JP3109916B2 - 商品加熱装置付き自動販売機 - Google Patents

商品加熱装置付き自動販売機

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JP3109916B2
JP3109916B2 JP04220541A JP22054192A JP3109916B2 JP 3109916 B2 JP3109916 B2 JP 3109916B2 JP 04220541 A JP04220541 A JP 04220541A JP 22054192 A JP22054192 A JP 22054192A JP 3109916 B2 JP3109916 B2 JP 3109916B2
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昌三 岩本
幸雄 木村
勝敏 橋口
弘行 垣内
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Daiwa Can Co Ltd
Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒーなどの缶入り
商品をホット商品として販売する商品加熱付き自動販売
機に関する。
【0002】
【従来の技術】頭記した自動販売機として、外扉の下部
に開口した商品取出口の内部に誘導加熱式の商品加熱装
置を装備しておき、庫内に収容したベンドラック(例え
ばサーペンタイン式ベンドラック)から商品取出口に自
重落下式に搬出した商品を加熱装置の上に移載し、ここ
で販売温度に急速加熱して販売に供するようにしたもの
が、特開平2−100791号公報などで公知である。
【0003】図7はかかる従来の商品加熱装置付き自動
販売機の構成を示すものである。図において、1は自動
販売機のキャビネット、2はその外扉、3は外扉2の下
部に開口した商品取出口、4は外扉2の背後に設けた断
熱性の内扉、5は商品取出口3に向けて内扉4の下部に
開口した商品搬出口の開閉フラッパ、6は庫内に設置し
て缶商品7を収納する例えばサーペンタイン式のベンド
ラック、8はベンドラック6の下方に設けたシュータ、
9は庫内の底部に配置した商品保冷用の冷却器、10は
冷却器8に併設した商品保温用のヒータ、11は庫内フ
ァン、12は冷凍機のコンデンシングユニットである。
ここで、庫内には複数基のベンドラック6が左右に並べ
て収設されており、各基のベンドラックと個々に対応し
てシュータ8,内扉4の開閉フラッパ5,商品取出口3
などが左右に並んで配列している。そして、各商品取出
口3ごとに、その内部には誘導加熱式の商品加熱装置1
3が設置されている。なお、前記自動販売機の販売動作
は周知であり、かつ商品加熱装置の動作は前記の特開平
2−100791号公報に開示されているのでここでは
省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の商品加熱装置付き自動販売機では、構造,取扱面で
次記のような問題点がある。 (1)一般的な缶系商品の自動販売機では、1台の自動
販売機で多品種の商品をホットないしコールド商品とし
て販売するために、庫内をホットあるいはコールド室と
して仕切った複数の各部屋ごとにベンドラックが配備さ
れており、かつ先記のようにベンドラックから搬出した
商品をシュータを経て商品取出口へ自重落下式に送り出
すようにしたものでは、庫内のベンドラックの配列に合
わせて外扉の下部には左右に並ぶ複数の商品取出口を備
えている。したがって、各室のベンドラックから搬出し
た商品を商品取出口の内部に装備した加熱装置に移載し
て急速加熱させるためには、図7で示したように各商品
取出口3ごとに1基ずつ商品加熱装置13を設置する必
要があり、そのために加熱装置の設置台数が増してコス
ト高となる。
【0005】(2)ベンドラック6から搬出した商品7
を、シュータ8を経由して商品取出口3まで自重落下式
に転がり落とすようにした方式では、商品取出口3に至
る搬送経路途上で商品7の転動姿勢に乱れが生じ、横向
き,縦向き,斜め向きなど様々な姿勢で商品取出口に送
出されて姿勢が一定しない。このために、商品取出口に
設置した商品加熱装置13に対し、商品を正しい加熱姿
勢に移載して受容保持させることが実際には困難であ
る。
【0006】(3)商品取出口3の内部に商品加熱装置
13を設置した構成では、商品取出口に手,物などを差
し入れて直接商品加熱装置に触れることが可能であるた
めにこのままでは商品加熱装置が悪戯を受け易く、しか
も、商品取出口から商品を取り出す際には、商品取出口
13が外扉2に対して低い位置に開口してるため、客は
腰を屈めるなどの無理な姿勢が強いられる不便さがあ
る。
【0007】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決して1基の商品加熱
装置で各ベンドラックに対応でき、併せて商品の品質を
劣化させることなく短時間で販売温度まで加熱昇温して
販売に供することができるようにした商品加熱装置付き
自動販売機,および商品加熱装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の商品加熱装置付き自動販売機においては、
缶系商品を収納する複数のベンドラックを備え、缶系商
品を加熱してホット商品として販売可能な商品加熱装置
付き自動販売機において、ベンドラックから下方に落下
搬出した商品を受け取って持ち上げ搬送し、その終端か
ら外扉の中段に位置する商品取出口へ投入する各ベンド
ラックに共通な商品リフタを備え、該商品リフタの上部
終端と商品取出口との間の放出路途上に商品をその軸の
周りに回転させる回転駆動機構を有する商品加熱装置を
設置し、商品リフタから放出された缶系の商品を商品加
熱装置内に保持して販売温度まで誘導加熱した後、商品
取出口へ送り出すよう構成し、前記商品加熱装置は、商
品を受容するよう配置した非磁性,非導電性材で作られ
た加熱カバーと、該加熱カバーの外周面に装備した誘導
加熱コイルと、誘導加熱コイルに接続した高周波電源
と、加熱カバーの出口端に設けた開閉シャッタとからな
り、前記回転駆動機構は、加熱カバー内の底面側に突き
出して商品の周面に当接するローラと、該ローラを回転
する駆動モータと、加熱カバーに対して前記ローラを出
没位置に移動させるリンク式操作機構とからなるものと
する。
【0009】また、前記の商品加熱装置の実施態様とし
て次の構成がある。 (1)加熱カバーはその入口端を商品リフタの終端に,
出口端を商品取出口に向け、かつ出口端を下にして搬出
通路に傾斜配置して構成する。 (2)前記の開閉シャッタは常時は閉じて加熱カバーの
出口を閉塞し、ホット商品販売時の商品加熱終了後、も
しくはコールド商品販売時に開放させる。 (3)商品の加熱効率を高めるために、商品の缶容器と
中身飲料の間の熱伝達を核沸騰の領域で行う。
【0010】(4)一方、前記ローラは、駆動モータに
伝動結合した駆動ローラと、該駆動ローラの側方に並ぶ
従動ローラとの左右一対のローラからなり、かつ該駆動
ローラ,従動ローラを操作機構の揺動リンクに連係結合
して構成することができる。
【0011】(5)また、缶容器と中身飲料との間の熱
伝達を核沸騰の状態を維持して行うするために、回転駆
動機構により商品を500〜600rpm で回転させるの
が好ましく、さらに中身飲料の撹拌効果によりを加熱効
率をより一層高めるために、商品を正転,逆転を交互に
繰り返す回転パターンで回転操作するのがよい。
【0012】
【作用】前記の自動販売機において、ホット商品として
販売するコーヒーなどの商品は、販売待機中にヒータを
装備した庫内のホット室に収納して30〜35℃程度に
保温されいる。すなわち、コーヒーなどの中身飲料は、
高温状態のまま長時間保存すると風味が落ちるなどして
品質が劣化するおそれがあるが、品温30〜35℃程度
に保温しておく限りは長時間庫内に保存しても品質劣化
を来すことがなく、かつ庫内を常時販売温度(55〜6
0℃)に保つ場合に比べて消費電力も少なくて済む。一
方、商品をコールド商品として販売する商品は、ホット
商品とは別に冷却器を装備したコールド室に収納して所
定の販売温度に保冷されている。
【0013】そして販売指令に基づいて選択されたベン
ドラックから商品が下方に搬出されると、商品は各ベン
ドラックに共通な商品リフタに載り移って上方に持ち上
げ搬送された後にその終端から飛び出し、その放出路途
上に配置した誘導加熱式の商品加熱装置を経由して商品
取出口に投入される。ここで、ホット商品を選択した場
合には、商品を加熱装置の加熱カバー内に受け止めて受
容保持し、この状態で誘導加熱コイルに通電して55〜
60℃の販売温度まで急速加熱した後、加熱カバーの出
口側に設けたシャッタを開いて商品を中段に位置する商
品取出口に送り出す。ここで、商品取出口は外扉の中段
位置に開口しているので、客は低い姿勢を強いられるこ
となく立ったままの姿勢で商品取出口から商品を楽に取
り出すことができるし、商品加熱装置は商品取出口から
離れた位置に配置されてその出口側が開閉シャッタで閉
塞されているので、外部からの悪戯を受けるおそれは殆
どなく、高い安全性が確保される。このようにベンドラ
ックに収納したホット商品を庫内で品温30〜35℃程
度に保温しておき、販売時にベンドラックから搬出され
た商品を誘導加熱式商品加熱装置で55〜60℃の販売
温度まで急速加熱して販売することにより、トータル的
に消費電力を節減しつつ、しかも僅かな販売動作時間で
商品が所定の販売温度まで加熱昇温される。
【0014】また、前記の商品加熱装置に回転駆動機構
を備え、加熱カバー内に受容した缶商品を回転を与える
などして商品の中身を撹拌させることにより、商品全体
を効率よく加熱することができる。なお、コールド商品
を選択した場合には商品リフタの搬送動作と同時に商品
加熱装置の出口側シャッタを開放しておく。これによ
り、商品リフタの終端から放出された商品は加熱装置の
加熱カバーの中を通過してコールド商品のまま商品取出
口に取り出される。
【0015】一方、前記の誘導加熱方式では、高周波加
熱により金属製の缶容器が高温に加熱され、さらに缶か
ら中身飲料に熱伝達されて飲料が加温される。ここで、
誘導加熱コイルからの入力を高めて加熱すると、缶から
中身飲料へ伝わる熱流束は自然対流から表面沸騰を伴っ
た熱伝達の形態となり、高い熱伝達率で中身飲料を効率
よく加熱できる。
【0016】この場合に、缶の伝熱面とこれに接する中
身飲料との僅かな温度差で大きな熱流束、つまり高い熱
伝達率を維持するためには核沸騰の領域で伝熱を行うの
が好ましいが、周知のように核沸騰伝熱の領域では過熱
度(缶容器と中身飲料との温度差)が大きくなると、熱
流束の極大値,いわゆるバーンアウトポイントに達して
核沸騰伝熱の領域から伝熱効率の低い膜沸騰伝熱の領域
に遷移してしまう。そこで、缶系商品を誘導加熱方式の
商品加熱装置の加熱カバーに受容した状態で、商品を5
00〜600rpm で高速回転駆動することにより中身飲
料の圧力が遠心力で高まり、高い加熱度でもバーンアウ
トが発生し難くなる。これにより、膜沸騰領域への遷移
なしに核沸騰の状態を保持して中身飲料を効率よく加熱
できる。また、この場合に商品を正転, 逆転の回転パタ
ーンで回転駆動すれば、前記の効果に中身飲料の撹拌効
果が相乗してより一層効率よく中身飲料を加熱すること
ができる。なお、かかる効果は発明者等が行った実機テ
スト結果からも確認されている。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、図中で図7に対応する同一部材には
同じ符号が付してある。図1において、まず外扉3の中
段位置には庫内に収設した複数基の各ベンドラック6に
共用の商品取出口3が開口し、また外扉2と内扉4との
間のスペースには各ベンドラック6から搬出した商品7
を受け取って上方に持ち上げ搬送し、その上昇終端から
放出して前記の商品取出口3に投入させる商品リフタ1
4を装備しており、さらに商品リフタ14の終端と商品
取出口3との間の商品放出路の中間には、本発明に基づ
いて構成された誘導加熱式の商品加熱装置15が設置さ
れている。
【0018】ここで、前記した商品リフタ14の構成
は、例えば本発明と同一出願人より特願平2−1135
92号として提案されている自動販売機の商品リフタと
同様なものであり、その構成は庫内の左右に並ぶベンド
ラックの配列に沿った水平搬送路と、水平搬送路のエン
ドから上方に立ち上がる垂直搬送路を組合わせてL字形
に敷設したフィンガ付きベルトコンベヤとしてなり、ベ
ンドラック6からシュータ8を経由して前方に搬出され
た商品7を一定の姿勢に搭載保持して持ち上げ搬送し、
その終端から商品取出口3に向けて商品6を慣性力によ
り放出するようにしたものである。
【0019】一方、前記の商品加熱装置15は図2で示
すように、商品リフタ14の終端と商品取出口3との間
の商品放出経路に向きを合わせて設置した筒状の加熱カ
バー16(非金属製)と、加熱カバー16の外周面に配
備した誘導加熱コイル17と、誘導加熱コイル17に接
続した高周波電源18と、加熱カバー16の出口端を閉
塞する揺動式の開閉シャッタ19およびその駆動モータ
20とで構成されている。ここで、加熱カバー16の口
径は缶商品7の径に比べて径大であり、かつ入口端を商
品リフタ14の終端に,出口端を商品取出口3に向けて
出口端が斜め下を向くよう傾斜姿勢に配置されており、
さらに商品リフタ14の終端と加熱カバー16の入口端
との間を結んで両者間には図示のように下向きに湾曲し
た商品放出ガイドとなるシュータ21が敷設されてい
る。
【0020】次に前記構成による商品販売動作について
述べる。まず、販売待機状態では商品7はホット商品と
コールド商品とに区別して庫内に仕切られたホット室,
コールド室内のベンドラック6に収納されており、ここ
で、ホット商品は先記したヒータ9の加熱により品温3
0〜35℃に保温され、コールド商品は冷却器9で所定
の販売温度に保冷されている。また、商品加熱装置15
の誘導加熱コイル17は非通電の状態にあり、かつ開閉
シャッタ19は閉じて加熱カバー16の出口端を閉塞し
ている。
【0021】ここで販売指令が与えられると、まず、選
択されたベンドラック6のベンド機構が動作して商品7
を落下搬出するともに、商品リフタ14が始動する。こ
れにより、ベンドラック6から搬出した商品7はシュー
タ8を転がり落ちて内扉4のフラッパ5を押し開き、そ
の前方に位置した商品リフタ14のコンベヤ上に載り移
って上方に持ち上げ搬送される。なお、この場合に商品
はコンベヤの両サイドに敷設したガイドレールに沿って
搬送方向に向きを合わせた一定の姿勢に制御されて搬送
される。さらに、商品リフタ14の上昇終端に達した商
品7は慣性力で商品リフタから飛び出し、先記シュータ
21で方向転換して商品加熱装置15の加熱カバー16
の中に飛び込む。
【0022】この場合にホット商品が選択されていれ
ば、商品加熱装置15の開閉シャッタ19を閉じたまま
誘導加熱コイル17に高周波電流を通電する。これによ
り商品7はシャッタ19に受け止められて加熱カバー1
6の中に受容保持され、この状態で例えばアルミ缶で作
られた商品7の容器が誘導加熱されるとともに、容器か
らの熱伝達により中身飲料が加熱昇温する。なお、図6
は商品7の最終的な加熱温度(販売温度)を55〜60
℃として、品温30〜35℃に庫内で保温されている商
品を約20deg 上昇させるに必要な誘導加熱コイル16へ
の入力と加熱時間との関係を表した特性図であり、図示
から判るように誘導加熱コイル17の入力を3KWに設
定すれば、内容量200gの缶入り商品の場合には必要
な加熱時間は約5秒、内容量250gの商品では約8秒
の加熱時間で販売温度にまで昇温する。そして、所定の
加熱時間が経過したところで、加熱カバー16の出口端
を閉塞していたシャッタ19を開放すると、いままで加
熱カバー内に保持されていた商品7は自重により商品取
出口3に落下して搬出される。なお、商品の加熱時間
(10秒以下)中はこの旨をディスプレィ表示などによ
り客に知らせることで、加熱中の待ち時間に対して客に
心理的な安心感を与えることができる。
【0023】一方、販売時にコールド商品を選択した場
合には、商品リフタ14の始動と同時に商品加熱装置1
5の誘導加熱コイル17を非通電のまま開閉シャッタ1
9を開放する。これにより、庫内のコールド室内で保冷
されていたコールド商品は、前記のホット商品の場合と
同様にベンドラック6から搬出して商品リフタ14によ
り持ち上げ搬送されてその上昇終端から飛び出すが、商
品加熱装置15の加熱カバー16はその出口端が開放し
ているので、コールド商品はそのまま加熱カバー16の
中を通過して商品取出口3に搬出される。
【0024】次に、前記した商品加熱装置15の応用実
施例を図3に示す。図3の実施例は商品加熱装置15の
加熱カバー16内に受容保持したホット商品対し、誘導
加熱中に外部から回転,往復動の加振力を加えて商品の
中身飲料を撹拌し、先記した核沸騰による熱伝達を利用
して商品の中身飲料を効率よく加熱するようにしたもの
であり、加熱カバー16の開閉シャッタ19に加振機構
22を備えている。なお、23は加振機構22の駆動モ
ータ、24は駆動モータ23で駆動する誘導加熱コイル
17の冷却ファンである。
【0025】ここで、加振機構2による異なる加振方式
の例を図4,図5に示す。まず、図4の例ではシャッタ
19の内面にナピアねじ25を介して回転板26が取付
けてあり、かつこの回転板26は缶商品7を把持する自
動チャック27を備えるとともに、駆動モータ23に歯
車を介して伝動結合した回転駆動機構により、商品7を
回転操作するようにしたものである。かかる構成で、図
3に示した加熱カバー16の中に商品7が入り込むと、
商品7がチャック27で把持され、かつモータ23の回
転駆動により回転板26と一緒に軸の回りに回転しつ
つ、同時にナピアねじ25に沿って前後方向に往復動し
て揺すられる。これにより、商品7の缶容器は全体がむ
らなく誘導加熱を受けるとともに、商品の中身が撹拌さ
れて効率よく均一加熱される。一方、図5の例は図4に
おけるナピアねじの代わりにシャッタ19に斜面カム2
8を取付け、この斜面カムに沿って回転板26に前後方
向の往復運動を与えるようにしたものである。
【0026】次に、商品7を誘導加熱時に加熱カバー内
で回転操作する加振方式の具体的な実施例を図8〜図1
0に示す。この実施例においては、商品7に対する回転
駆動機構が加熱カバー16の底部の周面上に並んでカバ
ーの開口穴より内周面側に出没する左右一対の駆動ロー
ラ29,従動ローラ30と、ローラ29と30とを相互
連係したリンク機構31と、リンク機構31の操作ソレ
ノイド32と、前記の駆動ローラ31に歯車33,34
を介して伝動結合した駆動モータ35との組立体として
構成されている。なお、前記ローラ29,30は摩擦係
数が大で耐熱性の高いシリコーンゴムなどで作られてい
る。また36は開閉シャッタ19の内面に回転フリーに
取付けた回転板、37はシャッタ19の操作ソレノイ
ド、38は商品リフタ14の出口端に設置した商品検出
スイッチ、39は加熱装置の制御部である。
【0027】また、前記リンク機構31の詳細構造は図
10で示すごとくであり、駆動ローラ29を支持したL
字形揺動リンク31aと従動ローラ30を支持したL字
形揺動リンク31bとが互いに長穴31c,ピン31d
を介して相互連結されており、かつ揺動リンク31bと
操作ソレノイド32と間がリンク31eで連結されてい
る。なお、31f,31gは前記揺動リンク31a,3
1bの支軸ピンである。また、前記動歯車33は支軸ピ
ン31fの軸上に支持されて駆動ローラ29と伝動結合
している。
【0028】次にかかる構成によるホット商品の加熱動
作を説明する。まず、待機状態では駆動ローラ29,従
動ローラ30が加熱カバー16の外側に後退して駆動モ
ータ35は停止しており、かつ開閉シャッタ19は開放
状態に保持されている。ここで、販売動作により庫内か
ら搬出された商品7が商品リフタ14を経由してその出
口端を通過すると、商品検出スイッチ38が商品7を通
過を検出して信号を制御部39に与えるとともに、制御
部39からの指令で開閉シャッタ19が閉じて商品7を
前傾姿勢の加熱カバー16の上に受容保持する。また、
これにタイミングを合わせて制御部39からの指令で誘
導加熱コイル17を通電開始するとともに、操作ソレノ
イド32を励磁し、さらに駆動モータ35を始動する。
これにより揺動リンク31a,31bが支軸ピン31
f,31gを支点に揺動し、駆動ローラ29,従動ロー
ラ30が加熱カバー16の内周面側に例えば3mm程度突
き出して商品7の周面を担持するとともに、この位置で
駆動ローラ29が歯車33,34を介してモータ35の
駆動で回転する。これにより商品7は左右一対の駆動ロ
ーラ29,従動ローラ30の間に支えられてその軸の回
りに回転しながら誘導加熱される。そして所定の加熱時
間が経過すると、誘導加熱コイル17への通電を停止す
るとともに、操作ソレノイド32を消磁して駆動ローラ
29,従動ローラ30を加熱カバー16の背後に後退さ
せ、かつ駆動モータ35を停止し、同時にソレノイド3
7の操作で開閉シャッタ19を開く。これにより加熱昇
温した商品7は自重により加熱カバー16の上を滑動し
て商品投入口(図2参照)に導かれる。
【0029】ところで、誘導加熱時には商品7の缶容器
が高周波加熱され、さらに缶から中身飲料に熱伝達され
て販売温度まで加熱されるわけであるが、ここで誘導加
熱コイル17への入力を3〜4KWにして運転すると、缶
容器から中身飲料への熱伝達が沸騰伝熱の形態で行われ
るようになる。なお、図11は一般的な沸騰伝熱特性を
表す図であり、周知のように核沸騰領域では未沸騰の自
然対流,膜沸騰領域に比べて高い熱流束、つまり高い熱
伝達率が得られるが、加熱度を高めてバーンアウトポイ
ント(特性曲線上のC点)を超えると、C点から跳躍的
に膜沸騰領域のE点に移行することが知られている。し
かも、缶系商品では加熱時に膜沸騰伝熱の領域に移行す
ると、密閉された缶内に充満した飲料の蒸気で内圧が過
度に上昇して缶容器が変形したり、最悪の場合には缶容
器が破裂するおそれがある。
【0030】そこで、前記のように回転駆動機構により
商品7を誘導加熱中に回転駆動すると、遠心力の働きで
商品7の中身飲料が缶壁に押し付けらて沸騰伝熱の行わ
れる境界面の圧力が高まる。しかも、沸騰伝熱面におけ
る系圧力を高めると、核沸騰から膜沸騰への遷移が高加
熱度側に移行することが知られており、これにより核沸
騰の領域から膜沸騰への遷移を抑えて商品7の中身飲料
を効率よく加熱するとともに、過剰な沸騰による缶容器
の過度な内圧上昇を抑えることができる。この場合に、
発明者の実験結果によれば、誘導加熱コイルへの入力を
3〜4KWとして缶商品の回転速度を500〜600rpm
に設定して高速回転することにより、膜沸騰領域への遷
移を抑え、核沸騰の状態を安定よく維持して商品7を効
率よく加熱できることが確認されている。
【0031】また、前記の誘導加熱時に、図12で示す
ように正転,静止,逆転を繰り返す加振パターンで商品
7を回転操作することにより、前記の核沸騰の状態保持
に中身飲料の撹拌効果が相乗して缶と中身飲料との間の
伝熱効率をより一層高めることができる。また、この加
振パターンは、発明者等の行った実機テストの結果から
正転,逆転時間をそれぞれ2〜3秒、静止時間は缶容器
の焼付け(缶の内外表面を被覆しているコーティング層
が焼損した状態になる)を防ぐために0.5秒程度に設定
することで最適化が図れることが確認されている。
【0032】なお、図8に示した実施例では開閉シャッ
タ19に回転フリーな回転板36を取付け、加熱時にロ
ーラ29,30の上に載って加熱カバー16内に傾斜姿
勢で収容された商品7の底面を回転板36で回転自在に
支えるようにしているが、シャッタ19の板面に摩擦抵
抗の小さな材料をコーティングするなどして滑り性を高
めておくことにより、回転板36を省略することもでき
る。
【0033】
【発明の効果】本発明の商品加熱装置付き自動販売機
は、以上説明したように構成されているので、次記の効
果を奏する。 (1)商品加熱装置を商品リフタと組合わせて自動販売
機に搭載したことにより、商品加熱装置を1基備えるだ
けで庫内に収設した複数の各ベンドラックに対応でき、
従来の構成と比べて大幅な簡略化が図れるほか、商品リ
フタの機能を生かして販売された商品を中段に位置する
商品取出口より楽に取り出すことができる。
【0034】(2)商品リフタによる搬送過程では商品
の搬送姿勢が一定に保たれるので、ベンドラックから搬
出した商品を常に安定した姿勢で商品加熱装置に送り込
んで加熱することができる。
【0035】(3)また、誘導加熱の際に缶容器と中身
飲料との間の伝熱を核沸騰の形態で行うことにより高い
伝熱率で中身飲料を効率よく加温でき、かつこれに加え
て商品加熱装置に装備した回転駆動機構で誘導加熱中に
商品を回転させることで、核沸騰の伝熱領域を保ちつつ
商品を均一に加熱できる。この場合に、回転駆動機構に
より誘導加熱中に商品を500〜600rpm で高速回転
させ、かつ正転, 逆転を交互に繰り返すような回転パタ
ーンを採用することで商品の中身飲料を極めて効率よく
加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による商品加熱装置付き自動販
売機の全体構成を示す図であり、(a)は側断面図、
(b)は外扉を外した状態の正面図
【図2】図1における誘導加熱式商品加熱装置の構成図
【図3】図2の商品加熱装置に加振機構を組合わせた本
発明の応用実施例の概要図
【図4】図3における加振機構の一実施例として挙げた
回転駆動式加振機構の構成図
【図5】図4と異なる実施例の加振機構の構成図
【図6】本発明の誘導加熱式商品加熱装置に対する誘導
コイルの入力と加熱時間との関係を表す図
【図7】従来例の商品加熱装置付き自動販売機の全体構
成を示す図であり、(a)は側断面図、(b)は外扉を
外した状態の正面図
【図8】図3の具体的な実施例として挙げた回転駆動機
構付き商品加熱装置の全体構成図
【図9】図8の正面図
【図10】図9における要部機構の詳細構造図
【図11】沸騰熱伝達の特性図
【図12】図8の回転駆動機構による商品の回転パター
ンを表す図
【符号の説明】
3 商品取出口 6 ベンドラック 7 商品 11 庫内側に装備のヒータ 14 商品リフタ 15 誘導加熱式商品加熱装置 16 加熱カバー 17 誘導コイル 18 高周波電源 19 開閉シャッタ 22 加振機構 29 駆動ローラ 30 従動ローラ 31 リンク機構 32 ソレノイド 35 駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋口 勝敏 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 垣内 弘行 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−165487(JP,A) 特開 平1−169593(JP,A) 特開 平2−138693(JP,A) 特開 平2−100791(JP,A) 実開 平3−121485(JP,U) 実開 平4−67792(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/10 - 11/70

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶系商品を収納する複数のベンドラックを
    備え、缶系商品を加熱してホット商品として販売可能な
    商品加熱装置付き自動販売機において、 ベンドラックから下方に落下搬出した商品を受け取って
    持ち上げ搬送し、その終端から外扉の中段に位置する商
    品取出口へ投入する各ベンドラックに共通な商品リフタ
    を備え 該商品リフタの上部終端と商品取出口との間の放出路途
    上に商品をその軸の周りに回転させる回転駆動機構を有
    する商品加熱装置を設置し、 商品リフタから放出された缶系の商品を商品加熱装置内
    に保持して販売温度まで誘導加熱した後、商品取出口へ
    送り出すよう構成し 前記商品加熱装置は、商品を受容するよう配置した非磁
    性,非導電性材で作られた加熱カバーと、該加熱カバー
    の外周面に装備した誘導加熱コイルと、誘導加熱コイル
    に接続した高周波電源と、加熱カバーの出口端に設けた
    開閉シャッタとからなり、 前記回転駆動機構は、加熱カバー内の底面側に突き出し
    て商品の周面に当接するローラと、該ローラを回転する
    駆動モータと、加熱カバーに対して前記ローラを出没位
    置に移動させるリンク式操作機構とからなる ことを特徴
    とする商品加熱装置付き自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の商品加熱装置において、加
    熱カバーはその入口端を商品リフタの終端に,出口端を
    商品取出口に向け、かつ出口端を下にして搬出通路に傾
    斜配置されていることを特徴とする商品加熱装置付き自
    動販売機。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の商品加熱装置
    において、開閉シャッタは常時は閉じて加熱カバーの出
    口を閉塞し、ホット商品販売時の商品加熱終了後、もし
    くはコールド商品販売時に開放させることを特徴とする
    商品加熱装置付き自動販売機。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の商品加熱装置において、商品の缶容器と中身飲料の間
    の熱伝達を核沸騰の領域で行うことを特徴と する商品加
    熱装置付き自動販売機。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の商品加熱装置において、ローラが駆動モータに伝動結
    合した駆動ローラと、該駆動ローラの側方に並ぶ従動ロ
    ーラとの左右一対のローラからなり、かつ該駆動ロー
    ラ,従動ローラを操作機構の揺動リンクに連係結合した
    ことを特徴とする商品加熱装置付き自動販売機。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の商品加熱装置において、回転駆動機構により、誘導加
    熱時に商品を500〜600rpm の速度で回転操作する
    ことを特徴とする商品加熱装置付き自動販売機。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    の商品加熱装置において、回転駆動機構により、誘導加
    熱時に商品を正転,逆転を交互に繰り返す回転パターン
    で回転操作することを特徴とする商品加熱装置付き自動
    販売機。
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