JP2021034583A - ネオジム磁石、ネオジム磁石の製造方法 - Google Patents

ネオジム磁石、ネオジム磁石の製造方法 Download PDF

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智数 福▲崎▼
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昇平 吉田
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Takaharu Tamura
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Abstract

【課題】添加元素が磁石の結晶粒同士の粒界に配置されるために生じる永久磁石の磁気特性への悪影響を除いたネオジム磁石とその製造方法を提供する。【解決手段】、ネオジム磁石10において、Nd−Fe−Bで表される組成を有する主相11と、主相よりも高いNd濃度を有する粒界相12とを含む材料組織を有し、粒界相は、実質的に、Ndと添加元素M1との合金からなり、添加元素M1は、Si、Geからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素である。【選択図】図1

Description

本発明は、ネオジム磁石、ネオジム磁石の製造方法に関する。
従来、モータに用いられる永久磁石として希土類永久磁石が知られる。特許文献1には、磁石粉末と半金属粉末との混合粉末を放電プラズマ焼結することで、高抵抗の希土類永久磁石を得る製造方法が開示される。
特開2017−188524号公報
特許文献1記載の製造方法により得られる希土類永久磁石では、磁石の結晶粒同士の粒界に固体の半金属が配置されるため、永久磁石の磁気特性に悪影響を与える可能性があった。
本発明の1つの態様によれば、組成式:Nd−Fe−Bで表される組成を有する主相と、前記主相よりも高いNd濃度を有する粒界相とを含む材料組織を有し、前記粒界相は、実質的に、Ndと添加元素M1との合金からなり、前記添加元素M1は、Si、Geからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素である、ネオジム磁石が提供される。
本発明の1つの態様によれば、組成式:Nd−Fe−Bで表される組成を有する主相と、前記主相よりも高いNd濃度を有する粒界相とを含む材料組織を有する焼結磁石を用意し、前記焼結磁石の表面に添加元素M1を含むNd−M1合金を接触させた状態で、前記焼結磁石と前記Nd−M1合金を加熱することにより、前記添加元素M1を前記焼結磁石の前記粒界相に拡散させる、ネオジム磁石の製造方法が提供される。
本発明の一態様によれば、磁気特性の低下を抑制しつつ電気抵抗率を向上させたネオジム磁石とその製造方法が提供される。
図1は、実施形態のネオジム磁石の結晶組織を示す説明図である。 図2は、実施形態のネオジム磁石の製造方法を示す説明図である。 図3は、Ge拡散させたネオジム磁石の元素マッピングの測定結果である。
(ネオジム磁石)
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態のネオジム磁石の結晶組織を示す説明図である。
ネオジム磁石10は、組成式:Nd−Fe−Bで表される組成を有する主相11と、主相11よりも高いNd濃度を有する粒界相12とを含む材料組織を有する。
主相11は、例えば、NdFe14B合金の結晶相である。粒界相12は、主相11であるNdFe14B合金の結晶を取り囲むNdリッチな結晶粒界相である。本実施形態では、粒界相12は、実質的に、Ndと添加元素M1との合金からなる。添加元素M1は、Si、Geからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素である。
本実施形態のネオジム磁石10は、粒径数ミクロンの原料合金を成形、焼結して製造される焼結磁石である。原料合金中のNd含有量を調整することにより、粒界相12の体積を調整でき、得られるネオジム磁石10の磁気特性を調整できる。具体的に、粒界相12の割合を大きくすることでネオジム磁石10の保磁力が増大する。その一方で、主相11の割合が相対的に低くなるため、ネオジム磁石10の残留磁束密度、最大エネルギー積が低下する傾向となる。
本実施形態のネオジム磁石10において、粒界相12に含まれる添加元素M1は、ネオジム磁石10の表面から拡散浸透される。本実施形態では、添加元素M1として、半金属であるSiおよびGeが用いられる。後述する実施例に示すように、これらの半金属からなる添加元素M1を含む粒界相12を有するネオジム磁石10では、磁気特性を損なうことなく、電気抵抗率を高めることができる。したがって本実施形態のネオジム磁石10を、例えばモータに用いた場合、電気抵抗率が高いことにより渦電流損失を低減することができる。これにより、モータ効率を向上させることができ、モータの発熱も抑制できる。
本実施形態のネオジム磁石10において、添加元素M1の拡散により磁気特性が低下しないのは、添加元素M1(Si、Ge)が粒界相12に均一に拡散し、粒界相12のNdリッチな結晶相の組織が、添加元素M1を拡散させる前後でほぼ維持されることによると考えられる。
例えば、焼結時の原料合金にGe粉末を添加して焼結磁石を作製した場合、Geの一部は結晶組織に拡散するが、Ge粒子が粒界相に局在する微細組織となる。このような焼結磁石では、Geの拡散により電気抵抗率は上昇するが、Geの結晶粒が偏析した部位が磁化反転の起点となりやすいために、保磁力が低下してしまう。本実施形態のネオジム磁石10によれば、上記のような保磁力低下を起こすことなく、電気抵抗率を高めることができる。
本実施形態のネオジム磁石において、粒界相12は、85原子%以上が、Ndと添加元素M1との合金からなることが好ましい。この構成によれば、粒界相12が、実質的にNd−M1合金からなる構成とみなすことができ、粒界相12に添加元素M1を拡散させることによる電気抵抗率の向上効果を得ることができる。粒界相12は、90原子%以上が、Nd−M1合金からなることがより好ましい。
粒界相12を構成するNd−M1合金は、組成式:Nd100−xM1で表される組成を有し、xは、0を超えて50以下であることが好ましい。50原子%を超える添加元素M1を焼結磁石中に拡散させると、添加元素M1が主相11にまで侵入しやすくなる。添加元素M1が主相11に侵入すると、ネオジム磁石10の磁気特性が大きく低下する。
粒界相12を構成するNd−M1合金は、組成式:Nd100−xM1で表される組成を有し、xは、37.5以上50以下であることが好ましい。本実施形態において添加元素M1は、SiまたはGeであり、添加元素M1が50原子%以下で形成されるNd−M1合金は、NdGe、NdGe、NdGe、NdSi、NdSi、NdSiの6種類である。添加元素M1の含有量が37.5原子%以上50原子%以下であれば、粒界相12における添加元素M1は、ほぼ全量が合金化されると考えられる。これにより、主相11の孤立化を促進でき、また添加元素M1の主相11への拡散も抑制されるため、磁気特性に優れるネオジム磁石10が得られる。
ネオジム磁石10は、表面にNd−M1合金からなる被膜を有していてもよい。本実施形態のネオジム磁石10は、焼結磁石の表面にNd−M1合金を接触させて製造される。この製造時に用いるNd−M1合金を焼結磁石の表面の一部又は全体に残した状態としてもよい。ネオジム磁石10の表面に、さらに防錆コーティングを施してもよい。研磨によってネオジム磁石10の表面に存在するNd−M1合金を除去した後、防錆コーティングを施してもよい。
本実施形態において、主相11は、組成式:Nd−(Fe,M2)−Bで表される組成を有し、添加元素M2は、Al、Cr、Mnからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素である構成としてもよい。添加元素M2を主相11に添加することにより、ネオジム磁石10の電気抵抗率をさらに高めることができる。
添加元素M2の含有量は、Feと添加元素M2の合計含有量を100原子%とするとき、1原子%以上5原子%以下の範囲であることが好ましい。すなわち、添加元素M2を含む主相11は、組成式:Nd(Fe100−y,M214Bで表される組成を有し、yは、1以上5以下である構成とすることが好ましい。添加元素M2の含有量を上記範囲とすることで、ネオジム磁石10の磁気特性への影響を抑えつつ、電気抵抗率を高めることができる。
(ネオジム磁石の製造方法)
次に、本実施形態のネオジム磁石10の製造方法について説明する。
図2は、本実施形態のネオジム磁石の製造方法を示す説明図である。
本実施形態のネオジム磁石10の製造方法は、組成式:Nd−Fe−Bで表される組成を有する主相11と、主相11よりも高いNd濃度を有する粒界相12Aとを含む材料組織を有する焼結磁石10Aを用意する工程と、焼結磁石10Aの表面に添加元素M1を含むNd−M1合金13を接触させた状態で、焼結磁石10AとNd−M1合金13とを加熱することにより、添加元素M1を焼結磁石10Aの粒界相12Aに拡散させる工程とを含む。
焼結磁石10Aとしては、公知のNd−Fe−B系焼結磁石を用いることができる。すなわち、NdFe14B化合物からなる主相11を、Ndリッチな粒界相12Aが取り囲んだ構造を有する焼結磁石を用いることができる。焼結磁石10Aは、磁石合金中にDyやTbを数質量%〜十質量%程度含んでいてもよい。さらに、焼結磁石10Aとして、主相11に、Al、Cr、Mnからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素からなる添加元素M2を含む焼結磁石を用いてもよい。
焼結磁石10Aの形状および大きさは、添加元素M1を全体に拡散させることが可能であれば特に限定されない。焼結磁石10Aの厚さが大きかったり、複雑な形状であると、添加元素M1を拡散させる工程に時間が掛かり、製造効率が低下する。焼結磁石10Aとして、厚さ1mm〜数mm程度の板状の磁石を用いると、平面積が大きくても厚さ方向において迅速に反応が進行するため、短時間で効率よく添加元素M1を拡散させることができる。
Nd−M1合金を粒界相12Aに拡散させる工程では、焼結磁石10Aの表面にNd−M1合金13を接触させた状態で、焼結磁石10AとNd−M1合金13とを反応させる。具体的な反応方法としては、例えば、焼結磁石10Aと、Nd−M1合金13の金属片または粒子とを坩堝などの加熱容器に収容し、所定温度に加熱する方法を用いることができる。焼結磁石10AおよびNd−M1合金13の加熱処理は、真空中または不活性ガス雰囲気中で実施し、酸化物等の不純物の生成を抑制することが好ましい。
本実施形態のネオジム磁石の製造方法では、焼結磁石10Aの表面に付着させた添加元素M1が、熱処理中に焼結磁石10A内部まで拡散浸透する過程で、主相11のNdFe14B主結晶のNdとはほとんど置換せずに、粒界相12Aに選択的に分布する構造を形成する。すなわち、本実施形態の方法によれば、粒界相12AにNdと添加元素M1との合金が形成される。
Nd、Fe、Bの3元系状態図によると、Nd単相とNdFe14B化合物相の2相混合状態は安定である。そのため、粒界相12Aが液化する焼結磁石10Aの溶融温度(約1000℃)以下では、Nd単相とNdFe14B化合物相の間で拡散は起こらない。このことから、添加元素M1を選択的に粒界相12Aへ拡散させるために、Nd−M1合金13は、Ndが50原子%以上のNd−M1合金とすることが好ましい。
拡散速度を向上するために、熱処理中においては、拡散元素側は液体状態、磁石側は固体状態であることが望ましい。そのため、1000℃以下の融点を持ち、熱処理温度下で液体となるNd−M1合金の組成を選択することが好ましい。添加元素M1が例えばGeである場合、Nd−Ge2元系状態図に示される最も融点が低い組成はNd90Ge10である。そのため、製造に用いるNd−Ge合金13の組成として、Nd90Ge10を選択することが好ましい。Nd90Ge10の融点は825℃であるから、熱処理温度は例えば850℃とすることができる。
図3は、Nd−Fe−B系焼結磁石の周りにNd90Ge10合金を配置し、850℃で2時間熱処理した試料の元素マッピングである。図3の説明において、図中の文字の向きにおける上方を上と定義する。図3において、左上の図は、反射電子像である。反射電子像では、原子番号が大きい元素ほど白く写る。粒界相同士が交差する粒界3重点は、Ndが多く存在するため、白く写る。図3において、その他の3つの図は、EDX分析結果である。右上の図において、Ndが多く存在する領域は白く写る。左下の図において、Feが多く存在する領域は白く写る。右下の図において、Geが多く存在する領域は白く写る。図3に示すように、粒界3重点においてGeが検出されている。この測定では、測定限界により、主相および3重点以外の粒界相からGeは検出されていないが、Geが検出された領域内では濃度勾配はないため、粒界相内にはGeが均一に分布していると認められる。一方、主相においては、粒界3重点よりも面積が大きいにも関わらずGeが検出されていないため、Geは主相には拡散していない。
本実施形態のネオジム磁石の製造方法によれば、Nd−Fe−B系の焼結磁石10Aの粒界相12Aに、添加元素M1を均一に拡散させることができる。これにより、実質的にNd−M1合金からなる粒界相12を有する本実施形態のネオジム磁石10を製造することができる。本実施形態の製造方法によれば、公知の焼結磁石を用いて、高電気抵抗率のネオジム磁石を容易かつ効率的に製造できる。
上記方法では、Nd−M1合金を金属片又は粒子として供給することとしたが、焼結磁石10Aの表面に、Nd−M1合金を直接付着させてもよい。例えば、Nd−M1合金の粒子を分散させたスラリーを焼結磁石10Aの表面に塗布した後、乾燥させることにより、焼結磁石10Aの表面にNd−M1合金粒子からなる被膜を形成してもよい。この場合において、Nd−M1合金粒子を結着させるバインダーを用いてもよい。また、他の方法としては、焼結磁石10Aの表面に、スパッタ法などの物理蒸着法を用いて、Nd−M1合金の被膜を形成する方法も採用可能である。
(実施例1)
焼結磁石として、長さ11mm、幅3mm、厚さ1.5mmのNd−Fe−B磁石を用意した。Ge拡散に用いるNd−Ge合金として、組成Nd90Ge10のNd−Ge合金を用意した。上記Nd−Ge合金は、Nd原料粉末とGe原料粉末を組成比に従い秤量した後、混合した原料粉末をアーク溶解炉を用いて溶解することにより、作製された。Nd−Ge合金の重さは0.7gとした。
添加元素M1を拡散させる工程は、Nd−Fe−B磁石とNd−Ge合金を坩堝に入れ、熱処理により坩堝中で反応させる方法により実施した。表面被覆されていないNd−Fe−B磁石と、上記で作製したNd−Ge合金を内径4mmφのアルミナ坩堝に入れ、酸化防止のためアルゴンガスで置換された内径13mmφのガラス管に坩堝ごと封入した。封入した試料をマッフル炉で850℃の温度で2時間熱処理して、Geが拡散されたネオジム磁石を得た。処理後の試料を長さ7mm、幅2.5mm、厚さ1mmに切断後、電圧・電流端子を取り付け、直流4端子法で電気抵抗を測定した。得られた電気抵抗値に(試料の断面積/電圧端子間距離)を掛けて電気抵抗率を算出した。次いで12TのパルスBHトレーサを用いて印加磁場±3Tのヒステリシスループを測定した。試料寸法は電気抵抗測定と同じである。表1に電気抵抗率と磁気特性の測定結果を示す。
(実施例2)
添加元素M1をSiとしてネオジム磁石を作製した。拡散合金として、組成式Nd87Si13で表されるNd−Si合金を用いた以外は、実施例1と同様にして、Siが拡散されたネオジム磁石を作製した。得られたネオジム磁石について、実施例1と同様の方法により、電気抵抗および磁気特性を測定した。測定結果を表1に示す。
(比較例)
比較例のネオジム磁石は、実施例1において原料の焼結磁石として用意したNd−Fe−B磁石と同じ磁石である。比較例のネオジム磁石についても、実施例1と同様の方法により、電気抵抗および磁気特性を測定した。測定結果を表1に示す。
表1に示すように、Geが拡散された実施例1のネオジム磁石、およびSiが拡散された実施例2のネオジム磁石は、未拡散の比較例のネオジム磁石と比較して、電気抵抗率が最大2倍向上していることが確認された。また、実施例1のネオジム磁石は、比較例のネオジム磁石と同等の磁気特性を有していた。実施例2のネオジム磁石は、比較例のネオジム磁石よりも高い保磁力を有していた。
10…ネオジム磁石、10A…焼結磁石、11…主相、12,12A…粒界相、13…Nd−M1合金

Claims (9)

  1. 組成式:Nd−Fe−Bで表される組成を有する主相と、前記主相よりも高いNd濃度を有する粒界相とを含む材料組織を有し、
    前記粒界相は、実質的に、Ndと添加元素M1との合金からなり、
    前記添加元素M1は、Si、Geからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素である、
    ネオジム磁石。
  2. 前記粒界相は、85原子%以上が、Ndと添加元素M1との合金からなる、
    請求項1に記載のネオジム磁石。
  3. 前記粒界相を構成する前記合金は、組成式:Nd100−xM1で表される組成を有し、
    前記xは、0を超えて50以下である、
    請求項1または2に記載のネオジム磁石。
  4. 前記粒界相を構成する前記合金は、組成式:Nd100−xM1で表される組成を有し、
    前記xは、37.5以上50以下である、
    請求項1または2に記載のネオジム磁石。
  5. 前記主相は、組成式:Nd−(Fe,M2)−Bで表される組成を有し、
    前記添加元素M2は、Al、Cr、Mnからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のネオジム磁石。
  6. 前記添加元素M2の含有量は、Feと前記添加元素M2の合計含有量を100原子%とするとき、1原子%以上5原子%以下である、
    請求項5に記載のネオジム磁石。
  7. 組成式:Nd−Fe−Bで表される組成を有する主相と、前記主相よりも高いNd濃度を有する粒界相とを含む材料組織を有する焼結磁石を用意し、
    前記焼結磁石の表面に添加元素M1を含むNd−M1合金を接触させた状態で、前記焼結磁石と前記Nd−M1合金を加熱することにより、前記添加元素M1を前記焼結磁石の前記粒界相に拡散させる、
    ネオジム磁石の製造方法。
  8. 前記Nd−M1合金の粒子を分散させたスラリーを用意し、
    前記スラリーを前記焼結磁石の表面に塗布した後、乾燥させることにより、前記焼結磁石の表面に前記Nd−M1合金を付着させる、
    請求項7に記載のネオジム磁石の製造方法。
  9. 前記焼結磁石および前記Nd−M1合金を、真空中または不活性ガス雰囲気中で加熱する、
    請求項7または8に記載のネオジム磁石の製造方法。
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