF

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【課題】天然木の板材は、水分により膨張・収縮を繰り返し、狂い、割れ及び腐食等が発生するので、使用するに際し、予め十分な耐水、防腐処理をする必要があった。しかし、それらの処理を施しても年月とともに天然木の板材は劣化し、定期的に耐水、防腐処理を行なう必要があった。更に、近年、地球環境保護の観点から森林を確保することが急務とされ、天然木を入手することが困難となってきており、天然木を板材として使用することができなくなってきている。これらの欠点を解決するため、天然木の板材と同様の感触及び美観が得られ且つ耐水性、耐候性に優れ、耐水性を有する壁及び床材を提供する。
【解決手段】MDFの単体又は2枚以上を重ね合わせて下地層とし、該下地層の上部に仕上層として天然木突板を重合し、該MDFと天然木突板とを強固に結合してなることを特徴とするMDFと天然木突板とを重合した耐水性を有する壁及び床材。
【選択図】図1

Description

本考案は、浴室の壁・床、その他水周りの床、濡れ縁、屋外壁等の主に水に接したり、晒されたりする箇所に使用される壁及び床材に関する。
従来、浴室壁や外壁等の耐水性を必要とする箇所においても感触及び美観に優れた天然木の板張りの採用が望まれているが、当該箇所での天然木の使用は、水分の吸収及び乾燥により膨張・収縮し、それらを繰り返すことにより、狂い、割れ及び腐食等が発生し、耐久性がなくなり、従って、浴室の壁や床にあっては石やタイル張りが採用され、外壁にあってはモルタル、レンガ、窯業系サイディング或いは金属系サイディング等の耐水性に優れた材料が使用されている。
特開平3−136801号公報 特開平4−214301号公報
上記の通り、天然木の板材は、水分により膨張・収縮を繰り返し、狂い、割れ及び腐食等が発生するので、使用するに際し、予め十分な耐水、防腐処理をする必要があった。しかし、それら処理によって天然木が有している良いところが失われてしまったり、それらの処理を施しても年月とともに天然木の板材は劣化し、定期的に耐水、防腐処理を行なう必要があった。
更に、近年、地球環境保護の観点から森林を確保することが急務とされ、天然木を入手することが困難となり且つ高価となってきており、天然木を板材として使用することができなくなってきている。
上記天然木の板材に代え、石、タイル、モルタル、レンガ、窯業系や金属系のサイディング等の材料を耐水性を必要とする壁や床の材料として選択することが多いが、当該材料は非常に硬く、特に浴室等の場合は手触りが冷たく感触性に劣り、安全性や断熱性の観点からも好ましいものではなかった。
本考案は、これらの欠点を解決するためになされたもので、天然木の板材と同様の感触及び美観が得られ且つ耐水性、耐候性に優れ、森林の乱獲の心配のない耐水性を有する壁及び床材を提供するものである。
本考案は、MDFの単体又は2枚以上を重ね合わせて下地層とし、該下地層の上部に仕上層として天然木突板を重合し、該MDFと天然木突板とを強固に結合してなるMDFと天然木突板とを重合した耐水性を有する壁及び床材を特徴とする。
また、上記MDFと天然木突板を重合した耐水性を有する壁及び床材の表面に防水加工及び紫外線吸収加工を施して高耐候性としたMDFと天然木突板とを重合した耐水性を有する壁及び床材を特徴とする。
本考案のMDFと天然木突板とを重合した耐水性を有する壁及び床材は、その主たる材料となる下地層を間伐材や残木材をチップとしたものを原料としたMDFを採用しているので、それらが枯渇することがなく、地球環境保護の観点から大変好ましい板材を得ることが可能となった。
また、下地層となる天然木のチップからなるMDF及び仕上層となる天然木突板により壁及び床材を構成しているので、従来の天然木の板材と同様の感触を得ることができ且つ天然木と同様な弾力性があり、使用感が大変良好な板材を得ることが可能となった。
更に、天然木の板材と同様に断熱性が高く、高温時でも熱くならない。また、MDFはチップ状繊維の集合体でできているので、板割れや膨張・収縮による狂い及び腐食等も生じない板材を得ることが可能となった。更に耐水性に優れているので、MDFを主材料とする板材は、長期間の使用に耐えることが可能となった。
また、壁及び床材にポリプライマー系樹脂を含浸させ、ウレタン系樹脂或いはアクリル系樹脂又はシリカをベースとした無機質系紫外線吸収剤等を塗布或いは含浸させることにより、耐水性及び耐久性を一層高めることができるようになった。同時に、従来の天然木材にあった割れ、狂い、腐食等の発生を解消することに成功した。
以下、本考案を実施例に沿って説明する。
図1は、本考案の耐水性を有する壁及び床材の斜視図を示している。該耐水性を有する壁及び床材1は、中質繊維板(ミディアム・デンシティ・ファイバーボード、以下MDFという)をその基材となる下地層2として使用している。
上記MDFは、木材チップを細かく綿状に解繊した繊維を接着剤と共に熱圧成板した木質繊維板で、軽量で高い強度及び耐水性を有しているので、各種建築用材料、家具、洗面化粧台やシステムキッチン等の水回り製品等として使用されている。
上記MDFは、素材として幼年木や間伐材を利用できるという極めて優れた特徴を有しているので、森林資源の有効利用、或いは世界的な森林資源の枯渇等の地球環境問題を考慮すると、世界的に注目されている新素材である。
しかも、天然木に有りがちなゆがみ、ねじれ、割れ等を回避し、その上天然木と変わらない感触を有し、且つ、強度・粘り強さが天然木の1.5〜3倍にも達し、水や湿気に対しても安定性があり、長期間使用しても表面に凹凸が生じないといった優れた特徴がある。
上記MDFを壁及び床材1の下地層2として使用するが、該MDFは、使用する箇所に合わせて適宜幅寸法、長さ寸法及び各種形状に合わせて加工することが容易であり、加工性に優れている。また、該MDFは、工場でMDFの板材として製造されたMDFを単体或いは2枚以上を重ね合わせて強固に結合したものを下地層2として使用する。
上記MDF相互を結合するのに使用する接着剤としては、イソシアネート系或いは酢酸ビニルエマルジョン系等の耐水性を有する接着剤が適している。
上記下地層2を形成するMDFの上部には、仕上層3として天然木をスライスした薄片の突板を重合する。天然木としては檜、杉、欅、桜、栗、松、楢等適宜なものが選択される。
上記重合手段としては前記した接着剤や従来のベニヤ板の下地層に突板を貼着するのに採用される各種接着剤を使用することも可能であるし、貼着以外或いはそれを併用した各種重合手段が採用される。
上記MDFと天然木突板を重合した耐水性を有する壁及び床材は、要求される厚さ、幅寸法、長さ寸法及び各種形状に応じて適宜に加工することができる。また、上記加工されたMDFを下地材とする耐水性を有する壁及び床材の表面に、必要に応じて滑り止となるノンスリップ加工を行うことができる。
上記加工としては、適宜間隔毎に長手・短手方向にV型溝を設けたもの、格子状にV型溝を設けたもの、各種模様に溝を設けたもの等の様々な溝を形成することができる。上記ノンスリップ加工により、滑り止め及び美観上優れた耐水性を有する壁及び床材を得ることができる。
上記耐水性を有する壁及び床材において、上記下地層2の上部に仕上層3を重合して結合した後、又は仕上層3に各種加工を施した後、その耐水性を高めるために、ウレタンプレポリマー樹脂系溶剤を含浸させることにより、MDF及び天然木突板の強度及び耐水性を増加させることができ、優れた壁及び床材を得ることが可能となった。また、耐候性を高めるためにアクリル系、アクリルシリコン系、フッ素系等の有機質系紫外線吸収剤或いはシリカ系等の無機質系紫外線吸収剤により紫外線吸収加工を施している。
本考案のMDFと天然木突板とを重合した耐水性を有する壁及び床材の斜視図を示している。
符号の説明
1 耐水性を有する壁及び床材
2 下地層
3 仕上層
4 防水、紫外線吸収加工

Claims (2)

  1. MDFの単体又は2枚以上を重ね合わせて下地層とし、該下地層の上部に仕上層として天然木突板を重合し、該MDFと天然木突板とを強固に結合してなることを特徴とするMDFと天然木突板とを重合した耐水性を有する壁及び床材。
  2. 表面に防水加工及び紫外線吸収加工を施してなることを特徴とする請求項1に記載のMDFと天然木突板とを重合した耐水性を有する壁及び床材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048008A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Goethe House Co Ltd 断熱壁構造
JP2015048693A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 パナソニック株式会社 木質床材
CN113123553A (zh) * 2021-03-10 2021-07-16 来安县扬子地板有限公司 一种高耐水性的复合地板及其加工工艺

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