JP3109430U - ダーツゲーム具 - Google Patents

Abstract

【課題】 遊びながら、楽しく面白く文字を学習することができるダーツゲーム具を提供する。
【解決手段】 学習用の文字１を表示しかつ磁性板を有する標的２と、標的２に着脱自在であるとともにマグネット部を有する投げ矢３を備える。標的２が、表てシート体４と表てシート体４の裏面の略全体にわたって積層されている磁性板を有する板状の標的本体７を備える。標的２が、標的本体７の表て面７ａ側に固着されて収納部を形成する透明収納シート体11と、学習用の文字１を表示するとともに収納シート体11の収納部に差し抜き自在に差し込まれる学習シート体15と、枠組み17を表示するとともに収納シート体11の収納部に差し抜き自在に差し込まれる透明シート体16と、を備える。学習シート体15を、透明シート体16の裏面側に重ねられて枠組み17内に学習用の文字１を表示するように構成する。
【選択図】 図１

Description

本考案は、ダーツゲーム具に関する。

一般に、子供が文字（ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字等）を学習するには、それらの一覧表（例えば、50音表）を見て、それを読んだり書いたりすることにより、学習する。
しかし、その読み書きの作業は、単調であって、面白みに欠けていた。

解決しようとする課題は、遊びながら文字を学習することができない点である。

そこで、本考案に係るダーツゲーム具は、学習用の文字を表示する標的と、該標的に着脱自在な投げ矢を備えたものである。
また、学習用の文字を表示しかつ磁性板又は磁性膜体を有する標的と、該標的に着脱自在であるとともにマグネット部を有する投げ矢を備えたダーツゲーム具であって、上記標的が、上記磁性板又は磁性膜体を有する標的本体と、該標的本体の表て面側に固着されて収納部を形成する透明収納シート体と、学習用の文字を表示するとともに上記収納シート体の収納部に差し抜き自在に差し込まれる学習シート体と、を備えたものである。

また、学習用の文字を表示しかつ磁性板又は磁性膜体を有する標的と、該標的に着脱自在であるとともにマグネット部を有する投げ矢を備えたダーツゲーム具であって、上記標的が、上記磁性板又は磁性膜体を有する標的本体と、該標的本体の表て面側に固着されて収納部を形成する透明収納シート体と、学習用の文字を表示するとともに上記収納シート体の収納部に差し抜き自在に差し込まれる学習シート体と、枠組みを表示するとともに上記収納シート体の収納部に差し抜き自在に差し込まれる透明シート体と、を備え、上記学習シート体を、上記透明シート体の裏面側に重ねられて上記枠組み内に上記学習用の文字を表示するように構成したものである。

本考案のダーツゲーム具によれば、遊びながら楽しくかつ面白く文字を学習することができる。

図１・図２は、本考案の第１の実施の形態の使用状態を示す。このダーツゲーム具は、幼稚園児や小学生等が文字を覚えるためのものであって、学習用の文字１（ひらがな）を（例えば印刷により）表示する標的２と、標的２に着脱自在な投げ矢（ダーツ）３を備えている。標的２と投げ矢３は、磁力によって着脱自在に構成されている（詳細は、後述する）。垂直壁面（図示省略）に標的２を設置し、所定間隔離れた位置から投げ矢３を投げて、標的２に付着させて遊ぶ（具体的な遊び方ルールについては、後述する）。

標的２は、樹脂製表てシート体４と、表てシート体４の裏面４ｂの略全体にわたって積層されている磁性板５と、表てシート体４とともに磁性板５をサンドイッチ状とするように積層されている樹脂製裏シート体６と、を有する板状の標的本体７を、備える。本考案に於て、「磁性板」とは、マグネット（磁石）に吸引される性質をもつ板───例えば、鋼板（スチール）───のことをいうと定義する。表てシート体４と磁性板５と裏シート体６は、樹脂製や金属製等の周囲枠８にて一体化した構成である。標的本体７を、いわゆるホワイトボードとするのが好ましい。すなわち、表てシート体４の表て面４ａを白色とするのが好ましい。
図２・図３に示すように、投げ矢３は、円柱型マグネット部９を有する。

標的２は、標的本体７の表て面７ａ側に固着されて収納部10を形成する樹脂製透明収納シート体11（図４参照）を備える。収納シート体11は、一端12が開口部13とされる長方形の袋状であって、上記一端12につながる（正面視）横方向の切れ目14を有する。図４中22は収納シート体11を標的本体７に貼着した場合の貼着部を示す。図４の矢印Ｘ，矢印Ｙのようにめくることができ、後述の学習シート体15（図５参照）や透明シート体16（図６参照）の差し抜きが容易である。

標的２は、学習用の文字１を（例えば印刷により）表示するとともに収納シート体11の収納部10に差し抜き自在に差し込まれる紙製又は樹脂製の学習シート体15（図５参照）と、枠組み17を表示するとともに収納シート体11の収納部10に差し抜き自在に差し込まれる樹脂製透明シート体16（図６参照）と、を備える。
学習シート体15は、透明シート体16の裏面16ｂ側に重ねられて枠組み17内に学習用の文字１を表示するように構成されている。

透明シート体16は点数表示部18を表示する。点数表示部18に点数マグネット19が吸着分離自在に構成されている。
20は垂直壁面（図示省略）に掛けるための掛け紐を示す。20ａは縦方向に掛けるための掛け紐を示し、20ｂは横方向に掛けるための掛け紐を示す。ただし、図２では、掛け紐20及びその取付構造を図示省略した。

図７〜図９は、第２の実施の形態を示す。このダーツゲーム具は、学習シート体15が、学習用の文字１（数字）及び枠組み17を表示するとともに、透明シート体16が何も表示しない全くの透明とされる。21は磁石から成る帯状の得点シートを示す。

次に、第３の実施の形態について、説明する（図面省略）。学習シート体15が、複数の色枠を表示し、同じ色枠毎に関連する用語を記載する。具体的には、学習シート体15が、黄色の色枠と、水色の色枠を表示するとともに、黄色の色枠内には東北の都道府県（すなわち、青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島）が表示され、かつ、水色の色枠内には、九州の都道府県（すなわち、福岡、長崎、熊本、宮崎等）が記載されている。

図10は、第４の実施の形態を示す。このダーツゲーム具は、標的２の標的本体７が、磁性膜体23から成る。本考案に於て、「磁性膜体」とは、可撓性を有する材料に磁性粉末を拡散（分散）させた膜体───例えば、ゴム磁石、プラスチック磁石等───のことをいうと定義する。

次に、第１の実施の形態の遊び方ルールの概略を説明する。
まず、用語を記載する。例えば、「くるま、ぼうし、りんご、いえ、たまご」と記載する。参加者は、ひとり２本ずつダーツ３を使用し、ひとり２投ずつ順番に、ダーツ３を標的に投げて、付着させる（狙い得る）。
２投で狙い得た文字１が、上記用語のうち同一の用語に含まれる２文字である場合に、得点とする。例えば、１投目で「た」、２投目で「ま」を狙い得た場合、「たまご」をビンゴできたとして得点とする。
参加者全員に所定回数（例えば、２投×９回）ずつ順番が回ったときに、得点の多い人を勝者とする。
学習効果としては、ひらがなを覚えることができる。

第２の実施の形態の遊び方のルールを説明する。
１投目の九九の答えに対し、２投目に同じ答えとなる九九の枠に狙い得ることで得点とする。例えば、１投目が「１×１」の枠の場合、２投目も同じ「１×１」の枠を狙い得なければ得点とならない。また、例えば、１投目が「３×４」の枠の場合、２投目は「３×４」「４×３」「２×６」「６×２」のいずれかを狙い得れば得点となる。
学習効果としては、九九を覚えることができる。

第３の実施の形態の遊び方のルールを説明する。
１投目と２投目が同じ色の枠を狙い得たとき得点とする。例えば、１投目が「青森」の枠の場合、２投目に「秋田」「岩手」「宮城」「山形」「福島」のいずれかに狙い得れば、得点となる。

なお、本考案に於て、「文字」とは、ひらがな、カタカナ、漢字、数字、アルファベット、図形、絵、写真を含むものとする。

本考案は、設計変更可能であって、例えば、点数表示部18をビンゴ形式とするも良い。すなわち、点数表示部18が、枡目を表示するとともに、枡目の中に文字を表示するものであるも良い。
つまり、文字１の表示形式、点数表示部18の表示形式、及び、遊び方ルールは、自由に設定することができる。

また、収納シート体11の切れ目14を省略するも良い。
また、学習シート体15を収納シート体11よりわずかに小さく設定し、点数表示部18を表示するも良い。この場合、透明シート体16を省略することができる。
また、標的本体７の裏シート体６を省略するも良い。

以上のように、本考案は、学習用の文字１を表示する標的２と、標的２に着脱自在な投げ矢３を備えたので、遊びながら楽しくかつ面白く文字を学習することができる。特に、幼稚園児や小学生のような幼少の子供たちにとって、大きな効果が期待できる。

また、学習用の文字１を表示しかつ磁性板５又は磁性膜体23を有する標的２と、標的２に着脱自在であるとともにマグネット部９を有する投げ矢３を備えたダーツゲーム具であって、標的２が、磁性板５又は磁性膜体23を有する標的本体７と、標的本体７の表て面７ａ側に固着されて収納部10を形成する透明収納シート体11と、学習用の文字１を表示するとともに収納シート体11の収納部10に差し抜き自在に差し込まれる学習シート体15と、を備えたので、遊びながら楽しくかつ面白く文字を学習することができる。特に、幼稚園児や小学生のような幼少の子供たちにとって、大きな効果が期待できる。さらに、様々な学習シート体15を随時交換して遊ぶことにより、多くの文字を学ぶことができる。特に、利用者の年齢にあった学習ができる。そして、標的本体７を交換する必要がないので、経済的である。また、ゲームをしない間は、収納部10に、ポスター、絵画、雑誌の切抜き等を差し込み、インテリアの一部として鑑賞することができる。

また、学習用の文字１を表示しかつ磁性板５又は磁性膜体23を有する標的２と、標的２に着脱自在であるとともにマグネット部９を有する投げ矢３を備えたダーツゲーム具であって、標的２が、磁性板５又は磁性膜体23を有する標的本体７と、標的本体７の表て面７ａ側に固着されて収納部10を形成する透明収納シート体11と、学習用の文字１を表示するとともに収納シート体11の収納部10に差し抜き自在に差し込まれる学習シート体15と、枠組み17を表示するとともに収納シート体11の収納部10に差し抜き自在に差し込まれる透明シート体16と、を備え、学習シート体15を、透明シート体16の裏面16ｂ側に重ねられて枠組み17内に学習用の文字１を表示するように構成したので、遊びながら楽しくかつ面白く文字を学習することができる。特に、幼稚園児や小学生のような幼少の子供たちにとって、大きな効果が期待できる。さらに、様々な学習シート体15を随時交換して遊ぶことにより、多くの文字を学ぶことができる。特に、利用者の年齢にあった学習シート体15や枠組み17の組み合わせをすることができ、幅広い利用者が遊びながら学ぶことができる。そして、標的本体７を交換する必要がないので、経済的である。学習シート体15に枠組み17を表示する手間が省けることにより、製造時のコストダウンを図ることができる。また、ゲームをしない間は、収納部10に、ポスター、絵画、雑誌の切抜き等を差し込み、インテリアの一部として鑑賞することができる。

本考案の第１の実施の形態の使用状態を示す正面図である。 図１のＡ−Ａ断面図である。 投げ矢を示す斜視図である。 収納シート体を示す斜視図である。 学習シート体を示す正面図である。 透明シート体を示す正面図である。 第２の実施の形態を示す正面図である。 断面側面図である。 学習シート体を示す正面図である。 第４の実施の形態を示す断面側面図である。

符号の説明

１ （学習用の）文字
２ 標的
３ 投げ矢
４ 表てシート体
４ｂ 裏面
５ 磁性板
７ 標的本体
７ａ 表て面
９ マグネット部
10 収納部
11 （透明）収納シート体
15 学習シート体
16 透明シート体
16ｂ 裏面
17 枠組み
23 磁性膜体

Claims (3)

1. 学習用の文字（１）を表示する標的（２）と、該標的（２）に着脱自在な投げ矢（３）を備えたことを特徴とするダーツゲーム具。
2. 学習用の文字（１）を表示しかつ磁性板（５）又は磁性膜体（23）を有する標的（２）と、該標的（２）に着脱自在であるとともにマグネット部（９）を有する投げ矢（３）を備えたダーツゲーム具であって、
   上記標的（２）が、上記磁性板（５）又は磁性膜体（23）を有する標的本体（７）と、該標的本体（７）の表て面（７ａ）側に固着されて収納部（10）を形成する透明収納シート体（11）と、学習用の文字（１）を表示するとともに上記収納シート体（11）の収納部（10）に差し抜き自在に差し込まれる学習シート体（15）と、を備えたことを特徴とするダーツゲーム具。
3. 学習用の文字（１）を表示しかつ磁性板（５）又は磁性膜体（23）を有する標的（２）と、該標的（２）に着脱自在であるとともにマグネット部（９）を有する投げ矢（３）を備えたダーツゲーム具であって、
   上記標的（２）が、上記磁性板（５）又は磁性膜体（23）を有する標的本体（７）と、該標的本体（７）の表て面（７ａ）側に固着されて収納部（10）を形成する透明収納シート体（11）と、学習用の文字（１）を表示するとともに上記収納シート体（11）の収納部（10）に差し抜き自在に差し込まれる学習シート体（15）と、枠組み（17）を表示するとともに上記収納シート体（11）の収納部（10）に差し抜き自在に差し込まれる透明シート体（16）と、を備え、
   上記学習シート体（15）を、上記透明シート体（16）の裏面（16ｂ）側に重ねられて上記枠組み（17）内に上記学習用の文字（１）を表示するように構成したことを特徴とするダーツゲーム具。

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