JP3110385U - ブロック施工用冶具 - Google Patents

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Abstract

【課題】熟練工でなくても正確かつ効率的にブロック施工できるブロック施工用冶具を提供する。
【解決手段】複数のブロックを縦横に積層するブロック施工用冶具であって、前記複数のブロックにおける水平方向の隙間に設置する横目地用枠と、垂直方向の隙間に設置する縦目地枠とを有し、前記横目地用枠は、横目地の幅方向に設けた底部と、該底部から外側方向に傾斜した傾斜部と、該傾斜部の先端に設けたリブ部と、ブロックの側面に接するツバ部を有し、前記縦目地用枠は、縦目地の幅方向に設けた底部と、該底部から外側方向に傾斜した傾斜部と、ブロックの側面に接するツバ部を有することを特徴とするブロック施工用冶具。
【選択図】図1

Description

本考案は、複数のブロックを縦横に積層するブロック施工用冶具に関する。
住宅の外構やビルの部屋などの間仕切り等に用いる複数のブロックを一定の間隔で縦横に積層するブロック施工には、熟練した技術が必要となるうえ、数年以上の経験を有する熟練工であってもブロックの位置決めに手間がかかるという問題点があった。
即ち、従来のブロック施工方法は、云わば目見当でブロックを積み上げる方法であって、その手順を以下に示す。
1)ブロックの水平方向を確認するため、ミズ糸で高さの基準を作る。
2)ブロックの上にシャブトロ(水を充分含んだ砂とセメントの混合物)を鏝板(トロを 載せる台)からレンガ鏝で7〜8回すくい上げて載せる。
3)その上に新しいブロックを乗せて、目地巾が1cmで、かつ、ブロックが垂直・水平 になるようにトンカチで叩いて位置調整を行う。
4)その上積みブロックが垂直かどうかをサゲフリ(糸の先端に三角錘を装着した垂直方 向の点検具)でチェックする。
このような従来のブロック施工方法では、目地巾やシャブトロの水加減やブロックの前方向の傾斜等は、一切技能者(職人)の経験や勘に頼ることになるうえ、以上の工程を技能者一人で行うため分業の余地がないため、一日の工事量は100個程度が普通であった。
また、高所の工事は、セメントの硬化不足のため、一日、高さ1m以上の高さにブロックを積み上げることができなかった。
ブロック施工用冶具に関しては、従来から種々の提案がなされており、例えば特開平9-256511号公報には、建築物の外壁に用いるブロック状外装材を支持部材で支持する施工方法が開示されている。
しかし、特開平9-256511号公報に記載された施工方法は、建築物の周壁に支持部材を所定の間隔で打ち込んで、この支持部材にブロック状外装材を固定する方法であって、本考案が課題とするブロックを縦横に積層する施工方法には適用することができなかった。
特開平9-256511号公報
本考案は、前述のような従来技術の問題点を解決し、熟練工でなくても正確かつ効率的にブロック施工できるブロック施工用冶具を提供することを課題とする。
本考案は、前述の課題を解決するために、鋭意検討の結果考案されたものであり、その要旨とするところは実用新案登録請求の範囲に記載した通りの下記内容である。
(1)複数のブロックを縦横に積層するブロック施工用冶具であって、前記複数のブロックにおける水平方向の隙間に設置する横目地用枠と、垂直方向の隙間に設置する縦目地枠とを有し、前記横目地用枠は、横目地の幅方向に設けた底部と、該底部から外側方向に傾斜した傾斜部と、該傾斜部の先端に設けたリブ部と、ブロックの側面に接するツバ部を有し、前記縦目地用枠は、縦目地の幅方向に設けた底部と、該底部から外側方向に傾斜した傾斜部と、ブロックの側面に接するツバ部を有することを特徴とするブロック施工用冶具。
本考案によれば、横目地用枠および縦目地用枠を有する冶具によって複数のブロックの隙間を一定に保つことができるうえ、横目地用枠に設けたリブ部からセメント固化剤を注入することができるので、熟練工でなくても一日に250個程度のブロックを正確かつ効率的に施工できるブロック施工用冶具を提供することができるなど、産業上有用な著しい効果を奏する。
本考案を実施するための最良の形態について、図1乃至図3を用いて詳細に説明する。
図1は、本考案のブロック施工用冶具を設置した状態を示す全体図である。
図1において、1はブロック、2は横目地用枠、3は縦目地用枠を示す。
前述のように、従来、複数のブロックを縦横に積層する場合には、熟練した作業員が、目見当によってブロックの間隔を決め、ブロックの間にセメントを塗布することによって施工していた。
しかし、このような従来の施工方法では熟練工であっても一日に100個程度のブロックしか施工できなかった。
そこで本考案は、複数のブロック1を縦横に積層するブロック施工用冶具であって、前記複数のブロック1における水平方向の隙間に設置する横目地用枠2と、垂直方向の隙間に設置する縦目地枠3とを有し、前記横目地用枠2は、横目地の幅方向に設けた底部6と、該底部から外側方向に傾斜した傾斜部5と、該傾斜部の先端に設けたリブ部4と、ブロックの側面に接するツバ部7を有し、前記縦目地用枠3は、縦目地の幅方向に設けた底部6´と、該底部から外側方向に傾斜した傾斜部5´と、ブロックの側面に接するツバ部7´を有することを特徴とする。
本考案のブロック施工冶具を用いる枠組み工法の施工手順を以下に説明する。
1)ブロックの前処理工程として、ブロックの上面および下面から1〜2cmの高さに防 水処理を施す。
2)縦目地枠を立てた後、縦目地枠に設けられた穴に横目地枠の端部の突起を差し込んで 固定する。(同様の動作をブロック後面にも行う。)
3)ブロック前後の縦目地枠を連結バーで固定するか、または、縦目地枠の上部に固定枠 を設けて固定する。
4)ブロックの中央にあるブロックホールを硬化ビニール等の平板で塞ぎ、バサトロ(水 分が少なく、握った状態を保つ程度のセメント)を載せて、両脚鏝でトロを3mm程 度嵩上げ平坦にする。
5)横目地枠の上にブロックを載せ、枠とブロックの間に調整プレートを挿入することに よってブロック側面の位置調整を行う。
6)調整プレートを外し、その隙間にセメント固化剤(急結溶液)を注入する。
必要に応じて、バイブレータを横目地枠に取り付けて固化剤の浸透を促進させることによって、セメントが早く固まるため高所積みが可能となる。
7)その後数分して横目地枠を左右にずらしながら外すと目地押さえをしたことになり目 地の表面を整えることができる。
8)同様に、縦目地枠を上下にずらしながら外すことにより目地押さえを行う。
以上のように、本考案のブロック施工用冶具を用いることにより、横目地枠および縦目地枠に合わせてブロックを積み上げることができるので、従来の目見当による工事のように勘に頼らず、正確かつ効率的なブロック施工を行うことができるうえ、従来のような一日で積み上げるブロックの高さ制限もなく、工事量が増加するため、増大資材の運搬、目地枠の取付、取外し、固化剤の注入等、単純作業によってブロック施工が可能となるため、研修生共2人以上が協業で一日250個以上のブロックを施工することができる。
図2は、本考案に用いる横目地用枠を例示する詳細図であり、左側が側面図、右側が断面図を示す。
図2において、1はブロック、2は横目地用枠、4はリブ部、5は傾斜部、6は底部、7はツバ部、8は調整プレート、9は突起を示す。
本考案に用いる横目地用枠は、図2に示すように、矩形断面を有しており、横目地の幅方向に設けた底部6と、該底部6から外側方向に傾斜した傾斜部5と、該傾斜部5の先端に設けたリブ部4と、ブロックの側面に接するツバ部7を有している。
底部6はブロックの上下方向の隙間を一定に保つものであり、該底部6から外側方向に傾斜した傾斜部5は、上側のブロックを設置するときのクッションの役割を果たすとともに、施工後に横目地枠を取り外し易くすることができる。
傾斜部5の先端に設けたリブ部4は、セメントまたはモルタルを固化する固化剤(急結溶液)を注入する注入口として用いることができる。
ブロックの側面に接するツバ部7は、横目地枠をブロックの側面に合わせて設置する際の位置あわせの基準として用いることができる。
調整プレート8は、前述のように、上側に積むブロックの側面の位置調整用の基準として用いることができる。
突起9は、横目地枠2を縦目地枠3に設けられた穴に差し込んで固定するために用いることができる。
また、例えば横目地枠2に長穴を設け、この長穴に沿ってスライドさせる、若しくは、横目地枠2を二重構造にして互いにスライドさせることによって、横目地枠2を伸縮自在の構造とすることによって、前記の突起9を縦目地枠3に設けられた穴に差し込み易くすることができる。
図3は、本考案に用いる縦目地用枠を例示する詳細図であり、下側が側面図、上側が断面図を示す。
図3において、1はブロック、3は横目地用枠、5´は傾斜部、6´は底部、7´はツバ部、10は横目地枠挿入用の穴を示す。
本考案に用いる横目地用枠は、図3に示すように、矩形断面を有しており、縦目地の幅方向に設けた底部8と、該底部から外側方向に傾斜した傾斜部5´と、ブロックの側面に接するツバ部7´を有している。
底部8はブロックの左右方向の隙間を一定に保つものであり、該底部8から外側方向に傾斜した傾斜部5´は、横のブロックを設置するときのクッションの役割を果たすとともに、施工後に横目地枠を取り外し易くすることができる。
ブロックの側面に接するツバ部7´は、横目地枠をブロックの側面に合わせて設置する際の位置あわせの基準として用いることができる。
なお、本考案においては、横目地枠2および縦目地枠3の材質は問わないが、ブロック施工時に曲がらない程度の剛性が必要なので、厚さ1mm程度のメッキ鋼板を用いることが好ましい。
また、ブロックを積み上げる際に必要に応じて行う、ブロックの間に縦筋や横筋として丸棒を埋め込む方法や、モルタルを充填する方法は常法による。
本考案のブロック施工用冶具の実施形態を例示する全体図である。 本考案に用いる横目地用枠を例示する詳細図である。 本考案に用いる縦目地用枠を例示する詳細図である。
符号の説明
1 ブロック
2 横目地枠
3 縦目地枠
4 リブ部
5、5´ 傾斜部
6、6´ 底部
7,7´ ツバ部
8 調整プレート
9 突起
10 横目地枠挿入用の穴

Claims (1)

  1. 複数のブロックを縦横に積層するブロック施工用冶具であって、
    前記複数のブロックにおける水平方向の隙間に設置する横目地用枠と、垂直方向の隙間に設置する縦目地枠とを有し、
    前記横目地用枠は、横目地の幅方向に設けた底部と、該底部から外側方向に傾斜した傾斜部と、該傾斜部の先端に設けたリブ部と、ブロックの側面に接するツバ部を有し、
    前記縦目地用枠は、縦目地の幅方向に設けた底部と、該底部から外側方向に傾斜した傾斜部と、ブロックの側面に接するツバ部を有することを特徴とするブロック施工用冶具。
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