JP3110225B2 - オンラインロールプロファイル計測装置 - Google Patents

オンラインロールプロファイル計測装置

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JP3110225B2
JP3110225B2 JP05266960A JP26696093A JP3110225B2 JP 3110225 B2 JP3110225 B2 JP 3110225B2 JP 05266960 A JP05266960 A JP 05266960A JP 26696093 A JP26696093 A JP 26696093A JP 3110225 B2 JP3110225 B2 JP 3110225B2
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省三 横田
耕一 竹野
宏 関根
慎二 岡崎
和文 網野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機等のオンライン
ロール研削装置において、回転するロールのプロファイ
ルを検出するロールプロファイル計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延機においては、帯鋼の圧延の累積に
伴ってワークロールと帯鋼とが接触する領域での摩擦が
進展し、このワークロールの部分的摩擦によって帯鋼の
板形状が悪化するため、それを防止するためにワークロ
ールをオンラインで研削している。この場合、回転して
いるワークロールの周面のプロファイルを検出し、予め
設定した目標プロファイルとの差を求めて研削パターン
を設定し、この研削パターンに基づいてワークロールの
周面を研削している。
【0003】通常、オンラインロール研削装置にあって
は、圧延機のワークロールの軸方向に沿って砥石台がオ
シレート自在に配設されており、この砥石台に砥石とロ
ールプロファイル計測装置がワークロールの軸方向に沿
って複数並設され、且つ、ワークロールの軸方向と直交
する方向に沿って移動自在に設けられている。
【0004】図7に基づいて従来のオンラインロールプ
ロファイル計測装置を説明する。図7には従来のオンラ
インロールプロファイル計測装置を備えたオンラインロ
ール研削装置の一例を示してある。
【0005】図に示すように、上,下サポートフレーム
1,2には、上,下ワークロール3,4の軸心C3 と平
行なレール5,6が設けられ、レール5,6に沿って
上,下ベース7,8が移動自在に支持されている。上,
下ベース7,8は油圧シリンダ9,10によって上,下
ワークロール3,4の軸心C3 に沿って往復動される。
上,下ベース7,8にはモータ11,12で駆動される
スクリュージャッキ13,14が設けられ、スクリュー
ジャッキ13,14には、上,下ケーシング15,16
が支持されている。図中17,18はガイドである。
【0006】上,下ケーシング15,16には研削機1
9,20が設けられ、研削機19,20は上,下ワーク
ロール3,4の軸方向に沿って複数配されている。研削
機19,20には砥石21,22が設けられ、研削機1
9,20は図示しないアクチュエータによって上,下ワ
ークロール3,4の外周面に対して進退移動する。研削
機19,20には変位検出器23,24が設けられ、変
位検出器23,24には超音波センサ25,26が内装
されている。変位検出器23,24はモータ27,28
で回転されるピニオン29,30及びラック31,32
を介して砥石21,22の軸線に沿って移動される。超
音波センサ25,26のセンサ軸心C1は砥石軸心C2
からh1 だけずらして設定されている。
【0007】上述したオンラインロール研削装置の作用
を説明する。
【0008】モータ27,28の駆動によりピニオン2
9,30及びラック31,32を介して変位検出器2
3,24を移動させ、回転している上,下ワークロール
3,4の被研削外周面に超音波センサ25,26を接近
させて計測位置を設定する。スクリュージャッキ13,
14により上,下ケーシング15,16をそれぞれ昇降
させ、超音波センサ25,26の高さを調節して上,下
のセンサ軸心C1 と上,下ワークロール3,4のロール
軸心C3 とをそれぞれ交差させる。次に、油圧シリンダ
9,10の駆動により上,下ベース7,8をレール5,
6に沿って移動させ、変位検出器23,24をそれぞれ
オシレートさせながら変位検出器23,24内の図示し
ないノズルから上,下ワークロール3,4の被研削外周
面に水柱を噴射する。そして、超音波センサ25,26
から水柱を介して超音波を発射し、そのエコーによって
距離を連続して測定し、距離の変位によって上,下ワー
クロール3,4のプロファイルをそれぞれ計測する。
【0009】プロファイルを計測した後、モータ27,
28の駆動により変位検出器23,24を研削機19,
20にそれぞれ収納する。図に二点鎖線で示すように、
スクリュージャッキ13により上ケーシング15を上昇
させると共に、スクリュージャッキ14により下ケーシ
ング16を下降させ、砥石軸心C2 と軸心C3 とを所要
のオフセット量hに設定する。オフセット量hを設定し
た後、研削機19,20を移動させて砥石21,22を
回転している上,下ワークロール3,4に押圧し、砥石
21,22を従動回転させる。同時に油圧シリンダ9,
10の駆動により上,下ベース7,8をレール5,6に
沿って移動させ、研削機19,20をオシレートさせな
がら計測されたプロファイルを考慮して上,下ワークロ
ール3,4の外周面をそれぞれ研削する。研削終了後、
砥石21,22を上,下ワークロール3,4から引離
し、上,下ケーシング15,16を下降及び上昇させ
る。再び変位検出器23,24を計測位置に移動させ、
研削後の上,下ワークロール3,4のプロファイルを計
測する。このような計測及び研削を反復し、上,下ワー
クロール3,4をオンラインで補修する。
【0010】上ワークロール3のギャップG(パスライ
ンPからの高さ)やロール径が変更になると、ロール軸
心C3 の昇降分スクリュージャッキ13によって上ケー
シング15を昇降させる。上ケーシング15の昇降によ
りセンサ軸心C1 をロール軸心C3 と交差させ、ロール
径の変更の場合は、超音波センサ25の上ワークロール
3からの距離を調節する。また、下ワークロール4の径
が変更になると、ロール軸心C3 の昇降分スクリュージ
ャッキ14によって下ケーシング16を昇降させてセン
サ軸心C1 をロール軸心C3 と交差させ、更に、超音波
センサ25の下ワークロール4からの距離を調節する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上,下ワークロール
3,4のプロファイルの計測は、先行圧延材の後端部が
通過し、次の圧延材の先端部を上,下ワークロール3,
4が噛み込むまでの間に行なわれる。ところが、従来の
オンラインロールプロファイル計測装置では、研削前後
のプロファイル計測毎にスクリュージャッキ13,14
によって超音波センサ25,26を昇降させるので、こ
の昇降に長時間を要してしまう。従って、先行圧延材の
圧延終了と次の圧延材の圧延開始との間の時間が長くな
るので、プロファイル計測と研削のタイムラグが大きく
なって計測精度が低下し、ラインのダウンタイムが増大
していた。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、圧延ロールの軸心に対して砥石の軸
心がオフセットされた研削機を備え、圧延ロールの外周
面に対向して圧延ロールの軸方向に列設された距離セン
サと、距離センサを圧延ロールの外周面に対して進退さ
せる計測方向移動手段と、距離センサを圧延ロールの軸
方向に往復移動させるオシレート手段とを備えたオンラ
インロールプロファイル計測装置において、距離センサ
の計測方向の中心軸を砥石の軸心に対して一定角度傾斜
させて設け、距離センサを回動させる距離センサ回動手
段を備え、圧延ロールの軸心の位置に応じて距離センサ
回動手段により距離センサを回動させると共に計測方向
移動手段により距離センサを進退させて計測方向の中心
軸を圧延ロールの軸心に交差させるようにしたことを特
徴とする。
【0013】
【作用】距離センサ回動手段によって距離センサを回動
させると共に、計測方向移動手段により距離センサを進
退させ、計測方向の中心軸を圧延ロールの軸心に交差さ
た状態で、回転している圧延ロールの被研削外周面と
の距離を調節して計測位置を設定する。オシレート手段
によって距離センサを圧延ロールの軸方向に往復動さ
せ、圧延ロールの被研削外周面との距離を連続して測定
し、その変位によって圧延のプロファイルを計測する。
【0014】圧延ロールの径の変更等で圧延ロールの軸
心位置が変化すると、距離センサ回動手段によって距離
センサを回動させて計測方向の中心軸を圧延ロールの軸
心に交差させると共に、計測方向移動手段によって距離
センサの計測位置を設定し、圧延ロールのプロファイル
を計測する。
【0015】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係るオンライン
ロールプロファイル計測装置を備えたオンラインロール
研削装置の側面、図2には制御装置の制御ブロック状況
を示してある。
【0016】図1に示すように、上,下サポートフレー
ム41,42には、上,下ワークロール43,44の軸
心C11と平行に延びる回動中心ピン(ピン)45,46
が設けられ、ピン45,46に上,下ケーシング47,
48がそれぞれ支持されている。上,下ケーシング4
7,48は、ピン45,46を中心に回動自在且つピン
45,46の軸方向に移動自在に支持されている。上,
下ケーシング47,48はオシレート手段としての油圧
シリンダ49,50によって上,下ワークロール43,
44の軸心C13に沿って往復動される。上ケーシング4
7にはガイドレール51a,51bが設けられ、下ケー
シング48にはガイドレール52a,52bが設けられ
ている。
【0017】上,下サポートフレーム41,42にはモ
ータ53,54で上下駆動されるスクリュージャッキ5
5,56が設けられ、スクリュージャッキ55,56の
上端はガイドレール51a,52aに摺接している。ま
た、上,下サポートフレーム41,42にはスタビライ
ザ57,58が設けられ、スタビライザ57,58の上
端はガイドレール51b,52bを支持している。つま
り、スクリュージャッキ55,56によりガイドレール
51a,52aを介して上,下ケーシング47,48が
ピン45,46を中心に回動し、モータ53,54、ス
クリュージャッキ55,56及びスタビライザ57,5
8によって距離センサ回動手段が構成されている。
【0018】上,下ケーシング47,48には研削機5
9,60が設けられ、研削機59,60には砥石61,
62が設けられ、研削機59,60は図示しないアクチ
ュエータによって上,下ワークロール43,44の外周
面に対し進退動する。研削機59,60には変位検出器
63,64が設けられ、変位検出器63,64には距離
センサとしての超音波センサ65,66が内装されてい
る。変位検出器63,64はモータ67,68で回転さ
れるピニオン69,70及びラック71,72を介して
砥石61,62の軸線に沿って移動され、超音波センサ
65,66と上,下ワークロール43,44の外周面と
の距離が調節される。つまり、モータ67,68、ピニ
オン69,70及びラック71,72によって計測方向
移動手段が構成されている。
【0019】超音波センサ65,66のセンサ軸心C12
は変位検出器63,64の軸心C13に対し、点S1 を中
心に角度βm 傾斜しており、軸心C13は砥石軸心C14
らh 11だけずらして設定されている。また、センサ軸心
12が上,下ワークロール43,44の軸心C11と交差
した状態で、砥石軸心C11との間には所定のオフセット
量hが設定される。
【0020】モータ53,54及びモータ67,68に
は回転角度検出器73,74,75,76が設けられ、
回転角度検出器73〜76の検出情報は制御装置77に
入力され、モータ53,54及びモータ67,68は制
御装置77により駆動制御される。
【0021】図2に示すように、回転角度検出器73,
75の検出信号は上各ストローク換算部81に入力さ
れ、上各ストローク比較演算部82に送られる。上ワー
クロール43のロールギャップG及びロール径は上各ス
トローク演算部83に入力され、上各ストローク演算部
83と上各ストローク比較演算部82との間で信号がや
り取りされる。上各ストローク比較演算部82の演算信
号は上各モータ作動指示部84に入力され、モータ5
3,67は上各モータ作動指示部84からの信号に基づ
いて駆動される。
【0022】また図2に示すように、回転角度検出器7
4,76の検出信号は下各ストローク換算部86に入力
され、下各ストローク比較演算部87に送られる。下ワ
ークロール44のロール径は下各ストローク演算部88
に入力され、下各ストローク演算部88と下各ストロー
ク比較演算部87との間で信号がやり取りされる。下各
ストローク演算部88の演算信号は下各モータ作動指示
部89に入力され、モータ54,68は下各モータ作動
指示部89からの信号に基づいて駆動される。
【0023】上ワークロール43のプロファイル計測に
おいて、上各ストローク演算部83には、図3で説明す
る次式が予め入力され、センサストロークSm 、ジャッ
キストロークHj が演算される。
【0024】
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】 (1)〜(4)式よりSm ,αを求める。
【数5】 m を(4)式に代入する。
【数6】
【0025】(6)式を満足するαを求める。(5)式
にαを代入してセンサストロークSm を求める。(3)
式からβを求める。(2)式にβを代入してジャッキス
トロークHj を求める。
【0026】下ワークロール44のプロファイル計測に
おいて、下各ストローク演算部88には、図4で説明す
る次式が予め入力され、センサストロークSm 、ジャッ
キストロークHj が演算される。
【0027】
【数7】
【数8】
【数9】
【数10】 (7)〜(10)式よりSm ,αを求める。
【数11】 m を(4)式に代入する。
【数12】
【0028】(6)式を満足するαを求める。(5)式
にαを代入してセンサストロークSm を求める。(3)
式からβを求める。(2)式にβを代入してジャッキス
トロークHj を求める。
【0029】上ワークロール43のプロファイル計測及
び研削を図5に基づいて説明する。
【0030】上ワークロール43のギャップG及びロー
ル径Dw またはギャップGもしくはロール径Dw を上各
ストローク演算部83に入力し(ステップS91)、
(1)〜(4)式によって点S2 からのパスラインPか
らの高さ(ジャッキストロークHj 及び距離δm の形成
に必要なセンサストロークSm を演算する(ステップS
92)。次に、上各モータ作動指示部84によってモー
タ53,67を作動させて変位検出器63をピン軸心C
15を中心にして回動させると共に、変位検出器軸心C13
方向に移動させ(ステップS93)、回転角度を回転角
度検出器73,75によって検出する(ステップS9
4)。上各ストローク換算部81は回転角度検出器7
3,75で検出されたモータ53,67の回転角度をセ
ンサストロークSm 及びジャッキストロークHj に換算
し(ステップS95)、検出ストロークと演算値Sm
j とを上各ストローク比較演算部82によって比較演
算する(ステップS96)。検出ストロークが所要のス
トロークSm ,Hj になると上各モータ作動指示部84
によってモータ53,67を停止させ、センサ軸心C14
をロール軸心C11と交差させると共に所要の距離δm
形成し、ロール軸方向に列設された超音波センサ65の
計測位置を設定する(ステップS97)。
【0031】次に、変位検出器63及び超音波センサ6
5を油圧シリンダ49によってオシレートさせながら変
位検出器63内の図示しないノズルから回転している上
ワークロール43の被研削外周面に水柱を噴射し、水柱
を介して超音波センサ65から超音波を発射し、超音波
のエコーによって距離δm を連続して測定し、距離δ m
の変位によって上ワークロール43のプロファイルを計
測する(ステップS98)。計測終了後、変位検出器6
3及び超音波センサ65を研削機59に収納し、砥石軸
心C14とロール軸心C11とが所要のオフセット寸法hで
オフセットした状態で、回転している上ワークロール4
3に砥石61を押圧して回転させると共にオシレートさ
せ、計測したプロファイルを考慮して上ワークロール4
3の外周面をそれぞれ研削する。研削終了後、砥石61
を上ワークロール43から引離し、前述と同様に研削後
の上ワークロール43のプロファイルを計測する。計測
及び研削を繰り返し、上ワークロール43をオンライン
で補修する。
【0032】上ワークロール43のギャップGやロール
径Dw が変更になった場合、変更後のギャップGやロー
ル径Dw を上各ストローク演算部83に入力し、前述と
同様に上ワークロール43のプロファイル計測及び研削
補修を行なう。
【0033】下ワークロール44のプロファイル計測及
び研削を図6に基づいて説明する。
【0034】下ワークロール44のロール径Dw を下各
ストローク演算部88に入力し(ステップS101)、
(5)〜(8)式によってジャッキ基準点S2 からの高
さJ S 及び距離δm の形成に必要なセンサストロークS
m を演算する(ステップS102)。次に、下各モータ
作動指示部89によってモータ54,68を作動させて
変位検出器64をピン軸心C15を中心にして回動させる
と共に、変位検出器軸心C13方向に移動させ(ステップ
S103)、回転角度を回転角度検出器74,76によ
って検出する(ステップS104)。下各ストローク換
算部86は回転角度検出器74,76で検出されたモー
タ54,68の回転角度をセンサストロークSm 及びジ
ャッキストロークJs に換算し(ステップS105)、
検出ストロークと演算値Sm ,Js とを下各ストローク
比較演算部87によって比較演算する(ステップS10
6)。検出ストロークが所要のストロークSm ,Js
なると下各モータ作動指示部89によってモータ54,
68を停止させ、センサ軸心C14をロール軸心C11と交
差させると共に所要の距離δm を形成し、ロール軸方向
に列設された超音波センサ66の計測位置を設定する
(ステップS107)。
【0035】次に、変位検出器64及び超音波センサ6
6を油圧シリンダ50によってオシレートさせながら変
位検出器64内の図示しないノズルから回転している下
ワークロール44の被研削外周面に水柱を噴射し、水柱
を介して超音波センサ66から超音波を発射し、超音波
のエコーによって距離δm を連続して測定し、距離δ m
の変位によって下ワークロール44のプロファイルを計
測する(ステップS108)。計測終了後、変位検出器
64及び超音波センサ66を研削機60に収納し、砥石
軸心C14とロール軸心C11とが所要のオフセット寸法h
でオフセットした状態で、回転している下ワークロール
44に砥石62を押圧して回転させると共にオシレート
させ、研削したプロファイルを考慮して下ワークロール
44の外周面をそれぞれ研削する。研削終了後、砥石6
2を下ワークロール44から引離し、前述と同様に研削
後の下ワークロール44のプロファイルを計測する。計
測及び研削を繰り返し、下ワークロール44をオンライ
ンで補修する。
【0036】下ワークロール44のロール径Dw が変更
になると、変更後のロール径Dw を下各ストローク演算
部88に入力し、前述と同様に下ワークロール44のプ
ロファイル計測及び研削補修を行なう。
【0037】上述したプロファイル計測装置は、上,下
ケーシング47,48を回動させるようにしたので、
上,下ワークロール43,44のロール径Dw や上ワー
クロール43のギャップGが変更になっても、上,下ケ
ーシング47,48を回動させるだけでセンサ軸心C12
とロール軸心C11を交差させることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明のオンラインロールプロファイル
計測装置は、距離センサを砥石の軸心に対して一定角度
傾斜させて設け、圧延ロールの軸心の移動に追従して
距離センサを回動させる距離センサ回動手段と、距離セ
ンサを進退させる計測方向移動手段とを設けたので、圧
延ロールのロール径やギャップが変更になっても、距離
センサを回動させると共に距離センサを進退させるだけ
でセンサ軸心とロール軸心を交差させることができ、ロ
ール研削とのタイムラグを解消してプロファイルの計測
精度を向上させ、プロファイル時間を短縮することがで
きる。この結果、先行圧延材の圧延終了と後行圧延材の
圧延開始との間の時間を短縮することが可能になり、ラ
インのダウンタイムを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオンラインロールプロ
ファイル計測装置を備えたオンラインロール研削装置の
側面図。
【図2】制御装置の制御ブロック図。
【図3】演算式の説明図。
【図4】演算式の説明図。
【図5】動作を説明するフローチャート。
【図6】動作を説明するフローチャート。
【図7】従来のオンラインロールプロファイル計測装置
を備えたオンラインロール研削装置の側面図。
【符号の説明】
41 上サポートフレーム 42 下サポートフレーム 43 上ワークロール 44 下ワークロール 45,46 回動中心ピン(ピン) 47 上ケーシング 48 下ケーシング 49,50 油圧シリンダ 53,54 モータ 55,56 スクリュージャッキ 59,60 研削機 61,62 砥石 63,64 変位検出器 65,66 超音波センサ 67,68 モータ 69,70 ピニオン 71,72 ラック 77 制御装置 C11 ロール軸心 C12 センサ軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹野 耕一 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 関根 宏 神奈川県川崎市川崎区南渡田一丁目1番 日本鋼管株式会社 京浜製鉄所内 (72)発明者 岡崎 慎二 神奈川県川崎市川崎区南渡田一丁目1番 日本鋼管株式会社 京浜製鉄所内 (72)発明者 網野 和文 神奈川県川崎市川崎区南渡田一丁目1番 日本鋼管株式会社 京浜製鉄所内 (56)参考文献 特開 平5−34134(JP,A) 特開 昭63−265106(JP,A) 特開 昭62−93608(JP,A) 特開 平4−284908(JP,A) 特開 昭60−247413(JP,A) 特開 昭61−4912(JP,A) 特開 昭63−199512(JP,A) 実開 昭62−174705(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 17/00 - 17/08 B21B 28/00 - 28/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延ロールの軸心に対して砥石の軸心が
    オフセットされた研削機を備え、圧延ロールの外周面に
    対向して圧延ロールの軸方向に列設された距離センサ
    と、距離センサを圧延ロールの外周面に対して進退させ
    る計測方向移動手段と、距離センサを圧延ロールの軸方
    向に往復移動させるオシレート手段とを備えたオンライ
    ンロールプロファイル計測装置において、距離センサの
    計測方向の中心軸を砥石の軸心に対して一定角度傾斜さ
    せて設け、距離センサを回動させる距離センサ回動手段
    を備え、圧延ロールの軸心の位置に応じて距離センサ回
    動手段により距離センサを回動させると共に計測方向移
    動手段により距離センサを進退させて計測方向の中心軸
    を圧延ロールの軸心に交差させるようにしたことを特徴
    とするオンラインロールプロファイル計測装置。
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