JP4688631B2 - 給排気グリル及びその取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、天井板や壁板等に取り付けられる換気用の給排気グリルとその取付方法に関するものである。
建物の天井や壁面等には換気用の給排気グリルが取り付けられるが、その取付構造として今までに種々の提案がなされている(例えば、特許文献1,2参照)。その一例を図10及び図11に示す。
図10は給排気グリルの従来の取付構造を示す破断正面図、図11は同平面図であり、給排気グリル101のフランジ部102aの相対向する2箇所には取付ネジ104が下方からそれぞれ螺合挿通しており、各取付ネジ104にはアーム状の取付具103が螺合している。尚、給排気グリル101のフランジ部102aの反対側には、略直角に折り曲げられたダクト接続部102bが形成されている。
而して、給排気グリル101を例えば天井板106に取り付けるには、図10及び図11に鎖線にて示すように、取付具103をフランジ部102aから天井板106の板厚よりも大きく離し、且つ、該取付具103が天井板106の取付孔106a内に納まるようにした状態で、天井板106に形成された取付孔106aに給排気グリル101をダクト接続部102bを上にして通す。そして、該給排気グリル101をその段差部102cが天井板106の取付孔106aに嵌合し、且つ、フランジ部102aが天井板106の表面に密着するように保持した状態で、取付ネジ104を不図示のドライバで回す。すると、取付ネジ104に螺合する取付具103が摩擦によって図11の矢印方向に回動して開き、その基端部が給排気グリル101の筒状本体102の外周部に当接した後は、そのままの状態で取付具103が取付ネジ104に沿って下がり、該取付具103が天井板106の裏面に当接すると、給排気グリル101が取付具103とフランジ部102aによって挟持されて天井板106に取り付けられる。
特開2001−124398号公報 特開2004−317122号公報
ところが、図10及び図11に示す従来の取付構造では、天井板106の種々厚み(5mm〜25mm)に対応するために、取付ネジ104として長いものを使用しているため、この取付ネジ104の締め付けに時間が掛かるという問題があった。
又、給排気グリル101を天井板106の取付孔106aに通した後は、取付ネジ104との摩擦によって取付具103を回してこれを広げるようにしているため、給排気グリル101を垂直な縦板に取り付ける場合には、取付ネジ104を回しても、取付具103に作用する重力によって該取付具103を常に確実に回してこれを広げることができないという問題があった。
更に、取付具103が天井板106の裏面に当接しているか否かの判断は、取付ネジ104の締付感覚のみに頼っていたために確実性に乏しいという問題もあった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、縦板にも短時間で簡単に取り付けられるとともに、取付状態を確実に確認することができる給排気グリル及びその取付方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、一端開口部周縁にフランジ部が形成された筒状本体の外周部に、アーム状の取付具を前記フランジ部の面に対して略直角方向に回動可能に軸支するとともに、筒状本体の側部に貫設された円弧状ガイド溝を貫通する取付ネジを前記取付具の回動中心から偏心した位置に螺合せしめ、該取付ネジのダイヤル状頭部を筒状本体の内部に配置して給排気グリルを構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記筒状本体の外周部に凸状の台座部を一体に形成し、該台座部に前記ガイド溝を形成するとともに、前記取付具を回動可能に軸支せしめ、該台座部の肉厚を前記フランジ部に向かって漸増させたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記取付具を、その先端部が前記筒状本体のフランジ部に向かう方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記筒状本体の内周部の前記ガイド溝近傍に目盛を表示したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記筒状本体の一端開口部内周に風量調整ダンパを回動可能に嵌合せしめ、該風量調整ダンパによって前記取付ネジのダイヤル状頭部を覆ったことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、一端開口部周縁にフランジ部が形成された筒状本体の外周部に、アーム状の取付具を前記フランジ部の面に対して略直角方向に回動可能に軸支するとともに、筒状本体の側部に貫設された円弧状ガイド溝を貫通する取付ネジを前記取付具の回動中心から偏心した位置に螺合せしめ、該取付ネジのダイヤル状頭部を筒状本体の内部に配置して成る給排気グリルの板材への取付方法として、前記給排気グリルの前記取付具を前記筒状本体のフランジ部に対して略直角に起立させた状態で、筒状本体を板材の取付孔に通してそのフランジ部を板材の表面に密着せしめた後、前記取付ネジのダイヤル状頭部を操作して該取付ネジを前記ガイド溝に沿って移動させることによって前記取付具をフランジ部方向に回動せしめ、該取付具の先端部が板材の裏面に当接した時点で前記取付ネジを締め付けて取付具を固定し、該取付具と筒状本体のフランジ部とで給排気グリルを挟持してこれを板材に取り付けることを特徴とする。
請求項1記載の給排気グリルを請求項6記載の取付方法によって板材に取り付ける方法によれば、給排気グリルを板材の取付孔に通した後、取付ネジのダイヤル状頭部を操作して該取付ネジをガイド溝に沿って移動させるだけで取付具の先端部を板材の裏面に当接させることができ、その後は取付ネジを締め付けて取付具を固定することによって給排気グリルを板材に短時間で簡単に取り付けることができる。
又、従来のように取付具を取付ネジとの摩擦によって回動させる方式を採用しないため、垂直な縦板に対しても給排気グリルを確実に取り付けることができる。
更に、取付ネジのダイヤル状頭部をつまんで取付ネジを筒状本体のガイド溝に沿って移動させれば、取付具の先端部が板材の裏面に当接した時点で取付ネジの移動が阻止されるため、作業者は、取付具の先端部が板材の裏面に当接したか否かの判断を確実に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、筒状本体の外周部に一体に形成された台座部の肉厚をフランジ部に向かって漸増させたため、一旦固定された取付具を緩める方向(台座部の板厚が厚くなる方向)に取付ネジが移動しにくくなり、給排気グリルの板材への取り付けが一層確実になされる。
請求項3記載の発明によれば、取付具を、その先端部が筒状本体のフランジ部に向かう方向(つまり、取付具の先端が板材の裏面に当接してフランジ部との間で給排気グリルを挟持する方向)に付勢するようにしたため、給排気グリルを板材の取付孔に通した後に取付具の固定を解除すれば、取付具は付勢力によって回動してその先端部が板材の裏面に自動的に当接する。このため、取付ネジをガイド溝に沿って移動させる操作が不要となり、給排気グリルを板材に一層簡単に取り付けることができる。
請求項4記載の発明によれば、給排気グリルの筒状本体の内周部のガイド溝近傍に目盛を表示したため、該給排気グリルを取り付けるべき板材の厚さから予測される取付ネジの移動量を目盛によって確認することができ、取付具の先端部が板材の裏面に当接したか否かの判断を一層確実に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、取付ネジのダイヤル状頭部が風量調整ダンパによって覆い隠されるため、該ダイヤル状頭部が外部に露出することがなく、給排気グリルの外観性が高められる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明に係る給排気グリルの側面図、図2は同給排気グリルの正面図、図3は同給排気グリルの底面図、図4は図1のA−A線断面図、図5は図4のB部拡大詳細図、図6は図4のB部の分解斜視図、図7は図5の矢視C方向の図である。
本発明に係る給排気グリル1は、ABS等の樹脂によって一体成形された筒状本体2を有しており、この筒状本体2の一端開口部(図1及び図2の下端開口部)の周縁にはフランジ部2aが一体に形成され、他端部(図1及び図2の上端部)には、直角に折り曲げられたダクト接続部2bが形成されている。
そして、上記筒状本体2の下部外周部のフランジ部2a近傍には段差部2cが全周に亘って一体に形成されており、該段差部2cの上の部分の相対向する2箇所には、筒状本体2の外周から外側方へ突出する台座部2dがそれぞれ一体に形成されている。そして、各台座部2dの正面視半円状を成す座面2d−1は傾斜面を形成しており(図2参照)、この座面2d−1の中心部には回転軸2eが一体に突設されており、台座部2dの回転軸2eの周囲には、図6及び図7に示すように、回転軸2eを中心とする円弧状のガイド溝2fが貫設されている。
ここで、筒状本体2に形成された上記各台座部2dの肉厚は、図5に示すように、フランジ部2aに向かって(図5の斜め下方に向かって)漸増している。そして、筒状本体2の台座部2dの内側には凹部2gが形成されており(図4及び図5参照)、この凹部2gに前記ガイド溝2fが開口している。
又、筒状本体2の前記各台座部2dの座面2d−1に突設された回転軸2eには、金属製のアーム状取付具3が座面2d−1に沿って(フランジ部2aの面に対して略直角方向に)回動可能に軸支されている。即ち、図6に詳細に示すように、取付具3は、円板状の基端部3aと該基端部3aから一体に延びるアーム部3bを備え、基端部3aの中心には円孔3cが形成されるとともに、この円孔3cから偏心した位置にはネジ孔3dが形成されている。そして、取付具3は、その基端部3aに形成された前記円孔3cに筒状本体2の台座部2dに突設された前記回転軸2eを嵌合させることによって、前述のように回転軸2eを中心として回動可能に軸支されている。
更に、図5〜図7に示すように、筒状本体2の台座部2dに形成された前記ガイド溝2fには、取付ネジ4が筒状本体2の内側から貫通しており、その先端は、前記取付具3の基端部3aに形成された前記ネジ孔3dに螺合し、同取付ネジ4のダイヤル状頭部4aは、筒状本体2の台座部2dの内側に形成された前記凹部2gに配置されている。
他方、図3及び図4に示すように、筒状本体2の一端開口部(室内側に開口する部分)には、ABS等の樹脂にて一体成形された風量調整ダンパ5が回動可能に嵌合保持されており、この風量調整ダンパ5によって、筒状本体2の内周部に形成された凹部2gとこの凹部2gに配置された取付ネジ4のダイヤル状頭部4aが覆われ、これらが外部に露出することがない。
ここで、風量調整用ダンパ5は、ベルマウス状の開口部を有し、この開口部の中心には、円形板状のつまみ5aが3本の脚5bによって支持されている。又、この風量調整ダンパ5には、筒状本体2に形成された前記ダクト接続部2bの筒状本体2に開口する開口部を開閉して風量を調整するための弁体5cが一体に形成されている(図4参照)。尚、図示しないが、風量調整ダンパ5の外周面には嵌合溝が形成されており、この嵌合溝に、筒状本体2の内周面に突設された突起が嵌合することによって、該風量調整ダンパ5の筒状本体2への装着と軸中心回りの回動が可能となる。
次に、以上の構成を有する給排気グリル1の天井板への取付方法を図8に基づいて説明する。尚、図8(a)〜(f)は給排気グリル1の取付方法をその工程順に示す斜視図である。
先ず、図8(a)に示すように、天井板6の給排気グリル1を取り付けるべき位置に円孔状の取付孔6aを形成する。尚、取付孔6aの内径は、給排気グリル1の筒状本体2の段差部2cの外径よりも大きく且つフランジ部2aの外径よりも小さく設定されている。
次に、図8(b)に示すように、天井板6の取付孔6aから丸パイプ状のダクト7を引き出し、その端部に給排気グリル1を取り付ける。この給排気グリル1のダクト7への取り付けは、該給排気グリル1のダクト接続部2bをダクト7の一端開口部に差し込み、その差し込み部の周囲に不図示のアルミテープを巻き付けることによってなされる。
その後、ダクト7に接続された給排気グリル1を天井板6の取付孔6aに下方から通し、図8(c)に示すように、これをダクト7と共に天井裏空間へと押し込む。尚、このとき、給排気グリル1に設けられた2つの取付具3は、天井板6(給排気グリル1のフランジ部2aの面)に対して略直角に起立して給排気グリル1の段差部2cよりも外側に突出していない(つまり、天井板6の取付孔6a内に納まって図8(c)のa位置にある)ため、給排気グリル1を天井板6の取付孔6aに通すことができる。
而して、上述のように給排気グリル1を天井板6の取付孔6aに通すと、その筒状本体2に形成された段差部2cが天井板6の取付孔6aに嵌合して該給排気グリル1の位置決めがなされるとともに、筒状本体2のフランジ部2aが天井板6の表面(下面)に密着する。
次に、上記状態を維持したまま、給排気グリル1の筒状本体2の内側に配置された取付ネジ4のダイヤル状頭部4aを回して該取付ネジ4による取付具3の固定を解除し、取付ネジ4のダイヤル状頭部4aをつまんで取付ネジ4を筒状本体2のガイド溝2fに沿って図8(c)の矢印方向に移動させれば、ネジ孔3d(図6参照)に取付ネジ4が螺合する取付具3が回転軸2eを中心として同方向(図8(c)の矢印方向)に回動し、そのアーム部3bが図8(c)の位置bに至り、該アーム部3bの先端部が筒状本体2の段差部2cよりも外側に突出して天井板6の裏面(上面)に当接し、取付具3のそれ以上の回動が阻止される。その時点でダイヤル状頭部4aを回して取付ネジ4を締め付ければ、取付具3が固定され、その回動がロックされる。
その後、図8(d)に示すように、ドライバ8を用いて取付ネジ4を締め付ければ、取付具3が取付ネジ4によって確実に固定され、給排気グリル1は、取付具3とフランジ部2aで挟持されて天井板6に取り付けられる。
以上のように、取付ネジ4のダイヤル状頭部4aをつまんで取付ネジ4を筒状本体2のガイド溝2fに沿って移動させれば、取付具3の先端部が天井板6の裏面に当接した時点で取付ネジ4の移動が阻止されるため、作業者は、取付具3の先端部が天井板6の裏面に当接したか否かの判断を確実に行うことができる。
而して、上述のようにして給排気グリル1が天井板6に取り付けられると、図8(e)に示すように、風量調整ダンパ5を給排気グリル1の開口部に下方から嵌め込み、図8(f)に示すように、該風量調整ダンパ5を矢印方向(図3の「開」方向)に回動させれば、これに形成された不図示の嵌合溝に筒状本体2の内周部に形成された不図示の突起が嵌合し、該風量調整ダンパ5が確実に装着されてその抜けが防がれる。このように風量調整ダンパ5が装着されると、給排気グリル1の筒状本体2の内周部に形成された凹部2gと該凹部2gに配置された取付ネジ4のダイヤル状頭部4aが該風量調整ダンパ5によって覆い隠され、これらが外部に露出することがないため、当該給排気グリル1の外観性が高められる。
尚、風量調整ダンパ5を不図示のストッパに当接するまで図8(f)の矢印方向(図3の「開」方向)に回動させれば、ダクト接続部2bの筒状本体2への開口部が全開状態となり、ダクト7からの外気や空調空気が給排気グリル1から室内に吹き出され、或は室内空気が給排気グリル1からダクト7を通って室外に排出されて室内の換気がなされる。
以上のように、本発明に係る給排気グリル1によれば、これを天井板6の取付孔6aに通した後、取付ネジ4のダイヤル状頭部4aを操作して該取付ネジ4をガイド溝2fに沿って移動させるだけで取付具3のアーム部3bの先端部を天井板6の裏面に当接させることができ、その後は取付ネジ4を締め付けて取付具3を固定することによって給排気グリル1を天井板6に短時間で簡単に取り付けることができる。
又、従来のように取付具3を取付ネジ4との摩擦によって回動させる方式を採用しないため、水平な天井板6のみならず、垂直な縦板に対しても給排気グリル1を確実に取り付けることができる。
更に、前述のように、筒状本体2の外周部に一体に形成された台座部2dの肉厚をフランジ部2aに向かって漸増させたため、一旦固定された取付具3を緩める方向(台座部2dの板厚が厚くなる方向)に取付ネジ4が移動しにくくなり、取付具3の緩み止め効果によって給排気グリル1の天井板6への取り付けが一層確実になされる。つまり、一旦固定された取付具3を緩める方向に取付ネジ4を移動させようとすると、台座部2dの肉厚の増加によって取付ネジ4に引張力が作用してダイヤル状頭部4aと筒状本体2の台座部2dとの摩擦力が大きくなるため、取付ネジ4がガイド溝2fに沿って移動しにくくなる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図9に基づいて説明する。尚、図9(a),(b)は本実施の形態に係る給排気グリルの筒状本体を内側から見た図7と同様の図であり、本図においては図7に示したものと同一要素には同一符号を付し、以下、それらについての説明は省略する。
本実施の形態に係る給排気グリルにおいては、図9に示すように、回転軸2eに付勢手段としての捩りコイルバネ9を巻装し、この捩りコイルバネ9によって取付具3をフランジ部2a方向(取付具3の先端部が板材の裏面に当接する方向)に付勢するとともに、筒状本体2の内周面のガイド溝2fの近傍に「5」,「10」,「15」,「20」,「25」の目盛10(単位はmm)を表示したことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1に係る給排気グリル1のそれと同じである。尚、目盛10の「5」〜「25」の数字は、当該給排気グリルを取り付けるべき板材の板厚に対応している。
ところで、前記捩りコイルバネ9の一端は筒状本体2に係止され、他端は取付ネジ4に係止されており、給排気グリルを天井板等の不図示の板材に取り付ける前の状態では、取付具3を図9(a)に示すように捩りコイルバネ9の付勢力に抗して回動させてフランジ部2aの面に対して略垂直に立設させ、ダイヤル状頭部4aを回して取付ネジ4を締め付けて取付具3をその状態に保持しておく。この状態では、取付具3は筒状本体2の段差部2cよりも内側に位置しているため、給排気グリルを板材の取付孔に通す際に取付具3が邪魔になることがない。
而して、給排気グリルを板材の取付孔に通し、そのフランジ部2aを板材の表面に密着させた状態で、ダイヤル状頭部4aによって取付ネジ4を緩めて取付具3の固定を解除すれば、固定具3は捩りコイルバネ9の付勢力によって図9(b)に示すように回動し、その先端部が不図示の板材の裏面に自動的に当接するため、取付ネジ4をガイド溝2fに沿って移動させる操作が不要となり、給排気グリルを板材に一層簡単に取り付けることができる。
又、本実施の形態では、給排気グリルの筒状本体2の内周部のガイド溝2f近傍に目盛10を表示したため、該給排気グリルを取り付けるべき板材の厚さから予測される取付ネジ4のガイド溝2fに沿う移動量を目盛10によって確認することができ、取付具3の先端部が板材の裏面に当接したか否かの判断を一層確実に行うことができる。
その他、本実施の形態においても、前記実施の形態1にて得られたと同様の効果が得られる。
本発明に係る給排気グリルの側面図である。 本発明に係る給排気グリルの正面図である。 本発明に係る給排気グリルの底面図である。 図1のA−A線断面図である。 図4のB部拡大詳細図である。 図4のB部の分解斜視図である。 図5の矢視C方向の図である。 (a)〜(f)は本発明に係る給排気グリルの取付方法をその工程順に示す斜視図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態2に係る給排気グリルの筒状本体を内側から見た図7と同様の図である。 給排気グリルの従来の取付構造を示す破断正面図である。 給排気グリルの従来の取付構造を示す平面図である。
符号の説明
1 給排気グリル
2 筒状本体
2a 筒状本体のフランジ部
2b 筒状本体のダクト接続部
2c 筒状本体の段差部
2d 筒状本体の台座部
2d−1 台座部の座面
2e 回転軸
2f ガイド溝
2g 筒状本体の凹部
3 取付具
3a 取付具の基端部
3b 取付具のアーム部
3c 取付具の円孔
3d 取付具のネジ孔
4 取付ネジ
4a 取付ネジのダイヤル状頭部
5 風量調整ダンパ
5a 風量調整ダンパのつまみ
5b 風量調整ダンパの脚
5c 風量調整ダンパの弁体
6 天井板(板材)
6a 取付孔
7 ダクト
8 ドライバ
9 捩りコイルバネ(付勢手段)
10 目盛

Claims (6)

  1. 一端開口部周縁にフランジ部が形成された筒状本体の外周部に、アーム状の取付具を前記フランジ部の面に対して略直角方向に回動可能に軸支するとともに、筒状本体の側部に貫設された円弧状ガイド溝を貫通する取付ネジを前記取付具の回動中心から偏心した位置に螺合せしめ、該取付ネジのダイヤル状頭部を筒状本体の内部に配置して成ることを特徴とする給排気グリル。
  2. 前記筒状本体の外周部に凸状の台座部を一体に形成し、該台座部に前記ガイド溝を形成するとともに、前記取付具を回動可能に軸支せしめ、該台座部の肉厚を前記フランジ部に向かって漸増させたことを特徴とする請求項1記載の給排気グリル。
  3. 前記取付具を、その先端部が前記筒状本体のフランジ部に向かう方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の給排気グリル。
  4. 前記筒状本体の内周部の前記ガイド溝近傍に目盛を表示したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の給排気グリル。
  5. 前記筒状本体の一端開口部内周に風量調整ダンパを回動可能に嵌合せしめ、該風量調整ダンパによって前記取付ネジのダイヤル状頭部を覆ったことを特徴とする請求項1〜4記載の給排気グリル。
  6. 一端開口部周縁にフランジ部が形成された筒状本体の外周部に、アーム状の取付具を前記フランジ部の面に対して略直角方向に回動可能に軸支するとともに、筒状本体の側部に貫設された円弧状ガイド溝を貫通する取付ネジを前記取付具の回動中心から偏心した位置に螺合せしめ、該取付ネジのダイヤル状頭部を筒状本体の内部に配置して成ることを特徴とする給排気グリルの板材への取付方法であって、
    前記給排気グリルの前記取付具を前記筒状本体のフランジ部に対して略直角に起立させた状態で、筒状本体を板材の取付孔に通してそのフランジ部を板材の表面に密着せしめた後、前記取付ネジのダイヤル状頭部を操作して該取付ネジを前記ガイド溝に沿って移動させることによって前記取付具をフランジ部方向に回動せしめ、該取付具の先端部が板材の裏面に当接した時点で前記取付ネジを締め付けて取付具を固定し、該取付具と筒状本体のフランジ部とで給排気グリルを挟持してこれを板材に取り付けることを特徴とする給排気グリルの取付方法。
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