JP3109683U - 戸当り高さ調節器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアにアンダーカットが形成されて、ドア下端と床面との隙間が大きくても、磁石式の戸当りをドアと床に取り付けて使用できるようにすることを目的とする。また、異なる種類の戸当りをドアに取り付けられる戸当り高さ調節器具を提供する。
【解決手段】本考案の戸当り高さ調節器具は、互いに平行な2つの平面を有する板状体からなり、前記平行な2つの平面の両側に貫通し、孔の長径方向が互いに平行な少なくとも2つの長孔と、戸当りのドア側に取り付けられる磁石を取り付けるためのメネジとが形成されたことを特徴とする。また、前記少なくとも2つの長孔のそれぞれの周囲に、前記平行な平面の一方の面に、取付ネジの頭が該平面の下に収まるざぐりを形成することが好ましい。さらに、異なる戸当りの取付ネジ位置に対応して、戸当りのドア側に取り付けられる磁石を取り付けるための複数のメネジを形成する。
【選択図】図1
【解決手段】本考案の戸当り高さ調節器具は、互いに平行な2つの平面を有する板状体からなり、前記平行な2つの平面の両側に貫通し、孔の長径方向が互いに平行な少なくとも2つの長孔と、戸当りのドア側に取り付けられる磁石を取り付けるためのメネジとが形成されたことを特徴とする。また、前記少なくとも2つの長孔のそれぞれの周囲に、前記平行な平面の一方の面に、取付ネジの頭が該平面の下に収まるざぐりを形成することが好ましい。さらに、異なる戸当りの取付ネジ位置に対応して、戸当りのドア側に取り付けられる磁石を取り付けるための複数のメネジを形成する。
【選択図】図1
Description
本考案は、ドアに取り付ける戸当りの取り付け高さを調節する器具に関する。さらに詳しくは、アンダーカットを有するドアに戸当りを取り付けるための戸当り高さ調節器具に関する。
従来、ドアの下端部に取り付けた磁石に、床面に設置された可動なプレートをひきつけて、または可動な磁石を床面に取り付けた台座に引きつけて、ドアを開いた状態で止める戸当りがある(特許文献1〜4参照)。これらの磁石式戸当りは床面に取り付ける部材のでっぱりが小さく、また取り付け加工が容易なので、バリアフリー住宅に適している。
一方近年、シックハウス症候群と呼ばれる室内空気質汚染が問題になっている。室内空気質汚染は、健康な人でも化学物質過敏症を引き起こす社会問題となっており、風邪やアレルギーの症状から倦怠感や呼吸困難まで多くの健康被害が報告されている。その主な原因は、石油化学系の有機揮発性化学物質を多く含んだ建材や生活雑貨が住まいにあふれ、住宅の気密性能が上がったり室内に汚染空気が滞留しやすくなったこととされている。そこで、シックハウス症候群の対策として、内装仕上げの制限(ホルムアルデヒドを発散する建築材料の使用面積の制限)と同時に、ホルムアルデヒドを発散する建材を使用しない場合でも、家具からの発散があるため、原則として全ての建築物に機械換気設備の設置が義務付けられている。たとえば住宅等の居室においては、換気回数0.5回/時間の24時間換気システムを設置することが義務づけられている。換気回数0.5回/時間とは、1時間当たりに部屋の空気の半分が入れ替わることをいう。
居室の換気のためには、全ての部屋に外気の吸気口と排気口を設けることは困難であり、また屋内の結露防止とバリアフリーの対策として室温の急激な変化を防ぐことが好ましいので、ドアに換気経路を設けることが行われる。ドアの換気経路として、換気ガラリをドアに設ける方法もあるが、ドアに特別な加工を施したり新たに部品を取り付けなければならず、美観上も好ましくない場合があるので、ドアの下に隙間を設けるアンダーカットが多く用いられる。換気経路のアンダーカットのために、ドアの下端と床面とのすき間は2cm程度になる。
前記の磁石式戸当りは、磁石の吸引力を利用しているので、床面と磁石との距離範囲が限られる。たとえば図2は特許文献1に示された戸当りに相当するが、ドアDが開かれてドアDの下端に固定された磁石2が、床面に固定された本体部分1に近づくと、磁石2に内蔵されている上下に可動な磁石本体2bが、磁性体からなる本体部分に引かれて下に下がり本体部分1に吸着する。すると、磁石本体2bが本体部分1の緩衝部3aに当るので、ドアはその位置で止められる。磁石本体2bは本体部分1に吸着しているので、ドアはふらつくことがない。磁石2が固定されているドアの下端が床から離れると、磁石2と本体部分1との吸引力が弱くなり、磁石本体2bは本体部分によって引き出されなくなってしまう。また、図5は特許文献2に示された戸当りに相当するが、本体部分1に揺動自在に取り付けられたプレート4を磁石2の磁力で引き上げて吸着し、その位置でドアを保持するものである。図5の例でも磁石2の取付位置が床から高くなってしまうと、プレート4を磁石2の磁力で引き上げることができないので、戸当りとしての用をなさなくなってしまう。従来の戸当りはドア下面と床との距離を数ミリとして設計されているので、従来の磁石式戸当りは、アンダーカットされたドアでは直接ドアに取り付けて使用することができない。
本考案は、ドアにアンダーカットが形成されて、ドア下端と床面との隙間が大きい場合であっても、磁石式の戸当りをドアと床に取り付けて使用できるようにすることを目的とする。また、異なる種類の戸当りを同じ部品でドアに取り付けられるようにする戸当り高さ調節器具を提供することを目的とする。
本考案の戸当り高さ調節器具は、互いに平行な2つの平面を有する板状体からなり、前記平行な2つの平面の両側に貫通し、孔の長径方向が互いに平行な少なくとも2つの長孔と、戸当りのドア側に取り付けられる磁石を取り付けるためのメネジとが形成されたことを特徴とする。
また、前記少なくとも2つの長孔のそれぞれの周囲に、前記平行な平面の一方の面に、取付ネジの頭が該平面にの下に収まるざぐりが形成されることが好ましい。
さらに、異なる戸当りの取付ネジ位置に対応して、戸当りのドア側に取り付けられる磁石を取り付けるための複数のメネジが形成される戸当り高さ調節器具とすることが好ましい。
本考案の戸当り高さ調節器具は、(a)磁性体からなり、少なくとも一部が上方に突出された緩衝部を有し、床面に固着される緩衝プレートと、(b)ドアの下部において上下移動自在に固定された磁石とからなり、前記磁石が最下点にあるときに前記緩衝部に衝突し得る戸当りの、前記磁石とドアとの間に介在し、前記磁石の床面からの高さを調節するために用いられ得る。
本考案の戸当り高さ調節器具は、(a)床面に固定された台座、(b)磁性体からなり、前記台座に上下に揺動自在に取り付けられたプレート、および(c)ドアの下部に固定された磁石を有する戸当りであって、前記磁石の下面にストッパが突設され、前記プレートには、前記ストッパに係合し得る凹部が形成されてなる戸当りの、前記磁石とドアとの間に介在し、前記磁石の床面からの高さを調節するために用いられ得る。
本考案の戸当り高さ調節器具は、(a)床面に固定された台座、(b)磁性体からなり、前記台座に上下に揺動自在に取り付けられたプレート、および(c)ドアの下部に固定された磁石を有する戸当りであって、(d)前記プレートが磁石に吸着されたときに当該プレートを引き抜き可能な第1の係止力で一時的に磁石に係止する仮止め機構と、(e)前記仮止め機構に係止されるプレートを、外部からの操作で、前記第1の係止力より大きな第2の係止力でプレートのロックおよび解除を行なうロック機構とを具備してなる戸当りの、前記磁石とドアとの間に介在し、前記磁石の床面からの高さを調節するために用いられ得る。
本考案の戸当り高さ調節器具は、(a)床面に固定された台座と、(b)磁性体からなり、前記台座に上下に揺動自在に取り付けられたプレートと、(c)ドアに固定された磁石と、(d)前記磁石に取り付けられ、前記プレートと係合するフックと、(e)前記フックを前記プレートと係合する方向へ付勢する付勢手段と、(f)前記フックを前記プレートと係合した位置でロックするための第1のロック機構と、(g)前記第1のロック機構を外部から操作するための操作部材とからなり、(1)前記フックが前記プレートに係合していない状態では、初期位置にある第1のロック機構が前記操作部材に干渉して当該操作部材の操作を禁止し、(2)前記フックが前記プレートと係合するときに、前記フックの一部が前記第1のロック機構を付勢して、当該第1のロック機構を前記操作部材に干渉しないロック準備位置へ移動させ、(3)前記第1のロック機構が前記ロック準備位置にあるときに、前記操作部材をロック位置へ移動させ、当該操作部材が前記第1のロック機構を前記ロック準備位置からロック位置へ移動させることにより、前記フックを前記プレートと係合した位置でロックするようにされてなる戸当りの、前記磁石とドアとの間に介在し、前記磁石の床面からの高さを調節するために用いられ得る。
本考案の戸当り高さ調節器具は、ドア下面と床面との距離が小さい場合に用いられる従来の戸当りをそのまま使用することができる。また、異なる種類の戸当りに共通に使用して、戸当りの高さを適正に調節することができる。
本考案の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本考案の一実施の形態にかかわる高さ調節器具を使用して、例1の戸当りをドアに取り付けた状態を示す斜視図である。図2は、図1の戸当りを使用している状態を表わす側面図である。図1において、戸当りの本体部分1は、床面にネジで固定される。戸当りの磁石2は高さ調節器具9にネジ2aで固定され、高さ調節器具9はネジ9gでドアDの下端部に固定される。
図11は、本実施の形態に用いられる高さ調節器具9を表わす。高さ調節器具9は互いに平行な平面9aおよび9bを有し、平面9aから9bに貫通する2つの長孔9cおよび9dが形成されている。2つの長孔9cおよび9dの長径は互いに平行であって、ドアDに固定するネジ9gを緩めて高さを調節することができる。また、高さ調節器具9には、戸当りの磁石2を取り付けるためのメネジ9eが形成されている。
例1の戸当りは図2に示すように、上下に可動な磁石本体2bが内蔵されており、磁石2の下に磁性体がない場合には、磁石本体2bはその磁力で磁石内部の磁性体に引き付けられて磁石2の内部に収まっている。ドアDを開いて磁石2が本体部分1の上に来ると、本体部分1と磁石本体2bとの間の磁力の方が、磁石2の内部の吸引力より強いので、磁石本体2bは本体部分1に引かれて下に移動し、本体部分1に吸着する。すると、磁石本体2bが本体部分1の台座3に形成された緩衝部3aに当り、ドアDはその位置で止められる。磁石本体2bが本体部分1に吸着しているので、ドアDはふらつくことがない。
例1の戸当りをドアDの適正な高さに取り付けるにはつぎのようにする。戸当りの磁石2を高さ調節器具9にネジ2aで固定する。そのとき、後で調節できるように、取付孔の中央でネジ止めする。つぎに、磁石2の磁石本体2bに本体部分1を吸着させ、本体部分1を床面に押し当てながら磁石2を上に引き上げて磁石本体2bを引き出し、その状態を保持しながら高さ調節器具9の長孔9c、9dにネジ9gを通してドアDに固定する。本体部分1を吸着させた状態で、本体部分1が所望の位置に来るようにドアDを移動し、磁石本体2bを引き出して保持しながら、本体部分1を床面にネジで固定する。床面の高さの変動によって、磁石2をドアに取り付けた場所と、本体部分1を固定した場所で磁石2と本体部分1の距離が異なる場合は、高さ調節器具9を固定したネジ9gまたは磁石2を固定したネジ2aを緩めて、磁石2の高さを調節する。
図3は本考案の実施の形態にかかわる高さ調節器具9を使用して、例2の戸当りをドアに取り付けた状態を示す斜視図である。図4は、図3の高さ調節器具9および戸当り本体取付位置調節方法を示す側面図である。図5は、図3の戸当りを取り付けて使用した状態を示す側面図である。例2の戸当りをドアに取り付ける高さ調節器具9は、例1に使用したものと同じく、図11に示す高さ調節器具9を使用する。
例2の戸当りは、図5に示すように、本体部分1の台座3に揺動自在に取り付けられたプレート4を磁石2の磁力で引き上げて吸着し、その位置でドアを保持する。プレート4の中央には磁石2に内蔵されたストッパ6の先が係合する凹部5が形成されている。プレート4が磁石2に吸着されたのち、磁石2の操作部材8を押下してストッパ6を凹部5に係合させると、ドアDがその位置でロックされる。操作部材8を再度押下すると、ストッパ6が上に上がってロックが解除される。
例2の戸当りをドアDの適正な高さに取り付ける方法を、図4および図12を参照して説明する。図12は磁石2の床面からの高さを適正に保持するための治具10を表わす図である。治具10は磁石2にはめた状態で、磁石2が床面から適正な高さになるように、高さが形成され、また、磁石2に対してちょうどプレート4が係合する位置になるように、本体部分1の取り付けネジの位置を示す切欠き10aが形成されている。
まず、戸当りの磁石2を高さ調節器具9にネジ2aで固定する。つぎに、磁石2の取付高さが床面から適正な位置になるように治具10を磁石2にはめて、治具10の下面が床面にぴったり接するように磁石を保持しながら、高さ調節器具9の長孔9c、9dにネジ9gを通してドアDに固定する。治具10を磁石2にはめた状態で、磁石2が本体部分1に保持される所望の位置に来るようにドアDを移動し、治具10の下面に形成された切欠き10aの位置に床面に下穴をあけて、本体部分1を木ネジなどで固定する。この取付位置で、図5に示すようにちょうどプレート4が磁石2に吸着されて保持される位置になっている。床面の高さの変動によって、磁石2をドアに取り付けた場所と、本体部分1を固定した場所で磁石2と本体部分1の距離が異なる場合は、高さ調節器具9を固定したネジ9gまたは磁石2を固定したネジ2aを緩めて、磁石2の高さを調節する。
図6は本考案の実施の形態にかかわる高さ調節器具9を使用して、例3の戸当りをドアに取り付けた状態を示す斜視図である。図7は、図6の高さ調節器具9および戸当り本体取付位置調節方法を示す側面図である。図8は、図6の戸当りを取り付けて使用した状態を示す側面図である。例3の戸当りをドアに取り付ける高さ調節器具9は、例1に使用したものと同じく、図11に示す高さ調節器具9を使用する。また、磁石2の取付高さと本体部分1の取り付け位置を調整するには、例2と同様の治具10を用いる。
例3の戸当りは、図8に示すように、本体部分1の台座3に揺動自在に取り付けられたプレート4を磁石2の磁力で引き上げて吸着し、上下に可動なフック7がプレート4の先端に係合して、その位置でドアを保持する。プレート4の中央には磁石2の外側に揺動自在に設けられた爪アーム18の先が係合する凹部5が形成されている。プレート4が磁石2に吸着されたのち、磁石2の爪アーム18を回転して、爪アーム18を凹部5に係合させると、ドアDがその位置でロックされる。爪アーム18を上に回転させて凹部5からはずすとドアDのロックが解除される。
例3の戸当りをドアDの適正な高さに取り付ける方法を、図7および図12を参照して説明する。図12は磁石2の床面からの高さを適正に保持するための治具10である。治具10は磁石2にはめた状態で、磁石2が床面から適正な高さになるように、高さが形成され、また、磁石2に対してちょうどプレート4が係合する位置になるように、本体部分1の取り付けネジの位置を示す切欠き10aが形成されている。
まず、戸当りの磁石2を高さ調節器具9にネジ2aで固定する。つぎに、磁石2の取付高さが床面から適正な位置になるように治具10を磁石2にはめて、治具10の下面が床面にぴったり接するように磁石2を保持しながら、高さ調節器具9の長孔9c、9dにネジ9gを通してドアDに固定する。治具10を磁石2にはめた状態で、磁石2が本体部分1に保持される所望の位置に来るようにドアDを移動し、治具10の下面に形成された切欠き10aの位置に床面に下穴をあけて、本体部分1を木ネジなどで固定する。この取付位置で、図8に示すようにちょうどプレート4が磁石2に吸着されて保持される位置になっている。床面の高さの変動によって、磁石2をドアに取り付けた場所と、本体部分1を固定した場所で磁石2と本体部分1の距離が異なる場合は、高さ調節器具9の固定ネジ9gまたは磁石2を固定したネジ2aを緩めて、磁石2の高さを調節する。
図9は本考案の実施の形態にかかわる高さ調節器具9を使用して、例4の戸当りをドアに取り付けた状態を示す斜視図である。図10は、図9の戸当りを取り付けて使用した状態を示す側面図である。例4の戸当りをドアに取り付ける高さ調節器具9は、例1に使用したものと同じく、図11に示す高さ調節器具9を使用する。また、磁石2の取付高さと本体部分1の取り付け位置を調整するには、例2と同様の治具10を用いる。
例4の戸当りは、図10に示すように、本体部分1の台座3に揺動自在に取り付けられたプレート4を磁石2の磁力で引き上げて吸着し、その位置でドアを保持する。磁石2には、プレート4の先端に下側から係合する上下に可動なフック7が形成されている。プレート4が磁石2に吸着されてフック7に係合されたのち、磁石2の操作部材8を押下すると、フック7がロックされて動かなくなり、プレート4はフック7からはずれないので、ドアDがその位置でロックされる。操作部材8を再度押下すると、フック7が上下に可動になり、ロックが解除される。
例4の戸当りを取り付ける方法は、例2の戸当りの取付方法と同じなので、説明を省略する。
例1から例4までに述べたように、本考案の戸当りの高さ調節器具によれば、磁石2を床面からの取付高さが戸当りが正常に動作する範囲になるように固定することができるので、アンダーカットのないドアに合わせて設計された磁石式戸当りを、アンダーカットの形成されたドアに使用することができる。
本考案の高さ調節器具9の材質として、アルミニウム合金、黄銅、またはポリカーボネートなどのエンジニアリング樹脂、あるいはそれらに類した適当な材質を用いることができる。また、メネジと長孔の周囲をアルミニウム合金などで形成し、その上を木質のカバーで覆ってもよい。高さ調節器具9を木質のカバーで覆うと、木製のドアにマッチした外観とすることができる。
本実施の形態では、戸当りの高さ調節器具9の長孔9c、9dから、ネジ9gの頭が突き出るように構成しているが、図13に示すように、長孔9c、9dのまわりにネジ9gの頭が収まるようにざぐり9fを形成してもよい。ざぐり9fを形成して、ネジ9gの頭が高さ調節器具9の平面9aの下に収まるようにすると、戸当りの磁石2によって高さ調節器具9の長孔9c、9dが覆われてしまう場合でも、高さ調節器具9を使用することができる。ただし、その場合は高さ調節器具9をドアに取り付けてから、戸当りの磁石2を高さ調節器具9に固定する。
また、本実施の形態では磁石2の取付ネジ位置が同じであることを想定しているが、図13に示すように、磁石2の異なる取り付けネジ位置に合わせて複数の取付メネジを設けることによって、異なる種類の戸当りに同じ高さ調節器具9を使用することができる。
1 本体部分
2 磁石
3 台座
3a 緩衝部
4 プレート
5 凹部
6 ストッパ
7 フック
8 操作部材
9 高さ調節器具
9a、9b 平面
9c、9d 長孔
9e メネジ
9f ざぐり
2 磁石
3 台座
3a 緩衝部
4 プレート
5 凹部
6 ストッパ
7 フック
8 操作部材
9 高さ調節器具
9a、9b 平面
9c、9d 長孔
9e メネジ
9f ざぐり
Claims (7)
- 互いに平行な2つの平面を有する板状体からなり、前記平行な2つの平面の両側に貫通し、それぞれ床面に対して垂直方向に延び、互いに平行な少なくとも2つの長孔と、戸当りのドア側に取り付けられる磁石を取り付けるためのメネジとが形成された、床面からの戸当りの高さを調節するための戸当り高さ調節器具。
- 前記少なくとも2つの長孔のそれぞれの周囲に、前記平行な平面の一方の面に、取付ネジの頭が該平面の下に収まるざぐりが形成された請求項1記載の戸当り高さ調節器具。
- 異なる戸当りの取付ネジ位置に対応して、戸当りのドア側に取り付けられる磁石を取り付けるための複数のメネジが形成された請求項1または2記載の戸当り高さ調節器具。
- (a)磁性体からなり、少なくとも一部が上方に突出された緩衝部を有し、床面に固着される緩衝プレートと、
(b)ドアの下部において上下移動自在に固定された磁石
とからなり、
前記磁石が最下点にあるときに前記緩衝部に衝突し得る戸当りの、前記磁石とドアとの間に介在し、前記磁石の床面からの高さを調節するための請求項1、2または3記載の戸当り高さ調節器具。 - (a)床面に固定された台座、
(b)磁性体からなり、前記台座に上下に揺動自在に取り付けられたプレート、および
(c)ドアの下部に固定された磁石を有する戸当りであって、
前記磁石の下面にストッパが突設され、
前記プレートには、前記ストッパに係合し得る凹部が形成されてなる戸当りの、前記磁石とドアとの間に介在し、前記磁石の床面からの高さを調節するための請求項1、2または3記載の戸当り高さ調節器具。 - (a)床面に固定された台座、
(b)磁性体からなり、前記台座に上下に揺動自在に取り付けられたプレート、および
(c)ドアの下部に固定された磁石を有する戸当りであって、
(d)前記プレートが磁石に吸着されたときに当該プレートを引き抜き可能な第1の係止力で一時的に磁石に係止する仮止め機構と、
(e)前記仮止め機構に係止されるプレートを、外部からの操作で、前記第1の係止力より大きな第2の係止力でプレートのロックおよび解除を行なうロック機構とを具備してなる戸当りの、前記磁石とドアとの間に介在し、前記磁石の床面からの高さを調節するための請求項1、2または3記載の戸当り高さ調節器具。 - (a)床面に固定された台座と、
(b)磁性体からなり、前記台座に上下に揺動自在に取り付けられたプレートと、
(c)ドアに固定された磁石と、
(d)前記磁石に取り付けられ、前記プレートと係合するフックと、
(e)前記フックを前記プレートと係合する方向へ付勢する付勢手段と、
(f)前記フックを前記プレートと係合した位置でロックするための第1のロック機構と、
(g)前記第1のロック機構を外部から操作するための操作部材とからなり、
(1)前記フックが前記プレートに係合していない状態では、初期位置にある第1のロック機構が前記操作部材に干渉して当該操作部材の操作を禁止し、
(2)前記フックが前記プレートと係合するときに、前記フックの一部が前記第1のロック機構を付勢して、当該第1のロック機構を前記操作部材に干渉しないロック準備位置へ移動させ、
(3)前記第1のロック機構が前記ロック準備位置にあるときに、前記操作部材をロック位置へ移動させ、当該操作部材が前記第1のロック機構を前記ロック準備位置からロック位置へ移動させることにより、前記フックを前記プレートと係合した位置でロックするようにされてなる戸当りの、前記磁石とドアとの間に介在し、前記磁石の床面からの高さを調節するための請求項1、2または3記載の戸当り高さ調節器具。
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JP2005000082U JP3109683U (ja) | 2005-01-12 | 2005-01-12 | 戸当り高さ調節器具 |
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JP (1) | JP3109683U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010281074A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Daiken Corp | 開き戸付属装置の戸パネル側部材用の取付具 |
JP2013130024A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Systec Kyowa:Kk | ドアストッパーの間隔調整装置及びドア係止装置 |
CN112943012A (zh) * | 2021-01-22 | 2021-06-11 | 张秦鸣 | 一种可调挡门器组件 |
-
2005
- 2005-01-12 JP JP2005000082U patent/JP3109683U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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