JPH0219994A - 缶商品自動販売機の商品加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コーヒーなどの缶入り商品の自動販売機を対
象に、機内で低温、常温あるいは予熱した状態で貯蔵さ
れている商品を商品収納部から商品取出口へ搬出する途
上にて短時間のうちに販売温度に加熱し、ホット商品と
して販売するようにした缶商品自動販売機の商品加熱装
置に関する。

〔従来の技術〕

頭記の商品加熱装置として、商品取出口の近傍に誘導加
熱方式の商品加熱装置を備え、販売時にホット商品を選
択した場合に、機内の商品収納部から搬出された缶商品
を誘導加熱するようにしたものが既に公知であり、かつ
その商品加熱装置として第３図ないし第５図に示すよう
な構成のものが同じ出願人より提寡されている。

次に上記商品加熱装置を図について説明する。

１は商品加熱装置、２は商品加熱装置１に装荷された缶
商品である。ここで、商品加熱装置ｌは受台１１と誘導
加熱コイル１２とを組合せて構成されており、受台１１
は上面を開放した半円形の門状体であり、例えば合成樹
脂などの非磁性、非導電性材で作られ、誘導加熱コイル
１２は前記受台１１の下面中央に装着された鞍形の空心
形コイルとして成り、図示されてない高周波１ｔｉｌ［
に接続されている。また、缶商品２はブリキ缶、アルミ
缶などで作られた缶２１に中身飲料２２を収容したもの
である。

かかる構成で、受台１１の上に缶商品２を倒置姿勢に載
せ、この状態で誘導加熱コイル１２に高周波電流をｉｌ
ｌすると、第４図に示すようにコイルの周域に磁力線φ
が生成する。また磁力線φは非磁性材の受台１１を透過
し、缶商品２に対して缶胴２１の中心軸（長手方向）と
直交する方向に鎮交する。

ここで缶商品２がブリキ缶であれば、ブリキ（軟Ｈ板に
錫メツキを施したもの）が磁性材であることから、磁力
線φは図示のように缶胴２１の壁面に沿ってその内部を
集中して通り抜ける。これにより缶胴２１の内部には起
電力が誘導されて符号１で示すように小ループのうず電
流が流れ、かつこのうず電流によりジュール熱が発生す
るとともに、同時に磁力線φとの鎖交によるヒステリシ
ス損による加熱も加わり、ここで発生した熱は缶胴２１
の缶壁から缶内の中身飲料２２に熱伝達して加温する。

なお、商品缶がアルミ缶のように非磁性材である場合に
は、磁力線φの缶胴との鎖交分布が多少変わり、かつヒ
ステリシス損による加熱がなくなるが、前記と同様な小
ループのうず電流が流れてそのジュール熱により加熱さ
れることになる。

次に上記商品加熱装置の動作を自動販売機の販売動作に
関連して説明する。第５図において、３は自動販売機の
キャビネット、４は機内に収設した商品収納部、５は庫
内を冷却する冷却器、６はキャビネットの前面扉に開口
した商品取出口、７は商品搬出シェークであり、先記し
た商品加熱装置ｌは商品取出ロアに臨ませてその底部に
設置されている。

ここで、販売待機状態では商品収納部４に収納されてい
る缶商品２が冷却器５で保冷されている。

一方、販売指令により商品収納部４から缶商品２が搬出
されると、缶商品２は倒置姿勢のまま搬出シュータ７の
上を商品取出口６に向けて転動し、商品加熱装置１の受
台１１の上に落下して受容保持される。この場合にホッ
ト商品を選択しなければ、客は商品取出口６を通じて受
台１１から冷えたままの缶商品２を直接取り出すことが
できる。またホット商品を選択した場合には、その選択
により図示されてないコントローラからの指令で商品加
熱袋′１１１の誘導加熱コイル１２に高周波電流が所定
時間だけ通電される。これにより第４図で既に説明した
ように、缶商品２が直接ＶＡ誘導加熱れる。そして、加
熱が済むと加熱終了を客にサインで知らせる。これによ
り客は商品取出口６よりホントな缶商品２を取り出すこ
とができる。

このように上記した商品加熱装置は、特別なハンドリン
グ機構を必要とすることなく、商品収納部から搬出され
た缶商品をその搬出径路途上で倒置姿勢のまま受容保持
して誘導加熱することができ、かつ加熱後の商品取出し
も容易であるなど、機内における缶商品の取扱いが便利
である。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、この種の商品加熱装置は、商品の販売動作時
間との関連で商品加熱に要する時間はできるだけ短いこ
とが望まれる。かかる点、先記した商品加熱装置では缶
商品を下面側から誘導加熱するのようにしているで、そ
の誘導加熱面は缶商品の下半分域に限定され、このまま
では商品を適温まで加熱させるのに時間がかかる。

本発明は上記の点にかんがみ成されたものであり、先記
した誘導加熱方式の利点を生かしつつ、しかも缶商品の
加熱を短時間で済ますことができるようにした商品加熱
装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明の商品加熱装置にお
いては、缶商品を誘導加熱コイルに装荷した状態で缶を
自転式に転勤させる回転駆動手段を備えて構成するもの
とする。

〔作用〕 上記の構成で、缶の回転駆動手段は、例えば缶商品の両
端部の周面に当接して缶商品を下方から担持する非磁性
材のローラと、このローラを回転駆動するモータとの組
合せから成る。

ここで商品収納部から搬出した缶商品が商品加熱装置に
受容保持された状態で、誘導加熱の開始に合わせて前記
回転駆動手段のモータを始動することにより、缶商品が
誘導加熱位置に担持されたまま自転式に転勤し、誘導加
熱コイルで加熱される缶の誘導加熱面領域が缶の周面に
沿って逐次移動していく、これにより缶商品はその全周
面で誘導加熱を受けることになり、結果として商品の加
熱加熱に要する時間が大幅に短縮し、併せて中身商品も
均温化されるようになる。

〔実施例〕

第１図、第２図は本発明実施例の構成を示すものであり
、第３図に対応する同一部材には同じ符号が付しである
。すなわち、本発明により誘導加熱コイル１２の両端側
には、缶２１の周面に当接して缶商品２を下方から担持
する２組の転勤ローラ８１と、該転動ローラ８１に伝動
式に接する駆動ローラ８２と、駆動ローラ８２に連結し
た駆動モータ８３がら成る。また誘導加熱コイル１２に
近接するこれらの各ローラ８１．８２は不要なｒＡ誘導
加熱避けるために非磁性材で作られている。さらに缶商
品２と受台１１との摺動を避けるためには、第２図のよ
うに転勤ローラ８１の周面が受台１１の内周面よりも寸
法ｄだけ多少突き出るように配備するのがよい。

かかる構成で、商品収納部から搬出した缶簡品２が商品
加熱装置１に受容保持され、ここで誘導加熱コイル１２
への通電に合わせて駆動モータ８３を卯刻し、転勤ロー
ラ８１を介して缶商品２を緩速で自転式に転勤させるこ
とにより、誘導加熱コイル１２より受ける缶商品２の誘
導加熱面の領域が缶２１の周面に沿って逐次移動する。

これにより缶商品２はその全周面で誘導加熱されるよう
になり、結果として所望温度まで上昇する加熱時間が短
縮され、かつ同時に中身飲料の温度も均温化する。

なお、発明者の実験結果によれば、第３図のように缶商
品２を静止状態のまま誘導加熱する方法と比べて、缶商
品２を自転させにことで所要加熱時間が約３０％短縮で
きることが確認されている。

〔発明の効果〕

本発明の商品加熱装置は、以上説明したように構成され
ているので、次記の効果を奏する。

すなわち、倒置姿勢で受容保持した缶商品を下面側から
誘導加熱する誘導加熱コイルに加えて、缶商品を誘導加
熱コイルに装荷した状態で缶を自転式に転動させる回転
駆動手段を備えたことにより、缶商品の誘導加熱面がそ
の周面に沿い逐次移動して缶商品は全周面から加熱され
るようになり、この結果として缶商品を所望温度まで加
熱する所要時間を大幅に短縮化でき、併せて中身飲料の
均温化も図れるなどの効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の商品加熱装置の構成斜視図、第
２図は第１図の端面図、第３図は従来における商品加熱
装置の構成斜視図、第４図は第３図の加熱動作説明図、
第５図は商品加熱装置を組み込んだ自動販売機の機内構
成配置図である０図において、 １：商品加熱装置、１２：誘導加熱コイル、２：缶商品
、４：商品収納部、５：冷却器、６；商品取出口、７：
搬出シュータ、８一回転駆動機構、８１：転勤ローラ、
８２：駆動ローラ、８３：駆動モー第１図 第２図 鞭

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）機内の商品収納部から商品取出口へ向けて搬出され
   る缶商品をその搬出経路途上にて加熱する商品加熱装置
   であり、缶商品を倒置姿勢のまま受容保持し、その下面
   側から誘導加熱コイルに通電して缶を誘導加熱するよう
   にしたものにおいて、缶商品を誘導加熱コイルに装荷し
   た状態で缶を自転式に転動させる回転駆動手段を備えた
   ことを特徴とする缶商品自動販売機の商品加熱装置。