JP3109905B2 - 電子冷却素子用材料の製造方法 - Google Patents

電子冷却素子用材料の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペルチェ効果を利用し
た電子冷却装置に用いられる電子冷却素子用材料の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビスマス(Bi)及びテルル(T
e)、又はビスマス(Bi)及びアンチモン(Sb)を
主成分とする原料元素組成物をアンプルに真空封入する
と共に、このアンプルをロッキング炉に装填し、抵抗加
熱を施しつつ揺動攪拌してBi−Te系又はBi−Sb
系のベース固溶体を生成している。その後、このベース
固溶体にドーパントを添加し、抵抗加熱又は高周波加熱
を施してこれらを再溶解することにより、N型又はP型
の固溶体インゴットを製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のロッキ
ング炉を用いた製造方法では、偏析のない均質なベース
固溶体を500グラム生成するのに少なくとも4時間以
上の揺動攪拌を必要とした。
【0004】一方、ビスマス等の主原料元素にドーパン
トを予め添加した原料元素組成物を高周波誘導加熱によ
って溶解することも試みられているが、今までのところ
成功例がない。それは、一般的に行われている高周波誘
導加熱の条件では、十分に原料元素組成物を溶解するこ
とができなかったからである。又、高周波誘導加熱時に
ドーパント等の易揮発性成分が蒸発し、得られた固溶体
の組成が原料仕込み時の組成から外れ、求める組成の固
溶体インゴットが得られないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、電子冷却素子として優れ
た冷却特性を発揮する組成の正確なインゴットを短時間
で効率的に製造することができる電子冷却素子用材料の
製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために本発明は、ガス圧が200Torr〜120
0Torrの不活性ガス雰囲気中にて、100kHz〜
1000kHzの高周波交流磁界に基づく高周波誘導加
熱を施すことによって、ビスマスを含む原料元素組成物
を溶解するようにした。
【0007】この方法によれば、高周波交流磁界に基づ
いて原料元素組成物に渦電流を生じさせ、その渦電流損
に起因するジュール熱によって、原料元素組成物を効率
的に加熱溶解することができる。更に、高周波誘導加熱
によれば、温度ムラのない均一な加熱を急速に施すこと
ができるため、各原料元素が加熱溶融された原料元素組
成物全体に均等に拡散することができる。又、不活性ガ
ス圧の適切な制御により、ビスマスと共に原料元素組成
物を構成する各種易揮発性成分、特にドーパント材など
の微量元素が雰囲気中に揮散するのを防止する。
【0008】従って、この方法によれば、組成が正確で
かつ偏析のない均質な原料インゴットを、従来の抵抗加
熱法よりも遙かに短い時間で製造することができる。以
下に、本発明について更に詳細に説明する。
【0009】前記原料元素組成物は、配合比率の大きい
主原料元素に、電子冷却素子の半導体特性(N型又はP
型)を左右するドーパントを必要に応じて少量配合して
なるものである。主原料元素としては、ビスマス(B
i)、テルル(Te)、アンチモン(Sb)、セレン
(Se)等があげられ、ドーパントとしては、三ヨウ化
アンチモン(SbI3 )、臭化水銀(HgBr)、ヨウ
化銀(AgI)等のハロゲン化物等があげられる。これ
ら主原料元素及びドーパントはペレット状又は粉末状に
て取り扱われ、高周波溶解の際には、微量元素のドーパ
ント材を下部に置いて石英製坩堝やパイレックスガラス
製の坩堝等の溶解用容器に仕込まれる。
【0010】原料元素等の溶解用容器への仕込みに際し
ては、揮発性の高いテルルやドーパントはできるだけ容
器の奥に仕込むことが望ましい。このように揮発性の高
い成分が容器の開口付近に存在すると、これらが誘導加
熱によって容器外へ揮散し、得られるインゴットの組成
が原料の仕込み組成から外れて、欲する組成とならない
からである。
【0011】原料元素等の仕込みに際して、原料元素組
成物中に種インゴットを混入しておいてもよい。種イン
ゴットとしては、ビスマス−テルルの固溶体、ビスマス
−アンチモンの固溶体、又は本発明によって最終的に得
られる組成のインゴット等があげられる。
【0012】一般に、高周波交流磁界に基づく渦電流
は、粉末状材料よりも塊状材料において生じ易い。即
ち、粉末状材料に比して塊状材料の方が低周波数領域か
らジュール熱を発生し易い。故に、原料元素組成物中に
種インゴットが存在すると、種インゴットが最初に溶融
を始め、その溶湯中へ周囲の粉末状原料が順次溶け込ん
でいく形で溶解が円滑に行われる。
【0013】高周波交流磁界の周波数範囲は100kH
z〜1000kHzの範囲である。周波数が100kH
z未満では、長時間にわたって高周波交流磁界中に原料
元素組成物を置いても、これを溶解することができな
い。一方、周波数が1000kHzを超えると、短時間
で原料元素組成物を均一に溶解することができず、この
条件で得られたインゴットを材料とした電子冷却素子の
性能は高くない。
【0014】一般に、高周波誘導加熱中の溶湯は溶解用
容器内を対流して一種の自己攪拌を行う。仮に、高周波
誘導加熱の周波数をfとすると、前記攪拌能力は(f)
1/2 に反比例することが知られている。即ち、周波数f
が高いほど攪拌効率が低下する。高周波交流磁界の周波
数が1000kHzを超えると、短時間で均質なインゴ
ットを得ることが困難になるのは、この攪拌効率の低下
によるものと考えられる。
【0015】本発明における高周波誘導加熱は、不活性
ガス雰囲気にて行われる。不活性ガスとしては、アルゴ
ン(Ar)、ネオン(Ne)等に代表される希ガスの
他、窒素ガスがあげられる。この不活性ガスの圧力によ
って、原料元素組成物を構成する各種易揮発性成分の蒸
発が抑制され、原料元素組成物の仕込み組成を忠実に反
映した組成のインゴットを再現性よく製造することがで
きる。
【0016】不活性ガスの圧力は200Torr〜12
00Torrの範囲である。不活性ガスの圧力が200
Torr未満では、各種易揮発性成分の雰囲気中への揮
散を十分に抑制することができない。一方、ガス圧が1
200Torrを超えると、易揮発性成分の雰囲気中へ
の揮散を防止することはできるものの、逆に不活性ガス
が原料元素組成物中に吸収され、インゴットの組成を狂
わせて電子冷却素子としての性能を低下させる。
【0017】従来の真空封入アンプルを用いる方法で
は、アンプル内の上部空間部の内壁にテルル等が蒸着し
易い。このような蒸着によってインゴットの最終組成が
変わってしまうのを防止するため、アンプルを揺動攪拌
して前記内壁に付着した原料元素を溶湯で洗い落とす必
要があった。しかし、本発明によれば、敢えて揺動攪拌
をしなくとも、均質で正確な組成のインゴットを得るこ
とができる。
【0018】仮に不活性ガス雰囲気中で溶融状態の原料
元素組成物を揺動攪拌した場合、原料元素組成物中に巻
き込まれた不活性ガスがインゴットの組成を微妙に狂わ
せ、電子冷却素子としての性能を低下させる虞れがあ
る。しかし、本発明によれば揺動攪拌の必要がなく、不
活性ガスがインゴットの組成を狂わせる心配はない。
【0019】電子冷却素子用材料が酸化されると比抵抗
が増大してペルチェ効果が低下する。故に、製造時にお
けるインゴットの酸化を防止するために、不活性ガス雰
囲気中に予め水素ガスを5〜10%程度混入しておいて
もよい。この混入水素ガスは、雰囲気中に微量に存在す
る酸素を還元すると共に、原料元素組成物のペレット又
は粉末の表面に吸着している酸素を還元する。
【0020】本発明の方法によってN型及びP型の電子
冷却素子用材料を製造すると共に、これら二種類の電子
冷却素子材料を周知の方法で加工し組み合わせることに
より、従来よりも冷却特性に優れた電子冷却装置を作製
することができる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明を具体化した実施例1及び
2、並びに比較例1〜4について説明する。
【0022】(実施例1)N型組成(Bi2 Te2.85
0.15+0.09wgt%SbI3 )の電子冷却素子用材料
を作る場合には下記表1に示すN型処方に従って、原料
元素組成物を調製した。又、P型組成(Bi0.5 Te
3.0 Sb1.5 )の電子冷却素子用材料を作る場合には下
記表1に示すP型処方に従って、原料元素組成物を調製
した。本実施例においては、N型材料及びP型材料の双
方について、それぞれ以下に示す方法で材料インゴット
を作製した。
【0023】
【表1】
【0024】図1に示すように、高周波溶解炉1は内部
にコイル2を備えた密閉室3と高周波電源4とからな
り、コイル2は高周波電源4に接続されて高周波電圧の
供給を受ける。原料元素組成物Mは石英製の坩堝5中に
秤量され、この坩堝5はコイル2中に装着される。密閉
室3には開閉弁6及び7を介して真空ポンプ8及びアル
ゴンガスボンベ9が接続されており、密閉室3内は開閉
弁6及び7の操作により、アルゴンガスにて置換可能と
なっている。
【0025】コイル2中に坩堝5を装着した状態で、密
閉室3内をアルゴンガスで完全に置換し、そのガス圧を
700Torrに設定すると共に、コイル2に200k
Hzの高周波電圧を印加した。すると、坩堝5内の原料
元素組成物Mに高周波誘導に基づくジュール熱が発生
し、原料元素組成物Mは約8分間で完全に溶解された。
その後、放冷して坩堝5内から略円柱状のインゴットを
取り出した。このインゴットのX線マイクロアナライザ
ー(EPMA)による分析及び電気抵抗分布の測定か
ら、得られたインゴットが偏析のない均質なインゴット
であることが確認された。
【0026】続いて、図2に示すように、得られたイン
ゴットを石英製の細長坩堝10に充填し、ブリッジマン
法によって結晶成長を行わせた。図2に示す結晶製造装
置は、アルゴンガスを流通可能な石英管11の上半部外
周に加熱ヒーター13を設けて石英管11の上半部を加
熱域11aとすると共に、石英管11の下半部を冷却域
11bとしたものである。石英管11内には前記細長坩
堝10が相対移動可能に装着される。そして、インゴッ
トが充填された細長坩堝10を加熱域11aから冷却域
11bに徐々に相対移動させて、溶融状態から一方向性
凝固させることにより、高純度の円柱状結晶を製造し
た。
【0027】図3に示すように、得られた円柱状結晶を
軸方向に対し垂直に切断して円板状切断片14を得ると
共に、円板状切断片14の上下両端面14a,14bに
ニッケルメッキを施した。これは、電子冷却モジュール
を組み立てる際のハンダの乗りをよくするためである。
その後、この円板状切断片14を軸方向に沿って縦横に
切断して、直方体状の冷却素子片15を得た。
【0028】以上の一連の工程をN型処方の原料元素組
成物とP型処方の原料元素組成物とで行うことにより、
N型の冷却素子片とP型の冷却素子片とを多数作製し
た。一方、図4に示すように、多数の電極16が形成さ
れた一対のアルミナ製基板17間に、N型の冷却素子片
15aとP型の冷却素子片15bとを交番配置すると共
に、各電極16上に予め印刷されたクリームハンダによ
って各冷却素子片15a,15bを両基板17の対応す
る電極16間に固着して、図5に示すような電子冷却モ
ジュール18を組み立てた。この電子冷却モジュール1
8内には、各電極16及び各冷却素子片15a,15b
からなる直列回路が構成されており、この直列回路の両
端部に当たる電極16a,16bには、外部から直流電
流を供給するためのリード線19a,19bが接続され
ている。
【0029】図6に示すように、電子冷却モジュール1
8の一方の基板17Aを恒温プレート20(27℃に保
持)に接触させた状態で電子冷却モジュール18に直流
電流を通電し、ペルチェ効果による反対側基板17Bの
温度低下幅ΔTを測定した。その結果、最大温度低下幅
ΔTMAX は71℃という優れた値を示した。
【0030】(実施例2)前記実施例1において高周波
誘導加熱時の周波数を400kHzに設定して、N型及
びP型の材料インゴットを製造すると共に、前記実施例
1と同様にして電子冷却モジュールを作製した。得られ
た電子冷却モジュールの性能試験を前記実施例1と同様
にして行ったところ、実施例1とほぼ同等の性能を示し
た。
【0031】(比較例1)前記実施例1において高周波
誘導加熱時の周波数を90kHzに設定して、N型及び
P型の材料インゴットを製造しようとした。しかし、い
ずれの原料元素組成物においても、通電開始から4時間
経過後も溶解せず、材料インゴットを得ることができな
かった。
【0032】(比較例2)前記実施例1において高周波
誘導加熱時の周波数を1100kHzに設定して、N型
及びP型の材料インゴットを製造すると共に、前記実施
例1と同様にして電子冷却モジュールを作製した。得ら
れた電子冷却モジュールの性能試験を前記実施例1と同
様にして行ったところ、最大温度低下幅ΔTMAX は42
℃という低い値しか示さなかった。
【0033】尚、実施例1及び2並びに比較例1及び2
の結果より、高周波誘導の周波数と原料元素組成物の溶
解時間との間には、図7のグラフに示すような関係が存
在することが判明した。
【0034】(比較例3)前記実施例1において密閉室
3内のアルゴンガス圧力を200Torr未満に設定
し、周波数200kHzで高周波誘導加熱を施したとこ
ろ、溶融状態の原料元素組成物M中に一部成分の沸騰が
観察された。即ち、欲する組成の材料インゴットが得ら
れなかった。
【0035】(比較例4)前記実施例1のN型処方又は
P型処方の原料元素組成物を開放状態のアンプルに充填
すると共に、このアンプルをアルゴン置換されたロッキ
ング炉に装填し、抵抗加熱を施しつつ揺動攪拌を4時間
以上施して材料インゴットを製造した。この原料インゴ
ットを使用して前記実施例1と同様にして電子冷却モジ
ュールを作製し、その性能試験を前記実施例1と同様に
して行った。その結果、最大温度低下幅ΔTMAX は54
℃という低い値しか示さなかった。
【0036】尚、前記実施例1及び2においては、高周
波溶解によって得られたインゴットをブリッジマン法で
再結晶し、この結晶から電子冷却素子片を加工している
が、得られた材料インゴットを一旦粉末状に粉砕し、こ
の粉末を焼結して電子冷却素子片を作製することもでき
る。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ガ
ス圧が200Torr〜1200Torrの不活性ガス
雰囲気中にて、100kHz〜1000kHzの高周波
交流磁界に基づく高周波誘導加熱を施すことによって、
ビスマスを含む原料元素組成物を溶解するようにしたの
で、電子冷却素子として優れた冷却特性を発揮する組成
の正確なインゴットを短時間で効率的に製造することが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】高周波溶解炉の概略断面図である。
【図2】結晶製造装置の概略断面図である。
【図3】原料インゴットの切断状況を示す斜視図であ
る。
【図4】電子冷却モジュールの分解斜視図である。
【図5】電子冷却モジュールの組立状態を示す斜視図で
ある。
【図6】電子冷却モジュールの使用状況を示す断面図で
ある。
【図7】高周波誘導の周波数と原料元素組成物の溶解時
間との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
18 電子冷却モジュール、M 原料元素組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林本 茂 愛知県小牧市大字北外山字早崎3005番地 シーケーディ株式会社 内 (72)発明者 北岡 暢 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番 地の1 (72)発明者 柳谷 彰彦 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番 地 山陽特殊製鋼株式会社 内 (72)発明者 田中 義和 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番 地 山陽特殊製鋼株式会社 内 (72)発明者 桝田 哲智 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番 地 山陽特殊製鋼株式会社 内 (56)参考文献 特開 平1−276678(JP,A) 特開 平1−106478(JP,A) 特開 平1−149931(JP,A) 特公 昭44−760(JP,B1) 特公 昭52−33041(JP,B1) 高柳ら”電子冷凍材料の研究”古河電 工時報 第34号(昭和39年4月)p.9 −19 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 1/00 - 1/02 C01G 29/00 H01L 35/16 - 35/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチェ効果を利用した電子冷却装置
    (18)に用いられる電子冷却素子用材料の製造方法で
    あって、 ガス圧が200Torr〜1200Torrの不活性ガ
    ス雰囲気中にて、100kHz〜1000kHzの高周
    波交流磁界に基づく高周波誘導加熱を施すことによっ
    て、ビスマスを含む原料元素組成物(M)を溶解する電
    子冷却素子用材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記原料元素組成物はビスマスの他に、
    テルル、アンチモン、セレン及びハロゲン化物ドーパン
    トから選択される少なくとも一種類を含んでなる請求項
    1に記載の電子冷却素子用材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガス雰囲気中に水素を含ませ
    た請求項1又は2に記載の電子冷却素子用材料の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記原料元素組成物中に種インゴットを
    混入した請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子冷
    却素子用材料の製造方法。
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CN106335923B (zh) * 2016-08-29 2017-11-17 广东省稀有金属研究所 一种碘化锑的制备方法

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高柳ら"電子冷凍材料の研究"古河電工時報 第34号(昭和39年4月)p.9−19

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