JP3109204B2 - 2サイクルエンジンのオイル供給装置 - Google Patents
2サイクルエンジンのオイル供給装置Info
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Description
ム方式のスクータ型車両に係り、特に2サイクルエンジ
ンのエンジンオイル供給系に適用される2サイクルエン
ジンのオイル供給装置に関する。
車体フレーム1の中央下部にエンジンユニット2が軸3
で上下方向にスイング自在に連結され、このエンジンユ
ニット2の後部に後輪4が軸支され、リヤサスペンショ
ン5により支持されていてエンジンユニット2内の伝動
機構を通じて2サイクルエンジン6の回転が後輪4に伝
えられるようにしたユニットスイングアーム式のスクー
タ型車両がある。
クランクベアリング等の潤滑のために供給するエンジン
オイルの供給手段は、従来2サイクルエンジン6に燃料
を供給するインテークマニホールドのリードバルブにオ
イルニップルを打ち込んでこのオイルニップルからオイ
ルを供給するようにしている。
にリードバルブにオイルニップルを打ち込んだもので
は、オイルニップルから潤滑を要する箇所、例えばクラ
ンクベアリングまでの距離が長くなり、始動時に白煙を
発生する原因となる他、オイルニップルやこれに接続さ
れるオイルホースが外部に露出するため、飛石等が当た
って耐久性が損われるという問題点があった。
れたもので、エンジンに供給するオイルの経路を短かく
でき、始動時における白煙の発生やオイルニップル、オ
イルホースの耐久性を損わず、寿命を向上させた2サイ
クルエンジンのオイル供給装置を提供することを目的と
する。
ルエンジンのオイル供給装置は、上述した課題を解決す
るために、請求項1に記載したように、アンダーボーン
タイプの車体フレームの中央下部に、2サイクルエンジ
ンのパワーユニットが設けられ、上記パワーユニットは
後部に後輪を軸支してリアサスペンションによりスイン
グ自在に支持され、前記2サイクルエンジンのクランク
ケースにリードバルブが取り付けられたスクータ型車両
において、前記2サイクルエンジンのシリンダが車両前
後方向の水平線に対しやや上方に傾斜させてクランクケ
ースに装着される一方、前記リードバルブより車両後方
側にオイルポンプを設け、上記オイルポンプより車両前
方側のクランクケース上部を後斜め上方に盛り上げて膨
出部分を形成し、この膨出部分に形成される開口内に前
記リードバルブを配設し、このリードバルブより車両後
方位置で前記クランクケース上に、前記オイルポンプに
連通するオイルホースを配置したものである。
のオイル供給装置は、上述した課題を解決するために、
請求項1に記載したように、アンダーボーンタイプの車
体フレームの中央下部に、2サイクルエンジンのパワー
ユニットが設けられ、上記パワーユニットは後部に後輪
を軸支してリアサスペンションによりスイング自在に支
持され、前記2サイクルエンジンのクランクケースにリ
ードバルブが取り付けられたスクータ型車両において、
前記2サイクルエンジンはシリンダが車両前後方向の水
平線に対しやや上方に傾斜させてクランクケースに装着
される一方、前記リードバルブより車両後方側にオイル
ポンプを後斜め上方に傾斜させて設け、上記オイルポン
プにオイルホースを介してオイルニップルを連通させ、
前記オイルポンプより車両前方側のクランクケース上部
を後上方に盛り上げて膨出部分を形成し、この膨出部分
に形成される開口内に前記リードバルブを配設し、この
リードバルブより車両後方位置で前記クランクケースに
前記オイルニップルを配設したものである。
クケースの上方位置に装着したことにより、オイル供給
位置がクランクケース内の潤滑を要する箇所に近い位置
となり、エンジン通路長が短かくなって始動時に白煙を
発生することが減少する。またオイルニップルから潤滑
を要する箇所までの距離が短かくなるため潤滑性が向上
する。
る。
えたスクータ型車両を示すものである。このスクータ型
車両はアンダボーンタイプの車体フレーム1の中央下部
に水平2サイクルエンジン6を搭載したパワーユニット
としてのエンジンユニット2が上下方向にスイング自在
に連結される。エンジンユニット2の後部に後輪4が軸
支される一方、エンジンユニット2はリヤサスペンショ
ン5によりスイング自在に弾性支持され、エンジン6か
らの駆動力はエンジンユニット2内の動力伝動機構を通
じて後輪4に伝えられるようになっている。
ンジンユニット2の全体を示す縦断面図であり、このエ
ンジン前部に2サイクルタイプの水平エンジン6のシリ
ンダ7がエンジンユニット2の前後方向水平線Aに対し
やや上方に傾斜角θ(例えば約5°)を持たせて装着さ
れ、クランクケース9内には図3に示すようにクランク
10により回転されるクランク軸11がクランクベアリ
ング12,12により支持され、その一側部には動力伝
達機構としてのVベルト変速機構13のドライブプーリ
14が、他端にはエンジン冷却用ファン15が設けら
れ、この冷却用ファン15でエンジン6を強制冷却して
いる。
変速機構13のドライブプーリ14からベルト16を介
して従動回転するドリブンプーリ17がミッションドラ
イブ軸18により回転自在に支持される。ドリブンプー
リ17は遠心クラッチ機構19を介してミッションドラ
イブ軸18に連結され、このミッションドライブ軸18
から後輪軸20に減速歯車機構であるミッション機構2
1を通じて回転が伝えられるようになっている。
ウジングを兼ねるインテークマニホールド22が図2お
よび図4に示すように形成され、このインテークマニホ
ールド22に燃料供給用リードバルブ23が設けられ、
これにインテークパイプ24が接続されている。
ンクケース9の上部位置には前記インテークマニホール
ド22と平行してオイルニップル25,25が装着さ
れ、このオイルニップル25にはオイルポンプ26に連
通するオイルホース27が接続されている。このオイル
ポンプ26もリードバルブ23より後方位置に隣接して
後上方に傾斜して設けられている。そしてオイルニップ
ル25の軸線はクランクケース9内のクランクベアリン
グ12にそれぞれ向けられている。
は、図2および図4に示すように、大ポンプ26より車
両前方側の上部が後斜め上方に盛り上げられて膨出部分
が形成され、この膨出部分に形成される開口部内にリー
ドバルブ23が配設される。クランクケース9の膨出部
分はリードバルブ23のバルブハウジングを形成してお
り、このバルブハウジングがインテークマニホールド2
2を兼ねている。また、オイルポンプ26は、図5に示
すように、インテークパイプ24より車両幅方向外方に
設けられる。
みてリードバルブ23の陰になり、またクランクケース
9の上部位置にあるため地面からの飛石などが当たらな
い位置となり、オイルホース27も同様にリードバルブ
23の陰になり、下方からの飛石などの影響を受けるこ
とが少ないのでオイルニップル25やオイルホース27
の耐久性を損うことなく、寿命を向上させることができ
る。
エンジンユニット2の長手軸線に対しやや上方に角度θ
を持たせることによりエキゾーストパイプの地上高H
(図1参照)を上げることができ、縁石等に乗り上げた
とき損傷を防ぐことができ、またエンジン懸架ブラケッ
ト28をストレートにできるのでその強度を高めること
ができる。
ランクケース9内の潤滑を要する箇所へ向けてオイルを
供給するので潤滑性が高まり、オイル通路長も短かくな
るため始動時の白煙の発生も減少する。
ニップルやオイルホースをリードバルブの後でクランク
ケースの上部に設けたので、オイル通路が短かくでき、
始動時の白煙の発生を少なくすることができる。またオ
イルニップルとクランクケース内の潤滑を要する箇所が
近くなるで潤滑性が高められる。そしてオイルニップル
およびオイルホースはリードバルブの陰になると共に上
部位置に置かれるので飛石などが当たりにくく、耐久性
を維持して寿命を向上させることができる。
タ型車両の外観図。
ンジンユニットの縦断側面図。
供給装置周りの平面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 アンダーボーンタイプの車体フレームの
中央下部に、2サイクルエンジンのパワーユニットが設
けられ、上記パワーユニットは後部に後輪を軸支してリ
アサスペンションによりスイング自在に支持され、前記
2サイクルエンジンのクランクケースにリードバルブが
取り付けられたスクータ型車両において、前記2サイク
ルエンジンのシリンダが車両前後方向の水平線に対しや
や上方に傾斜させてクランクケースに装着される一方、
前記リードバルブより車両後方側にオイルポンプを設
け、上記オイルポンプより車両前方側のクランクケース
上部を後斜め上方に盛り上げて膨出部分を形成し、この
膨出部分に形成される開口内に前記リードバルブを配設
し、このリードバルブより車両後方位置で前記クランク
ケース上に、前記オイルポンプに連通するオイルホース
を配置したことを特徴とする2サイクルエンジンのオイ
ル供給装置。 - 【請求項2】 アンダーボーンタイプの車体フレームの
中央下部に、2サイクルエンジンのパワーユニットが設
けられ、上記パワーユニットは後部に後輪を軸支してリ
アサスペンションによりスイング自在に支持され、前記
2サイクルエンジンのクランクケースにリードバルブが
取り付けられたスクータ型車両において、前記2サイク
ルエンジンはシリンダが車両前後方向の水平線に対しや
や上方に傾斜させてクランクケースに装着される一方、
前記リードバルブより車両後方側にオイルポンプを後上
方に傾斜させて設け、上記オイルポンプにオイルホース
を介してオイルニップルを連通させ、前記オイルポンプ
より車両前方側のクランクケース上部を後斜め上方に盛
り上げて膨出部分を形成し、この膨出部分に形成される
開口内に前記リードバルブを配設し、このリードバルブ
より車両後方位置で前記クランクケースに前記オイルニ
ップルを配設したことを特徴とする2サイクルエンジン
のオイル供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04000704A JP3109204B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 2サイクルエンジンのオイル供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04000704A JP3109204B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 2サイクルエンジンのオイル供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05179918A JPH05179918A (ja) | 1993-07-20 |
JP3109204B2 true JP3109204B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=11481161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04000704A Expired - Fee Related JP3109204B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 2サイクルエンジンのオイル供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109204B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP04000704A patent/JP3109204B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05179918A (ja) | 1993-07-20 |
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