JP2001109943A - 飲料加熱機 - Google Patents

飲料加熱機

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JP2001109943A
JP2001109943A JP28957199A JP28957199A JP2001109943A JP 2001109943 A JP2001109943 A JP 2001109943A JP 28957199 A JP28957199 A JP 28957199A JP 28957199 A JP28957199 A JP 28957199A JP 2001109943 A JP2001109943 A JP 2001109943A
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Japan
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container
beverage
heating
tank
holding means
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JP28957199A
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English (en)
Inventor
Yasutomo Onishi
康友 大西
Yoshitaka Kubota
吉孝 窪田
Hajime Nojima
元 野嶋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 容器入り飲料を容器の材質や製法,形状に関
係なく急速に加熱する飲料自動販売機を供給すること。 【解決手段】 搬送された飲料容器2,3を、加熱され
た液体が入ったタンク8内で、容器保持手段10に保持
し、回転手段15により回転させながら湯煎加熱を行
う。缶飲料の場合はタンク8の側壁に配置した誘導加熱
コイル22により同時に加熱することにより、加熱時間
を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶飲料やPETボ
トル飲料等の容器入り飲料を販売時に短時間で加熱する
飲料加熱機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】容器に入った缶飲料を短時間で加熱する
方法として、誘導加熱や湯煎を用いる方法があり、この
方法を飲料加熱機に応用して中身飲料の品質向上や省エ
ネを狙う技術が公開されている。
【0003】例えば、誘導加熱により缶飲料を加熱する
一つの方法として、特開平6−36133号公報があ
る。特開平6−36133号公報では、缶飲料の周りに
缶飲料の直径よりも大きな円筒を設け、さらに、その円
筒周囲には誘導加熱コイルを設け、缶飲料を円筒内部に
配置し、缶飲料の壁面を誘導加熱すると同時に、缶飲料
を回転させることにより、飲料の攪拌効果を高め急速に
缶を加熱するものである。
【0004】また、湯煎により缶飲料を加熱する方法と
して、特開平5−342471号公報がある。特開平5
−342471号公報では、缶飲料を加熱するための湯
浴槽と湯浴槽中で缶飲料を振動する手段を設け、缶飲料
を自動的に湯浴槽へ供給し、所定時間後缶飲料を外部へ
排出することにより、金属缶の材質、製法を問わず品質
を劣化させない範囲で貯蔵している製品を短時間で加熱
し、加熱に際しては製品品質を低下せしめる高熱を用い
ず、しかも家庭用電源程度の電源を使用するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の加
熱方法の一つである特開平6−36133号公報では、
加熱時間を短くするために大電力(例えば、AC200
V系電源を適用する)を必要とし、通常の家庭用電源で
あるAC100V系電源を使用した場合、効率良く加熱
しても1kW程度の電力しか得ることができず、加熱時
間が長くなってしまう。
【0006】また、金属缶の材質(スチール缶やアルミ
缶)や製法(溶接缶や接着缶)、形状の違いにより加熱
効率が著しく異なったり加熱ムラが生じたりする恐れが
ある。
【0007】また、特開平5−342471号公報で
は、上記課題を解決する可能性のあるものであるが、単
なる振動だけでは中身飲料の十分な攪拌効果が得られず
加熱時間が長くかかり、しかも加熱終了後缶容器に付着
する水滴が消費者に不安感を与えるとともに、水分の減
少により湯浴槽へ度々給水する必要がある等の課題を有
している。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、AC100V系電源であっても容器入り飲料を容器
の材質や製法,形状に関係なく急速に加熱するととも
に、加熱終了後容器に水滴が付着することなく、水分の
減少による給水を度々する必要もない飲料自動販売機を
供給することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の飲料加熱機は、液体を貯めるタンクと、前
記タンク中の液体を加熱し所定温度に制御する液体加熱
手段と、飲料の入った容器を前記タンク内で保持する容
器保持手段と、前記容器保持手段により前記容器を保持
した状態で回転運動させる回転手段と、前記容器を前記
容器保持手段に搬送する容器搬送手段と、前記容器を前
記容器保持手段から取り出す容器取り出し手段とを備え
ている。
【0010】また、前記容器保持手段は、タンク内にお
いて、熱伝導性の良好な材料によりタンク内の液体と容
器を隔壁した状態で容器を保持することを特徴とする。
【0011】また、タンク内において、容器の外径と同
寸又は若干大きめの円筒形状の金属によりタンク内の液
体と容器を隔壁した状態で容器を保持する容器保持手段
と、容器を前記容器保持手段内に保持した状態で前記容
器保持手段を回転運動させる回転手段とを備えている。
【0012】また、タンク内において、伸縮性のある材
料により容器と密着し浴槽内の液体と容器を隔壁した状
態で容器を保持する容器保持手段と、容器を前記容器保
持手段内に保持した状態で前記容器保持手段を回転運動
させる回転手段とを備えている。
【0013】また、缶容器、またはタンク内の液体と容
器を隔壁した状態で保持する容器保持手段と対向した位
置に誘導加熱コイルを配置したことを特徴とするもので
ある。
【0014】また、タンク内において、容器の外径と同
寸又は若干大きめの円筒形状の金属によりタンク内の液
体と容器を隔壁した状態で容器を保持する容器保持手段
と、容器を前記容器保持手段内に保持した状態で前記容
器保持手段を回転運動させる回転手段とを備え、タンク
中の液体を加熱する液体加熱手段を前記容器保持手段と
誘導加熱コイルとにより構成したことを特徴とするもの
である。
【0015】また、容器に入った飲料を急速に加熱する
飲料加熱手段と、前記飲料加熱手段に前記容器を挿入す
る容器挿入口と、前記容器を取り出す容器取り出し口と
を備え、前記容器挿入口と前記容器取り出し口を前面に
配置したことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の飲料加熱
機は、液体を貯めるタンクと、前記タンク中の液体を加
熱し所定温度に制御する液体加熱手段と、飲料の入った
容器を前記タンク内で保持する容器保持手段と、前記容
器保持手段により前記容器を保持した状態で回転運動さ
せる回転手段と、前記容器を前記容器保持手段に搬送す
る容器搬送手段と、前記容器を前記容器保持手段から取
り出す容器取り出し手段とを備えているので、AC10
0V系電源であっても容器入り飲料を容器の材質や製
法,形状に関係なく急速に加熱できるという作用を有す
る。
【0017】本発明の請求項2記載の飲料加熱機は、前
記容器保持手段は、タンク内において、熱伝導性の良好
な材料によりタンク内の液体と容器を隔壁した状態で容
器を保持することを特徴とするので、AC100V系電
源であっても容器入り飲料を容器の材質や製法,形状に
関係なく急速に加熱できるとともに、加熱終了後容器に
水滴が付着することなく、水分の減少による給水を度々
する必要もないという作用を有する。
【0018】本発明の請求項3記載の飲料加熱機は、タ
ンク内において、容器の外径と同寸又は若干大きめの円
筒形状の金属によりタンク内の液体と容器を隔壁した状
態で容器を保持する容器保持手段と、容器を前記容器保
持手段内に保持した状態で前記容器保持手段を回転運動
させる回転手段とを備えているので、AC100V系電
源であっても缶飲料を容器の材質や製法に関係なく急速
に加熱できるとともに、加熱終了後容器に水滴が付着す
ることなく、水分の減少による給水を度々する必要もな
いという作用を有する。
【0019】本発明の請求項4記載の飲料加熱機は、タ
ンク内において、伸縮性のある材料により容器と密着し
タンク内の液体と容器を隔壁した状態で容器を保持する
容器保持手段と、容器を前記容器保持手段内に保持した
状態で前記容器保持手段を回転運動させる回転手段とを
備えているので、AC100V系電源であってもPET
ボトル等容器入り飲料を容器の材質や製法,形状に関係
なく急速に加熱できるとともに、加熱終了後容器に水滴
が付着することなく、水分の減少による給水を度々する
必要もないという作用を有する。
【0020】本発明の請求項5記載の飲料加熱機は、缶
容器、またはタンク内の液体と容器を隔壁した状態で保
持する容器保持手段と対向した位置に誘導加熱コイルを
配置したことを特徴とするので、さらに急速に加熱でき
るという作用を有する。
【0021】本発明の請求項6記載の飲料加熱機は、タ
ンク内において、容器の外径と同寸又は若干大きめの円
筒形状の金属によりタンク内の液体と容器を隔壁した状
態で容器を保持する容器保持手段と、容器を前記容器保
持手段内に保持した状態で前記容器保持手段を回転運動
させる回転手段とを備え、タンク中の液体を加熱する液
体加熱手段を前記容器保持手段と誘導加熱コイルとによ
り構成したことを特徴とするので、飲料の加熱手段とタ
ンク内の液体の加熱手段を共用しコストを抑えるという
作用を有する。
【0022】本発明の請求項7記載の飲料加熱機は、容
器に入った飲料を急速に加熱する飲料加熱手段と、前記
飲料加熱手段に前記容器を挿入する容器挿入口と、前記
容器を取り出す容器取り出し口とを備え、前記容器挿入
口と前記容器取り出し口を前面に配置したことを特徴と
するので、消費者自らが飲料加熱手段への容器入り飲料
の挿入と取り出しを行うことにより容器搬送機構等複雑
な機構が必要なくコストを抑えるとともに、冷蔵保存さ
れた容器入り飲料に対する安心感を実感し加熱時間の必
要性を容認するという作用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は実施の形態1の飲
料加熱機を備えた自動販売機の構成図である。
【0025】1は複数種類の容器入り飲料を収納するコ
ラムで、缶飲料2を収納するコラム(A,B)とPET
ボトル3を収納するコラム(C)よりなる。実際の飲料
自動販売機のコラム数は20〜30程度であるが、本実
施の形態1ではその構造を簡素化して説明する。2は缶
飲料で、コラムAとBに収納される。3はPETボトル
飲料で、コラムCに収納されている。
【0026】4は容器搬送手段で、図示しない選択手段
により消費者が選択した容器入り飲料を加熱手段に搬送
する。5は飲料加熱機で、容器入り飲料を飲み頃温度
(60℃程度)に加熱する。自動販売機は図示しない冷
却装置によりコラム1内の容器入り飲料を5℃程度に冷
却しており、消費者がホット飲料を選択した場合に飲料
加熱機5で加熱して販売する。6は容器取り出し手段
で、加熱された容器を飲料加熱機5から取り出し、取出
し口7に排出する。
【0027】一方、消費者がコールド飲料を選択した場
合は、コラム1から取出し口7に容器入り飲料を直接排
出する。
【0028】図2は実施の形態1における飲料加熱機5
の構成図である。
【0029】8は3リットル程度の温水を貯めるタンク
で、外周は断熱材により断熱されている。9はタンク内
の温水が所定水位以下になれば給水するための給水タン
クで、2リットル程度の容量があり、1シーズン(ホッ
ト飲料販売期間120日程度)はこの給水タンクで賄う
ことができる。そして温水を得るためにヒータからなる
液体加熱手段を設けている。
【0030】10は缶飲料を保持する容器保持手段A
で、缶飲料の外径と同寸又は若干大きめの円筒形状(底
あり)の金属によりタンク内の温水と缶容器を隔壁した
状態で缶容器を保持する構造となっている。11はPE
Tボトル飲料やビン飲料を保持する容器保持手段Bで、
袋状に成形した薄肉の伸縮性のあるエラストマにより容
器と密着しタンク内の温水と容器を隔壁した状態で容器
を保持する構造となっている。
【0031】12はエラストマの上開口部を固定するリ
ング状の上固定部、13はエラストマの下開口部を固定
する円盤状の下固定部で、上固定部12と下固定部13
は複数の連結棒14により連結されている。
【0032】そして、容器保持手段B11は上記構成に
よりタンク内の温水と容器を隔壁した状態で容器を保持
することができる。また、容器保持手段A10、容器保
持手段B11とも上方から飲料容器を挿入し抜き出せる
ように上部のみ開口している。
【0033】15はモータにより構成された回転手段
で、容器保持手段A10と容器保持手段B11を回転さ
せるために、シャフトA16とシャフトB17によりそ
れぞれ容器保持手段A10の底部と容器保持手段B11
の下固定部13に連結されている。
【0034】また、シャフトA16とシャフトB17は
水漏れを防止するために、シールA18とシールB19
によりシールされており、容器保持手段A10と容器保
持手段B11の回転を円滑にするために、容器保持手段
A10の上端開口部と容器保持手段B11の上固定部1
2にはベアリングA20とベアリングB21が設けられ
ている。
【0035】22はタンク8の側壁を介して容器保持手
段A10と対向した位置に配置した誘導加熱コイルで、
図示しないインバータにより高周波電流を印加すること
により金属製の容器保持手段A10に渦電流を発生させ
容器保持手段A10を誘導加熱することができる。容器
保持手段A10に生じた熱は缶飲料に伝導されることに
なり、加熱時間を短縮することができる。
【0036】また、缶飲料が容器保持手段A10に挿入
されていない状態で、容器保持手段A10を回転させな
がら誘導加熱を行えばタンク内の温水を加熱することが
でき、図示しない温度センサにより温水温度を検知して
所定温度に制御することが可能となる。つまり、本実施
の形態1では容器保持手段A10と誘導加熱コイルとに
より液体加熱手段をもかねる構成しており、常時95〜
99℃の温度に保持されている。
【0037】本実施の形態1では、説明の簡素化のため
一つの容器保持手段A10により缶飲料を加熱する構成
としたが、缶飲料の外径は大別すると、66mmと53
mmの2種類に分類することができるので、缶飲料に対
しては最低2種類の容器保持手段を有すればよい。
【0038】上記構成の飲料加熱機の動作を図3,図4
を用いて説明する。
【0039】消費者がホット飲料を選択した場合、容器
入り飲料を容器搬送手段4により飲料加熱機5まで搬送
し、缶飲料2は容器保持手段A10に、PETボトル飲
料は容器保持手段B11に挿入する。そして、回転手段
15により容器を挿入した容器保持手段を回転させなが
ら湯煎加熱を行う。缶飲料の場合は湯煎加熱と同時に誘
導加熱も重畳して加熱時間の短縮を図る。
【0040】図3は5℃の340g缶飲料を60℃まで
湯煎加熱するのに必要な時間と回転数との関係を表して
いる。図3より湯煎中に缶飲料を回転させることにより
温水から飲料への熱伝導が促進され、湯煎時間が短縮さ
れているのが分かる(回転湯煎)。
【0041】これは飲料の攪拌効果と温水との接面での
熱抵抗が減少するためである。図3から1000rpm
あたりでの湯煎時間は25秒程度であり、熱量計算から
1000rpmの回転湯煎により3kW相当の熱量が得
られることになる。
【0042】図4は回転湯煎に加えて誘導加熱を行った
場合の飲料温度と経過時間の関係を表している。図4の
特性1は「回転無し湯煎」、特性2は「回転湯煎」そし
て特性3は「回転湯煎+誘導加熱」を表しており、誘導
加熱を重畳することによりさらに加熱時間が短縮される
ことが分かる。これにより5℃の340g缶飲料を60
℃まで加熱するのに必要な時間は20秒となる。
【0043】以上のように、缶飲料の場合は「回転湯煎
+誘導加熱」、PETボトル飲料の場合は「回転湯煎」
を行い、短時間で容器入り飲料を加熱する。加熱の終了
は、図示しない非接触温度センサ(赤外線センサ等)に
より終了温度を検知してもよいし、コラム1内での保存
温度から加熱必要時間を算出して時間制御をしてもよ
い。
【0044】加熱終了後、容器取り出し手段6により容
器入り飲料を容器保持手段から抜き取り、取り出し口7
に排出して一連の加熱動作を終了する。
【0045】尚、本実施の形態1では、容器保持手段
を、金属及び薄肉のエラストマ等熱伝導性の良好な材料
によりタンク内の温水と容器を隔壁する構造としたが、
温水と容器を接液させる構造であればその構造にこだわ
らないものである。ただし、接液構造にする場合は加熱
終了後容器に付着する水滴の水切りと温水の給水につい
て特段の工夫が必要となる。
【0046】また、タンクに貯める液体として水を使用
したが、水以外の液体、例えば不凍液等の水溶液や高沸
点の液体であっても同様の効果が得られる。
【0047】また、誘導加熱コイル22を、容器の外径
と同寸又は若干大きめの円筒形状の金属によりタンク内
の温水と容器を隔壁した状態で容器を保持する容器保持
手段A10と対向する位置にタンクの側壁を介して配置
したものであるが、容器保持手段A10を非金属性の材
料で構成し缶飲料の缶壁を誘導加熱する構成にしても同
様の効果が得られる。
【0048】また、容器保持手段A10及びB11と回
転手段15とを連結し容器を保持した状態で容器保持手
段A10及びB11を回転させる構成としたが、容器保
持手段A10及びB11と回転手段15は連結されない
構成でもよい。
【0049】例えば、容器を接液状態で回転自在に保持
する容器保持手段をタンク中に固定し回転ローラー等を
容器に押し当てて容器を回転させる構成としても同様の
効果が得られる。
【0050】以上のように、本実施の形態1は、容器入
り飲料をタンク内で保持する容器保持手段A10及びB
11と、容器保持手段A10及びB11により容器を保
持した状態で回転運動させる回転手段15と、容器を容
器保持手段A10及びB11に搬送する容器搬送手段4
と、容器を容器保持手段A10及びB11から取り出す
容器取り出し手段6とを備えているので、AC100V
系電源であっても容器入り飲料を容器の材質や製法,形
状に関係なく急速に加熱できる。
【0051】また、容器保持手段A10及びB11は、
金属及び薄肉のエラストマ等熱伝導性の良好な材質によ
りタンク内の温水と容器を隔壁した状態で容器を保持す
るものであるから、AC100V系電源であっても容器
入り飲料を容器の材質や製法,形状に関係なく急速に加
熱できるとともに、加熱終了後容器に水滴が付着するこ
となく、水分の減少による給水を度々する必要がない。
【0052】また、容器の外径と同寸又は若干大きめの
円筒形状の金属によりタンク内の温水と容器を隔壁した
状態で容器を保持する容器保持手段A10と、容器を容
器保持手段A10内に保持した状態で容器保持手段A1
0を回転運動させる回転手段15とを備えているので、
AC100V系電源であっても缶飲料を容器の材質や製
法に関係なく急速に加熱できるとともに、加熱終了後容
器に水滴が付着することなく、水分の減少による給水を
度々する必要がない。
【0053】また、袋状に成形した薄肉の伸縮性のある
エラストマにより容器と密着しタンク内の温水と容器を
隔壁した状態で容器を保持する容器保持手段B11と、
容器を容器保持手段B11内に保持した状態で容器保持
手段B11を回転運動させる回転手段15とを備えてい
るので、AC100V系電源であってもPETボトル等
容器入り飲料を容器の材質や製法,形状に関係なく急速
に加熱できるとともに、加熱終了後容器に水滴が付着す
ることなく、水分の減少による給水を度々する必要がな
い。
【0054】また、缶容器、またはタンク内の温水と容
器を隔壁した状態で保持する容器保持手段A10と対向
した位置に誘導加熱コイル22を配置したものであるか
ら、さらに急速に加熱できる。
【0055】また、容器の外径と同寸又は若干大きめの
円筒形状の金属によりタンク内の温水と容器を隔壁した
状態で容器を保持する容器保持手段A10と、容器を容
器保持手段A10内に保持した状態で容器保持手段A1
0を回転運動させる回転手段15とを備え、タンク中の
温水を加熱する液体加熱手段を、容器保持手段A10と
誘導加熱コイル22とにより構成したことを特徴とする
ので、飲料の加熱手段とタンク内の温水の加熱手段を共
用しコストを抑えることができる。
【0056】(実施の形態2)図5は実施の形態2にお
ける自動販売機の概略図である。尚、実施の形態1と同
構成のものについては同一番号を付し説明を割愛する。
【0057】図5において、23は自動販売機で、ディ
スプレイ用のダミー24を前面に備えるとともにコイン
投入口25、返却レバー26、釣り銭取り出し口27を
備えている。28と29は選択ボタンで、上段の選択ボ
タン28はコールド飲料、下段の選択ボタン29はホッ
ト飲料の選択ができるようになっている。
【0058】30は容器入り飲料の加熱を行うために、
飲料加熱機5に容器入り飲料を挿入したり、加熱終了後
容器入り飲料を取り出すための開口である。容器の挿入
と取り出しは消費者自らが行う。31は缶飲料の挿入
穴、32はPETボトル飲料の挿入穴である。
【0059】本実施の形態2の自動販売機は、すべての
飲料が5℃で冷却保存されており、コールド飲料が選択
された場合もホット飲料が選択された場合も一旦取り出
し口7に排出される。ホット飲料が選択された場合のみ
飲料加熱機5による加熱が許可され、消費者は容器入り
飲料を開口30から挿入する。そして、加熱終了後消費
者が容器入り飲料を開口30から取り出す。
【0060】本実施の形態2では、開口30と開口30
を同一の構成としたが、別々の構成であってもよい。
【0061】以上のように本実施の形態2は、容器に入
った飲料を急速に加熱する飲料加熱機5と、飲料加熱機
5に容器を挿入する開口30と、容器を取り出す開口3
0と、開口30と開口30を前面に配置したことを特徴
とするものであるから、消費者自らが飲料加熱機5への
容器入り飲料の挿入と取り出しを行うことにより容器搬
送機構等複雑な機構が必要なくコストを抑えるととも
に、消費者に冷蔵保存された容器入り飲料に対する安心
感を実感させるとともに、加熱時間の必要性を容認させ
ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液体を貯
めるタンクと、前記タンク中の液体を加熱し所定温度に
制御する液体加熱手段と、飲料の入った容器を前記タン
ク内で保持する容器保持手段と、前記容器保持手段によ
り前記容器を保持した状態で回転運動させる回転手段
と、前記容器を前記容器保持手段に搬送する容器搬送手
段と、前記容器を前記容器保持手段から取り出す容器取
り出し手段とを備えているので、AC100V系電源で
あっても容器入り飲料を容器の材質や製法,形状に関係
なく急速に加熱できるという効果がある。
【0063】また、前記容器保持手段は、タンク内にお
いて、熱伝導性の良好な材料によりタンク内の液体と容
器を隔壁した状態で容器を保持することを特徴とするの
で、AC100V系電源であっても容器入り飲料を容器
の材質や製法,形状に関係なく急速に加熱できるととも
に、加熱終了後容器に水滴が付着することなく、水分の
減少による給水を度々する必要もないという効果があ
る。
【0064】また、タンク内において、容器の外径と同
寸又は若干大きめの円筒形状の金属によりタンク内の液
体と容器を隔壁した状態で容器を保持する容器保持手段
と、容器を前記容器保持手段内に保持した状態で前記容
器保持手段を回転運動させる回転手段とを備えているの
で、AC100V系電源であっても缶飲料を容器の材質
や製法に関係なく急速に加熱できるとともに、加熱終了
後容器に水滴が付着することなく、水分の減少による給
水を度々する必要もないという効果がある。
【0065】また、タンク内において、伸縮性のある材
料により容器と密着しタンク内の液体と容器を隔壁した
状態で容器を保持する容器保持手段と、容器を前記容器
保持手段内に保持した状態で前記容器保持手段を回転運
動させる回転手段とを備えているので、AC100V系
電源であってもPETボトル等容器入り飲料を容器の材
質や製法,形状に関係なく急速に加熱できるとともに、
加熱終了後容器に水滴が付着することなく、水分の減少
による給水を度々する必要もないという効果がある。
【0066】また、缶容器、またはタンク内の液体と容
器を隔壁した状態で保持する容器保持手段と対向した位
置に誘導加熱コイルを配置したことを特徴とするので、
さらに急速に加熱できるという効果がある。
【0067】また、タンク内において、容器の外径と同
寸又は若干大きめの円筒形状の金属によりタンク内の液
体と容器を隔壁した状態で容器を保持する容器保持手段
と、容器を前記容器保持手段内に保持した状態で前記容
器保持手段を回転運動させる回転手段とを備え、タンク
中の液体を加熱する液体加熱手段を前記容器保持手段と
誘導加熱コイルとにより構成したことを特徴とするの
で、飲料の加熱手段とタンク内の液体の加熱手段を共用
しコストを抑えるという効果がある。
【0068】また、容器に入った飲料を急速に加熱する
飲料加熱手段と、前記飲料加熱手段に前記容器を挿入す
る容器挿入口と、前記容器を取り出す容器取り出し口と
を備え、前記容器挿入口と前記容器取り出し口を前面に
配置したことを特徴とするので、消費者自らが飲料加熱
手段への容器入り飲料の挿入と取り出しを行うことによ
り容器搬送機構等複雑な機構が必要なくコストを抑える
とともに、冷蔵保存された容器入り飲料に対する安心感
を実感し加熱時間の必要性を容認するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の飲料自動販売機の構成
【図2】本発明の実施の形態1における飲料加熱手段の
構成図
【図3】本発明の実施の形態1における湯煎時間と回転
数との関係グラフ
【図4】本発明の実施の形態1における飲料温度と経過
時間との関係グラフ
【図5】本発明の実施の形態2における飲料自動販売機
の概略図
【符号の説明】
4 容器搬送手段 5 飲料加熱機 6 容器取り出し手段 8 タンク 10 容器保持手段A 11 容器保持手段B 15 回転手段 22 誘導加熱コイル 30 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野嶋 元 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 DB16 FB07 FB11 3E046 BA03 BA06 BB03 BB04 EB01 GA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を貯めるタンクと、前記タンク中の
    液体を加熱し所定温度に制御する液体加熱手段と、飲料
    の入った容器を前記タンク内で保持する容器保持手段
    と、前記容器保持手段により前記容器を保持した状態で
    回転運動させる回転手段と、前記容器を前記容器保持手
    段に搬送する容器搬送手段と、前記容器を前記容器保持
    手段から取り出す容器取り出し手段とを備えた飲料加熱
    機。
  2. 【請求項2】 容器保持手段は、タンク内において、熱
    伝導性の良好な材料によりタンク内の液体と容器を隔壁
    した状態で容器を保持することを特徴とする請求項1記
    載の飲料加熱機。
  3. 【請求項3】 タンク内において、容器の外径と同寸又
    は若干大きめの円筒形状の金属によりタンク内の液体と
    容器を隔壁した状態で容器を保持する容器保持手段と、
    容器を前記容器保持手段内に保持した状態で前記容器保
    持手段を回転運動させる回転手段とを備えた請求項2記
    載の飲料加熱機。
  4. 【請求項4】 タンク内において、伸縮性のある材料に
    より容器と密着しタンク内の液体と容器を隔壁した状態
    で容器を保持する容器保持手段と、容器を前記容器保持
    手段内に保持した状態で前記容器保持手段を回転運動さ
    せる回転手段とを備えた請求項2記載の飲料加熱機。
  5. 【請求項5】 缶容器、またはタンク内の液体と容器を
    隔壁した状態で保持する容器保持手段と対向した位置に
    誘導加熱コイルを配置したことを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいづれか一項記載の飲料加熱機。
  6. 【請求項6】 タンク内において、容器の外径と同寸又
    は若干大きめの円筒形状の金属によりタンク内の液体と
    容器を隔壁した状態で容器を保持する容器保持手段と、
    容器を前記容器保持手段内に保持した状態で前記容器保
    持手段を回転運動させる回転手段とを備え、タンク中の
    液体を加熱する液体加熱手段を前記容器保持手段と誘導
    加熱コイルとにより構成したことを特徴とする請求項5
    記載の飲料加熱機。
  7. 【請求項7】 容器に入った飲料を急速に加熱する飲料
    加熱手段と、前記飲料加熱手段に前記容器を挿入する容
    器挿入口と、前記容器を取り出す容器取り出し口とを備
    え、前記容器挿入口と前記容器取り出し口を前面に配置
    したことを特徴とする飲料加熱機。
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