JP3109936B2 - カメラのデータ記録装置 - Google Patents

カメラのデータ記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、予め決められた中よ
りメッセージを選択し、その内容を画像記録媒体へ記録
するカメラのデータ記録装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルム面に日付や時刻等を
写し込む装置を備えたカメラは知られている。この種の
機能を備えることにより、子供の成長の記録、写真の整
理等に非常に役立っている。
【0003】また、近年、予め決められた中より任意の
メッセージを選択し、これをフィルム面に写し込むこと
を可能にしたものも知られている。さらに、特願昭4−
40738号には、日本語,英語,ドイツ語等、各国語
別に複数のメッセージをそれぞれグループとしてメモリ
に記録しておき、複数のグループの中より1つのグルー
プを選択可能とする手段、更に1グループの中より任意
のメッセージを選択可能とする手段を備え、これら選択
手段を操作することにより、撮影者に任意の国語による
任意のメッセージを写し込みデータとして設定できるよ
うにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、日本人
であれば、例えば“おめでとう”と“HAPPY BI
RTHDAY”なる語を、1駒内に、或は、最初の駒に
は前者にて、次の駒には後者にて、というように、日本
語のメッセージと共に英語のメッセージの両方を習慣的
に使用する場合が多々あるが、上記の構成の装置におい
ては、これを実現しようとした場合、撮影途中で上記の
二度の選択操作をいちいち行わなければならず、繁雑な
操作を撮影者に強要するものであった。
【0005】 (発明の目的) 本発明の目的は、二つ
以上のグループにまたがってのメッセージ選択の操作性
を大幅に向上させることのできるカメラのデータ記録
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、本発明は、優先グループ指定手段により指定され
たグループが所定のグループであるか否かを判別する判
別手段と、該判別手段による判別が所定のグループであ
った場合、メッセージ選択手段の操作に応答して、該所
定のグループのメッセージに、他の少なくとも一つのグ
ループに含まれるメッセージを加えたメッセージ群中よ
りメッセージ情報を選択し、データ記録手段へ出力する
メッセージ情報出力手段とを設け、優先グループ指定手
段により所定のグループが選択された場合、メッセージ
選択手段の操作により、該所定のグループ内のみなら
ず、他の少なくとも一つのグループ内のメッセージをも
記録情報として選択できる構成にしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1は本発明の第1の実施例のデータ写し
込み装置を備えたカメラの要部構成を示すブロック図で
ある。
【0009】図1(a)において、1は各種回路の動作
を制御するシステムコントローラ、2はプログラムやデ
ータを記憶するROM、3はデータを記録するRAM、
4はフィルムに写し込む文字のパターンを記憶している
フォントROM、5は後述の液晶表示器(以下、LCD
と記す)を駆動するLCDドライバ、6はカメラの状態
や写し込むメッセージ番号などを表示するLCD、7は
文字写し込み用の後述の赤外発光ダイオード(以下、L
EDと記す)を駆動するLEDドライバ、8はフィルム
10面に文字を写し込むために該フィルム10の走行方
向に対し垂直に1列に並べられた複数個のドット状のL
ED、9は前記LED8の像をフィルム10面に投影す
る結像レンズである。
【0010】11は優先国指定スイッチ、12は同じく
優先国指定スイッチ、13はメッセージの国語を変更す
る国語変更スイッチ、14は写し込むメッセージを変更
するメッセージ選択スイッチであり、これらは上記シス
テムコントローラ1の入力ポートPSW0,PSW1,
CSW,MSWにそれぞれ接続されている。
【0011】15はフィルム給送に伴ってフィルム10
の移動と共に回転するローラー、16は前記ローラー1
5と同軸で一緒に回転するパルス板、17はパルス板1
6の回転により文字を写し込むタイミングを検出するフ
ォトインタラプタである。18は前記フォトインタラプ
タ18の出力を検出するPI検出回路であり、ここで検
出されたパルスは前記システムコントローラ1の入力ポ
ートPIPLSに入力される。
【0012】図1(b)において、19はカメラの電
源、20は電源スイッチ、21は上述したメッセージ選
択のための各回路を含むカメラの電気回路である。
【0013】図2は上記の構成より成るカメラの外観斜
視図であり、図1の同じ部分は同一符号を付してある。
【0014】図2において、22はシャッタレリーズボ
タンである。
【0015】図3は、二つの優先国指定スイッチ11,
12の状態とその各々の場合に指定される優先指定国語
の対応を示す図である。
【0016】図4は、図1に示したRAM3内に記憶さ
れるデータのラベルとその内容を示す図である。
【0017】PCNUMは優先国語番号を示すラベルで
あり、CNUMは国語番号を示すラベルであり、MNU
Mはメッセージ番号のラベルである。
【0018】図5は、国コード(COUNTRY CO
DE),メッセージナンバー(MESSAGE COD
E),LCD6における表示内容(LCD DISPL
AY),写し込まれるメッセージ内容それぞれの対応を
示す図である。
【0019】図6〜図8は、本発明に係る部分のカメラ
の動作を説明するフローチャートである。
【0020】図9は、本発明の第1の実施例におけるメ
ッセージ選択時の国語変更スイッチ13(CSW)とメ
ッセージ選択スイッチ14(MSW)の操作による状態
遷移を示す図である。
【0021】次に、上記の図6〜図8のフローチャート
にしたがって動作説明を行う。なお、これらフローの説
明において、便宜上、各スイッチの番号は該スイッチが
接続される入力ポート名(例えば、優先国指定スイッチ
11→優先国指定スイッチPSW0)にて示す。
【0022】まず、カメラの電源スイッチ20が投入さ
れた時の動作について、図6にしたがって説明する。
【0023】 カメラの電源が投入されると、システム
コントロー1はステップ1からの動作を開始する。 [ステップ101] 指定されるメッセージナンバーを
0にクリアする。 [ステップ102] 優先国語指定スイッチ(PSW0
ないしPSW1)の状態を判別する。この結果、優先国
語指定スイッチPSW0及びPSW1が共にOFFであ
った場合は、ステップ103へ進む。 [ステップ103] 優先国語を“Japanese”
と決定する。 [ステップ104] RAM3内の優先国記憶エリア
(PCNUM)にデータ「0H」を記憶する。また同時
に、現在の指定国語記憶エリア(CNUM)に「0H」
を記憶する。 [ステップ105] 国コード「日本語」、メッセージ
コード「0H」が選択されていることをLCD6に表示
する。この時のLCD6における表示例を示したのが図
10である。
【0024】また、上記ステップ102において、優先
国語指定スイッチPSW0がOFF,PSW1がONで
あると判別した場合には、ステップ106へ進む。 [ステップ106] 優先国語を“English”と
決定する。 [ステップ107] RAM3内の優先国記憶エリア
(PCNUM)にデータ「1H」を記憶する。また同時
に、現在の指定国語記憶エリア(CNUM)に「1H」
を記憶する。
【0025】上記ステップ108の動作終了後は、ステ
ップ105へ進み、国コード「英語」、メッセージコー
ド「0H」が選択されていることをLCD6に表示す
る。この時のLCD6における表示例を示したのが図1
1である。
【0026】また、上記ステップ102において、優先
国語指定スイッチPSW0がON,PSW1がOFFで
あると判別した場合には、ステップ108へ進む。 [ステップ108] 優先国語を“French”と決
定する。 [ステップ109] RAM3内の優先国記憶エリア
(PCNUM)にデータ「2H」を記憶する。また同時
に、現在の指定国語記憶エリア(CNUM)に「2H」
を記憶する。
【0027】上記ステップ109の動作終了後は、ステ
ップ105へ進み、国コード「フランス語」、メッセー
ジコード「0H」が選択されていることをLCD6に表
示する。
【0028】また、上記ステップ102において、優先
国語指定スイッチPSW0,PSW1が共にONである
と判別した場合には、ステップ110へ進む。 [ステップ110] 優先国語を“Deutsche”
と決定する。 [ステップ111] RAM3内の優先国記憶エリア
(PCNUM)にデータ「3H」を記憶する。また同時
に、現在の指定国語記憶エリア(CNUM)に「3H」
を記憶する。
【0029】上記ステップ111の動作終了後は、ステ
ップ105へ進み、国コード「ドイツ語」、メッセージ
コード「0H」が選択されていることをLCD6に表示
する。
【0030】次に、メッセージ選択用の国語変更スイッ
チCSWが操作された場合の動作について、図7のフロ
ーチャートにしたがって説明する。
【0031】国語変更スイッチCSWの状態が変化する
と、ステップ201からの動作を開始する。 [ステップ201] 状態変化後の該国語変更スイッチ
CSWの状態を判別し、ONしていればステップ202
へ進み、OFFであればここでの処理を終了する。 [ステップ202] 国コード(CNUM)をインクリ
メントする。 [ステップ203] インクリメントした「CNUM」
の値を判別し、この時の値が「4H」ならばステップ2
04へ進み、「4H」以外であればステップ205へ進
む。 [ステップ204] 現在の値が「4H」であるので、
「CNUM」の値を「0H」にクリアする(選択可能な
値は「0H」,「1H」,「2H」,「3H」のみであ
るので)。
【0032】これにより、国語選択は4ケ国の循環
(「0H」→「1H」→「2H」→「3H」→「0H」
→……)で変更されるように構成されている。 [ステップ205] 選択されたメッセージの国語コー
ドとメッセージナンバーをLCD6に表示する。
【0033】次に、メッセージ選択スイッチMSWが操
作された場合について、図8のフローチャートにしたが
って説明する。
【0034】この実施例では、以下に述べるように、優
先指定国として「Japanese」が選択されている
際には、前述した様に日本人の場合、日本語のメッセー
ジと共に英語のメッセージの両方を習慣的に使用する場
合が多々あることから、このメッセージ選択スイッチM
SWの操作のみにて、日本語のメッセージと英語のメッ
セージの両方を循環(図5にて示すと、「CNUM=0
Hの0H→1H→2H→3H→4H、次いで、CNUM
=1Hの0H→1H→2H→3H→4H、更に操作され
ると最初に戻って、CNUM=0Hの0H→……)して
選択できる構成としている。
【0035】メッセージ選択スイッチMSWの状態が変
化すると、ステップ301からの動作を開始する。 [ステップ301] 状態変化後の該メッセージ選択ス
イッチMSWの状態を判別し、ONしていればステップ
302へ進み、OFFであればここでの処理を終了す
る。 [ステップ302] メッセージ番号記憶エリア(MN
UM)をインクリメントする。 [ステップ303] インクリメントした「MNUM」
の値を判別し、この時の値が「5H」ならばステップ3
04へ進み、「5H」以外であればステップ309へ進
む。 [ステップ304] 優先国語(PCNUM)を判別
し、「0H(Japanese)」であるならばステッ
プ305へ進み、「0H」以外ならばステップ308へ
進む。 [ステップ305] 現在設定されている国語(CNU
M)を判別し、この値が「0H(Japanese)」
ならばステップ306へ進み、「1H(Englis
h)」ならばステップ307へ進み、それ以外の場合は
ステップ308へ進む。 [ステップ306] 「0H(Japanese)」が
設定されていたので、ここでは国語を循環させ、設定国
語(CNUM)を「1H(English)」とする。 [ステップ307] 「1H(English)」が設
定されていたので、ここでは国語を循環させ、設定国語
(CNUM)を「0H(Japanese)」に戻す。 [ステップ308] 現在の値が「5H」であるので、
「MNUM」の値を「0H」にクリアする(選択可能な
値が「0H」,「1H」,「2H」,「3H」,「4
H」のみであるので)。 [ステップ309] 設定国語(CNUM)とメッセー
ジ番号(MNUM)の値により設定されるメッセージ番
号をLCD6に表示する。
【0036】以上の様に、図9の状態遷移図に示す通
り、優先指定国が「Japanese」の場合、メッセ
ージ“J−5”が選択されている状態でメッセージ選択
スイッチMSWが操作されると、次に“E−1”が選択
されることになる。
【0037】ここで、選択国語(CNUM)とメッセー
ジ番号(MNUM)によりLCD6に表示される内容
“J−1とかD−3”は、ROM2の内部にテーブル状
に記憶されている。したがって、選択国語(CNUM)
とメッセージ番号(MNUM)の値を参照することによ
り、LCD6における上記の如き表示を可能とすること
ができる。
【0038】例えば、CNUM=0H,MNUM=3H
ならば“J−4”、CNUM=2H,MNUM=4Hな
らば“F−5”と表示される。
【0039】次に、選択されたメッセージのフィルム1
0への写し込み時の動作について説明する。なお、この
実施例における写し込みは、レリーズ後のフィルム10
の巻上げ中に実行されるものとする。
【0040】フィルム10の移動をローラー15とパル
ス板16,フォトインタラプタ17により検出し、検出
した同期パルスに同期させ、フィルム10の走行方向に
対し垂直に1列に並べられた複数個のドット状のLED
8を点滅させる。このLED8の点滅は結像レンズ9に
よりフィルム10上に像として結ばれる。
【0041】フィルム10の移動に同期させ、LED8
を各々点滅させる方法は次の通りである。
【0042】先ず、選択国語(CNUM)とメッセージ
番号(MNUM)により指定されるメッセージ内容を判
別する。例えば、「CNUM=0H」,「MNUM=3
H」ならば、写し込むメッセージは“MERRY XM
AS”となる。次に、このメッセージのキャラクタコー
ドを写し込む順に端のキャラクタよりフォントROM4
に与える。フォントROM4は与えられたキャラクタコ
ードに相当するフォントデータをLEDドライバ7に出
力する。これにしたがってLED8は点滅し、フィルム
10面に文字の写し込まれる。
【0043】(第2の実施例)上記第1の実施例では、
優先国の指定を二つのスイッチによって行う構成として
いたが、これをEEPROM(不揮発性メモリ)により
構成したものを第2の実施例とする。
【0044】図12は本発明の第2の実施例のデータ写
し込み装置を備えたカメラの要部構成を示すブロック図
であり、図1と同じ部分は同一符号を付してある。
【0045】図12において、23はEEPROM、2
4はその読出し回路であり、読出されたデータはシステ
ムコントローラ1の入力ポートEPDへ入力される。
【0046】図13はメッセージ選択用の国語変更スイ
ッチCSWが操作された場合の動作を示すフローチャー
トである。なお、第1の実施例と同じ動作部分は同一の
ステップ番号を付すと共にその説明は省略する。
【0047】 ステップ30において、インクリメン
トした「MNUN」の値が「5H」であるならばステッ
プ310へ進む。 [ステップ310] 読出し回路24によって読出され
ている優先国語(PCNUM)を判別し、「0H(Ja
panese)」であるならばステップ305へ進み、
「0H」以外ならばステップ308へ進む。
【0048】上記の様に、EEPROM23により構成
することにより、カメラの他のデータと共に記憶でき、
製造工程でその都度スイッチ操作を行うより製造コスト
を低減することが可能となる。また、スイッチが半田ブ
リッジ処理により設定されるものに対して、製造後の設
定変更処理が簡便に行える。
【0049】尚、優先国のデータの読み込みは、図13
に示すように国語変更スイッチCSWの状態変化時に行
うようにしてもよいし、電源投入時の処理時に一度読み
込み、RAM3内に記憶させておくようにしてもよい。
【0050】 以上の第1及び第2の実施例によれば、
優先指定国として「Japanese」が選択されてい
る際には、日本人の場合、日本語のメッセージと共に英
語のメッセージの両方を習慣的に使用する場合が多々あ
ることから、このメッセージ選択スイッチMSWの操作
のみにて、二つのグループにまたがった、日本語のメッ
セージと英語のメッセージの両方を順次選択できるよう
にしているため、撮影中に異なる国語によるメッセージ
を写し込みたいといった際の操作が簡単になり、非常に
使い勝手の良いものとすることが可能となる。(発明と実施例の対応) 上記実施の各実施例において、RAM3が本発明の記憶
手段に、国語変更スイッチ13及び図7の動作を実行す
る部分が本発明のグループ選択手段に、メッセージ選択
スイッチ14及び図8のステップ#301〜#303,
#308の動作を行う部分が本発明のメッセージ選択手
段に、図6のステップ#106〜#111の動作を実行
する部分が本発明の優先グループ指定手段に、LEDド
ライバ7,LED8,結像レンズ10が本発明のデータ
記録手段に、図8のステップ#304,図13のステッ
プ#310を実行する部分が本発明の判別手段に、図8
及び図13のステップ#306,#307を実行する部
分が本発明のメッセージ情報出力手段に、それぞれ相当
する。また、日本語又は英語のメッセージより成るグル
ープが本発明の所定のグループに相当する。
【0051】(変形例)本実施例では、図5に示すよう
に、グループ分けとして各国語別にしているが、これに
限定されるものではなく、異なるメッセージ群(一つの
メッセージでもよい)をそれぞれ一つのグループとし、
複数グループ有するものであればよい。例えば第1のグ
ループとして“川の魚の名前群”、第2のグループとし
て“海の魚の名前群”、第3のグループとして“植物の
名前群”、第4のグループとして“動物の名前群”と
し、“川の魚の名前群”を優先指定している場合、一つ
の操作部材により、「川の魚と海の魚の名前」の二つの
グループを順次選択できるようにしてもよい。
【0052】また、本実施例では、優先指定国として
「Japanese」が選択されている際は、このグル
ープにおけるメッセージと共に習慣的に使用される頻度
の高い「English」のメッセージをもメッセージ
選択スイッチMSWの操作のみにて順次選択可能な構成
としているが、更に習慣的に使用されるもの(この実施
例では国語)があれば、二つのグループに限ること無
く、三つ以上のグループにまたがったメッセージ群より
メッセージ選択スイッチMSWの操作のみにて順次選択
可能な構成にしてもよい。
【0053】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、優先グループ指定手段により指定されたグループが
所定のグループであるか否かを判別する判別手段と、該
判別手段による判別が所定のグループであった場合、メ
ッセージ選択手段の操作に応答して、該所定のグループ
のメッセージに、他の少なくとも一つのグループに含ま
れるメッセージを加えたメッセージ群中よりメッセージ
情報を選択し、データ記録手段へ出力するメッセージ情
報出力手段とを設け、優先グループ指定手段により所定
のグループが選択された場合、メッセージ選択手段の操
作により、該所定のグループ内のみならず、他の少なく
とも一つのグループ内のメッセージをも記録情報として
選択できる構成にしている。
【0054】よって、二つ以上のグループにまたがって
のメッセージ選択の操作性を大幅に向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のデータ写し込み装置を
備えたカメラの要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラの斜視図である。
【図3】図1の優先国指定スイッチと優先国指定の内容
の対応を示す図である。
【図4】図1のRAMのデータテーブルを示す図であ
る。
【図5】図1のROMのメッセージ内容テーブルを示す
図である。
【図6】図1のカメラに電源が投入された際の動作を示
すフローチャートである。
【図7】図1の国語変更スイッチが操作された場合の動
作を示すフローチャートである。
【図8】図1のメッセージ選択スイッチが操作された場
合の動作を示すフローチャートである。
【図9】図1の国語変更スイッチとメッセージ選択スイ
ッチの操作時の状態遷移図である。
【図10】図1のLCD6における表示の一例を示す図
である。
【図11】図1のLCD6における表示の他の例を示す
図である。
【図12】本発明の第2の実施例のデータ写し込み装置
を備えたカメラの要部構成を示すブロック図である。
【図13】図12のカメラにおいてメッセージ選択スイ
ッチが操作された場合の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 システムコントローラ 2 ROM 3 RAM 8 写し込み用のLED 11,12 優先国指定スイッチ 13 国語変更スイッチ 14 メッセージ選択スイッチ 23 EEPROM 24 読出し回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数ないし複数のメッセージより成る複
    数のグループを記録用データとして記憶した記憶手段
    と、前記複数のグループより一つを選択するグループ選
    択手段と、該グループ選択手段により選択されたグルー
    プ内より一つのメッセージを選択するメッセージ選択手
    段と、前記複数のグループ内より一つを優先グループと
    して指定する優先グループ指定手段と、入力されるメッ
    セージ情報を画像記録媒体へ記録するデータ記録手段と
    を備えたカメラのデータ記録装置において、前記優先グ
    ループ指定手段により指定されたグループが所定のグル
    ープであるか否かを判別する判別手段と、該判別手段に
    よる判別が所定のグループであった場合、前記メッセー
    ジ選択手段の操作に応答して、該所定のグループのメッ
    セージに、他の少なくとも一つのグループに含まれるメ
    ッセージを加えたメッセージ群中よりメッセージ情報を
    選択し、前記データ記録手段へ出力するメッセージ情報
    出力手段とを設けたことを特徴とするカメラのデータ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記グループ選択手段は、同じ言語で表
    される複数のメッセージから成る各グループのうちから
    何れかのグループを選択するものであることを特徴とす
    る請求項1記載のカメラのデータ記録装置。
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