JP3109560U - 手動式販売装置およびカウント機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メンテナンスの際に参考となる販売数量を提示可能な手動式販売装置およびカウント機構を提供することにある。
【解決手段】 リング部材40をクラッチ部材180の円形板材にはめ込んで取り付ける。この取り付けは、リング部材40の爪部と摩擦部とによりなされる。回転ハンドルを回転可能に保持するカウンタ部材10には、カウンタ部30が設けられている。カウンタ部材10は回転ハンドルが回転しても回転しない。一方、クラッチ部材180は、回転ハンドルが回転するときには回転ハンドルと共に回転する。回転ハンドルが1回転すると、リング部材40の係合部54がカウンタ部材10のカウンタ部30に1回当接し、カウンタ部はカウントする。カウンタ部材10は、ネジ止めされる。
【選択図】 図8

Description

本考案は、例えば玩具等の物品を複数収納し、購入者によるハンドル操作で内部の物品を外部に排出する機構を備えた手動式販売装置に係り、より詳しくは、手動式販売装置が物品を販売した数量をカウントするカウント機構を備えた手動式販売装置等に関するものである。
近年、一般消費者の生活様式の多様化や商品流通の多様化等により、いつでもどこでも気軽に利用できる販売装置の必要性が高まってきている。この販売装置は、商品等の授受及び金銭の受け渡しにおいて、対面販売でなく機械を相手として無人であっても購入者自身が機械に対して決済し、直接商品等を受け取るために使用されるものである。
このような販売装置が販売する商品等として、例えば飲料缶や各種チケット(食券、乗車券等)、玩具等を挙げることができる。そして、販売装置の構造や機能は、販売する商品の種類等によって異なる。例えば飲料缶の販売装置では、複数の種類の中から選択させる選択機能や、飲料缶を暖めたり冷やしたりする加熱冷却機能、飲料缶の温度を所定の温度に保つ保冷保温機能等が必要になる。したがって、それらの機能を実現する各種の電気電子機器を備え、それらの機器を作動させる電源も備えている。
また、例えば食券の販売装置では、購入者に予め定められたメニューの中から注文する物を選択させる選択機能のほかに、購入者が選択した物を情報として、離れた調理人に知らせる通信機能を有する場合もある。
また、玩具の販売装置には多くの種類があり、その中には、例えば安価な小玩具をカプセルに入れて販売する販売装置は、購入者自身の手でハンドルを回すとカプセルに入った小玩具が物品取出口に排出されるようになっている手動式販売装置がある。この手動式販売装置は、選択機能を有しておらず、購入者は購入したい小玩具を選択することができない。すなわち、カプセルに入れられた小玩具は一種類だけでなく、多くの種類の小玩具が予め手動式販売装置内にストックされている。そして、購入者はどのような小玩具が物品取出口に出てくるかを楽しむことができるようになっている。このように手動式販売装置は、単に小玩具を販売するだけでなく、娯楽性を持たせていると言える。また、手動式販売装置は電源が不要であり、例えばデパートの玩具売り場又は階段の踊り場、コンビニエンスストアの店先、ゲームセンター内等の様々な場所に設置することができる。実際に設置されている手動式販売装置の数は、例えば数万台とも言われている。
このような手動式販売装置は、上述したように電源が不要であり、硬貨投入を検出してから小玩具を排出するまでの一連の機能は、駆動源が不要な機械的な機構により担っている。手動式販売装置は、例えば100円から400円までの間で、カプセルに入っている小玩具に応じて価格設定を変えることができるようになっている。そのような硬貨投入を検出する機構は、例えば特開平10−143722号公報に開示されている。この公開公報には、挿入されるコインが複数枚でも検出することができ、また挿入されるコインの枚数を切り替えても、その切り替えた枚数に応じてコインを検出することができ、コインの枚数が足りない場合は作動しないコイン検出装置が開示されている。
ここで、手動式販売装置は、使用回数が多くなればなるほど、内部の機構が故障する可能性が高くなる。例えば、回収した硬貨の数が減少したカプセルの数(カプセルの販売数量)に比べて多かったり少なかったりするときには、手動式販売装置に何らかの故障が生じたことが推測できる。このため、使用頻度に応じた手動式販売装置の定期的なメンテナンスが必要になる。
しかしながら、従来の手動式販売装置には、累積のカプセル販売数量をカウントするカウンタ機構を備えていない。したがって、管理者が手動式販売装置にカプセルを補給する際にその数を数えてそれを加算していく等で対応することも考えられるが、手動式販売装置が数多く設置されている場合にはそのような対応では煩雑になり、管理者の負担を強いてしまう。
本考案は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、メンテナンスの際に有用な情報となる販売数量を提示可能な手動式販売装置およびカウント機構を提供することにある。
かかる目的のもと、本考案が適用される手動式販売装置は、本体と、本体に対して可動のハンドルと、ハンドルを動かす力により本体に収容されている商品を排出する排出機構と、排出機構により排出される商品の数量を計数する計数機構とを含む。
ここで、計数機構は、本体に対して固定され、計数を行う計数部と、排出機構に設けられ、ハンドルの動きに対応して計数部への当接を繰り返す当接部と、を有し、当接部による計数部への当接ごとに計数部が加算を行うことを特徴とすれば、簡易に構成することができる点で好ましい。また、本体に取り付けられ、ハンドルを本体に対して可動に保持するハンドルカバーを含み、計数機構は、ハンドルカバーに設けられ、計数を行う計数部と、ハンドルの動きに連動して計数部への当接を繰り返す突起部と、を有し、ハンドルを動かす力により計数部による計数が行われることを特徴とすれば、簡易に構成することができる点で好ましい。また、計数部は、不可逆に加算を行うものであり、計数部が設けられたハンドルカバーは、ネジで本体に取り付けられていることを特徴とすれば、メンテナンスの容易性を確保することができる。
他の観点から捉えると、本考案が適用されるカウント機構は、商品を販売する販売装置に取り付けられ、販売装置の販売数量をカウントするためのカウント機構であって、商品の販売に際して操作されるハンドルを可動に保持するハンドルカバーに設けられ、販売装置により販売される商品の数量をカウントするカウント部と、ハンドルを動かす力により商品を外部に排出する排出機構に取り付けられ、ハンドルの動きに連動してカウント部への当接を繰り返す当接部とを含み、当接部によるカウント部への当接ごとにカウント部がカウントを行うことを特徴とするものである。
ここで、当接部は、排出機構の一部を構成する板状部材にリング部材を介して設けられ、板状部材は、ハンドルの動きに連動して回転するものであり、リング部材は、リング部材が板状部材に取り付けられるための爪部を有することを特徴とすれば、取り付け作業を効率よく行うことができる点で好ましい。また、リング部材は、爪部により板状部材に取り付けたときに板状部材の少なくとも一部と係合する、摩擦係数の高い摩擦係合部を更に有し、摩擦係合部によりリング部材と板状部材との相対的な位置ずれを防止することを特徴とすれば、板状部材の寸法ばらつきに対応することができ、汎用性を高めることができる。また、板状部材はハンドルに近接して位置することを特徴とすれば、取り付け作業性を向上させることができる点で好ましい。また、カウント部は、不可逆に加算を行うものであり、カウント部が設けられたハンドルカバーは、ネジで販売装置に取り付けられていることを特徴とすれば、メンテナンスの容易性を確保することができる。
本考案によれば、手動式販売装置のメンテナンスの際に有用な情報となる販売数量を提示することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本考案の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るカウンタ取付構造を適用する手動式販売装置100を示す概略構成図である。図1に示すように、手動式販売装置100の上部には、物品A(例えば小玩具がカプセルに入った商品等)を複数収納する収納ケース110が設けられている。手動式販売装置100の正面には、開閉扉120が図示しないヒンジにより開閉自在に設けられている。
この開閉扉120には、回転ハンドル穴121、コイン挿入穴122、返却部材穴123、物品取出口124およびコイン受け皿125が設けられている。開閉扉120が閉じた状態では、回転ハンドル穴121が回転ハンドル130に対向し、コイン挿入穴122がコイン挿入口140に対向する。また、開閉扉120が閉じた状態では、返却部材穴123が返却部材150に対向し、コイン受け皿125がコイン返却口160に対向する。コイン挿入口140には、物品Aを購入しようとする購入者により図示しないコインが投入される。返却部材150は、コイン挿入口140に投入されたコインの返却を望む購入者により、押圧される。返却部材150が押圧されると、投入されたコインは、コイン受け皿125から返却される。回転ハンドル130は、所定の枚数のコインを投入した購入者が、物品取出口124から物品Aを取り出すために用いられる。
図2は、本実施の形態に係るカウンタ取付構造を適用する手動式販売装置100の内部を示す断面図である。
図2に示すように、回転ハンドル130の中心部には、回転軸部171の一端部171aが取り付けられている。この回転軸部171の一端部171aは、前壁101から突出している(図3参照)。この回転軸部171の他端は、後壁102に回転可能に設けられた平歯車172の中心軸に取り付けられている。後壁102における平歯車172の上方には、この平歯車172と噛み合う小歯車173が、回転可能に設けられている。後壁102における小歯車173の上方には、この小歯車173と噛み合う平歯車174が、回転可能に設けられている。この平歯車174には、互いの中心軸を同じくする駆動歯車175が取り付けられている。
収納ケース110の下方に設けられた中間壁103の上には、回転台111が回転可能に設けられている。この回転台111の底面には、歯型が形成されており、この歯型に平歯車174が噛み合っている。回転台111には、物品Aより大きな穴が複数設けられ、中間壁103における回転台111と当接する所定の部分には、上述した物品取出口124と連通する穴(図示しない)が設けられている。これにより、中間壁103の上記穴(図示しない)と当接する、回転台111に形成された穴に置かれた物品Aは、物品取出口124に送られることになる。
一方、後壁102における平歯車172の下方には、この平歯車172と噛み合う平歯車176が、回転可能に設けられている。後壁102における平歯車176の下方には、この平歯車176と噛み合う小歯車177が設けられている。この小歯車177の中心軸には、中間軸178の一端が取り付けられている。この中間軸178の他端は、前壁101に回転可能に取り付けられている。この中間軸178の略中央部分には、この中間軸178を中心軸とする傘歯車179が設けられている。
図3は、回転ハンドルの取付け構造を示す分解斜視図である。
図3に示すように、回転ハンドル130にクラッチ部材180が取り付けられた状態でハンドルカバー190を介して前壁101に取り付けられる。クラッチ部材180は、プラスチック製の円形板材(板状部材)181と、金属製の基材182と、円形板材181と基材182との間に位置する一対のクラッチ片183とを備えている。一対のクラッチ片183は、円形板材181の円周方向外向き(一対のクラッチ片183が互いに離れる方向)に付勢されて基材182から突出している。すなわち、クラッチ片183に円周方向内向き(一対のクラッチ片183が近づく方向)の外力が作用すると、クラッチ片183は、その外力に抗してもとの位置に戻ろうとする。また、円形板材181の中心位置には図示しない丸穴が設けられており、この丸穴の位置に対応して基材182に取付穴182aが設けられている。この取付穴182aは、前壁101から突出した回転軸部171の一端部171aの形状に対応した略D字形状(Dカット)である。
回転ハンドル130は、クラッチ部材180の基材182と一対のクラッチ片183とを包むように形成された図示しない凹部を有する。すなわち、図示しない凹部は、クラッチ部材180の基材182と一対のクラッチ片183とからなる輪郭に沿った形状である。
そして、回転ハンドル130は、回転軸部171が回動可能なときにはクラッチ部材180と共に回転可能である。その一方で、回転軸部171が回転できないときに回転ハンドル130を回転させようとしてもクラッチ部材180は回転しない。しかし、回転しようとする回転ハンドル130は、回転できないクラッチ部材180のクラッチ片183に対して円周方向内向きへの外力を作用することになる。したがって、クラッチ片183の円周方向外向きへの付勢力よりも円周方向内向きへの外力が上回ると、回転ハンドル130は、クラッチ部材180および回動軸部171に対して回転する。このため、回転ハンドル130を無理に回転させようとしても、回転軸部171への荷重を抑えることができ、故障を防止することができる。
ハンドルカバー190は、回転ハンドル130の周縁部を押さえた状態で前壁101に4本のネジ191を介して取り付けられる。
次いで、上記構成を有するコイン検出装置200を搭載した手動式販売装置100の動作について説明する。図1に示すように、手動式販売装置100の前面に設けられた回転ハンドル130を回転させると、図2に示すように、まず、回転軸部171を介して、後壁102に設けられた平歯車172が回転する。平歯車172が回転すると、この平歯車172と噛み合う小歯車173、小歯車173と噛み合う平歯車174、平歯車174と一体の駆動歯車175を介して、回転台111が回転する。これにより、回転台111に形成された穴に置かれたいずれかの物品Aが、物品取出口124から取り出される。
また、平歯車172が回転すると、平歯車172と噛み合う平歯車176、平歯車176と噛み合う小歯車177、小歯車177に取り付けられた中間軸178を介して、傘歯車179が回転する。この傘歯車179は、コイン検出装置200に設けられた図示しない傘歯車と噛み合う。
次に、計数機構(カウント機構)を担うカウンタ部材(カウンタ)10とリング部材(カウンタリング)40について図4および図5を用いて説明する。
図4は、カウンタ部材10の斜視図であり、(a)は正面側から見たカウンタ部材10の斜視図であり、(b)は背面側から見たカウンタ部材10の斜視図である。
図4に示すように、カウンタ部材10は、プラスチック製例えばABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂製であり、ハンドルカバー部20とカウンタ部(計数部、カウント部)30とを備えている。ハンドルカバー部20は、上述したハンドルカバー190と略同一形状である。すなわち、カウンタ部材10は、上述したハンドルカバー190にカウンタ部30が設けられたものであるとも言える。カウンタ部30はハンドルカバー部20と一体に形成されている。このカウンタ部30は、1ずつ加算して計数するためのもので、機械式で数量をカウントできるようになっている。加算後の累積カウント数は、図4の(a)に示すように、正面側に表示される。
このカウンタ部30は、いわゆる数取り器と同じような機能を果たすものであるが、カウンタ部30について簡単に説明すると、0から9までの整数が周面に順に付されている図示しない環状部材を4つ同軸に連ねて4桁までカウントできるように構成されている。そして、図4の(b)に示すように、図示しないばねで一方向に付勢されたレバー31を備えている。ばねによる付勢力に抗してレバー31が他方向Xに移動されると、レバー31は、1の位を担当する図示しない環状部材を順送りするように構成されている。そして、数字が9までカウントされると次は0になるとともに左隣の数字が1つ繰り上がるようになっている。また、累積カウント数をリセットするカウンタリセット機能は付いていない。すなわち、カウンタ部30は、不可逆に加算していき、加算された累積カウント数はもとに戻らない。
なお、本実施の形態では4桁までのカウントを行うように構成されているが、当然ながらそれよりも多い桁数または小さい桁数をカウントするように構成することもできる。
図5は、リング部材40の斜視図であり、(a)は正面側から見たリング部材40の斜視図であり、(b)は背面側から見たリング部材40の斜視図である。
図5に示すように、リング部材40は、リング形状であり、具体的には、全周にわたって延在する周面部50と、全周にわたって延在し、周面部50に接続して形成された端面部60とを備えている。周面部50には、端面部60に対向するように突出している爪部51が、略等間隔で6個所に設けられている。また、周面部50には、端面部60から離れるように延在する延在部52が設けられている。この延在部52には、溝部52aが2箇所に形成されている。また、端面部60の内面60aには、摩擦係数の高い摩擦部(摩擦係合部)53が設けられている。この摩擦部53としては、紙やすりを貼付して構成することができる。
なお、リング部材40の爪部51、延在部52の溝部52aおよび摩擦部53はいずれも、リング部材40をクラッチ部材180の円形板材181に取り付けるための機能を担っている。
また、周面部50には、円周方向外側に突出している係合部(当接部)54が設けられている。この係合部54は、一端54aの厚さが薄く、他端54bに行くに従って次第に厚さが厚くなるように形成された斜面部55を有する。
なお、端面部60に設けられた穴部61は、製造上必要なものである。すなわち、金型で成形される際に爪部51がアンダーカットとなるため、アンダーカット部分を抜くために穴部61が形成されている。
次に、上述したカウンタ部材10およびリング部材40を手動式販売装置100に取り付ける手順について図6、図7および図8を用いて説明する。
図6〜図8は、カウンタ部材10およびリング部材40を手動式販売装置100に取り付ける手順を説明するための斜視図である。
まず、開閉扉120(図2参照)を開けた後に、ハンドルカバー190のネジ191(図1参照)を外してクラッチ部材180を取り出す。そして、図6に示すように、クラッチ部材180の円形板材181にリング部材40をはめ込んで取り付ける。この取付は、リング部材40の爪部51および摩擦部53を利用して行われる。ここで、クラッチ部材180の円形板材181の外形寸法は精度があまり高くなく、大きさにばらつきがある。そのため、単に爪部51だけでリング部材40をクラッチ部材180の円形板材181に取り付けるのは十分でない場合がある。したがって、リング部材40の爪部51がクラッチ部材180の円形板材181に係合することにより、リング部材40をクラッチ部材180の円形板材181に押圧させると、リング部材40の摩擦部53(図5参照)によってリング部材40とクラッチ部材180との相互のずれが防止される。このように、爪部51のみならず摩擦部53をも利用することで、寸法にばらつきのあるクラッチ部材180の円形板材181にリング部材40を取り付けることができる。
また、リング部材40の爪部51と摩擦部53のほかに、延在部52を利用してリング部材40をクラッチ部材180の円形板材181に取り付けることもできる。すなわち、延在部52の溝部52aに取り付けた図示しないゴム部材をクラッチ部材180の円形板材181の端面に押圧させることにより、リング部材40とクラッチ部材180の円形板材181との相互のずれを防止することもできる。
なお、当然ながら、円形板材181の外形寸法の精度が高い場合には、例えば爪部51のみで取り付けたり、爪部51と延在部52とを併用して取り付けたりすることも考えられる。
図7に示すように、リング部材40を取り付けたクラッチ部材180を、回転軸部171の一端部171aに取り付けるとともに、図8に示すように、当該クラッチ部材180を回転ハンドル130の図示しない凹部に入れる。そして、カウンタ部材10を4つのネジ191で前壁101に取り付ける。このような取付により、クラッチ部材180は、回転軸部171の回転が許容されているときには、回転ハンドル130を回転させることにより、クラッチ部材180が回転ハンドル130と共に回転する。すなわち、回転ハンドル130の回転に伴ってクラッチ部材180の円形板材181に取り付けられたリング部材40も回転することになる。そして、リング部材40が1回転すると、リング部材40の係合部54(移動側)がカウンタ部材10のレバー31(固定側)に係合し、カウンタ部10はそれをカウントする。
ここで、リング部材40の係合部54は、上述したように斜面部55を有するが、リング部材40の回転により、カウンタ部材10のレバー31がこの斜面部55を、薄い一端54aから厚い他端54bに相対的に進行することになる。このようなレバー31の進行により、レバー31はカウンタ部30がカウントする方向に動かされるため、より確実なカウントを実現することができる。
なお、カウンタ部材10のカウンタ部30は、開閉扉120を閉めると隠れるため、通常状態ではカウンタ部30は見えない。したがって、手動式販売装置100から物品Aを購入する購入者にはカウンタ部30を見ることはできず、管理者が開閉扉120を開けて初めてカウンタ部30のカウント数を確認できる。
以上、本実施の形態で説明した計数機構によれば、電源を必要としない手動式販売装置100に対して後付けすることが可能であり、しかも、その作業はきわめて容易である。したがって、数多くの手動式販売装置100に後付けする場合にも、管理者の負担を抑えることができる。
また、計数機構を取り付ける側の部品(例えばクラッチ部材180の円形板材181)の寸法にばらつきがあっても、確実に装着することが可能である。したがって、汎用性を持たせることができる。
また、カウンタリセット機能が付いていないので、誤ってリセットしてしまうことを防止でき、より確実なカウントを実現することができる。なお、カウンタリセット機能が付いていないので、メンテナンスを行った後等のリセットをしておきた場合には、新たなカウンタ部材10に交換することにより対応することができる。このような場合において、上述したように、カウンタ部材10の交換は、ドライバーがあれば容易に行うことができるので、管理者の負担が大きくなることはない。当然ながら、カウンタ部材10のみを交換すれば足り、リング部材40を交換する必要はない。また、カウンタ部材10は、プラスチック製であり、しかも構造も簡易なために安価に製造することができ、また、軽量である。したがって、交換用の新しいカウンタ部材10をストックしておくようにしても負担が大きくなることはない。
なお、本実施の形態以外の場所に計数機構を設けることも考えられる。例えば、物品Aが物品取出口124に搬送される搬送路に設けるように構成できる。このように構成する場合に比べて、本実施の形態の場合には、取り付け作業性が良好である点で好ましい。
本実施の形態に係る計数器取付構造を適用する手動式販売装置を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る計数器取付構造を適用する手動式販売装置の内部を示す断面図である。 回転ハンドルの取付け構造を示す分解斜視図である。 カウンタ部材の斜視図である。 リング部材の斜視図である。 カウンタ部材およびリング部材を手動式販売装置に取り付ける手順を説明するための斜視図である。 カウンタ部材およびリング部材を手動式販売装置に取り付ける手順を説明するための斜視図である。 カウンタ部材およびリング部材を手動式販売装置に取り付ける手順を説明するための斜視図である。
符号の説明
10…カウンタ部材、20…ハンドルカバー部、30…カウンタ部、31…レバー、40…リング部材、50…周面部、51…爪部、52…延在部、53…摩擦部、54…係合部、55…斜面部、60…端面部、101…前壁、130…回転ハンドル、171…回転軸部、171a…一端部、180…クラッチ部材、181…円形板材、191…ネジ

Claims (9)

  1. コインの投入により商品を販売する手動式販売装置であって、
    本体と、
    前記本体に対して可動のハンドルと、
    前記ハンドルを動かす力により前記本体に収容されている商品を排出する排出機構と、
    前記排出機構により排出される商品の数量を計数する計数機構と
    を含む手動式販売装置。
  2. 前記計数機構は、
    前記本体に対して固定され、計数を行う計数部と、
    前記排出機構に設けられ、前記ハンドルの動きに対応して前記計数部への当接を繰り返す当接部と、を有し、
    前記当接部による前記計数部への当接ごとに当該計数部が加算を行うことを特徴とする請求項1に記載の手動式販売装置。
  3. 前記本体に取り付けられ、前記ハンドルを当該本体に対して可動に保持するハンドルカバーを含み、
    前記計数機構は、
    前記ハンドルカバーに設けられ、計数を行う計数部と、
    前記ハンドルの動きに連動して当該計数部への当接を繰り返す突起部と、を有し、
    前記ハンドルを動かす力により前記計数部による計数が行われることを特徴とする請求項1に記載の手動式販売装置。
  4. 前記計数部は、不可逆に加算を行うものであり、
    前記計数部が設けられたハンドルカバーは、ネジで前記本体に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の手動式販売装置。
  5. 商品を販売する販売装置に取り付けられ、当該販売装置の販売数量をカウントするためのカウント機構であって、
    商品の販売に際して操作されるハンドルを可動に保持するハンドルカバーに設けられ、前記販売装置により販売される商品の数量をカウントするカウント部と、
    前記ハンドルを動かす力により商品を外部に排出する排出機構に取り付けられ、前記ハンドルの動きに連動して前記カウント部への当接を繰り返す当接部と
    を含み、
    前記当接部による前記カウント部への当接ごとに当該カウント部がカウントを行うことを特徴とするカウント機構。
  6. 前記当接部は、前記排出機構の一部を構成する板状部材にリング部材を介して設けられ、
    前記板状部材は、前記ハンドルの動きに連動して回転するものであり、
    前記リング部材は、当該リング部材が前記板状部材に取り付けられるための爪部を有することを特徴とする請求項5に記載のカウント機構。
  7. 前記リング部材は、前記爪部により前記板状部材に取り付けたときに当該板状部材の少なくとも一部と係合する、摩擦係数の高い摩擦係合部を更に有し、
    前記摩擦係合部により前記リング部材と前記板状部材との相対的な位置ずれを防止することを特徴とする請求項6に記載のカウント機構。
  8. 前記板状部材は前記ハンドルに近接して位置することを特徴とする請求項6に記載のカウント機構。
  9. 前記カウント部は、不可逆に加算を行うものであり、
    前記カウント部が設けられたハンドルカバーは、ネジで前記販売装置に取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載のカウント機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113658376A (zh) * 2021-08-13 2021-11-16 米思米(中国)精密机械贸易有限公司 自动售货柜

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